だいぶ前の話になりますが、新入社員だった頃のことです。その年のこの会社の新入社員は私と聡子の二人だけでした。住まいは独身用の社宅で、同じ二階の隣同士となりました。年齢は私の方が一つ上。
初めて会った時の印象は、明るくて話しやすい女の子、といったところ。彼女は美人という感じでもなかったので、特別、異性という意識もなく、新入社員の研修に二人で何度も行く中で、同僚、同期、友達といった感覚で親しくなっていきました。自分は彼女なし、聡子は遠距離の彼がいるようでした。
入社二年目の秋頃、だんだんと聡子のことが気になり始め、気がつくと、いつも聡子のことを目で追っている自分がいました。出会った頃は何とも思っていなかったのに、今では明るさと笑顔にすっかり惚れてしまいました。
しかし、時期を同じくして、聡子の遠距離の彼が、聡子の部屋に、月に2回くらいの割合で泊まりに来るようになりました。当然年頃の恋人が泊まりに来るということは、そこでHをするだろうということは、容易に想像できます。
これが、ただの想像や妄想なら良いのですが、社宅のアパートの隣同士。しかも、部屋の構造的にも、押入れ側と押入れ側がくっついているのではなく、リビング側とリビング側がくっついていて、隣の部屋のくしゃみや足音はよく聞こえるし、壁に耳を当てれば電話の声も筒抜けでした。
そんな中、片想いの聡子の彼が聡子の部屋に泊まりに来たわけです。好きな女の子が誰かに抱かれている姿なんて想像するだけで切ないのに、悲しいかな男の性、大好きな聡子のHする気配や声、興味の方が圧倒的に勝りました。
夜も9時を過ぎた辺りからこちらは壁に耳を当ててスタンバイ。電気も消して聴力に全神経を集中させてその時を待ちました。
一緒なのかは不明だが浴室から出た音。押入れを開けて布団を敷く音。そしてついに電気を消すパチパチという音。私の心臓は高鳴り、彼と布団に入ったであろう聡子を想像しました。
しばらくすると、「チュッ、チュッ」という音。キスしているのか。そして聡子の大きくて深いため息のような声。普段の明るくて笑顔の可愛い聡子が、男に抱かれて吐息を漏らしていることを想像するだけで自分の下半身はカチカチです。
やがて吐息は、「アンッ」「アアッ」と喘ぎ声に。もうたまりません。この壁を隔てて2m、もしかしたら1mのところに、憧れの聡子が裸になって彼に愛撫されているわけです。
嫉妬心というより、もっと聞きたい、見てみたい、という思いだけでした。しかし、聡子と彼は、Hの最中はあまり会話がなく、ただ黙々と身体を重ねているようでした。
そして、ため息、吐息、喘ぎ声が一旦止み、「アッ、アッ、アッ」と声が一定のリズムになりました。間違いなく挿入してのピストン運動です。自分もパンツに手を入れ、自分のぺニスが聡子に挿入されていることを想像しながら、聡子の喘ぎ声に合わせてぺニスをしごきました。
ただ不思議なことに、聡子と彼は、フェラはなく、体位も正常だけのようでした。後に、聡子と浮気相手とのHの前の会話から、フェラには抵抗があってやらないことがわかりました。この話は機会があれば改めて。
ピストン運動と聡子の喘ぎ声のリンクするペースが速くなりフィニッシュ。同時にこちらも用意したティッシュの中に大量に放出しフィニッシュ。切なさと虚しさを感じながらも、大興奮の夜となりました。
翌日職場で聡子を会うと、Hの時の喘ぎ声を思い出し、新しい興奮を覚えるのでした。聡子は、そんないやらしいことを聞かれていたことには全く気がついていない様子で、いつもどおり、明るく笑顔で仕事をしていました。聡子と彼のHはほぼ毎回同じパターンで、月に2回くらい部屋を訪れていました。
聡子を好きな気持ち、好きな女の子が抱かれてしまう切ない気持ち、自分が聡子とHをしたい願い、いろんな気持ちが入り混じって日々を過ごしていました。
そんな中、お互い3年目の冬、春からの異動を控え、自分にワンチャンが訪れたのでした。