僕が育ったのは田舎の町で、小学校は1学年1クラス、中学校は1学年4クラスだった。
幼なじみの絵里とは幼稚園のころから一緒で、中学校も3年間同じクラスだったので、ほぼ10年の間、同じクラスだったことになる。
絵里は目立ってかわいい子でも無かったし、好きとかいう感情は湧かなかったが、おとなしく性格は優しい子だったので、僕の中のイメージ的には高評価の部類だった。
お互いの家も近かったが、大きくなるにつれ、男女で会話をしていると周りから囃し立てられるので、自然と会話もしなくなった。(こういうことは田舎ならではのことだと思う)
高校はお互い別々の高校に進学して、僕は関西の大学に進学し、地元を離れた。
絵里と最後に会ったのは中学校の卒業式で、僕が大学生の頃に絵里一家は県内のどこかに引っ越していったらしい。
その後の消息は分からなくなっていた。
そんな中、5年くらい前に、中学校の同級生の祥子からFaceBookを通じてメールが来た。
その祥子の友達リストの中に絵里がいた。
絵里からも「覚えていますか?」というメールが届いた。
絵里と自然と会う流れになり、僕が実家に帰った時にコメダ珈琲で会った。
30年ぶりに会った絵里は、体形も変わっておらず、昔の面影はよく残っていた。
そしてまだ独身だった。
いまはアパートを借りて一人暮らしをして、パートで働いているらしい。
3時間くらい話し込んだ。
僕が妻とうまくいっていないこともそれとなく伝えた。
次回以降は同窓会をすることになり、それから夏か冬に同窓会を開くようになった。
この夏の同窓会は、新型コロナウイルスの影響で中止になったが、絵里と会おうということになった。
僕は10年くらい妻とはセックスレスであり、絵里とセックスしてみたいと思うようになっていた。
父親になり、管理職になり、だれにも甘えることができず、弱い自分をさらけ出しても受け止めてくれるのは、絵里のように自分の過去を知っている人だと勝手に思うようになっていた。
ここからは今回実家に帰った時の作戦(妄想)なので、そこを考慮しながら読み進めてほしい。
8月8日から夏期休暇が始まった。
その日のうちに車で6時間かけて実家に帰った。
9日に絵里にメールしてみたらすぐに返事が来て、11日が休みだから会おうということになった。
場所は前回と同じ10時にコメダ珈琲。
コーヒーを飲んだ後、ドライブに連れ出す作戦とした。
行き先は、1.さぬきうどんを食べに行く、2.姫路城、3.高知桂浜の中から、絵里に選ばせる。
ラブホへの行きやすさでは、1.2を選んでくれるとありがたい。
11日になった。
絵里はすでに到着していた。軽自動車の中から手を振ってくれた。
「やぁ久しぶり、元気だった?」
「うん、まぁまぁ」
ここ最近、家庭不和のことに加えて、仕事でも課員が辞めたりで、悩みは多い。
「元気ないね。私が聞いてあげるよ」
そう言いながら店内へ入った。
「これお土産」
僕は、ご当地ラーメンの詰め合わせを絵里に渡した。
「わぁこんなにたくさん、ありがとう」
1時間くらい経ったが、しゃべっているのは、ほとんど絵里の方で、僕はポツポツしゃべる。
「元気ないね」
絵里が心配してくれる。
この時、僕は絵里とのセックスのことで頭がいっぱいで、他のことが頭に入ってこなかった。
絵里にはそれが悩んでいるように見えるらしい。
確かに悩んでいることには違いない。
「ねぇ、悩んでいること言ってごらんよ。私で良かったら聞くよ」
「こんなところじゃ話せないから、このあとドライブでも行かない?時間ある?」
絵里を連れ出すことに成功したが、絵里も車で来ていたので、いったん車を置きに家までもどることになった。
絵里の家はここから5分くらいのところにある2階建てのコーポだった。
絵里は車を停めてから、僕のところに来て、
「ねぇ、いま考えたんだけど、もらったラーメン今からうちで食べようよ。作ってあげるから。ここで悩みとか話しなよ」
と思わぬ提案。
僕は近くのコインパーキングに車を停め、絵里の部屋に案内された。
2階の角部屋で、部屋は2DKだった。
絵里は、すぐにラーメン作りに取り掛かり、いろんなラーメンの中から喜多方ラーメンを選んで作ってくれた。
食べ終わるとお昼を過ぎたころだった。
あらためて絵里の部屋を見渡してみると、2DKのこちらの部屋をリビング的に使っていて、もうひとつの部屋を寝室として使っているようだった。
南向きで陽当たりが良い。
レースのカーテン越しにベランダに洗濯物が揺れていた。
どんな下着なのか確認したい気持ちもあったが、このあと脱がすことを目的としているので、そこまで凝視することもなかった。
洗い物を終えた絵里が冷たいお茶を入れて戻ってきた。
「さぁ、言ってごらんよ。シュウくん、何に悩んでいるの?」
「恥ずかしい話なんだけど、幼なじみの絵里ちゃんだから正直に話すよ」
僕は、妻と10年近くセックスレスなことを話した。
「このまえ、豪雨の時にLINEメッセージくれたよね。実はあのとき、絵里ちゃんのことを思い出していて、すごいタイミングだったのでびっくりしたよ」
僕らはなんとなくつながっているというトークを交えてから、
「僕は、絵里ちゃんが知ってる30年前のまじめなシュウくんでは無いからね」
と前置きをする。
僕は、昔は学級委員や生徒会役員とかやっていた。
校則も守り、親や先生の言うことは素直に聞く生徒だった。
だが、30歳を過ぎてから少し考え方が変わってきた。
「絵里ちゃんは、今、彼氏いるの?」
いると言えば、セックスに持ち込むのはやめようと思っていたが、
「いるわけないじゃん。もう48だよ」
即答だった。
「絵里ちゃん、僕、絵里ちゃんを抱きしめたい」
絵里を見つめながらストレートに思いをぶつけた。
絵里は、「えっ」と驚いた表情を一瞬見せたが、すかさず、
「ダメだよ。シュウくん奥さんいるでしょ」
と言い返されたけど
「嫁さんとはもう無理なんだ」
絵里は黙っていた。
「ヒトは、墓まで持ってい行かないといけない秘密が1つや2つはあるもんだよ」
昔、会社の先輩から聞いた便利な話を持ち出す。
僕はたぶん20くらいはあるけどそれは黙っておく。
「寂しい。絵里ちゃんみたいな優しい子と結婚すれば良かった」
「シュウくん・・・」
と絵里が言った瞬間、僕は絵里を抱きしめた。
1分くらい僕らは何も言わず抱き合っていた。
絵里を見ると絵里は泣いていた。
「絵里ちゃん、ゴメン」
「ううん、違うの。私も寂しいの。だってこんな歳だよ。うれしかったの・・・」
僕は絵里にキスをした。
最初は絵里のリップの感触を確かめるようにしてから、舌を絡めた。
絵里も強く抱きしめてくる。
キスだけでものすごく長い時間が過ぎたような気がした。
「絵里ちゃんを肌でじかに感じたい」
絵里の耳元でささやいた。
真夏だしシャワーを浴びてからの方がいいかとも思ったが、ここまで持ち込んだのでそのまま突き進むことにした。
僕は絵里のブラウスのボタンをひとつひとつ外していった。
絵里は薄いブルーのブラを付けていた。
「恥ずかしい・・・私ちっちゃいよ」
40代後半とは思えないような恥ずかしそうな表情を見せる。
小さいのはわかっているが、あえてそこには触れないで、
「下も脱がすよ」
と言って、僕は絵里のジーンズの上のボタンを外し、ジッパーを下ろした。
ジーンズの下からやはり薄いブルーのショーツが現れた。
「恥ずかしい・・・」
絵里は顔を覆った。
「ゴメンね。恥ずかしい思いさせて。僕も脱ぐよ」
というのと同時にTシャツを脱ぎ、ハーフパンツを下ろし、絵里と同じ姿になった。
「ちょっと絵里ちゃん、立ってみてよ」
僕は絵里を立たせてみた。
絵里は恥じらいの度合いがさらに強まったようで、僕から目を逸らして立っていた。
「絵里ちゃん、かわいい。中学校の頃みたいだよ。」
懐かしさと愛しさが交錯して、僕は立ったまま絵里を抱きしめた。
久しぶりの肌のやわらかい感触。
キスをしながら、絵里のショーツの大事な部分にそっと触れてみた。
「あん、ダメぇ・・・」
のけぞる絵里。かなり湿っていて、指が糸を引くくらい粘り気あった。
僕の下半身もボクサーブリーフを突き破るかのごとく絵里の身体に当たっていた。
「絵里ちゃん、もう我慢できないよ」
僕は絵里のショーツを両手でつかんで下ろした。
と妄想はここまでで、あとは実際に絵里と会う11日以降に、その時どうなったかを書こうと思う。