【美優&優奈スピンオフ】美優12歳、幼き恋心〜愛するお方に抱かれる時…。ヒロさん非公認作品
“思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを”
(あの人のことを思いながら眠ったから夢に出てきたのだろうか。夢と知っていたなら目を覚まさなかったのに)
これはアテの大好きな平安時代中期に活躍し、六歌仙の一人にも数えられる「小野小町」の詩どす。
少しだけウチの体験談を語ります。
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12歳のとき、引っ越しをした、家庭環境が複雑だったため母親と妹と三人で京都のマンションに越しきた。
そこで運命的な出逢いを果たす。
自分の両手で荷物を運びながら、エレベーターのボタンを押そうとあたふたしていたら、一人の男性が
「お嬢ちゃん、何階や?」
「2階どす。」
「なんや、俺も二階やで。ほな、持ったあげるわ。」
と言って、部屋の前まで荷物を持ってくれて。
ふと見上げた、男性は背が高く肩幅が広く清潔感があり、何より男前だった。
一瞬でその青年に「一目惚れ」してしまった。
少女だった私にも格好良さが充分伝わりました。
その男性はなんと隣に住む事になる大学生のお兄さんでした。
私の環境では殆ど大学生のお兄さんなんかに会う機会なんてなかったので、少しドキドキした。
「あらっ、どちら様」
「隣の松木ってもんですわっ!よろしゅうにっ。」
一礼するとと去って行きはりました。
いい男に目がないお母はんは
「な、何!?あのイケメン!風間トオルの若い時にそっくりやん!」
「お母はん、誰どすか?」
「昔のチョーイケメンのモデルよ!」
「あの子、そーとー、モテるわよ〜。」
当然知る由も無く聞き流した。
(しかし後で画像を見せて貰って驚いた、ほんまに似ていた。爽やかな雰囲気と優しい目元がそっくりだった。)風間トオル-若い頃でググって下さい。
これがお兄はんのイメージにぴったりどす。
全く、お母はんは…。イケメン好きやのに、連れてくる彼氏はホストみたいな人が多い。
恥ずかしい話、子供から見てもクズみたいな人ばかりどした。
ウチには妹がおり、ウチと違うて人懐っこかった。
目を離すとすぐに居なくなる。
今日も
「優奈〜、どこぇ?」
「お姉ちゃん、お姉ちゃん、ここだよ。」
ふと見ると隣の大学生のお兄はんの部屋に優奈がいた。
「あんた何してんの?」
「なして?あかんの?」
中から綺麗なお姉さんが出てきて
「あんた、優奈ちゃんのお姉ちゃん?」
「へい、美優どす。」
この方が翔子さん、当時のお兄はんの彼女さんどした。
この翔子お姉ちゃんはとてもウチたち姉妹にも優しく、頻繁にお部屋にお邪魔することになった。
「翔子お姉ちゃん、結婚してますのかえ?」
「ちゃうちゃう、あの人は彼氏やねん。」
「ど、同棲?」
「んー、養ってもろとるよ…へへへ。」
とても明るくいい人どした。
翔子お姉ちゃんとはすっかり打ち解け、よく一緒にお料理を作った。
「美優ちゃん、ごっつ、料理上手やなぁ」
「ウチ、小さい時から仕込まれていますよって。」
「へぇー、私にも教えてっ」
京風の薄味の煮物などを教えてあげました。
代わりに、
「竜田揚げはうちの方がうまいでぇ」
「ヒロ兄の大好きな味付けだけは自信あんねん!美優ちゃんにも教えとくわっ!」
と、生姜とニンニク多目の味付けを教えてくれました。
どうやら、彼氏さんが好きなようどした。
ある日、翔子お姉ちゃんの家でお茶をしている時に
「なぁ、うち、もう出ていかなあかんねん。」
「えっ、なしてどすか?」
話によると愛媛に引っ越すらしいのです。
とても悲しかった。
仲良くしてくれたお姉ちゃんがもう居なくなる…。
しかしお姉ちゃんは
「何か、あったら、ヒロ兄を頼ったらええで、絶対助けてくれるしな」
「ウチ、話したこともありましへんけど…」
「ハハ、関係ない、関係ない、そんな細かいことは気にしーひん人やさかい。」
「なんたって、私の初めての相手やしな…えへへへ♡」
「えっ?は、初めてどすか?」
「美優ちゃんもいずれは誰かとそうなるやろ?」
「・・・、よー分かりまへん。」
「ヒロ兄はオススメやでぇ!絶対優しくしてもらえるでぇ。」
「・・・」
「アレもゴッツ大きいから最初はものすごー痛いかもしれへんけど、上手に抱いてくれはるでぇ…笑」
「お、おっきいて……」
思わず赤面してしまった。
この翔子お姉ちゃんは、小学生のウチに初体験の相手に自分の彼氏を勧めて来た…。
もう、帰ってくるつもりはないんだなぁ…。
ある日、マンションの前で優奈とボール遊びをしているとボールが転がりそれを拾ってくれたあの大学生のお兄さんが
「優奈ちゃん、こんにちは。」
「あっ、翔子お姉ちゃんの恋人さんだ!」
どうやら、優奈に先日お菓子をくれたみたいでした。
「優奈が御世話掛けたみたいで…おおきに」
お兄さんはニコッとし、
「優奈ちゃんのお姉ちゃんかな?」
「へい、美優どす。」
少し、いや、ショックどした、引越しの時、会っているのに覚えてくれてないみたいでした。
「こんなトコで、遊ぶと危ないでぇ、クルマに気ー付けて遊びや。」
「へい…」
「あのお、翔子お姉ちゃんは?」
「翔子かぁ……引越ししたわ…。」
さっきまで笑顔だった、お兄さんが寂しそうな顔になってしまった……悪い事聞いてもうた。。。
「そうや、うちでジュースでも飲むか?」
「ええんですか?」
優奈と二人、お兄さんの部屋に行った。
色々、お話をした。
楽しかった。
初めて男性とこんなにお喋りをした。
それも、一目惚れした相手……。
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つまり、初恋だった。
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優しいお方どした。
「美優ちゃん、膝崩しや。」
「ウチ、正座が落ち着きますさかい。」
「ほー、そうか…」
優奈を膝に抱いてくれて、優奈もとても懐いた。
全然、男の人に懐かない優奈がもうお兄さんにはベタベタになっていた。
もう…優奈ったら、ウチがお兄はんの膝に座りたいわぁ…。って少しだけ妹に妬けた。
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お母さんは夜の仕事をしていたので、食事は私が作っていた。
でも、偶にお兄はんがやって来て、
「カレー作ったし、来るか?」
と、誘ってくれたりもした。
そして、お兄はんがバイトがない時は優奈が一人で遊びに行っており、ゲーム機で遊ばせて貰っていた。
「お兄はん、優奈がいつもすいません。」
「ええって、ええって。美優も着替えたらおいで。」
「へい、ほな、後で…」
その頃には「お兄はん」と呼ぶようになり。
お兄はんもウチを「美優」と呼んでくれるようになっていた。とても嬉しかった。
私はこの頃、家に居るのが嫌だった。
それは、お母はんの彼氏。
ホスト崩れのようなチャラい男。まさにお兄はんとは正反対な人…山内(これは本名どすえw)。
お母さんの彼氏のクセに、私を見る目がとてもいやらしかった。
実は私はかなりの早熟で、胸もそこそこ大きく、ブラジャーもスポブラではなく大人のモノをしていた。サイズもBカップまで成長しており、すでにソレもキツくなり始めていた。
そして、性教育についても舞妓のお姐さん達から聞いており、性交渉については何となく分かっていた。
性交渉、好きな殿方に身を委ねて、相手に気持ち良くなってもらう…、これは昔から水揚げされた時の舞妓の常識。
*ただ現在では水揚げなんてありまへん。一応、表向きは。
このような事を聞かされて育ったのだ。
家庭環境は兎に角複雑どす。
多くは語りたくないので、ある程度、察して下さい。(お兄はんの投稿で殆ど知られてますかえ?)
つまり私は、将来、舞妓、芸妓になるべく幼少期から英才教育してされた娘だった。
私の祖母は元芸妓で、現在、お唄や三味線の師匠をやっている。
私は幼い頃から厳しいお稽古を強いられる、それが普通となっていた。
置屋にも出入りし、舞妓のお姐さんや仕込みのお姐さんと一緒に過ごす事も多かった。
小学校でもかなり浮いた存在で、友達との会話も殆どなく、いつも好きな歴史小説を読んでいるような児童でした。
とにかく、テレビなんて殆ど観ないので、会話について行けない。
アイドルがどうだとか、アニメがどうだとか全く分からない…。
毎日毎日お稽古や所作さ振る舞いを厳しく指導されたのです。日舞、踊り、三味線…普通の子供なら逃げ出したくなるようなお稽古漬けどした。
歩き方、座り方一つ取っても、浮世離れしていたはずです。
そんなある日、中学一年生の二学期になってから、置屋に通うことが決まり、一年だけ自由にさせてもらえる事になった。つまり今年の9月まで普通の小学生、中学生でいることができる最後のチャンスを貰いました。友達をつくろうが、彼氏を作ろうが、その間は自由を貰いました。
お婆さんもまさか大学生のお兄さんと燃えるような恋を小学生のウチがするなんて…。
「お釈迦様でも気がつくまい。。。」
そして、翔子お姉ちゃんに出逢い、お兄はんで出会う事となったのです。
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この山内って人はお母はんと二人きりでアレをしたいらしく、邪魔な私達をお兄はんに預けた。
お兄はんは最初は怪訝な表情をしていたが、預かってくれて、泊めてもくれた。
優奈を優しく寝かしつけてくれる姿がとても印象的で、優奈も実の兄に甘えるように安心しきって眠った。
も、もしかして、ウチも添い寝してもらえるのやろうか……なんて少し期待したが、お兄はんは
「お兄ちゃん、下でねるさかい、美優は優奈とベッドで寝なさい。」
あららぁ……残念。
「ほな、お先に失礼させて頂きます。」
正座をして頭を下げると
「はっ?礼儀正しすぎやん。笑」
笑われただけどした。
やっぱ、女としては見られてへんのやねぇ。
ウチは布団の中でブラを隠れて外し、枕の下に隠して眠った。
正直、いつ、お兄はんにこれらてもいいと思っていた。マセた子供やったのかもしれまへんね。
しかし、やはり何も無かった……。
お兄はんは私達姉妹にとても優しかった。
バイトが入っても、優奈がテレビゲームで遊んでいたら
「俺、バイト入ってもうたし、自分ら遊んでてええでぇ!」
と出て行った。
ウチは簡単な料理を作ってお兄はんを待っていたけど帰って来なかった……。
でも、翌日には有り合わせで作った料理をとても褒められた。
「美優、めっちゃ美味しかったでぇ!ええ嫁はんになるわ!」
「お、おおきに」
誰に褒められるよりも嬉しかった。
あのお兄はんにうちの料理が褒められたのだから。
しかし、お兄はんの優しさに漬け込んだ山内が調子に乗って、下手を打ってしまう。
お兄はんがヘトヘトで疲れて帰ってきたのを待っていたかのように、私達を連れて行き、
「また、頼むわぁ!」
なんて、言うものやさかい、あの温厚なお兄はんもブチ切れてしまった。
山内のせいで、お兄はんの家に泊まれなくなったのだ。
ほんま、堪忍してほしいわぁ…。距離が縮まりつつあったのに…。
すると山内の態度も一層、私にいやらしい目を向けることとなった。
お母はんが仕事に行ってもそのまま、部屋に残るようになった。
嫌やなぁ…。優奈がいるとはいえ、明らかに私の身体を舐めるように見ることがある。
タバコを吹かしながら、スマホゲームをやっているようだが、時折、視線を感じる。
ワンルームの部屋で、とても居心地が悪かった。
そんなある日、ついに山内が行動を起こしてきた。
優奈が寝静まり、私が宿題をやっていると、側にやってきて
「美優、宿題か?俺が教えてやるわ。」
「おおきに…でも、自分でやるさかい、結構どす。」
と、答えると、
「まあ、ええやなかい。」
私の肩に手を回し、胸を揉んできたのだ。
「いやっ、やめてくださいっ!!」
強めに抵抗した。
いつも大人しくしている私の口調に驚いた様子だった。
「び、ビックリするやないか!」
「ええやんか!」
私は亀のように身を丸くして抵抗した。
「お母はんに言いますっ!」
「けっ!分かったわっ。」
一応やめてくれた。
心の中で「お兄はん助けて〜」って叫んでいた。
しかし、山内のセクハラはこれだけ終わらなかった。
お母はんがいる時は、山内は泊まるのが当たり前になっていた。
さすがにお母はんがいる時に変なことをして来ない…しかし甘かった。
夜中寝ていると
ん……変な感触が。
何と、山内が私の上に乗っていた。
それもパジャマのボタンを全部外され、ブラがむき出しだった。
そう、私はお兄はんの家では寝る時ブラは外すけど、山内がいる時は絶対外さなかった。
「なんや、起きたんかい。」
「美優、生意気に大人のブラかい!ヒヒヒ、それにしてもええ乳やなぁ。」
物凄く卑猥な顔で、私を見ていた。
声をあげようとしたが、
「郁江にバレたらアイツ、ショック受けるでぇ!」
何と脅されたのだ。
そう、馬鹿なお母はんは若い山内にゾッコンだった。
お母はんを傷付けたくない、私は、抵抗を止めた。
「ヒヒヒ、それでええんや。」
山内はブラを無理矢理たくし上げると、
「おおおお、オマエっ、綺麗な乳してんなぁ!小学生でこの大きさ、堪らんなぁ〜!ヒヒヒっ。」
荒々しく揉みしだかれた。
「イヤ、やめて下さい。」
「これからもっと気持ちよくしたるわ」
このままやったら、この人、本当に…。
私は全力で胸を隠し、丸くなった。
「て、抵抗すんなよ!」
「ウチ、隣のお兄はんの女どすっ!」
思わず、ウソを口走ってしまった。
お兄はんはこの山内よりもひと回り大きく、イカツイ身体。いかにも強そうな雰囲気がある。
「は、はっ?オマエ、アイツと?」
「いい付けますさかいに!」
この「お兄はん」って言葉が良かったのか、山内は少し考えて、私の上から降りてくれた。
助かった……。お兄はんに感謝とともに名前を出したことを心から謝罪した。
しかし、いずれはバレかも。
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お兄はんとの関係修復も優奈のお陰で早かった。
「お姉ちゃん、お兄ちゃん、さっきお家に居たよっ!早く遊びに行こう!」
無邪気な優奈は私の手を引き、お兄はんの家にズカズカと入って行った。
優奈はお兄はんを見つけると飛びついて甘える
「優奈、会えなくて寂しかったよー。」
「そうか、そうか、すまんな。」
「お兄はん、勝手に上がって、かんにんえ。」
「気にするな、人が居ないなら来てもかまへんよ。」
やはりいつもと変わらぬ優しいお兄はんだった。
どうやら、山内だけに腹を立てていたようで、私たち姉妹にはいつものように接してくれた。
私、ここぞとばかりに手料理を振る舞った。少しでも気に入って貰いたかった。
料理を美味しそうに食べてくれるお兄はん。
「うまいもんやなぁ。マジで。」
「そうどすか…毎日作っていたものですから、いつの間にか、料理出来る様になりましてん。」
お兄はんの優しい笑顔が大好きだった。
常に正座をして、丁寧な言葉使いをするウチにお兄はんは、
「なぁ、美優、もっと子どもらしくしぃーや。」
「あきませんか?」
「へへ、あきませんわ。」
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大好きです………お兄はん♡
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でも、夕飯が終わるとまた山内のいる部屋に…。
暗い顔をしていると。
「今日もいるんやろ?アイツ。」
「はい。」
「泊まったらええよ。」
「ほんまですか?………嬉しい。」
「優奈も嬉しい♡♡♡」
「優奈嬉しいか?そうか、そうか。」
察してくれたようだ。
当然、お母はんも大喜びだった。
そりゃ邪魔者の私達がいない方が、事がゆっくりできるからだ。
それぐらいウチにもわかりおす。
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優奈が寝た後、少しだけ、お兄はんとお話しをした。
「美優は、勉強もしてるし、何より金髪にしてへんなぁ笑」
「そんなん、しませんさかいに…」
「なんで〜、翔子は金髪のヤンキーやってんぞ。」
「えっー!翔子お姉ちゃんが?」
「信じられんやろう?」
「はい、優しい綺麗なお姉ちゃんでした。」
翔子お姉ちゃんの話になるとお兄はんはとても嬉しそうだった。
やっぱり、まだお姉ちゃんのこと好きなんやあ…。少しだけ、寂しい気持ちになった。
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お兄はんにあの事を告白した。
「お兄はん、あの、もっと早く来てもええですか?」
「どないしたん?」
「・・・。へ、へい…ちょっと。」
「何や、言い難いんか?」
「うん。ちょっと・・。」
「来てもええけど、俺も色々あるしな。。」
やはり、恥ずかしい……。
「触られた・・の。」
「えっ?何?」
「山内さんに、胸を・・。」
お兄はんは身を乗り出すように、ウチの頬に手をあて、
「美優の胸をか?」
「へい・・・。」
あの優しいお兄はんの顔色が変わり、
強い口調で
「胸だけか?他はないか?」
「なんか、酷いことされてへんか?」
「うん、逃げたから。」
お兄はんはホッとした顔をして、また座った。
「なぁ、美優、お母さんに言ったか?」
「言ってまへん。」
「俺が言ったるわ。」
「ダメどす、それは、お母はんが傷付くから。」
「ダメどすってなぁ。」
「いや、美優が傷付く可能性が高いぞ。」
「で、でも、嫌がったから、もう無いと思います。」
「そ、そうなんか。」
「多分・・・。」
本当はまたされる可能性はあったが、迷惑はかけれへんと思い「無い」と答えてしまった。
まさか、あんな事になるとは……。
しかし、お兄はんは、納得はしていない様子で
「なぁ、何かされたら、ここに逃げてくるんやで。助けたるさかい。」
嬉しかった……。
本当に心強かった……。
この人は信用できる唯一の大人…。
いや、大好きな殿方だ……。
「ほんま、おおきに…」
「ありがとうございます。」
あらゆる御礼の言葉を告げた。
「絶対やぞ!」
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しかし…。
やはり……。
当然か…………。
山内にまたも……………。
お母はんが出かけても山内はいた。
お母はんがいつもより帰宅が遅かった。
優奈が寝静まると、山内が一気に行動を起こしてきた。
「いやーーっ」
いきなり襲い掛かってきたのだ。
大の大人の力ではどうすることも出来ない。
直ぐにセーターを脱がされるとブラウスとスカート姿にされた。
「なんや!まだ、ブラウスなんか着とんのかい!」
ブラウスを強引にボタンも外さず、むしり取られた。
「いや、やめて下さい。」
やらしい顔をしながら、喉をゴクゴクと鳴らす山内。
T-SITEとスカートの私に、
「無理矢理されたくなかったら、自分で脱げよっ!」
山内もベルトカチャカチャと外し始めた。
この人、私を犯す気だわ…。
子供にも分かった。
ずらしたズボンのパンツからはソレが大きく勃起しているのが分かり。
「美優、オマエ、女にしたるわ。」
と、スカートの中に手を入れ、乳房を揉んできたのだ
「きゃーっ、やめてっ!」
パチンとビンタをされ、スカートのファスナーを下げられた。
このままでは本当にこの卑劣な男に犯される…。
ウチ………。
初めての相手は
お兄はんがいい……。
いや、お兄はん以外、触れられたくも無い……。
お兄はん、助けて………。
私は必死に抵抗し、山内のお腹を蹴った。
山内の溝落ちに、たまたま蹴りが入り、
「ゔゔゔ……み、美優、きさまぁ、犯してやる…」
怖い顔をして睨んできた。
私は直ぐにセーターで胸元を隠し裸足のまま部屋を飛び出し、隣の部屋を強くノックした。
外はとても寒く、裸足で飛び出した足の裏は凍えそうだった。
ドンドンドンドンドンドン!!!
「なんや、なんや、はいはい、開けるよ。」
お、お兄はんがいてくれはった。直ぐにドアが開き、
「お、お兄はん、た、たすけて・・。」
「み、美優!?ど、どないしたん?」
この寒い中、上はT-SITE一枚姿、スカートはファスナーが半分下ろされており、セーターを胸に抱えている姿にお兄はんはとても驚いた様子だった。
すると後からズボンを上げながら、山内が
「兄ちゃん、へへ、すまんなぁ。おい、美優帰るぞ!」
私は咄嗟にお兄はんの後に隠れた。
お兄はんは私の頭をポンポンと軽く叩くと、優しい笑顔で
「おまえは、俺の後にいろ。守ったるから安心せぇよ。」
涙が出る程嬉しかった。
翔子お姉ちゃんが言ったとおりのお方や。
頼もしい背中が目前に広がっていた。
そしてお兄はんは山内に向かって言い放つ。
「すんまへんなぁ…美優が怖がってるみたいやし、預からせて頂きますわ。」
「はっ?美優!こっち来い!」
山内が私の手を掴み引っ張った。
そこからのお兄はんは
凄かった。
カッコ良かった。
九郎義経を身を挺して守った強き武蔵坊弁慶のようどした。
先程の笑顔から一転、片眉を上げ、威嚇するように山内から私を引き離すとドスの効いた声で
「なぁ、兄ちゃんよぉ、ええ加減にせぇよ。」
そして一歩二歩とにじり寄り、山内を圧倒する。
ウチは怖さを忘れて、惚れ惚れとその勇姿を見惚れておりました。
それを見た山内は怯えた様子で
「そ、そうか、預かってくれんのか。そりゃ、すまんな。」
山内はあっさり引き下がって部屋に戻っていた。
「美優、大丈夫やで、よう、俺のトコに来たな。」
頭を撫でられると、一気にホッとし、身体の力強くが抜けボロボロと泣いてしまった。
「よしよし…」
先程とは打って変わって優しい笑顔で抱きしめてくれた。
「お、お兄はん……シクシクシク」
「まだ、優奈が家で寝ています。」
するとお兄はんは
「よっしゃ、分かったで。」
直ぐに隣に行って
優奈を抱きかかえて出てきた。
「へへへ、優奈寝とるわぁ。」
優奈は指を咥えて寝たままだった。
優奈をお兄はんのベッドに寝かせると
ウチには毛布を被せてくれた。
「オカンは?」
「お店どす。」
「”どす”って笑」
「すいまへんぇ。」
「ハハ、ええよ、京都にいるなぁって思えるわ。」
「まあ、お茶でも、ジュースもあるで。」
「おぶうおくれやす」
「お、おぶう?」
「お茶どす…」
「ひゃぁー、初めて聞いたわっ!」
温かいお茶を頂き、落ち着いた。
さっきの出来事について何も触れて来ないお兄はん。
「あの…。聞きはらへんのですか?」
「聞きはりまへんなぁ、美優もイヤやろ?」
「変どすえ、イントネーション。」
ウチが笑うと、お兄はんも笑いながら
「ええよ、オマエらが無事なら。」
正座して、頭を下げて御礼をする私に
「か、堪忍してくれよ!」
ポリポリと頭を掻くお兄はんがいた。
「今日はたまたま家に俺おったからな〜。」
「もう…おかんに言わなあかんやろ?」
「お母はん、あの人こと好きなんどす。」
お兄はんは困った顔をして
「アイツ、殺しとくか?…笑笑」
「えっ?殺人どすよ。」
「ハハ、まあまあ、冗談やんか。」
お兄はんは笑いながら、
「しかし、よう来たな。」
「翔子お姉ちゃんが、何か困ったことがあったらウチの彼氏トコ行けやってお別れの挨拶にお見えになった時言わはったんどす。」
「し、翔子が?」
お兄はんは感慨深い顔をして
「なら、もう、美優に合鍵渡すから、アイツ来たらウチに来たらええわ。」
「それは、あきませんよ。」
「ちゃうなぁ〜、翔子から頼まれてんねん。だから、受け取れ。」
鍵を掌に乗せ、握られた……。
「あの…ホンマにええんですか?」
「ホンマにええんですよ笑」
「イントネーションが笑」
「クソっ。俺は島根県民やし。」
その日はお兄はんに手を握って貰い、安心して眠った……。
お兄はん…好きどす……。
想いは募る一方だった。
優しくて大きい。
でも、まだ12歳の私には手の届かない、優しいお兄はんでしかなかった。
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朝起きると、お兄はんは炬燵で寝ていた。
ふふふ、お兄はん、かわいい寝顔……。
しばらく眺めていた。
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ドキドキしてきた。
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思わず……
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チュッ…
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キスをしてしまった。
ファースト・キス………♡
(多分、お兄はんはこれを読んで初めて知りはるでしょう…笑。実はこのファーストキス、お兄はんには内緒でした。悪い子美優どす。)
これはお兄はんも知らない、正真正銘の美優のはじめての接吻。
きゃー。やってしもうた……。
寝込みの殿方の唇を奪う、ウチは淫らな女どす…。
でも、とても幸せどした。
もう、これで、初めてのキスはお兄はんにあげたことになったのだから。。。。
その後、朝食を作って起きるのを待った。
キスをされた事も気づかず起き上がったお兄はんは
「また、朝ごはんかっ。気を使わんといて。」
「料理好きなんどすぇ」
本音はお兄はんに食べて貰うのが好きなんどすぇ。
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お兄はんは直ぐに行動してくれた。勉強を見てやるから、私たちを早めに預かる。と言ってくれたのだ。
山内との接触を極力減らしてくれたのだ。
優奈は単純に喜び。
ウチは心から感謝した。
しかし、これは後で知ったのだが、お兄はんは山内に「美優姉妹を傷付けたら殺す」と脅しまで掛けてくれていたらしい。
絶対に自分からは、そんな事を言わない人。それが松木ヒロ…ウチが大好きなお兄はんどした。
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日増しにウチ達姉妹がお兄はんの家に居るのが当たり前になって行った。
毎日がとても充実した。
お兄はんに手料理を振る舞い、
それを食べてくれる。
楽しい会話、三人で遊ぶ…。
幸せだった。
ただ、お兄はんは優奈同様、ウチも妹としか見てくれていないようでした。
それが少し寂しい…。
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ある日、いつものようにお兄はんはバイトでいなかった。
着替えて、料理でも作り始めようとしていたら、
いきなりドアが空いた。えっ??
お兄はんがいつもよりも早く帰ってきはった。
「きゃあっーー。」
「ご、ごめん!」
ウチが着替えている最中で、下着姿を見られてしまった……は、恥ずかしい……。
顔から火が出るとはこのようなことなんどすね。
「ごめんな。見てへんし。」
「ウチこそ大声上げて、えろぉすいません。」
急いで着替えてたけど……見られてもうたなぁ。
どう思わはったんやろう…。
女として意識してくれはったやろうか?
見られたけど、お兄はんだったので少しだけ嬉しかった。
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三人で買い物に行ったり、本当に楽しい生活だった。
もうお兄はんの家にいるのが当たり前になっていた。
当初は家に帰り、着替えてからお兄はんの家に行っていたのに、今は直接、お兄はんの家に帰る。
優奈もいる。
お兄はんがいれば
「おう、美優、おかえり!」
「お兄はん、ただいま。」
お兄はんが居て、とても嬉しい。
お兄はんが出掛けるときには
「お兄はん、おはようおかえりやす。」
と、送り出すと
「はぁ?何それっ。」
「あー、行ってらっしゃいの意味どすよ。」
「ほぇー、京都弁、難しいなぁ。」
こんなやり取りも楽しい…。
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お風呂も当たり前のように、お兄はんの所で頂いた。
一応礼儀として、パジャマになってもブラは付けていた。
流石に付けてないと、大きく成長した胸が揺れてしまうからだ。思春期のウチはそれは恥ずかしかった。
そして、ベッドに入ると、そっと外しタオルに巻いて隠して優奈と寝る………。
毎日、毎日、そんな生活が当たり前になった。
お母はんもお兄はんを信頼し切っていたので、
全く、連れ戻そうとはしない。寧ろ、大歓迎って感じどした。
山内みたいに、何もして来ないお兄はん…。
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しかし……ドキドキの展開がありおうした…。
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いつものように、優奈とお兄はんのベッドで寝ていると……。
大きな影がウチを覆っていた。
薄目で確認すると、
お兄はんがウチに跨りジッと見つめている…。
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えっ………。
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……キスされるの?
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………ドキッ…ドキッ…ドキッ
お兄はんに聴こえているのかと思うぐらい大きな心音……。
ベッドから降りようとしはったので
思わず、小さな手でお兄はんの手を掴んだ。
「お兄はん。」
「美優…起きたんかい。ごめんごめん。」
「ウチに何かしたいんどすか?。。」
「いや、なんもあらへん。」
ウチの手をそっと布団の中に入れてくれた。
ウチはお兄はんを見つめ続けた……。
ドキッ…ドキッ…
一言お兄はんは、
「美優…。」
「ウチに何しはっても、よろしおすえ。」
「ハハハ、何言ってんねん。早よねぇや。」
優しく布団を首まで掛けてくれ、頭を撫でられた……。
もしかしたら…。
乙女心は一気に加速し、お兄はんを男として見るようになってしまった。
ウチ…このお方に全てを捧げたい…。
そう心に決めた瞬間でもあった。
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お兄はんの家はたまにご友人が集まって麻雀をしてはる。
その中のお一人の草木さんにデートにさそわれた。
ウチは二人返事で了承した。
「美優、断っても良かったんやで。」
「お兄はんの友達でいはるし、断るのも悪いでしゃろ。」
「美優、世間知らずやから、変なことすんなよ。」
「分かってるわ。」
・
・
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しかし、小一時間でデートは終わった。
何か気に障ったのだろうか?
「ヒロっ、美優ちゃんについていけんわ。」
「この子、なんも知らんわ。」
「どこか行きたいか?聞くと神社の名前を出すとか、もう、あんたいつの時代やねん。」
「だから、そう言ったやないかいっ!」
「ファミレス行こうと言うと、何ですか?それ?みたいな馬鹿にしてるんちゃうか?」
「もう訳わからんで〜。」
「この子可愛いけど、ちょっとアレやで。」
「ほぉー。なるほど。何となく分かるわ。」
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「お兄はん、わたし草木さん、怒らしてしもうたかな?」
「ええねん、ええねん。」
「なぁ、美優もしかしてファミレスとか行ったことないか?」
「ふぁみれす…どすか?」
「どこぞのお寺さんどすか?」
「ホンマに言ってのか?マジで知らんのか?」
「優奈も知らんのか?」
「ふぁみれちゅ?知らない。」
「おいおい、京都にないんかい?」
「ほな、今日、夕飯、ファミレスに行こうや。」
ふぁみれす?謎な場所へ行くことかなった。
・
・
流石にハンバーグやステーキは知っているが、やはり和食を頼んだ。
ウチは鯖の味噌味定食、優奈は普通にお子様セット。
お兄はんは、メニューを指差して
「このパフェともええで?」
「ぱ・ふ・ぇ?」
「お姉ちゃん、ぱふぇって何なん?」
メニューを見ながら、
「お兄はん、これですか、ぱふぇは?」
「優奈このイチゴがいっぱいのが食べたい!」
「あかんよ、贅沢は。」
「はーい、お姉ちゃん……グスン」
優奈はベソを掻きそうになった。
「ハハっ、優奈、かまへんよ、頼んだらええよ。美優も頼みなさい。」
「そ、そんなあきませんよ。」
「ええねん、子どもが遠慮すんなよ。」
ストロベリーパフェとチョコレートパフェをそれぞれ頼まはった。
実物を見て更に驚いた。
アイスがグラスいっぱいに敷き詰められ、プリン、フルーツ、そして生クリームがたっぷり
「はぁ。こんな食べ物みたことあらしません。」
「優奈もはじめて♡」
ウチ達は夢中でぱふぇを頂きました。
「お兄はん、今日はぎょうさんお金使わしてえろすいませんでした。優奈もお兄はんに御礼を言いなさい。」
「お兄ちゃんありがとう!」
「そうかそうか、優奈、美味しかった?」
「うん!!またぱふぇたべたい!」
「よっしゃ、よっしゃ、また連れてってやるぞ。」
「これ、優奈、あきまへんよ。」
「おいおい、ええから。なぁ、優奈、行きたいな?」
優奈をヒョイと持ち上げ肩車をした。
私はこの大きなお兄はんが日増しに自分の中で大きいなっていくのを感じていた。
・
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・
その上、今度は遊園地に連れて行ってもらった。
ウチたちが行ったことないと言うと直ぐに休日に、レンタカーをわざわざ借りて連れて行ってくれた。
公園しかしらなかった、私たち姉妹は心の底から楽しみました。
ポップコーンを食べ、ソフトクリームを食べ、
本当に楽しかった。
最後にぬいぐるみを獲得出来る、アトラクションがあり、お兄はんはウチ達のために頑張ってくれはぅた。
「お兄ちゃん!ハチさんが欲しい!」
「よっしゃよっしゃ!」
「美優は?」
「ウチ、あの青いクマさんがええです。」
「よっしゃよっしゃ!」
4つも縫いぐるみを獲得してくれはった。
「あかん、疲れたわ。美優、膝枕してくれ〜なんてね。」
えっ?一瞬耳を疑ったが、どうやら本当にウチの膝にあたまを乗せはりたいみたい…。
ちょっと嬉しい。
「おきばりやしたなぁ。はい、どうぞ、こっち来てくれはりますか?」
頭を乗せながら、少し太ももを触られた…(お兄はんもエッチなのかしら?)
「美優の膝枕あったかいわ。」
少し照れながら、
「少し恥ずかしいおすな・・。」
閉店まで遊そばせてもらいおした。
「楽しかったか?」
「ほんま、おおきに。」
・
・
・
「今日はおおきにお兄はん。」
「お兄ちゃん、ありがとう!」
「優奈はお利口さんやな。」
ぬいぐるみを抱えて自宅へ帰宅した。
しかし、楽しかった時間から奈落の底へ…。
何と山内が家に、それも上半身裸でビールを飲みながらテレビを観ていた。
「なんや、帰ってきたんかいっ!」
「お、お母はんは?」
「店にヘルプで行ったわっ!」
「そんなことより、早よ風呂入れっ!」
最悪……。
ウチは優奈を風呂に入れて、さっさと上がると山内がまたもいやらしい顔でこちらを見ていた。
「寝るか?美優っ。」
「また、変なことしはるつもりでしょう?」
「隣の小僧に殺されるわっ」
山内が布団を履き始めたので、優奈の手を取り、お兄はんの部屋に行った。お兄はんが山内を脅したことなど知らなかったので直ぐに避難した。
トントントン!
「お前ら。どないしてん?」
「来てはりますの…山内さん。。」
「何もされんかったやろう?」
「へい、でも。」
「まあ、二度となんもされんと思うで。」
「お兄はん、なんかしてくれはったん?」
「へへ、まーええやん。」
優奈は今日取って貰ったハチさんのぬいぐるみを持ってウチに手を引かれ立っていたので
「早よ、中、入り!寒いでぇ。」
お兄はんはニコッと笑い、
「ほら、遠慮はいらんぞ、美優たちの家みたいなもんや。勝手に寝たらええわ。俺、レポートあるから、もうちょい起きてるけど気にすんな。」
優奈はソッコー指を咥えて眠った。
ウチも疲れて眠ったが、夜中に目が覚めるとまだお兄はんはレポートをやってはった。
レポートの提出があるのに、ウチ達を遊びに連れて行ってくれはったんや。
どれだけ、無償の愛情をウチ達姉妹に向けてくれるのだろう。それを思うと目頭が熱くなる。
お兄はんが机を片付け始めて、
「ふわぁーー、疲れた。」
両手を伸ばし、伸びをしはった。
ウチは思わず声を掛けた。
「お兄はん。」
「美優、ごめん、明るかったか?もう電気消すから。」
「お兄はん、そっち行ってお話ししてもよろしいおすか?」
「ハハハハ、よろしいおすえ。」
ウチはスッと横に行った。
「何か飲むか?」
「おぶうおくれやすか?」
「だよな。」
・
・
少しだけ会話をした。
「今日は楽しかったかです。」
「そりゃ、良かったわ。」
「・・・・・。」
シャワーを浴びた後だろうか?少し髪が濡れ、とてもセクシーな雰囲気のお兄はんにウットリしてしまいましてん…。
「どないしたん。御礼ならもうええで。」
歯磨きをしに洗面所に行きはった。
ウチは今日しかないと思い、下に敷いた布団の中に潜り込んだ。
「もう寝るで。美優も寝なさい。」
シュゴシュゴっ、
ガラガラ、ぺっ!
「美優、下で寝んのか?俺は優奈と寝たらええのか?」
「・・・・。」
「お兄はん隣に来てもらえますやろうか。」
「・・・。」
お兄はんは、少し考えて
ウチのの隣に入ってきた…。
一人用なので、ピッタリ密着する。
今、大好きなお兄はんが真横にいはる。
お兄はんの匂いがとても好き……。
お兄はんは、冗談ぽく
「美優、男の人を布団に誘うなんてあかん小学生やな〜。」
「どないしてどすかぇ?好きな殿方を誘うのはあかんことですか?」
「なぁ、美優、俺のこと好きなん?」
「ええ、大好きどす。」
言ってしまいましてん。
ついに…。
奥手なウチが大胆な発言を殿方にしてしもうた。
「それはお兄ちゃんぽいとか、お父さんぽいってことやろか?」
お兄はんにとっては、ウチは子どものようどす。
「そうですなぁ。好きってそんなに沢山種類がありますのやね。」
「お兄はん、ウチのことキライどすか?」
「正直言って、俺はロリコンではないが、美優のことは好きやわ。やっぱ、あかんわ。」
聞き慣れない言葉に、
「ロリコンってなんですか?」
「えっ、そこからなんかい。」
「要はな、美優みたいな子に手を出したらあかんちゅーこったわ。」
「どないしてですか?」
ウチはお兄はんを潤んだ瞳で見つめた。
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お兄はん……。
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ウチは……。
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「ウチに好きなことしてもよろしおすえ。」
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少し照れて、お兄はんは笑いながら、
「エッチなことしゃったりしてもええのかな?」
ニコッと笑顔で返した。
「したいことしてくれてかまへんですぇ。」
少し、間があった。
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ついにお兄はんの顔がウチの顔に近づいてきた。
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ウチはゆっくり瞼を閉じた。
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お兄はんの手がウチの髪を撫でて…
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そっと唇を合わせた。。。
やはり恥ずかしくなり、横をむこうとすると
「美優、ちゃんとこっち向きや。」
頬をそっと撫でられる。
「お兄はん…」
お兄はんは下着を残し、服を全て脱ぎ去り、覆いかぶさってきた。
「お兄はんって、言われるとな…」
「美優…」
そっと唇を重ねてきた。
「んっ…」
乾燥した部屋で寝ていたため、乾いた唇を舌でくるりと舐められ
「はぁぁん…」
吐息を漏らし、小さく開いた。
口の中にお兄はんの太い舌が入ってきた。
生まれてはじめての大人のキス……。
目眩がしそうなほど、恥ずかしかった。
ウチの舌を捉えると上下左右に絡ませてくる。
何をどうしていいのか分からない。
お兄はんに全て委ねていた。
ウチは瞑った瞼が勝手に動き、口の中ではただジッとされるがままだった。
唇から離れ
「美優ファーストキスやんなぁ?」
当然、実は先日、お兄はんが寝ている間にしましたとは言えない。
「ふぅはぁ…は、はい…つづけてくだはい…」
「悪けど、美優も舌を絡ませてくれへんか?」
「承知致しました…」
「し、しょうちって…笑…」
今度はぶつかるように強めに口付けをされた。
ウチは小さく口を開け舌の挿入を待っていた。
言われた要求通り、ぎこちなく、自分なりにお兄はんの舌に絡ませた。
舌を動かし絡ますと、大きな舌で絡み取られる感じでうっとりしてしまう。
歯の裏、歯茎、頬の裏をお兄はんの舌が生き物ように這いずりまわり、身体が熱くなってきた。
恥ずかしい話、下着がじっとっと湿ってきているのが、わかる。
なんて淫乱な少女なんだろう…。お兄はんに嫌われる…。そんな胸中を知ってか、知らないでか、
いきなり唾液がドバッと流し込んできた。
あまりの唐突な出来事に目を見開き戸惑っていた。
「飲み干すんやで美優」
こくっ…こくっ…と喉を鳴らしながら飲み干す。
とてもいやらしいことをしているような気がした。
クチュッチュッといやらしい水音をさせながら、徐々に激しい口付けに変わっていく。
ウチの舌裏に潜り、激しめに押し込まれ、波打つように激しくお兄はんの舌が、口の中を縦横無尽に動き回る。
息苦しくなり
「うっ…うっ…」
「鼻でゆっくり息をしたらええで。」
ついにお兄はんはパジャマの上から、左乳房を触ってはった。。。
パジャマのボタンを外され、口付けしながらウチを抱き寄せた。
肌を密着させて温もりを感じた。
「あっ…」
大きな手のひらで胸をブラの上から包んで、やわやわと揉みしだいてくる。
「お、お兄はん……」
身体がかぁーと熱くなり頬が染まっていくのが分かる。
「エロい顔してる。可愛い…」
「かんにんやで…そんなん言わんといて下さい、お兄はん…。」
優しくゆっくり胸を揉みしだかれ
思わず脚をモジモジしてしまう。
「あんっ…」
ブラをたくし上げられ、ついにお兄はんにはじめて乳房を見られた。
この時恋焦がれている殿方に見られる恥ずかしさはとても活字には出来ないほど恥ずかしかった。
お兄はんはウチの身体をじっくりと見て、
「美優、綺麗な胸やで…」
「ほんまですか…でも嬉しいどす」
トンッと軽く乳首に触れられただけで
ピクっんと反応してしまう。
「ここが気持ちええんか?」
俺はそう言って、キュッと固くなった両方の乳首を優しく摘んできはるお兄はん。
「んっ…うんっ…」
「じゃあちゃんと、どうしてほしいかお願いしてみいや?」
優しかったお兄はんが意地悪な質問をしてくる。
お兄はんの顔を見つめると、イタズラ小僧のような表情で、楽しんでいるようどした。
「…あっ…かんにんぇ…恥ずかしいどすぇ…」
「じゃあずっとこのままやで?」
そう言いながら乳首をキュッと摘まれて、腰がビクビク浮いてしまった。
「あああぁっ…」
声を出すのは恥ずかしいのに、ついつい漏れてしまう吐息。
あまりの気持ち良さにウチもついいやらしい言葉を口にしてしまう。
「んっ…あっ、乳首…してっ…いっぱいいじめおくれやすっ…」
泣き混じりにそう哀願すると、お兄はんはふっと笑って乳首を指先でクリクリ弄りはる。
「ああぁっ、あんっ…」
自分の身体では無くなって来ている。
腰を浮かせながら、声が漏れる。
「美優…、気持ちええか?」
「きもちっ…あぁんっ…!」
あまりの気持ち良さに頭が真っ白になり、
腰が大きく跳ね上がり、一気に脱力してしまった。
生まれて初めて、「逝く」という感覚を経験した瞬間だった。
「美優、可愛いでぇ。乳首でイッたようやな」
「いや、そんなん言わんといて下さい。」
全身神経が剥き出しの状態なのにお兄はんは容赦なくウチの乳首をちゅうっと吸つく。
はじめて、身体を舐められた、それも恥ずかしい部分の乳首。
身体がビクビクと腰が浮いたままになってしまう。
「あうぅっ…ふぁっ…」
ペロンとひと舐めされるだけできゅっと縮む乳輪、乳首がピクンと飛び出して、それを舌先でやらしく舐め続けられる。
でも全然イヤな気持ちではない。
大好きなお兄はんが子どものように夢中でウチの乳首をチュウチュウ吸い、舌でコロコロ転がし続けている。恥ずかしさより、幸せな感情が上回った。
「あっ…はぁ…とてもええ気持ちどすぇ……あっ。」
お兄はんの大きくなったモノがウチのパジャマのズボンからアソコがツンッと触れた瞬間、ゾクッとした。
「お、お兄はん、何か…当たっておりますえっ…」
お兄はんは優しく口付けしながら、
ウチのズボンとショーツを一気に下ろした。
ほんの数秒どした…。抵抗も何も出来なかった。
誰も触れられたこともない女性の大事な所をお兄はんは指でなぞって来た。
「あっああぁかんにんえっ…」
なぞった指を確認するお兄はん。
指を見るとねとっと透明な糸を引いている。
その上、クンっと匂っている、
「いやん、お兄はんっ、ソコ臭いさかい…かんにんぇ。」
とろけたアソコをくちゅくちゅと優しく弄られる。
味わったこともない感覚で体温が上昇している。
「お兄はん、わたし、ちょっと変な感じどす、身体が熱いおます。」
お兄はんの首に縋りついた。
「美優、当然はじめてやんなぁ。」
「はい…お兄はんが、ウチの身体を自由にするはじめてのお方どす。」
「美優、かわいいで。」
好きな殿方に全てを委ねる…。
これがお姐さんたちの言っていたこと。
ウチは今から女になる。
お兄はんの舌が乳房から、徐々に降りて行き、
お腹に舌を這わし、
乳房を揉みながら下がっていく、
舌が下がるたび、ウチの身体はピクピクしてしまう。
お兄はんの顔がどんどんと下がり、ウチの一番恥ずかしい場所へ到達した。
もう後戻りはできひん……。
お兄はんがウチにしたいなら、何をされてもいい。
・
・
・
膝裏に手を入れられ、内腿に舌を這わされる。
何をされてもピクピクと反応するウチの身体。
「お兄はん…。」
「あかんのか?」
「ええですよ…お兄はんの好きにしておくれやす。」
ぴちゃぴちゃと内腿をひたすら舐め回すお兄はん。
視線の先にはおいしそうに腿に舌を這わしているお兄はんが見える。
くちゅくちゅと頬を膨らまし唾液をため、ウチの秘部へ向かって、這わしていった。
「あぁぁぁ、そこはっ…」
お兄はんの顔がウチの秘部に潜り込み
舌がまた、閉じ切ったスジに捻り込んできた。
「うぁぁぁっ…」
ピクンと腰が跳ね上がった。
汚いアソコを舌を這わせるお兄はんに
「あんっ…お兄はん…そこは…あきません。かんにんしとくれやす。汚いおますやさかい。」
全てを許すつもりどしたが、さすがに汚いソコを舐められるのは、恥ずかしいより気が引けた。
しかし、お兄はんは構わず舌で愛液を掬いまくった。
ウチ、そんなに濡れているのかと…
トロトロになったものをじゅるじゅる音を立てて吸ってくるお兄はんに言葉だけでも許しを乞うた。
「かんにんえ…かんにんえ…。」
優しいお兄はんは全く聞く耳を持たず
寧ろもっと深くアソコに愛撫を続ける。
指で膣口をグイッと開らかれた。中を確認するように、ジロジロを観察された。
あん…かんにん、そんなとこ見ちゃあかんぇ。
再びお兄はんはアソコに顔を入れ、鼻でふんふん鳴らしながら、舐め続けた。
恥ずかしいけど、ウチで興奮してくれている…。
それが嬉しかった。
だから、何をされても声を押し殺しながら、お兄はんの舌の蹂躙に耐えていた。
「ん……ゔっ………んっんっ」
お兄はんはパンツの上から大きく尖ったモノをゆっくりさすりながら、ウチに問う。
「美優、ええのか?」
「はい…お兄はん」
当然、抱かれる覚悟が決まっている私には拒否するつもりなんて無い。
でも……
やっぱり……
初めては怖い………。
舞妓のお姐さん達でさえ、未だ未経験の方ばかり…。
それを未成熟なウチが今から男性器を受け入れようとしている。
知らないうちに、目は潤んでしまっていた。
それを見たお兄はんは
「美優、美優ちゃん、怖いなぁ…ごめんやで…」
「美優、オマエが俺に抱かれるのは早いわ」
えっ!?耳を疑った…。男性が性交渉を途中で止めるなんて出来ないことぐらい小学生の私でも知っている。
「ダメ、お兄はん、我慢しないでおくれやす。」
お兄はんに訴えた。
「お兄はん…かましまへんよ。」
「好きなだけ、好きなことしておくれやす。」
「美優の身体はお兄はんのモノやさかいに。」
しかしお兄はんはそのままウチの股の中に顔を突っ込むと、アソコにかぶりつきながら、自らパンツに手を入れてシゴキはじめた。
焦ったウチは
「お、お兄は…あっ…あん…なにしはりますのぉ。」
しかし、お兄はんの舌はウチの気持ちいい所を的確に這わせてくる。
「はぁ…あん…わ、わたし…っん…ええ…ですよ」
お兄はんの顔を掴みながら、身体を捩らせ、喘ぎまくってしまった……
お兄はんはそのまま舐め続けながら大きくなったモノを懸命に扱きまくって、
「ゔゔゔっっ!」
と、唸ったと思ったら、ウチの上に倒れ込んできた。
どうやら、お兄はんは自ら自慰行為をして果てはったようどす。
「はぁ、はぁ。美優、ありがとう。充分満足や。」
ウチは布団に潜り、涙を流してお兄はんに言った。
「お兄はん、どないしてですか?」
「美優のはじめては…まだ……」
「で、でも…ウチ…グスングスン」
お兄はんは洗面所へ行き、下着を履き替え戻ってきた。
・
・
・
「美優、ここおいで。」
「ほな、失礼します。」
腕まくらにゆっくり頭を乗せ手をお兄はんの胸に添えた。
「お兄はん…ウチ…ウチ……グスングスングスン」
ウチはお兄はんに何もしてあげられなくて、
涙が止まらなかった。
「ちゃうで、美優が悪いんと。」
「ウチが悪いんどす…」
魅力が無かったのか、何かがお兄はんを思い留めさせたのは確かなこと。
「アホやな。まだ、美優にはセックスは早いねん。」
「ウチ、お兄はん好きどすぇ。」
「なぁ、美優、そもそもセックスってしてんのか?」
「はい、お兄はんの陰茎をウチの膣に入れることでしゃろ。それぐらいウチも知っておりますがな。笑」
「まぁ…間違ってないけど。」
「後は殿方にお任せすればええと聞いております。」
「そやからウチはお兄はんにお任せしたんどすえ。」
「・・・・。ん…やっぱ、あかんわ。」
「美優は魅力があらへんのやろか?」
「ええ身体やったぞ、へへへ…美優がホンマに良ければ今度は頂くかもよ……」
「はい…お待ちしております。」
「ウチ…大事にされたってことなんですやろうか?」
「そうそう!その通りや!美優は大事な妹のひとりやで。だから…ちょっとずつな。」
「嬉しいどすなぁ。」
お兄はんはウチが怖がってしまったことを一瞬で察してくれて、今ではなく、ゆっくりと美優をほぐしながら抱いてくれようとしていた。
まだ未熟な身体の小学生のウチに少しでも痛くないように、ちょっとずつ、してくれはると言うことやった。
そこまでウチのこと……。
この方に身を委ねて良かった。
多分、近い将来、この方の女になれる。
いや、女になれなくていい。
初めてを捧げられる悦びがあった。
大好きどすお兄はん…
本当に大好きどす…お兄はん…。
目を瞑るウチにお兄はんはキスをしてくれ、
濃厚に舌を絡ましあった。
初めて自分から舌を絡めた。
お兄はんが欲しくて欲しくて仕方なかった。
お兄はんの舌に絡まると全身が震えるほど感じていた。
キスだけで、ウチは逝かれそうに何度もなった。
本当にお上手どした。
好きな方との接吻は性行為並みに感じるのだと後々よく分かった。
今は蕩ける感触を子供ながら味わっていた。
「俺の可愛い美優…愛してるぞ。」
「ウチも愛しております……」
初めて貰った「愛してる」の言葉。
それだけで世界一幸せな小学生どした。
松木ヒロ……。
私の愛したお兄はん。
・
・
終幕
・
・
♡♡♡♡♡♡♡
京はすっかり寒なって来ました。
皆はんの所はいかがどすかえ。
お兄はんの投稿で沢山のメッセージを読んで、
そんなにウチとお兄はんの体験を喜んで頂けるとは感無量にて、一話だけ投稿させて貰います。
お兄はんの話をベースに語られてない所を補いつつ、時間を掛けて作ってみました。
ヒロさんとは別のアカウトからの投稿なので読まれるか不安はあります。
でも一部でも読んで頂けたら結構どすえ。
お兄はんはあまり自分を多くは語らへんのでもどかしい部分も多いどす。
差し出がましいようどすが、ウチなりに気づいた所を付け加えさせて頂きましたえ。
お兄はんの容姿については、ロン毛やら、青髪やらの描写はあるけど、誰かに似てるなんてありまへんでしたやろ?
未だに出逢った男性でダントツに男前、歌舞伎用語では二枚目さんどすえ。
故に女性が沢山寄ってくるのは仕方ありまへんえ。
アホなイメージを付けたいようですが、それはあきまへん!
お兄はんは男前どす。
ちなみにトシさんもいい男どすよ。身長はお兄はんほど高くはないですが、男前さんどす。
多分、明日、この投稿に気付いたお兄はんの顔を思い浮かべると笑えて来ますわ。
ほな、皆はん、一話のみどすけど。
最後まで描いていないのが、また、粋ではおまへんか?挿入まで描きなはれっ!と言うのは少々野暮どすえ。
お兄はんの言葉を借りれば
だが、それでいい。
これにて失礼させて頂けますえ。風邪なと引かれないように…。
京都市東山区
美優