レズカップルと公認種付け生活してた時の話

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どうしてそんなことになったのかはもう覚えていないのだが、精子提供のマッチングアプリのようなものに登録したことがある。

もちろん誰に言われたからでもなく自発的にやったことなのだが、それも面白半分というか、まさか本当に誰かから声がかかるなんて思っていなかった。プロフィールも嘘こそついていないものの適当に書きなぐったような雑なものだったと思う。

だからいざ『精子提供をお願いしたいです』というメッセージが届いた時には驚いたし、それが直接……つまり、実際にセックスをして妊娠させる形式を希望となると、モテない男をからかうタチの悪いイタズラなのではと疑ったくらいだ。

が、『とりあえず一度会ってみてから』と待ち合わせた喫茶店に行ってみると、そこには本当に二人の女性がいた。

「わあ、本当に来てくれたんですね!よろしくお願いします」

というような感じで、ちょっと大袈裟に喜んで俺を迎えてくれたのは瑠美(ルミ)という小柄な女性。女性というかむしろ女の子といった方が良さそうなくらい若く見えたけど、雰囲気はとても落ち着いていた。社交的というか人当たりがよくて、いかにも男にモテそうな人だなと思った。

「どうも」

瑠美に続いて短く挨拶したのが、菜々花(ナナカ)というスラッとした女性。こちらはパッと見大人びているように見えたのだけど、それは若く見える瑠美と一緒にいるからで、実際のところ当時の俺よりは年下だったんじゃないかと思う。当たりがキツいというほどでもないけれど、俺のことを信用してない雰囲気が視線から感じられて、こっちとしてもあまりいい印象はなかった。

聞けば二人は同棲している恋人同士だそう。当時の俺は同性愛者というものに対してあまり知識がなかったのもあって、その話をまるでフィクションというか、『そういう設定』の話を聞いているようで現実味がなかった。

とはいえ、彼女達がそんな嘘をつく理由もないのだから疑っていたということもないのだが。

とにかく、当時は二人が同棲して一年が過ぎた頃で、そろそろ子供がほしいということになったらしい。

「養子も考えましたけどね。でも、菜々花ちゃんはどうしても本当の子がいいって、ね」

瑠美がそう言うと菜々花は何も言わないで小さくうなずいたが、俺の方に視線を合わせなかった。

「なんで俺を指名したんですか?」

俺は取り立てて顔はいい方ではないし、アプリでもこれといった長所をアピールしていたわけではないので、つい気になって聞いてみた。

瑠美は何かごまかすように笑ってから、菜々花の腕をトントン叩いて促す。

「若くてあんまり女慣れしてない方がいいかなって」

菜々花が視線も合わせないでそんなことを言うので、やっぱりこの女はあまり好きになれないなと思った。

その頃の俺はどちらかというと可愛らしく笑いながら話してくれる瑠美の方が好みで、この子とセックスできるならアプリに登録してよかったという風に思っていたのだ。

それでいろいろあって、俺と二人の間でいろんな取り決めをした。

「俺は二人の部屋に泊まってもいい。ただし食費は出す」

「セックスの前は必ず身体をよく洗うこと」

「セックスについて、二人は俺からの要望を拒否してもいい」

「変なことをしたら警察に通報されても文句を言わない」

「この取り決めは、二人とも妊娠が確定するまで有効」

とか、いろいろルールを決めたけれど、要は「常識の範囲で共同生活しましょう」というような決まりだったと思う。

「男の人って、何度もは出来ないんですよね、ええと……射精」

その日の夜、瑠美はそんなことを俺に言ってきた。『射精』という時に照れ隠しのように笑うのがかわいくて、ますます瑠美のことが好きになっていった気がする。今からして思うと、俺は瑠美があんまりかわいいから菜々花に嫉妬して、それで彼女のことが気に食わなかったのかも知れない。我ながら情けない話だと思う。

だから、最初は菜々花とセックスすることになって、俺は驚いた。それも、菜々花が自分から「今日は私ね」と言ったから余計にだ。

「嫌われてるのかと思った」

俺が自分のことを棚にあげてそんなことを言うと、

「だったらお断りしてるし」

と笑って言われて、そんな当たり前のことにも気づかない自分のことが本当に情けなくなった。その後で、この子は俺とセックスしていいと思ってるんだと思って、急に菜々花がかわいく見えてきた。

俺はめちゃくちゃに緊張していて、ちゃんと勃つかどうか心配なくらいだったのだけど、服を脱いだ菜々花はスタイルがとてもよくて……というか、身も蓋もないことを言うと巨乳だった。

自慢じゃないが俺は結構な巨乳フェチで、なおかつ、スレンダーなイメージの菜々花が巨乳だったギャップもあって簡単に痛いほど勃起してしまった。

「めっちゃでかいけど、何カップ?」

遠慮した方がいい気がしたけれど、俺は興奮を抑えきれなくてそんなことを聞いてしまった。

「カップとか聞いて、基準わかるの?」

「まぁ、ほら、AV女優とかは実際のおっぱいとカップを照らし合わせられるし」

「アテにならないじゃん、それ」

ついさっきまで嫌われてると思ってた女の子と笑いながらそんな話をしているのがなんだか変なかんじだった。そんなことを言いながら菜々花がブラを外しているものだから、俺はついその胸を鷲掴みにしてしまった。

菜々花の大きな胸はキレイな形で、乳首はちょっと茶色がかっているから理想的とは言えなかったけれど、それこそAVでこのおっぱいが出てきたら大当たりだと喜んでシコるくらいのものだ。

触られても菜々花はあまり嫌な顔をしなかったから、俺はますます興奮してムニムニもみしだく。

「こんなんで喜んでる場合かな、瑠美のはもっと大きいよ」

「ウソだぁ」

そこで『明日が楽しみだなぁ』とか言わなかっただけ、大興奮状態の俺としてはよく自制できたと思う。

胸を触っても全然自然に会話できるのが嬉しくて、下の方も触ってみるが、

「ん、優しく……」

菜々花が細い声を出して、怖がらせちゃったかなと少し後悔した。俺はあまりテクニシャンという自負があるわけじゃないので、なるべく優しく、クリトリスの周りを撫でるような感じで愛撫していくことにした。

「あっ、あっ、はぁん……そこ、そこ気持ちいい……」

菜々花が気持ち良さそうな声を出すところを探したり、触り方を指定してもらったりして、愛撫とか手マンとかいうよりは、オナニーのお手伝いという感じで優しく触っていく。

そんな感じでしばらく触っていると、だんだんそのあたりが濡れてきて、ちゃんと感じてるんだと安心した。

「じゃあ、入れてもいいかな」

「うん……」

たしか、拒否してもいいという決まりはこの時点であったはずだから、菜々花が受け入れてくれたのはすごく嬉しかった。

『勃たなかったらどうしよう』という心配は、いつの間にか『すぐ出しちゃったらどうしよう』という心配になっていたが。

正常位の姿勢で挿入していくと、思ったより入りづらくて、「いった……」と菜々花が呟いたが、一度根本まで入ると我慢が出来なくなった。

「あんっ、あんっ!あっ、あ!」

セックスするよりオナニーの方が気持ちいい、何て言うやつがたまにいるが、このセックスより気持ちいいオナニーはそうそうないだろうと思う。最初は菜々花の脚を持って腰を動かしていたが、興奮してすぐに腕を押さえつけるようにしてしまった。

怖がらせたらどうしようという気持ちもあったのだけど、だからといって今さら遠慮する気にもなれなかった。

「ん、ん、あんっ、あ、あっ!」

菜々花の声はそんな風にずっと喘ぐだけで『気持ちいい』とか『こうしてほしい』とか言ってくれないのもちょっと不安だった。たぶん、菜々花の方も全然余裕がなかったんじゃないかと思う。

ただ俺は、とにかく中で出さないといけない、ということを考えて、キツくて温かい菜々花の膣をめちゃくちゃにしていた。

「はぁ、はぁ、気持ちいい?大丈夫?」

菜々花はどっちかというと、俺が気持ちいいか心配してるみたいで、しきりにそう聞いてきた。そんなことは聞くまでもなくて、どちらかと気持ちよすぎるくらいだったのだが。

俺は「気持ちいいよ」と答えるのも変な気がして、なるべく興奮が伝わるように大袈裟に腰を振ることにした。

それで菜々花も気持ちよくなったならいいのだが、明らかなのは自分が気持ちいいことだった。

「あっ、出るよ、ちゃんと……!」

みたいな、何が言いたいかよくわからないようなことを言ってしまったけど、要は『約束通り中で出します』ということを菜々花に伝えると、菜々花はうなずいたように見えた。

「あんっ、あ、ぁ、あ……!」

たぶん、オナニーする時の3倍くらいの精液を中出しすると、俺はそのまま菜々花に覆い被さるようにして抱き締めた。

「ごめん、余裕なかった……」

現在進行形で全然余裕がない俺が言う。

「大丈夫、私も余裕なかったから」

息も絶え絶えの状態で菜々花も言うから、なんだかすごくかわいくて、俺はキスをしたいのをこらえておっぱいを触ってみたりする。

菜々花はどうしていいのかわからないかんじで、しばらく照れ笑いしていたのだけど、はぁ、と息を吐いてから、

「もう寝ちゃおっか」

と言った。俺はもうお言葉に甘えてそのまま寝たかった。

「いや、瑠美に悪くない?」

でも、精一杯冷静なフリをして言うと、菜々花はまた息を吐いた。

「うん、そうだね」

と言って立ち上がると、そのまま下着を付けて、何もなかったみたいに寝室から出ていってしまった。

なんだか選択肢を間違えてしまった気がしながら、種付け生活、もとい精子提供生活の初日は終わった。

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