由香ちゃんは、肩を震わせてしばらくすすり泣いていたが、抱きしめているうちに泣き止んだ。俺は彼女が落ち着くのを待って、ある疑念を彼女にぶつけた
『ねぇ、由香ちゃん、言いにくいんだけど、この前、痴漢の集団に襲われたときのことなんだけど、何で、警察に言わないの?あれほど激しくされていたし、彼らも逃げちゃって捕まっていないんだから、その場で鉄道警察に行こうとしたのを何で止めたの?』
彼女は、表情を引きつらせて、小さくも激しい声で、こう答えた。
『彪君、お母さんの事件、覚えているでしょ?あの時のこと、詳しく話していないけど、警察なんて、私たちのような被害者に二次レイプをするのよ。警察に話をするなんて、レイプされにいくようなものよ!』
俺は由香ちゃんから聞いた16年ほど前の和江叔母さんにまつわる事件について思い出した。前にも書いたが、和江叔母さんは黒木瞳に似たスレンダーな美淑女と思っている。そして、その叔母さんが・・・と思うと、今でも虫唾の走るような事件だ。まぁ、俺自身が直接見たのではなく、由香ちゃんに話を聞いただけだが。
しかし、その時には、警察から二次レイプをされたなんて話は一切聞いていない。俺は話の繋がりがわからずに、
『どういうこと?』
と思わず問い返した。
彼女はそこから、あの忌まわしい事件について、俺に詳細に語りだした。
この事件は、和江叔母さんが44歳の時である。今でも美しいが、その頃は本当に美しくて、気品があって、文化祭や体育祭で学校に行くと、周りのお父さんたちが、じーっと見とれるくらいだった。
その彼女が自宅でレイプされたのだ。しかも、由香ちゃんの隣のクラスの親たちに。あれは晩夏の頃で、雄三叔父さんが亡くなって間もないころだったように思う。
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ある日曜日の夕方、由香ちゃんが授業と部活を終えて帰宅すると、いつも閉まっている鍵が開いていたらしい。女所帯なので、かなり用心深く過ごしていたのに、その日に限って、開いていたのだ。不審に思った由香ちゃんは、静かにゆっくりドアを開けて、小さく自分の叔母さんの名前を呼びながら、リビングに入っていった。そこには気を失った叔母さんが倒れていた。ビリビリに破かれたシャツがあたりに散乱し、ブラジャーははぎ取られて、スカートは引き下ろされて、パンティーとは足に引っかかっていた。そしてパンストは丸めてソファーの方に投げ捨てられていた。そしてアンダーヘア、お腹、膣の中、胸、顔にまき散らされて、口からは精液の匂いがしたらしい。
びっくりした由香ちゃんは、ティッシュでアンダーヘア、お腹、胸、顔にかけられている分と股からこぼれ出ている分をふき取った後に、叔母さんを揺さぶったり、頬を叩いたりして、無理やりに起こしたそうだ。叔母さんは大きく見開いて何か声を出そうとした瞬間に激しくむせて、口から精液を吐き出した。そして、何かを感じたらしく、自分の股に手を持っていき、膣の中に指を入れて、まとわりついている精液を見て、何が起こったのか、自分がどこまでされたのか悟り、ショックで顔を真っ青にして、由香ちゃんに抱き着いた。
もちろん由香ちゃんも事態はわかっているし、誰か潜んでいるかもしれず、言い知れない恐怖に襲われ、大きな声で悲鳴を上げながら、部屋のあちこちを見回った。その後に、妹の佳子ちゃんに電話をした上で、110番通報をした。その後、しばらくは抱き合って震えたらしい。
しばらく経つと、叔母さんは自分がほぼ裸になっていることに気づき、服を新しい服を着始めて、警察が来るまで、慌てて帰ってきた、佳子ちゃんと3人で身動きせずに待っていた。
そして10分ほどで警察が来た。まだ若い警察官だったが、淡々とした口調で
『そのまま、一緒に署まで同行いただけますか?そして、散乱しているお洋服ですが、証拠品として押収してもよいですか?犯人のDNAが残っているかもしれないので。そして、その他に証拠となるような品はありますか?』
と聞いてきた。叔母さんたちは混乱の中で、何も言えずにいると
『あ!そうそう体液が付着したティッシュとかありますか?』
と重ねて聞いてきた。
動けない叔母さんに代わって、由香ちゃんがごみ箱を指さした。警察官はお礼を言って、手袋をはめて、ごみ箱にセットされていたビニール袋ごと出して押収した。
その後、警察官に促されて、3人は署までパトカーで移動した。
署に到着すると、先ほどの警察官と会話を交わした。
警察『誰が被害に遭われたのですか?』
和江『私です』
警察『お名前と年を教えていただけますか?』
和江『鈴木和江です。44歳です。』
警察『この2名の方はご家族ですか?ほかにご家族はいますか?』
和江『はい。私の娘です。夫は他界しています。』
警察『色々とありがとうございます。被害に遭われたばかりで混乱もあると思います。お察しします。しかし、早く犯人を逮捕したいので、ご協力ください。』
和江『わかりました。』
会話はそれで終わった。
しばらく待合室で待っていると、グレーのスーツを着た中年の男性と制服を着た若い女性警官がやってきて、叔母さんの隣に座った。
男性警官『遅くなりました。私は、刑事の糸山幸太郎です。大変な事件に巻き込まれて混乱もされていると思いますが、事情聴取をさせてください。最近悪質な事件も多いので、捜査にご協力ください。よろしくお願いします。』
と言ってきた。言葉使いは丁寧だが、どこか上から目線のような感じがしたらしい。そして、叔母さんのことを舐めるように上から下までじっくりと見ていた。
そして、隣の女性警官も自己紹介をしてきた。
女性警官『鈴木和江さんですね。私は巡査の椎名舞と言います。どうぞよろしくお願いします。』
糸山刑事『私一人で聞くよりも、女性がいた方がよいと思いましたので、椎名を同席させます。そして、お二人の娘さんですが・・・えっと』
由香『私が長女の由香です。そして妹の佳子です。』
糸山刑事『ご紹介をありがとうございます。お母さまはお二人の前で言いにくいこともあろうかと思いますので、和江さんのみいらっしゃいますか?』
糸山刑事の何か陰気くさいところと、叔母に投げかけた舐めるような視線に言い知れぬ不安を持ったため、
由香『私が同席させていただきます。佳子は何も知らないので、待合室に待たせます。』
と答えた。
糸山刑事『そうですか・・・本当のことを話せるのかな。心配だな。』
と最後は独り言のように言って、立ち上がった。彼と椎名巡査に導かれて、部屋に入って、事業聴取が始まった。この聴取が和江叔母に忘れることのできないショックを与え、由香ちゃんにトラウマを植え付けることになったのだ。ちなみに一番の被害者はひょっとして、椎名巡査かもしれない。
糸山刑事『和江さん、あなたは、事件に遭われたときは、どこで何をされていたのですか?』
和江叔母『リビングで紅茶を飲みながら雑誌を読んでいました。』
糸山刑事『そして?』
和江叔母『しばらくして、インターフォンが鳴ったので、カメラで確認をすると、高木という名の男性が立っていて由香の隣のクラスの父親で、由香の忘れたノートを届けに来たというので、玄関に入ってもらいました。そして、確かに由香のノートだったので、簡単にお礼を言って帰ってもらおうとしたら、喉が渇いたので、飲み物を頂けないかと言ってきたのです。ちょっと違和感もあったのですが、何となく負い目もあって断れずにリビングにあげて、紅茶を差し上げました。そうしたら、その男が色々と話し始めてきて、少しずつ変なことを聞いてきたのです。だから気持ち悪くなって早く帰ってもらおうとしたのです。そうしたら、男が・・・』
糸山刑事『待ってください。どんなことを聞かれたのですか?覚えている限りのことを具体的に話していただけますか?』
和江叔母『・・・こんなこと聞いてどうするのですか?あまり意味がないと思います。』
糸山刑事『犯人の特徴を確認するためにも必要なのですから、詳細に聞かせてください。』
和江叔母『家族構成を聞いてきました。私は不審に思いましたが、由香の忘れ物を届けてくれた負い目を感じていたので、本当のことを話しました。その後に、私の顔が美人だとかスレンダー美女で今まで遭った中で一番清楚でセクシーだとか、少し卑猥な話が入り始めたのです。なので適当に相槌を打っていたのですが、段々質問がエスカレートしてきて・・・』
糸山刑事『そこからもっと詳しく!誰が何を言ったのが詳細に言ってください。犯人の性的欲求がどのように高まってきたのかを聞きたいです。』
と話の途中を切って、要求をしてきた。
叔母さんは、ものすごい不安を抱いたようだが、警察署ということ、隣に椎名巡査がいたことから、その不安を無理やり打ち消して詳細を語り始めた。
高木『鈴木さん、寂しくないのですか?そんなに美人なんだから、モテると思いますよ。まだ44歳だから、当然閉経していないですよね。現役ですよね?誰かに抱かれているのですか?』
和江叔母『何を言っているのですか?失礼ですよ!もう帰ってください!』
高木『へぇ~、そんなに怒るんだ。大した質問していないじゃないですか。この程度で怒るくらいなんだから、経験は少なさそうだね。夫が亡くなられてから一度もエッチをしていないんじゃないの?だからさぁ、オマンコの締まりもよさそうだね。ぎゅっと閉めてくれそう。こんな美人にチンコをギュッと締め付けてくれるんだったら、そんなに持たないな。俺、早漏じゃないけど、ちょっとピストンしたら、すぐ出しちゃうかも。』
和江叔母『経験のことなんで聞かないでください!変態ですよ。あなたには由香のノートを持ってきてもらった恩はありますが、極めて失礼ですよ!』
高木『答えになっていないな・・・。和江さんはどんなセックスをするのかな。こんな清楚な女ほどベッドでは乱れるんだよな。腰をのけ反らせるセックスはすごい感じていると思うから、そんな感度のいい女の子としていたいな。和江さんはそうかもね。だけど経験も少なさそうだから、すぐいっちゃうかも。待てよ。セックスしているのであれば、男がいるはずだ。でも、何か男の気配もしないな。ここは。そっか、娘もいるから、子供の前でエッチはできないよな。いや、上品な女は頭でっかちだから、本性はスケベであることを隠しているのかもしれないな。どっちなの?娘にエッチな声を聴かれたくないかい?それとも、相応の年になってもむっつりスケベかい?』
和江叔母『いい加減にしてください!何を聞いているのですか‼馬鹿なことは言わないで、さっさと帰ってください。』
高木『あれまぁ、怒っているあんたもかわいいぜ。このくらいで怒っているんだからウブだよな。わかった!セックスはしていないけど、オナニーをしているだろう?週に何回している?毎日か?何なら、昨日の下着を持ってきなよ。俺が嗅いで検査をしてやるよ。エッチをしていないなら、臭くないだろ?ひょっとして、今朝したの?だったら、まだオマンコが当たっている部分は湿っているかな?』
と言って、立ち上がり、部屋を出ようとした。
和江叔母は慌てて、無意識に彼の前に立ちはだかり、
和江叔母『警察を呼びますよ!ここは住宅街ですから、大声を出したら、聞こえますよ。もう帰ってください!明日学校に電話してあなたのことをすべて話します。』
と言った。
高木『おもしろいじゃないか。やってみろよ。声を出せるのか?』
と言って、叔母の肩に手をかけた。そのときに最後の会話と席を立ったのが、自分に叔母を近づけさせるための罠であることに、彼女は気づいたのだが、時すでに遅しであった。
これ以降も叔母が語っているのだが、会話調で説明するのが難しいので、実際の会話のみを括弧にくくって書くことにする。
和江叔母『ちょっと離してくだ・・・』
最後まで言わせずに高木は、両手をシャツの胸元にかけて力任せに開いた。彼女のシャツのボタンが弾け飛び、ブラジャーが露わになった。
和江叔母『いやっ!たすけ・・・』
この悲鳴も最後まで言わさずに高木は自分の唇で叔母の唇をふさいだ。
和江叔母『ン!ン!』
と声にならないくぐもった声を出していたが、大きな声がでない。その瞬間、高木は唇を離したと同時に、力任せに、頬を張った。すごい音とともに叔母は体ごと飛んで倒れた。
高木『大人しくしろよ。痛い目に遭いたくないだろ。今日は俺の女になるんだよ』
と言い、叔母の上に馬乗りになると、シャツをスカートから引き出し、残ったボタンを引きちぎった。彼女は黒いブラジャーをしていた。そのセクシーなブラジャーに興奮した高木は、荒々しく、シャツをはぎ取り、上半身をブラジャーのみにして、のしかかってきて、その肌に舌を這わせた。その後に荒々しく胸を揉まれて乳首を吸われてしまった。しばらくした後で、手を股に入れて、ストッキングを引き下ろされて、パンティの上から膣の入り口をいじられた。その後、下着の横から手を入れてきて、膣の中に手を入れられてかき回されたこと、最後には下着をはぎ取られて、無理やり、挿入されそうになった。実際に最後まで挿入されてしまったのか叔母自身は知らない。ペニスが太ももを這わせている段階で気を失ってしまったので。そして、目を覚ましたら、由香が大声で自分を呼んでいた。
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という供述を最初にしたらしい。ここまでの話を終えて、警官の様子を見ると、糸山刑事は相変わらず嘗め回すような目で叔母を見ながら、少しニヤニヤしていたらしい、そして椎名巡査は真っ赤な顔をして、下を向いてしまっていて、手を足と足の間に挟んでいたらしい。そして足を微妙に開いたり閉じたりしていたらしい。由香ちゃんの目から見ると、興奮していたとのことだった。
由香『お母さんね。最後の方はやっぱり、あまりの恥ずかしさと悔しさなどで、ちゃんと話さずに端折って話したんだって。でもね。その刑事、すごいいやらしい目で見ながら、こう言ったんだって。「辻褄があいませんね。嘘ついていませんか。高木って男をかばっているのですか」って。お母さん、怒りに身を震わせて、全否定をしたらしいのだけど、最後は黙っちゃったって。実はお母さん、言いたくないだけでなく、覚えていないのよ。そしてね。詳細に根ほり葉ほり聞かれたらしいのよ』
由香ちゃんの話をまとめるとこういうことらしい。
・糸山刑事に聞かれたことは以下のこと
シャツはビリビリに破かれていた。レイプされたときには、シャツは身に着けていなかったのでは?
ブラジャーがはぎ取られている。詳細を確認しなくてはいけないが、激しい抵抗があったとするならば、どのようにはぎ取るのか?
ストッキングがそんな簡単にはぎ取れるのか?
パンティーは更に難しいはずなのに、なぜはぎ取られていたのか?
挿入をされたのか、描写がわからない。
精液は出ていたのか?そして、どこにかけられたのか、または膣の中に入れられたのかわからない。
・糸山刑事から合意の上での性行為だったのではないかと疑われた。そして、詳細に供述をしなかったら、精液が付着しているかを膣の中まで検査すること
・由香ちゃんが叔母が気を失っていたこと、起きたら泣いていたことを挙げて否定したものの、刑事からは、気を失ったのは今まで感じたことのない激しい絶頂で、あまりに気持ちよさに気を失ったのかもしれないこと、泣いたのは、感動の涙かもしれないと信じられない返され方をしたこと
・糸山刑事からは、現場検証の必要性があると言われたこと。家で現場検証をすると、近所の人に和江さんの恥ずかしい姿を見られてしまう可能性があるので、この場で行うこと。
これらの話を聞いた後に、俺は由香ちゃんから聞いた。叔母と刑事の話に絶句した。
糸山刑事『和江さん、現場検証をここでしますので、ここをリビングと考えてください。そして、当日の服装を下着まで教えてください。そしてスカートの長さもです。すべてです。』
和江叔母『・・・上は白いシャツで、下はベージュのスカートでした。膝上5㎝のです。ブラジャーとパンティは黒です。ストッキングは白です。シャツの下には何も来ていませんでした。』
糸山刑事『ありがとうございます。少しイメージがついてきたな。おい、椎名。和江さんにやっていただくのは申し訳ない。お前が和江さんに成り代わってやれ。服はその警察の制服でいいよ。スカートは膝上5㎝まで上げろ。』
椎名巡査『えっ?私ですか?』
糸山刑事『そうだ。お前がやるんだよ、そうでなきゃ、和江さんか由香さんにやってもらうことになるじゃないか。考えてみろ。和江さんにしてもらうわけにいかないだろ?さっきまで、レイプされていたのに、またレイプをされるのか?由香さんだって、その娘だぞ?親のやられたレイプ体験をなぞってみろ。トラウマになるか興奮するかのどちらかだ。それは警察のやることじゃないだろ?そして、高木役は俺がやる。あ、そうそう、制服の上着は脱いでおけ。下はどうせ、白シャツだろ?下着は黒じゃなくてもいいぞ。そこのイメージはついているから。』
少し、ニヤニヤしながら、言っている糸山刑事を見て、由香ちゃんは、ものすごい形相で睨んだらしい。
椎名巡査『・・・わかりました。やります。少し時間をください。上着を脱いできます。あとスカートをあげてきます。』
ということだった。
この詳細な話は初めて聞いたが、俺は、叔母さんと由香ちゃんがトラウマになったのも納得がいった気がした。
しかし、もっと凄いのはこれからだった。