「はぁ…」
「どうしたの、ため息なんてついちゃって」授業中に窓を見てボーッとしていると、ふうかが話しかけてきた。
「ん?特に、なんでもないけど」
「なんでもないことないでしょ、なんか暗い顔してるよ」
「そう?ホントになんでもないんだけどな」
「そっか。あいちゃんとはどう?」
「ご心配なく」
「ふーん、そうなんだ…ふぅ…」
「ふうかもため息ついてんじゃねぇか」
「私はちゃんと理由あるからね」
「なんだよ」
「…教えない」
「…わけわからん」
なんだか最近、ふうかの反応が少し違う気がする…
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そんな困惑とともに、登場人物のご紹介。
『俺』…某運動部に属する中学2年生のマセたガキんちょ。些細なことからあいと付き合うことに。前回は言われるままにあいの中に出してしまったけど、本当に大丈夫だったのだろうか…
『あい』…俺と同じ某運動部に属する中学2年生の純真無垢だった可愛らしい巨乳ちゃん。俺と初エッチしてからというもの、なぜか俺にゾッコン…だったのだが。
『ふうか』…俺とあいと同じ某運動部に属する中学2年生の大人っぽい女子。俺に片想いしているらしいが…最近、俺は違和感を覚えている。
前回までの話を見ていない方はそちらを先にご覧ください。それでは本編。
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「あい、今週の土曜日空いてる?」
「ごめんねぇ、土曜日は友達と一日遊ぶ約束が入ってるの」
「そっか、仕方ないな」
「来週なら空いてるよ。エッチはできないけど、その時遊ぼうね」
「わかった」
あいとデートをしようとしたのだが、友達と遊ぶらしく断られた。珍しいことだが、たまには女子同士で遊びたい時もあるだろう…止める理由もないので、今週のデートはなしということにした。
その週の金曜日。俺は委員会のことで少しやることがあり、少し教室に残っていた。
「俺くん、部活行かないの?」ふうかが話しかけてきた。
「あぁ、俺委員会の仕事やらないといけないからさ、遅れて行くわ」
「そう…明日部活休みだけど、どうするの?」
「どうするって?」
「あいちゃんと遊ぶんじゃないの?」
「あいは明日は他の子と遊ぶらしいよ」
「えっ、そうなの?」
「まあ、たまにはいいんじゃないの。俺とばっかり遊んでたら疲れるだろ」
「じゃあ、私と遊ばない?」
「えっ?」
「ダメ?」
「ダメじゃないけどさ…異性はあれじゃね?」
「そうは思わないけどね」
「それはふうかだけだろ」
「ねぇいいじゃん、別に浮気するわけじゃないんだし」
「そうかな…まあいいや、遊ぶだけだろ?」
「うん」
「じゃあ、別にいいけど」
「ホント?そしたら、1時に近くの公園ね」
「うっす」
「じゃあ、私部活行くから…じゃあね」
「おう、じゃあな」
結局、委員会の仕事が終わらなかったので、部活には行けなかった。最終下校の時間になったので校門をくぐると、そこにあいはいなかった。
「先に帰っちゃったか…」
久しぶりに帰り道を一人で歩く。家に帰ると、あいからLINEが来ていた。
「もう帰ってるかな?帰ってきたら連絡してね」
送信された時間を見ると10分前。先に帰っていたようだ。
「今帰ったよ」
「そっか、ごめんね。俺くんが先に帰ったと思って、勝手に帰っちゃった」
「大丈夫、気にしてないよ」
「よかった。またあさって会おうね」
あいから送られてきたLINEを見てから、俺は携帯の画面を切った。
翌日。ふうかとの約束の場所に向かう。
「来た来た、バックレられたらどうしようかと思ってたよ」
「俺そんなひどいやつじゃねぇから」
「うふふ…じゃあ、どこ行く?」
「うーん、俺の家空いてるけど…どうする?」
「うん、俺くんの家行こう」
あいが相手の場合は、家に連れていくということはつまりエッチをするということなのだが…さすがにふうか相手にそんなことはしない。ゲーム機とかあるし、適当に遊べばいいだろう。
家に着き、ふうかを家の中に入れる。
「おじゃましまーす…男の子の部屋って、こうなってるんだね」
「お前、あいと同じようなこと言ってんな」
とりあえず、ふうかを適当な位置に座らせる。
「ゲームぐらいしかないけど、する?」
「うん、それでいいよ」
それでいいと言うので、2人でそこそこ楽しめそうなマリオカートをプレイ。
「えー、場外出ちゃったw」
「あんまりゲームとかしないタイプ?」
「うん、そんなにしない…どうぶつの森ぐらいかな?」
「なるほどね」
その後も色々なゲームをして遊んでおり、次のゲームをしようと思い四つん這いでテレビ台の中のゲームを見ていたその時。
「ねぇ、どんなゲーム持ってるの?」
ふうかがテレビ台の方に四つん這いで近づいてきた。
俺がふうかの方を見ると、ふうかもこっちを見ていた。しばらく俺は固まっていたので、ふうかとジッと目が合う。
やがて、ふうかはニコッと笑った。その顔は、あいがエッチの時に見せる笑顔とよく似ていた。
悪い予感がする…そう思った時にはもう遅かった。ふうかはいきなり、身を寄せて唇を重ねてきた。
「んっ!」俺はすぐに離れようとするが、ふうかは即座に俺を抱き寄せて密着してきた。
「んふ…んっ…」ピチャピチャと唾液の音がする。唇を吸われ、俺はもはや抵抗できなくなっている。
「ちょっと、ふうか…どういうこと…」
「俺くんのこと、諦められない…」
「えっ」
「ねぇ…一回だけでいいの…俺くんとエッチさせて?」
「ちょっ待て、いいわけないだろっ」
「やだっ、離さないからっ」
「ふうか、やめろっ」一生懸命ふうかから離れようとするが、ふうかの力が強くて離れられない。女子なのに。
「いやだっ」そして俺は、ふうかによってその場に押し倒された。
「ふうか…やめろって…」
ふうかは俺の顔を見つめたまま、掴んでいた俺の両手を自分の胸に誘導した。
「あいちゃんが羨ましいなぁ…私、あいちゃんより胸ないけど…一応Bはあるよ?」
「そんなの聞いてないから…早く離してくれよ…」
「ねぇ、一度だけでいいから…ね?」
「”ね?”じゃねぇよ…お前、俺があいと付き合ってるの知ってるだろ…」
「知ってるよ」
「だったら…」
「一回だけだったらバレないよ」
「バカっ、そういう問題じゃねぇ」
「とか言いながら、自分で勝手におっぱい揉んでるよ?」
「…あっ」本能には逆らえなかった。ふうかの胸を、いつの間にか自分から揉んでしまっていたのだ。
「…あいちゃん、かわいそう」
「お前が言えたことかよ、離せっ」
「シー」ジタバタとする俺の口元に人差し指を置いてきた。
「ふうか…」
「私の言う通りにしてたら、あいちゃんには黙っててあげる」
「お前…脅す気か?」
「俺くんが悪いんだよ…」
「は?俺は悪くな」そう言いかけたときに、ふうかは俺の口を手で封じた。
「…」
「むがが…」
「俺くんが、私じゃなくて、あいちゃんと付き合うのがいけないんだから…」
怖い。いつものふうかじゃない。しっかりしつつ少し可愛げのある、あのふうかはどこに行った。信頼できる相手だった、ふうかはどこに行ってしまったんだ…
「俺くんは今日は、私の言うこと聞いてればいいの」
俺は即座に首を横に振る。が、その瞬間にビンタされた。
「うっ…!」
「…私の言うこと、聞いてればいいの」
「…」痛い。マジで痛い。女がする本気のビンタはたまったもんじゃない。頬がヒリヒリする。
「…じっとしてて」ふうかの頭が下へ下へと下がっていく。
そしてふうかの頭はある地点で止まった。ふうかは俺のジャージのズボンを勢いよく下ろした。ズボンと一緒に、パンツまで下ろされた。
「おっきくなってる…俺くん、Mなの?」
「…」そんなことない、と首を横に振る。
「…」ふうかは頬杖をつきながら、俺のち○こを握って扱きはじめた。
「ふうか…」
「なに?」
「頼むから、やめてくれないか…」
「今更なに言ってんのよ」
「いや、だから…」
「あいちゃんにバラそうか?」
「うっ…」こいつ卑怯だ。イカれてる。常識はあるやつだと思ってたのに。
「恋人でもないのに、おちんちんおっきくして…あいちゃん、かわいそうだね…」
「おっ、お前…」
「大丈夫、俺くんがこれから言う通りにしてくれるなら黙っててあげるから」
「…」
「でも、一度でも反抗したら…どうなるかな?」ふうかは笑顔を浮かべた。怖い。こいつの精神状態が怖い。
「ふうか…」
「あいちゃんは、フェラとかするの?」
「…」
「教えないって?させないから」グーッと俺のち○こを強く握ってくる。
「イッ、イタタタタタ!」
「早くしないと、あいちゃんと一生エッチできなくなっちゃうよ?」
「わ、わかった…してるよ、フェラ…」
「正直でよろしい」ふうかはパクッと先端を咥えた。
「!」
「しょっぱい…あいちゃん、こんなの舐めてるんだ…」
「ふうか…もうやめろよ…」
「やめないよ。私の処女、俺くんにあげる」
「い、いらな…」
「そういうこと言っていいんだっけ?」
「…」
俺の反応を見て、ふうかは再びフェラをしはじめた。こいつ、初めての割にはフェラが上手い…
「んっんっんっ」ジュボッ、グブッ、そんな音を立てながらフェラをしてくる。
「あっ、ふうか…で、出ちゃうから…」
「んっ、んふ?…んっんっ」
「出ちゃうってば…」
「んぅ…んふ、んむぅ…」
「あっ、ヤバっ出るっ…」
「んっ!…ふっ、んぅ…」
ふうかの口内で果ててしまった。ふうかはなぜか嬉しそうに、俺の精液を受け止めていた。
俺の射精が終わると、ふうかはその精液を両手に吐き出した。
「あはは、私が相手でもこんなに出るんだ」
「…」
「ティッシュ借りるねー」
ふうかは勝手にティッシュを3枚ほど取り、自分の両手を拭き取った。
「はぁ…フェラしてたら、興奮しちゃった…入れていい?」
「ダメ」
「なんでよ」
「お前とはエッチできない」
「そういうこと言っていいんだっけ?」
「…とにかく、無理だ」
「あーあ、あいちゃんに言っていいんだ…今から呼んじゃう?」
「はぁ?!」
「見てもらおっか?あいちゃんの彼氏が、あいちゃんの前で、私と気持ちよさそうにエッチしてるところ…」
「ふざけんなよ…」
「私はずっと嫌だったの!好きな人が、あいちゃんみたいな可愛い子と付き合ってるなんて…」
「…」
「だから、ね?おねがい」
「…嫌だ」
「はぁ…」急にふうかは真顔になった。
「…?」
「やっぱり、あいちゃんに見てもらおっか?」
ふうかは俺の身体に腕を絡めてきた。その瞬間に、俺は完全に切れた。ふうかを即座に俺の上から下ろし、床に押さえつけた。
「きゃっ!」
「ふざけんなよお前!なんでお前としなきゃいけねぇんだよ!てめぇ!」
バチン!…俺は無意識のうちに、ふうかのことを殴ってしまった。
「いったぁ…最低、女子に暴力振るうなんて最低!」
「お前が言うなよ!」
「覚えてなさいよ…あいちゃんはもう、俺くんと別れさせるから…」
「…は?」
「明日が楽しみだね」それだけ言うと、ふうかは家を出て行こうとした。
「おい、ちょっと待てっ」
「じゃあね…」
バタン、と重い玄関のドアが閉まった。あのふうかが、なんであんな行動を…俺には理解できなかった。
翌日。いつも通りに部活に出た俺。しかし、ふうかがいない。あいも様子がおかしい。まさか…
部活が終わり、帰ろうと思ったその時。
「俺くん、話がしたい」俺に話しかけてきたのはあいだった。
「なに?」
「…ここじゃ話しづらいから、わたしの家までついてきて」
言われるままにあいの家までついていった。あいの部屋に通され、あいは丁寧にドアを閉める。
「…どういうこと?」
「…なにが?」
「ふーちゃんが…俺くんに襲われたって…」
「えっ…」
そう。ふうかは俺に殴られたのを逆手に取り、俺にレイプされかけたというシナリオを作り出したのである。殴られた証拠あり、場所は俺の家…完全に不利だ。
「ねぇ…どういうことなの?」
「それは…ふうかが俺を」
「ふーちゃんのせいにしないで!」
今まで聞いたことのないあいの大声に、俺はびっくりした。
「ふーちゃんは…わたしに泣きながら電話してきたんだよ?」
「…」
「サイテーだよ…俺くんがそんなことする人だと思わなかった!」
「いや、ちが」
「なにが違うのよ!わたしを家に呼んだときは、いつもエッチしてたじゃん!」
「そ、それとこれとは」
「ふーちゃんを家に呼んで、無理やりエッチするつもりだったんでしょ!」
「違うって」
「お願いだから…ホントのこと言ってよ…」あいは大粒の涙を流して泣き出した。あの時以来だ。
「信じてくれ…ホントに違うんだ…」
「信じられない…ふーちゃんが、そんなウソつくわけないもん…」
「あい…」
「もう、俺くんのことなにも信じられない!もう俺くんなんて知らない!」
「あい、頼むから話を聞いてくれ」
「いやだ!もう出てってよ!」勢いよくクッションを投げられた。
「あい、落ち着けっ」
「いやぁぁぁ!はやく出てってぇ!」
半狂乱でどんどんクッションやぬいぐるみを投げてくるあい。俺は部屋を出ていくしかなかった。
「わぁぁぁぁ、うぅぅぅ、うぅぅぅ…」ドアの向こうで、あいは大声を上げて泣いていた。でも俺は、悲しく去っていくしかなかった…
俺はふうかに利用された。家に誘ったのも俺、殴ったのも俺…その事実だけを使って、俺からあいを奪っていったのだ。
次の日から、俺は抜け殻のようになった。授業でもボーッと窓を見ているしかなかった。ふうかも話しかけてこなかった。
「大丈夫?最近元気ないけど…」他の女子に話しかけられた。
「うん、大丈夫…気にしないで」
「そっか…何かあったら、言ってね…」
部活にも行けなくなった。部活仲間から心配されたが、いろいろ理由をつけてごまかした。
もっと楽しい中学校生活のはずだったのに…俺は絶望していた。その状況が変わったのは、学年の変わった3か月も後の話だ。