浮浪雲 その4 愛しい浮浪雲を追いかけて堕天の天女 遊女 清女の話

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さて今宵は雲様のお話にお邪魔して清女がお話させていただきませう。(^ ^)

私は清女と申します。雲様の雲のような気まぐれにおすがりして、旦那様のお宅に置いていただいている女です。

その2人の馴れ初めは、そう三月前になりましょうか。妾として私を飼っておりました囲い主が亡くなって、私は途方にくれておりました。さりとて、またも岡場所の苦界に身を沈めるに気にもなれなくていっそ大川の泡になって消えよう。

そう思い定めし時に、楽しげに釣り糸を垂れる御仁を見て、語らう程にに引かれおうて、寄り添うて、黄昏時の橋の下、甘く唇を奪われたられば、たちまちにして男女の情の泉わきました。あの日、清女の谷間を雲様は遡り、私の裾を開いて、なんとも雄々しき太棹を私の濡れる秘穴にに差し入れて、私の豊満な乳房を瓜の良し悪しをはかるのように巧みにもて遊び、勃起してる乳首を浜千鳥のように意地悪くついばんで、私はたちまち主様に極楽に連れていかれてしまったのでございます。

そしてひとときの慰み者として可愛がられ、そのまま、橋の下に打ち捨てられると思いきや、猫の子のように連れ帰っていただき、お屋敷に住まわせていただいております。あまりのことに連れられるままに来てしまった次第。

とはもうせど、わが主様のお屋敷はかまどにはクモの巣、鍋には赤さび、器と言えば貧乏徳利とかけ茶碗が二つ三つ。お侍のお家柄のご様子なれど、やっとうのお稽古着はすり減って、脇差は既になく、刀かけには太刀が一振り、これも、さやの漆は所々はげて、抜けば玉ちるの刃ならぬ、抜けば錆びちる赤秋刀魚のご様子でこれも今にも朽ち果てそうです。

されど、せんべいぶとんに2人、身を寄せあって、優しく抱いていただいたその夜は清女にとって慰み者の生き人形から1人の血の通った女に戻った大事な晩ございました。そう私は長らく心を殺して生きてまいりました。

それが、雲様のおそばで人並の女房のごとき幸せを生きる事ができているのでございます。

ゆえに雲様は清女の主人、私の全てでございます。そういえば雲様はなぜ私が川に身を投げようと思ったかお知りになりたいとおっしゃっておられました。私の全てを捧げるともうした以上、包み隠すは主様への失礼となりましょう。いささか心苦しい話とはなりますが、春の世の戯れにしばし耳を傾けていただければ幸いに存じます。

私は播磨の国の出ございます。小野藩の庄屋の娘、祖父は商才を認めれご家老様の陪臣に取り立てられ、苗字帯刀をゆるされてございました。父は我が家は別所氏の末裔などともうしておりましたがそれは眉唾でございましょう。私が十二の折に家督をついだ兄がご家中のものと諍いになり、磐代神社の境内にて果たし会い、多勢に囲まれてなますに刻まれて相果てました。

もとより庄屋からの成り上がりの当家、ご家中での風当たりも強かったのでございましょう。そして残されました父も剣など握った事もないのに老骨にムチ打って息子の無念をはらさんと仇討ちを企て、志果たせず、敵の一族郎等に取り囲まれて槍玉にあがる無残な最期を遂げてございます。

そして兄と父を殺した家の若侍達は我が家に押し入り、母と私を一晩じゅう、手籠めにしたのでございます。こうして我が家はひと春のうちに全てを失ったのでございます。私は父に作法と読み書き、母にも家事を仕込まれ、将来の許婚も決まってございましたが、それも露と消えました。

母方の実家に戻りましたが、母はなくなりその年の夏、私は龍野の遊郭に売られましてございます。私を売って女衒が手にした金は三両と二分ございました。故郷の山にちなんで摩耶と言う名を与えられ、武家の娘と言う振れこみも手伝って、武家の娘を辱めてやろうという商人達にいいようにおもちゃにされておりました。

そして1年後に江戸の回船問屋の丸亀伝右衛門に見受けされ、江戸の大川にほど近い伝右衛門の妾宅に囲われていたのでございます。庭先にでて船を眺める他はさしたる自由もなく。伝右衛門の生き人形として裸にされ、慰み者にされる日々でございました。伝右衛門は好色な男で、私は様々なことをさせられました。

客先の饗応接待として私を抱かせることもございました。番頭や小僧に時に褒美として投げ与えられることもございました。

気の荒い船頭達、3人を連れてきて、伝右衛門の目の前でわたしは一晩中、犯されたこともございます。そして私が泣き叫ぶ様を伝右衛門は絵師に描かせておりました。

またときには外に連れ出され、浅草寺のはずれの河原でムシロ片手に夜鷹の真似事をさせられたこともございます。伝右衛門は私が他の男に抱かれる姿を見るとひときわ魔羅を大きくし興奮する男でございました。

そして私を性欲処理の道具と割り切って容赦なく扱う男でもありました。私が子を宿した折には一晩中、冬の大河に腰から下を漬けられて、子供を流すようにいたぶられ、死にかけたこともございます。妊娠すればおもちゃとして使えなくなるからでございます。

そんな地獄のような日々が伝右衛門の死によりあっけなく終わったのでございます。私は3日の猶予を与えられ、わずかばかりの銭と家財を持って妾宅を出ました。妾宅を出たときに私は摩耶と言う名前を捨てて、昔の名前の清女を名乗ったのでございます。

家族の仇を打とうなどという大それた気持ちではございません。ただ生き人形として嬲られてきた摩耶と言う名前で死ぬのが嫌だったのです。口入屋に行こうにも自分にどんな仕事ができるかもわからず、さりとて妾上がりの女を側に置く酔狂な男もいるまいと思い。

途方に暮れておりました。そしてくだんの大川の出逢い話となったのでございます。主様は優しいお方、清女が泣くのを心配してくださります。でもこうして泣けるのが清女には幸せなのでございます。哀れと心を痛めてくださる御仁があればこそ涙を流せるのございます。湿っぽい話はこれまでといたしましょう。

さて、入間川に釣りにいかれた私の愛しい雲様は、薩摩様のお屋敷の裏手の浜で誰のものと知れぬ皮財布を拾ってこられました。

大分にお酒をきこしめしてのご帰宅で、入るなり玄関先で寝てしまわれました。やっとの思いでせんべい布団まで引きずって行き、昇様の差し出した皮財布を眺める私。

皮は甲州の印伝細工、上質の鹿皮を使い、丸に十文字の家紋、これは芝浜の薩摩藩の御家中の方のお財布に違いありません。中身はずしりと50両もの大金が入ってございました。

この事態が露見すれば私の雲様は獄門に処されてしまうでしょう。酔った上とは言えなんと恐ろしいことになってしまったのでしょうか、雲のように恬淡とした性格でお金には無頓着な主様がなぜ急にこのようにお金を欲っしたのでしょうか?私はふと思い当たる節がありました。1つは私を家に迎えたことです。当然食い扶持が増え、日々の費えに窮した事。

そしてもう一つは最近売り払ったという脇差し、刀は武士の表道具、今は浪人として不遇を囲っておられますが、主様は士官を得て天下国家の国事に奔走することを心のどっかで夢見ておられるに違いない。

日々の生活に窮してなお、剣術の道場に通い続け剣を磨いておられるのを清女は知っています。最近、世情は黒船だの尊皇だのと騒然としております。主様はお侍様として立派なお働きをするためにそのお金で新しく刀をしつらえたいと思っておられるおられるのかもしれない。

しかし中には50両もの金が入った皮財布、薩摩藩のお侍様も探してくれること間違いありません。そして万が一私の主様が疑われたら、私は矢も楯もたまらず立ち上がりました。しかし、いざ罪を問われても主様に類が及ばないようなものに扮して行くのが良いでしょう。

私は柳行李の中から岡場所時代の着物を取り出します。もう二度と取り出すこともあるまいと思った着物です。町娘の着る質素な着物とは異なる花のような着物、男に媚び弄ばれるための 着物です。万が一、金の出どころを疑われて、罪に問われたとしても、独り者の手癖の悪い通い女郎のように振る舞えば、獄門に処されるのは私1人ですみます。

芝浦の薩摩藩邸までは歩いても四半刻言うところです。そして私は薩摩藩の門前に立ちました。「私は品川宿の通い女郎です。薩摩様のお侍様がワッチの店に落としていきなすったお財布をお届けにあがりました。」「女郎がきていい所ではごわはん。」「届けたふりして中は抜いてあるんと違いもすか」たちまち、薩摩訛りの門番たちに囲まれ、疑われ、私は早くもどうしていいかわからなくなってしまいました。

「とりあえず問い調べっ!」「さあ、おいらの門長屋までくるでごわす」「女郎めおいどんらの腰のサツマイモ、たっぷり馳走してやるでごわす」「おなごは体に聞くのが一番でごわっそ!財布の件、信じて欲しかったら裸になるでごわす」長屋づまいの下級藩士達に囲まれて私はもうなすすべのない状態です。

私ははらりと帯を解きじゅばんを脱ぎ捨てます。「こいはけしからん乳じゃ!のう」「あははは!揉むためにあるような乳じゃ!」男たちは欲望に脂ぎった目でで私の胸を眺め、まんじゅうにでも手を伸ばすかのように無遠慮におっぱいをもみしだきます。「これで信じていただけるでしょうか?」「まだ腰巻をとっておらんど!」「こやつ公儀の隠密やもしれんぞ」「そうじゃ、腰巻じゃ腰巻を取れ!」「おいどんがとっちゃる!」

強い力で腰巻の端を引かれコマようにぶざまに回って倒れる私。「新兵衛どん!流石じゃ、女郎独楽じゃ!」「この田中新兵衛が念入りに取り調べてやりもすか!」田中はそう言うと私の足を左右におし開きます。「この女郎なかなか見事な身体をしておりまもすな」「どれ、おいらでで手分けしてこの女郎を攻め落とすとしもっそ!薩摩の総攻めじゃ!」男達は私の体に群がります。

左右の乳房、左右の尻肉、左右の陰唇、小さな肉芽、秘穴、そして、不浄の菊座まで男だけ同時に弄ばれました。「力攻めでは女は落ちんど、柔らかくじわじわと攻めてやるが肝要でごわす。」男の指が触手のように私の全身をまさぐります。まさに拷問のような快楽攻めに私の体は反応してしまうのです。

幼き時より娼婦として仕込まれた体はにわかに堅気には戻れないようです。「ああ!いやぁ、ああああ!やああああああ!私は怪しい者ではござりません。どうかお慈悲は、お財布を返しにまいっただけでございます。どうか あああああ、いやぁ お許しくださいまし」

「こんなにびちゃびちゃと端を濡らしておきながら、まだ気をやらぬか!強情な女め!この田中新平が一騎打ちにて撃ちとってやろう!天下無双のこのワシの肉槍!見事受け切ったら、私の腰の両刀をお前にくれてやろう、武士の魂じゃ!そして、お前がワシより先に気をやったならば、この買い求めたばかりのワシの関のワザモノでお前をなますに刻んでくれるわ!、ちょうど試し斬りがしたいと思っていたところよ」そう言うと新兵衛は黒々とそそり立つ脂ぎった逸物を私の中に突き入れました!

「ひぐぅぅぅ、ああ、ああんいやぁ、雲様、雲様!」「女郎の分際で惚れた男の名でもよんでおるのか!生意気にもほどがあるわ!どうじゃ!ワシの連突きは、ここをえぐられればどのような女もたまらずに気をやるは必定!いくでごわす!」薩摩隼人の猛々しい肉槍が私の体の中でズンズンと暴れます。

新兵衛に助太刀するように男たちの無骨な手が私の乳房を握り乳首を勃起させます。尻の菊座をくすぐります。私の体の奥から耐えがたい熱い疼きが湧き上がってきます。「あああああん、イク、いやぁ、イキたくない、あああああ、いやぁ」このうずきが弾ける時、私はこの侍の刀の試し斬りにされて命を落とすのでしょうか?

私の脳裏に雲様ののんびりとした笑顔、私を呼ぶ声、そのひょうきんな所作、そして優しい睦言、閨での細やかななさりようが思い出されます。どんな姿になってもあの人のもとに帰りたい。ここで負けるわけにはいかない。

たとえ私の中の捨て去った女郎、摩耶の技前に頼ってでも、、、。私は渾身の力を振り絞り、新兵衛の腰に足を絡め、くるりと体を入れ替えました。そして、馬乗りの体制になって、自ら激しく腰を弾ませます。私の小さな穴がじゅぶじゅぶと淫らな男をたて、男の黒い肉棒したたかにしごきあげます。

私の浅ましい姿に盛り上がる男達、「女郎の逆襲じゃ!新兵衛どん薩摩隼人の意地見せてくいやせ」

そして私は細い指先で、新兵衛のの乳首を弄び、耳元を軽く舐めながら小さな声で淫らな言葉を囁きます。「どうか私のの淫らな穴に新兵衛様の精を放ってください。私の淫らな体は新兵衛様のイチモツの虜でございます。どうか存分に、精液を私の中に、私の中に だ、し、て、子種を肉穴の柔いひだで一滴残らず吸い取って差し上げますゆえ、、だ、し、て」「うむぅ!かは!言葉攻めとは卑怯なり、うぉーーーーーーーーーーー!」どびゅう!どびゅう!新兵衛は激しく私の中に射精しました。

「新兵衛どんが打ち取れたら次は私の番でごわすな」次の男が私にのしかかろうとします。どうやら一騎打ちと言う約束はあっさりと反故にされたようです。結局は何人もの男に犯されて、いつかは気をやらされて、それを理由に男たちの試し斬りのおもちゃにされるのでしょう。

どうやら私の運命は変わることがないようです。「主様、死ぬ前にもう一度主様に会いたい」私の瞳から涙があふれ、諦めかけた瞬間!

そこで穏やかな声をかけてきたお侍がいました。

「これこれ、こげなむぞかおなごし、虐めたら、薩摩の侍の名折れでごあんど、よってたかって、このおなごが何をしたと言うでごわすか?」真っ黒に日焼けした精悍な大男が入ってきました。「こいは半次郎どん!」どうやら一目置かれる男のようです。

私は言いました。「怪しい者ではございません。ご家中のどなたかのお財布お届けにあがりました。」「おお、こいはおいの財布ぞ、おいはぼっけもんで剣術以外はだらしのうていかん。グラバー商会への手付金に持っていったが、どこかに落としてしもうたでごわす。薩摩の紋入りの銭入れ落としたとあっては切腹もんぞ、草の根分けても探し出さねばと思っていたところ、あいがとさんでごわす。」

誤解が解けて、男たちの囲みが解かれます。「まっことすまんことしもした。この新兵衛を討ち取った印に、関鍛治の両刀もっていくがよか!捨て値で売っても50両にはなりもそ」新兵衛はさやの細工も見事な刀を私に投げてよこしました。猛獣のような男達も打って変わった笑顔で私に接します。

それから私は薩摩藩邸の大風呂で体を清められ、破かれた着物に変わり薩摩絣の着物を与えられ、辻カゴを呼ばれて家まで送られました。「すまんことをしたお詫びに手土産を用意した、収めるがよか」半次郎は門の先まで私を送ってくれました。私を乗せた辻籠の後にガラガラと二台の大八車がついてきました。

そして私は雲様のおんぼろ屋敷の前で降ろされました。両手に関鍛治の業物を抱え。その隣には大八車いっぱいのさつまいも、そして小さな俵には山のような黒砂糖。私は芋俵の上にちょこんと腰を下ろして空を見上げました。

いったいこの顛末をどう雲様に説明しよう。そこへ、大欠伸の雲様が家から出てきました。「大金の入った財布を拾う夢を見たが、まさに夢だったようで、残念残念」のんきにキセルを燻らして、「おや清女さんその芋の山はどうしたことだい?」「古道具屋さんで岡場所時代の着物売ったら、驚くぐらいいい値段がつきました。この刀はそのお代で買いました。それでも余ったお金があったので、お芋と黒砂糖買ったのですが、清女は世間に出たことがなく、お金と言うものを握ったことがなくてまだ使い方の加減がわからないようです」

「この芋の山はそういう事か!清女さんは大胆ですな、世俗に疎いところ、まるで雲間から舞い降りた天女のようです。」「そうですね、今日はその昔の羽衣を芋と取り替えてきましたゆえ、天にも戻れませぬ。主様の家にずっと居候となりますがよろしいでしょうか。」「天女の居候大いに結構!」

二人で顔を見合わせて芋の山の前で笑う私達、桜舞う江戸の空に明るい笑い声が吸い込まれていきました。

エピローグ 「雲様この料理はいかがでしょうか。」「サツマイモをごま油で素揚げし醤油を効かせた黒糖の蜜で絡めたものですか?、うん、芋と油の相性が良く、糖蜜を絡めることで芋が甘いの甘くないのと悩む心配もない。これはなかなかいけると思いますよ。清女は器用ですねー」「主様これを1皿いかほどで商ったらよろしいでしょうか?」「三文ほどでどうでしょう?それと名前と由来は私がでっち上げるといたしましょう。」

雲様は達筆な字で品物の由緒書きを書き始めました。「昌平坂学問所に数多ある料理書の秘跡をひもとき、辿り着きたる唐天竺の料理法、これ、学問所の林大学頭【はやしだいがくのかみ】様より口伝でいただきつくりましたるがこのこの芋料理、名付けて大学芋也、」「あははは 雲様、こんな嘘どこでおもいつくのやら( ^∀^)」

こうして私、清女はは大学芋屋を家事の傍らで始めることになりました。

雲さんごめんなさい、歴女 兼 腐女子的歴史観、爆発の変なお話になってしまいました。(^ ^)

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