AVの影響を受けた俺が生保レディに要求した話

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(生命保険ねぇ……)

俺の会社には定期的に生保レディ二人組が挨拶?というか、勧誘にやってくる。それも毎回就労終わりの時間を狙って。

容姿は40代ぐらいの小太りのおばさんと、もう一人は25前後の俺より年下であろう若い女性だった。おばさんは結構派手目な感じで、漫才師のやす◯もの姉に似ていた。

若い方は歳相応のフレッシュさはなく、少しクールな感じで、女子アナの高◯彩に似ていると思った。

たまにどっちかが欠けている日があったけど、基本的にはその二人がツーマンでいた。

従業員にパンフレットを渡して熱心に営業している日もあれば、簡単はお菓子を配っているだけの日もあった。

会社から出て帰るにはその二人の前を絶対に通らなければならない。俺は保険の類いに入っていないから勧誘されるのが嫌…というか面倒だった。

だからいつも二人が他の従業員と話している隙に逃げる様に通り過ぎるか、急いでますよ感を出して小走りで「お疲れ様です」とだけ言い、素通りしていた。(ちゃっかりお菓子はもらってたけど…)

そしてとある日ついに俺は彼女達に捕まった。

(うわ、また来てんじゃん)

俺はいつも通り誰か他の従業員と彼女達が話している隙に前を通り抜けようとタイミングを見計らっていた。すると後ろから「おう、望月。おつかれ」と先輩が声を掛けて俺を追い抜いて行った。

(よっしゃあ…ナイスタイミングだ。この隙に)

俺は通り過ぎた先輩が彼女達の前を通り過ぎるのを見守った。そしたら案の定先輩は彼女達に捕まった。見た感じ、ただの世間話の様だったが俺は構わず先輩の横をささっと通り過ぎようとした。だが今日は初めて失敗した。

俺も悪いのだけど、通り過ぎようとした時一瞬だけ彼女達の方を見てしまったのだ。するとおばさんの方と目が合ってしまった。急いで知らん顔したが時すでに遅し。

「お疲れ様です。望月様ですよね?少しだけお時間宜しいですかぁ?」

「えっ?あ、いや。今日はちょっと…」

俺は焦ってしまってすぐに断る事が出来なかった。そしたら世間話してた先輩もこっちを振り向いて余計な事を言いやがった。

「あ!丁度良い、こいつ新婚なんですよ。だから色々相談乗ってやって下さい」

先輩はそう言い残すと続きを俺にバトンタッチし、そそくさとその場を離れていった。

(最悪だ…やられた)

俺は普段からビラやティッシュ配りを申し訳なくて拒否できない人間だ。だから今回も彼女達の勧誘を邪険に出来なかった。

俺が固まっているとおばさんが自己紹介し、名刺を差し出した。

「◯◯生命の吉川です」

俺は名刺を受け取り会釈した。そしたら隣の若い女性も「同じく◯◯生命の倉持と申します」と挨拶をした。俺はおばさんと同じく会釈をし、名刺を受け取った。日頃の癖でこちらも名刺を差し出そうと上着の内ポケットに手を差し出したがやめた。

(別にこっちは客だし渡さなくていいか…)

「ささ、こちらへどうぞ」

「ああ、はい」

俺は彼女達に空いている会議室へと案内された。

(おいおい…こいつらちゃんとここの許可取って借りてんだろうな?もし空いているからって無断で使ってんのバレてみろ、俺までとばっちりを受けかねないぞ)

「あのー…話聞くのはいいんですけど、ここって使用許可取ってます?ほら、ウチの会社◯◯物流さんと同じ建物でしょ?しかもウチの会社が賃借りしてる方立場なんで。もし無断だと色々と面倒な事になるかなーって…」

俺が不安がって聞いたら吉川が答えた。

「それなら大丈夫です!さっき◯◯物流の所長さんに直接ご挨拶して許可はもらってますから。ご親切にありがとうございますぅ」

おお、まじか!と思った。でもまぁそりゃそーだわな。普段から勧誘に来てるし保険の契約も立ち話で済むような内容じゃない。

彼女達はいつもニコニコしてお菓子配ってるけど立派な営業職なんだ。

「望月さんは新婚なんですよね?ご結婚おめでとうございますぅ!それでー…保険とかってどうされてますか?」

(望月様から望月さんに呼び方が変わった。嫌だな、このおばさんこういうタイプか。ずいぶん馴れ馴れしいし)

「いやまだ何も…」

俺が答えると吉川の目の色が変わった。それに倉持は黙って鞄からパンフレットを取り出す。

「え!?まだ何も入っていらっしゃらないの!?まだお若いから気にされていないでしょうけどこれからどんどん病気のリスクが上がりますよ!?それにご家族が増えた事ですし。万が一の時に備えないとっ!」

(きたー。うさんくさー。だるー)

「簡単にですが試算しますとこれが今の望月様に合っているプランです」

俺が愕然としていると、隣から倉持がパンフレットを差し出した。そこには三大疾病やら死亡保険金やらが色々と書かれていた。

俺は手渡されたパンフレットに目を通すと言ってやった。

「保険に入っていれば安心ってのは分かるんですけど…正直言うと今そんなに余裕無いんですよね。家賃や車のローンが結構痛いし。子供もまだいないし今はちょっと…」

俺は遠回しに断りを入れたが、吉川はグイグイ来た。

「そりゃまだお若いから収入も低いのは当たり前ですよ!でも今仰った様に余裕が無いんですよね?そこでもし望月さんがご病気になって働けなくなったら生活はどうなります?奥さんは?」

(もういいって…この人俺が嫌がってんの分からねーのか?そんなだから保険屋は煙たがられるんだよ。仮にもし働けなくなった時は親にでも金借りるよ!)

「いや、だから今はちょっと…」

「このプランなら入院費や治療費の他に就労が不能になった場合の所得補償も付いてます。掛け捨てにはなりますが、補償に対して保険料はそんなに高くないと思いますけどぉ?」

(吉川だっけ?このおばさん本当に押してくるなぁ…めんどくさ)

「じゃあ月々いくらなんです?」

「一万円ちょっとです」と横から倉持が答えた。

「一万円ちょっとって、そんなアバウトな金額じゃなくて正確な金額は分からないんですか?」

「一般契約者ならすぐ出ますけど望月様はお勤め先からですので団体割引が可能です。それに当社はが健康診断の結果に応じてさらに保険料が割引されますので。健康診断の結果の用紙が今あればすぐに計算はできますが…」

「なるほど、そういう事ですね。じゃまた今度健康診断の結果を持ってきますよ。結果の用紙は家にあるはずだし」

彼女達にはこう言ったが、もちろん俺は用紙を探す気はなかったし、もし催促されれば無くしたと適当に言っておこうと思っていた。

(それにしてもこの若い方…倉持さん。近くで見るとかなり美人だ。口調は結構クールで冷たく感じるけど俺は嫌いじゃないな。彼氏とかいるんかな…)

俺がパンフレットを仕舞おうとする倉持を見ていたら吉川がしゃしゃり出て来た。

「じゃあ今度は私達がこちらに伺う時、事前に連絡しますので連絡先教えてもらえますか?その時に結果の用紙を持って来てもらえたらいいので」

「連絡先ですか…まぁいいですけど」

俺が断れないでしぶしぶ了承すると、吉川ではなく倉持の方がスマホを取り出し番号をメモした。吉川は横でそのやり取りをただ見ているだけだった。

「あれ?教えるのお二人にじゃなくてよろしいんですか?」

「ああ、いつも二人で来てますけどここの担当は私じゃなくて倉持なんです。私は明日行く違う営業所の方を担当してるんですよ」

(そうなの?その割には倉持さんよりグイグイ来てたなぁ)

「へぇ、そうなんですが?じゃあ変な話ここでの売上は吉川さんが契約取ったとしても全部倉持さんに付くんですか?」

「まあそういう事になりますね(笑)」

「へぇー…吉川さんて優しいんですね。これウチの会社だったら絶対全部先輩に持っていかれますよ」

「あははは!けど確かにそれしんどいですよねぇ。その辺私達は担当場所で分けてるからいいけど。逆に明日行く方は私の担当なんで倉持が契約取っても私に付くようになってますけどね。少し変わった方法だけど私達はそういうやり方にしてます」

「なるほど、考えましたね。それだと偏らないですもんね」

「そういう事ですね」と倉持も言った。続けて倉持が「来月また来ますけど、もし望月様が良ければご都合に合わせてお伺いしますよ?いつ何が起こるか分からないのでなるべく加入するなら早めの加入が良いと思います。待機期間もありますし」

(え、これってもしかして加入する前提じゃね?俺はただ見積りだけのつもりだったんだけど)

「うーん、そうですねぇ。まあ正直なところ金額によるって感じです。家計が圧迫されてしまうとあれなんで…それに妻にも相談しないと。だから今日は一旦持ち帰らせてもらいます」

「分かりました。じゃあまたどうなったらご連絡下さい、お待ちしております。あ、後これどーぞっ」

倉持はニコッと笑い、紙袋からお菓子を差し出した。しっかりとした笑顔は初めて見たが、無茶苦茶可愛いと思った。アニメでもツンデレキャラが好きな俺はクールで美人な倉持に少し好感を持った。

「ありがとうございます。それじゃ、また。お疲れ様です」

そして俺は彼女達に頭を下げ会社を後にした。

(はぁー…まぁいるいらないは別にして保険は入ってた方が安心だもんなぁ。損得勘定なしで安心を買うっていう意味で加入するか…?)

家に帰り、夕食を食べている時に今日の出来事を妻に話した。

「なぁ、考えてみたら俺達って車の保険と火災保険ぐらいしか加入してないだろ?それで今日会社に生保の営業が来てさ―」

俺が保険の話をしたら妻が言った。

「保険ねぇ…私は入ってた方が良いと思うわ。もちろん保険貧乏にならない程度によ?保険料が一万円切るのならベーシックなものに一つぐらい加入してもいいんじゃない?」

「そうか。じゃあまた会った時に加入の方向で話してみるよ」

妻があっさり了承した事に驚きはしたが、しかたない。保険も家賃や生活費と同じく必要経費と割り切ろう。そして俺は保険に加入する事に決めた。

数日が経過し保険の事が頭から離れた頃、俺のスマホに知らない番号から着信が入った。宅配業者からだと思って電話に出ると相手は倉持と名乗った。一瞬だけ誰?ってなったけれど話し方ですぐに思い出した。

「お世話になります。今お時間宜しいですか?」

「大丈夫ですよ。どうしました?」

俺はデスクワーク中で特に何もなかったので正直に答えた。

「先日のお話の続きなのですが、奥様とのお話し合いの結果どうでしたか?」

(吉川のおばさんに比べたら控え目だけど彼女もなかなかグイグイ来るな…(笑))

「えーっと…まあ妻は加入する事に前向きでしたね。まぁ後は保険料次第って事で」

「そうですか、ありがとうございます。もし宜しければ本日個人的にお伺いしても宜しいですか?すぐにお見積もり出しますので」

「まぁ別に良いですけど…会社にですか?」

「別にどちらでもかまいません。望月様が都合の良い場所にお伺いします」

「そうですねー…けど見積り渡すだけですよね?それだけなら会社の前とかで簡単にで良いですよ。そちらもスケジュールがあるだろうし。今日は18時頃上がる予定なんで前で待っていてもらえれば受け取ります」

「承知いたしました。では18時頃にそちらにお伺いします」

彼女はそう言うと電話を切った。倉持は吉川のおばさんに比べると淡々としているけど可愛いから逆にそこが萌えるなと俺は変な想像をした。

18時5分頃、会社を出ると前に見慣れない軽自動車が停まっており、助手席から吉川が現れた。

「こんばんわ、お疲れ様でぇす。これ、お見積もりです。保険料はここでー」

俺は吉川から簡単に見積書の内訳の説明を聞いた。運転席に目をやると倉持と目が合い、彼女は会釈をして微笑んだ。おしとやかに会釈をした彼女は美しかった。

(このおばさんが運転席にいれば良かったのに)

「じゃあまた何かあれば倉持にご連絡下さいね!」

「あぁ、はい」

そう言うと吉川は頭を下げ軽自動車に戻って行った。心なしか彼女が助手席に乗ると軽自動車が少し沈んだ様にも見えた。吉川に手渡された見積書の保険料は八千円台だった。

(何か押し売りされた気分で腑に落ちないけど。まぁこれぐらいならいいか)

そして俺は帰路についた。妻に見積書を見せると「まぁこれぐらいなら良いんじゃない?◯◯生命って大手で信用できるし」と言った。

「大手で信用できるって…生保なんてどこも大手じゃね?」俺は答えたが妻は「とにかくー」と早目の加入を勧めた。

何だかトントン拍子に話が進む事に違和感を持った俺は、空いた時間を使って動画サイトで保険の話の動画をいくつか見た。そこでは自称金融のプロや資産家などが保険は必要ないと口を揃えて言っていた。日本の社会保障は素晴らしいから保険なんて入らなくても大丈夫だと。

保険屋は消費者の不安を煽って加入を勧めるのが手口だとも言っていた。それに元生保の営業マンは保険屋は簡単に契約が取れないから激務だと告白していた。

(この人らの言う通りなら俺はまんまとやられてるな)

俺は何だかすごく損をしている気分になって加入するのが嫌になってきた。けど妻も加入しろって言うし俺も性格上無保険なのは不安だしな…色々と考えていたらふと頭をよぎった。

(保険屋の枕営業って本当にあるのかな?)

これは男ならではの好奇心だった。AVを筆頭に保険屋が題材のエロい話って結構ある。気になった俺はネットで調べる事にした。するとそういった内容のスレッドがいくつか目についた。

(どれどれ…)

結論から言うとネットで検索しても俺が納得する答えは出なかった。確かに枕営業の話はあるのだがどうも信憑性に欠ける。俺にはどこぞのエロ親父が自身の内側に秘めた妄想を書き綴っているようにしか思えなかったのだ。こいつ実際に保険屋に会った事あるのか?という内容のものもあった。

3日ほど経ってから倉持から着信が入った。もう番号を登録していたので電話に出た。

倉持は前回と同じくかしこまった挨拶を済ますと本題に入った。要するにそれはいつ契約するのか?という催促だった。彼女が言うには次回自分達が会社に営業しに行く時ではなく、個人的に会い一日でも早く加入すべきだとの事。

「直近でお時間頂けそうなのはいつになります?」

初めは控え目だった事もあって日に日に押しが強くなる倉持に少し嫌気が差していたが正直に答えた。

「土曜日ですかね。一応休みなんで…けど土日だと保険屋さんもお休みですもんね」

俺は彼女が諦めて、じゃあ次また御社ににお伺いした時で…と言うと期待した。だが甘かった、生保レディの執念をなめていた。

「土曜日ですね?かしこまりました。何時頃お伺いしましょう?場所はご自宅で宜しいですか?」

(!?!?ちょっと待って!来るの?休みじゃねーの!?)

「あっ、いや、あのー…土日はお休みじゃないんですか?」

「お気遣いありがとうございます。一応会社は休みなんですけど私達営業職は個人事業主としての雇用形態なんで。だからその辺は融通利くんですよ」

「そうなんですね…んー、じゃあ喫茶店とか?時間は午前中がありがたいですね」

「え?私は構いませんが…ご自宅で奥様も一緒にご説明させてもらわなくてよろしいのですか?」

「ええ、僕だけで大丈夫です」

「承知いたしました。では次の土曜の10時に◯◯駅の前の喫茶店で待ち合わせでいかがでしょう?」

「それで結構です。では宜しくお願いします」

「こちらこそ宜しくお願い致します。それでは失礼します」

電話を切って俺は天を仰いだ。生保レディ恐るべし。同時に妄想も膨らんだ。

(加入するんだし一回ぐらいヤらせてくれるかな?)

そして約束の土曜日俺は駅前の喫茶店に9時50分に到着した。車で来ようと思っていたが午前中は妻が買い物で車を使うとの事だったのでついでに送ってもらった。平日と違い駅前はスーツの連中は少なく、代わりにカップルや親子連れが大半を占めており完全に休日モードだった。

そして2、3分経過した頃に倉持がいつも通りのパンツスーツ姿で現れた。今日は本来休日という事で吉川は不在だった。

「おはようございます。お休みのところ申し訳ございません」

「いえいえ全然。ここまで電車で?」

「いえ、車で。あっちのパーキングに停めてます」

「そうですか。じゃあ中入りましょうか」

そして俺達は喫茶店に入り席に座るとアイスコーヒーを二つ注文した。

「望月様、朝ごはん召し上がりましたか?よければ遠慮なく何か食べて下さいね」

「いやいや大丈夫です。気にしないで下さい。それに望月様って堅苦しいですしやめて下さいよ(笑)」

「そうですか?じゃあ望月さんで」

そして彼女はニコッと微笑んだ。

そして俺達はしばらく他愛のない世間話をした。

彼女の方ももう契約が取れるという安心感からか契約を急かす事はなかった。

「倉持さんて一人暮らしなんですか?」

「いえ、今彼と同棲中なんですよ。家事も分担してるんで働いてても負担は少ないんです」

それを聞いて内心残念に思った。それにこんな美人な彼女がいる彼氏に嫉妬した。

「へぇ、そうなんですね。じゃあ近々結婚も考えて?」

「近々というか来週には婚姻届を出す予定で。まぁ出来ちゃった婚なんですけどね」

「え!?おめでとうございます!何ヵ月なんですか?」

「ありがとうございます!今、二ヶ月ですね。悪阻もほとんどないし、だからまだ全然実感がわかなくて…」

「何か初々しくていいですねぇ。結婚式とはか?考えてるんですか?」

「はい、一応3ヶ月後に考えてます」

「無事に結婚式が出来る良いですね。陰ながら応援してます」

「ありがとうございます」

ここで倉持の顔色が一瞬曇ったのを俺は見逃さなかった。

「何か…何か悩みでもあるんですか?」

「え?いや、別に大丈夫ですよ!」

「もしよければ相談に乗りますよ。一応僕の方が少しだけですが人生の先輩なんで。客だからとか関係なく差し支えなければ教えてください」

初めはお客様に言うべき話ではないと拒んでいた倉持だったが、彼女にとって俺は話しやすい相手だったのか次第に話を始めた。

「悩みというかただの不安なんですけど、結婚式の費用とか出産費用とか…今後何かとお金が掛かりますし私達だけで何とかできるものなのかなって」

「そうですねぇ。出産費用は後から返ってくるからまだしも、結婚式は相当掛かりますもんね。僕らもある程度はご祝儀で補填できましたけど、やっぱりそれなりの額は赤字になりましたから」

「ですよね。それに私って吉川さんと違って営業成績も良くないですし。だから給料もそこらのパートのおばさんに毛が生えた程度なんですよ。私達生保レディって完全歩合制だから本当に駄目な月だと給料0円だってありえない話ではないですから」

「噂には聞いてましたけど、そんなシビアな世界なんですね。でも何で生保の営業に?まだ若いし他に選択肢もあったんじゃ」

「うーん。たしかに望月さんの言う通り、他にも選択肢がありました。けどこの仕事って夢があるんです。多分ですけど吉川さんクラスの営業だと年収は1000万越えてます。それに私達は売上さえ取れていれば後はある程度の自由な勤務形態なんで。そこに魅力を感じたんです」

「なるほど、転職とかは?」

「もちろん考えてましたよ。けど私今年で25なんですけどね、年齢的にみていつ結婚して子供が出来てもおかしくないから採用側もかなり警戒してるんです。ほら会社側としたら採用後しばらくして産休に入られたら困るじゃないですか」

「良い悪いは別として会社側の立場だとそうなりますね」

「だからとにかくもうしばらくはこの仕事を続けないと。旦那も同い年で稼ぎもまだ少ないから今でもかなりカツカツなんで。何かすいません、こんな身の上話をお客様にしてしまって」

「いえいえ気にしないで下さい。無理に聞いたのは僕ですから」

「本当に望月さんはお優しいのですね。奥様が羨ましい」

「優しいんですかね?妻にはいつも頼りない!って言われますけど…ははっ」

俺は弱々しい倉持を見てそそられた。別に弱みを握った訳ではないが俺は今彼女が何をされたら困るかを簡単に想像する事ができた。すなわちそれは突然俺が契約を拒む事だった。もちろん法的にみればここで俺が急に態度を変え契約をしなかったとしても何の問題もない。

俺が心の中そう考えているとも知らず、倉持は一生懸命パンフレットとタブレットを開いて契約内容の説明を俺に始めた。そして重要事項の説明が終わり最後に署名を求められた時に俺は言った。

今考えるとこの時俺は理性を失っていた。それに彼女が自分より年下である事で見下していたのかもしれない。

「契約の前に一つだけいいですか?」

「はい、どうされました?何かご不明な点でも?」

「倉持さん、俺に一回ヤらせてくれません?」

「やらせる?何をやらせれば?」

とぼけているのか本当に理解できなかったのか、倉持は不思議そうな顔をした。

「何をって…そのー、あれですよ。エッチを…」

「えっ……?」倉持は唖然としてフリーズした。

「無理だって言うならやっぱり契約するのは辞めます。だってこの先ずーっと俺は毎月保険料を払い続けなければならないんですよ?それにこっちとしては別に今急いで保険に加入する必要もないですし」

「それはっ…!でも…そんなのっ…困ります」

「保険屋さんって枕営業しないんですか?別に一回ぐらいヤらせてくれても」

「そんな、枕営業なんてしませんっ!そんな事、冗談でも要求された事ないです!」

「そうですか…なら今回の話しは白紙に戻しておいて下さい。保険なら知り合いに頼んで安いの紹介してもらいますから。じゃあ」

俺はそう言って席を立った。彼女の方をチラッと見たが彼女は顔をうつ向いたまま固まっていた。

(あーあ。調子に乗ってくだらん事言ってしまったな)

俺は諦めて席を離れようとした時。彼女は下を向いたままかすかな声で言った。

「く、口で…口でするだけなら…駄目ですかっ…?」

俺は立ち止まり倉持に聞いた。

「口でって何を?そんなにエッチは嫌ですか?」

「フッ……フェラをっ…フェラだけならまだ…」

「何でエッチは駄目なんですか?」

「それはさすがに…来週入籍もしますし。お腹に子供もいるから…それだけはやめて下さい。お願いします」

これ以上しつこくエッチを要求すると彼女は契約を白紙に戻しても良いと言いかねなかったので俺は彼女の提案を受け入れた。

「なら口だけでいいですよ。それが終わったら約束通りサインします」

俺が言うと彼女は黙って首だけを縦に振った。

それから俺達は勘定を済ませ外へと出た。

「どこでします?あっ、車あるんですよね?サクッと車でしますか」

俺が言うと彼女は「車はっ…そのー、一応自家用車なんで…」と言った。

「じゃあホテルでも行きます?」そう聞くと彼女は少し考えて「いえ、やっぱり車で…」と言った。ホテルに行ってしまうとフェラだけで済まないと思ったのだろう。

そして彼女についてパーキングに向かうと以前会社の前に停まっていた軽自動車が停めてあり俺は後部座席に乗り込んだ。彼女はいつもの癖で運転席に乗り飲んだが後部座席に乗った俺を見て「あっ…」と言い、同じく後部座席に乗った。

「こういうの本当に初めて?」

俺がそう言い倉持の肩に腕をまわした。彼女は腕が肩に触れた瞬間、ビクッとしたが「は、はい…」と弱々しく言った。

俺はたまに風俗に行くだけあって妻以外に性器を見せる事に抵抗が無かったので早速ジーンズのベルトを外し、彼女の前で性器を露にした。

「じゃあお願いしますね。あ、家を出る前に小便したから少し臭うかもだけど勘弁してくださいね」黙って彼女からのアクションを待っていると、彼女は黙ったままゆっくりと性器へ手を伸ばし、性器を握った。

ヒヤッとした彼女の手が思っていた以上に強く性器を握った事で俺の性器はみるみる内に膨張し、亀頭は反り上がった。

倉持は終始俺の性器を見まいと顔を背けて手コキを行い、俺が「そろそろ咥えてよ」と言うと汚いものを見るようにして性器を見た。

しかしなかなか咥えようとしなかったので俺は見かねて「早く咥えろって!」ときつめに言うと彼女の頭を掴んで顔をグッと股間へ近付けた。

「んんっ…!くっさ…んん」倉持は目を閉じながら俺の性器を咥え、ゆっくりと顔を前後に動かしてしゃぶり始める。

「ちゃんと目開けて俺の勃起チンポ見て」俺が言うと彼女はゆっくり目を開け、眉間に皺を寄せながらしゃぶり続けた。

「ちゃんと舌も使ってよ。来週結婚する彼氏にもこんな素っ気ないフェラしてるんですか?」すると彼女はゆっくりと舌を回転させ更に気持ち良くなった。

「そうそう、倉持さん上手いね。フェラ好きなの?」

彼女は涙ぐみながら性器を咥えたまま首を横に振った。俺はスマホを手に取り動画を回した。彼女はそれに数秒間気が付かなかったが、スマホで撮影されているの知った途端、急いで顔を伏せようと抵抗し出した。

「ちょ、もう無理ですって。倉持さんがフェラしてるとこ撮れちゃってるから…今さら顔伏せてももう遅いって。これは一人でする時のおかず用だから」

俺は顔を離そうとした彼女の頭を掴むと、一旦性器から離れた彼女の口を戻した。

「んんんっ、んんっ……!」

「もっと大事そうに舐めてよ。裏スジも金玉も全部」

彼女は性器を咥えながら調子に乗る俺を睨んだ。

「何?ほら。いつも彼氏にしてる様にしてよ」

言い終わると俺は空いている手を伸ばして彼女の尻を撫でた。そしてパンツスーツの上から手探りで彼女の陰部付近を探し、グイグイと指で押し込んだ。

「んん!!」彼女は咥えながら俺の腕を振り払いまた睨んだ。

「どうせ濡れてんでしょ?おっぱいも見せてよ」

俺は尻を触ったのと反対の左手で前から彼女のシャツの胸元に手を入れ、ブラの上から彼女の胸を揉んだ。胸の方は意外に抵抗の仕方が弱かった。そして俺は彼女のブラの隙間から指を入れて乳首をクリクリとなぞった。

初めはフニャっとしてた乳首だが、数秒触り続けるとコリコリと突起を感じるまでに固くなった。

「何だ倉持さん、ちゃんと感じてんじゃん。もっとしようか?」

彼女はフェラを続けながら首を横に振ったが俺は無視して乳首をつまんだ。そしてゆっくり優しく、つまんではねじって離しを繰り返した。

「あっ…んんっ……!」

倉持は汗ばみながらフェラを続け、時々息つぎをするように喘いだ。そして俺は左手で乳首を触り、右手は彼女の陰部へとスライドさせ両手で責めた。彼女の陰部に触れている俺の中指は彼女の陰部の湿り気を確実に感じた。

しばらく俺が乳首と陰部を同時にこすり続けると彼女は性器から口を離し

「あんっ、あっ、いや!イッちゃうぅ…イクッ!んんん!!!」とビクビクッ!身体を痙攣させイッてしまったようだった。

「はぁ…はぁ…倉持さんて結構敏感なんですね。俺もそろそろイキたいです」

俺は目の前で美人な倉持が絶頂を迎えるのを目の当たりし、かなりの興奮を感じた。そして今にも破裂しそうな勃起したよだれまみれの性器を倉持の顔に再び近付けた。

彼女は肩で息をしながら俺の性器を咥え直すとイッた事でスイッチが入ったのか、先程までとは比べ物にならない舌使いで俺の性器しゃぶり始めた。

その時の彼女は自分の持っている技術を全て使いきる!って感じだった。

倉持の彼氏はいつでもこの快楽を味わえる事考えると少し嫉妬したが、俺は彼女のよだれまみれの高速フェラですぐに絶頂を迎えそうになりそれどころではなかった。

「あー…イキそう…イクッ」

そして俺はすぐに絶頂を迎えた。彼女はすぐに俺の精液を吐き出そうとバッグから何か取り出そうとしていたが俺はそれを止め「飲んでよ」と言い飲ませた。

彼女は涙目になりがら荒い呼吸を整え言われた通り俺の精液を飲み込んだ。「おえっ…」とえづいてはいたが入念に口を拭いてバッグからタブレットを取り出すと

「約束ですよね。ここにサインを…」とさっき見た契約の画面を再び俺に近付けた。

「ふっ…(笑)」

俺は彼女の切り替えの早さに呆れたが、約束通りサインをした。彼女のその後、何かを入力するとタブレットをバッグへとしまい車外へと出た。気付くと車の窓は彼女のフェラの熱気で雨の日の湿気みたいに曇っていた。

俺は彼女のよだれまみれの性器をそのままにして、ジーンズを上げて身なりを整えると車から降りた。彼女はすでに一人精算機へと向かっておりパーキングの精算を済ませていた。

俺は彼女の背後から近付き背中から抱き付く様にして胸を揉んだ。

「ちょっとっ…!!」無事に契約が済んでほっとしているのか彼女は先程までとうってかわって、俺に対して明からな嫌悪感と苛立ちを示した。

その変わりように俺も少し苛立った。そんなつもりは無かったけど最後に彼女の耳元で言ってやった。

「もうこれで俺との関係は終わったと思ってるかもしれないけど、それは間違いだからね?これから俺が呼んだらすぐに来る事。そんでさっきみたいに抜いてくれな?もちろんタダで。撮影した動画の事忘れんなよ。従わないと旦那と会社にバラすから。あとSNSにも晒すから」

彼女を振り返る事もせずその場で膝をついた。

「それだけは…やめて…下さい」

「なら俺が言う通りにしてよ。倉持さんのフェラすごく良かった。エッチはしないって約束するからさ」

俺はそれだけを伝えると彼女の返事を聞く事無くその場を後にした。

そして駅前に徒歩で戻りながら妻に電話をし「もしもし?保険の契約終わったらさ、もう駅まで迎えに来てよ」と言った。

かなり歩いてからパーキングの方を振り返ると、彼女はまだ精算機の前で膝をついたままだった。

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