Aとここでは書いているが、普段は「Aさん」であって、もしも呼び捨てにしようものなら何されるかわからない。
Aに告白したのは中3の時で、Aは高校3年生、受験を控えていた。
「そんなに好きなんだぁ。へぇぇ」
Aは机の上に座って、椅子に座っている俺の頭に踵を乗せていた。Aは俺の股間を指さした。
「まぁ、あんだけ私にチンコ見られて、タマキンボコボコにされてるんだから、他の女の子になんていけないよねぇ。怖いでしょお?」
「…いや、あの」
「それにぃ、あんな小っさくて細くて皮被ったままのチンコじゃすぐ振られるよねぇ。どんなに優しいこでも、ドン引きだよねぇ」
Aはそう言うと、俺の顔を靴裏で押してきた。椅子に座ったまま仰向けに倒れる俺。
「えい」
Aは何の容赦もなく俺の金玉を踏みつけてきた。あの日以来幾度となく蹴られたり殴られたりしてきているが、この痛みには慣れない。Aは金玉をぐりぐり踏みにじる。
「私と付き合いたいってことはぁ、一生浮気なんかできないようにしないとねぇ」
Aがそう言って俺の両脚を持ち上げて股間に足を押し当てる。言わずとわかる。電気アンマの姿勢だ。Aは何の合図もなく踏みにじり始めた。
「ほら、どうしたぁ?」
俺が呻くのを楽しんでいる。俺は電気アンマを10分以上かけられていた。
「よしよし」
Aは脚を降ろすと。俺の金玉の上に足を置いて、思い切り体重をかけてきた。
「潰れたかなぁ?」
幸い潰れずに済んだ。いや、Aのことだから潰さないような体重のかけ方をしてきたに違いない。涙、鼻水、涎、吐瀉物を流しながらもんどりうつ俺を見て、Aは今までにないくらい爆笑していた。
結局、この日以降、多少Aは優しくなった(元々は割と優しい人間)が、金玉への暴行や、暴言は変わらなかった。
「弱っちいんだからぁ、口答えしないでほしぃなぁ」
「チンコ小っちゃいねぇ…ほら、見てあげるからぁ、オナニーしなよぉ」
「タマキンが上がった?飛んでれば戻るでしょ?ほら、遅れるからジャンプしながらついてきて」
など、俺の人格ほぼ全否定みたいなもんだ。挙句の果てに
「君は弱くてチンコも小さいからぁ、毛なんていらないよねぇ。皮被ってるしぃ」
という謎の理屈でチン毛を全部剃られて、写真まで撮られて、その状態でオナニーしてる姿を絵に描かれた。
一番しんどかったのは、Aが美大に進んだ後、その友達にも遊ばれたこと。Aが面白がって、俺を全裸に覆面で、家に遊びに来た友達の前に連れていくから、恥ずかしい。ただ、Aの友達というだけあって、異常者ぞろいで、躊躇なくチンコを触って勃起させたり、金玉をボクサーのトレーニングみたいに殴ってみたり、じゃんけんで負けた人が皮の先端を噛んで引っ張るとか、いろんなことをされた。Aはその間ずっとニコニコしながらそれを見てるんだけど、そういう日に限って、友達が帰った後に
「おーおー、痛かったねぇ?怖かったねぇ?」
って言いながら抱いて頭を撫でてくれる。俺よりも身長が高いAにそうされるだけで、何故か全てチャラになっていた。
Aと初めてセックスしたのは高2の時だった。実はAの裸を見たことは一度もない。ずっと、見られてばかり。
「じっと見ないでよぉ、童貞だなぁ」
Aは全裸で大股を開いて俺の前に座っている。
Aはとにかく毛がすごい。前の毛から蟻の戸渡りを取って尻の割れ目に至るまでとにかく毛が濃い。それに、腋も伸ばしっぱなし。俺が聞いてみると
「脚とか腕とかは人に見えるけどぉ、見えないところは剃りたくなぁいの。また生えるし」
とのこと。それは結婚した今でも変わっていない。
剛毛の奥に広がる内臓みたいなアレを見て、俺はもう射精寸前になっていた。事実、ゴムを付けるためにAが触れた瞬間に1回目の射精をしている。
「早いなぁ」
回復するまで、Aは俺の金玉を弄んでいたが、俺はAの胸を揉んでいた。Aの胸は人並みくらいだか、色が焦げ茶色で、なんかアジア人って感じ。乳輪も大きい。
俺の童貞喪失は突然だった。勃起したのを確認したAは、さっさとゴムを着けて、俺の腰の上で仁王立ち。
「じゃあ入れるけどぉ、私が出し入れしてる間は、私のことは「Aさん」じゃなくて、お姉ちゃんとか、姉さんとか、「姉」に関連した言葉で呼んでねぇ」
それだけ言うと、いきなり俺のチンコが飲み込まれた。最初はもう何が何だかわからなくて、とりあえず「お姉ちゃん」って叫んでいた気がする。だって、すぐに射精しちゃったから。Aは珍しく微笑みながら、俺の首の上に跨ってきた。
「筆おろしおめでとぉ。早すぎるけど、まぁ、仕方ないよぉ。君のチンコに期待なんてしてないからぁ。だって、小さい包茎だもん」
Aはそれだけ言うと、俺の顔に小便をかけてきた。
これが俺の童貞喪失経験だった。
この日以降も、Aは変わらず優しいときは優しく、異常なときは異常なまま。当時は大学生と高◯生で財力に差があった(今もAの方が上)から、これ見よがしに奢ってくるし、高3の時は女性下着専門店に連れていかれ、店の真ん中でいきなり股間を膝蹴りされてしばらく動けなかった挙句、一部始終を見ていた店の人が可哀想と思って介抱される羽目になったりしたが、結局はAと結婚して現在に至る。
実は、Aがセックスでイッているのを見たことはない。俺のじゃイケないから。だから、いまだに「お姉ちゃん」と呼ばれながら、俺と射精×4くらいしたあとに
「君の4回じゃ物足りないんだよねぇ。でも、頑張ってるのは偉いよぉ」
とか言いつつ、道具でオナニーしているのをよく見る。
男としてのプライドはなくなりつつあるけど、こんな風に見下されつつ愛されつつって生活は結構楽しいし幸せだ。