昔、カーフェリーに乗って、実家に帰省した時の話です。
妻と子供2人を連れて帰省する予定でしたが
妻の会社の上司が逝去されたため、妻は遅れて
飛行機で帰省するとこになり
私は子供2人と帰省しました。
最近のフェリーは個室が増えているようですが
その当時はまだ雑魚寝が主流でした。
私達は
早めに予定を立てていたので、数少ない特室を
予約していて、とても快適な帰省だったのを
覚えています。
フェリーは年末であったので家族連れの方が
沢山乗っていました。大浴場やレストランも
混んでいて、個室が予約出来て良かったなと
思いました。
時間もたち、夜の9時頃子供達と
デッキに出ていると、
泣いている赤ちゃんと2歳くらいの
子供を連れている女性がいました。
冬の寒い時に、子供を連れてデッキに立ってる
なんて、おかしいな。まさか自殺?と思い
子供達と近くまで行き、話しかけてみました。
「寒いけど、街の夜景が綺麗ですね、帰省ですか?」話かけると、もちろん自殺ではなく、帰省で船に乗ったが、雑魚寝で、狭く、子供達のスペースもなく赤ちゃんが、泣いてしまい、周りに迷惑かと思い
外に出てきたそうです。
旦那さんは、ビールを飲んで呑気に寝てしまった
との事。
色々話しているうちに、子供達ともうち解けて
きたので、「よかったら個室をとってますので
ご一緒しませんか?」とお話ししたところ、最初は
戸惑っていましたが、私の部屋に来る事になりました。
初めてはいる特室に驚いていましたが、私達の子供が、女性の子供と遊びだし、赤ちゃんも寝てしまったので、女性も少し余裕が出てきたようでした。
その女性は29歳で、旦那さんの故郷に帰省するためにフェリーに乗ったそうです。
都会育ちでフェリーも初めてで雑魚寝に戸惑っていたようでした。
結婚して3年、旦那さんとは同じ会社で知り合ったそうです。芸能人でいうと笛木優子ぽい優しそうな
雰囲気の方です。
色々話をしているうちに
夜の11時になってしまい、子供達もいつの
間にか寝てしまいました。
女性は戻らなきゃと言っていましたが、
「お子様も寝てしまい、これから起こして
戻るのも大変なので、泊まってください」
「妻が一緒に来れなくて、なんか、一緒に居て
くれたら、家族旅行の感じがして楽しいので」
と言うと、笑みを浮かべて、OKしてくれました。
続く