高校時代、非処女の後輩で童貞卒業した

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高校2年生の六月。

「あ、先輩!おはようございます!」

朝、校門で声をかけてくれたのは、同じ吹奏楽部の後輩で高校1年生のかのん。

細身だがやや丸顔の、小動物系の可愛い顔立ち。つい数ヶ月前まで中学生だった、あどけなく幼さが残る。

肩くらいまで伸ばしている髪は、後ろで一つに束ねポニーテールにしていた。

かのんとは楽器こそ違ったが、同級生や他の後輩は腫れ物扱いしてくる、こんな陰キャラな俺に挨拶してくれるなんて、いい子なんだなと気になり始めていた。

「……あ、お、おはよう」

俺は緊張し、どもった返事を返す。

かのんは「なんで目合わないんですか〜」とからかうように顔を覗き込んできた。

「慣れてなくて……」

正直にいうと、かのんは笑って「なにそれ〜」と笑ってきた。

今思えば完全に馬鹿にされているけど、当時は話せただけで嬉しくなっていた。

それから、学校の廊下ですれ違うたび、かのんとは一言二言交わす仲になっていた。

「ラインとか、聞いてもいい?」

ある時、俺は勇気を出して、LINEを聞いてみた。

「え!いいんですか逆に!?」

かのんは謎に謙遜をして、快く応じてくれた。

これまで女性のLINE友達といえば母親と祖母くらいだったので、俺は行動した自分自身を褒めた。

朝あった時は『今日は何食べました?』

髪を切った翌日は『髪!似合ってましたよ!』

かのんが勧めてくれたドラマの放送時間前に『始まりますよ!どうせ見てないでしょ(笑)』

合奏で褒められた日は『今日の合奏、先輩かっこよかった♡』

ことあるごとにメッセージをくれるかのんに、次第に心惹かれていた。

そんな日々を過ごしていた6月。

その日は、急に訪れた。

土曜日の午後3時ごろ、部活を終えて帰り支度をしていると、先に帰ったはずのかのんからLINEが来た。

『先輩、この後暇ならお話しませんか?』

俺は心臓が高鳴り、即既読をつけてOKと返した。今思えば、童貞まる出しだ。

『じゃあ、1年教室に来てください!』

俺はドキドキしながら言われた通り2階の1年教室へ行くと、机に腰掛けてかのんが待っていた。

夏服の白色のセーラーが、かのんのより色白な肌を引き立てている。

かのんは人差し指を立てて口元に持っていき、「しー」のジェスチャーと共ににこっと微笑んだ。

彼女に手を引かれて連れて行かれたのは、廊下の一番奥の女子更衣室。

授業とかで使う更衣室で、部活では使われていない。休日はまず誰も立ち寄らない。

「ここなら邪魔されないで話せそうだね」と言うと、かのんは親指を立てた。

入って、中から鍵をかけた。俺とかのんは並んで窓際に体育座りをした。

梅雨で外は大雨が降っており、雨音が更衣室内に響く。

「二人きりになっちゃいましたね」とかのんが呟く。

二人きりで話すかのんの声は、廊下で会う時よりもリラックスしているようで、心を許してくれてるんだと胸が高鳴った。

部活の話とか、先生の話とか他愛もない話がしばらく続いた。

「あ、そういえば先輩。彼女さんいるの?」

いつの間にかタメ口になったかのんから、直球な質問が飛んできた。

「……いると思う?」

「いたことないと思う!」

一言多くないか?と思いつつ「……正解」と答える。

「そういうかのんは?」

あまり聞きたくなかったが、会話を続けようとしてつい聞いてしまった。

「んー、いないよ」

「前は?」

「中学ではね。でも、1年で別れました」

俺は「そっか」と冷静を保とうとするが、内心かなりショックだった。

そんな心情を汲み取ったのか、かのんは「いやですか?」と聞いてきた。

「嫌、なんてことないけど……」

「じゃあ、何?」まじまじと目を見てくるかのん。

「その……」俺はつい、かのんの胸元に目をやってしまった。

「……どこまでしたか、ですか?」

心の声が漏れているとでも言わんばかりに、ピタリと言い当ててきた。目線でバレたのだろうか。

俺は「いや、別に」とか焦っていたと思う。

「今どきの中学生、最後までしますよ?」

好意を知っていて追い討ちを楽しむかのように、かのんは続けた。

「まあ、そうだよね。同級生?同じ部活?」

「うん。部活はね、サッカーでした」

俺は、あどけない中学生のかのんが運動部の屈強な男に身体を預け、身悶えする姿を想像し、初めて嫉妬の感情を覚えた。

それと同時に、股間がこれまでにないくらい膨張してきたのを感じた。

「ショックですか?」

「……うん。ちょっと」

「先輩、かわいい」

こてん、とかのんは俺に寄りかかってきた。

ふとかのんを見ると、ポニーテールの裏から真っ白い首元がのぞいていた。ここを独り占めした男が既にいる事実に、嫉妬と興奮が入り乱れた感情を覚えた。

気がつくと俺はかのんの手を握り、立ち上がっていた。かのんも動揺しつつも立ち上がる。

「え、せんぱ、きゃっ!!」

俺は何かに操られるかのようにかのんを抱きしめていた。柔らかい身体を抱き締めた。

シャンプーだろうか、女子特有の甘い香りが、鼻腔をくすぐる。

頭がぼーっと熱くなり、何も考えられなかった。脳が頭を介さずに、体に信号を送っていた。

「先輩、いい香り」俺の胸に顔を埋め、かのんが言う。

「かのんも……」俺はやっとのことで声を出した。

この後、どうしよう。そんなことを悩んでかのんから離れようとした瞬間。

ふわっとしたいい匂いと共に、柔らかい感覚が唇を覆った。

背伸びをしたかのんが、下からキスをしてきた。

「んっ……」

かのんは目を閉じ、顔を赤らめる。

俺らはしばらくそのまま固まった。時が止まったかのように、周囲から音が消えた。

俺は理性が飛んで、かのんの唇に舌を押し当てた。

かのんは驚いて目を開けたが、微笑んで受け入れると、彼女の口内で舌を絡ませた。

ぴちゃ、ぴちゃっとお互いの唾液が混ざりあう。

初キスはレモンの味というが、本当に淡い、甘い感覚があったのを覚えている。

やがて顔を離すと、かのんは上目遣いでこちらを見てふぅっと深呼吸した。

「先輩、捨てちゃお?」

「え……な、何、を?」

かのんの手は俺の股間に伸び、不自然に隆起した部分を一撫でする。

「……どーてー」

馬鹿にしたように語尾を伸ばし、舌をぺろりと出すかのん。

「えっ!?」俺は驚き、素っ頓狂な声を出した。

「先輩、童貞丸出しだよー(笑)」

「ど、童貞なんてひとことも……」

「彼女さん、いたことないんじゃなかったの?」

「う……」

かのんは首を横に振り、「私じゃいやですか?」と覗き込んできた。

「いや、じゃない!むしろ………その……」

「むしろ?」

「えっと……したいっていうか……」

「やっぱり先輩変態だ〜(笑)」

「かのんでよければ、もらいますよ喜んで!」

俺は付き合ってないのに、とか段階を経ていないとか、色々頭を過ったがそんなこと考えている余裕も無くなって、早く目の前のかのんを手に入れたくて仕方なかった。

かのんは上目遣いで「脱がせて」と言ってきた。

言われた通り、セーラー服を脱がそうとするも構造が分からずモタついた。

かのんは見かねて俺の手を脇のチャックに持っていってくれ、さらに自分で胸元の前あてのボタンを外した。

四苦八苦してセーラーを脱がせ、その下に着ていた黒いキャミソールも裾を持って上にまくり、脱がせる。

装飾が施された、藍色のブラに包まれた胸。かのんの背中に手を回すも、ホックが外れずまたモタモタとした。

かのんはその間、恥ずかしそうにじっと俯いていた。

「時間、かかりすぎだよ先輩」

「し、仕方ないでしょ慣れてないし」

やっとのことで外すと、Cカップほどの綺麗なおっぱいが露わになる。程よく膨らみ、やや濃いピンク色の乳首は、上を向いていた。

「揉んでいいよ?」

その言葉に、再びタガが外れた。かのんの胸に手を伸ばし、揉んだ。

「んっ!」

おっぱいは張りがあるものの、柔らかさがあり暖かかった。全体を揉みしだき、やがて乳首を集中していじると、俯いていたかのんの顔は次第に紅潮して息遣いが荒くなってくる。

「あっ……やー、恥ずかし……」

上目遣いでこちらを見るかのんは、俺の頭に両腕を回して、自分の胸に押し付けた。

「ちょ……かの……」

「嫌?」

「嫌、じゃない……」

俺は目の前にある右胸の突起にしゃぶりつき、舌で舐めまわした。肌はせっけんのようないい香りがした。

手の空いた左胸も指で揉み、かのんの両胸を味わった。

「あぁっ!!」かのんは上半身を反らせ、悶える。

「んっ……うっ……うう……」

片手を口元に持っていき、声が漏れないようにする。その姿が堪らなく、男心をくすぐってきた。

乳首を舐めながら、俺はスカートに手を掛けた。

かのんは抵抗するどころか、中靴を脱いで脱がしやすいようアシストしてくれた。

ブラと同色のパンツ、肉付きの良い真っ白な太もも、すらりとしたふくらはぎ。

俺がパンツに手をかけると、かのんはこくんと頷く。パンツと共に靴下も脱がせ、生まれたままの姿にさせた。

アソコに目を向けると、程よく揃えられた陰毛が顔を覗かせていた。

「かのんだけ、恥ずかしいよ……」

「え、お、俺も脱ぐの?」

「先輩のばか。もちろんでしょ?」

俺は急いでシャツとズボン、下着を脱いだ。パンツは少しためらったが、モノを手で覆って脱いだ。

かのんは俺の手を退けると「おっきい!」とまじまじと見てきた。13センチくらいだから、そんな大きくないはずだが、気を使って言ってくれたんだろう。

俺とかのんは裸のまま抱き合った。

完全に勃起したモノをかのんのお腹に押し当てる。

「すっごい硬い……触ってあげる」

床に二人のシャツやら、プール道具のバスタオルを敷いて、その上に俺が座った。

かのんは俺のモノに手を伸ばして上下に扱き始める。あまり慣れてないようだったが、一生懸命してくれて嬉しくなった。

「舐めるね?」

汚いよ、と言おうとする前に俺のモノを温かい感覚が包んだ。奥まで口に咥えてから舌を裏筋に這わせつつ、カリは念入りに舐める。

上下を繰り返すうち、ジュボッ、ジュボッという淫猥な音が更衣室に響いた。

俺は初めての体験に、腰がガクガクと震えていた。くすぐったさとも違う快感が下半身を覆ってきた。

フェラしつつ、かのんは上目遣いでこちらを見てくる。

それが可愛くて髪を撫でると、嬉しそうに微笑んでフェラを続けた。

「かのん、そろそろ……」

俺は射精感が上がってきたのを感じて、かのんに離れてもらった。もっと楽しみたかったのに、慣れてないのが仇となって悔しかった。

「気持ちよかったですか?」

「うん、イキそうになった……」と息を切らしていうと、かのんは「もうちょっと頑張ってくださいよ〜(笑)」とおちょくってきた。

今度はかのんを寝かせて、両脚を開かせた。

かのんは恥ずかしそうに「見ないで……」と小声で言った。

陰毛から顔をのぞかせている割れ目は既に濡れていた。

俺が指で割れ目を撫でてみると、かのんは「ひゃあっ!」と大きな声をあげた。

「うぅ〜びっくりしたよ〜」

「めっちゃ濡れてる……」

「言わないで、もう意地悪だよ先輩……」

そう言われて意地悪したくなり「やめとく?」というと、かのんは俺の手をクリトリスに誘導した。

「ここ、触って……んっ!!」

「んっ、んっ、うっ……」

言われた通りクリトリスを攻めると、徐々にかのんの呼吸が荒くなってきた。

俺はかのんの股に顔を埋め、クリを舌で舐めてみた。蒸れた匂いはしたものの、味は無味に近い。

「きゃあっ!!あっ!!せんっ、ぱ、あっ!!だめっ、だめ!!」

かのんは上半身を起こし、クンニの様子を見てきた。

「ゆ、指も挿れて欲しい……です」

「どこに?」

「え、な、舐めてもらってるとこ……」

「ここ、なんてところ?」

「もう……お、おま……」

「もっと大きな声で」俺は舐めてる舌を高速で動かし、更にクリを吸う。

「ひゃああっ!!お○んこ、です……んっ!!」

舌でクリトリスを責め、右手の人差し指をゆっくりと当てがった。

膣口から漏れ出る愛液を、マ○コ全体に塗り広げてから挿入した。

初めて入る中はとても温かかった。俺は何故か冷静に「ここがGスポットかー」なんて膣内の感覚を楽しんだ。吸い付いてくるような壁面には愛液がまとわりつき、挿れたらどうなってしまうんだろうと妄想した。

「んっ……ゔっ……ん〜っ!」

舌と指で局部を弄られているかのんは、顔を両手で覆い隠して悶えていた。

AVでしか見たことをそのまま実践するほかなかったが、よがってくれて嬉しかった。

指の出し入れを早め、舌でペロペロとクリを責めるうち、膣内、奥の方の締まりが強くなってきたのが分かった。

「あっ、あっ……せ、先輩っ……せんぱいっ!!」

「ああっ!!だめ、だめ!!むり、もう、ああっ!!んあああっ!!」

俺の舌と中に挿っている指は、女子の力とは思えない力で引き抜かれた。

かのんは膣内を痙攣させ、上半身を海老反りさせて昇天した。

「はーっ……はーっ……ふぅ……」

下に敷いていたバスタオルは、かのんの愛液でびしゃびしゃに濡れた。

引き抜いた指に目をやると、愛液がドロっと流れ落ちてきた。

それを「見て」とかのんの顔に近づけると力なく微笑んだ。

「このまま入れよ、先輩……我慢できないぃ……」

かのんは自分のマ○コを指で広げた。さっきまで舐めていたマ○コは、赤みを帯びて準備万端と言わんばかりに構えられていた。

「ゴム、ない……」

ここにくるのも、こんな状態になるのも想定していなかった俺は、ゴムなんて持っていなかった。

「わかってる。外で出して?」

かのんの希望で俺が仰向けに寝て、かのんがその上に跨った。

かのんの股があった俺の背中のあたりはひんやりとして、愛液のシミが広がっていた。

俺は意を決し、準備が整ったマ○コにカチカチに勃起したチ○コを擦ると、かのんはビクッと身体を動かした。

「後悔しないですか、先輩。戻れないけど」

「うん、かのんが初めてで、嬉しいよ」

「……嬉しい」

再び俺らはキスをした。

「きて?」

挿れる膣口に狙いを定めると、ペニスを押し付けて「挿れるね」と言った。

「……ん……あ、あ……ああああっ!!」

1センチ、2センチ……半分と進めていくごとに、かのんは声を漏らす。

チ○コが暖かい肉の襞に覆われる。

かのんは経験者だからか、痛い素振りは見せなかった。

「痛い?」

「ううん。先輩、優しいね。ううっ!!あっ、あっ、あ……」

かのんの声が止まると同時に、チ○コが進みを止める。

最奥部にゴム無し生のペニスが侵入し、俺は童貞を卒業した。

「い、痛くない?」

「うん、気持ちい……先輩は?」

「今までで、一番かも」

「よかった……」と力なくつぶやくかのん。

しばらくそのまま、騎乗位の状態で挿入して、無言のまま抱き合っていた。

かのんは程よい肉付きがあるが、決して重くなかった。背中に回していた手を大きめのお尻に這わせて、すべすべの感触を楽しんだ。

雨の音と湿気が二人を包んだ。

俺のチ○コはかのんの中で、早く出したいとはちきれんばかりに膨張していた。

「可愛い」と俺がいうと、呼吸を荒くして息を堪えていたかのんは「でしょ?」とおどけて見せた。

「ごめん、かのん。動きたい」

「うん。好きに動いていいよ?」

許可を皮切りに、俺はチ○コを抜けないようカリ部分まで引き抜き、勢いをつけて膣内に挿れた。

「あっ!!」

ピストンを繰り返すうち、徐々に二人の結合部は愛液まみれになる。

パン、パン、パンッ!!パンッ!!

「あっ、あっ、うっ、んんっ!!」

激しい動きに合わせ、身体同士を打ちつけ合う音とかのんの喘ぎ声が更衣室に響く。

俺は腰を打ちつけるたびに揺れる綺麗な胸と、女の顔になったかのんの表情を見て堪らなくなり、かのんの胸を揉みしだき、ディープキスをした。

「んんっ、んんんっ!!ぷはっ、あっ、先輩ぃ……」

俺はもう誰かにバレるとか、そんなことは頭から抜け落ちていた。

目の前の身体を貪り尽くすことしか頭になかった。

「あっ、あっ、先輩の、太い……ですっ!んっ!うっ!」

俺のチ○コはその言葉に反応し、より一層勃起した。

カリが膣内の肉を掻きわけるのを感じるほど、膨張していた。

かのんはそれを感じてか、今度は正常位に俺を誘導してくれた。

かのんの両脚を掴み、挿入する。

初めは上手く腰を振れなかったが、より奥に挿れるようにピストンをすると、ぶつかり合う音がまた聞こえてきた。

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

「んっ、んっ、んっ、んっ!!」

俺はチ○コの根元から迫り上がってくる快感と戦っていたが、次第に頭の中が徐々に端からホワイトアウトするような感覚に襲われ、無我夢中にピストンをしていた。

奥まで、しっかりと味わって。

「あっ、ああっ!!先輩っ、せんぱい!!」

「かの、ん……俺、もう……」

「きてっ!!出してっ!!んっ!!ああっ!!」

「うっ!!で、出る!!イくっ!!」

僅かに残った理性で、チ○コを引き抜く。

ビュッ!ビュッ!ビュッ!!

手でしごく間もなく、チ○コからは大量の精液が放出された。

本当に射精音が聞こえたような気がした。

飛んだ液はかのんのお腹や更衣室の床に飛び散り、なんと、かのんの胸まで飛んだ。

ティッシュで精液を拭い、かのんのマ○コも軽く拭いた。抜きたてのチ○コも拭こうとすると、かのんはそれを遮って躊躇わず口に咥えた。

「んっ……」

残っていた精液が、かのんの口の中に放出される。

愛液と精液が入り混じるチ○コを恍惚として舐めとってくれた。

ごくっ、と音をたてて、かのんは全て飲み込んだ。

「ふふ、おいし」

美味しいはずないものを舐めとってくれたかのんが愛おしく、俺は力なくかのんに抱きついてキスした。

「……ふふ、しちゃったね。先輩」

「ごめん、俺ばっかり……」

「それどころか、ほんとに童貞だった?気持ちよかったんだけどー?」

かのんは上目遣いで睨んで俺を疑った。

「マジだって」と俺がいうと、かのんは吹き出して笑った。

時計をみると午後五時。俺らは急いで服を着て、換気扇を動かして更衣室を後にした。

幸い、一階のフロアにはまだ中でトレーニングをしていた運動部が残っていて、俺らが取り残されたりはしていなかった。

大雨の中、相合い傘で帰路につく。

中学校こそ違ったが、帰る方向は途中まで同じだった俺ら。

恥ずかしさと、行為の余韻で二人の間に沈黙が続く。

「あの、なんで今日誘ってくれたの?」と聞いてみる。

「先輩と、話したかった。その先は、ね。流れだったよね(笑)」

「ありがとうね。痛まない?」

「全然!……あ、なんか慣れてるみたいでやだな」

「実際慣れてるんじゃ……」

「もー!数回しかしてないよー」

「別に好きな人でもなかったし。先輩に初めて取っとくんだったー」

聞くと中3の去年が初体験で、当時告白された同級生の彼氏にされるがまま…みたいな感じだったらしい。かのんと肌を重ねた後だからか、妬まずに聞けた。

後輩の女の子の方が経験が先で、なんだか少し情けなさを覚えたものの、今となっては気にしなくなっていた。

再び、沈黙が続く。

「……かのん」「……あの、先輩」

俺らはほぼ同時に口火を切った。顔を見合わせ、雨音よりも大きな声で笑い合った。

「もー(笑)じゃあ、先輩から」

「……うん」

「俺、かのんのことが好きです」

「前から好きだった。こんなコミュ障な俺に優しくしてくれて、会話も面白くて」

「無理だと思うけど……付き合ってくれませんか」

俺は頭を下げた。

「ちょ、かのんも先輩のこと好きだよ?」

「前から、練習真面目にしてるの見てたし。最初無口で話しかけにくかったけど、話したら面白いし優しくて好きってなったのね?」

「だから、こんなわたしでよければ!」

かのんは満点の笑顔で微笑んでくれた。

雨足が一向に弱まらない梅雨の中、俺ら二人の傘の中だけ晴天だった。

【高校時代、非処女の後輩で童貞卒業した(終)】

※長文乱文失礼しました。希望が多ければ、続編も書かせていただきます。

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