大学生の時にレイプされた話(後半)

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コウガミという男に犯された後、彼は椅子に座って煙草を吸い終わると「じゃあ風呂入ってくるわ。ヤマ、タクヤ、あといいよ。」と言い服装を整え始めました。

ヤマとタクヤの2人がタツという男を見やりましたが、タツは「俺は別に時間余ったらでいいよ」と言うと、コウガミと並んで部屋から出ていきました。

残ったヤマとタクヤの2人は一瞬少し困ったような顔をしして、「ごめんね」と言いましたが、タクヤが私の手を軽く押さえつけヤマは身体を撫で始めました。

次に何をされるのかという恐怖感は不思議と薄れていき、その愛撫は快感に変わっていきました。

ずっとこの時間が続いてほしい、もう何も他に感じたくない、とさえ思いました。

しばらくすると、ヤマが「すぐ終わらせるから」と言ってコンドームを着け、挿れてきました。コウガミのものよりも大きく、ゆっくりと入ってくるそれは全てを溶かすようでした。

ヤマは、私の右の腕を掴み、その近くにある煙草の火傷の痕のそばを親指でさすり、泣き出すんじゃないかとも思えるような目で傷を見つめました。

すると、私の目を見つめ「ごめんな、痛かったよな」と言ったのです。

途端に緊張の糸が解けました。

そうだ、痛かった。痛かったし、怖かった。もうこのままここで死ぬんだと思ってた。

自分が生きている、ということをその時に初めて思い出しました。

「うわぁぁああああん」

私はみっともなく声を上げて泣き出しました。

「ごめん、ごめんな」と言われ、私は首を一生懸命に振りました。

唇が深く触れ合うだけの優しいキスをされ、トン、トン、と奥に彼のが届きました。

「ぁあ、んっ、ヒック、うっ、ぁあ、ひぐっ、」

心から漏れる声を、もう我慢しようとは思いませんでした。

「もう出すね」と言うと、ピストンを早め、一番奥で彼のものが波打ちました。

しばらくそのまま抱き合い、ヤマは「嫌だったよね、ごめんな」と頭を撫でてくれました。

彼のが私の中から出ていったあと、ヤマは「怖かったよね」と言いひたすら頭を撫でてくれました。

私が落ち着いてからは、しばらく3人で話をしました。

コウガミは大学の先輩であること、コウガミは常習犯らしいこと、言うことを聞くしかないこと。

「いつもはコウガミさんがこういうことする前に、出来るだけ事前に連絡したりして逃げてもらってるんだ。あの人は予定した日にできないと大抵諦めるから。」と聞いた私は、縋る思いで連絡先を交換しました。

私は大学1年生でこの春上京してきたばかりということ、引っ込み思案な3つ下の妹が気がかりであること、大学で友達があまり出来ず焦っていることを話しました。

「きっと大丈夫だよ。些細なことでも何かあったら気軽に連絡して?力になれることがあれば手伝うよ」と言ってもらい少し気が楽になりました。

「じゃあごめんけどそろそろ2人のこと呼んでくるね。」と言うと、服を着て少し私の頭を撫でてから部屋を出ていきました。

残ったタクヤとは少し気まずくはありましたが、ずっと謝ってくれて、私は首を振るばかりでした。

少ししてタツが部屋に入ってくると、再び部屋に緊張感が戻りました。タクヤとタツがアイコンタクトを取ると、タクヤは私の方を見ないように部屋を出ていきました。

「時間余ったから俺もさせてもらうね」と言い、「立って」と指示されました。言う通りに立つと、タツが右足を宙に浮かせたと思った次の瞬間、ダンと胸の辺りに強い衝撃がありました。床におしりを打ち付け、呆然とする間もなく、今度は横から太ももを蹴られました。

「いやぁ!!!」

思っていたよりも強い痛みに驚いていると、

「もっとそっち行って」 と声が聞こえたのでゴキブリが逃げ出すのと同じように壁際まで移動しました。部屋に着いた時に最初に座っていた場所の近くです。それでもこの人の用が済めば家に帰れる。元の日常に戻れる。なんとか耐えようと気を入れ直しました。

それでも、脇腹を蹴られ、体が転がりました。

「ぐぇっ!!…あ”ぁ、は、あぁ」

すると髪を掴まれて、ぐいっと上に持ち上げられたので、横になった体を立て直し座ります。そのまま離してもらえると思ったのが甘かったようで、掴んだ髪を思い切り壁に向かって振り回し、私の頭はゴンガンと壁にぶつかりました。

「痛い、痛い、やめて!!」 と叫ぼうにも、息が出来ない上に歯を食いしばっていないと舌を噛みそうでした。こんな勢いで舌を噛んだらどうなるかを意識せずにはいられません。

キッと男を見ると、気に入らなかったのか、喉にバッと手が伸びてきて気管が潰れるんじゃないかと思う程の強さで首を絞められました。

「あ”ぁ……ぐぁ……あ……あ…」

払いのけるために必死に男の手を掴もうとしましたが、喉と男の手に自分の手を滑り込ませられるような隙間が出来ることはなく無駄な行いであるように感じました。

やばい、手に力が入らない、そう思った時、私の喉を掴む手が、私の体を投げ捨てるように離されました。呼吸を整えようと咳き込みながら、座り直そうにも、視界が涙でぼやけて上手くできません。足音と影の動きから察するに、男は2、3歩離れたところに何か拾いに行ったようでした。なんだろうと瞬きをして男の手元を見るとそこにあったのはカッターでした。カッター?刺される?切られる?いや、もしかしたら見間違いかも。カッターだったとしても、怪我をさせるのに使うとは限らないし。そこまで思考が進んだ時には既に左足を立て、上体を前に倒し、太ももに力を入れ、腰を持ち上げようとしている最中でした。

「あ、待って」 と男の声が聞こえた時はそんなことも気にせず逃げ出すことしか考えられませんでしたが、今思えば何もかも手遅れで、次の瞬間には右足の腰近いところに鋭い痛みが走っていました。

「きゃぁ!!!」

せっかく持ち上げた腰はいつの間にか床についていて、痛みの発信源を見るとカッターが突き刺さっていました。カッターの刃がどれほど出ているのか、つまりどれほど私の体内にあるのかは、見ただけで判断は出来ませんでした。

「いやぁぁあああああ……」

そうとしか考えられなかったにも関わらず、その光景が恐ろしくて、信じられなくて、思わず叫び声をあげました。

「ごめん、わざとじゃないよ。逃げようとしたのかと思って、つい。」

それなら何故カッターがあなたの手に?

疑問を口にする気もありませんでしたが、試しに声を出そうとすると空気の通る音が微かに鳴るだけでした。

それでも、頭だけは痛みで少し冷静になったのか、初めてまともに彼の顔を見ました。

誠実そう。頭が良さそう。女の子とおじいちゃんにモテそう。こんな人が?今、私の脚にカッターを?あれ、でも、わざとじゃないんだっけ。

「抜くよ、これ」

と言いながらカッターを握ると、躊躇なく引き抜きました。

「あぁっっ!!!」

傷から溢れてくる血液を眺めながら、痛みをなんとか和らげようと息をゆっくりと吐き出しました。

男がベルトをカチャカチャと外し、ガサッとズボンとパンツを脱ぎました。やぁ、こんにちは、とでも言うように、屹立した男性器が顔を出します。太さはそこまでではないにしても、今までの男たちの中で1番長いと思いました。

下半身が裸になった男が、ベッドの淵に座るのをぼーっと見ていると「早く、こっち来て」と声がかかったので、慌てて男の方に向かいます。何をやらされるかはだいたいわかっていたので、男の前で膝をつきました。案の定「咥えて」 と言われたので、奥までは到底入りそうにないが大丈夫だろうかと心配しながら口を近づけました。その心配は無用だったと思っていいのか、男の手が私の頭を押さえて、途端に男の下腹部が目の前まで迫り、異物としか思えない男のそれが無理矢理喉の奥をこじ開けて入ってきました。

「…っ!!!…」

空気の通り道を完全に塞がれて全く息ができません。気道を確保しようと頭を男から遠ざけようとすると、案外簡単に男の手は緩められました。

死に物狂いで男のものを口から出し、息を吸い込もうとした時、また男の手に力が入り喉の奥にガツンと硬いものが当たりました。しばらくはその繰り返しで、私が呼吸を諦めて動くのを辞めると、男が私の頭を動かして激しく出し入れしました。喉が痛いとか、苦しいとか、胃がひっくり返りそうとか、感じてはいたけど、その感覚を上手く頭で処理することができませんでした。そのうち体の中の空気が残り少なくなり、意味が無いとわかっていながらも焦って手足をじたばたとさせました。手を離してほしいというのが伝わったのか、私の知らないうちに生命の危機がすぐそこまで来ていたのか、男が手を離しました。

急いで男から離れ、息をしようとしました。が、喉がガラゴロと音を立て咳き込むことしかできません。目から涙が溢れました。男の顔を見ると無表情でしたが、目が合うとほんの少しだけ口角を上げました。そこにあるのは満足感のように見えました。

「早くして。もういい?」

「ぃゃ……もう……」

反抗して良いと思ったわけではありません。脊髄が勝手に言葉を選んで喉から発しているようでした。

「もういい?」とは何のための質問だったのかと思う程強引に、また私の頭を掴んで自分の性器の前に私の口を持ってきました。私が口を開けないでいると、「口開けて、早く」 と、さっきからずっと持っていたのかカッターの刃先を私の頬に押し付けました。さすがに恐怖が勝り、口を開けるとさっきと同じようにまた息をする暇もなく頭を激しく動かされました。喉に何度も男のモノを打ち付けられ、お腹の中で何かがのたうち回っているような不快感がありました。男が手を離して、口の中が空っぽになり、体の力がふっと抜けるように急に楽になりました。実際には楽になった、という実感を得る事はなく、その時に気づいたことは口からどろっとした半固形状のものがこぼれていることでした。

え、吐いちゃった?ごめんなさい、どうしよう、殺される?どうしよう、

頭の中が真っ白になりました。「ごめんなさい」と声が出ていたかどうかも分からないくらい混乱していました。

「ははっ、汚ぇ」

顔を見ずともそれが嘲笑だとわかりましたが、怒られなかったことへの安心感で頭はいっぱいでした。

「もういいよ、ありがとな」

と言いながらティッシュで自分のモノを掃除し始めたので、どうしてなのか私は焦ってしまい、「え、あの、ごめんなさい」と今度はハッキリと口に出しました。

「ゲロまみれの口に突っ込みたくはねぇよ」

それもそうかと思い、やりきれなかった罪悪感に支配されました。

彼がパンツとズボンを履き、服装を整えるとティッシュ箱を私に渡しました。口周りと脚を急いで拭き、床に落ちた吐瀉物を捨てようとしている間に、彼は服を着て部屋を出ていきました。

間もなく4人が部屋に入ってきて、「あー…。派手にやったな、また。気をつけろよほんとに…」「レンには言われたくねぇんだよな」などと言いながら近づいてきました。

目の前まで来ると、コウガミは座り込んでいる私の前でしゃがみ、「今日はありがとうね、これ着な。」と、黒いスウェットを渡しました。

着替える時は身体のあちこちが痛くてしょうがありませんでしたが、それよりもやっと帰れるという安心感の方が強かったです。

「じゃあ、帰ろうか。車で送ってくよ」と言われついて行こうとすると、

「その前にさ」

と言ってベッドに座らされました。

最後に相手をした男は呆れたような顔をして、他の3人はなんだかニヤニヤしています。

コウガミが携帯を取り出し、いきなり正面から写真を撮られました。驚いているとすぐに携帯のカメラロールを見せられ、何人かの女の子の写真やハメ撮りを見ました。

「この子達ね、今まで俺らが同じようなことしたの。みんな連絡先も住所も名前も知ってる。この子はムラモトアヤナちゃん、この子は~」と1人ずつ紹介された後、先程ヤマに渡した電話番号と名前が書かれた紙を見せられました。背筋が凍りました。

ヤマとタクヤの方を見ましたが、目を合わせてくれません。

脅されて渡しちゃったの?秘密にできなかったの?どうしてバレたの?

心の中で問いただしましたが、チラッと私を見た2人が笑いを堪えているのが答えのようでした。

「もしこの事が誰かにバレたら、この子達にまた同じことをするよ。そしたらうっかり死んじゃうかもしれない。もちろん佳奈ちゃんもね。」

「わかった?」

とりあえず頷きました。頭の中はぐちゃぐちゃして、真っ白で、煩くて何も聞こえないような気がしました。

それでも、「うん、帰ろうか」とコウガミが言った事はわかり、全員で部屋を出ました。

口にハンカチを詰め込まれることも、手を繋がれることもありませんでしたが、私は大人しく車まで着いて行きました。

今さら抵抗したところで、すぐに洗滌ができるわけでもないし、傷は治らないし、名前と電話番号の書かれた紙は取り戻せないし、撮られた動画も消えないし、助けを求めても家に帰れるというだけだからです。今から彼らの車で家まで帰るのだから、全てが無駄としか思えませんでした。なにより、彼らがそれをわかってて私を自由にしているから、逃げる気など全くありませんでした。

そこからの記憶はあまりありません。

「着いたぞ」と言われて、気がつけば車から私の家が見えていました。

「じゃあね」と言われ、車を降り、家のドアの前で鍵を探しました。あぁ、鍵を閉めてくる余裕も、持ってくる余裕もなかったんだ。どうしよう、留守にしている間に何かされてたら。

そう思いはしても、何かを心配するような気力すらありませんでした。それでも最後に見た家の中と全く変わらない景色にどこか安心して、そのまま布団で横になりました。

その夜はやけに早く小鳥がさえずり、カラスが鳴き始め、そのうち日が差して来たけど、寝ていたのかどうかはわかりませんでした。

その後、私は外に出るのが怖くなり、いつ殺されるかもわからないので、大学にもあまり行かなくなりました。

この数ヶ月後から新型コロナウイルスが流行り始めたのもあり、実家に帰りました。この日あったことは誰にも言えず、電話番号もそのまま変えられてないです。

いつかちゃんと幸せになりたいと、ずっと思っています。

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