はじめまして。
僕の名前はヤマトと言います。
彼女とか親からはヤマちゃんって呼ばれてます。
タイトルにも書いてるように大好きな彼女が寝取られてたときの話を書いていこうかと思ってます。
下手くそな文書だと思うけどよかったら読んでほしいです。
当時僕は22歳の大学生。
頭がいいわけではなかったので大した大学には行けなかったのですが、そこそこ楽しい大学生活を送ってた。
バイトもサークルもしてたし、友達も人並みにいた。
なによりも大学生活を華やかにしてくれたのは彼女存在だった。
彼女の名前はスズ。
彼女との出会いは高校の時なんだけど、高校生のときはホントに高値の花だと思ってたから全く話したことがなかった。
身長148センチとかなり小さくて顔はタヌキ顔っていうのかな?タレ目でほんわかした雰囲気だった。
カーストの上位にいるわけではないが誰とでも仲良くて元気でみんなスズのことが好きだったと思う。恋愛がどうとかではなく。
僕は典型的な陰キャで教室で小説とか読んじゃうタイプだったんだけど、そんな俺にもスズは気兼ねなく話しかけてくれた。
女の子と接点のない僕なんかに優しく微笑んでくれたら好きになるに決まってる!
僕の周りの陰キャ仲間は口には出してなかったけどみんな勘違いしてスズのことを好きになってたと思う。
僕は運良くスズと3年間同じクラスで席が近くなるようなことが多かった。
僕が読んでいる小説に興味持ってくれて貸して〜とか言って貸してみたり、ハマった小説があったら目をキラキラさせて、あのシーンは〜って放課後、二人で語り合ったりしていた。
高校の頃はスズに男の影はなくて、僕が1番仲良いかもと勘違いするくらい3年間で仲良く慣れた。
陰キャ仲間からも「告白してみろよー!」とか茶化されていたけどそんな勇気なんてなくて卒業の日を迎えることになる。
大学も違うところになるってわかってたし、俺なんかがスズみたいな可愛いこと3年間仲良くできただけでもご褒美みたいなもんだったと割り切っていた。
卒業式の日「貸してた本返すから時間ある?」とスズに言われて放課後待ち合わせることにした。
「卒業しちゃったねー」
なんて世間話をしながらスズともう気軽に会えることはないのかと、少し寂しい気持ちになっていた。
「そうだな。」
僕は気の利いたセリフなんて言えないし情けないけど最後の思い出だと思っていた。
それから少し経ったときにスズが大きなため息とともに「はぁ〜。ねぇ!なにか私に言う事ないの?」と顔を覗き込むようにして言ってきた。
スズの顔が近くて真っ赤になった僕は「ど、どういうこと?」となにもわからずに答えた。
「もう!卒業したら気軽に会えなくなるんだよ?」少し頬を膨らませて拗ねたような表情で言ってくる。
「……す、スズちゃん……ずっと好きでした。」
さすがの僕も察することが出来た。
マジで心臓が口から飛び出るかってくらいに緊張した。
こんないい雰囲気でも告白させといて振られるんじゃないかと本気で思っていた。
「んっ。わたしも。」
そう答えるスズは耳まで真っ赤にしていた。
めちゃくちゃ長くなってしまったけどこうして付き合うことになった。
僕からしたら高値の花だったんだけどなんの奇跡か両思いで、しかもスズもずっと好きでいてくれたって聞いて舞い上がりそうだった。
大学は別々だったから喧嘩もしたけど別れるなんて選択肢を選ぶところまではお互い行かずに客観的に見てもラブラブな日々だったと思う。
大学生活なんてイケメンに言い寄られたりあるだろうし、めちゃくちゃ心配だったけどスズはずっと一緒にいてくれた。
なにかあるごとに男だとしても報告してくれたし心配かけるようなことは絶対にしないでいてくれた。
僕の方はなんの心配をしなくてもモテることはないから大丈夫なのだけど、スズは女の子の影があるとすぐ嫉妬していてそれすらも愛おしかった。
良くも悪くもスズを信じすぎていたのかもしれない。
22歳
秋に差し掛かる頃。就職活動も落ち着きだしてスズと過ごす時間が増えていた。
正直大学四年間付き合い続けられるのか不安だったがそれもあと少しというところまで来ていた。
就職してある程度落ち着いたら世間的には早いかもしれないがプロポーズをしよう。
そう決めていた。
高校の頃から好きなんだから早いなんてことはないだろう。
僕とスズは一人暮らしをしている僕のアパートでソファに座ってくつろいでいた。
一人暮らしを始めたのだってスズと沢山気兼ねなくセックスがしたいから。
隣の壁が薄くて焦ったのもいい思い出だ。
机に置いたスズのスマホのディスプレイが光る。
なんの気無しに目をやると「タクマさん」という男の人からのメッセージだった。
本文は見る暇がなくスズがスマホを取った。
タクマさん?
聞いたことあるようなないような。
記憶を辿るが思い当たらなかった。
「タクマさんって誰だっけ?」
僕はホントに疑ったりそんな気持ちは微塵も持たずに聞いた。
ただホントに誰だったっけ?って思っただけ。
「えっ!?た、タクマさん?大学の先輩だよ?」
ん?焦ってるのか?
スズの様子が少し気になった。
「あー!サークルの先輩だったっけ?」
なんとなく思い出して話を続けた。
「うん。そうそう!ひとつ上の先輩!同じ楽器だったから仲良くしてもらってて」
スズは軽音サークルに所属していてベースを引いていた。
ベースの先輩か。
ドラムだったりギターだったり男の先輩の話はよく聞いていたけどタクマさんという人は初めの頃少し聞いただけでそれ以降聞いた覚えがなかった。
「じゃぁいま社会人なんだ?」
「そうそう!就活の相談とかしてて……」
どことなくバツが悪そうに見えるのは気のせいだろうか?
なんだか胸騒ぎというか悪い予感がしていた。
ここで話を終わらせたくないけど何を話したらいいのかとか考えていると「さてと!お風呂でも入ろうかなー?」と自然に席を立った。
やましいならスマホを持っていくかと思ったが持っていくことはなかった。
普段から放置気味だからむしろこのタイミングで持っていかれなくてよかったと思った。
だけど、一度人を疑ってしまうともう止められない。
俺は人生で初めてスズのスマホを手に取りパスワードを解除した。
パスワードは一緒に過ごしていたらなんとなくわかるもんだ。
大丈夫!大丈夫!
安心するためだから。
と自分に言い聞かせながらも心臓の音が聞こえてくるのではないかというくらいドキドキしていた。
震える手でラインのアイコンをタップする。
少し大きく息を吐いて気持ちを落ち着かせようとするが、無理だ。
当然一番上にタクマさんの文字が。
さらっとどんな人とやりとりしているのかさらっと見てみたが怪しいようなものはなかった。
なんかタクマさんとのやり取りを見るのを躊躇ってるようだった。
意を決してタクマさんとのラインをタップする。
「今度いつ会えるの?早くスズのやらしい体めちゃくちゃにしたいわ!彼氏なんかほっといて早く家来いよ!」
「もうスズのおっぱいが恋しいわ!笑」
「おーい!無視かー?下手くそな彼氏とおこちゃまセックス中なのか?」
目の前が真っ暗になるってこのことか。
サーッと血の気が引いて目の前が真っ暗になった。
心臓の鼓動がさっきより早くなってる。
どういうことなのか頭では理解できていても信じたくない気持ちからか理解ができなかった。
しばらくして“浮気”の二文字が頭を過ぎった。
そんなわけない。スズがそんなことするわけ……
カタカタと震える手でもう一度ディスプレイを見てもさっきと同じ文章だった。
ヘタレな僕はスマホをスクロールして過去のやり取りを見ることができなかった。
しばらくしてようやく“いつから?”“なんで?”という思考になった。
それでもあのスズが?と信じることはできなかった。
ホントに突然こんな状況になったら体験談とかで読んだみたいに冷静に行動できないし、興奮とか全くこのときはしてなかった。
ただただ体が震えていてその文章を眺めることしかできなかった。
「お先ー。えっ!?」
風呂上がりのスズが大きな声を上げる。
そりゃそうか。僕がスズのスマホを握りしめて震えていてるんだから。
慌ててスズが僕の手からスマホを取り上げる。
「み、見たの?」
スズの声も震えていた。
僕は声を出そうにもうまく出すことが出来ず、辛うじて首を縦に振った。
「あぁぁぁぁぁぁーー」
突然の大声にビクッと体が反応した。
スズは「ごべん……ごめんなさいいー。うわーーん。」ピンクと子供のように大声で泣いていた
あぁ、、、やっぱり浮気なんだな……とこのときやっと理解できた。
「違うの!!お願い!!信じて?」
テンプレートのようなことを言うスズ。
泣いていてもかわいいなぁなんてこの場に及んでそう思ってしまった。
「と、取り敢えず泣き止んでから話がしたい。」
僕はそう言ってスズが泣き止むのを待った。
なかなか泣き止むことはなかったが1時間くらいしてようやく落ち着いたようだ。
「先にスマホを見てしまったことは謝るよ。ごめん。それで、タクマさんとは……いつから?」
聞きたくないようです聞きたいような。
複雑な気持ちで質問した。
「グスッグスッ………」
「全部正直に話してほしいんだ。浮気だったとしてもスズと離れるなんて考えたくない。」
「う、、、うぅ、、ありがとう。。。タクマさんとは……」
スズの話。
タクマさんの出会ったのは当然大学に入ってサークルでだ。
同じベーシストということで割りと早い時期から仲良かったらしい。
俺にタクマさんの話をあまりしなかったのはやましいとかではなく、それこそ結構序盤に口説かれたからだそうだ。
もちろんその時は彼氏がいることを伝えたみたいなんだけど、タクマさんは「別れるの待ってるわー」とか本気か嘘がわからないことを言ってきたらしい。
元々モテる人だからあまり本気にせず流してたみたいなんだけどさすがに俺に話す話すのは心配させると思ったとのこと。
それからはホントにいい先輩後輩として3年間を過ごしたそう。
ここからはラインを見せてもらったり話を聞いて書くので実際に見たわけじゃないかど雰囲気で書いていく。
タクマさんが卒業するときのこと。
打ち上げでもあまりお酒を飲まないスズもこの日はさすがに飲まざるを得なかったそうだ。
「卒業したらスズに会えなくなるし寂しくなるなー」
「まだそんなこと言ってるんですか?」
「で?いつ別れるの?」
「別れません!てか別れてもタクマさんととか考えれませんから!」
かなりフランクにそんな話もできるようになっていたらしい。
「そういえば卒業記念にベース買ったんよ!」
「ホントですか!?あの言ってたやつ?」
「そうそう!奮発してしまった!」
「うわーいいなー!また弾かせてくださいよ!」
「このあと家来るか?」
こんな感じで突然誘われたらしい。
「はいはい。そうやってまた!女の子連れ込む手口なんでしょ?」
「うーわ!可愛い後輩にシンプルにベース見せてやろうと思ったのにそんなふうに思われてたんだー」
「そういうわけじゃないですけど……さすがに家に行くのは……」
「ベース弾きたくない?」
「うぅ……」
なんか僕にはわからないけどかなりレアなベースだったみたいで酔ってたのもあって「ベース見せてもらって少しひかせてもらったらすぐ帰りますから!」と家に行くことを承諾してしまったそうだ。
口説かれたとはいえ、3年間なにもなかった先輩なら少し信頼してしまう気持ちも分からなくもなかったけどやっぱりショックだった。
ずっとスズの話聞きながら胸が張り裂けそうだった。
家について普通にベースを触ってたらしい。
「すごーい!かっこいいー!」と飛び跳ねるくらいテンションが上がったって。
ひと通りはしゃいだあと先輩が温かい飲み物を入れてくれて少しまったりした時間があったそうだ。
「ずっと冗談で言ってたけど俺、スズのこと本気で好きだったんだ。」
告白なのか報告なのかわからないテンションで言ってきたらしい。
スズも困惑してしまって「あ、ありがとうございます。」としか言えなかったそうだ。
俺はホントに泣きそうになりながらスズの、話を聞いていて胸も張り裂けそうだったしタクマさんには腸煮えくり返るくらい腹が立っていた。
「ねぇ。ホントに全部話すの?」
あまりに、辛そうな僕をみて心配して言ってくれたが全部知りたかった。
突然の告白と沈黙で今先輩の部屋で二人きりなんだって思ってしまって急に緊張してきたそう。
「スズ。頼みがあるんだけど」
「なんですか?」
「大学生活の最後の思い出に……スズがほしい。」
なにをキザなことを言ってるんだとか思ったけどスズは寄ってたのもあると思うけどずっと想ってくれてたんだとか情を抱いてしまったそうだ。
その時点で浮気だし許せないと思ったけどこの胸の苦しみと嫉妬心とこれでもスズを手放したくない気持ちとでぐちゃぐちゃになっていた。
そして、このときはホントになんでかわからなかったんだけど僕は勃起してしまっていた、
「いい?」とだけ言われて返事をする前にキスをされたらしい。
過呼吸なるかってくらい動悸がした。
まさかほんとにあのスズが他の人と……
掻き消したくても頭の中に他の人とキスをするスズの姿を思い浮かべてしまう。
「な、なんで受け入れてしまったの?」
「ごめんなさい。」
「そ、それから?」
「……ごめん。これ以上は話せない……」
「それって、最後までしたってことだよね?」
「……」
「ど、どうだった?」
「えっ?どうって……?」
「スズは僕としか経験がなかったよね?初めて他の男の人としたんだよね?」
「う、うん、そうだけど……」
「どうだった?違った?」
なんてことを聞いているんだと思ったけどもう止められそうになかった。
「なんで、そんなこと聞きたいの?」
「わからないよ。でも話を聞いてたら苦しくて嫉妬してムカつくのに……興奮するんだ……僕のスズなのに。もう僕以外も知っているんだって思ったら苦しいしムカつくのに興奮する……」
僕は正直に答えた。
この感情が何なのか分からなかった。
「タクマさんとのセックスはどうだった?」
「ねぇなんでそんなこと聞くの?浮気してたんだよ?もう、別れるしかないんだよ?」
泣きながら訴えてくるスズ。
僕も同じように泣いていた。
「それだけは嫌だ。スズが浮気してたのは事実だし変えられないことだけど。スズと別れたくない。」
「ヤマちゃん……でも……許してくれるの?」
「許すことはできないと思う……スズもまだ別れたくないのならお願いがあるんだ。」
「お願い?」
「タクマさんとの関係を続けてほしい。」
僕も自分で何を言ってるのか分からなかった。
「どういうこと……?」
「スズが他の人とシテるとおもうと……興奮する。だから浮気をしたことは許すから……まだタクマさんと関係を続けてほしい。」
「そ、それって……浮気をしろってこと?」
「そうなるかもしれない。」
「でもそんなに苦しそうなのに。」
「僕もわからない……でもこんなに苦しいのはスズを愛してるからだと思うんだ……」
「まだそんなに、好きでいてくれるの?」
「もちろんだよ。だからこの苦しさを味あわせてほしい……変なこと言ってるのはわかるんだけどこんなに明確にスズを好きだと思えるんだ。だから頼むよ……」
ほんとにめちゃくちゃなことを言っていたと思う。
浮気された自分の、彼女に浮気相手と関係を続けてほしいなんて馬鹿げている。
「……それで別れないでいてくれるならわかった……沢山傷付けるかもしれないけど……それでいいんだよね?」
「うん。」
「じゃぁひとつ私からも提案したいんだけど……」
そう言ってスズは俺のアイパッドを手に取るとラインをインストールした。
そしてスズ自身のアカウントでログインした。
「どういうこと?」
「……苦しめる=愛してくれるっていうことで間違いないんだよね?」
「うん。今回のことで明確にそうだってわかった。」
「だったら沢山傷付いてもらうから。」
スズが言うにはタクマさんとの関係をリアルタイムでみて苦しんでほしいとのことだった。
もちろん必要のないラインは見ないと約束した。
「タクマさん以外にも裏切ることがあるかもしれないけど……それでも愛してくれるんだよね?」
「……あぁ……」
「あーあ。絶対もう終わりだと思った。自業自得でしかないんだけどね。ほんとにごめんなさいっ」
「謝らないでよ。一件落着したんだから……これからはどんなことがあっても大丈夫だ。」
「うん。あっ!ヤマちゃんは浮気しちゃだめだよ?」
「あはは!もちろんだよ。」
「なんか、変な感じ……」
「そうだね……」
いい雰囲気になりそうなところでスズのスマホと僕のタブレットが光った。
ドキッとした。
ディスプレイにはタクマさんの文字。
それだけでまた胸が張り裂けそうだった。
「大丈夫?これからずっと、これが続くんだよ?」
「大丈夫。大丈夫だよ。」
ドキドキしたままタブレットに手を伸ばす。
「既読つけたなら返事返せよなー!早漏彼氏とセックス終わったのかー?」
画面が下にスクロールされる。
「スイマセン。ぼーとしてました!てかそんなことしてないですよー!」
僕の真隣でスズがこの文章を打っている。
「ぼーとしてたなら家来いよ。また気持ちよくさせてやるから!」
あぁ……そんな……
ぎゅーっと胸を鷲掴みにされている気分だ。
スズが他の男に……
あぁ……大好きだ……大好きだ……
「スズ……」
ボソッと呟くとラインを打つ手が止まった……
「どうしたらいい?」
スズが聞いてくる。
「す、スズが思うように……したいようにしたらいいよ。」
喉がカラカラだった……
行かないで行かないで行かないで行かないで
声に出したいのに……
抱かれてほしい。抱かれてほしい。抱かれてほしい。
矛盾した感情が入り混じっていた。
希望か絶望か
タブレットがまた光る。
「もう恥ずかしいこと言わないでくださいよ!わかりました。30分くらいしたら行けると思います。いいですか?」
はぁはぁはぁはぁ……息が上がる……
そんな……スズ………
「これでいいんだよね?」
スズが支度をして部屋を出ていこうとしている。
まだ止められる。
タクマさんにほんとに取られてしまう前に。
全部許すからタクマさんと縁を切ってほしい。
そう言ったらスズは嬉しそうにしてくれるだろうか……
止めるなら今しかないのに……
僕は玄関に向かうスズに対して「こ、これで録音してきてほしい。」と大学で何度か使っただけのボイスレコーダーを手渡した。
「んっ。わかった。」
玄関を出るスズの背中は少し寂しそうに見えた。
あーーーーーー!!!!
僕は残された部屋で1人叫んでいた。
少し長くなったのでここで一回切ります。
エロい描写なくてスイマセン。
よかったらコメントとか頂けると嬉しいです。