マー坊とせっちゃん…「バカ夫婦」のエッチな体験談に多数の閲覧と続編希望を頂き、激裏GATE-エロティカの数少ないバカ夫婦のファンの皆様にはいつも本当に感謝致しております。m(__)mペコリ
相変わらず読みづらい、拙い乱文では御座いますがマー坊とせっちゃん、そして子供達と友人達が織りなす人間模様をお楽しみ下さい。
登場人物スペック
「誠人(マー坊)」→洋食レストランで働いている、仮性包茎でちっぱい好きなコックさん。せっちゃん命のクソ真面目な一穴主義者。
「節子(せっちゃん)」→22歳で4人目の赤ちゃんを妊娠した、輪姦被害経験の有るアニメ顔のちっぱい若妻。マー坊命のちょっぴりヤキモチ妬きな一棒主義者。
「鉄さん」→誠人が働いている洋食レストランの先輩コックにして、節子の父親。厳つい強面で、仕事には滅茶苦茶厳しいが孫達にはジジバカ全開の根は良い人。
「真奈美」→誠人の腹違いの妹で、バカ夫婦行きつけの総合病院に就職した新米看護師。
「樹里愛」→せっちゃんが働いている洋菓子店の同僚のシングルマザー。一見するとチャラいギャルママだが、息子の怜王(れお)クンを思う気持ちは本物。今回の体験談の主役的存在。
・・・
「あら〜、いらっちゃいまちぇ〜♡おきゃくちゃま、きょおはどのこをごちめーになりまちゅか?(・∀・)」
「うーん、みーんな可愛くって迷っちゃうなぁ…よしっ、この茶色い子にしよう!」
「はいおきゃくちゃま…ごちめーのぬこちゃんでちゅよ〜♡」
にっこり笑いながら美花子は、花型のリボンにムームーを纏った茶色いキティちゃんのぬいぐるみを巴さんに手渡す。
美花子は最近、誰に影響されたのかせっちゃんの宝物であるキティちゃんのぬいぐるみを使っての、「猫カフェごっこ」がマイブーム(笑)。
今日集まって頂いた女子会メンバーの皆さんも嫌な顔一つせず、美花子のおままごとに付き合って頂いている次第だ。
「美花子ちゃん、この子の好物は何ですか〜?」
「おちゃかなかんでちゅね…はいこのこのこ〜ぶちゅのおちゃかなかんでちゅよ〜♡」
「はい猫ちゃん…お魚缶どうぞー」
「うわぁ〜…いいたべっぷりでちゅね〜♡」
「うふふふ…巴ちゃん、キティちゃんを可愛がってくれて有難う」
「あーよしよし…ほら猫ちゃん、猫ちゃんいっぱい食べて元気になってね〜」
「この子…もういっぱい御飯食べてお腹一杯っぽいっかも…」
「ん〜…もうおねむかな?この子…」
「あの〜おきゃくちゃま、ちぇんじなちゃいまちゅか?」
「いや…今日は一日、この子に癒やされたいかな…」
「そうでちゅか〜…ぬこちゃんぬこちゃん、い〜っぱいおきゃくちゃまにかわいがってもらってね〜!」
「御免なさい、巴ちゃん。美花子のおままごとに付き合って貰って…」
「良いって良いって!こんな事で美花子ちゃんが楽しんでくれるんだったら安いもんだよ!」
「有難う、巴ちゃん…」
「それにしてもせっちゃん…どのキティちゃんも凄くお手入れが行き渡っているって言うか…」
「このキティちゃん達は節だけじゃない…お父さんとの、思い出の1ページでも有りますから…」
「お父さん、との…?」
「前にも話しましたけどお父さん、猫アレルギー持ちなんです…。それで節の誕生日や節とお出掛けした時に、クレーンゲームでぬいぐるみを釣り上げてくれたり、プレゼントとして買ってきてくれたり…」
「それじゃあこのキティちゃん達は…みんなせっちゃんにとっての宝物なんだね…」
「そうですね…」
「節…大丈夫だとは思うけど、こんな理解の有る旦那様を絶対に逃しちゃ駄目だよ!」
「巴ちゃん…?」
「いや…ね。ウチのギターの光がこの間、ちょっとした騒動に巻き込まれたからさ…」
「KWSK!KWSK!」
…話を簡単に纏めると。
光さんが一人暮らしをしているアパートのゴミ捨て場にある日、一本の年季が入ったエレキギターが捨てられていた。
俺達が住んでいる自治体ではギターは粗大ゴミ扱いなのと、何より捨てられていたのが光さんがこよなく愛するストラトキャスターだった事で光さんは直ぐにアパートの大家さんに事の次第を報告。
程無くして、ギターの持ち主の男性が一縷の望みを託して大家さんに聞き込みに。
何でも聞くところによると、そのギターはその男性の父親の「形見の品」で、自室に大切に仕舞い込んでいたのを勝手に奥様に捨てられていた…らしい。
奥様曰く「亡き父親の形見なんて気持ち悪い、今の家族は自分達なんだからこんなボロギターなんか捨てちゃえ!」と言う無茶苦茶な理屈でギターを捨てると言う暴挙に及んだ…そうな。
「なにそれ…」
「許せない、っすね…」
「…でしょ!?誠人さんにとっては包丁、瑠璃子にとっては理容ハサミを勝手に捨てられる様な物、ミュージシャンとして以前に、同じ女として本当にムカつくわ!」
「おねーたん…」
「…で、どうなったんですか?そのギターは…」
「その御夫婦の話し合いに光と大家さん、それに弁護士さんも同席したらしいんだけど…奥さんの自分勝手な言い草にキレた光が、❝捨てるならそのギター、自分が100万で買います!❞って言い出してね…」
「ひ…100万!?」
「そしたらその旦那さん、❝コレは親父が高校時代に購入したと聞いたギター、幾らお金を積まれても譲る気は無い❞、と…」
「・・・」
「❝だけど貴女ならコレを大切にしてくれるに違いない、即金で支払って頂けるならコレは貴女にお譲りします❞って…」
「それで…」
「光、後日なけなしの貯金をはたいてその御夫婦に帯封叩き付けたらしいのね、❝コレでこのギターは私の物ですね!❞って…光曰く、❝あんなビンテージ物を100万で買えるなんて、二度と無いチャンスを逃したくなかった❞って…」
「それで、その御夫婦は…」
「又聞きだから詳しくは知らないけど…なんか離婚調停になったとか…」
「うわぁ…」
「なんか…❝鉄道模型のコピペ❞みたいな事になっちゃったんですね…」
「そう、それ!❝他人に価値は分からなくても、自分にとっては宝物❞って理屈が、なんでその奥さんは分かんなかったんだろうって…」
…と、そこで。
玄関のチャイムが鳴り響く。
「今日は、○☓運輸です!お届け物の配達に参りました!」
「はい、有難う御座います!お母様、お届け物ですよー!」
「あら…せっちゃん有難う。以外と早く届いたわねー…」
「お袋…それ何?」
「キューやボールを収納する鍵付きキューラックよ。美花子ちゃんや早矢斗くんを信用しない訳じゃ無いけれど、さっきの旦那さんの様に大切な品物を守る為には自衛策を講じないと、と思ってね…」
「確かに…」
「あぁ…誠人にせっちゃん。もし万が一、私が要介護認定…って事態になったら、このラックごとキューやボールを売って、施設入居費用の足しにして。出来れば全部一括で買ってくれる人が良いけれど…」
「お袋…」
「お母様…」
「節子さん…良い姑さんに恵まれましたね…」
「あ…有難う御座います…」
…と、そこで。
再び、玄関のチャイムが鳴り響く。
「…あ、樹里愛ちゃんいらっしゃい…って、どうしたの、その女の子!?」
「せっちゃん…御免ね!アタシの妹の花恋が、住んでるアパートの玄関にこの萌虹花ちゃんを置き去りにしていって…」
「なっ…それ、立派な❝虐待❞よ!何考えてるの、その妹さん!」
「今朝…いきなり電話で、❝今日から1週間、ママと旅行に出掛けるから萌虹花預かってね〜♡❞って言われて…それで怜王と出掛けようとしたら、この子が…」
「冗談…でしょ!?」
「取り敢えず…せっちゃん。作り置きしておいた沙知子の離乳食が冷蔵庫に入ってるから、それ食べさせてあげよう」
「ハイ分かりました、誠人さん」
「せっちゃん…誠人さん…本当にすいません…」
「あー…あー…」
「あー…あかちゃん…ほ~らきてぃちゃんのぬいぐるみでちゅよ〜♡」
「きてぃちゃん…」
「あ…喋った…萌虹花ちゃんが喋った!」
「もにかちゃん…しゃべった…」
「ハイ萌虹花ちゃん…離乳食ですよ…」
「あー…」
唸る様に呟くと、萌虹花ちゃんはガツガツと離乳食を貪り食べる。
「ちょっ…もしかしてこの萌虹花ちゃん、普段から育児放棄されてるんじゃないの!?」
「やっぱりそう思う?千夏…」
「まだ2歳位の子供がこんなガツ食いするなんて…普通じゃないわよ」
「それより…樹里愛ちゃん。何か…複雑な事情が有りそうね…」
「はい…」
樹里愛さんのお母さんは一言で言えば、「恋多き女」。
樹里愛、花恋姉妹を出産してからも旦那さんの目を盗んでは不倫を繰り返し…遂に樹里愛さんが高校生の時に我慢の限界に達した旦那さんから証拠を突きつけられて離婚。
樹里愛さんは「こんな汚らわしい女、母親でもなんでもない!」と父親に付いていき、「許されない恋に燃えるお母さんサイコー!」と花恋は母親に付いていった…そうな。
「自分の母親があんな淫乱女だった事に、そしてその血が自分にも流れているショックを受けて…本当にグレにグレました、高校も中退して…兎に角殺人と薬、それに入れ墨以外のありとあらゆる悪い事に手を染めて…」
「樹里愛ちゃん…」
「それで…あの男に引っ掛けられて、やり捨てられて…怜王が産まれて…」
「…樹里愛ちゃん。多分…いやきっと貴女のお母さんは❝恋愛依存症❞だと思うわ…」
キティちゃんのぬいぐるみを抱きかかえながら、禁煙パイポを咥えた聖羅先生が静かな口調で語りだす。
「恋愛依存症…」
「多分貴女のお母さんは、❝常に新鮮な恋愛をしていないと気が済まない❞体質だと思うの。所謂…❝結婚に向かない❞…否、❝結婚してはいけない女❞の典型例ね…」
「結婚しては、いけない女…」
「…そう。それにその妹さんも…お母さんの血を色濃く受け継いでいるみたいだから、出来るだけと言うか…コチラから積極的に関わっちゃ駄目よ」
「勿論です。昔から花恋は…私から、あらゆるモノを奪い取ってきました…」
「うわぁ…本当に居るんだ、❝略奪女❞って…」
「えぇ…私が好きになった男の人を、残らず花恋は寝取って…もしかしたら岳志さんも、花恋に寝取られるんじゃないかって…」
「ままー、ままー。❝ねとる❞って、なーに?」
「…怜王!」
「まま…こわいよー…」
「怜王クン。❝寝取る❞って言うのは…❝他の人の好きな人を奪い取る❞、絶対にしてはいけない事なんだよ」
「そーなんだー」
「わーいわーい…みかこ、またひとちゅ、かちこくなっちゃった〜♡」
「あ…本当にすいません。こんな話…子供達が居る所で、する話ではなかったですね…」
「兎に角樹里愛ちゃん。先ずは警察と児童相談所に連絡ね。❝相談実績を作る❞事が、児童虐待を防ぐ第一歩になるから…」
「そうですね…分かりました」
・・・
「誠人さん…分からない…」
「何が?せっちゃん…」
此処は、俺達バカ夫婦の寝室。
早矢斗と沙知子を間に挟んで、俺とせっちゃんはお休み前の会話をしていた。
「何で…あんな可愛い我が子を、平気で置き去りになんて出来るの…分からない…」
「…❝出産の時に、赤ちゃんと一緒に常識まで捻り出した❞って表現が有るけど…まさにそれがピッタリ当て嵌まるよな…」
「節…美花子も、早矢斗も、沙知子も…そしてお腹の赤ちゃんも物凄く可愛いくって、愛おしく感じるんです…」
「せっちゃん…それが普通だから。せっちゃんは何もおかしくないよ…」
「誠人さん…」
「せっちゃん…」
「むにゃむにゃ…(-”-)」
「すやすや…(-@-)」
「本当に可愛い寝顔…」
「そうだね。この可愛い寝顔に…本当に癒やされるんだよね…」
「誠人さん…節も…誠人さんに癒やされたい…♡」
「そうか…せっちゃん、年が明けたら産休かぁ…そうなったらしばらくエッチ、出来なくなるね…」
「うん…」
「そうしたら…確か、来週もシフトのお休みが重なるんだっけ?」
「そう、なりますね…」
「そうしたら…また満さんの老人ホームに行った帰りにエッチしようか…」
「そう…しましょ♡」
「あ…もうすぐ日付が変わっちゃうな…それじゃせっちゃんお休みなさい…」
「お休みなさい…誠人さん♡」
・・・
「あー…分かりますね、それ。俺が通う大学にも居たんですよ、❝他人の彼氏を寝取るのが趣味❞みたいな略奪女が…」
「それにしても…なんでああ言う❝略奪女❞って、何が楽しくて他人の男に手を出すんだろうな…」
「❝目の前に有る物は盗まずにはいられない❞、所謂❝盗癖❞なんじゃないかなと思いますよ。それに女特有のマウンティングが加わって、❝この男はアンタなんかよりも私が相応しいわ❞みたいな…」
「そうかぁ…❝盗癖❞かぁ…けんめー、そう言われるとストンと腑に落ちたわ…」
「おう、マー坊。❝三つ子の魂百まで❞じゃねぇが、そう言う❝盗み癖の有る人間❞はけんめーが言う様に❝ほとんどビョーキ❞だ。自ら直す気が無い限り、一生治らねえよ一生…」
「まぁ…なんにしてもそう言う人間とは、出来るだけお近付きにはなりたく無いですね…」
「皆さん今日は!今日も宜しく御願いします!」
「おっ、と金今日は!」
「おうっと金、今日も宜しく頼むぜい!それじゃあ先ずは棚の調味料がどれだけ有るかチェックしてくれ!」
「ハイ、分かりました!」
「ところで…と金。お前さん…気になる女の子が居るんだろ?」
「え…」
「おっ、その表情は図星だな?いいかと金、良い事教えてやる。女の子ってのはちょっと強引な位の男に弱いもんだが、だからといってゴリ押しは駄目だ。ちょっと強引に行ったその分、相手を気遣ってやれ。遮二無二押してばっかりじゃあ、相手に嫌われちまう。良いな?」
「は…はい…」
「やっぱり…恋愛って言うのは、❝思いやり❞だと俺は思うんだ。そりゃあ時には本音をぶつけ、時には我儘を主張する事も大事だけど…本音をぶつけ、我儘を主張した分相手を思いやらなくちゃ駄目だよ?と金…」
「有難い御言葉を有難う御座います…」
「あ…誠人さん今日は!」
「あ…ローゼスの皆さん今日は!5名様で宜しいでしょうか?」
「はい!」
「それでは、コチラのテーブルにどうぞー!」
俺はローゼスの皆さんを、実質的な指定席である6人掛けのテーブルに誘導する。
「あの…誠人さん!クリスマス恒例の❝一羽丸ごとローストチキン❞って、今年もやるんですか?」
「ええ、勿論!今年は静さんの洋菓子屋さんのクリスマスケーキも一緒にお買い上げ頂いたお客様に、キャッシュバックキャンペーンをする予定なんですよ」
「それじゃあすいません、予約御願いして宜しいですか!?」
「分かりました!けんめー、悪いけど事務所から予約用紙を持って来て!」
「了解です!…はい、予約用紙お持ちしました!」
「えーと…氏名、住所、連絡先に合言葉、っと…」
「それでは…当日はコチラの半券と引き換えにお品物をお渡し致しますので、この半券は絶対に無くさないで下さいね!」
「はい、分かりました!」
「それでは御注文が決まりましたら、お呼び下さいませー!」
たちまち音楽談義に花を咲かせるローゼスの皆さんに声を掛けると、俺はテーブルから空になった食器を回収していく。
「誠人さん今日は」
「あっ…岳志さんいらっしゃい!今日は1名様ですか!?」
「はい…」
「それでは…コチラのカウンター席ヘどうぞー!」
「すいません…今日はカツレツ定食を御願いします」
「はい、カツレツ定食ですね。御注文は以上で宜しいでしょうか?」
「はい、それで御願いします。あぁ、それと…」
「はい、何でしょう?」
「樹里愛さんの事で…」
「樹里愛さん…」
「実を言うと昨夜…亡くなった妹の祥子が夢枕に立ってまして…こう言われたんです、❝お兄ちゃん、樹里愛さんの事、どう思ってる?❞って…」
「それで…」
「❝お兄ちゃん…いつまでも自分を誤魔化してちゃ駄目だよ、自分の気持ちに素直にならなくちゃ❞って…正直自分自身、怜王クンばっかりで樹里愛さんの気持ちを考えた事ってなかったなって…」
「それで…岳志さんは、樹里愛さんをどう思ってるんですか?」
「尊敬出来る…女性だと思います。見た目はガチのギャルですけれど、女手一つで怜王クンをあそこまでちゃんと育てるなんて、並の女性には出来ませんよ…」
「そうですね…」
「ですけど…此処だけの話、自分、年下の女性を見ると…どうしても祥子がダブって見えてしまうんです…」
「そう、なんですか…」
「そうなんです…」
「あ…すいません、それでは御注文は以上で宜しいでしょうか?」
「はい」
「カツレツ定食、オーダー入りましたーっ!」
「了解だぁ!」
・・・
「誠人さん…♡」
「せっちゃん…」
そして迎えたエッチの日。
満さんの老人ホームからの帰路、例の場末のラブホテルにチェックインした俺達バカ夫婦は、今日は新婚旅行で御世話になった温泉旅館の様な和式のお部屋を選択。
「お腹の赤ちゃん…ちょっとびっくりさせちゃうかもしれないから、先に❝御免❞って謝っておくね…」
「誠人さん…」
俺とせっちゃんは情熱的にハグし合い…先ずは唇を重ね、互いの舌を絡め、貪り、唾液を口移しし合う。
「誠人さん…」
切なげな上目遣いで俺を見つめるせっちゃんは…早くも耳たぶがピンク色に染まり、その瞳はコレから始まる愛の営みに期待を隠せないのか…多少潤み気味だ。
「おっぱい…触って…」
呟くとせっちゃんは俺の右手を取ると自らの左側のちっぱいに誘導する。
俺はワンピース型のマタニティウェアの上から、せっちゃんの小さな膨らみを優しく鷲掴みにし…先ずは手のひらを押し付ける様にふにふにと弧を描く様に揉み回す。
「あっ…」
左のちっぱいを揉みしだきながら…左手では「乳首当てゲーム」の様に、人差し指で乳首と思しきところをぐりぐりと刺激する。
「も…おぉっ…誠人さん…そこじゃない…そこじゃないよぉ…♡」
「じゃあ…ココかな?ココ…かな?」
「あんっ…誠人…さん…」
「ココかな?ココが感じるのかな?」
「誠…人…さん…節、の感じるところ…良く…知ってるぅ…♡」
「そりゃあそうだよ。俺とせっちゃん、何年夫婦やってて、何年お互いの身体を貪り合ってると思ってるの?」
「誠人…さん…服越しじゃあ嫌だ…もっと沢山、おっぱい触ってぇ…♡」
「それじゃ服…脱がすよ?」
「(無言でコックリと頷く)」
俺はせっちゃんのちっぱいから手を離すと…マタニティウェアを一気に捲り上げ、せっちゃんを下着姿にする。
「赤ちゃん…」
俺は愛おしげに…多少膨らみの目立ち始めたお腹を優しく擦ると、おへそ周りを舌で愛撫する。
「ん…やだ、くぅ…すぐったいよぉ…誠人さん…♡」
「それじゃそろそろ…おっぱい触ろうかな…♡」
「もう…誠人さんのぉ…ちっぱい星人…♡」
俺はせっちゃんの背中に手を回し…片手でホックを捻る様に解き、母乳パッド入りのブラジャーを外す。
「誠人さん…♡」
「何回見ても綺麗で可愛い…せっちゃんのちっぱい…」
「誠人さん…節のおっぱい…いっぱい触って…♡」
せっちゃんの懇願に応え…俺はせっちゃんのちっぱいを優しく鷲掴みにすると、2つの乳首を交互に舐め回す。
「駄目、誠人さん…感じる…感じる…感じるっ…!」
せっちゃんはパンティーに潮をお洩らししながら、早々に絶頂に達してしまった様だ。
「誠人さん…節、おっぱい滅茶苦茶感じちゃうのぉ…」
「せっちゃん…だったら、もっとちっぱいもみもみして、ちゅーちゅーしちゃうよ…」
「誠人さん…♡」
俺はせっちゃんの薄茶色の乳首を口に含み…舌で転がし、唇で吸い、そしてじわじわと染み出してきた母乳を堪能する。
「もう…誠人さんの、甘えん坊さん…♡」
「せっちゃん…」
「らめぇ…誠人さん…もっとおっぱいちゅーちゅーしてぇ…♡」
「せっちゃんの母乳…凄え美味い…」
「誠人さん…♡」
「赤ちゃん…赤ちゃん…お父さん、せっちゃんのおっぱいちゅーちゅーして、元気を蓄えているんだよ…それで蓄えた元気を…今からお母さんにぶつけちゃうからね…」
「誠人さぁん…」
「それじゃせっちゃん。オマンコ…いじるね?」
「うん…♡」
俺はせっちゃんをい草ベッドに優しく押し倒し…パンティーをゆっくりと脱がしていく。
「誠人さん…♡」
「せっちゃん…良い筋してる…」
俺はせっちゃんの縦筋をゆっくりと指でなぞりつつ…ちっぱいと乳首を指で愛撫し、そして可愛らしい唇をキスで塞ぐ。
「ん…ん〜、ん〜ん…」
そして包皮に覆われた陰核を…親指と人差し指指で摘み、こねくり回す。
「ん…ん〜…ん〜…んんん~…」
徐々に紅潮してきたせっちゃんの顔は…快楽でだらしなく緩み、大きな瞳はトロンと焦点を失っている。
「誠人さん…もっと…」
俺は包皮が捲れたクリトリスから指を離すと人差し指と中指、それに薬指を3本揃えてせっちゃんのキツキツオマンコに挿入し…指マンを開始する。
「凄え…指にヒダヒダが絡み付いてくる…」
「誠人さん…」
「せっちゃん…ココかな?ココが感じるのかな?」
「そっ…そこぉ…うん、ううっ…らめ、らめぇ…潮が出ちゃう…♡」
虚ろに呟きながらせっちゃんは、ド派手に今日2回目の潮を吹く。
「せっちゃん…本っ当に敏感でイヤらしい、キツキツオマンコだね…」
「だってぇ…誠人さん、節が感じるところぉ…良く知ってるんだもん…♡」
「さっきも言ったけど…もう何百回、何千回、何万回せっちゃんを抱いてきた訳だからね…」
「らめぇ…誠人さん…イク…イク…イク…イク…!」
せっちゃんは俺の腕の中で…華奢な身体を激しく痙攣させながら、海老反りになって絶頂に達してしまった様だ。
「誠人さん…節、もう我慢出来ない…早く挿れてぇ…誠人さんの、皮被りおちんちん…」
「そうしたら…体位はどうする?」
「正常位が良い…♡」
「分かったよ…せっちゃん…」
俺はガチガチに硬直して、戦闘準備万端なズル剥けおちんちんを…せっちゃんの目の前に見せ付ける様にさらけ出す。
「誠人さんの…皮被りおちんちん…♡」
「せっちゃん…」
「少し…臭う…けど、この臭い匂い、節、大好きなのぉ…♡」
「それじゃせっちゃん。横になって…」
「…うん♡」
顔だけでなく…全身が淡いピンク色に染まったせっちゃんの華奢な身体を眺めると…堪らず俺は、膨らみが目立ち始めたお腹を優しく擦り、そしておへそ周りを再び、舌でペロペロ舐め回す。
「い…やだ、ま、誠人さん…くぅ…くすぐったいのぉ…」
「うふふ…せっちゃん、お腹でも感じる様になっちゃったんだ?」
「誠人さん…」
「せっちゃん…」
「もう…本当に我慢出来ないよぉ…早く…早く挿れてぇ…誠人さんの皮被りおちんちん…♡」
「…何処に?」
「もう…誠人さんの意地悪ぅ…節の…イヤらしいキツキツオマンコに…誠人さんの皮被りおちんちん…早く挿れて、いっぱいピストンして…♡」
「ちょっと待って…その前に…」
俺は帆布鞄から近藤さんを取り出すと…手早くズル剥けおちんちんに被せる。
「それじゃ…挿れるよ?」
「うん…♡」
せっちゃんがコックリと頷くのを見て…俺はズル剥けおちんちんでせっちゃんのキツキツオマンコを串刺しにする。
「あっ…」
先ずは挿入したまま何もせず…膣内のヒダヒダが、近藤さん付きズル剥けおちんちんに絡まってくるのを、ひたすら堪能する。
「す…凄え気持ち良い…」
「あ…誠人さんの…皮被りおちんちんだぁ…♡」
「ううっ…この、絡み付いてくる様な快感…絶対、誰にも味あわせたくねぇ…」
「誠人さん…節のオマンコ、気持ち良い…?」
「勿論だよ…せっちゃんのキツキツオマンコは、世界で一番の❝名器❞だよ…」
「誠人さん…動いて…」
「それじゃあ…ゆっくり動くからね…」
太ももを両手で広げた状態で引っ掴み…ゆっくりと、ゆっくりと俺はズル剥けおちんちんをせっちゃんのポルチオ目掛けて打ち付ける。
「あ…あっ…あん…あんっ…ああっ、ああん、ああんっ、いい、いいっ、うん、うんっ、もっと、もっと、もっとぉ…♡」
ピストンする度に…せっちゃんのちっぱいは可愛らしくぷるぷると小さく揺れ動き、同様に赤ちゃんを孕んだお腹もふるふると揺れ動く。
「ああんっ…誠人さん、赤ちゃんも、感じちゃっているのかな…♡」
「分からない…分からないけど、俺がせっちゃんと、赤ちゃんを大切に思う気持ちは、伝わって欲しいな…」
「大丈夫だよ…少なくとも節には…誠人さんのおちんちんから、❝大好き❞って気持ちが、沢山、伝わって、来てるからぁ…♡」
「有難う、せっちゃん…」
俺は太ももから手を離し…せっちゃんのちっぱいを鷲掴みにすると乳首を口に含む。
「あっ…あああっ!」
「うううっ…せっちゃん、乳首吸うとすっげぇ締まる…」
「誠人さん…乳首…ああっ、ああん、あああっ、駄目ぇ…!」
乳首を吸われながら…ビクビクっと痙攣するせっちゃんは、俺の腹目掛けてハメ潮を吹き散らす。
「もう、せっちゃん…コレで潮吹くの3回目だよ…」
「誠人さん…もっと、もっと…節を感じさせて…」
俺は無言でちっぱいを揉みながら、再びピストン運動を再開する。
「ひゃあ~ん…誠人さん…乳首摘まないでぇ〜…節、それだけで頭がおかしくなっちゃうよぉ〜…」
「だってせっちゃんのおっぱいいじるたんびに…オマンコすっげぇ締まるんだもん…」
「ひゃあ…ひぃゃあ…まひゃとひゃん…ふひゃあ…ひゃめぇ、ひゃんびひゃぅ…」
完全にラリった喘ぎ声を挙げながら、せっちゃんは俺の腰に両足を絡み付ける…「だいしゅきホールド」の姿勢を取り、より一層、密着度を増してくる。
「ひゃあん、ああん、ひゅうぅん、ひゃあっ…ああん…ひゃあん、ひゃあん、ひいいっ、ひくっ、イクっ、イキそう、イク…イク…イク…」
虚ろに呟くとせっちゃんは白目を剥いて…文字通りの「アヘ顔」で潮を吹きつつ絶頂に達してしまった様だ。
「ぐっ…!」
ややあって我慢の限界に達したズル剥けおちんちんは…近藤さんに「赤ちゃんの素」を射出。
そのまませっちゃんのキツキツオマンコからズル剥けおちんちんを分離させると…い草ベッドに寝転がる。
「・・・」
「せっちゃん…ほら、出来立てほやほやの❝赤ちゃんの素❞だよ…」
俺は口を縛った「赤ちゃんの素」入りの近藤さんを…白目を剥いて失神しているせっちゃんのほっぺたに押し当ててみる。
「…あ、誠人さん…凄い、温かい…」
「せっちゃん…白目剥いて気を失ってたよ…」
「え…せ、節…凄い恥ずかしい…」
「それだけ…俺の皮被りおちんちんに満足してくれた、って事だよね…」
「…うん。節…もう、誠人さんの皮被りおちんちん無しじゃ、生きていけないかも…♡」
「有難う…だけどなんだか照れくさいな…」
「ねぇ…誠人さん♡一緒に…お風呂浸かろっ♡」
「うん、そうだね」
そして俺達バカ夫婦は互いに洗いっこし合うと、矢張り和風の浴槽に肩を並べて入湯する。
「赤ちゃん…」
「お腹の赤ちゃん…❝俺からの愛情❞…受け止めてくれたかな…?」
「多分…ううん、きっと伝わったと思うよ…」
「そうかぁ…」
「…誠人さん」
「…何?せっちゃん…」
「お腹の赤ちゃんの名前…もう…決めました?」
「ううん…と言うか、何て名前にしようか…全然良いアイデアが思い浮かばないんだよね…」
「❝名前は両親からの、最初のプレゼント❞ですからね。出産までまだ時間も有りますし…のんびり考えましょっ、誠人さんっ♡」
「せっちゃん…有難う。今のその言葉で…なんて言うか、肩の荷が下りた気がするよ…」
「誠人さん…有難っ♡」
「それじゃせっちゃん…お部屋に戻って、2回戦しようか?」
「うんっ♡」
俺達バカ夫婦はバスタオルで水分を拭き取り…産まれたままの姿でい草ベッドに向かう。
「せっちゃん…」
バカ夫婦は再び唇を重ね合い…舌を絡める。
ディープキスしながらせっちゃんは、ふんにゃりした皮被りおちんちんを軽く握り、シコシコと竿を手コキ。
すると、あら不思議(笑)。
皮被りおちんちんはみるみるうちに再び硬度を取り戻し、包皮を突き破る勢いで亀頭が露出。
反り返る程に硬直して、再び臨戦態勢に突入したズル剥けおちんちんをせっちゃんは愛おしげに見詰めると…可愛らしいちっぱいでズル剥けおちんちんをサンドイッチにして、ちっぱいズリを開始した。
「誠人さん…節のちっちゃいおっぱい…気持ち良いですか…?」
「勿論だよ…せっちゃんのちっぱい、下手な巨乳なんかよりも癒やされるよ…」
「誠人さん…有難う♡」
せっちゃんはお知り合いになった頃から比べると多少膨らみが増した、半円状の2つの膨らみの…浅い谷間にズル剥けおちんちんをサンドイッチにすると、切なげな表情でぐりぐり刺激してくる。
「ああ~…せっちゃん、まさに文字通り、この世の極楽だぁ〜…」
「誠人さん…節のちっちゃいおっぱいで、沢山気持ち良くなってね…♡」
「せっちゃん、そこ…そう、そのカリ首の辺りをもっと擦って…」
「こう…ですか?誠人さん…」
「そう…丁度その辺…」
「うふふふ…誠人さんの皮被りおちんちん…昔と比べたら…随分と我慢強くなったねっ♡」
「そうだね…少しでも長い間、せっちゃんのおっぱいやオマンコで気持ち良い時間を過ごしたいからね…」
「誠人さんの皮被りおちんちん…もっとも〜っと気持ち良くな〜れ♡」
ニコニコと、無邪気に微笑みながら上目遣いでズル剥けおちんちんを刺激するせっちゃんのちっぱいズリに…ようやく、尿道に射精感が込み上げてきた。
「誠人さん…そろそろ出そう?」
「うん…せっちゃん、ボチボチヤバいかも…」
「誠人さん…誠人さんの❝赤ちゃんの素❞で、節にいっぱいマーキングしてぇ…」
「良いの?かけて?」
「良いよ…誠人さんの❝赤ちゃんの素❞なら…♡臭くて、温かくて、ねばねばした誠人さんの❝赤ちゃんの素❞、節、いっぱいぶっかけられたい…♡」
「うっ…せっちゃん御願い…もう少し早くおっぱい動かして…」
「誠人さん…いっぱい出してね…♡」
「うっ…ううっ…で…出るよせっちゃん目ぇ瞑って!」
次の瞬間。
尿道から吐き出された「赤ちゃんの素」が、せっちゃんの顔とちっぱいを…みるみるうちに白く汚していく。
「はぁ…はぁっ…」
「誠人さん…誠人さんの❝赤ちゃんの素❞…いっぱいぶっかけられて…節…幸せ…♡」
「よーし…そうしたら2回戦は…」
…と、そこで。
帆布鞄に入れておいた俺の携帯電話が、着信音を鳴らし始めた。
「鞠子、から…?はいもしもし、誠人ですが」
「あっ…誠人クン!やっと繋がった!」
「なんだよ鞠子…一体慌ててどうしたんだ!?」
「怜王クンが!交通事故にあったのよ!」
「え…?おい、今なんつった!?おい!」
「だから!萌虹花ちゃんを庇った怜王クンが、車に轢かれちゃったのよ!」
「それで!?運び込まれたところとかは!?」
「真奈美ちゃんが勤務してる総合病院!」
「あぁ、あそこか…あっそうだ、岳志さんに連絡は!?」
「さっきアタシがメール打っておいたけど…まだ返信が無いのよ!誠人クンからも、メール打っておいてくれるかしら!?」
「分かった!」
「後、女子会メンバーにはアタシからメールしておいたから!」
「ありがとな、鞠子…それじゃ俺もすぐ、せっちゃんと病院行くから!」
「じゃあね!」
「誠人さん…一体、何が有ったんですか…?」
「怜王クンが、車に轢かれて…」
「…え!」
「それで…真奈美ちゃんが働いている総合病院に搬送されたって…」
「じゃあ…すぐ行かないと…」
「そうだね…シャワーだけ浴びたらすぐ向かおう!」
・・・
「しかし…話には聞いてたけど、本っ当に容赦無く血ぃ抜いてくんだな…こう言う時って…」
A型の血液を500ミリリットル近く抜かれ…フラフラ状態で待合室の椅子に座る俺は矢張り血液を抜かれて、青白い顔色で栄養ドリンクをちびちび飲み干す龍に声を掛ける。
何でも聞くところによると…今日だけで実に3件ものA型の患者さんの手術が有り…怜王クンの血液は今日必要な分は確保出来てはいるものの、明日以降については血液バンクから血が届くまでは全く足りない状態。
「血液製剤としてストックする為に、血を分けて頂けないでしょうか」と真奈美ちゃん達医療スタッフの皆さんの御願いもあって、俺達A型の血液型の人間達は、こうして血液を提供したと言う訳だ。
「だな…」
「コリャッ!若いモンが、辛気臭い顔をするでない!」
……と、そこへ。
せっちゃんのママ友の菫さんの元トメさんで、凄腕の「祓い屋」梢枝さんが俺の隣に着席する。
「あの…梢枝さんも、血液を…」
「…そうじゃ。こんな老い先短い婆の血で…幼い命が助かるなら、安いものじゃろう?」
「え…老い先短い…?梢枝さん、冗談は顔だけにして下さいよ…」
「くおらあっ!婆を化け物扱いするとは何事かぁ!」
「あ…誠人さん!」
…と、そこへ。
トレンチコートを羽織った岳志さんが、汗だくで待合室へと入ってきた。
「岳志さん!怜王クンが…」
「おおよその事は…鞠子と誠人さんからのメールで把握しました。それで、怜王クンの容態は…」
「あ…岳志さんですね?怜王クンは最初の峠は越えましたが…まだ予断を許さない状態ですね…」
「真奈美さん…A型の血が足りないんですって?良ければ…俺の血も使って下さい…」
「すいません、有難う御座います…それではコチラに…」
「岳志さん!」
散々泣き腫らして凄い表情になった樹里愛さんが、萌虹花ちゃんを抱っこして待合室に入ってきた。
「樹里愛さん…大丈夫です。俺が居る限り…怜王クンを死なせはしませんよ…」
「岳志さん…」
「この間…怜王クンに貸した、❝ウルトラマンレオ❞のDVDを直接…返してもらわないといけませんからね…」
「すいません…岳志さん…」
「あ…岳志クン、やっと来たんだ…」
「岳志さん…」
「節子さん…鞠子…どうも…遅くなって、本当にすまなかった…」
「岳志さん。それでは、改めてコチラに御願いします…」
「岳志さん…」
「…せっちゃん。此処は俺達が何とかするから、せっちゃんは先に帰宅してて…」
「誠人さん…」
「せっちゃん…旦那様の言う通りだよ。今のせっちゃんは、お腹の赤ちゃんの事を、最優先に考えるべきだよ…」
「分かった…誠人さん…樹里愛ちゃん…」
「誠人クン。それじゃせっちゃんは…アタシの86で送ってくわね」
「悪い、鞠子…済まない、宜しく頼む…」
「すいません、誠人さん…それじゃ、樹里愛ちゃんと怜王クンを宜しく御願いします…」
「あ…節!A型の血が足りないって聞いたんだけど!?」
「巴ちゃん…」
「あ…巴さん!ハイ、明日以降の血液が不足している状態でして…」
「なら…アタシの血も使って!」
「巴さん…本当にすいません…」
「気にしない気にしない!アタシ達のファンの息子さんが輸血で助かるんなら安いものだよ!」
「それでは…巴さん、コチラに御願いします!」
「巴さん…本当に有難う御座います!」
「それじゃね…誠人クン、龍クン!」
「誠人さん、すいません…」
「それじゃ…鞠子。せっちゃんを…宜しく頼むよ!」
「鞠子!くれぐれも、安全運転で頼むなぁ!」
「分かってるわよ!それじゃね!」
せっちゃんの手を引いて病院から立ち去る鞠子を見送ると…俺は梢枝さんに語り掛けた。
「あの、梢枝さん…」
「何かの?」
「怜王クンに、その…霊的な御加護は、有るんでしょうか…」
「…フン。さっきICUを通り掛かった時に…チラリとじゃが、小さい女の子の霊が…怜王クンを見守っているのが見えたぞい…」
「小さい女の子…」
「すいません。その女の子って…白いワンピースを着てませんでしたか…?」
輸血を終えて待合室に戻って来た岳志さんが、梢枝さんに語り掛ける。
「何故…分かった…?」
「自分の妹の祥子が亡くなった時に…棺に、祥子のお気に入りだった、フリル付きの白いワンピースを収めたんです…」
「え…妹さん、って…」
「コレが…祥子です…」
呟きながら岳志さんは…カードケースから色褪せた、一枚の小さな写真を樹里愛さんに披露する。
「え…この女の子…」
「…え?」
「一昨日…この女の子が、夢に出てきたんです…❝お兄ちゃんの事…どう思ってますか?❞って…」
「マジ…?」
「アタシ…❝自分には勿体無い位の良い人❞って言ったら…その女の子、❝お兄ちゃんはちょっとぶっきら棒で不器用だけど…本当はとても優しい、良い人なんですよ❞って…」
「祥子さん…」
「ふむ…その❝祥子ちゃん❞は…お二人さんの❝縁結びの神様❞って事なんじゃろうなぁ…」
「縁結びの神様…」
「・・・」
「だけど…アタシ、中卒で、バカなギャルママですよ…証券会社に勤めてる岳志さんになんか、絶対釣り合わないですよ…」
「何言ってんすか、樹里愛さん!確かに樹里愛さんは、見た目はガチのギャルですけれど、怜王クンを大切に思う、良いお母さんじゃないですか!」
「アタシが…良いお母さん…?」
「そうですよ!妹さんの娘さんを嫌な顔一つせず、面倒見てる人が、❝良いお母さん❞じゃなかったら何なんですか!?」
「岳志さん…」
「…樹里愛さん。俺…怜王クンのパパになりたいんです…」
「岳志さん…」
「…樹里愛さん。俺と…結婚を前提とした、真剣なお付き合いをして下さい!」
「いいん、ですか…?アタシみたいな、中卒の、バカなシンママなんかで…」
「構いませんよ。樹里愛さんはバカなんかじゃ無い、寧ろ息子思いの良いお母さんですよ…」
「岳志さん…え?すいません、ちょっと…」
と言いながら樹里愛さんは、ロングスカートのポケットから携帯電話を取り出すと、ピコピコメールを打ち始めた。
「すいません…妹の花恋からのメールでした。❝もう二三日、萌虹花預かってねぇ〜♡❞って…」
「はぁ!?」
「頭にきたから思わず…❝児相と警察に相談なう❞って返信しちゃいました…」
「樹里愛さん、ナイス返信!」
「樹里愛ちゃん、でしたか?お主、良い奥さんになれる資質が有りますのぉ…」
「樹里愛さん…」
「岳志さん…あの…言っておかなければいけない事が…」
「なんすか?樹里愛さん…」
「妹の花恋は…簡単に言えば、所謂❝略奪女❞なんです。もしかしたら…岳志さんも、花恋に寝取られるんじゃないかって…」
「馬鹿言っちゃいけませんよ、樹里愛さん。俺の気持ちは樹里愛さん一本ですから…」
「岳志さん…」
「それに…❝腹を痛めて産んだ我が子❞をないがしろにする女なんか…ハッキリ言って❝アウトオブ眼中❞です」
「…岳志さん!」
「樹里愛さん。取り敢えず…今はゆっくり休みましょう」
「岳志さん…岳志さん…」
「あの…すいません看護師さん。何処か…仮眠をとれる場所って、有りますか…?」
・・・
「それで…岳志さん。妹さんとは…」
「きっちり引導渡してきましたよ。❝腹を痛めて産み落とした我が子をないがしろにする女なんかと、付き合う気はこれっぽっちもねぇよ❞って…」
「岳志さん…」
「樹里愛さんの…母親は色々喚き散らしてましたけどね…❝アンタ等みたいなズルい女達よりも、樹里愛さんの方が何万倍も良い女だ❞って言い放ったら発狂してましたよ…」
「母も…散々花恋を甘やかして育ててきましたから…岳志さんに拒絶されたのがよっぽど応えたんでしょうね…」
「それと…萌虹花ちゃんは、俺達の養子にする事にしました…」
「しかし…よく引き取る気になりましたね…」
「我が子をペットと言うか…アクセサリー程度にしか思っていない花恋よりは…私達が育てた方が何倍もマシだろう、と思いまして…」
「まぁ…アチラも散々ゴネましたけどね。手切れ金代わりに帯封2つ叩き付けて、❝コレでこの子は俺達のものだな、その代わり二度と俺達の前に顔出すんじゃねぇぞ!❞って啖呵切ったら黙り込んでましたよ…」
「なんだか…❝人身売買❞みたいで後味悪かったですけどね…」
「もにかちゃん…」
「それで…今、知り合いの司法書士さんに、今回の話し合いの内容を公正証書化して貰ってまして…」
「それが全て終わったら…今使ってる携帯を機種変更して、母…そして花恋との関わりを、一切断ち切ります…」
「そうですか…それで、岳志さんの御家族は…」
「最初は…❝好き好んで子持ちのシンママなんかと一緒にならなくても…❞とか言ってましたけど。怜王クンと萌虹花ちゃんの顔を見た途端にフィーバーしちゃいまして…」
「そうでしたか…」
「ねーねー、たけしさん。たけしさん…これかられおのぱぱになるの…?」
「ああそうだぞ、怜王クン。ただし…血が繋がっていないとは言え、親子になる以上…今までみたいに甘やかすばっかりじゃないからな。時にはキツい事も言うし、時には手を出す事も有るかもしれない。それは…覚悟しておいてくれ」
「ぱぱ…えへへ、なんだかてれくさいね…」
「そうだな…怜王」
「岳志さん…怜王…萌虹花…」
・・・
こうして。
岳志さん、樹里愛さん、そして怜王クンと萌虹花ちゃんの…「血は繋がっていないが、固い絆で結ばれた家族」が、未来に向けて歩み出したのであった。