小学校5年生の頃、父とともに、隣の市に遊びに行った時の話
そこは全国的に有名な温泉都市で、あちこちに湯けむりがもくもくと沸いております。
そのうちの1つに父と入りに行きました。
父は芝居を先に見ていくから後で行くと言って僕が先に入りに行きます。
1人で廊下の奥にある温泉の入り口に入り、古くて少しボロい脱衣場の扉を開けました。
香ってくる石鹸の匂いに包まれながら辺りを見回すと、周りには誰もいません。
「そっか。皆父さんと同じで、芝居を見てから入るんだな」
と思いながら脱衣棚に向かいました。
なんとなく、壁のすみに隠れたスペースを見つけ、荷物を棚に入れようとすると、驚いた事にすぐ隣に人がいました。
入った当初は壁の角で見えなかったのかもしれないし、僕の欠点なのですが、視界の端に人がいると気づかない事が多いのです。
その人はちょうどパーカーを脱ごうとしていて顔までは分かりませんでしたが、小柄な体型の割にデニムの長い脚が何となく目に着きました。
特に声かけることもせず、僕もシャツを脱ごうとします。
そんなに何回も温泉に来たことがある訳ではないので、なんとなく躊躇しながら横の人を見やったのですが、この時、飛び上がりそうな程驚きました。
ちょうど上着とシャツを脱ぎ終えたその人は、肩まであるストレートの黒髪。
ほっそりくびれた腰、
対照的に豊かに膨らんだ大きな胸を、ベージュのキャミソールが覆っていました。
横にいたのは20代くらいの女性だったのです。
ここで相手が何も言う前に、急いで逃げ出せば良かったのです。
しかし、横に僕がいることにも構わずに服を脱ぐその人を見て、僕は咄嗟に、
(あ、もしかして、混浴…?)
と思ってしまいました。
今考えたらアホなのですが、こういう温泉がいっぱいあるような場所では、そんな所も普通にあるのか?って思ったのです。
すぐ横に上半身下着姿の女性がいる。
しかももうすぐ服を全部脱ごうとしている!!
急に訪れたありえないシチュエーションに頭が着いていかず、固まってしまいました
やがて女性がキャミソールを脱ぎ終わり、セミロング程の髪から顔を露にしました。
(あれ?…)
(この顔まさか、もしかして後藤さん??)
クリクリした大人しそうな眼、童顔の、やや丸い小顔、そして上品な首筋…
僕がよく知っている顔がそこにあったのです。
普段いやいやながら通っている塾の事務のお姉さん。
大人しそうでありながら、フレンドリーに話かけてくれるその大人のお姉さんは、当時の僕が知る中では誰よりも美しく、密かに憧れていました。
いや、恐らくあの塾に通っていた男子は皆憧れていたのでしょう。
何かにつけ、
「今日後藤が…」
等と不自然なほど皆会話に出し、
「後藤後藤うるせえな」
等とからかわれる男子もたくさんいました。
僕は後藤さんの可愛い顔と、目の前にある美しい胸の谷間に釘付けになりました。
彼女は僕の顔を少し見上げると軽く会釈し、少し反対側にずれました。
(え。僕の顔覚えてない?)
(それにしても、やっぱり、混浴なんだ。。)
これから見れるかもしれない景色に対する大きな期待と興奮で胸が急激に鼓動し出して苦しい僕の目の前で
後藤さんは自然な仕草で背中に手を回します。
(あ、あ、ブラジャが外れる……)
それからはまるでスローモーションのように僕には感じられました。
「カチッ…」
と音がしてブラが背中から外れていきます。
後藤さんは少し恥ずかしそうに下を向きながらブラを綺麗に畳んで棚にしまいました。
胸は隠していません。
目の前に現れた素晴らしい絶景に息を飲みました。
透き通るような白い大きな山が2つ、美しく大きな弧を描いています。
その先端に、やや上を向いてツンと尖った、周囲の色と異なる部分。
後藤さんの乳首は、小さな薄い桃色。
我を忘れて後藤さんの綺麗なおっぱいを目に焼きつけるように見つめる僕の様子を察したのか、後藤さんは僕の顔を振り返りました。
「…え?!イヤ!!」
後藤さんは目をまん丸く見開き、急いで胸を隠します。
胸の先端は隠れましたが、細い腕からは豊満なおっぱいの大部分が隠せておらず、
デニムを履いたまま、露になったままの上半身、美しくくびれた腹と、必死に隠している大きな胸がかえってエロさを増しています。
数秒間、呆気にとられた後
「あの。ここ…女湯なんですけど…」
後藤さんがつぶやきました。
「え?!」
僕はとっさに状況がつかめませんでした。
(そんなはずない…絶対確認したはず…)
(それに、さっきから隣にいたのになんで今さら…)
とにかくヤバい状況なのは確かなので、急いで脱衣室から出ようとあわてて荷物を取り出していると、
「え!もしかして…S君?」
後藤さんが僕の顔を横からじーっと覗き込むようにして言いました。
「はい。いや、あの…後藤さん…」
「S君…!s君じゃん…!!びっくりした!!」
ホッとしたように笑顔を浮かべる後藤さんの腕の隙間からは今も綺麗なおっぱいがいやらしく覗いており、つい目が行ってしまいます。
後藤さんは僕の視線を気にするように慌てて服で胸を隠し直しました。
「もう!なにやってんの!コンタクトしてなかったから最初女の子かと思って…!!」
「すみません!!あの、混浴かと…」
「混浴って(笑)…ばか…」
荷物を出し終わると、僕は急いで出口に向かおうとしました。
「待って待って!今出るとやばい!外で誰かに鉢合わせたら大変だから…!」
「ちょっと服着るからこっち見ないで」
「あ、はい…」
僕が向こうを向くと、後藤さんは脱いだばかりのシャツを着ようとしているようでした。
それにしても、さっき見た綺麗な乳首が忘れられません。
向こう側の誰もいない壁を凝視していればするほど、後藤のおっぱいが頭に浮かんできます。
僕の後ろで今もしかしたら、さっきの光景が…
見たい!見たくてたまらない…!!
ついに僕は我慢できなくなり、サッと振り返りました。
後藤は、僕に背中を向けてシャツに腕を通していました。
下着を着ていないようで、小さな美しい背中が見えています。
右腕を通し終わり、左腕を背中にまわして服を掴もうとすると、
後藤さんが左肩を捻じるように後ろに曲げ、
(見えた!)
ついに、背中越しに、左の大きな乳房が覗き、先端の綺麗な薄桃色の乳首が目に入りました。
(ヤバい…後藤さんのおっぱい…)
そのまま左腕を通し終わった所で、僕は急いで壁に向き直ったため、バレることはありませんでしたが、壁を向いたまま、何度も何度も後藤さんのおっぱいを繰り返し脳内再生します。
恐らく後藤さんが着終わるまで数秒間の出来事だったと思います。
「いいよ、s君。ちょっと待ってて」
と言って後藤さんは出口に駆け足で行き、廊下を確認します。
「よし!誰も居ないよ!急いで出て!」
後藤さんは優しく微笑み、ぼくは
「すみません。ありがとうございます」
と行って直ぐにそこを出ました。
その後はそのまま無事、温泉浸かっていましたが、
頭の中は先程見た後藤さんの裸の上半身でいっぱい。
僕だと気づかれる前に間近で見た後藤さんの大きな乳房、そして、気づいて急いで腕で隠した時の姿と、驚きと恥ずかしさが混じった顔。
そして着替えている時の綺麗な背中と、背中越し見た胸…
どれも小5の僕に撮っては刺激が強すぎて、頭が真っ白になるようなとんでもない光景でした。
後日、僕は普段通り塾に向かいますが、着く前の塾に向かうバスの中、これから後藤さんに受付で会う事を想像し、緊張でおかしくなりそうでした。
後藤さんに会うのが待ち遠しくて緊張しているのか、この前の事で後藤さんに会うのが躊躇われるのか、自分でも分かりません。
とりあえず塾に着いてしまい、普段よりもゆっくりと2回の受付に向かいます。
まずは後藤さんから自習室の机の番号が書いた札を貰わなければなりません
「はい、どうぞ!」
と普段通り来た子全員に優しく声をかける後藤さんの声が聞こえます。
徐々に自分の番が近づいてきました。
緊張に震えながら列を進み、
「あ、…」
「s君。最初は自習だね。ちょっと待ってて」
後藤さんが番号札を取り出す間、青いブラウスに包まれた胸が目に入ります。
今まではそんなに意識してなかったけど、ブラウスが中に含まれる物の大きさによって大きく膨らんでいるのが分かります。
この前偶然に見ることが出来た、このブラウスの中…
もし触ることが出来たら、どんな感触なんだろう…
後ろからムニュって握ってみたいな…
「はい、どうぞ!」
胸をじっと見ていた僕は、札を出し顔を上げた後藤さんとバッチリと目があってしまいました。
後藤は何も言わず、顔をしかめるようにイタズラっぽく苦笑いしながら胸を隠しました。
それからは後藤さんとは特に話す機会もなく、何もありません。
当時は勉強もそれなりに頑張っていました。
頑張って勉強すれば塾で上位のクラスになれます。後藤さんにも当然知られるので頑張ってかっこいい所を見せたい。
中学に上がる前の春の暖かい時期。
「S君、〇〇クラスになったね!凄いね!」
そう声をかけてくれた後藤さんの言葉は、今考えたらなんでもない物だったかもしれません。
しかし僕は天にも登るような気持ちで
中学でももっともっと勉強頑張って、
そうしたら、もしかしたらいずれは後藤さんと…
そんな風に意気込んで中学の勉強を開始しましたが、
春が終わり、梅雨が始まる頃に後藤さんは塾を退職し、それ以降、会うことはありませんでした。