3月までは俺自身、舞台のことで大変で全然すうの部屋を覗けなかった。
たまにモニターを見ても、徹底的にSと時間をズラした生活を心がけていたからほとんどすうが寝てる所しか映らなかった。
何度かSが合鍵で乱入してきたけど、1回だけ寝てるすうの布団を剥ぎ取ってぶち込んでいただけで、後は誰もいない部屋で暴れるだけだった。
肝心の舞台は大成功で、万雷の拍手を受けた。セリフは少しだったけど、歌もダンスもがんばった。胸がいっぱいになった。
千秋楽終演後、時刻は日曜18時くらい。
何人かのキャストが観客の見送りをしていた。俺もなんとなく感謝の気持ちがあったから一緒に送り出していた。
すうとあたるちゃんもいる。タローさんは楽屋だ。
すうはいつものタンクトップショートスパッツで、汗でとんでもなくエロい匂いを放っていたのでアンサンブルなのに話しかけられまくって輪ができていた。
Sはその人の輪を見て憎悪に満ちた目をしていたが、別の方角に視線を移した。
あたるちゃんだ。男好きするすうと違いペッタンコの細身だが、顔はやっぱりめちゃくちゃ可愛いし本当にいじめたくなる雰囲気を醸し出していて、俺はあたるちゃんの顔を見ただけで勃起してしまう。
そしてそれは、欲求不満が限界なSも同じだった。が、ここでは人の目が多すぎて何もできやしない。
時間になり、お客様が追い出されその波に飲まれSもいなくなった。
すうはそれを見てホッとしていた。
「あの怖い顔の人、学校の人っすか?すうちゃんのこと気持ち悪い目で見てたっすね」
あたるちゃん、キミのこともいやらしい目で見てたよ……。
しかしここで帰るとSが待ち構えているハズだ。今回、とりあえず打ち上げは無い。未成年が多く、あたるちゃんは中学生で、スタッフさんもバラシがあるからだ。
そこでタローさんが「俺の家でよく打ち上げしてるから今日空いてる人はおいで!」と言った。
「ボクは帰ります。春休みだけど、タローさんの家に行きたくないんで。あと、すうちゃんのこと守ってくださいよ」
あたるちゃんはそう言って俺を小突いた。ドキドキする。すうのことが1番好きだが、あたるちゃんと付き合いたい気持ちがこの時すでにあった。
あたるちゃんの後ろ姿、そのホットパンツに包まれたプリプリの美味しそうなお尻を見て、また勃起した。
そんなわけで、8人くらいがタローさんの家に集まった。都内に一軒家を構えていて、さすがだと思った。女の子が3人いたのですうも安心したのかついてきた。Sに会いたくないのだろう。
タローさんは話し上手で、タメになること、おもしろいこと色々聞いた。
深夜、お酒も入ってみんなほぼ同時に眠くなり、「女の子はシーツ使って!男はそのまんま寝とけ(笑)」と、タローさんがすうに薄手のシーツをかけながら言った。
みんなが寝静まったのは明け方近くで、俺は目の前にすうの可愛い顔があったので薄目でずっと見ていた。
だから、すうのシーツがゴソゴソ動いたのも分かった。
「すうちゃん、すうちゃん……起きないし(笑)ねー、起きないと挿れちゃうよ?」
すやすやと俺に寝顔を向け右側を下にして眠るすう。その後ろに、タローさんの顔が来た。シーツで首から下がどうなっているかは分からない。
ただ、タローさんはハアハアと荒い息をしていて、すうのお尻の方から「クチュクチュ」と音がしていた。
「尻コキはもうやってもらったからさ、うーんでも寝てる間に処女じゃなくなるの可哀想だし、お尻にするね」
そう言って、シーツがまたモゾモゾと蠢き、タローさんが気持ちよさそうな溜息を吐いた。
それからユサユサとすうの身体が揺れた。「ぐ。む。う」と苦しそうな声を出して数秒後に、すうが目覚めた。
「きっ……!ちょっと、何して……どこに入れてるんですか!?」
「やっと起きた(笑)ねぇ、お尻とマンコどっちがいい?」
「い、いぎっ、痛い、苦しい!ぬ、抜いて!」
「じゃあ抜くからマンコ使っていい?」
「それ、は……っぐっ、抜いてぇ!」
「すうの処女もらってくださいって言って(笑)」
「処女、じゃ、ぐっ……ないです……ぐあっ!膨らんで……苦しい!」
「じゃあいいじゃん、エッチしよ。嫌ならお尻ガバガバになっちゃうよ(笑)」
すうは脂汗を流しながら唇を噛み、苦渋の顔で
「ゴム付けてください……ひぐっ!」
と言った。最後のうめき声と一緒に「ぬぽっ」と何かが抜ける音がした。
「おっけー(笑)」
「ちゃんとゴムつけてるとこ見せてください」
「しっかりしてるなー、ほら」
タローさんがゴソゴソと何かをポケットから取り出して、シーツをめくった。
すうがタローさんの下半身を見るために身体をズラし、俺にもタローさんの普通サイズのチンチンにコンドームが装着されたのが見えた。
「じゃあお尻突き出して。寝たまま横向きバックって添い寝しててラブラブな感じするね」
「キモ……」
すうが体勢を戻す瞬間、俺には見えた。
ニヤッと笑ったタローさんが、アソコからコンドームを外し、すうのうんちのカスがついた肉棒を生で解放したことが。
そのままシーツをかけられ、すうが「ん♡」と鳴いたことで、生チンコが背後から挿入されたのだと分かった。
すうはゴムありと思い込んでいるから、安心してるのだろう。いつもSとしている時の気持ち悪そうな顔ではなく、俺たちに気付かれないかの羞恥心でメスの顔になっていた。
「ふ、ぅん♡……ん、あんっ♡」
「すうちゃん感度良すぎ(笑)声出したら誰か起きちゃうよ」
俺に見えるのは、自分の口を押さえるすうの顔と、すうの髪の匂いを嗅ぐタローさんの顔だけ。それ以外はシーツに隠れて見えない。
ただシーツがモゾモゾ動いてタローさんがすうのお尻を揉みしだいていることと、ユサユサ揺れるすうの身体、そして数分おきにタローさんが「ハァァ……」と恍惚の声でブルブルッと身体を震わせるのは分かった。
震えた後は数十秒動きが止まり、しばらくするとまた動き出した。
2時間くらいそれが続いた後、「最後は顔見ながらしよ」とタローさんが言ってすうを仰向けにし、自分はすうの上に乗った。
「ねぇなんで今まで彼氏できたことないって言ってたのに処女じゃないの?」
「……タローさんには関係ないです、んっ♡ちゅ♡」
「マジで嫉妬がヤバい、すうちゃん俺の物になって」
「だから、今は、あんっ♡彼氏いらないです」
「セフレでもいいよ。俺はすうちゃんとしかしないから、ね?」
「付き合ってもない女の子に、んっ♡こんなことする人、嫌いです、はあっ♡」
タローさんがシーツを頭まで被った。何も見えなくなった。
ただピチャピチャズルズルと何かを啜る音が顔の方から、ネチネチという粘液の音が腰の方からするだけだった。
……気付くと昼になっていた。俺のパンツはカピカピだった。
みんな帰る準備を始めていた。すうも普通にしていた。
俺は夢だったのかとすら思って、ふとLINEが来ていることに気づいた。あたるちゃんからだった。
「たすけて」
ビックリして慌てて返信した。すぐに返ってきた。
「昨日、電車で帰ってたらあのすうちゃんを変な目で見てた男から痴漢されました。駅に着いた時に叫んで、そしたらボクを殴って走って逃げて行きました。その……パンツに出されたので、DNA鑑定してもらってます」
Sだ。
あいつが、溜めた精液をすうに出せず、見かけた美少女のあたるちゃんにぶつけたんだ。
あの小さい細い身体に、あのプリケツに……。
「タローさんも怖いけど、あの人異常っす。臭いしキモいし、こわいよ。アイツ何するか分かんないから、すうちゃんが心配っす。電車で、下着の中に入れて、出すなんて……」
怖い目に遭ったのに、なお他人を心配するのか。
俺は、「俺があたるちゃんを守るよ」と送った。送ってからキモいだろうと思い返して悶えた。
返事が5分くらい返って来なくて絶望しながらみんなと別れて家路に着いた。それからやっと短い返信が来た。
「ありがと」
という文章と、可愛いキス顔の写真が届いて、また悶えた。
……その写真をオカズにするのに夢中で、帰ってからモニターをつけなかったので、すうが部屋に戻らないことに全然気づかなかった。
すうが帰ってきたのは、1週間後、春休み最終日だった。