ボクが大学三年のころ、新入生におとなしくて引っ込み思案だけど可愛い後輩がクラブに入部してきた。
ボクたちの競技は個人技なので、本人のやる気と集中力次第なのだが、一応先輩が後輩の面倒を見てやるというのが部のならわしだった。
昨年は、いいヤツなんだけど、むさ苦しい男の後輩だった。
だから、今度は可愛い女の子がいいなと勝手に思っていたら、何と一番可愛らしい子とのペアが決まった。
ボクのテンションはいきなり上がった。
むさ苦しい男子より、可愛らしい女子のほうが指導し甲斐があるに決まっている。
そもそも、ボク自身はあまり練習熱心な方ではなかったが、こうなると事情が違う。
講義が終わって部活の時間になるのが待ち遠しく、練習にも身が入るようになった。
きれいな女の子の前では、少しでも格好良くありたいと思うのが男の本音だ。
ボクが面倒を見ることになった女子は、カナと言った。
一番特徴的なのは、クリッとしたアーモンドアイ。
目が大きくて鼻筋が通っているので顔立ちは少しハーフみたいだ。
何といっても顔が小さい。
細身だが少し背が高くて、ストレートの黒髪が道着に似合っていた。
おっぱいが小さめなところも胸当ての邪魔にならず、ちょうどいい。
「弦を引っ張るときに左の肘を曲げないで」
ボクはカナの真後ろに立ってそっと彼女の肘に手を添えた。
「そう、その調子」
カナは大学に入ってから始めたずぶの素人だったので、一から手取り足取り教えてやった。
文字通り、手取り足取り。
後ろに立って姿勢を直してやったりしていると、いい匂いが鼻腔をくすぐる。
「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち…、に、に、さん、し…」
基礎トレにも付き合っていると、汗ばんだときにもいい香りがした。
去年の後輩の基礎トレに付き合ったことがなかったのを少し申し訳なく思った。
男女のペアを嫌がる子もいるのだが、カナは相手が男でもヘンに意識しないでいてくれるのが嬉しい。
屈伸運動のときに背中を押してやると、ブラジャーの感触が微かに手に触れて萌えた。
第一学期が終わり、夏休みに入るころ、他の新入部員は目覚しく上達していた。
ところが、カナだけは、まだまだだった。
練習熱心ではあるのだが、まだスタートラインに立ったままといってもよかった。
原因ははっきりしていた。
極度に緊張するタイプなのだ。
狙いを定めても手が震えてしまい、思ったように的を射ることができない。
構えるところまではいいのだが、的を狙うところで震えてしまう。
非力なわけでもない。
たぶん性格的なものだ。
彼女も随分悩んだのだろうけれど、明日から夏休みという日、カナは退部届を手にボクのところへやってきた。
「…先輩、すみません…」
カナは話を始める前からもうべそをかいていた。
差し出された退部届を受け取りながらボクは言った。
「みんな、最初はこんなものだから、もう少し続けてみれば?」
「でも、これ以上、私が下手なままだと先輩に迷惑が…」
「ボクは大丈夫だよ」
「でも…」
「別にオリンピックに出ようってわけじゃないんだから」
「弓道はオリンピックの種目にないんですけど…」
「いや、そこは突っ込まなくていいんだ。例えだから、例え」
「すみません」
そう言いながらカナは鼻を啜ると、やっと少しだけ笑った。
「ボクの教え方に問題があるかもれないし、何なら部長に言って誰かに変えてもらうこともできるよ」
「そんな…」
カナはとんでもないという表情を見せながら、強く首を横に振った。
「倉田さんは、あんなに上達してるじゃないですか」
倉田はボクが昨年面倒を見た、むさ苦しい男子のことだ。
彼は高校時代からやっているので、ボクが面倒を見た功績は実はあまりない。
「私、異常に緊張しちゃうんです…」
「うん、それはボクも感じているよ」
「どうしても手が震えてしまって…」
「うん」
「やっぱり、弓道に向いていないんです」
確かにその通りで、向いていないと言えば向いていないかもしれない。
でも、最初はみんなそんなものだ。
真面目に練習をするので、緊張さえ克服すれば、化ける可能性もあった。
それに、ボクのモチベーションはどうしてくれる。
カナに教えているだけでボクのモチベーションはあがり、毎日が楽しみだったのに。
そう言いたかったが、そうは言えない。
だから、何とか思いとどまらせようと提案してみた。
「ねぇ、良かったらだけど、夏休みの間、特訓してみる?」
最初は、遠慮していたが、少し押してみた。
「緊張さえ解ければ、センスはあると思うんだ」
特に根拠があるわけじゃないけど、言ってみた。
すると、彼女の表情が少し明るくなった。
どちらかというと、褒められて伸びるタイプだ。
「本当ですか?」
「うん」
どうやら嫌になって辞めたいわけではないらしい。
「でも…、先輩も夏休みなのに…」
少し上目遣いになって、申し訳なさそうに言う。
「いいの、いいの、どうせバイトしかないんだから」
何とかカナを辞めさせずに済みそうだと、手ごたえを感じた。
カナに向かっては軽い感じで言ってみせたが、実は心の中でガッツポーズをしていた。
そして、カナが帰るとき、しっかり退部届は返しておいた。
翌日から、朝に二時間。
昼飯を挟んで、昼から二時間。
カナとボクとの特訓が始まった。
朝から晩まで練習する方法もあるけれど、ボクは質を重視するタイプだ。
カナはストレートの長い黒髪を、練習のときは頭の後ろで束ねている。
所謂ポニーテールだが、あまり幼く見えない高さにしているのが良かった。
細くてスタイルがいいので道着に袴姿になると一層格好いい。
弓を構えて的に向かってたつと、どうみても百発百中の弓の名手だった。
が、そこまでだった。
弦を絞り始めると、途端に彼女の手は震え、放たれた矢は明後日の方向に飛んでいってしまうのだ。
アーチェリーと違って、的を射るのも難しいのが弓道だが、これほど的外れなのも珍しい。
それほどカナの緊張振りは重症だった。
それでもカナは、健気にも夏休みを返上して毎日練習にやってきた。
その熱心さに応えるべく、ボクも練習に付き合った。
一週間ほど経つと、カナは弁当を持ってきてくれるようになった。
せめてものお礼のつもりらしかった。
思いがけず、カナの手料理を口にすることができてラッキー。
緊張は相変わらず解けなかったが、料理の腕前とは関係ないようだった。
はっきり言って、近所の定食屋よりずっと美味い。
毎日が練習という名のデートのようで、ボクの夏休みは充実していた。
「ねぇ、その極度の緊張って、昔からなの?」
彼女が弁当を持ってきてくれるようになってしばらく経ったころ、ボクは訊いてみた。
「はい、小さいころから人前に立つと動悸が早くなって手が震えるんです」
「どうしたら、治るのかなぁ」
「…」
申し訳なさそうに彼女が俯いてしまったので、ボクは慌てて取り繕うように言った。
「緊張って、馴れもあるだろうから、それ以上の緊張を体験したら、治ったりして」
深く考えてそう言ったわけではなく、口から出まかせだった。
ところが、カナは意外にもボクの言葉に頷いて見せた。
「そうなんです」
カナは続けた。
「苦手だと思っている人の前で話すときに緊張していても、もっと苦手な人と話をしたりすると、最初の人と話すのは平気になったりするんです」
ボクは頷きもせずに聞いていた。
「言ってる意味、わかります?」
「うん、わかるけど、そんなこともあるんだ…」
「ええ、ですから、もっと緊張度の高い体験をすると、弓道なんて何でもなくなるかもしれないって思ったりもするんですけど…」
それを聞いたボクの心の中に、邪な気持ちが浮かんできてしまった。
「カナちゃんは、カレシとかいないの?」
さりげなく、カナの男関係を聞き出そうとしたが、直接的になってしまった。
けれどもカナは、意外とあっさり答えてくれた。
「そんな人、いませんよ」
再び心の中でのガッツポーズ。
調子に乗ったボクは、つい言ってしまった。
「男の人の手でマッサージを受けてみたら、それって緊張度の高い経験にならないかな」
言ってから、ボクは後悔した。
下心いっぱいだと思われたら、カナはもう練習に来なくなるかもしれない。
「やだぁ、先輩、何を言ってるんですかぁ」
少し顔を赤らめるカナ。
「どうして、マッサージなんですかぁ」
その時は、そんな風に軽く冗談として笑い飛ばして終わった。
でも、気が気じゃなかった。
その日、練習場でカナの背中を見送るとき、ボクの夏が終わったのを覚悟した。
ところが、カナはそんな遣り取りはまるで気にしていないかのように、翌日も練習にやってきた。
胸を撫で下ろし、指導に集中するように自分の気持ちを切り替えた。
だが、それから何日経ってもカナの緊張は一向に納まらなかった。
マジでどうしようかと思ってしまった。
悩んでいると、ついにカナの方から件(くだん)の話を持ち出してきた。
「この間のマッサージの話なんですけど…」
「うん」
「…どこで受けられるんですか?」
「嫌じゃなければ、うちへ来たらいいよ」
「先輩がするんですか?」
「知らない人よりいいと思うけど」
カナは躊躇っているようだった。
「でも、無理しないほうがいいと思うよ」
先日の後悔が思い出されて。ボクの方が尻込みしていた。
でも、ボクがそう言うと、カナは迷いながらも意を決したように言った。
「…じゃぁ、試すだけ試してみようかな…」
「喜んで!」
どこかの居酒屋みたいになってしまった。
それを聞いたカナは、続けていった。
「へんなところ、触ったりしませんよね」
本当は、変なところしか触りたくなかったが、そうは言えないので真顔で答えた。
「もちろんだよ」
そう言ってカナは、狼の根城へと自分からやってきた。
ボクの期待と興奮はマックスだった。
レベルの高い大学ではないけれど、男の部屋へひとりでやってきて、何もないと思うほど馬鹿じゃない筈だ。
ひょっとして、カナもボクのことを…。
そんな夢想と妄想が膨らまないわけがなかった。
「どうすれば、いいですか」
練習の後、ボクの住むアパートにやってきたカナは、早くも緊張した面持ちで言った。
普段着は、薄手のブラウスに、フレアのスカートだった。
スカートの裾にはストライプが入っている。
か、可愛い…。
そう思ったが、口には出さなかった。
ボクは、カナにうつ伏せになって、ベッドに横になるように言った。
「ヘンなことしませんよね」
念を押すように、カナが少しうわずった声で聞いてくる。
「当たり前だよ」
『本当はしたいけど』
そう心の中で思ったが、口には出さなかった。
「じゃぁ、始めるよ」
そう言いながら、カナの背中に親指を押し当てる。
それから徐々に、背骨に沿って指圧を始めた。
華奢な背中だった。
ボクは首の後ろから腰まで、指を何度も往復させながら、カナの緊張を解いていった。
背中のあとは足だった。
つま先のほうから徐々に足首、ふくらはぎ、太ももの裏へと手を移動させていく。
「あっ、それ気持ちいい…」
しばらくすると小声でカナが言った。
ころあいかと思って、試しに言ってみた。
「皺になるから、服、脱いだら?」
カナはうつ伏せのまま、無言だった。
そこで、ボクは言った。
「今度は仰向けになって」
それには素直に応じると、カナはゆっくりとベッドの上で身体を反転させ、仰向けになった。
小さいながらも膨らんだ胸が目の前にあってエロい。
暴走モードになったボクは、無言のままブラウスのボタンをはずし始めた。
慌てたようにボクの手首を掴み、不安そうな視線をボクに向けるカナ。
「大丈夫だから」
カナの目を見てそう言うと、カナは無言のまま掴んだ手の力を緩めた。
ボクはカナのブラウスのボタンをゆっくりと外していった。
恥ずかしそうに顔を背け、細い身体が震えていた。
「へぇ、キャミソール着てるんだ」
ボタンを外し終え、わかっていたけど口に出していってみた。
照れ隠しとしては、最悪のチョイスだ。
「女のたしなみです」
カナは相変わらずボクと反対の方に顔を背けていたけど、小声で答えた。
古風なところもあるように思え、さらに大胆になるボク。
けれども、ボクがスカートのファスナーに手をかけると、カナは再び慌てたようにボクの手を押さえ、ボクの方を見ながら首を横に振った。
「大丈夫だから」
再びそう言った。
何が大丈夫なのかわからなかったけど、そう言った。
でも、カナは今度は目を閉じたまま首を横に振り続けた。
そこで、ボクはカナの上半身を起こし、ベッドに座らせた。
ボクはブラウスの袖のボタンをはずし、一気に腕を抜かせると剥ぎ取った。
乱暴にではなく、ゆっくりと。
そして、再びカナをベッドに寝かせた。
時間をかけてゆっくりと、ボクはカナの華奢な身体に手を這わせ続けた。
少しずつ、少しずつ、胸や股間のきわどいところにも触れていった。
臀部に触れてもカナはもう何も言わなかった。
緊張と恥ずかしさで、カナは終始身体を震わせていたけれど、やがてそれも納まった。
再びスカートのホックに手をかけて外し、ファスナーを一気に下ろした。
カナは目を閉じたまま、もう抵抗を示さなかった。
キャミの下に透けて見える、純白の下着に萌えた。
ボクはカナの腰の下に手をやって少しベッドから浮かせ、スカートの裾に手をやると下のほうに引っ張って脱がせた。
カナは両手で顔を覆っていたが、もう抗うことはなかった。
下着の上にキャミだけを身に纏ったカナの姿がそこにあった。
おっぱいこそ小さいものの、どんなグラビアの写真集よりも美しく、エロい姿が目の前に横たわっていた。
たまらず、ボクはブラジャーの上から小さなおっぱいに手のひらを被せてみた。
無言のままのカナ。
そこでキャミとブラジャーの肩紐をズラし、ブラジャー上のほうの裾から手を滑り込ませ、おっぱいに直に触れてみた。
「せんぱい…」
今にも泣き出しそうな上ずった声を出すカナ。
じっと目を閉じたままのカナの乳房をまさぐり、小さな乳首を見つけて指の間ではさみながら揉んだ。
小さめのおっぱいだが、十分に柔らかい。
「あっ」
小さな声が漏れ、ハッとなったカナは口元を手で覆った。
それから時間をかけて身体全体に手を這わせ、カナの身体が汗ばんできたところでやめた。
「今日はこれくらいにしておこうか」
それ以上というのは何だか気が引けたので、そう言った。
「えっ?」
カナは少し戸惑ったような声を上げた。
その声に満足したボクは、ベッドの脇においておいたバスタオルを手に取ると、広げてカナの身体に掛けてやった。
カナには言わなかったが、下着の股間のところが少し濡れていて、薄らとシミができているのをボクは見逃さなかった。
カナはずっと俯きながら恥ずかしそうに身繕いをすると、ベッドの端に腰を下ろした。
コップに注いだ麦茶を手渡すと、カナは渇いた喉を潤そうと一気に麦茶を喉に流し込んだ。
けほ、けほ、けほ。
むせ返るカナの背中をさすってやりながら尋ねた。
ブラウスの上からブラジャーの感触が手に伝わった。
「どうする?明日も続ける?」
もうこの段階で当初の趣旨とは全く違ってきていた。
カナも望んでいると思いながらも、さすがにこれ以上は断られるかなとも思った。
ところが、カナは躊躇いながらも小さく頷いた。
「迷惑じゃないですか?」
迷惑な筈が無い。
ボクが黙って頷くと、カナも頷き返した。
「じゃぁ、明日は水着を持ってきて」
大胆にもボクはそう告げていた。
聞き返してくることもなく、こくりと更に頷くカナ。
ボクのマッサージ療法を信じているとは思えなかったが、どんな気持ちでいるのかもボクにはわからなかった。
翌日は、練習を休みにしていたので、来るか来ないか半信半疑だった。
でも、カナは翌日もボクのアパートにやってきた。
言われたとおり、ビキニの水着持参でやってきて、バスルームの脱衣所で着替えさせた。
ビキニ姿のカナは、海辺の天使のように綺麗で可愛かった。
そんなカナを、ベッドにうつ伏せに寝かせた。
再び首の後ろ、肩から順に下へと手を這わせていく。
その日のカナは、もう震えが大分治まってきていた。
それで、今度は仰向けに。
更に、今度はもっと大胆に、水着の上からおっぱいを触った。
嫌がらないのを確かめて、足の付け根辺りも果敢に攻めた。
「あふっ!」
声が漏れるとカナは恥ずかしそうに顔を背けるが、ボクを制することはなかった。
仰向けのカナの脇から背中に手を差し込んで、背中のホックを外しても、カナはもう何も言わなかった。
その日は水着を取らせることに成功し、全裸のカナの姿を堪能しながら、ボクはカナの全身に手を這わせた。
見てませんよ、と言うアピールをしながらしっかりカナの白い身体を目に焼き付けた。
小さいけれど、形のいいおっぱい。
少し薄いけど、脚の付け根には草むらが茂っていた。
最初は陥没していた乳首がピンと硬くなり、薄い陰毛に守られた亀裂に沿っても指を這わせた。
そして、三日目。
ボクの指はとうとうカナの敏感な蕾を捉えた。
女の子の一番大切なところだ。
「あっ!」
声を漏らしたカナだったが、目は閉じたままだった。
ボクはゆっくり前かがみになって、指を動かしながらそっとカナに唇を重ねた。
カナは微かに唇を開き、舌を入れてみてもそのままだった。
思い切ってボクは手の動きを早めた。
「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」
ボクの指がお豆を擦るたび、カナの薄い唇の間から喘ぐ声が漏れた。
ボクは身体の位置を移動させ、M字に開かせた全裸のカナの脚の間に割って入ると股間に顔を近づけた。
そっと舌を伸ばし、敏感な突起を舐めてみる。
「え?え?」
「それって…?」
薄目を開いてみたカナは、両手で口元を押さえながら言った。
「え?うそぉ…」
「そんな…、汚いからだめですぅ…」
「うそですよね?」
「え?うそですよね?」
カナは嫌々をするように首を左右に振っている。
ボクは舌を思いっきり伸ばし、カナの亀裂に差し込んだ。
「あぁん、舌が…、舌が入ってるぅ…」
カナはベッドのシーツを掴み、悶えた。
「あ、あ、あ、あ…」
やがて訪れる、甘い、甘い、快楽の世界。
カナは生まれて初めて、異性の目の前でアクメを迎えた。
ビクビクビクっ、と身体が震え、そのあと強張った身体が弛緩した。
カナは目を閉じて余韻に浸っていたが、ボクの視線を感じたのかハッとなって目を開いた。
ボクと目が合ったカナは真っ赤になっていた。
シーツをつかんで引き寄せるカナ。
ボクに顔を見られまいと顔を背けている。
恥じらいを見せるカナを尻目に、ボクはシーツを引き剥がすと脚を割って入り、再びクンニを始めた。
「えっ?」
「そんな…」
「あぁー…」
白い喉を見せ、仰け反るカナの姿は、普段の清純さとのギャップがあって萌えた。
「せんぱい…」
ボクは舌の動きを早くした。
「あ、あ、あ」
逃れようとするカナの腰をガッチリ抱きこむようにして、敏感な突起を執拗に攻める。
「ダメですって…」
「あぁ、ダメですって…」
カナはボクの舌戯に悶え、亀裂からはドッと愛液が溢れ出した。
「あぁぁぁ…」
カナは白い喉を見せ、仰け反るとそのまま動かなくなった。
カナのお尻の下のシーツには、溢れた愛液で大きなシミが広がっていた。
「はっ」
直ぐに息を飲むような声を出すと、カナは自分の尻の下に手をやるとシーツを弄った。
「先輩、違うんです…」
訴えかけるような目をボクに向けるカナ。
抱き寄せてギュッと抱きしめると、カナはボクの腕の中で再び呟いた。
「これは、違うんです…」
「うん、わかってるよ」
そう言って、ボクは優しくカナに顔を近づけると唇を覆った。
唇を離すとボクはカナに言った。
「ボクにもお口でしてくれる?」
「えっ!?」
戸惑うカナだったが、じっと目を覗き込み続けると、カナは少し視線を外して小さくうなづいた。
ベッドの上でひざ立ちになるボク。
屹立したものをカナの顔の前に持ってくると、カナは直視できないようだったが、それでも恐々と指で触れてきた。
「熱い…」
男根を手にしての初めての感想だった。
目を向けようとしながらも何度も躊躇うカナだった。
ボクは黙ったまま、カナを待った。
そしてその時はやってきた。
カナは小さく唇を開き、舌を伸ばしていた。
恐る恐る舌先でボクに触れてくるカナ。
亀頭の裏側から先っぽに舌が移動する。
ペニスをピクンとさせると、驚いて離れるカナ。
舌が離れるとペニスの先とカナの舌先の間に細い糸のような粘液が繋がっていた。
舌を引っ込めてゴクリと生唾を飲むカナ。
目が会うと、カナは恥ずかしそうに笑ってきせた。
ボクはカナの後頭部に手をやると自分の腰のほうにゆっくりと引き寄せた。
観念したように目を閉じて口を開ける。
そんなカナのお口の中に、ボクはゆっくりと入っていった。
「んぐ、んぐ、んぐ…」
カナの喉奥をボクのペニスが何度も往復する。
苦しそうな表情を見せながらも、カナはそれにじっと耐えていた。
ビンビンにそそり立った肉塊がカナの口から出ると、カナは少し顔を伏せて言った。
「もう、いいでしょう?」
男を口に咥えた姿を見られたのが恥ずかしかったようだ。
「ありがとう」
ボクはカナの細い身体を引き寄せると口付けをする。
そうしてカナをベッドに仰向けに寝かせると、逆さまの向きになってボクは覆いかぶさった。
カナの脚を開かせて、股間に顔を埋める。
「うぅぅ…」
包皮を剥いて、無防備になったクリをひたすらペロペロする。
「あぁ、ダメですぅ…」
「そんなことしたら、ダメですぅ…」
膝を立てさせた脚をがっちりと抱え込み、ボクはひたすらクンニを続けた。
すると、ボクのペニスが何か生暖かいものに包まれるのを感じた。
カナは少し首を持ち上げるようにして、ボクのペニスに吸い付いていた。
腰を少し突き出してカナが咥え易いようにしてやった。
「ん、ん、ん」
シックスナインになってお互いの局部を舐め合うオーラルセックス。
気持ちよかった。
カナの薄い唇に包まれて、ボクはもう爆発しそうだった。
けれどもボクの臀部にタップして、先に音を上げたのはカナだった。
「先輩、イッちゃいますぅ」
「あぁ、また、イッちゃいます…」
「あ、あ、あ…」
カナはもうボクを咥えていられずに、シーツを掴んで身悶えしていた。
ボクは舌の動きを早める。
「あぁ、先輩、もうダメですぅ…」
カナは再び絶頂を迎えた。
カナの火照った身体を抱き寄せて、添い寝をしているとカナがボクの耳元で囁くように言った。
「ヘンなことしないって、言ったのに」
「ごめん」
そう言うとカナは少し頬を膨らませたふりをしながらも、ボクの胸におでこを擦り付けて甘えてきた。
「最初から好きでした…」
「そうなの?」
「わかってなかったんですか?」
「うん」
「もう…、鈍感!」
期待はしていたけど、はっきりそういってもらえて、ボクは嬉しかった。
身体を少し離して顔を覗き込むと真剣な面持ちのカナの表情がそこにはあった。
そして、ボクの目を見ながらこう言った。
「私、もう先輩のものですから…」
「うん」
「私の初めての人になってくれますか?」
カナの積極性にちょっと驚いた。
でも、ボクは黙って頷くと、身体を起こしてゴムを手に取った。
仰向けになったカナの脚を割って入り、膝裏を抱えてゆっくりとカナに入っていった。
「んんー…」
呻くような声を発するカナ。
「痛い?」
眉間に皺を寄せているカナに途中で声をかけた。
「はい、少し…、でも、大丈夫…」
ボクは早く終わらせてやろうと、そこで一気に腰を突き出すと、カナはボクの身体にしがみついてきた。
「ひぃん!」
一番奥まで達したところで、カナの顔を覗き込むと、涙目になっていた。
「痛い?」
「はい、でも嬉しいです!」
天使のような笑顔を見せられて嬉しくなったボクが腰を少し動かすと、カナの表情が痛みに歪んだ。
あまりに辛そうなので、思わず言ってしまった。
「今日は、ここまでにしよう」
そう言ってカナから出ると、カナの足の付け根とシーツには少しだけ赤いものが染まっていた。
それからボクたちは、ベッドの上でいつまでも抱き合っていた。
時々キスをしたり、おっぱいを吸わせてもらったりしながらいちゃいちゃし続けた。
するとカナが徐にボクのペニスに手を伸ばしてきた。
「今度は、私が気持ちよくしてあげます」
ボクが射精していないのを気遣ってくれくれているようだった。
ちょっと驚いたボクが無言でいると、カナは少し照れたような表情を見せながら言った。
「あんまり上手じゃないですけど…」
そう言うと、ボクをベッドに仰向けにさせると身体の位置を移動させて、今度はカナがボクの脚の間に身体を入れてきた。
さっきまでの躊躇いは、もうカナにはなかった。
拙いフェラだったが、やはり気持ちよかった。
竿の上から下まで舌を這わせ、タマタマもお口で吸ってくれた。
「あぁ」
今度はボクが声を漏らしてしまった。
カナは一生懸命ボクを喜ばせようと、ボクをしゃぶり続けた。
「それ以上すると出ちゃうよ」
そう言うと、カナはいったんボクを口から出すとこう言った。
「先輩、出してください」
「えっ?」
「私のお口の中に全部出して!」
そう言うとカナはボクをジュボジュボと激しくしゃぶり始めた。
「うっ!」
可愛らしいカナのお口の中で、ボクは弾けた。
カナの動きが止まり、ゆっくりとペニスがお口から出てくる。
「お口を開けて見せて」
そう言うと、カナは素直に口を開いてみせた。
ボクの吐き出した白濁液がカナのお口の中に貯まっている
カナの顎の下に指を当てて、そっと口を閉じさせると、カナは目を閉じてゴクリとそのまま口の中のものを飲み込んだ。
「飲んじゃった…」
少し恥ずかしそうに言うカナが愛おしくて、ボクはカナを抱きしめた。
「ねぇ、ボクで良かったの?」
「どういう意味ですか?」
「いや、本当にボクのこと…」
「信じてないんですか?」
「いやそういう訳じゃないけど…」
カナもボクにに強く抱きついてきた。
「はっきり言いますね」
耳元で言うカナ。
「先輩、大好き!」
答えるように抱きしめ返すボク。
「私、先輩のためなら、何でもできます」
「先輩のことしか見えてないですから」
「私はもう、先輩だけのものですから」
ボクの腕の中で、カナは何度もボクに気持ちを伝えてくれた。
夏休みの特訓は続いた。
より緊張度の高い経験をしたカナの手は、何と震えが止まった。
だから、ボクたちは練習を早めに切り上げて、まったりとした二人の時間をより多く過ごすようになった。
「先にシャワー浴びますね」
すっかり勝手知ったるカナは、ボクのアパートにつくと直ぐにバスルームへと消えていく。
シャワーの栓を捻る音がして、水の流れる音がする。
鼻歌が聞こえるときは、特にカナの機嫌のいいときだ。
水の音がしなくなって、バスタオルを広げる音がすると、ボクも脱衣所へと向かう。
「お先でした」
そう言いながら、ボクに視線を向けたカナの目は、普段の清楚な雰囲気とは違って色っぽかった。
普段は清純なカナが、ボクだけに見せるもうひとつの顔だ。
ボクもシャワーを浴びる。
部屋に戻り、ベッドの脇に立つとカナは身体を起こし、立ったままのボクの腰に抱きついてきた。
腰に巻いたバスタオルを解いて、カナは愛おしそうにボクのジュニアを見つめる。
「いただきます」
悪戯っぽい目をしてカナはボクにそう言うと、手も沿えずにペニスを口いっぱいに頬張った。
ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ。
ゆっくりと首を前後に動かして、カナはボクをしゃぶり続ける。
お口に咥えたままボクのお尻に腕を回して抱きついてくるので、ボクのペニスがカナの喉の奥まで吸い込まれていた。
「カナ、今度はボクがしてあげる」
そう言うとカナは少し名残惜しそうにボクから口を離したが、ベッドの上に仰向けになると自分から膝を立ててボクを誘った。
カナの細い脚の間に割って入り、顔を股間に近づける。
そっと陰毛を指で掻き分け、ビラビラの内側に沿って舌先を這わせて、女の子の大切な蕾に到達する。
「あっ…」
舌先が突起に当たっただけで、カナは小さく声を上げた。
「どこが気持ちいいの?」
カナに聞いてやる。
するとカナは少し頬を膨らませて、言い返してくる。
「もうっ!知ってるくせに!」
それでもボクは敏感な豆を避けて周辺を刺激し続ける。
「ここ?」
「うーん、そこもいいけど…」
「じゃぁ、こっちかな?」
「あぁ、もう少し右…」
観念したカナは、正直に答える。
「あぁ、そこぉ!」
ピンポイントでカナの一番喜ぶところを舌先で舐めてやる。
「んんッ!」
「あ、あ、あ…」
少しずつカナの腰がベッドから浮き始める。
すっかり蕩けるようになったカナの表情を見ているだけで、ボクは萌えた。
カナのあそこもすっかりトロトロだ。
蕾を舌で弄びながら、ボクは中指をカナの膣内に挿入した。
「あぁん、それ、ダメェ…」
甘えた声を出すカナは、既に快楽の世界に一歩も二歩も足を踏み込んでいる。
指を出し入れしながら空いているほうの手で、蟻の門渡りを刺激してやって、少しだけ菊門も撫でてやる。
「いやぁん!」
腰を振って逃れようとするが、ボクは攻める姿勢を崩さない。
逆さまになってカナの身体に覆いかぶさると、最初のころとは違ってカナは直ぐにボクをお口に含んだ。
そのときも、カナはボクに組み敷かれたまま、下から抱きついてきて、足をボクの腰に絡めてきた。
だいしゅきホールド、炸裂。
「やんっ!あぁ、イッちゃうよぉ…」
「あ、あ、あ、もうイクっ!」
「先輩、出して!」
カナがボクの肉棒を締め付ける。
「私の中で、全部出して!」
「あ、あ、あ、あ…、うっく!」
カナは目を閉じたまま、オーガズムを迎える。
目を閉じたまま、余韻に浸るカナ。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
息が上がっているけど、目を閉じていてもその表情は、なんだかさっぱりしていた。
「どうだった?」
「もう、先輩ったら、エッチぃ~」
「カナが、清純そうな顔してるから、興奮しちゃった」
「ちょっと、”そうな”って、どういう意味ですかぁ?」
カナはボクを打つ真似をしながら、聞いてきた。
「先輩も、イッた?」
カナは手の甲を自分の額に押し当てながら聞いてきた。
「うん、すごくよかった」
「ホントに?嬉しい!」
そう言うと、カナは下からボクを抱きしめてきた。
ボクはベッドの脇に置いミネラルウォーターのペットボトルをカナに手渡し、ティッシュに手を伸ばすと後始末に取り掛かった。
再び身繕いを始めるカナに言った。
「カナがイク瞬間、ギューって締め付けてくるんだけど」
「何をですか?」
ボクが自分の股間を指差すと、カナは少し頬を膨らます振りをした。
「もぉ、そんなの知りません!」
「自分ではわからないの?」
「当たり前じゃないですか!」
カナはそんなじゃれあいの言葉を交わした後、天使の笑顔をボクに見せると帰っていった。
夏休みの間、カナとはずっとこんな毎日を過ごしてきた。
付き合い始めてからも、先輩と後輩の姿勢を崩さないカナに、また萌えた。
でも、本音でいろんなことを話してくれるようにはなった。
「男の人って、エッチさせてくれる女の人を好きになるって母が言っていました」
ボクはちょっとドキッとした。
カナのことは大好きだけど、男女の仲になってからの方が好きになっている気もした。
誤魔化すように聞き返す。
「そうかな?女の人は?」
するとカナは悪戯っぽくボクの目を覗き込むようにして言う。
「先輩、いまドキッとしたでしょ」
「そんなことないよ」
でも、カナにはバレている。
「女の人はね、お相手の人の子供を産みたいと思ったら、本物なんですって」
なんと切り替えしていいか判らずに、黙っていた。
すると、カナはボクの肩に頭を凭れ掛けさせながら言った。
「先輩の赤ちゃん、欲しいな」
ボクはそのままカナをベッドに押し倒してしまった。
カナの細い身体に自分の身体を重ねるボク。
抱き合って唇を重ねる。
カナの小さな胸がボクの胸と合わさっている。
その小さな胸に手をやって優しく揉んでいると、ピンと勃った乳首が指に触れた。
「せんぱい、気持ちいいよぉ…」
ボクの腕の中で囁くように告げるカナ。
ボクは身体の位置をずらすとカナのおっぱいに唇を寄せ、吸った。
舌の先で乳首を転がす。
「うっ…」
呻くカナが愛おしい。
手をカナの股間に伸ばし、すでに濡れた花弁を押し開く。
「あぁ、先輩、剥いちゃイヤ」
甘えた声を出すが、それがカナの本位に出ないことはわかってる。
剝き出しにした蕾を指の腹で捏ね続け、高まったところで亀裂から指を挿入する。
「あぁ、せんぱい…」
カナの身体がすぐに仰け反る。
指の動きが速くなるにつれ、カナはうわ言のようにボクを呼んだ。
「せんぱい…、先輩…、せんぱい…」
カナのお腹に力が入り、絶頂を迎えそうになった時、ボクは避妊具を着ける間もなく、亀裂にペニスの先端を押し付けた。
ずるり。
すっかり愛液に濡れたカナの膣奥深く、ボクの肉塊は吞み込まれ、柔らかな襞に包まれた。
「あぁ、愛してる…」
下からボクに抱き付きながら、カナはうわ言のように繰り返す。
「好きです」
「愛してます」
「先輩だけのものです」
ボクは列車が加速するようにピストンを早め、カナはあん、あんと声をあげながら快感を貪った。
もう、限界は近づいていた。
でも、ゴムを着けていない。
「もう、イカせて」
「先輩、私をイカせて!」
「そのまま、出して!」
「私の中で、思いっきり出して、イカせて!」
「あぁ、私を無茶苦茶にしてぇ!」
抱き合って舌を激しく絡め合いながら、恥骨と恥骨ををこすり合わせて、ボクはカナの中で弾けた。
カナも昇天し、ビクビクと身体が震えるのが分かった。
駅に到着した列車が速度を落とすように、ボクの腰の動きはゆっくりとなり、停止した。
いつまでも抱き合っている二人。
キスをせがむカナ。
力を失ったペニスがカナから出てくると、まだ少しヒクついたカナの割れ目の中からドロッと白濁液が流れ出てシーツを汚した。
「出しちゃった…」
「うん」
中で出してもカナは天使のように微笑んでくれた。
「結婚しようね」
照れくさくて顔を見ては言えなかったけど、正直な気持ちを伝えた。
「うれしい!」
抱き着いてくるカナをボクはいつまでも抱きしめていた。
こうして、カナの震えは完全に収まった。
そして秋の新人戦で、表彰台に上った。
大学で弓道を始めたばかりの新人の中では、カナだけだった。
カナは表彰台の上からボクに向かって、こっそり指でOKのサインをして見せた。
昔、OKマークの避妊具があったらしいと話をしてから、それはボクたちだけの合図になっていた。