この度は私の話をお読み頂き、また、多数のコメントと、続編希望を頂きました事を心より感謝致します。
長きに渡りお送りした中学・高校時代編でしたが、大学生時代のお話が出来ればと思っております。
文中にて時代背景が前後する場合がございますし、誤字脱字も多く有るかと思いますが、予めご容赦願いたいと思います。
さて、大学時代は結構真面目(←笑)だったので、然程のエロエピソードが無く、お楽しみ頂けるか一抹の不安は有りますが・・・。
そんな大学時代編の二話目は前回の続きとなります。エロさは無いけれど、物語は前回のお話の数日後の事となります。
私にとっては懐かしくもあり、実は過去に傷心を受けた相手と再会したものの、我が愛しの「門番姫」が立ちはだかります。
そして、過去に私を「男」にしてくれた人とも再会したりして、私とカオリを繋ぐ新たな門番姫が二人追加となります。
久々にユウコが登場するので、ユウコファンの読者様は脳内妄想して頂けるかな??
——-本編——–
先輩学生:「お!キミ可愛いね!○○サークルに入らない?女子大歓迎!」
ミコト:「あ・・・。いえ、サークルはちょっと・・・(困)」
先輩学生:「○×サークルと合同で新歓合宿やるからさ!女の子の友達誘って入ってよ!」
ミコト:「どういうサークルなんですか?それに合宿って泊りですよね?わたし、家が厳しいので・・・。」
先輩学生:「そんな~!いーじゃん!大学生になったんだし、パーッと楽しくやろうよ!(笑)」
ミコト:「いえ・・・。内容が判らない様なサークルは遠慮します・・・。」
私:「なぁ・・・。オレ、先に行くぞ!」
ミコト:「え!?・・・ちょ!ちょっと待ってよ!」
先輩学生:「ねぇ!内容なんて別にいーじゃん!サークル仲間と楽しくさ!ねっ??(笑)」
私は人付き合いが苦手である。チャラけた感じのヤツは嫌いだったし、この時の私はカチッとした人間になりたいと思ってた。
一緒に居たミコトちゃんも同じ考えだったみたいで、この時ばかりは意見が合った。お互いに似た者同士でも有った訳でして。
大学に入って2週間も過ぎれば何となくは慣れて来る物で、必死に声がけして来るサークル勧誘に嫌気を感じる様になってました。
でも必死ってのは後で解りましたけど、新入生を勧誘出来る期間って限られているんですよね。入部自体はいつでも出来るけど・・・。
先輩女子:「ボランティアサークルでーす!チラシどーぞー♪はい!チラシ!見るだけ見て!」
私:「あ・・・はぁ・・・。ボランティアサークル??」
先輩女子:「そう!養護施設とか、学童保育を回って子供たちと遊んだりするの!」
私:「はぁ・・・。余り興味は・・・。」
先輩女子:「キミは何学部?」
私:「・・・教育です・・・。」
先輩女子:「じゃあ、尚更やった方が良いわよ!実習の時に役立つし、単位にも反映されるから!」
私:「はぁ・・・。でも、オレはサークルは・・・。」
先輩女子:「そんな事を言わないで!友達もでき・・・あれ?・・・もしかして・・・珍苗字くん??」
私:「え!?・・・あの・・・。」
先輩女子:「そーだ!やっぱり珍苗字くんじゃない!うわー!久しぶりー!!」
私:「え!?」
先輩女子:「やだー!私の事、忘れた??カナよ!イイダ・カナ!」
私:「・・・カナさん?ああっ!カナさん!久し振りっすね~!全然判んなかった(笑)」
先輩女子:「ふふふっ!男っぽくなったね~!顎のコレなぁに?無精ひげ??毎朝剃らなきゃダメよ!」
急に親しげに話しかけてくれたこの女子先輩、一体誰だと思います?雰囲気がガラッと変わっていたので、この時の私は全然気が付きませんでした(笑)
熱心な読者様ならばピンと来るかもしれませんが、カナさんとは中2時代に悪友のタッツが絡んで私にSEX指導をしてくれた先輩女子です。
悪友・タッツのセフレだったこの人、知り合った当時は高校1年生。当時は黒髪ロングをハーフアップにした清楚な感じで、文学少女っぽいちょっと地味加減があるメガネっ子。セフレをする様な見た目では全く無かった。
カナさんの家庭環境には難があって、頭も良く、某企業の超エリートだった父親は一人娘のカナさんを溺愛。勉強についても厳しく躾けられたそうです。
・・・が、仕事のストレスも有ったのか、溺愛が過ぎてカナさんが初潮を迎えた小学生の時に、過度なスキンシップから近親相姦に発展して行き処女喪失。その後も事有る毎に父親に抱かれ続けていた。
父親と娘の関係を目撃した母親は夫に止める様に訴えたけど聞き入れられず、気を病んでしまって投身自殺。児童相談所が間に入って父親と引き離され、亡き母親の実家に引き取られて祖父母に育てられてきた。
市内ではレベルが高いN女高校に通っていて、放送部に在籍してた。SE高校時代に放送委員会に属していた私。研修会の時にカナさんとニアミスしてた。
頭脳明晰、容姿端麗。非の打ち所がない様な人だったけど、心に負った傷は癒えはせず、SEXに対する依存癖も有って中学時代から同級生や先輩男子のセフレを続けて来た。
悪友のタッツのセフレとなったのが最後だったそうだけど、頼まれると嫌とは言えない性格ゆえに、高校時代はテレクラ経由で援交なんかもしてたそうで・・・。
そんなカナさん。見た目的には女優でピアニストの松下奈緒さんに良く似た感じで、色白で167㎝の高身長。この大学時代はゆるふわ系のショートボブだった。
スタイルも良く、たわわに実ったFカップの持ち主。生憎、私は巨乳フェチでは無く貧乳&微乳派。妻であるカオリも、恋人だったユウコも貧乳系であるw
でも、真っ白でホヨッホヨに柔らかいカナさんの巨乳に顔をうずめ、揉みしだいた中2時代の感触は、時を経た今でも忘れてはいないww
過去投稿参照→Yとブルマと、中学時代④「セフレ」
じっくりと女の身体を教えてくれたのは、この時に一緒に居た女子大生のヨウコさんだったけど、カナさんは実技実践をさせてくれたw
ヤリたい盛りの生意気中坊だった私に、手取り足取り「女」教えてくれて、私の身体の隅々まで舐め上げてくれたお姉様であります♪
あ、因みにカナさんとは大学時代、エロい関係には余りなりませんので悪しからず(笑)あくまでも先輩後輩の間柄で健全に過ごして行きます。
過去の講義ノートを貸してくれたり、レポートの助言をしてくれたりと色々助けて頂きました。留年せずに卒業出来て良かったww
私:「カナさんってこの大学だったんだ・・・。知らなかったよ・・・(驚)」
カナ:「そうだよ~♪珍苗字くんと同じ教育学部!今は3年生だよ!」
私:「あん時(SEX指導の時)って・・・確か・・・。」
カナ:「高校1年だよ!珍苗字くんは中坊だったもんね!2年生か!あれから5年は経つんだね~!おばさんになっちゃう訳だ(笑)」
私:「おばさんって(笑)カナさんは今・・・20歳?21歳?でしょ!全然若いじゃんw」
・・・なんて、またしても再会した人物と盛り上がる。これまでの事や、この大学の事、勉強の事なんかを聞いたりして色々と教えて貰っていた。
女子先輩:「ねえ!カナ?随分と親しそうだけど知り合い?新入生だよね?」
カナさん:「そう!新入生!わたしの弟!」
女子先輩:「え!?弟なの??アンタって一人っ子じゃなかったっけ??」
カナさん:「そうだけど、この子は私にとって弟みたいなモンなの!」
女子先輩:「どうでも良いけど、ちゃんと勧誘続けてよ!」・・・と、女子先輩が去るとカナさんのベタ付き攻撃が始まったw
カナさん:「やーん!もう、可愛がっちゃうからね♡ぎゅううううう!」←手を握り、抱きしめて来たww
私:「弟って(恥)確かに姉ちゃんみたいな歳の差だけどさぁ・・・。」←抱きしめを解いて押し戻したww
カナさん:「もー!恥ずかしがっちゃって!(鼻を抓られた)ねぇ!珍苗字くんは今、彼女居るの?」
私:「え!?・・・あー、居ますよ(笑)」
カナさん:「なぁんだ、残念!・・・あぁ!彼女居るよね!遠距離してるんだっけ??カオリちゃん?って言ったっけ??」
私:「あ・・・まぁ・・・(笑)あ・・・でも、色々有って、今は別の子と付き合ってるんですよ(汗)」
カナさん:「そうなんだぁ~!・・・あ!じゃあ、セフレになってあげよっか?あの時、いーっぱいしたもんね♡」
私:「あ・・・いや・・・(照れ笑)嬉しいけど、止めときます!コレ(小指出して)に怒られるんで(笑)」
カナさん:「ざーんねん!フラれちゃった(泣)・・・って、冗談よ!セフレなんてもうしない!」
私:「ははは・・・(汗)・・・良かった・・・( ̄▽ ̄;)」
カナさん:「・・・でも、彼女って・・・。さっきまで一緒に居た子?」
私:「あ、いや!あの子は、元の地元の幼馴染なんです。この大学に入って再会して・・・。」
カナさん:「(周りを見渡して)あ!友達の子、勧誘に捕まってない??大丈夫かな?行ってあげたら??」
私:「あ・・・。ミコトのヤツ・・・。まだやってんのか・・・。」
カナさん:「あのバカサークル、入るのは絶対に止めなよ!友達の子にも言っときな!」
私:「え?何でですか??」
カナさん:「表向きは文化交流系のサークルだけど、中身はヤリサーだから!最悪だよ!」
私:「やりさー?」
カナさん:「SEXをヤル目的だけのサークル!」
私:「え!?」
カナさん:「毎年、新入生を新歓合宿に勧誘して、お酒飲ませてベロベロに酔わせて犯しちゃうのよ!」
私:「それって・・・犯罪じゃない。そんなのが有るんだ・・・。」
カナさん:「潰されてもサークル名を変えて出て来るのよね~。ぶっちゃけ、私も餌食になっちゃったし・・・。」
私:「え?マジですか??」
カナさん:「・・・うん。酔っぱらってあんまり覚えてないんだけど、5人位にまわされたらしいわ・・・私・・・。」
私:「マジすか・・・(汗)」
カナさん:「・・・うん。一緒に参加した子もまわされて、私の親友は気がおかしくなって大学辞めちゃった・・・。」
私:「・・・(怒)」高2時代のユウコの一件が有って以来、私はこういう話を聞くと怒りが湧く様になってました。
カナさん:「そんな事があったからさ、セフレは止めたし、まともにやってるサークルと協力して、新入生に注意を促してるのよ!」
私:「・・・そうなんスか・・・。」
カナさん:「珍苗字くん!友達の子、呼んで来た方が良いよ!例え、お節介って言われても、被害者にしちゃダメ!」
私:「・・・うん。連れ戻してくる(怒)」
私はミコトちゃんのもとに向かいました。ミコトちゃんは何度も断ってたようですが、しつこく勧誘されて逃げられなかった様で・・・。
私:「おい!【ミキ】!いつまでやってんだよ!いい加減に行くぞ!」
ミコト:「ち・・・え!?【ミキ】??・・・あ!【道明寺】くん・・・(涙目)」
先輩学生:「なに?キミの友達?キミもどう?ウチのサークル入んない?可愛い子、いっぱい居るよ!」
私:「・・・。」
先輩学生:「なに?無視?彼女ちゃんも可愛いけど、もっと可愛い子も来るし、皆で楽しもうよ!」
私:「イヤ、オレはお断りっす。それに、この子、嫌がってるじゃないスか。嫌がる子を無理矢理誘うってのはどうかと思うスけど(笑)」
先輩学生:「は!?何言ってんのオメエ??ケンカ売ってんの?」
私:「別にそんな気は無いけど・・・。とにかく、オレの友達、解放して貰えます?」
先輩学生:「なんだオメエ?調子乗ってんじゃねーぞ?殺すぞ?」
私:「【ミキ】!もう行けよ!」と、ミコトちゃんを先輩学生から切り離した。
ミコト:「【道明寺】くん・・・。」と言いながら、その場から離れて逃げたミコトちゃんである。
先輩学生:「ああ??なんだテメエ!」と私の胸倉を掴んで顔を近付け、臭い息を吹き掛けて威嚇してきた。こういうイキったヤツって正直嫌い。
私:「あ?この手を放せよ、クソが!」いつもの不機嫌そうな冷たーい目線で相手を睨みつけ、ドスの効いた声で威嚇してみた。
・・・ぶん殴られましたよ。ケリも入れられて、唾まで吐かれました。「キクねぇ・・・(笑)」先に手を出されたのは私。スウィッチONですw
ボッコボコにしてやりましたよ。執拗以上に金的攻撃をしてやった。もがき苦しんでる所に笑顔で「クソが!」と言って、自慢の顔を踏んでやった♪
カナさん率いるサークル仲間の先輩方に止められて、腕を掴まれて人気の無い所まで連れてかれて、延々とお説教を受けたのは言う間でも有りません。
私は見た目で解る様なヤンキーでは有りません。チャラ男でも有りません。案外不良が多かった元K中生です。身を守る手立ては知ってますww
カナさん:「・・・ったくぅ!大学生にまでなって、殴り合いのケンカすんなっての!バカ!」
私:「・・・だって・・・。」
カナさん:「だってもヘチマも無い!教職目指そうとしてるんだから、こう言う事をしちゃダメ!(怒)」
私:「・・・わかったよ・・・(不貞腐れ)」
カナさん:「もっと平和的に解決しようとは思わなかったの?コレだからヤンキー中学出身者ってイヤなのよ!」
私:「カナさん!オレはヤンキーじゃ無いからね!タッツと一緒にすんなよ!」
カナさん:「バカ!・・・ったく!(怒)」
先輩男子A:「しかし、アイツをボコボコにして大丈夫かな??」
先輩男子B:「大丈夫じゃねぇ?学部もキャンパスも違うし、普段は授業にも来てねぇじゃん。」
先輩男子C:「おい!アイツ、警備員に連れてかれたぞ(笑)ブラックリストだし、終わりじゃねww」
先輩女子A:「キミ、アイツに名前とか学部を言ったりした?」
私:「・・・いや。」
カナ:「例え言ったとしたって、この子は超・珍しい苗字だから、あのバカには覚えられないよ!(笑)」
先輩男子A:「所でキミ、名前何て言うの?」
私:「珍苗字です。珍苗字・Y・・・。」
カナさんを除く先輩方々:「・・・え!?なに??」
ハイ来た(笑)親愛なる熱心な読者様には耳にオクトパス!お約束ですが、私の苗字は滅多に居ない珍苗字である。
「ち・ん・みょ・う・じ・Y」と5回位繰り返し、最後はサークル申し込みの紙の裏に書いて渡した。コレがいけなかった・・・。
先輩男子A:「珍しい苗字だなぁ・・・(呆気)」
カナさん:「ね!珍しいでしょ!・・・あ!裏とは言え、申込書に名前書いたね!入部けってーい!(笑)」
私:「え!?」
カナさんを除く先輩方々:「あ・・・。裏でも有効だな(笑)一人確保!ばんざーい!」
カナさん:「にひひひひっ!そんなに活動は多くないし、バイトも大丈夫だから!楽しくやろう!ねっ!(wink!)」
私:「マジでか(呆)」・・・って事で、私はボランティアサークルに入会決定・・・orz。ま、結果としては役得も有ったりした訳で。
————時間経過・下校時————–
ミコト:「ねぇ・・・珍苗字くん。いっしょに帰ろうよ・・・。」
私:「・・・別に良いけど、オレ、バスだぞ?」
ミコト:「私も・・・バス。今日は買い物で中央駅前まで出るから、どこかでお茶しない?」
私:「別に良いよ。」
・・・なんて感じで、初めて一緒に帰ろうと声を掛けられ、サークル勧誘をかわしながら構内を歩いてバス停に向かってました。
ミコト:「サークル勧誘ってウザいよねぇ。真面目なのも有るけど、昼間のはナンパされてたみたい・・・。」
私:「ナンパ??ミコトちゃんは可愛いから勧誘にモテるだろうねぇ(笑)あれ、ヤリサーだってよ。」
ミコト:「やりさー??」
私:「SEXをヤル目的だけのサークルの事だよ!」
ミコト:「え!?」
私:「毎年、新入生を新歓合宿と称して勧誘して、酒飲ませてベロベロに酔わせて皆で犯すんだってさ・・・。」
ミコト:「もう・・・最っ低!ああいう軽い男にはモテたくない!それに酔わされて犯されるなんて御免だわ!」
私:「オレもそれ聞いて腹が立った。」
ミコト:「・・・ってか、珍苗字くんはサークル決めたの?」
私:「ん?オレはボランティアサークルに入るハメになったよ。」
ミコト:「ボランティアサークル??珍苗字くんってそう言う事、好きなの??」
私:「ボランティアなんてやったこと無いし・・・。知り合いの先輩が同じ学部に居て断れなかった・・・。」
ミコト:「ふぅ~ん・・・。じゃあ、もうサークルって決めたんだ・・・。」
私:「決まった様なモンだろうな・・・。さっきのケンカを庇って貰ったし・・・。」
ミコト:「あ・・・。さっきはありがとう・・・。わたし、逃げるに逃げられなくなっちゃって・・・。」
私:「嫌だったら逃げろよ。ああいう時は逃げるが勝ちだよ。それに、よく偽名呼んだのに気付いたな?」
ミコト:「・・・うん。咄嗟に思い出した。タッツの所のヤーさんが言ってたじゃん。ヤバい時は本名を名乗るなって・・・。」
私:「よく思い出したな(笑)さすがはあの商店街のガキんちょだよ。ミコトもオレら悪戯ガキの一員だな(笑)」
ミコト:「・・・うん。接点は少なくても地元っ子だもん。あのヤーさん達は街や子供の用心棒だし(笑)」
私:「ふんっ(鼻笑)それを言えるのは地元っ子の証だよ(笑)オレも、ミコトもなw」
ミコト:「うん!(笑顔)」
私:「うん!じゃねぇよ!さっきの【道明寺】って何だよ!和菓子かよ(笑)オレは桜餅じゃねえぞ!」
ミコト:「別に良いでしょ!私が好きな和菓子だし!珍苗字くんも好きでしょ?桜餅♪」
私:「まぁね(笑)ミコトん家の桜餅は昔から大好物だww」
ミコト:「ふふっ!まーいど♪」
そんな時に私のポケベルが鳴った。「エデンデマツユウコ」画面を見ればユウコからである。エデンってのは高校時代に通ってた喫茶店ですw
お互いの大学・短大生活が始まって早2週間。タイムスケジュールも把握出来て、ユウコと帰りに合流出来る時間が作れる様になりだしてました。
ミコト:「・・・?ポケベル??」
私:「ん?・・・うん。」
ミコト:「えー!良いな~!わたしにも番号教えてよ!」
私:「ダメ!コレはプライベート用で教えられないんだ。」
ミコト:「え?なんで??・・・あ!もしかして、彼女用??」
私:「ん?・・・うん。そうだよ。」
ミコト:「なぁんだ・・・。珍苗字くん、彼女居るんだ・・・。」
私:「なんだよそれ・・・。居て悪いのかよ・・・。」
ミコト:「悪いって事は無いけど・・・(寂)・・・彼女って・・・どんな人なの?」
私:「うーん・・・どんな人ってなぁ・・・。なんで?気になる?」
ミコト:「べ・・・別に・・・気にはならないけど・・・。興味はあるじゃない・・・。どれ位・・・付き合ってるの?」
私:「丸5年かな?付き合いだしたのは中3からだよ。同じ高校だったし、家も近所でね。」
ミコト:「中3から??そんなに長いんだ・・・。羨ましい・・・。」
私:「ははは・・・長いなぁ・・・。長過ぎて彼女って言うよりも兄弟姉妹みたいだし、家族みたいだよ(笑)」
ミコト:「良いなぁ・・・。その人って大学生?短大生?」
私:「短大生だよ。新幹線通学で他県に通ってるんだ。いつも一緒に居たから隣に居ないとちょっと寂しいけどな(笑)」
ミコト:「ふぅ~ん・・・。もしかして、卒業したらその彼女と結婚しちゃうの?」
私:「結婚??それは無いかな?色々訳有って、彼女とは結婚出来ないんだ。」
ミコト:「ふぅ~ん・・・。」と、不思議そうな顔をするミコトちゃん。なんか物言いたげだったけど、俯いたまま歩いてた。
私にはカオリと言う許嫁が居る事、門番役のユウコとの関係の事などを言うべきが迷ったけど、態々言う事は無いだろうって思って黙ってた。
ミコト:「ねぇ、これから彼女と会うの?」
私:「ん?うん。ミコトとお茶するのはまた今度だな(笑)悪いな・・・。」
ミコト:「・・・うん。それはまた今度でも良いけど・・・。ねぇ?珍苗字くんの彼女に会ってみたいんだけど・・・。ダメ?」
私:「え!?会ってどうするんだよ?」
ミコト:「・・・どんな人なのか、見てみたくて・・・。」
なんか嫌な予感がした。彼女を見たがる女ってなんか嫌じゃありません?ミコトちゃんと付き合ってる訳では無いので修羅場にはならないはずだけど・・・。
会わせたくない程にブスならば必死に断るけど、自慢では無いがユウコはミコトちゃんよりも可愛い。私的ランキングではサユリが1位なんですけどねw
サユリが1位でユウコが1位寄りの2位。カズミちゃんが3位って所でしょうか。え?妻のカオリですか?うーん・・・別格ですね、妻のカオリは(笑)
まぁ、この私的ランキングはその時々で変わる訳でして、この順位はあくまでもこのお話をしている時の事って感じで思ってて下さいw
なんやかんやで帰路のバスに乗り、ユウコが待つ喫茶店へと途中下車して向かう。先記しましたけど、高校時代に良く仲間と利用してた喫茶店です。
残念ながらマスターが病気になって閉店しちゃったんですけど、自家焙煎のコーヒーとか、自家製タルトやケーキが超・美味かったんですよねぇ。
19:00を過ぎると喫茶店からバーに変わり、マスターと入れ替わって奥さんが店に出て、ジャズを聴きながら静かに酒が飲める様なお店でした。
ミコト:「ねぇ、どこ行くの?私、駅前で買い物したいんだけど・・・。」
私:「ん?喫茶店だよ。オレの彼女に会いたいんだろ?」
ミコト:「え!会わせてくれるの?言葉濁してたからダメだと思ってたんだけど・・・。」
私:「どうしようかな?とは思ったけど、会わせないのもどうかと思ったし、待ち合わせが喫茶店だからお茶する約束も果たせて丁度良いだろ(笑)」
ミコト:「ちょ・・・ちょっと待って!」私の手を引っ張って止めるミコトちゃん。怖気付いたのかな?のかと思ったら・・・。
ミコト:「彼女さんに初めて会うんだし、私の服、変じゃない?髪型は??それに、お菓子とかお花とか買った方が良いかな?」
私:「なに言ってんだよ(笑)病院にお見舞い行くんじゃないんだぞ(笑)服も髪型も変じゃないし!」
なんか物言いたげな顔をするミコトちゃんでしたが、私の少し後をちょこちょこと着いてきます。低身長女子の仕草ってなんか可愛い。
私:「ここだよ!」
ミコト:「ここ?ここって・・・オフィスビルじゃん・・・。」
私:「そうだよ!このビルの地下に店があるの!」
ミコト:「え・・・(冷汗)」
カランコロン♪
マスター:「いらっしゃい!お!珍苗字くん!大学生になって初だね!」
私:「こんにちは!おかげさまで受かりましたよ!あ、ユウコ、来てます?」
マスター:「奥の・・・いつもの席に居るよ!君らSE高生の指定席(笑)あれ?その子は??初だよね??」
私:「あ、同じ大学の子です。地元商店街時代の幼馴染なんです。ミコト?マスターだよ。」
ミコト:「初めまして・・・。ニノミヤ・ミコトです・・・。」
マスター:「いらっしゃい!・・・あれ?もしかしてキミは、老舗和菓子屋さんの娘さんじゃない?」
ミコト:「え・・・。そうです。ご存知なんですか?」
マスター:「ご存知も何も、ボクは君のお店の常連だよ!時々お店に出て店番してたりするよね!」
ミコト:「はい、そうです!お客様ですか!いつもありがとうございます。」
マスター:「また買いに行くからね!今日はボクの店でのんびりして行ってね!」
ミコト:「はい!お邪魔します!(笑顔)」
ユウコが待つ奥の席へ向かう。この前の週末に会ってのんびりと過ごしたばかりだったけど、ユウコの姿を見ると安心する私が居ます。
テーブルいっぱいにノートや教科書を開いて、2ポイントのフチなしメガネを掛け、真剣な顔をして今日受けて来た講義を纏めていました。
私:「ユウコ!お待たせ!」
ユウコ:「あ!Y!」メガネを外してぱぁっと明るい笑顔をして、小さく手を振るユウコの姿が実に可愛いのです。
短大生になったユウコ。相変わらず少しクセの有る黒髪セミロングでしたが、技術が向上した縮毛矯正をして艶々のストレートヘヤーです。
お化粧も更に上達してナチュラルメイク。足を組んで揃えて座る姿なんてちょっと色気がある。高校を卒業してまだ1ヶ月ちょっとなのにねw
私:「講義内容纏めてたのか?オレも帰ったらやんなきゃ!」
ユウコ:「うん!結構やる事とか、覚える事が多くて大変!でも楽しいよ!」
私:「そっか(笑)オレもなんとなく慣れてきた感じだよ。」
ユウコ:「ふふっ!その様子だと、私が側に居なくても大丈夫っぽいね!」と、ミコトちゃんを見ながらチョイチョイと指を差した。
私:「ん??・・・あ!紹介するよ。同じ大学で学部も一緒のニノミヤ・ミコト。K小の同級生で、商店街時代の幼馴染だよ。」
ミコト:「は・・・初めまして・・・。ニノミヤ・ミコトです・・・。」
ユウコ:「ニノミヤさん?初めまして!オオカワ・ユウコです。」
緊張した顔のミコトちゃんと、引きつった笑顔のユウコの図。なんか妙な緊張感が漂うけれど、二人は案外早くに打ち解けた。
打ち解けた切っ掛けは、ミコトちゃん宅で営む和菓子屋の事。誰もが知ってる店では有るけれど、ユウコ家でも御用達のお店でした。
あの和菓子が可愛くて美味しいとか、和菓子屋の包装紙の印刷をユウコ父の会社がやってるとか、ご令嬢の二人は和気藹々となった。
因みに後で聞いたけれど、ミコトちゃん宅の自家用車や営業車はウチの親父が納めてた。またしても妙な位置関係で繋がってしまった。
他愛の無い話を続けて行く内に、私とユウコの馴れ初めや、付き合っている事についての話となり、ユウコと二人で話をしました。
ミコト:「え~!良いな~!文化祭で演奏した話は凄く素敵!羨ましい~!」
ユウコ:「Yを巻き込んじゃった形だけど、上手く行って良かったよね!私も良い思い出が出来たもん!」
ミコト:「珍苗字くんがピアノやってた事自体知らなかったし、あのミホがヴァイオリンとは!驚く事ばっかだ(笑)」
ユウコ:「Yがピアノを弾いてる姿ってカッコ良いよ♡今だに私はドキドキするもの!」
ミコト:「良いな~!珍苗字くんみたいな彼氏だったら、私の高校生活は楽しかっただろうなぁ・・・。」
ユウコ:「ニノミヤさんの彼氏ってどんな人だったの?私たちの事を話したんだから、今度はニノミヤさんの事を聞かせてよ!」
笑顔のユウコと裏腹に、少し表情が暗くなったミコトちゃん。暫しの沈黙の後に元カレさんの事を話し始めました。
小学校を卒業後、地元エリアから程近いSK学院に入学したミコトちゃん。そつなく中学部を過ごして高等部へ進学。高等部から部活で弓道を始めた。
筋が良かったのか、結構早く上達して戦績も良かった様ですが、高2時代に知り合った年上社会人と付き合い始め、有る事を切っ掛けにして肘を痛めて部活を早々引退する羽目に。
その彼氏ってのは緊縛が好きな男だったそうで、ミコトちゃんに制服を着せたり、体操服のブルマ姿やスク水姿を縄で縛り、緊縛姿を鑑賞して楽しんでいたんだそうです。
緊縛=SMと一括りに思って欲しくないのですが、彼氏の場合は拘束して身体の自由を奪う行為が好きだった様で、ミコトちゃんとは性行為無しでの着衣プレイを行っていた。
詳しくは「緊縛」でググってWikipediaでもじっくり読んでみて下さい。多少、私も緊縛には興味はありますが、技術がいる事なので実践しようとは思いませんが・・・。
緊縛なんていう行為を全く知らなかった初心なミコトちゃん。生まれて初めて出来た彼氏の願いに応えて素直に応じた様ですが、同級生女子の恋愛事情との違いに違和感を感じた。
キスされる訳でも無いし、ペッティングはおろかSEXさえしない。他の子は次々と経験してその感想話をして行く中で、自分は彼氏に縄で縛られて、もがく姿を見られるのみ。
自身の身体に縄痕が付くわ、傷も出来るし制服や体操服も傷んでしまう。挙句の果てには自身の腕まで傷付けられて、部活動にドクターストップが掛けられた。
心配した親は「細腕に無理が祟った」と思った様だけど、実際には緊縛で傷付いた。入浴時に替えの石鹸を持って来た祖母に身体に残った縄痕を見つけられて発覚。
ニノミヤ家と彼氏の間で相当モメてしまった様で、当たり前にミコトちゃんと彼氏は引き離された。老舗和菓子屋の看板娘が変態行為をさせられたって事も大きかった様で。
ミコトちゃんは両親と祖父母の監督下にガッツリと置かれて残りの高校生活を過ごし、この春に大学生となって私と再会して今現在に至る訳で・・・。
ユウコ:「ほえぇぇぇぇ・・・。そんな事が有ったんだ・・・。大変だったね・・・。」
ミコト:「初めて付き合った彼氏だったし、付き合う上でそう言う事(緊縛)をするもんなんだな・・・って思ってたから・・・。」
私:「普通の彼氏だったら緊縛はしないわな・・・。ある程度の進展を経てだったら解る気もするけど・・・。」
ミコト:「仕方ないでしょ!本当に知らなかったんだから・・・。」
ユウコ:「私は縛られたりするのはイヤだ・・・。怖いもん・・・。視姦されるのもイヤ・・・。」←自身の体験を思い出してた。
ミコト:「私も怖かった・・・。なんでこんな事するの?って思ったけど、彼氏が持ってた本に出てる、縛られた女の人って綺麗に見えたんだよねぇ・・・。」
私&ユウコ:「うーん・・・。綺麗に見えるのかなぁ・・・。」
ミコト:「私もそういう風になってるのかな?そういう風に見られてるのかな?って思ったら、まぁ、いっか・・・なんて思う様になったりして・・・。」
ユウコ:「そうなんだぁ・・・。でも、大ケガとかしなくて良かったじゃない!それに、色んな学校の制服とか、ブルマを着られて良かったんじゃない?」
ミコト:「え・・・。全然良くないよ!制服はまだ良いけど、ブルマとかスク水は恥ずかしいだけだった・・・。オオカワさんはそう言うの好きなの??」
ユウコ:「ん?・・・うん。私、制服とかブルマって好きなの。コスプレってヤツなのかな?いつもと違う私になれるし、衣装としても可愛いから(笑)」
ミコト:「え・・・。制服とか体操服って、学校で毎日着てたでしょ?コスプレって言うより、当たり前のものじゃない・・・。」
ユウコ:「うん!そうだけど、他の学校の制服とかコスプレの衣装を着ると、当たり前じゃなくなるでしょ!違う私になれるんだもん!」
ミコト:「え・・・!ねぇ、珍苗字くんも認めてるの?コスプレ・・・。」
私:「え?認めてるも何も・・・。」
ユウコ:「Yも好きなんだよ!私のコスプレ。可愛いって言ってくれるし、喜んでくれると私も嬉しいし!」
ミコト:「え・・・(驚)」
私:「・・・なんだよ?(恥)」
ユウコ:「私とYは、そう言うコスプレが好きなカップルなの!」
ミコト:「はぁ・・・(冷汗)わたしには・・・解らない世界だ・・・。」
ユウコ:「ふふふっ!ミコトちゃんにもそう言う趣味を持つ恋人が出来たら解るんじゃない?」
ミコト:「うーん・・・。まさか珍苗字くんがそう言う趣味を持っているとは・・・。」
私:「なんだよ(恥)オレ自身、そう言う趣向を持ってるとは思わなかったんだぞ!ユウコと知り合ってからお互いに開花した感じだし・・・。」
ユウコ:「もし、ミコトちゃんがYと付き合うなら、コスプレに理解を示さないと付き合えないよ!」
ミコト:「・・・(悩)」
私:「いや、ユウコ?オレはミコトちゃんと付き合うつもりは無いし、そういう意味で連れて来たんじゃないからな!」
ユウコ:「うん(笑)解かってるけど、もし、そうなるんなら・・・って思っただけ!」
私:「ないない!それは無い!オレは昔、ミコトにフラれてるし!」
ミコト:「フラれてるって、小学生の時の話でしょ!私の方が・・・好きになったらどうするのよ・・・(恥)」
ユウコ:「ダーメ!(怒り顔)Yは私の大切な恋人です!・・・でも、Yとお友達になってくれるは許すけど(笑)」
ミコト:「お友達?」
ユウコ:「うん!恋愛感情を抜きにして、純粋なお友達として・・・ならね!(wink!)」
ミコト:「・・・(悩)」
・・・なんて話となって、この日はお開き。3人で中央駅まで歩いて行き、ミコトちゃんは買い物に、私とユウコはバスで帰路に付きました。
この日は我が家をスルーしてユウコの家に一直線。夕食をご馳走になり、ユウコ父に勧められてちょっとお酒を飲んじゃったりして・・・。
翌日もお互いに授業がある平日だったので、泊まるつもりは無かったけれど、お風呂を頂いちゃったりしてユウコ家に宿泊決定ですw
———–ユウコの部屋にて————
ユウコ:「ねぇ、Y?ミコトちゃんって悪い子ではなさそうだね。」
私:「そうか?幼馴染では有るけれど、正直余り知らない子でも有るんだよね。唯一の接点は幼少期と小5の時だけだから・・・。」
ユウコ:「そうなんだ・・・。あの子なら、私の代わりに大学でYの事を守ってくれそうな気がするけど・・・。」
私:「そうかぁ??逆じゃないのか?オレがミコトを守らなきゃ無い様な気がするよ・・・。」
ユウコ:「ふふっ!そうかもしれないね(笑)でも、Yが守ってあげると、ミコトちゃんも守り返してくれるよ!」
私:「持ちつ持たれつか?今日もひと悶着有ったからな・・・。」
ユウコ:「そうなんだ(笑)でも、あと、もう一人居る気がする。Yの事をしっかりと守ってくれそうな人が・・・。」
私:「ん?なんだ?意味深だな(笑)」
ユウコ:「うん・・・。なんとなーく、頭の中で見えるんだよね・・・。Yが、誰か二人に守られてる姿が・・・。」
私:「ん?アレか?千里眼・・・。ユウコの不気味な力(笑)」
ユウコ:「不気味って言わないでよ!仕方ないでしょ!Yの事だと見えちゃうんだもん・・・(苦笑)」
私はユウコにカナさんの事を話しました。SEX指導の事も含めて包み隠さず。ユウコは驚く所か、冷静に話を聞いてくれた。
今日の構内で起こった事、ミコトちゃんを助けた事、カナさんが庇って助けてくれた事。ユウコの思いが的中しちゃった訳で・・・。
「うーん・・・(-_-;)」と、思いつめたような、難しい顔をしたユウコがポツリと言葉を発した。
ユウコ:「Y?その二人の事を、好きになったりする?」
私:「え?それは無いよ!オレにはユウコが居る。カナさんはキヨちゃん並みの姉貴ポジションだし、ミコトを好きになる事は無いよ。」
ユウコ:「うん。それなら良いけど・・・。」
私:「なんだ?心配か?」
ユウコ:「・・・うん。ミコトちゃんと付き合ったら・・・。カオリさんとYは、この先再会出来なくなると思う。」
私:「え!?・・・それって・・・。オレとミコトちゃんの関係が続いていくって事か?」
ユウコ:「・・・うん。ミコトちゃんとYって何か似てる気がする。表面は反発し合ってるけど、芯で繋がってる気がする・・・。」
私:「それは無いだろ?でも、そっか・・・。余り深入りしない方が良いな・・・。表面的な友達で居た方が無難かもしれないな・・・。」
ユウコ:「・・・うん。でも、付かず離れず、側に居てあげて!ミコトちゃんの事を守ってあげて!Yにとって、決して悪い事じゃ無いから・・・。」
私:「・・・わかった。でも、付かず離れずって・・・。それに、守れって言われてもな・・・。」
ユウコ:「カズエを思い出して!私とYを繋ぎ止めててくれたでしょ?ミコトちゃんにとって、Yがカズエになる番だよ!」
私:「カズエちゃん??うーん・・・わかった(悩)カズエちゃんな・・・。」
・・・カズエちゃん。熱心な読者様ならお馴染みでしょう。ユウコの大親友であり、私とユウコの関係を常に繋ぎ止めてくれた恩人です。
いつも中立的な立場になってダメ出ししたり、突っ込んできたり。落ち込んだ時は励ましてくれて、ここぞという時はガッツをくれた。
本編では描きませんでしたけど、ユウコの事でクラスメイト男子とトラブりそうになった時に、カズエちゃんは間に入って守ってくれた。
逆も然りで、ユウコが私の事でクラスメイト女子や、横恋慕を企てる男子とトラブりそうになった時に、カズエちゃんはユウコを守ってくれてた。
ユウコが言った「カズエを思い出せ」と言うのは、そう言う事を言いたかったのでしょう。にっこりと笑ってコクンと頷いたユウコが頼もしく思えました。
ユウコ:「Y?Yには私が居るんだし、カオリさんも待ってるから・・・。ミコトちゃんと付き合ったりしちゃダメだよ!絶対に!」
私:「解ってるよ・・・。何度も言うけど、ミコトの事は好きにならないよ!小5の時に終わってるんだし!」
ユウコ:「本当?約束してよ!カズミの一件、私は忘れてないからね!(怒)」
私:「それは・・・(困)もう、許してください・・・(土下座)」
ユウコ:「ふふっ!もう!(笑)情けない事をしないでよ!」
私:「・・・はい。」
ユウコ:「Y?」
私:「・・・ん?」
ユウコ:「・・・大好きだよ!(満面の笑み)」
私:「オレも・・・大好きだよ!・・・ユウコ。」
ユウコ:「うふっ!・・・うん!・・・エッチ・・・しよっか・・・(恥)」
私:「良いのか?明日も早いんだろ?」
ユウコ:「・・・うん。・・・でも、して欲しい・・・。今・・・すっごくYに抱かれたい・・・(恥)」
お互いの大学、短大が始まって以来、初めてユウコを抱きました。考えれば高校の卒業式以来で久々だった。毎日、会ってたのにね。
————-翌朝—————-
ユウコの目覚まし時計の音でフッと目が覚める。時間差で鳴る様にして目覚まし時計を3つも使ってるユウコ。低血ゆえに朝は滅法弱い。
最後の一つを止めて、もぞもぞと動き出すユウコ。微睡の中にいる私にそっとキスをし、ベッドから出て下着を身に付けて着替えだした。
私はまた眠りに入ってしまった様で、顔中をベロベロと舐められる感触に気付いて目を覚ました。エロスウィッチが入ったユウコにされた事がある(笑)
私:「・・・ユウコ?朝から何だよ・・・。もう止めろよ・・・。」
誰か:「ワホッ!ベロベロベロベロ・・・。」
私:「ん??うわっ!ベル!お前なぁ・・・。涎でベタベタだぞ!うわ・・・獣くせぇ・・・(汗)」
ユウコ母:「おはよ(笑)」
私:「あ・・・お母さん・・・。おはようございます・・・。」
ユウコ母:「ユウコはもう行ったわよ!あなたも支度なさい!朝ごはん、食べてく?」
私:「(目覚まし時計を見て)・・・あ、いや、一旦ウチ戻って、着替えてから行きます。すいません(汗)」
ユウコ母:「なら、シャワー浴びて行きなさい!顔じゅう、ベルの涎塗れよ(笑)」
私:「ははは・・・。そうっスね(笑)」・・・と言って、真っ裸だったのを忘れてベッドから出てしまったw
ユウコ母:「・・・ちょっと!(驚)大事な所を隠しなさい!・・・もう!朝から・・・(恥)」
正確には義理の母では無いけれど、恋人の母親に愚息をお披露目してしまいました。
ベテラン女性では有るけれど、真っ赤な顔をして恥ずかしがるユウコ母がちょっと可愛らしかったです(笑)
ユウコ家にてシャワーを借りて浴び、いったん自宅に戻って服を着替えて大学へ。バス時刻が微妙だったので、愛車のスーパーカブにて登校です。
この日を境にして、私はカブ通学とバス通学を組み合わせる様になりました。ユウコと会える日はバス通学、会えない日はカブ通学みたいに。
—————大学構内にて—————-
ミコト:「あ!おはよ!昨日はありがとうね!」
私:「おはよ!結構遅くなっちゃったけど、買い物出来た?」
ミコト:「うん!間に合ったし、ドコモにも寄った(笑)」
私:「ドコモ??」
ミコト:「へへへっ!私もポケベル持った!コレ、私の番号!珍苗字くんのも教えて!」
私:「サンキュ・・・。でも、オレのはユウコ専用だから・・・。」
ミコト:「もう一個持ってるでしょ!友達用!ユウコさんから聞いたよ!」
私:「ユウコのヤツ・・・。」
ミコト:「彼女・・・ユウコさんって優しくて綺麗な人だね!わたし、ヤキモチしちゃった、ユウコさんの事。」
私:「ヤキモチ?ミコトがユウコにヤキモチ妬く事は無いだろ(笑)」
ミコト:「・・・うん。・・・でも、わたし・・・珍苗字くんの事が・・・す・・・」
私:「おっと!そこから先はダメ!」
ミコト:「え・・・(驚)」
私:「オレ、小5の時にミコトにフラれてるんだぞ(笑)気持ちは嬉しいけど、今更言われてもオレらは幼馴染でタダの友達!」
ミコト:「え・・・。気持ちを伝える前にフラれちゃった・・・。」
私:「フッてはいないよ!止めただけ!ミコトは今のオレにとって大事な友達。」
ミコト:「・・・なら!」
私:「ダーメ!オレにはユウコが居るから!ユウコは・・・何よりも大事な人!例え命に代えても守らなきゃならない人なんだ。」
ミコト:「はぁ・・・。珍苗字くんがトイレに立った時に、ユウコさんも同じ事を言ってたよ・・・。二人に私は敵わないよ・・・。」
私:「敵わない事は無いさ!ミコトもそう思える人に出会えば良い。オレとユウコの場合は、特殊な事情が有るからさ・・・。」
ミコト:「将来、珍苗字くんが許嫁と再会する為・・・でしょ?」
私:「ん?もしかして、ユウコから聞いたか?」
ミコト:「うん・・・。ユウコさんを門番役にして良い身分だね・・・。」
私:「ありがたく思ってるよ。その分、オレも門番役をしっかりと守ってやらなきゃならないし。命がけだよ(笑)」
ミコト:「はぁ・・・。珍苗字くんの門番役かぁ・・・。わたしも・・・しっかり守って貰えるのかしら?お殿様に・・・。」
私:「お殿様?・・・ん?門番役??まさか・・・ユウコに頼まれたか?」
ミコト:「・・・うん。大学に居る時に、珍苗字くんの事を守ってくれって。」
ミコト:「なにそれ?って思ったけど、珍苗字くんも私の事を守ってくれるって言うし、昨日の勧誘の件も有ってなんか・・・納得しちゃった・・・。」
私:「そっか・・・。驚いたろう・・・。でもミコト?門番役は別としても、友達としてオマエを守ってやるよ。」
ミコト:「別に守って貰わなくても良いよ!わたしは・・・弓の名手よ!肘さえ治れば、向かってくる敵を射止める事が出来るし!」
私:「ん?・・・そっか・・・。それは・・・心強いな・・・。」
ミコト:「はぁ・・・。よし!一晩悩んだけど、もう決めた!」
私:「・・・ん?何を??」
ミコト:「友達用のベル番教えて!」
私:「・・・なんでだよ?」
ミコト:「なんでって・・・。あ・・・あなたの門番役をやる為でしょ!ユウコさんからの頼みでもあるし!」
ミコト:「それに・・・わたし・・・。ユウコさんの事が好きだ・・・。わたしも・・・ユウコさんと似てるから・・・。」
私:「え!?ユウコに似てる??どこがだよ?」
くるりと振り向き、足を開いて仁王立ちをして、しかめっ面で私を睨んだミコトちゃん。両手でスカートの裾を掴んでバッと捲った。
私:「え!?おい!ミコト!!」
ミコト:「わたしもブルマとか、コスプレが好きなの!同じ様な人が居てくれて良かった!」
真っ赤な顔をしてカミングアウトしたミコトちゃん。白い太ももと、スカートの間で見えたのは、SK学院高校指定の校章入り黒ブルマだった。
まさかのカミングアウトに驚きはしたけれど、ユウコと同じくミコトちゃんはブルマが好きな女の子だった。可愛いし、穿いてると色々安心だからだそうだ。
緊縛好きのバカ彼氏に影響を受けた訳では無いけれど、他校の制服も好きだったし、ファミレスの衣装なんかにも憧れを抱いていたそうです。
弓道の衣装である羽織袴姿もお気に入りだった様で、ユウコが「違う自分になれる」と言った気持ちが痛い程に理解出来、同志を見つけた!って思ったそうです。
老舗和菓子屋の看板娘が「コスプレ好きの変態娘」と思われるのが嫌で、気持ちを抑えてひた隠しにして今まで過ごして来たんだそうですよ。
ミコト:「わたし、大好きなブルマを悪戯されたと思って凄く嫌だったの!でも、それが珍苗字くんだったなら許す!」
私:「だから、悪戯はしてないっての!好奇心で見はしたけど・・・。」←ゴメン、ウソですw
ミコト:「珍苗字くんのブルマ好きって、私のブルマが原点だったりして!」
私:「さぁな・・・。同じブルマでも、小学生のブルマなんかに萌えねぇよ!」
ミコト:「ふーんだ!せっかくわざと間違えたのに!」
私:「なにぃ??自分で仕掛けておいて、人の事を体操服泥棒呼ばわりしたのか??(怒)」
ミコト:「ふふふっ!そうよ!私の事を気にしてくれるんじゃないかと思って!」
私:「オマエなぁ!小5のピュアなハートを弄ぶなよ!」
ミコト:「良いじゃない!もう7年前の事よ!忘れて!(笑)」
私:「オマエ、ふざけろよ!小5時代のオレに土下座して謝れ!」
ミコト:「やーだよ!もし、あの時代に戻れるなら、謝るよりも珍苗字くんの告白を受け入れるわ!」
私:「なんだと??」
ミコト:「だって、あの時のわたし、本当は珍苗字くんの事が好きだったんだから!」
私:「・・・ったく!オマエには付いて行けねぇよ・・・。」
ミコト:「べー!(笑)別に付いてこなくて良いわよ!私が珍苗字くんの後を付いて行くから!」
私:「オレの後ろに居たら門番の意味は無さねぇだろが!」
ミコト:「わたしは射手よ!スナイパーだもん!決して後ろには立たないで!」
私:「デューク東郷(ゴルゴ13)かよ、オマエは・・・。」
ミコト:「でゅーくとうごうって誰??」
・・・ってな訳で、大学構内において、私の新たな門番役になってくれたニノミヤ・ミコト。サークルまで同じとなって4年間、共に過ごす事になります。
ミコトちゃんとはちょっとしたエロ事は有ったけど、残念ながらユウコの言い付け通りに恋人関係になる事は無く、程よい距離感と関係を保って行きます。
そんなミコトちゃんは、大学2年の時に同じサークルの先輩と付き合い始めて私の門番役を離脱。優しくて良い先輩だったけど自然消滅した様で・・・。
卒業後のミコトちゃんは某公立高校にて社会科の教師に。35歳の時にお見合いを経て結婚し、1女を授かって教師を続けながら幸せに暮らしています。
残念ながらエロ度が低い大学時代編。まあ前半戦はまだ大学生って物に慣れていなかったので、序章の様に思って楽しんで頂けると幸いです。
そんな次話は、またしてもエロ度が低いとは思いますが、私とユウコの愛車のお話です。ユウコのはっちゃけっぷりに萌えて頂ければと・・・w
物語の継続は、温かくも有難い、読者様より続編希望を頂いた際のまた次回と言う事で・・・。