内科病棟のジュリエットその2 【ICU戦場のマリア】

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沙織「秋山先輩、キリキリ吐いてください!パパのひとみさん事件って何ですか!?」

外科病棟への入院の初日、三月(みつき、親友)は車を出して荷物ごと俺を送ってくれた。

早見(早見は旧姓、現、桂木沙織。昔の部下で三月の奥さん)は、独身の俺のためにわざわざ部屋にきて、長期入院のための準備までやってくれて。

初めての大手術、、正直、不安が顔に出ているだろう俺に気を使ってくれる二人には、感謝しか無い、、筈だったんだけど(汗)。

沙織「田仲と国見がゲロりました。名前を出しただけで、パパが情報隠蔽に狂走するという情報、、、おいしい、おいしすぎます!!」

三月「秋男、分かってるとは思うけど、お前があれ漏らしたら、俺は、高輪御殿山事件をカウンターするぞ。そしたら、、そしたら、お互い焼け野原で、、何も残らなくなるぞ!!」

沙織「何それ知らない!秋山先輩話してくれないなら、地味に強烈な、本社の受付南ちゃんのトンビに油揚げ事件をパパに」

三月「何それ知らない!面白そう!」

「だ~~~っ!!ふざけんなてめえら!人の病室で夫婦喧嘩やってんじゃねえ!帰れ!」

こ、こいつら、アラフォーのくせに、高校生みたいに。

三月・沙織「は~~~い」

スゴスゴと肩を落とすふりをしながら帰り支度を始める二人。本当にムカつくほど息ぴったりだな!

三月「あ!そうそう、この間一緒にツーリング行ったっていう白衣の天使様、今度紹介しろよな!じゃあな!」

沙織「お大事に~」

三月くん早見くん、さっきまでお互いを一撃で殺しそうな秘匿情報のチラ見せを目の前で展開しておいて、良くそんなこと頼めるな。

危なくて紹介なんか出来るかよ!

俺は改めて、律っちゃん(エッチな俺の白衣の天使)をこの二人には、出ッきる限り引き合わせないことを心に誓った。

【ツーリング後律子のマンション】

「そっか~外科病棟だもんな。夜は会えないか~」

律子「う、う(汗)、ごめん」

「奴隷さん~、お仕置きだな」

律子「え、、あ、、ああっ!ま、、待って、あたしたちもうシャワー、、あ、、あ!」

「嫌?こんなに濡れて」

律子「あ!、、あ!、、や!、、あっあん!」

「いくよ」

濡れきった彼女の蜜壺はあっさりと俺を受け入れて

律子「あ、、、あ、、、だめ、、、すごい、、、ああああ!」

がっしりと腰をロックした正常位。俺は腰の速度を上げて

律子「、、、あっあっあっあ、、、あああああっ!!!、、ああああああっ!!!」

「いっちゃおうか」

律子「あ!あ!秋山、、さん、、ううぅ、、、イクっ」

ズンズンズンズン

律子「イクッイクッイクッイク!、、、ックゥ~~!!!」

俺の下で恐らくは頭の中を真っ白にして、痙攣を繰り返す彼女。俺は押さえていた腰を離し掛けていた体重を外す。

本能的に彼女は快感から逃れようと身体を離して横を向く。

その瞬間、俺は寝バックを仕掛けた。

律子「、、え、、や、、うしろ、、、あ、あ、、ああああ!、ああああああっ!!!」

律子「あ!か、はっ、はっ、ガ、、あ、あ、あ、あ!!あ!!あ!!あ!!!ああ!!!ああっ!!あああっ!ああ!ああああ!!いやあ!いやーああああっ!!」

まるでエロ漫画の様な声を上げながら全身ガクガクと痙攣する律っちゃん。

俺は寝バックで、ずっと律っちゃんの最奥をゴリゴリと擦り止めない。

清楚で明るい白衣の天使の律っちゃんはもうそこにはいない。ただ全身が紅潮し痙攣するメスに。

そのままゴリンゴリンと律っちゃんの子宮口をイジメ倒すと律っちゃんはとうとう「ごめんなさい!」と言いはじめ、「助けて!」と懇願しだす、、、俺には、「もっと!」としか聞こえない。

俺がよりいっそう激しい子宮口苛めを続けると律っちゃんは布団に顔を押し付けて絶叫。

律子「あっ!あっ!!あっあっ壊れちゃうよ!ダメだよ!止まらないよ!壊れちゃうよ!ダメっ!ダメっ!ダメっ!ダメっ!いっくうぅぅっ!!!!」

律っちゃんの全身はビクンッッッッ!ビクンッッッッ!ビクビクッッッ!ビクンッッッッ!と大きく痙攣する。

そんな律っちゃんの蜜壺の求愛を受けて、俺も大量の愛情を律っちゃんの子宮の最奥に流しこむ。

律っちゃんがもう決して俺を忘れれないように、俺を彼女に刻み込むために。

【病室手術まであと数日】

な~んてあの夜頑張ったんだけど、律っちゃんはもう俺の病室には来てくれなかった。

本当にもう。

今となってはあの夜は夢だったのかと。

嘘です。夢じゃない証がひっきりなしに来ます。この時代、ガラケーは既に普及済み。

ラインこそ未だだけど、律っちゃんからはさんざんのメールが本当にひっきりなし(汗)。

「会いたい!」

「会えない~(涙)」

とか

「外科病棟行けるよう何とか先生を通して工作!」

「阻止された(涙)悔しい~」

とか

挙げ句は

「身体がうずく!」

「秋山さん私に何したの!」

「夜、毎日、さわっちゃう」

「責任取ってよ~」

とか。

だんだんメールが切羽詰まってきて、ちょっと不味いのでは、、と心配になっていた。

そのとき、

(ガラッ!)

「秋山さん、、、」

そこにはバイク用のレザー上下に身を包んだ彼女が、やっとの思いで手に入れた非番を利用して。

待ち人が来た!!

正直、驚いた!

彼女は白衣の天使。清潔なショートボブ。いたずらっぽい瞳。整った顔立ちはまさに清楚美人なんだけどその笑顔は庶民的。

院内には彼女のファンが多いって話したと思うけど、それは小さな子供からご老人まで幅広くてね。

本当に彼女の柔らかい笑顔は、みんなを優しく安心させてくれるんだ。

それが、、、。

彼女のレザーファッションだって、見るの初めてじゃない、、、のに、、、何でこんなにフェロモンただ漏れでセクシーなんだ!?

彼女は典型的な「脱いだら凄いんです」系なんだけど、白衣の清楚さにギリギリ隠れていた筈。それがもう茶系のレザーと相まって。

「なあ律っちゃん、、この頃、結構、ナンパされてない?」

律子「正直、仕事に支障をきたしてますよ。秋山さん、本当、私に何したんですか!?」

「納得だよなあ、、ち、ちょっと!あんまり動かないでよ、、あっさりと出ちゃうよ」

律子「だって、、、」

彼女は着いて早々、俺の上に股がってきた。

いや、服はそのままだよ。レザーパンツに隠されたあそこを彼女はぐいぐいと俺のパジャマ越しのペニスに押し付けて来てるんだ。

律子「本当はね、あなたの不安が少しでも解消出来るように色々仕入れて来たんだ。手術のこと。ICUのこと。その後のリハビリ。人工肛門のことも再建術のことも、あなたの質問に何でも答えられるように。でも、でもさ!」

彼女は、いつもならくるくると表情を変える筈の可愛いつぶらな瞳に涙を浮かべていて。

律子「慰めてよ!」

「、、、、、、」

律子「お願い、、あなたの顔を見たら、もう待てない、、」

「わかったよ」

俺は彼女を抱き寄せ、つんとした優しいキスを。

つん、、ずる、、ずるるる。

優しいフレンチはあっという間に終わり。

律子「ん!、、、、ん!」

俺たちは互いの唇を貪るように、、、。

(ガラッ!!)

「秋山さ~ん、検温で~す」

漫画かよ!!

看護師「秋山さ~ん、検温で~す」

「、、、、」

律子「、、、、」

看護師「秋山さ~ん、検温で~す」

律子「、、、、」

「あの、、、、」

看護師「秋山さん、検温と申しました!」

「はい、、、、」

「ごめんなさい、、」律っちゃんは顔を真っ赤にして出て行った。一週間ぶりなのに~(涙)

看護師「はい、検温終了です。なにか変わったことは?」

「なあ、、あんなのさあ、若めの男女の個室入院患者だったら結構あるだろ!」

看護師「そうですね、比較的」

「ちょっと、見て見ぬふりをしてくれれば」

看護師「出来ませんよ、あいてが職員じゃ」

「いや、、非番なら」

看護師「非番でもです!話がそれだけなら私はこれで」

「はい、、」

律っちゃんとの対比で悪いが、年頃はほぼ律っちゃんと同じ。美人さんなんだけど、やや冷たい雰囲気の彼女が離れていく。

看護師「(ぼそっ)直人さんのことはどうするつもりなの?律子さん、、、」

(ガラッ、、、バタン!)

最後に特大の爆弾を落としていった彼女の名前は「斉藤彩」、、、と名札が教えてくれていた。

「直人さんか、、、」

一見、亡くなった彼女の旦那さんだと思うだろ?でも、旦那さんは「やすひろ」さんな筈なんだ。

だって、この間の逢瀬で、感極まった彼女が「やすひろさん、ごめんなさい、、ごめんなさい」って何度も。

頭に来たから言うたんびに脳みそが溶けるくらいまで逝かせまくってやったんだけど。

彼女のもう一人の恋人?それとも「直人さん」というのが旦那さんの名前で「やすひろ」という別の男がいる?

わからない、俺は彼女を知らなすぎる。

普段なら、三月か達也に電話すれば少なくとも旦那さんの名前くらいは一発で調べて貰えそうなんだけどちょっと頼み難いし、何より俺の手術は明後日。

「さっきはごめんなさ~い」と入ってきた律っちゃんのメールにも俺は返信を返せずにいた。

それから手術まではバタバタと。

「術後、ICUにはお見舞いに行けそうです」というのが、彼女との最後のやり取りとなった。

【手術後ICU(集中治療室)】

痛い、、、こんなに痛いんだ。

朦朧とした意識でずっと考えている。

術後見回りに来た医者や看護師に何度も伝えている。だけど改善しなくて。

律子「秋山さん!お加減、、、は!?」

「律っちゃん、、、痛いよ、、、」

律子「そんな、、、」

能面のような表情になった彼女が、計器をみていたかと思うと

律子「秋山さん、痛いのはどこ!?」

「背中」

律子「、、、どんな痛み?ず~ん?ズキンズキン?」

「何か鼓動みたいにズキンズキン、、、」

律子「佐々木さん!彩さんを至急呼んできて!」

決然と彼女が叫ぶ。

看護師「な、、何であなたの命令で」

律子「エマージェンシー、モード尋木先生よ!大至急!!」

看護師「たず、、イエス・マム!!」

バタバタと飛び出す彼女を尻目に律っちゃんは院内電話に取りつく。

律子「もしもし?斉藤先生?、、久しぶりじゃないわよ!至急ICU!エマージェンシー尋木先生よ!」

あっという間に彩さんといういつもの看護師さんと背の高い細身の医者がやって来た。

律子「あんたバカなの!?このレベルのオペをひよっこの石井に!」

医師「私が指導医についた。誰だって最初はひよっこだった。私も君も。」

律子「、、時間がないわ!これ血圧データ、それと痛みかた、顔色、ドレーン血色!!」

医師「し、しかしこの色、静脈血色では?」

律子「それで痛い目にあったでしょ?昔、あたしもあんたも!この術式でこのドレーン位置、血の色は体液で薄まる。あんた最後は指導から離れたわね!」

医師「、、、、」

律子「動脈出血だったら、命にかかわる!」

医師「患者さん家族への説明は?」

律子「いらない!私が責任持つ!」

「律子さん、、、」

律子「直人さん、お願いよ、、この人は私の、、、」

医師「わかった!彩くん、緊急手術用意、場所は第三手術室、執刀は俺、助手は石井を引っ張ってこい。あと麻酔医も頼む!」

「はい!」

医師「律子くん、機械出し頼む!」

律子「現役じゃない私が?揉めるわよ?」

医師「頼む、君の力を貸してくれ」

律子「わかったわ、直人さん」

「ううっ、、ああああ!」

律子「秋山さん!しっかり!しっかりして!」

まあ、手術なんて始まってしまえば、麻酔でなんにもわからない。

終わって気がついたら、自分のベニスに尿導管がまた刺さっていて、ああまたかと(笑)

後日、俺は、本当に危機一髪で、文字通り、命を救い上げられたことを、他ならぬ「直人さん」から、教えられることになった。

【病院の外、人気の無い中庭の奥】

「まじですか、、斉藤先生、、」

斉藤「はい、まさしくあなたは、律子く、、頑張看護師に命を救われたのですよ」

俺は、話があるという斉藤先生に連れ出されて、散歩がてら中庭に。しかし、お医者様に車椅子を押されているのって、、、なんか、シュール。

「そんなにやばかったの?」

斉藤「やばかったです。タッチの差レベル。まさにエマージェンシー尋木先生レベルでした」

「あの、、部外者なんで良くわからないのですが、エマージェンシー尋木先生ってなんですか?」

斉藤「ああ!これはうちの院内放送用のスタットコールです。状況で救急とかに人を集めるのに使うんですがね」

「尋木先生って?」

斉藤「尋木先生は既に引退されたうちの伝説の外科医なんですが、何せ百歳近いんですよ。つまり、後が無い!、、と(笑)」

「はは、、、笑えね~よ!」

斉藤「すみません」

「ど~してくれるんですか!これじゃ一生、律っちゃんに頭があがりません!」

斉藤「謹んで崇め奉るレベルです。足を向けて寝たら閻魔様にぶっ殺されるでしょうね」

「尻に敷かれるレベルじゃないですね」

斉藤「ええ!あなたは、草履です。彼女の草履として一生を全うしてください」

「他人事ですね」

斉藤「はは、そうでもないのですが」

「そうか、、、斉藤、、直人先生、、そうなのですね」

斉藤「聞こえていましたか、、、」

斉藤「秋山さん」

「はい」

斉藤「私は律子くんが好きです」

「、、、、」

斉藤「申し訳ないが、彼女とは肉体関係もあります」

「、、、、」

斉藤「聞きたいですか?」

あのですね、、、好んで聞きたくなんかないけど、聞かない訳にいかないでしょ!?

直人さんとの直接対決がはじまる。

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