前回までの評価を頂けた方々、この場を借りてお礼申し上げます。
ここまでの話を整理する為に、改めて人物紹介。
「マコト(私)」…当時高校2年生。見た目普通。体格も普通(170cmくらい)。
「エリ」…私と同じ高校の1年生で同じ部活。顔は今で例えると日○坂46の金村美○に似ている。身長155cmくらいで色白スレンダー系。リナに”エリツィン”というアダ名を付けられる。私の彼女。
「リナ」…私の中学からの同級生で同じ部活。彼氏持ち。世話焼き。
「ゴリ」…本名はタケル。リナの彼氏。私の中学からの同級生でバスケ部。
「トシさん」…私の叔父で”人生の師”。真面目なことから下ネタまで色々なことを教えてくれる。
私の誕生日をエリにお祝いして貰い、理由はハッキリしないものの
“エリとずっと一緒にいたい”
と更に強く思うようになり、トシさんに色々教えて貰おうと思いました。
新年を迎えた元旦。
リナに地元では有名な神社へ初詣しようと誘われており、私・エリ・リナ・ゴリで初詣に行きました。
元日なのでかなりの人混みです。
「アホみたいに混んでるな」
「誰だよ。こんな時に”初詣行こう”とか言い出したアホは?」
「”アホ”とか言うな!」
「先輩、元日から皆で会えて良かったじゃないですか。これもリナさんが誘ってくれたからですよ」
「エリツィンは誰かさんとは違って良いこと言うね~」
「お姉さまは私が守りますよ(笑)」
「エリ、リナから離れないとアホがうつるぞ」
「人をバイキンみたいに言うな!」
「そういえばマコト、いつの間にかエリツィンのこと”エリ”って呼ぶようになったな」
「タケル~。アタシはずっとそれには触れなかったのに~」
「そうなの?」
「タケルが言っちゃったからもういいか。エリツィン、”エリちゃん”から”エリ”になって良かったね」
「え?」
「エリツィン、前にアタシに”先輩からエリって呼ばれたい”って話してたもんね」
「マコトさん、どんな心境の変化ですか~?」
「ゴリ、お前の彼女を止めてくれ」
「普段はお前がやってることだろ」
「私もどんな心境の変化か聞きたいで~す(笑)」
「のっかるなよ(笑)」
私達は初詣を終えた後に私の部屋で遊ぶことになり、家の着くと玄関にトシさんがいました。
「マコト、おめでとう」
「トシさん、おめでとう」
「…どっち?」
「え?」
「どっちが彼女?」
「あ、こっちです」
「おめでとうございます…?はじめまして…?…あの、エリです」
「…なんか面白い子だな(笑)」
「よろしくお願いします」
「エリちゃんね。よろしくお願いします」
「あとは”村人A”と”村人B”です」
「雑な紹介するな!」
トシさんにリナとゴリを紹介した後、私達は部屋で遊び解散となりました。
家にはまだトシさんがいたので少し話しました。
「トシさん、この前の話なんだけど…」
「おぉ」
「やっぱり頑張ってみたいから、色々教えて欲しいんだけど…」
「…良いけど年明けは忙しいからな。始めるなら2月からだな。また連絡する」
「分かった」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私はトシさんに以前言われていたアドバイスを意識しながら1月を過ごしました。
そして2月の中旬に差し掛かる頃にトシさんから電話が来ました。
「マコト、明日の朝迎えに行くから」
「明日!?」
「お前が色々教えてくれって言ったんだろ?」
「いや、明日学校あるんだけど…」
「サボれば良いじゃん」
「え!?」
「明日学校には病欠ってことで俺から連絡しておくから」
翌朝、親には内緒で家を出てトシさんと落ち合うと、トシさんは車を走らせました。
「少し時間があるし俺は朝飯食ってないから腹ごしらえからするか」
私達はトシさんの行きつけの喫茶店へ行き、トシさんは軽食をしながら話をしました。
「じゃあ本題に入るけど、お前の目標は”エリちゃんとずっと一緒にいる”で良いの?」
「うん」
「じゃあそれを具体的にイメージしてみろ」
「…”具体的”って…どう?」
「そんなのはお前のことだからお前が考えろ。”絵”でも”文字”でも何でも良いから」
「”何でも”って…」
「俺は電話してくるからその間に考えてみろ」
トシさんはそう言うと席を外しました。
「(”具体的にイメージ”って言われても…)」
私は色々イメージしてみましたが、何か違う気がして上手く出来ずにいました。
「(エリとずっと一緒…)」
私はとにかくこの言葉だけを考えていると、段々とある映像が浮かんできました。
それはエリと初めてデートした動物園で2人きりで過ごした時間、そして初めてエリとキスをして、
帰りのバスの車中で居眠りするエリとずっと手を繋いでいるものでした。(※4話目参照)
トシさんが電話から戻ってきました。
「で、どうだ?」
「何となくはイメージ出来たけど…」
「それがお前の”目標”だな」
「目標?」
「まぁ”初心”と言い換えても良いけどな。取りあえずそれを忘れないように。それを忘れると的外れな行動をしやすくなるからな」
「”初心忘るべからず”ってヤツだな」
「この前”何でエリちゃんが好きなのか考えてみろ”って言ったのも似たようなものだな」
「だからこの”初心”もその都度考えてアップデートすると良いぞ」
「うん」
「それでだ、お前に先に”初心・目標”をイメージさせたのは今からやることを説明する為だ」
トシさんはバッグから紙を数枚出して図や絵を書きながら説明を始めました。
「どこかへ行くためには”現在地”と”目的地”の情報が欲しいよな?」
「うん」
「で、”現在地”と”目的地”は分かったな?」
「うん」
「じゃあここからは”道順”の話だ」
「物事も移動するのと同じでゴールから逆算して”道順”を決める必要がある」
そう言うとトシさんは紙に色々なことを書き出していきました。
「まずお前は”エリちゃんとずっと一緒にいる”って言った時に”ずっと=死ぬまで”って言ったな?」
「うん」
「じゃあその間に結婚もするワケだ」
「え?」
「しないのか?」
「いや、したいけど…」
「だったらそれに合わせてこれからのことを考えなきゃいかんだろ?」
私は確かに”エリとずっと一緒にいたい”と思ってはいましたが、自分にはまだまだ縁が遠い”結婚”という具体的なワードが出てきたことに少し戸惑いを覚えました。
「じゃあ子供は2人で想定しておこう」
「子供!?」
「何だ?いらないのか?」
「いや、分からないけど」
「…お前がさっきどういうものをイメージしたのかは知らんけど、”現実的にはこういうことが起こり得る”って話をしてるだけだ」
「実際にその場面になったらその都度考えれば良い」
そう言うとトシさんは紙に”食費”や”光熱費”や”借入金”などいわゆる”勘定科目”を書き出していき、その項目は30以上ありました。
「まぁこんなもんだろう」
「…これは?」
「これからお前がエリちゃんとずっと一緒にいることを想定した時に起こりうること」
「それとそれにかかる金だな」
「少し省いたけどな」
「省いてもこんなにあるんだ」
「それだけ色んなことに金がかかるってことだ」
トシさんはバッグから電卓を出してバチバチ打ち込んでいき
「大体計算するとこんな感じだ」
と言って金額を見せてきました。
「こんなに!?」
「一応言っておくと全然非現実的な話じゃないぞ。お前の家でかかる金も同じくらいだろうしな」
「お前が知らないといけないのは”エリちゃんとずっと一緒にいる”ってことはこれだけの金がかかる可能性があるってことだ」
私はその金額の大きさに心がヘナヘナしていくのを感じました。
それを感じたのかトシさんは
「別にお前を不安にさせるためにこんな話をしているんじゃないし、重要なのはここからだ」
とまた紙に色々書き出してきました。
「かかる金は分かったな?」
「…うん」
「じゃあ後はどうやってその金を生み出すかだ」
「うん」
「”やりたいことをやるためにはどれだけ稼げば良いか”というのを知っているのと知らないとでは大違いだ」
「そしてお前は大体ではあるけど、必要な金額は分かったなら…」
「次にお前が知らなきゃいけないのは”その金の稼ぎ方”だ」
「”人生の目標”が決まってるなら”その目標の為に必要な金”、そして”その金の稼ぎ方”だ」
「これからお前には”金の稼ぎ方”を教える」
「分かった」
「取りあえず必要な話は出来たから、そろそろ行くか」
「…どこに?」
「その前に、お前その恰好はなんだ?」
「え?」
「”え?”じゃねぇよ。制服のネクタイは曲がってるし、髪に寝癖もついてるし、髭も剃り残しがある」
突然私の身なりを指摘しだしたトシさんに私が戸惑っていると
「髭剃りと整髪料があるからそれで整えろ。そこのトイレでやってこい」
私はトイレでネクタイを直し、髭を剃り、整髪料で寝癖を直してきました。
「今から行くのは社会見学だ」
「金を稼ぐためには一番手っ取り早い方法は働くことだ」
「だから世の中にはどんな仕事があるかを勉強するぞ」
私達は喫茶店を出てトシさんの車に乗り込みました。
「さっきの髭や寝癖の話だけどな、これから会う相手はお前に会うために時間を割いてくれているんだからな」
「そんな相手にさっきのような格好だと失礼になるぞ」
「…それなら最初にそうやって言ってくれればちゃんとしてきたよ」
「…俺は無理難題なことは全然言ってないぞ」
「それくらいの身だしなみだったらお前が普段から気にしておけば、さっき指摘されなかったはずだぞ」
「最低限の身だしなみは気にしておけ」
私は自分の言動と考えの甘さが情けなくなりました。
「今更聞くのもなんだけど、お前は将来やりたい仕事とかあるの?」
「いや、まだないけど…」
「…今すぐ決める必要はないけど、早めに決めておいた方が良いぞ」
「高校二年生ならもう自分の進路決めてるヤツとかもいるだろうし、」
「親の仕事を継ぐことが決まってるヤツなんて、そのための勉強や準備もとっくに始めてるからな」
「準備を始めるのが早ければそれだけ準備に時間をかけられるってことだ」
「分かった」
トシさんは車を走らせると、とある設備管理関係の会社へ着きました。
中に入るとトシさんの友人という中年のオジサンが応対してくれ色々話をしてくれました。
長くなるので省略しますが、話した内容を大ざっぱに説明すると
・新人だと月々の給料は手取りでいくらくらい貰えるか
・月に何日休めるか
・嫌な仕事や出来れば関わりたくない取引先
・この仕事での業務上での怪我や死亡率
・どんな資格を持っていると良いか
などの学校で行う社会見学では味わえない、実に生々しい内容でした。
この後にも他の職業の会社へ行き、応対してくれた人と会い先程と同じような内容の話をしてくれました。
数軒回り最後にトシさんの行きつけの喫茶店に戻り、夕飯がてらマスターからも同じような内容の話を聞かせて貰いました。
「どうだった?」
「何か…働くって大変なことなんだなって思った」
「まぁ余程特殊な人生でもなければ、生きることに金がかかる以上は金稼ぎからは逃げられないからな」
「でも今日の話を聞いてお前の目標に対してどういう仕事に就けば実現可能かっていうのが何となくは分かってきただろ?」
「うん」
「で、幸いにもお前は今からの努力次第で大抵の仕事には就ける」
「沢山金を稼ぐのも重要だけど、自分が興味を持てて続けられる仕事を見つけるんだ」
「うん」
「じゃあまた時間が出来たら連絡するからいつでも動けるようにしておけよ」
「え?」
「ん?」
「まだあるの?」
「当たり前だろ。”社会見学”はまだ半分も終わってないぞ」
…この日からトシさんの”社会見学ラッシュ”が始まりました。
トシさんが訪問先のアポが取れれば昼夜でもお構いなしでトシさんから呼び出しを受けることになり、
学校がある日でも無理矢理病欠にして呼び出されました。
トシさんと巡った社会見学は
一般的な製造系の工場や設備管理関連の会社
弁護士・社会保険労務士・税理士・行政書士などの士業
銀行・信金などの金融関係
警察官・教師・お役所などの公務員
介護士・看護師などの医療関係
飲食店・床屋・バーテンダー・キャバクラのボーイのサービス業
等々、かなり幅の広い職種の人達と話せることになりました。
そして全工程で1ヵ月程かかった社会見学が終わりました。
「俺が紹介出来るのはこれで最後だな」
「ありがとう」
「お前がどんな職業に就くかで今後の人生が大きく変わるからな」
「進学するならお前がどんな仕事をしたいかで必要な知識も変わるから、それに合わせた進学先にする必要もあるし、」
「就職するなら、学校が休みの時にでも修行も兼ねてバイトさせてくれる所を探してみても良いな」
「うん」
「一応言っておくと、ここで良い仕事に就けてもまだ終わりじゃないぞ」
「まだまだ通過点だ」
「え?」
「まぁお前が立てた目標はそれだけ大きいってことだな」
「う~ん…」
「焦る気持ちは分からんでもないけどな」
「まずは進路をしっかり決めて目的地までの道を途絶えさせないことだな」
「うん、ありがとう」
トシさんの”社会見学ラッシュ”のお陰で卒業後の進路も大体ではありますが決まってきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3月も中旬になりエリの誕生日が近付いてきました。
エリとは誕生日のお祝いを私の部屋でしようと前々から話しており、何をプレゼントしようか考えていました。
と言っても高校2年生の財力では大した物も買えませんし、エリも高価な物を欲しがるとも思えません。
どうしたものかと考えていたのですが、私はテレビで見かけたビスケットと生クリームをミルフィーユ状に重ねて最後に生クリームで周りを固める簡単なケーキを思い出しました。
お祝いの日の前日にケーキの材料を買っておき迎えた当日。
学校帰りに私の部屋に招いたエリにこれからケーキを作ることを話すと
「私も一緒に作りたいです」
と言ってきたので一緒にケーキ作りをしました。
出来上がった物は”ケーキ”と呼ぶにはとても不細工でしたが、エリはとても喜んでくれて私もとても幸せでした。
「あの…今日は大丈夫でしたか?」
「ん?」
「先輩って最近体調不良でけっこう休んでたじゃないですか」
「…うん」
「しんどいけど私の誕生日だから無理してませんか?」
私は”エリとずっと一緒にいる”という目標を掲げてはいましたが、
「(高校生程度で”結婚”など先のことまで考えているとエリに知られたらもしかしたらヒかれるかもしれない…)」
と思いそれまでは言えませんでした。
「…それなんだけど実は…」
エリを心配させてまで隠すことではないと思い、エリとこれからもずっと一緒にいられるようにするためにはどうしたら良いのかをトシさんに相談していたことを、
そして学校をサボってそのためのヒントをもらっていたことをエリに話しました。
「…というワケであの人むちゃくちゃするけど色々勉強になったよ」
「それでエリとずっと一緒にいたいと思ってるから、これからはその為にやるべきことを意識しながら頑張っていこうと思ってるよ」
一通り話し終わると黙って話を聞いていたエリがじっと私を見つめており、その目は少し怒っているようにも見えました。
「…何で言ってくれなかったんですか?」
「…ん?」
「学校休んで色々勉強してたこと…」
「いや…その…」
「先輩…私も頑張ります…」
「え?」
「…私も…先輩と結婚したいですから…」
「え!?」
「…これってそういう話じゃないんですか?」
「”そういう話”って…」
「今”ずっと一緒にいたい”って言ってくれたじゃないですか?だから…違いました?」
私はエリをヒかせないように”結婚”などの具体的なワードは避けて話していたので、エリから”結婚”というワードが出てきたことに驚きました。
「いや…あの…何と言うか…」
「…前に先輩のスラムダンクを弟が汚しちゃった時も”エリの弟なら自分の弟みたいなもの”って言ってくれたじゃないですか?」
「…あぁ、そういえば…」
「私はあの時からもうそのつもりなんですけど…」
「エリ…」
「だから私も頑張りたいです」
「ん?」
「先輩は私の為に将来のこととか考えて一生懸命頑張ってるのに、私だけ何もしないのは嫌です」
「いや、俺が好きでやってることだから気にしなくても良いんだけど…」
「そんなのだめです」
「え?」
「私…先輩の彼女だもん…」
「エリ…」
「2人の将来の為のことなら私も一緒に頑張りたいです」
私はエリのまっすぐな眼差しに胸が締め付けられるような想いがしました。
そして私はこれからの将来に向けての道のりに少し不安も感じていましたが、
一緒に頑張ってくれるというエリの申し出が堪らなく嬉しく、愛おしくて、涙が出そうになりました。
そしてエリと一緒ならこれからの道のりも頑張れると思いました。
「…うん…ありがとう…」
「そうなれるように…一緒に頑張ろう…」
「先輩…泣いてます(笑)」
「泣いてないよ(笑)」
私を茶化している内に少し怒っていたようなエリの表情は消え、優しく笑っていたので安心していると、
エリは私のあぐらをかいた足に座り私に抱き着いて私の目を見つめ、
頬にキスをしてきました。
「(!!)」
私はエリのキスに物凄く驚きました。
この日のエリは生理期間中だったからです。
生理期間中はセックス出来ませんし、私もエリに口や手でして貰って自分だけ気持ち良くなるのはフェアじゃないと思っていたので、
私の部屋の中にいてもエリの生理期間中はそういう雰囲気にならないようにあまりイチャつかないのが私達の暗黙のルールのようになっていました。
「あの…今日はそういうのは出来ない日じゃ…」
「そうですけど…」
「じゃあ…何で…」
「…やっぱり嬉しいんだもん…」
「ん?」
「さっきは私達2人の為のことなのに先輩が黙ってたのが嫌で少し怒れちゃいましたけど…」
「去年の誕生日の時はずっと好きだった先輩に顔も覚えて貰えてなかったのに、今は結婚の話までしてくれてるから…」
「先輩が私のことをこんなに想ってくれてるなんて…」
「エリ…」
私達は抱き合ってキスを交わしました。
今日は性的な行為をしない日だったので舌も絡めないよう小鳥のようなキスで我慢していたのですが、
身体を密着させている内にドンドン私の息子は固くなっていき私のアグラをかいた足に座るエリのお尻に当たってしまっていました。
「先輩…」
「分かってる…今日は我慢するよ…」
「…ごめんなさい」
「大丈夫…後で自分でするから(笑)」
「…先輩は…自分でする時はどうしてるんですか?」
「…”どう”って?」
「前に私に聞いてきたじゃないですか?”自分でする時はどうするの?”って」
「よく考えてみたら私は先輩に教えたのに、私は教えて貰ってないです。あの時すごく恥ずかしかったのに…先輩だけズルいです」
「”ズルい”って…”おかずの話をしろ”ってこと?」
「私に言えないような物があるんですか?えっちな本とか…」
「いや、ソレは絶対ない」
「じゃあどうしてるんですか?」
「そりゃ…エリのことを考えながらするんだけど…」
「…どんなこと考えてるんですか?」
「…言うの?」
「そうです。私は言いましたよ?」
「…言っても良いけどヒくかもよ?」
私は初めてエリをオカズにしてオナニーをした話と、「三種の神器」の話(※1~2話目参照)をしましたが、
話をしている最中に
「……先輩のえっち……」
「先輩ってやっぱりえっちだったんですね」
「…先輩………大好き…」
というエリの言葉が脳内再生され、何よりも
“自分がずっとおかずにしてきた女の子にその内容を話す”
というこの状況が恥ずかしいのに、しかし興奮して息子がウズウズしてきました。
そんな私をよそにエリは何故かケラケラと笑っており
「先輩は私の声の想像だけでしてたんですか?(笑)」
「もちろんその前後の足とか胸もなんだけど…」
「でも声って(笑)」
「声というよりは言葉かな。”エリとの関係のキッカケになった言葉”というか…」
「…”キッカケ”ですか?」
「初めてエリを女として意識したキッカケというか、好きになったキッカケというか…」
「だからその言葉をエリの声で聞くからより興奮するというか、気持ち良くなるというか…」
私の話を聞いたエリは私の目を見ながら小悪魔のようにニヤニヤしていました。
「”おかず”にしてる女の子に話すのは恥ずかしいですか?」
「…かなり恥ずかしい…」
「ほら、恥ずかしいでしょ?(笑)」
「…反省してます」
「…手とか口でならしても良いですよ」
「え?」
「”あの日”の時のアソコは見られたくないから、最後までは出来ませんけど…」
「でもエリをそんな単なる性欲処理の道具みたいにしたくないし…」
「先輩が私をそんな風に見てないことくらい分かりますよ(笑)」
「それに私が帰るまで我慢出来るんですか?(笑)」
エリは私の既に勃起してしまっている股間を見ながらまた小悪魔のようにニヤニヤしていました。
「…良いの?」
「今日は特別です(笑)」
「…お願いします…」
私は風呂へ行き身体を洗い、腰にバスタオルだけ巻いて風呂から出てベッドに腰掛けエリも隣に座ってくるのを待っていたのですが、
エリは私の目の前立ったまま動かずに私の目を見ていました。
「…エリ…?」
「あの時みたいに触っちゃダメですよ(笑)」
「(!?)」
エリはスカートの前面の裾を両手で摘み、そのままスカートを捲ってスカートの中身を見せてきました。
するとあの時と同じようにエリの小ぶりなお尻を包み込む黒ブルマとそこからすらっと伸びる色白の美脚が姿を現しました。
「先輩がブルマをしまってある場所は知ってますよ(笑)」
エリは前に私がエリから貰ったブルマを、私が風呂に入っている間にタンスから出してスカートの中の短パンと履き替えていたみたいです。
「勝手にタンス開けちゃってごめんなさい…先輩を驚かせたくて…」
「…いや、それは大丈夫なんだけど…」
…不思議なものです。
あのブルマの中身は既に全て見ているのに、”思い出補正”のお陰かあの時と同じように
物凄く興奮し、腰に巻いたタオルは完全にテントを張っています。
そしてエリの顔を見るとあの時のように少し顔を紅潮させています。
「興奮しますか?」
「…うん」
「やっぱり先輩はブルマが大好きな変態さんですね(笑)」
「…俺がそうなったのはエリのせいだよ」
「え?」
「あの時まではブルマもそこまで好きじゃなかったし、もっと肉付きがあって大人な感じの女が好きだったのに…」
「あの時の衝撃が凄すぎて、そこからエリのことばかり考えるようになっちゃったから…」
「…ふふっ…先輩、横になってください…」
私はベッドに横たわり、エリもベッドに乗ってきて抱き合いながらキスをすると、
エリは腰のバスタオルを外して首、胸、あばら骨、ヘソ、腰骨へと、キスをしながら下半身の方へ動こいてきました。
そしてエリの顔が息子の位置まで到達し、既にフル勃起状態の息子の竿を指で摘まむと先端に
『ちゅっ』
とキスをしました。
「エリ…足をこっちに向けながら舐めてくれる?」
「…こう?」
「それでスカート捲って膝を立てて足を広げて…」
「…こう?」
私のお願い通りにしてくれたお陰でエリのスカートの中は丸見えになりました。
「…絶景です(笑)」
「…変態さん(笑)」
エリは足を広げた立膝座りのまま私に身体を預け
『ちゅっ』
と再びキスをして舌先でカリ首を舐め始めました。
いつもながら私の弱点を知り尽くし的確に攻めるエリのフェラの感触に合わせて、眼前には
色白のスラッとした脚
足の付け根の黒ブルマ
フェラのストロークの度に私の太ももをサラサラとくすぐる黒髪
まだ少し幼さの残るエリの可愛さと
その可愛い顔で私を見つめながら男性器を丁寧に舐め上げながら咥える卑猥さ
そして自分が咥えている男性器の持ち主に、自分が咥えている姿と自分のブルマを凝視されている恥ずかしさを物語るエリの紅潮した頬
私の性欲を刺激するもの全てを視界に収めながら感じるエリのフェラの刺激、そして
『んちゅ…んちゅ…ずずぅ…じゅっ…じゅっ』
という心地良い音に私は強い征服感を感じていました。
「エリ…脚触りたい…」
「…脚なら良いよ」
エリの太ももを撫でると手の平に広がるスベスベの感触と吸い付くような張りが興奮を高めます。
「エリ…ブルマ…触りたい…」
「…おしりなら良いよ」
私はエリの小さなお尻の輪郭を形作るブルマを撫で回し、張りのある感触をブルマ越しに楽しんでいると段々我慢出来なくなりました。
「エリ…ブルマに…手を入れたい…」
「それはだめ(笑)」
「…だめ?」
ブルマのお尻の部分の裾を摘み、少し引っ張ると白いパンツが見えました。
「手を入れたら今日はもうおしまいですよ(笑)」
私はブルマに手を入れるのは諦めましたが…
「…じゃあ手は入れないからエリのココ…触りたい」
「…良いよ…優しくね」
ブルマ越しにエリのクリトリスを指で優しく撫でると、段々とエリの脚が小刻みに震えてきて
「ん…あ…ぅん…」
と小さく喘ぎ声を出してきて、その声が引き金となり限界に近付いてきました。
「エリ…もう…でそう…」
「…そのまま出して良いよ」
「…あぁぁ…」
「…んっ…」
エリは私の息子を口から引き抜くと少し俯いてからゴクリと飲み込んでくれました。
そして洗面所でうがいをしてくるとベッドに腰掛けている私の隣に座り身体を預けてきました。
「前から思ってたけど、不味くないの?飲むのキツくない?」
「ん~…美味しくはないです」
「無理して飲まなくても大丈夫だよ」
「無理はしてないんですけど、口から出した時にこぼして周りを汚しちゃうかもと思って…」
「それに身体に悪い物じゃないって聞きましたし、先輩のなら良いかなって(笑)」
「…ありがとう」
しばらくキスしたり抱き合ったりしていたのですが、全裸の自分に対して制服姿のエリの非現実さに興奮してきてまた段々と息子が硬さを取り戻してきました。
そしてそれを見たエリは先程のようにニヤニヤと小悪魔のように笑っていました。
「もう一回?(笑)」
「…うん」
「口は疲れたから手でも良いですか?」
「お願いします」
そこで私はエリとの初体験の為に購入しながら結局使うことのなかったローションの存在を思い出しました。
「エリ、これを手に付けて触って欲しいんだけど…」
しまってあったローションを取り出し、ローションで汚さないように制服の上着を脱いで長袖のブラウスを腕まくりして貰ってから、エリの手の平にローションを垂らすと
「うわっヌルヌルする~(笑)」
と不思議そうに自分の手に馴染ませて、
「じゃあ…また横になってください」
私が仰向けで寝るとエリが私の腕を枕にして寝ころび、ローションを私の息子に塗り込んできました。
「じゃあ…触りますね?」
「んっ」
「大丈夫?」
「…少し冷たいけどめちゃくちゃ気持ち良い…」
私の感想に気を良くしたのか
「いつも触ってる時より凄く滑ります(笑)」
と、指を使いながら私の息子をコネコネしてきました。
「エリ、太ももで俺の太ももを挟んでくれる?」
「…こう?」
エリに太ももで私の太ももに絡めるように挟んで貰い、エリの太ももの感触を楽しみます。
「エリ、もう少し強く握れる?」
「…痛くないんですか?」
「大丈夫…お願い…」
私はいつもより強めに握ってもらうと、いつもであれば摩擦で止まってしまうはずの扱きもローションのお陰で
『じゅるん!』
とすっぽ抜けてしまい、
「んっ」
と身体が震えてしまいその様子を
「ふふっ」
と面白がって何回かそれを繰り返していました。
そしてエリの手の体温の影響か私の息子の体温の影響か、先程まで少し冷たかったローションが温まり
『ぐちゅぐちゅ』
と、いやらしい音を立てながらエリの手が私の息子を扱きます。
「エリ、太ももとブルマが擦れてめちゃくちゃ気持ち良い…もっと擦ってくれる?」
「…こう?」
エリが太ももをクネクネすると、エリの白くてスベスベの太ももとブルマが私の太ももに擦れ、興奮が高まってきました。
エリも私の太ももにブルマが擦れた時にクリトリスに当たっているのか
「…ん…ぅん…ん…」
と小さく声が漏れています。
エリは私の首筋にキスをすると、舌先で耳の外側までを掬うようにゆっくりと舐めてきました。
「…気持ち良い?」
「はぁ…はぁ…ぞくぞくする…」
「…ふふっ…」
エリは私の頬にキスをして親指で裏スジをクリクリと擦りながら息子を扱くと、息子の先端から痺れるような感覚がしてきました。
「はぁ…はぁ…エリ…なんか…先が…ジンジンしてきた…」
「先輩…耳…見せて?」
エリは再び私の耳元に口を近付け舌先で耳の外側を掬うように舐め上げると、内緒話をするくらいの声で
「先輩のえっち…」
と囁いてきました。
その囁きは
射精することしか考えられなくなってしまう程のいやらしさと、
私のおかずを完全に理解したエリの小悪魔のようなイタズラ心からくる小憎らしさと、
でもそれ以上に私を気持ち良くさせたいという優しさを感じるもので、
私がいつもおかずにしている脳内再生など比べ物にならない程に興奮しました。
そして私の頭の中でエリを初めて女として意識したあの思い出がフラッシュバックされ、あまりの気持ち良さに全身が震えてきました。
「興奮する?♡」
「あ…あ…もう…でそう…」
「ふふっ…先輩…キスして♡」
私は唇をとがらせたエリの口に食らい付くように口を押し付け、
直前まで迫っている絶頂の感覚とエリの柔らかい唇と舌の感触に酔いしれながら貪る様に夢中で舌を絡ませました。
「ん…んふ…はぁ…んふ…」
唇を離すとお互いの唾液でテラテラと光る唇と紅潮した頬に艶めかしさを持ちながらも、
エリの目は私を見つめ優しく微笑んでいました。
「先輩はすごくえっちでブルマが大好きな変態さんだし、恥ずかしいこともいっぱいされちゃうけど…」
「いつも私のことを大切に思ってくれて、一生懸命頑張ってくれるから…とっても幸せ…」
「先輩…大好き…」
「(!!!)」
「だ~い好き♡」
「あ…あ…あぁぁぁぁ」
「…あっ…ふふっ♡」
エリの最後の言葉でエリに本気で恋をした瞬間の、サラサラの髪が頬を撫でる感触、背中に感じたエリの胸の感触、鼻腔をくすぐるエリの香りがフラッシュバックし、
あの時にタイムスリップしたような感覚の中で果ててしまい、意識が消し飛びそうな程に気持ち良くて全身が痙攣しそうでした。
エリは2発目なのに物凄い量の精子が手の中でドピュドピュ出ている私の息子を見ながら、最後の一滴を出し終わるまで扱き続けてくれました。
エリの言葉や私のリクエストに応えてくれた動きには”エリの愛情”をとても感じ、
エリとのセックスは毎回とても気持ち良いですが、今回は肉体より心の方をイカされたような感覚でした。
「愛」を込めて「撫」でる
とはよく言ったものです。
エリは洗面所で手を洗うとベッドで放心状態の私に添い寝してきました。
「先輩がアレを出した時の顔を初めて見ました」
「そう?」
「いつもは夢中で気付かなかったですけど…」
「”気持ち良い”というよりは”必死に耐えてる”って感じの顔でした」
「気絶しそうなくらい気持ち良かったからね」
「特に”えっち”と”大好き”って言ってきたのは物凄くて意識を保つのに必死だったよ」
「…良かった…」
「いっぱい気持ち良くなって欲しかったから♡」
「初めて先輩とした時に、私が妄想してたことを先輩が実際にやってくれて…」
「先輩が”エリ…愛してるよ”って言ってくれた時に、嬉しくて心臓が壊れちゃうんじゃないかってくらいドキドキしたんです」
「だから先輩の話を聞けた時はお返しするチャンスだと思いました♡」
エリの笑顔に私はメロメロでした。
「でも…今日はエリの誕生日のお祝いだったのに、俺だけこんなに気持ち良くなっちゃって申し訳ないな」
「そんなことないですよ。先輩の話聞けて嬉しかったし…」
「ありがとう…今度は俺がエリを沢山気持ち良くさせるから…」
私は風呂に行き身体に付いたローションと精子を洗い流し、エリと二人でケーキの後片付けをしていました。
「あの…私も一緒にトシさんの話って聞けませんか?」
「ん?」
「私も先輩との将来の為に勉強したいです」
「…分かった…トシさんに聞いてみるよ」
私は”ずっと一緒にいる”という目標をエリと2人で叶える為に、
エリも一緒にトシさんの下で勉強出来ないかトシさんに聞いてみることにしました。
今回はここまでにします。
最後までこのような駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
また時間がある時に続きを書こうと思います。