タイトルにもある通りお漏らしした時の話なんですが、昔の記憶を頼りに書いているので粗が多かったり、出した後のことをほとんど覚えていなかったりするのでその点はご了承ください。
両親が買い物に出かけてて家に1人っきりだったある日、特にすることもなかった私はテレビでも見ようかなと思って電源を入れました。当たり前ですが、休日の真っ昼間に当時中学生だった私が面白いと思う番組など放送しておらず、ポチポチとチャンネルを切り替えていたら偶然なんかの特番で映画がやっていたんです。
それはちょっと昔に流行った映画で、母から面白いよと聞かされていた私はちょうどいいなと思ってそれを見ることにしました。
初めは途中から見だしたこともありイマイチ楽しめず、お菓子やジュースの方ばかりに意識が向いていました。ですが、物語が進むにつれて私はどんどん映画の中に引き込まれていき、いつしかお菓子には全く手をつけず画面にだけ集中していました。
ただ喉はどうしても乾いてしまうもので、上映中に500mlのジュースをまるまる2本飲み切ってしまいました。そうなるとどうしてもアレがしたくなってきます。どうしようか考えながら、ふと今の時刻を確認しました。
映画はあと少しで終わりそう。でもこっちもそろそろ限界。
「まあきっと大丈夫よね」
悩みに悩んだ末、クライマックスを見逃すわけにはいかないと思った私は居座ることに決めました。
もともと我慢が苦手で小さい頃はそれでよく事故を起こしていたのですが、なぜかあの時だけは大丈夫という自信があったんです。それが今の私への第一歩だとも知らずに。
残り時間はあと大体10分ほど。時折足を擦り合わせることはあっても家だから間に合うでしょと思い、精神的にもまだ余裕でした。映画も充分楽しめます。
それから3分後。少し波が強くなっていて、来そうな時には咄嗟に押さえたりするようになりましたが、それでもまだ間に合います。ただ、映画にはあまり集中できません。
更にそこから2分。波の回数が極端に増え、ずっと押さえていないと今にも溢れそうな感覚に襲われます。それでもあと少しだからと自分に言い聞かせ、決して今いる場所から動こうとはしませんでした。映画なんかもう意識できないくらいに大変なのに。
それから私は決壊しそうなタイミングでは必死に堪え、それ以外でも強く押さえ続けながらスタッフロールが流れ始めるのをずっと待っていました。大体あと5分。今行けばギリギリなんとかなりますが、5分後にはどうなってるかわかったものではありません。
それでもなんとか映像が流れている間は耐え、どうにか念願のスタッフロールを目にすることができました。本当に長い10分でした。そんなこんなで私は無事トイレに行けるはずだったのですが、私はようやく行ける喜びから勢いよく椅子から立ち上がってしまい、その衝撃で私の膀胱は限界を超え、ついに数年ぶりにおもらしをしてしまいました。
「あっ、やっダメ!お願い!止まってお願い!」
パンツもショートパンツも越えて床へ向かって勢いよく流れるおしっこは、私が想定していたよりもずっと大量で、フローリングに弾かれて鳴る音も家全体に響いているのではと錯覚するほどでした。
「あー、もうやだー」
おしっこが溢れ続ける悲しみと、耳に届く水温の恥ずかしさから私は一気にその場に座り込みました。座り込んだことで脚とか服が濡れましたが、もうそんなことどうでもよかったんでしょう。ただぺたんと床に張り付きうなだれていました。
「ホントこれ、どうすればいいのよ」
どれだけ流しても止む気配はありません。それでも頭は次第に冷静さを取り戻し、下半身を自分のでびしょびしょにしながらもどうすればバレずに片付けられるかを考え始めていました。
なんだかんだ悩んだ結果、最終的にはティッシュで拭いてビニールに入れる。服は洗ってお風呂に入ることで落ち着きました。
床にはファブリーズを目一杯かけた甲斐もあってか、両親に気づかれることがなかったのは本当に不幸中の幸いです。
「はぁ、ほんっとに最悪な1日だった」
夜、ベッドの中で今日の事故を振り返ってひっそりと呟きました。
あんな後処理、本当の本当に二度と御免です。でも、今思うとお漏らししている時のあの背徳感や、足に感じたおしっこの温かさはちょっぴり気持ちよかったのかも知れません。
だからまたいつか、片付けが楽なところでやってみたいですね。
「あ、お風呂場とかいいかも」