俺、桂木優(かつらぎゆう)と秀世(ひでよ旧姓劉(りゅう))は、20歳と18歳の学生結婚夫婦。元はボディーガードをされる側とする側。秀世ちゃんの大怪我からの別離。そして再会から離れがたくなった俺たち。
、、、冷静になると、若干の吊り橋効果もあったような無かったような、、、。
ともかく、超絶お嬢様とド庶民、経歴の全く違う俺たちは手探りで暮らし始めたんだ、、ってお話です‼️
その1慣れた?慣れない?
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【秀世サイト】
夢を見ていた。
大おじいさまの白いロードスター。
お父様やお母様は、車に乗るとすぐ私を狭いチャイルドシートに押し込む。
でも大おじいさまは違う。
大おじいさまの車は、二人しか乗れない。
運転席に大おじいさま、助手席に私。
大きな助手席に座っていると、自分が大人になったようで嬉しい(違反)。
鼻歌混じりで車を駆る大おじいさまの左手はいつも棒の上に載っていて、忙しく「がこっ、がこっ!」と動かしている。
「大おじいさま!この棒なんですの?」
「これはね、マニュアルミッションギアって言うんだよ」
「まにゅあ、、、難しいですわ、、、」
「ははっ!秀世にはまだ難しいかもな」
「なんでいつも握ってるんですの?」
「う~ん、クセみたいなものかな?絶対握ってなければいけない訳じゃないんだけどね」
「なんでそんなに忙しなく動かしてらっしゃるのですか?」
「それはね、車を早く動かす為だよ」
「この棒で車が早くなるんですの?」
「そうだよ!だから早くなれ~って思いながら動かすんだ」
「私もやってみたいです!」
「秀世はもう少し大人になってからだね」
「え~~」
「こうやって優しく包み込むように持つんだ。そして、早くなれ~って動かす」
「分かりましたわ!私も大人になったらやりますわ!早くなれ~もっと早くなれ~」
「そうだよ、その調子だ」
「はい!早くなれ~早くなれ~もっともっと早くな、、、、、」
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【優サイト】
秀世「う~ん、優さま~」
「、、、、、」
秀世「早く~、早く~、早くなれ~」
「、、、、(げんなり汗)」
秀世「優しく、優しく握ります~」
うん、、、毎朝食らうと、いい加減慣れるものだ、、、
いくら、寝ぼけた秀世ちゃんが超絶美少女でも凄い良い匂いがしてても、たまに全裸でくっついていても、ベニスの握りかたが絶妙でも、何とか射精しないで耐えられるようになった。
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秀世ちゃん、必殺、朝の寝ぼけベニス弄り。
噂では、実兄の拳秀さんを重度のシスコンに陥らせたこの技は、今は毎朝、俺宛にふんだんに発揮されている。なんなら強烈なバキュームフェラがセットで炸裂する場合もある。
、、、もう、そうなったら射精必至である。
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俺は思う。夫として就寝時、秀世ちゃんの隣だけは、何としても死守しないと、、と。
レズビアンの明海(あけみ)ちゃん辺りに任せようものなら、秀世ちゃん犯されかねない、、、。
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しっかし、子供とか出来たらどうなるんだろう、、、。やっぱり矯正したほうが良いのかな、、、でもちょっともったいないんだよね、、、まあ、もうしばらくは先送りにしよっと!!
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その2拒絶?
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【優サイト】
秀世「おかえりなさいませ、優さま」
「ただいま~、今日は暑かったね~」
秀世「お食事になさいます?そ、それともお風呂?そ、、そ、、それとも、わ、、わ、」
「うん、無理にやんなくても良いと思うよ」
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自分で言い出して、真っ赤になっちゃってへたりこんじゃった秀世ちゃん。
かわいいな。
秀世ちゃんは、基本的には大の恥ずかしがりや。
但しあまりからかうと盛大にぶちギレちゃうみたい(拳秀さん曰く、嵐のツンデレ)なので要注意だとか。
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「じ、じゃあまずはお風呂かな」
秀世「はい、準備しますね」
「そうだ!たまには一緒に入ろうか?」
秀世「え?駄目です」
あれ?
「い、、いや、たまには裸で流しっことか」
秀世「はい、駄目です」
あれえ?
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達也「、、、で?相談事は、新妻が一緒にお風呂に入ってくれない、、で良いのかい?」
香緒里「、、、(ジトッ)」
「はい、、、、」
達也「はあ~、相談って言うから、真面目に何かと思って焦って来たんだよ~」
「す、、すみません、、、」
香緒里「まあ。まあ、たっちゃん。遊びに来てくれたと思えば」
達也「そりゃ優君ならいつでも大歓迎だけどさ」
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国見達也探偵事務所を夫婦で切盛りするお二人。達也さんと香緒里ちゃん。
お二人とも、か~さんの会社時代の後輩で、親父とも仲良し。俺からすれば何でも相談出来る頼りになる大人だ。
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「、、、で、お二人はお風呂どうなんですか?」
達也「、、、、」
香緒里「、、、」
「?」
達也「、、ま、真面目に聞いてる?」
「はい!」
達也「そ、、そりゃまあ」
香緒里「は、入ってます」
「ですよね~、うちの親父どもでさえ、未だに一緒に入ってるんだから、結婚の浅い達也さんのところはね~」
達也「いや、うちもアラフィフ、、、三月さんのところもだけど、、」
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香緒里「真面目にどうなのかしら、華僑のかたの何か風習でもあるのかしら」
達也「優君、その場で何か聞かなかったのかい?」
「いや、、、あまりにも当然みたいな感じで拒否されたんで、聞くに聞けず、、なんか俺がおかしいのかと、、」
達也「ん~華僑の風習、劉家かもしれないが、そうなると分からないな。拳秀君や明海君に聞いてみたら?」
「本件に関しては、拳秀さん(シスコン)明海ちゃん(レズビアンで秀世狙い)とも、利害の解離が激しくて、聞いたらヤバい未来しか見えません」
達也「そうすると聞けるのは、、、」
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三月「優~、折り入って相談ってなんだい?」
「ん~、真面目な話、親父にしか聞けなさそうなんだよね?親父さ~、秀美義母さんとエッチするとき一緒にお風呂入る?」
三月「入るよ」
沙織「へ~パパ、面白そうな話ね~」
三月「さ、沙織!いつの間に後ろに!?」
「そうか~、じゃあ、劉家当主の秀美義母さんでも普通に男とお風呂入るんだね、分かった~」
沙織「へ~、それで具体的には秀美さんがいつ誰とお風呂に入ったのかな~パパこっち来なさい!!」
三月「いて!痛て!!待て沙織!こ、、こら!優!お前、俺になんの恨みが、、ギャー」
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周「はい、華僑にも劉家にも、特殊な風習はございませんよ」
ですよね~、最初から桂木家ガード兼相談役の周さんに聞けば良かったですね~、親父ごめんね~。
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香緒里「ん~、秀世ちゃんなにか恥ずかしがってるのかな?」
達也「浮気案件だと、キスマークや縄の跡とかを見られたくなくてお風呂拒絶とかあるけどな」
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そう言われれば、秀世は恥ずかしがってるのか、夜のエッチは真っ暗を要求してくる。
だから、秀世の肌になにかがあっても分からない!
、、、な~んてね。秀世の身体は綺麗なもんで良く分かってる。何故なら、あいつは結構な頻度で、朝寝ぼけ攻撃してくる際に全裸だからだ。
う~ん振り出しだな~。
「ただいま~」
考え事していたから、お帰りの返事が無かったこと気にとめなかったんだ。
俺は洗面所に直行して、
?「きゃー」
裸の女神が降臨していた。
「わ、、わわっ」
秀世「優さま!駄目です!駄目です!駄目です!」
「わ、悪い!」
秀世「出てって!出てって!出てって!出て、、」
「はいい、、、」
バタン!
秀世「見、、見ましたね、、、」
「な、、ナニヲ、、?」
秀世「わ、、わたしの、、は、はだか、、」
「ああ、綺麗だったよ、いつものように」
秀世「!!ヒドイです!ヒドイです!ヒドイです!ヒドイで、、、、」
「ち、ちょっと待って!いつもやることやってるんだから見ちゃってるじゃん!」
秀世「い、、いつも暗くして貰ってます!」
「そ、、そんなこと言っても、朝は全裸で抱きついてくるじゃん!」
秀世「そ!そんなことしてません~!!」
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大体分かった。秀世ちゃんの中では、あの朝の寝ぼけは夢遊病に近いみたいでほとんど記憶に無く、本人としては恥ずかしくて俺にも肌をさらせない、明るいところではさらした記憶が無いと、、、。
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「じゃあさ、、まずは電気消して、一緒にお風呂入ろうよ」
秀世「は、、はい、それなら何とか、、」
「温泉地とかだと、家族風呂とかいうのもあって、親子夫婦は一緒だよ?」
秀世「そ、、それは、ハードル高いです!」
「大体、何を恥ずかしがってるの?綺麗じゃん」
秀世「む、、、、」
「む?」
秀世「胸が小さ、、、」
「ああ、CよりのBカップでしょ?かわいいじゃん」
秀世「本当に、、本当に、一言多いですわ!優さま!」
その日、初めての混浴のあと、当然に燃え上がった俺たちは、むちゃくちゃエッチした。
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その3関東⚪臨館道場、襲撃事件
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【優サイト丸の内の喫茶店】
「、、、で?今日はなんの用ですか?義兄さん。、、こう言っては何ですが、、相変わらず背広がやたらとお似合いですね」
拳秀「仕事の途中なのでな。すまないね、会社のそばに来て貰うことになって。」
東京のオフィス街の中心、丸の内。大学生のラフな格好が全く似合わないこの街で、俺はやたらこの街に溶け込んでいる拳秀さんに呼び出されてお茶を飲んでいる。
劉拳秀さん、秀世ちゃんの召喚獣、おっと実のお兄さん。強大な功夫を誇り神出鬼没なこの人は、実は三○商事勤務のエリート商社マン。
この人、妹への偏愛さえ目を潰れば、本当に好い人なんだけど。
「それで、お話と言うのは?」
拳秀「本題の前に、秀世との生活はどうかね?何か困ったことは無いかね」
「はあ、困ったと言えば困惑しかありませんが、、本音はこうですよね?(もう秀世とはやることやったのか?)」
ピクッと拳秀さんの左手が動き、見慣れない武器が出現していた。
「け、、拳秀さん!怖い!怖いです!」
拳秀「おっと、失礼」
手品のように一瞬で武器が消える。
「はあ、、はあ、、何すか今の」
拳秀「ああ、今のは投鋲と言う古来の武器だ。近接戦闘良し、投げては遠隔攻撃良し、隠蔽保持良しの使い勝手の良いものなんだ。秀世も常に何本かは持ち歩いてるぞ」
「マジですか」
そんなもの持ち歩いてる新妻女子大生とかエリート商社マンって、、。
拳秀「ああ、今の会話で聞き捨てならないことがあったのだが困惑ってなにかね?」
「秀世ちゃんが、朝方寝ぼけるんです。詳しく話したほうが良いですか?」
拳秀「いや、理解したから良い。まだあの癖は治ってないのだな。私と添い寝しなくなってからずいぶん経っているので治っているものだと」
「いや、知ってるなら矯正してやってくださいよ。お泊まりの学校研修とか旅行で、あんなの披露したら、下手すると相手が女の子でも犯されますよ、秀世ちゃん」
拳秀「まあ、その辺りの輩には、秀世は遅れを取ることは無いとは思うが」
寝ぼけていて、そんな戦闘スキルが使えるのかね。
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「はあ、なんで秀世ちゃんって、寝ぼけると人のベニスを握ってくるんでしょうね?」
拳秀「そうなんだよ。ぬいぐるみを抱き締めるに近いんだろうが、昔の話で恐縮だが毎晩あれを食らうとなかなか来るものがあったものだ」
、、う~ん、それは拳秀義兄さんも、シスコンになっちゃうよな~。ん~!?でもさ、それって毎日、添い寝が前提では!?
「一応、伺いますが、、、いつまで添い寝してたんですか!兄妹で」
拳秀「秀世、高校一年までだが?」
「、、それって、普通じゃないよね!」
拳秀「そうかね?充実した日々だったがな」
「あ~そうっすか!」
拳秀「そうだよ」
話を煙に巻いた拳秀さんが、満足そうに珈琲に口をつける。
本当に似合っているなエリートサラリーマン。
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拳秀「おっとすまない。本題に入ろう。君は関東⚪臨館と言う空手道場に聞き覚えは無いかね?」
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「あの~、、、それって、俺が小学生のときの話でしょ?ちなみにそいつ、俺の世代の二年連続の高校インハイチャンピオンなんでしょ?」
拳秀さんからもたらされた話は衝撃的だった。
、、、くだらなすぎて(汗)
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拳秀「それを言うなら、君がその大会に出た動機も大概だ。なんだその(大会優勝に三月さんとプレステ4の購入を賭けてた)と言うのは」
「しょうがないじゃないですか、親父のやつ(買って欲しければ、この大会に勝ってみろ~)とか下らない駄洒落を飛ばしてきたんすから」
拳秀「しかも君、その都大会ぶっちぎりで優勝したあと、全国大会は辞退したそうではないか」
「いや、親父との賭けは終わりましたからね。誰がそんな大会に出るもんですか」
拳秀「普通の子は、全国大会目指して切磋琢磨するのだがな」
「師匠は泣いてましたがね、でも、俺の辞退を受けて、都大会準優勝の奴が全国大会に行ったはずで何も問題無かったはずですよ?」
拳秀「その子の名前が、臨野耕一くんだ。記憶はあるかね」
「いや~全く」
拳秀「せめて名前に聞き覚えは無いかね」
「?」
拳秀「やれやれ、君は本当に空手界に興味が無いのだな。彼は、君の世代の高校インハイチャンピオンだ。しかも二年連続だ。ついでに君が辞退した小学生全国大会の優勝者でもある。別名(蹴り技の天才児)」
「蹴り技っすか、使わなくなったな~」
拳秀「今はそうかも知れないが、その都大会で君は臨野くんを決勝戦にて左上段逆回し蹴りで瞬殺してるのだよ」
「はあ、一時、左の回し蹴りは凝ってましたが」
拳秀「臨野くんのショックはいかほどだったか。自分の得意な蹴り技での瞬殺だ。しかも君には全く興味が無いと思うが、彼が勝ち続けるほど君の評判が上がっていったのだよ。彼に勝った者としてね」
「はあ、迷惑な話ですね」
拳秀「彼は、西東京の実践空手では結構名前の通った関東⚪臨館空手道場の師範のお子さんでね。かなり評判を気にしていたらしい。しかも君、大会に出ないだろう。いよいよ、⚪臨館が君に実力行使に出るという噂があるのだ。あの道場はあまり素行に関しては良い評判が無いのでな。秀世にも伝えたが気をつけたまえ」
「秀世ちゃんは関係ないでしょ?」
拳秀「君こそ忘れないでくれたまえ。秀世は君の新妻ではあるが、元々ボディーガードでもあるのだよ」
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西山「ああ!!そういえばなんか変な集団が昨日、君を尋ねて来てたよ」
「え~教えてくださいよ~」
西山「すまない、今日、言うつもりだったんだ」
ズドーン、相変わらず凄まじいサンドバッグの炸裂音が響き渡る東歌舞伎町空手道場で西山さんが拝み手で謝ってきた。
西山「何か態度の悪い連中でね。申し訳なかったが俺もちょっと職場で嫌なことがあって(後の周さん情報では、西山さんの公安軍団は、なんでも当日、敵性国のスパイを取り逃がしていたらしい)、ちょっとムシャクシャしていてね~、つい言っちゃったんだ(優くんに会いたければ俺を倒してみろ!)って。いや~良い気分転換になったよ」
「、、、、」
西山「な、なんだい?」
「いえ、相手の連中がかわいそうになっただけです。少しくらい人数がいても、高校大学くらいの連中でしょ?西山さんに叶うわけないじゃないですか」
西山「ご、ごめんね、、、それにしても、秀世ちゃん今日は遅いね。君のお迎え」
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「師匠、今日は上がります!!」
どうも嫌な予感がした俺は、秀世ちゃんに電話をしたが繋がらない。
師匠「おお、お疲れさん。そういえば君の可愛い子」
「秀世ちゃんがどうしました」
師匠「なにか、向かいのコンビニの辺りで高校生くらいの子供たちと揉めていたのう?」
「!それを早く言ってください~!」
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バタバタと飛び出していく優の背中に
師匠「そんなに慌てることもないんだがのう」
西山「そのあたりは、彼はまだまだ若いですから」
師匠「彼女は強いんだがのう。多分、今の、拳を振るうことを躊躇している優くんよりは遥かに」
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「拳秀さん、まずいです!⚪臨館の連中の矛先が秀世ちゃんに!彼女拉致されたっぽいです」(電話)
拳秀「うん、秀世の武装打診棒から信号が入っている。追跡は出来るから合流しよう」
「目撃情報によると、秀世ちゃん薬で拉致されたみたいなんです。急がないと彼女がどんな目に遭うか」
拳秀「多分、秀世は既に目覚めているよ、我々は対薬物の訓練もしている」
「そんなこと言われても、、、」
拳秀「優くん。秀世を心配してくれてありがとう。兄として心から感謝するよ。でも、君はまだまだ分かっていないんだ。秀世はね、そうそう簡単にはやられる女の子じゃあないんだよ」
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【秀世サイト】
恐らくはお兄さまのおっしゃっていた関東⚪臨館とかいう人たちに、私は拉致されて、車に乗せられた。
拉致の際の薬は呼吸法で最小限に留めたが、少し吸ってしまった。
万全を期する為に、ここはしばらくは静観して気絶したふりに徹する。
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車の中で両隣の男たちが私の身体を触ってくる。
気持ち悪いがもう少し我慢。
下着が剥ぎ取られそうになったら、、うん、そこを我慢の分岐点にしよう。
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臨野「予定外だったが、上物の女の子が手に入ったな」
モブ「早く犯ってしまいましょう」
臨野「まてまて、まずは桂木に連絡が先だ」
モブ「え~犯ってからにしましょうよ」
臨野「どうせ連絡してもすぐには来れない。ゆっくり楽しめるよ。俺たち10人くらいは余裕で楽しめるだろうよ」
このゲス!!
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私は道場に連れて行かれた。武道家にとって神聖なはずの道場でこいつら!
モブ「この子、凄い可愛いけど、触ってもピクリともしないっす。ツマンナイっすね」
臨野「薬はそんなに簡単には切れないよ。睡姦になるのは我慢だな」
モブ「ああ、でも、桂木が来たら、彼女を盾にして、縛り上げちゃえば良いんですよ。それであいつの目の前で目覚めたこの子をみんなで犯っちゃえば」
臨野「お前ら、それまで我慢出来るの?」
モブ「出来ないっすね!」
本当にゲス!誰があんたらなんかに。
臨野「まあ、まずは桂木捕まえて、あいつの右手右足を潰してからだな。二度と空手が出来ないように」
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優さまの右手右足を潰す?
私の頭の中で、何かが切れる音がした。
お兄さま、駄目です。私、気が短かすぎて、潜入捜査には向きません。
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「黙って聞いていれば」
モブ「へっ!?」
「聞き捨てられないことをペラペラと」
臨野「なんだ!何でこんなに早く薬が切れる!?」
「嗅いでませんから」
臨野「おい!お前、ちゃんと縛ったのか?」
「女の子に優しい縛りかただったのは褒めて差し上げますわ。でも、少しでも隙間があると、、縄抜けって簡単なんです」
臨野「こ、、こいつ」
「優さまの右手右足を潰す?万死に値しますわ!!」
臨野「お前ら、上物がせっかく目覚めたんだ、ありがたく犯ってしまえ!」
「その馬鹿みたいな突っかかり、、本当に優さまの足元にも及びませんわ」
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【優サイト】
「拳秀さん!先に行きます。」
バタン!!
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拳秀「ああ、そんなに慌てなくても、秀世の気の短さなら多分終わっていると思うのだがな。優くん、君は本当に良い奴だな。さて、まずは駐車場を探すか」
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「秀世ちゃん、無事、、か、、、、あ、あれ?」
道場には、壁に叩き付けられて動けなくなっている屍が9つ並んでいる。こいつら秀世ちゃんの八卦掌になんも考えずに突っかかったのか!?全員揃って!?あ、、アホか!!
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秀世「後はあなたお一人ですが」
臨野「お前!お前なんなんだよ!!」
秀世「私は優さまのパートナー。優さまの敵は私の敵ですわ!(ぽっ)」
言ってることが、相変わらず人型最終兵器なんだよな、、、何が、ぽっ、だよ!、、、凄い可愛いな、、、外見は本当に男の理想かも。
臨野「だから!お前は桂木の彼女なんだろ!?幼馴染みとか言う」
秀世「情報収集能力すらその程度で、良く優さまに突っかかろうとしましたね。情報古すぎです。その勘違い、物凄く腹が立ってきました」
臨野「なんだ彼女じゃないのか」
秀世「、、、まあ、彼女ではありませんわね」
、、、うん、奥さんだから。
秀世「でもお慕いしている気持ちは誰にも負けませんわ」
臨野「な~んだ、横恋慕かよ」
秀世「、、、なんか本当に腹が立ってきましたわ!さっさと掛かってきてくださいな!」
臨野「馬鹿め!俺を本気にさせたこと、後悔して死ね!」
秀世「、、、死んじゃうかもしれませんね。その勢いで突っ込んできては、、、」
交差の瞬間、秀世ちゃんの華奢な身体が、ぶ~んとぶれたように震えて、、、ドカン!!
凄まじい音を経てて、臨野の身体は道場の天井に激突した。
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「凄いな。出る幕が無かった。」
秀世「お恥ずかしゅうございます」
「いや、あの自然体からの八卦掌は、初見なら俺もヤバかったと思う」
秀世「あれは、、初めての優さまとの対時の際に気がついて。お兄さまからも、動作で手のうちが知られることがあるぞとご指導いただきました。あの時自然体を全く崩さないで対応された優さまこそ凄いです。」
「見せた技は、超変形の突き技だったけどな」
秀世「、、あれはどうすればあんな踏み込み速度が作れるのか未だに分からないです」
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終わってみれば、秀世ちゃんは本当に強い女の子だった。
でも、、、
「ちょっと寂しいかな」
秀世「なんでですの?」
「ん~少しは頼って欲しいかな、、な~んてね」
秀世「優さま、、」
バフン!秀世ちゃんが抱きついてくる。
秀世「ね?優さま、、確かに私は、ただ守られるだけの女ではありません」
「、、、、」
秀世「でも、ただ守るだけの女でも無くなったのですよ。優さまのおかげで」
「うん」
秀世「ゆっくり形を作っていきましょう、私たちの夫婦の形を」
そうだね!まずは秀世を労いたいから、ベッドだね!
秀世「それは、、休めないし防戦一方になってしまいますわ」
「嫌?」
秀世「、、、、嫌じゃないです、、、」
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その後、合流した拳秀さんに情報のお礼を伝えた俺たちは、実家での夕食の勧めを固辞して、そそくさと家路について、、、今日もめちゃくちゃエッチしました。