自分が高校生の頃の話。
猛暑真っ只中の夏休みに突入して間もない頃、俺は同級生である友人の家に泊まりに行くことになった。
翌日にはオープンキャンパスがあり、友人が偶然にも俺と同じ大学を見に行くと言うので「丁度良いから家に泊まりに来たら?」と、誘いを受けた為だ。
母親が車で目的地まで乗せていってくれるとの事で、俺は交通費惜しさもあって二つ返事でOKしたのだった。
閑静な住宅街に建つ、見馴れた二階建ての友人宅のチャイムを鳴らすと、友人の母親であるシズルさんが扉を開けるなり開口一番に「あぁ、いらっしゃい。暑かったでしょう?」と軽快に出迎えてくれた。
友人であるユキタカとは小学校以来からの古い付き合いであり、何度か家に泊まりに行っていた事もあって、彼の母親ともスムーズに会話をすることができるくらいの顔馴染みでもあった。
シズルさんの年齢は40代後半を迎えているはずだが、-20歳ほどサバ読みしても通用するんじゃないかと思えるくらい異様に若さを保った人で、色白で線の細い華奢な顔立ちはユキタカにそっくりだった。
ショートカットと銀縁の眼鏡がよく似合う知的な人妻といった見た目で、外見からして清楚な趣味が似合いそうな印象を受けるのだが、実際はかなりオープンかつ快活で、家庭内全体のイニシアチブを握りたがるような、気の強い性格の女性だった。
おまけに俺の家族ですら認知される程の酒好きで、かつ絡み上戸で、聞き手側がドン引きする様な下ネタを口走っては自分の発言に大笑いしたり、趣味のDVD鑑賞でB級のサメ映画に臆面もなく大爆笑するなど、物静かで奥ゆかしそうな外見と、行動の陽気さのギャップが面白くて、とても親しみやすかった。
俺のなかでシズルさんは、他所の母親というよりどちらかと言えば『面白おかしい年上のお姉ちゃん』といった感覚に近かった。
だが、この後に起こる出来事を目撃して以降、シズルさんに対して見る目が大きく変わることになろうなど、その時は想像すらしていなかった。
その日の夜、俺は21時頃から既に床に就いていた。
昼間のバスケ部の激しい練習による疲れがあったためで、友人宅で夕飯をご馳走になってからしばらくすると睡魔が急激に襲ってきたのだ。
寝場所は一階のリビングの引き戸を挟んでちょうど隣にある、応接用の和室が宛がわれた。
ユキタカの部屋は二階にあり、父親は現在別居中らしいので、一階はお酒を飲んでテレビを視ているシズルさん以外に誰もいない。
戸を閉じて床についてしまえばとても物静かなので、俺はあっという間に眠りに落ちた。
次に俺が目を覚ましたのは、丁度2時間後の事だった。
熱帯夜であるにも拘わらず、クーラーも付けず、ベランダのガラス戸を開けて風を送り込むこともせず眠っていたために汗だくになってしまい、喉も異常に渇いていた。
台所で冷蔵庫に入れてもらっていた持参のペットボトルの緑茶をがぶ飲みして喉を潤すと、今度はトイレに行きたくなった。
用を足し終える頃にはそこそこ目が冴えてきたので「ユキタカはまだ起きているだろうか」と気になって、俺は二階へ行くことにした。
しかし彼の部屋に電気は付いておらず、扉は開けっぱなしのままで誰も居なかった。
その代わりに、サブのリビングとして使われている隣の部屋の引き戸から明かりが漏れていた。
ユキタカが友人を招いた際にゲームをするときや、シズルさんがDVDを視るときに使われる大きめなインチのテレビやソファーが備わっている部屋だ。
そしてよく見ると、引き戸の前の廊下にはシズルさんが身に付けていたと思われる上着と、淡い水色のブラが雑多に脱ぎ捨てられていた。
俺は某かの予感めいたものを感じて、引き戸の隙間に耳を当ててみた。
するとテレビの雑音と同時に、押し殺された笑い声の入り混じった吐息のような女性の甘い声が聞こえてきた。
最初はユキタカがアダルトDVDでも視ているのかと一瞬思ったのだが、蚊が鳴くように控えめだった女性の小声が、小刻みに「あっ…あっ…あっあっ、あっ♡あっ♡あっ♡」とペースとトーンが高まり、音量も上がってハッキリとした喘ぎ声となって耳に届くことで、初めてその声の主がシズルさんのものだと認識することが出来た。
(もしかして、ユキタカとおばさんが一緒に居るのか…?)
非日常的な状況で異様な空気が漂うなか、俺は更なる非現実めいた自問に頭を殴られた気分になり、軽く目眩をおぼえた。
俺の自問の通りなのだとしたら、彼らは実の親子同士で性的なスキンシップを行っていることになるが、当時は「さすがに有り得ないだろ…」という心情が半分を占めていた。
当然の事ながら俺は思春期真っ盛りの男子なので、性への興味はもちろんあった。
しかし、血の繋がった家族同士で(違う意味で)愛し合う『近親相姦』などという世界は、全年齢向けのコンテンツですら触れた事がなかったのだ。
有り得ない…と思いつつも、俺は同時に今までに無い興奮を覚えていた。
俺は引き戸の目の前にしゃがんでぴったりと聞き耳を立てつつ、ほぼ無意識のうちに短パンの中で硬く勃起しきったチンポを撫でつつ、もう片方の手でシズルさんが脱ぎ捨てていたブラを握っていた。
俺は学業やら部活やらで何かと忙しくしていて、数日間オナニーが出来なかったし、ましてや彼女も居ないので、非常に溜まっていた。
なので今ここで射精でもすれば、とんでもない量の精液が吹き出るだろう事は間違いないという確信を感じ、そのワクワクした期待感が更に欲情を煽った。
その間にも部屋からは、他所では絶対に聞かせないであろうシズルさんの、年齢不相応の甘えた子猫のように可愛らしい喘ぎ声が俺の耳をくすぐってくる。
息子から受けているであろう何かしらの快感をたっぷりと味わい、心の底から楽しんでいる様だった。
俺は今直ぐにでも短パンからチンポを取り出して激しくしごきあげ、シズルさんのブラをティッシュがわりにして当てがって、思い切り射精したかった。
しかし同時に、ただ声を聞いているだけでは段々と物足りなくなっていた。
(今すぐ出すのはもったいない。少なくとも生のおばさんを見ながら思い切り出したい)
俺の中のシズルさんに対する認識は、最早すでに友人の母親でも『面白おかしい年上のお姉ちゃん』でもなく、今や完全に異性の対象であり『最上級のオナペット』へと置き換わっていた。
何としても、彼ら母子の秘め事をこの目で見たかった。
(一体おばさんは、息子の前でどんな顔を見せてるんだろう…?)
ほんの少し妄想しただけでも胸が爆発しそうな気分になり、いてもたってもいられなくなっていた。
そして煮えたぎった性欲によって思考が異常に研ぎ澄まされた俺の脳ミソが、あること思い出させ、閃きを与えた。
俺は音を立てないように細心の注意を払いながら、ユキタカの部屋に向かった。
※予想以上に長くなってしまいました、文字数の上限がわからないので一旦区切ります。次に続きます