水泳の授業のあと、パンツが無くなっていた

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 私が小学六年生だった頃の話です。水泳の授業を終えた後、私は女子更衣室で水着から私服に着替えていました。

 そして、あることに気がついて動揺しました。

 水泳バッグの中を探しても、今日穿いてきたパンツが無かったのです。私がうっかり失くしてしまったのか、もしくは盗まれたのか……。

 盗まれたのだとしたら、私の他にもパンツが無いという人がいるかもしれません。そう思って周りを見渡したのですが、他の女子たちは普段通りに着替えていました。

 私は仕方なく、その日をノーパンのままやり過ごすことに決めました。私のパンツだけ無くなったと、騒ぎになるのが恥ずかしかったのです。

 その日、私は丈の短いワンピースを着ていました。ちょっと屈んだだけで中が見えてしまうのではないかと不安でした。

 しかし、授業中はほとんど椅子に座ったままなので、脚を閉じることだけに気をつけていればスカートの中を見られる心配はありません。

 楽観していた私に悲劇が起こったのは、掃除中のことでした。

 私は廊下掃除の担当で、ほうきで床を掃いていました。雑巾担当だとしゃがんでいるので危険ですが、ほうきなら安心です。

 掃除は普段通りに進み、ゴミを床の一箇所に集めました。その後で、ある男子がほうきを持って、私が持ったちりとりにゴミを掃き入れていきます。

 その時の私は完全に油断していました。ちりとりを持ったまま、床にしゃがんでしまったんです。

 正面にいる男子が、私の下半身をじっと凝視していました。

 私は「そう言えばパンツ穿いてなかった!」と、はっと気がつきました。すぐにぺたんと床に座り込みましたが、もう見られた後だったと思います。

「お願い、今見たこと絶対に誰にも言わないで」

 私がその男子に頼むと、彼は頷きました。

 見られた相手が大人しい感じの人だったのは、不幸中の幸いです。お調子者の男子だったら、ノーパンだということをみんなにバラされていたかもしれません。

 結局、私のパンツがどうして無くなったのかは分からないままでした。

 クラスの男子にあそこを見られるという経験は後にも先にもこの時だけで、猛烈に恥ずかしかった思い出として、私の中に残っています。

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