1月13日。
前日のエッチがウソのように、私たちは抱きあって眠っていました。
今日も、私たちは休みです。
朝8時。
私はゆっくりと起きました。
隣には、穏やかな表情で眠っている千恵。
だけど、家のことで私は戻らないといけないのでした。
父の相続で、ようやく合意に至り、大きな山を越えました。
千恵が起きたら、私は家に戻ることになります。
家まで、車で50分くらい。
10時には、親戚の人たちが集まってきます。
千恵を起こさないようにベッドを抜け出し、着替えました。
そして、ベッドの近くにある小さなテーブルに手紙を書き、そっと起きました。
「ありがとう、千恵」
部屋のドアを開け、静かに閉じ、ゆっくりとマンションを離れました。
出て20分くらいが過ぎた頃、千恵がメールをくれました。
(昨日は、ありがとうございました。
あなたとひとつになれた瞬間、とても幸せな気持ちが私の体を包みました。
嬉しくて、涙が止まりませんでした。
あなたと何回かエッチしたけど、昨日が最高のエッチでした。
あなたを選んで、本当に良かった。
本当は、今日もあなたとデートやエッチをしたかった。でも、同棲を始める時まで、じっと我慢ですね。
いつか、あなたと外に出てエッチしてみたいです。コスプレをして、エッチしてみたいな。)
普段はおとなしく、清楚な千恵。
だけど、エッチになると、、、
まるで人が変わったように、快楽の淵へと堕ちて行きます。
隣の夫婦に聞かれたように、大きな声をあげ、体を震わせながらエクスタシーの波に呑まれて行きます。
千恵がくれた、プロポーズの言葉。
私も、千恵のプロポーズを受け入れました。
そして、千恵を愛しいと感じました。
こんな私だけど、千恵は私を選んでくれました。
だから、こうした穏やかな時間を過ごすことができるんだと感じました。
私の前では、甘えっこさん。
だけど、本当は私よりもしっかりしています。
道を走って転倒し、大きな声をあげて泣いた小さな女の子に、優しく声をかけて落ち着かせ、治療をしていた千恵。
そんな千恵に、ありがとうと言ってくれた女の子のお母さん。
何かあるといけないからと、普段から擦り傷などのトラブルに対応するために、持ち歩いているんだそうです。
昨日、二人の気持ちが寄り添いました。
これからも、お互いに寄り添い、支えあって歩くことになるのでしょう。
私は、千恵から忘れていたものを受け取ったような気がしました。