部屋から進を送り出した華菜。
進が階段を降りたのを確認すると、さっきまで進が寝ていたベッドに寝転がります。
「・・・すごいことしちゃったかも」
そう独り言を言いながら、天井を見上げる華菜。
「ちょっと、やり過ぎたかな」
さっきの進の姿を思い出す華菜。進はまさに今華菜が寝ているその場所で、下半身を露出して、絵梨の無防備な姿で頭の中をいっぱいにして、白く濁った液体を大量に放出していました。
その瞬間、手のひらに伝わった「ドクッ、ドクッ」という、進の下半身の脈打ち。
ティッシュで受け止めきれずに手に沢山かかった進の精子と、その温度。
しばらくその事を考えていた華菜は、やがて横たわる身体に薄い夏布団をかけると、そのまま顔まで布団の中に潜り込みます。
ジーンズのボタンを外し、ジッパーを下ろし、そしてジーンズから右脚を引き抜く華菜。そのまま自由になった右脚を少し開くと、改めて右手を自分の下半身へと持っていきます。
その指が向かうのは、絵梨が制服のスカートで、スクール水着で、そして下着が透ける白いスキニーで、大胆に、無防備に脚を開いて見せていた、その場所。
「あっ・・・」
下着の上からクリトリスに少し触れただけで、気持ち良さから思わず声が漏れる華菜。
華菜が一人で自分を慰める行為を覚えたのは、小学5年生の冬でした。
4つ上の姉が買ってきたファッション雑誌。それを何気なく開いて見ていた華菜は、たまたまその回特集されていたいわゆる「男と女の行為」の記事の中で、その行為の事を知りました。
興味本位で下半身に右手を伸ばし、書かれていたとおりに動かしてみると、なんとも不思議な感覚に襲われます。
慌てて右手を離す華菜。
その日はそれで終わり。しかし、何日か後にはまた、ベッドの中で右手を下半身に伸ばします。この前より長い時間右手を動かしていると、前回よりもはっきりと「気持ちいい」という感覚が身体を襲います。
半年くらいそんな事を繰り返し、おそるおそるながらも自分で気持ち良くなる為の方法を理解していった華菜。
ちょうどそんな頃、クラスで仲良くなった女の子が、その気持ちいい部分をこれでもかというくらい大胆に、しかもスカートで脚を開いて見せて座っているところを目にした華菜。
それが、絵梨でした。
その無防備な姿に思わず「絵梨!スカートでそんな格好しちゃダメ!」と注意する華菜。しかし絵梨は「えー、ブルマだから別にいいじゃん」と全く気にする様子もありません。
華菜からすると「ブルマだからどう」という話ではないのですが、とは言えそれを説明するのもどうすればいいのかよくわかりません。「スカート履いてんだから!」と言ってはみますが、絵梨はあまりピンと来ている感じでもありません。
実際華菜から見ると、男子の目線が絵梨がスカートで脚を開いている姿に向かっているのが手に取るように分かります。
ニヤニヤ話しながら堂々と見ている、ヤンチャな2人組。
通りすがりに、しっかり目線がそこに向かっている男子。
その状況に「男子に見られてるよ!」などと言っても見ましたが、当の絵梨があまり気にしていないのでもはやどうしようもありません。
そんな日々の中で、また無防備にスカートで脚を開いて座っている絵梨。その時、一人の男子の目線がまた絵梨のスカートの中に向かっているのに気づく、華菜。
それは、ちょっと意外な男子でした。
クラスで別に目立つ訳でもなく、比較的勉強が出来る、メガネをかけた真面目そうな男子。ニヤニヤしながら絵梨のスカートの中を見ている子達とは全く違うタイプのクラスメイト。
「え、あの子も絵梨のスカートの中見てる・・・?」
その男子は、まるで自分の中で何かと戦うように目線を逸らしては、その戦いに負けたかのように絵梨のスカートの中に目線を送る、そんな行動を繰り返していました。
「あんな真面目な男子も、絵梨のスカートの中気になるんだ・・・」
その姿に、なぜか内面からゾクゾクするものを感じる華菜。
その夜、ベッドの中。
決してそういう行為の頻度が高い訳ではない華菜でしたが、その日は、下半身に右手が伸びてしまう夜でした。
下着の上から右手を動かしながら、頭の中にふとよぎる、真面目な男子の絵梨への目線。
半年前の雑誌は、姉が捨てたところをこっそり拾って部屋に隠してあります。そこに載っていた描写から、男の人の一人の行為についても一応の知識がある華菜。
「あんなエッチなことに全く興味なさそうな男子でも、絵梨のスカートの中見るんだ・・・」
「しかも必死で目を逸らしたり、またスカートの中見たり」
「そんなにしてまで見たかったんだ・・・」
「なんか、エロい・・・あっ・・・」
身体が、いつもの行為より深い快感に襲われます。
「あんな真面目な男子が・・・あっ・・・絵梨で・・・エロいこと考えてる・・・あっ・・・」
「あんっ・・・見ちゃうんだ・・・我慢できないんだ・・・あっ・・・あんっ・・・」
下着の上からでもハッキリ分かるくらいに下半身が濡れてきている事に気づく、華菜。
今までただなんとなく耽っていた行為に、自分がエッチだと思うことがリンクすることで何倍も快感が増すこと、そして、自分がどういうことをエッチだと思うかということ。この日、それに初めて気づいた華菜でした。
「真面目な男の子がエッチな事を考えている」というシチュエーションに自分が強い関心を持つことを知った、華菜。
小学校のクラスメイトだったあの男子とは別々の中学になった華菜でしたが、絵梨と入学した中学校で、まさに理想的な男子の姿を目にする事になります。
それが、進でした。
小学校のあの男子と全く同じように、見えそうで見えない絵梨のスカートの中から目を逸らしたり、我慢できずにまた目を向けたり。思わず笑いそうになってしまいましたが、顔を真っ赤にしながら絵梨のスカートの中を気にしている進の姿は、華菜の心のど真ん中をくすぐります。
「見えた?」
教室から出ようとする進に、思わず声をかける華菜。
一緒のグループにはいるものの、今まで個人的にそんなに話したことがあるわけではない男子。進も「何が?」というような顔をしています。
「え、なに?」
「絵梨のスカートの中」
ニヤッと笑う華菜。目の前で完全に固まってしまう、進。
「あはは(笑)いやなんか、別に見るつもりはなかったんだけど、真面目な進が意を決して絵梨のスカートの方見てはすぐ恥ずかしそうに下向いてを繰り返してるのに気づいて、なんか面白くなっちゃって(笑)」
「え・・・あっ・・・」
「ねえ、見えたの?」
「あ・・・いや・・・」
「見えなかった?」
畳み掛ける華菜。顔を真っ赤にする進。
「絵梨はねえ、小学校の頃からあんな感じ。結構注意したりもしてるんだけど、この方が楽だし、ブルマだから大丈夫、って全然聞かないんだよね。」
「小学校の頃も、チラチラ見てる男子割といたよ。絵梨は全然気付いてなかったみたいだけど」
「で」
「見えたの?」
「大丈夫、別に絵梨に言ったりしないから。」
「ねえ、見えた?」
真っ赤な顔のままコクッ、とゆっくり頷く進。
「あはは(笑)見えたんだ。良かったね」
進に顔を近づける華菜。
「ふふ、顔真っ赤だね。恥ずかしい?」
「あっ・・・」
「真面目だねー進は。いいんだよ、さっきも言ったけど、絵梨には散々注意してるんだから。見ても罪悪感感じなくていいんだよ?あんな格好してる絵梨にも責任あるんだから」
「あ、いや・・・」
「でも、真面目な進が絵梨の格好に目を奪われてるの見てたら、ちょっとドキドキしちゃった。ねえ、どうだった?絵梨のスカートの中」
「あ・・・」
「ねえ、エッチだった?」
固まる進。
「あはは(笑)真面目だねえホントに。からかい甲斐があるね、進は。」
「あ・・・ちょ、ちょっと」
「あはは、ごめんごめん。じゃ、私も帰るねー。進はゆっくり頭の中の絵梨で楽しんでねー(笑)」
「なっ・・・」
「バイバーイ」
そう言って、その場を去る華菜。
その夜、ベッドの中。
あの頃よりずっと明確に、自分の傾向を理解している華菜。
「あっ・・・また絵梨なんだ・・・」
華菜の右手の指は、自分の気持ちいい箇所を的確に捉えています。
「真面目な進が・・・あんっ・・・あんなに顔真っ赤にして・・・」
「進・・・今頃一人でしてるのかな・・・」
「あっ・・・エロい・・・見えたって頷いてたもんね・・・あんっ・・・」
「もっと・・・絵梨で真っ赤になる進見てみたい・・・」
「ヤバ・・・エロい・・・あっ・・・ああっ・・・」
華菜の右手の動きは、自分自身の身体にとめどなく快感を与え続けています。
「あんっ・・・気持ちいい・・・」
いつしか気づかない間に眠ってしまうまで、華菜のその行為は続いたのでした。
それから、進を絵梨の虜にする華菜の作戦が始まりました。
スカートで、スクール水着で無防備に脚を開く絵梨の、その正面に進を座らせるよう誘導する華菜。
無防備な絵梨の姿に顔を真っ赤にしつつ、目に焼き付けてしまう進。華菜が最初に進のその姿を見た2日後にはもう、進は絵梨のその姿で自慰をした事を華菜に白状しています。
その進の告白が、そして顔を真っ赤にして絵梨の大胆な姿を見る姿が、華菜にとってクリティカルな光景である事を2人は知る由もありません。
絵梨の無防備な姿で我慢できなくなる進の姿で我慢できなくなる、華菜。
そして、今日。
「ああっ・・・」
既に、華菜の下着は染みが出来るくらいに濡れています。
絵梨のことを考えてどんどん勃起する、進の下半身。
我慢出来ずに右手を動かす、進の姿。
耳元で進を煽っていたその時、実は既に華菜の下半身は濡れ始めていました。
「あんっ・・・はあっ・・・」
下着越しに指がクリトリスを撫でるたび、今までよりはるかに強い快感が華菜を襲います。
絵梨の姿で顔を真っ赤にする進を思い出すと、指の動きは止まりません。
「はあっ・・・あっ・・・気持ちいい・・・」
我慢出来ずに、下着の中に手を入れる華菜。
ヌルヌルになっているクリトリスに直接指を触れます。
「はあっ・・・!」
さらに強烈な快感。
その右手は、進が射精した瞬間の感覚を思い出しています。
最後、進の右手を奪って、代わりに自分の右手で進の下硬くなった下半身に触れた華菜。それは進の為ではなく、進が絵梨で我慢できなくなる瞬間の感覚を、どうしても直接味わいたかったからでした。
男性の下半身に触れたのは、もちろん初めてです。
そして、見よう見まねで手を動かした瞬間、その手に伝わった大きな脈打ちと、次の瞬間大量に発射された精液。
「あんっ・・・あっ・・・はあっ・・・」
「あんなドクドクするん・・・だあっ・・・あっ・・・」
「あれって・・・あんな熱いんだ・・・」
「進が・・・絵梨で・・・はあっ・・・!あんっ・・・」
華菜の指の動きはどんどん細やかに、どんどん激しくなっていきます。
既に今までで一番気持ち良くなっている華菜ですが、今日の進との行為があまりに刺激的過ぎて、もはやもうその指の動きを止めることが出来ません。
「あんっ・・・気持ちい・・・い・・・」
グチュグチュといやらしい音を立てる華菜の下半身。
「はあっ・・・すごいことしちゃった・・・あっ・・・」
「進の・・・絵梨で・・・」
「絵梨が・・・あっ・・・進にこんな・・・はあっ・・・気持ちいいとこ見せるから・・・あっ・・・あっ・・・」
「あああ・・・あっ・・・進が・・・はあっ・・・あああ・・・」
そしてもう一度、進の下半身の大きな脈打ちを思い出した瞬間。
華菜の限界が訪れます。
「ああああっ・・・!あっ・・・!いっ・・・あっ・・・あああああああっ・・・!」
襲ってきた今までとは桁違いの快感に、華菜の身体はビクビクと痙攣します。
「あああああっ・・・あっ・・・ああっ・・・」
布団の中で汗だくになり、身体中を襲う快感に身悶える華菜。ぐったりしながらも、その余韻に身体を委ねます。
「はあっ・・・ヤバ・・・」
「今日のは・・・はあっ・・・」
「進が・・・あんな・・・」
そんな事を思いながら、ようやく息を整える華菜。
そして、
「どうすれば、もっと楽しくなるんだろう」
と、また考えを巡らすのでした。