「おのれ、夫の敵!笹川主膳 、覚悟しやれ」
身なりのいい侍の前に町娘と従僕が立ちふさがる。
頭には白ハチマキ、震える手で小太刀をむける。町娘の髪型と身なりをしているがおそらく武家の娘であろう。
隣には竹槍を携えた老従僕が付き従っている。
「ほほぉ 美奈殿か?町娘に身をやつしての仇さがし!江戸表まで拙者をおってくるとはずいぶんご執心なことだ!館でワシに手篭めにされたことが忘れられんのか?」
「夫を騙して殺害し藩の公金を横取りして、その上、葬儀の片付けも終わらぬ館で私をを手籠めにした!そなたをゆるしませぬぞ!」笹川主膳は悪辣な男であった。奴の毒牙にかかったのは、自分ばかりではない。
かつて、庄屋上がりの家臣に難癖をつけて殺害し、仇討ちの父親まで返り討ちにしたと言う。
そして質の悪い仲間を引き連れてその家の妻女、娘まで手籠めにしたと言うではないか。この人外の鬼に今こそ天誅を加えなければいけない。
場所は江戸堤のはずれ、寂しい田舎道、左右は竹やぶと畑ばかりと言うところ、大方、吉原に女郎でも買いに行った帰りであろう、笹川と呼ばれた侍は酒でも飲んできたのだろう顔を赤らめて千鳥足でやってきた。
そこで美奈の待ち伏せにあったと言うわけだ。美奈は仇討ちの機会を狙っていたのである。
播磨の国をでて、京都、大阪と仇を追って江戸に出た。路銀は底をつき、時には商人に春をひさぐような真似までして、仇の行方を求めた。
剣術好きの笹川主膳であれば、江戸の道場の何処かに顔を出すに違いない。美奈は道場を回った。そして、ついに見つけたのである。主膳は江戸表でよほど上手に立ち回ったと見えて、旗本の家来として召し抱えられていた。
夜鷹まがいにまで身を落とした美奈とは大違いである。
しかし、その積年の恨みを今こそ雪ぐ時が来たのである。
美奈は覚悟を決める。ふと昨日蕎麦屋で抱かれた浪人者の顔が眼に浮かぶ、優しげな眼差しと惚けた風情が夫を思い出させた。
彼にしなだりかかり抱かれたのは、仇討ちで命を落とす前に、夫の面影のあるこの男に抱かれたいと思ったのである。
2人はその晩、船宿で空が白むまでまでまぐわった。
「奥様お先に参ります!おのれ笹川、旦那様の敵!」老従僕が竹槍で突きかかる。
酒に酔った笹川は簡単に討ち取られかに見えた!
しかし従僕のついた槍は空を切った。
笹川は舞踊でもまうかのように巧みな足さばきで槍を避けた!そして一刀のもとに竹槍よりを両断!
おびえて逃げようとする老従僕の背中をしたたかに斬りつけた。
「ひぐぅ」ザクリと骨まで切り裂かれ
従僕は絶息した。
「竹蔵!おのれ笹川!竹蔵まで、、、そなたはどこまで私から奪えば気が済むのだ!」
美奈は般若の形相で笹川に切りかかった。しかし笹川の手刀であっさりと小太刀はたたき落とされた!
「あうぅぅ」手首を抑えて涙をうかべる美奈。
「くぅ、無念、殺せ!殺すががいい!笹川」
「美奈殿、お望みどおり殺してしんぜよう、ただし、殺すは殺すでも、はめ殺しだがなぁ!」
そう言うと美奈は襟首を掴まれて草むらに転がされた。
「何をするか!このケダモノ!」
裾が乱れて、むっちりとした白い太腿が覗く。
笹川は美奈の細い腕を掴み、ぐっと抱き寄せた。そして激しく唇を奪いながら
大きな体で組み敷いた。
「仇から辱しめなど、、殺せ、そなたに武士の情けは無いのか、、くう」
「情けならあるぞ!男の情けがな!今日はたっぷりとくれてやろう!お前のココにな!」
美奈の裾を割って男の太い指が秘所をまさぐった。
「くぅぅ、。やめろ、あ、あ、ああ、」
「ふふふ、あいかわらず感じやすい女だな、どうだこの豆を擦られるとたまるまい」
手練の手わざで感じやすい秘所をまさぐられた。そして片方の手で笹川は美奈の襟元をはだけた
白い襦袢よりも白くたわわな乳房がこぼれでる。
「卑怯な仇め汚らわしい!見るでない!」
たわわに実った乳房を揉みしだかれた!
秘所を押し開いて、濡れそぼった雌穴に指をぐっぐっと出し入れされた。
「もう大した濡れ模様、仇に弄ばれて乱れよるわ!ちんぽを入れられて気をやりたいだろう!あの日にまぐわいはどうじゃった!ワシに夜が明けるまで手篭めにされたあの日は!気持ちよかったのぉ 美奈ぁぁ!」
「や、いやぁや、やめ、あひぃい、あああ、このケダモノ!!」
「そのケダモノにおもちゃにされて、なんだこの蜜壺は!男を誘っておるではないか?のう美奈。」
「は、いやぁ、見ないで、見ないで、ああっ……やめてぇ」
「そろそろワシの肉槍で貫いて、お望み通りハメ殺してやろう!武家の妻が夜鷹のように足を開け、男の情けを求めて
ちんぽこにしゃぶりつけ!気に入ったらワシの妾としてめしつこうてやってもよいぞ!」
「誰がそなたなどに、体が奪えても私の心までは奪えぬぞ!」
「ふん、それはこれを咥えこんでから行ってもらおうか!ふんはぁぁぁーーー」
裂帛の気合とともに太い肉棒が彼女の膣の最奥まで打ち込まれた。びくぅぅぅ!美奈の体が電撃にあったかのように
痙攣した。
竹やぶの夕闇の中に女の白い肌が浮かび上がる。そしてその上に大きな黒い影が覆い被さり、激しく腰を振っていた。
美奈の白足袋につつまれた足先が、ピンッと天に突き出され、男の挿入を促すかのように自らかすかに尻を持ち上げた
白い腿の間の彼女の花は悍馬のごとき笹川のイチモツに踏み荒らされた。
笹川は女のもっちりとした乳房を揉みしだき、乳首を固くさせるや、千鳥のごとく小刻みについばんだ。
「あ、あ、ああ、ひぃぃぃ、あひぃ、ふぅぅぅ、もうやめて!」
「何がやめてだ、美奈殿の体は素直じゃのう!乳首が、立ち上がって、秘所からクチュクチュと蜜をこぼして」
「ああ、あぐ、殺せ!これ以上の辱め、夫に申し訳が立たぬ、ああああ、ひぃぃぃ」
髪を振り乱しいやいやをするように首をふる。結い髪が解けて艶やかな黒髪が広がった。
「ほらほら、ワシのもので気をやるのだ!泉下の夫にお主のイキ果てる様を見せつけてやれ!」
男は美奈を追い詰めるかのように激しく腰を使った。
「後生でございます、どうか、それだけはそれだけは、、、」
「うぐっ、うほう、たまらん、たまらんぞぉ!仇討ちの妻を寝取るは快楽至極よ!」
「ひぃぃーーーいくーーーいやじゃ、イクのは、、いやーーーーー!」
「ほれ、ほれ、ほれ、イケぇ、イケぇ 美奈、イクのだーーーー!」
「イグ、イグ、イグーーーーーー!」
美奈は笹川に唇を奪われた、しかし、彼女は自ら舌を絡めた。
美奈の尻がが激しく震えた。
跳ねるように身を反らせ、両足を大きくつきあげて、白足袋のつま先はピクピクと震えていた。
「ふぅうううう射精る!射精る!ワシの逸物をそちの雌穴で食いちぎるつもりか?美奈、さすればお主の仇討ちを果たせようのぉ!さあ、ぐいぐいしめるが良い!おおおぅ、お主があんまりにも締め上げるのでまた気をやってしもうたぞい。ふははは、愉快、愉快」
美奈の瞳から涙が溢れる。舌を噛み切って自害しようと思ったその時、竹やぶを掻き分けて1人の男がやってきた。
「あれまーーお楽しみですねーーーー旦那さん、ずいぶん良い声で泣かしてたようですが夜鷹ですかい?」
「ぐふふふ、丸聞こえであったか、うむ、。此奴は卑しい夜鷹よ!」
なんとそこに現れたのは昨晩の雲と名乗る浪人ものだった。しかし美奈の期待とは裏腹に雲は卑屈な態度で笹川に擦り寄った。
「夜鷹にしてはなかなかのべっぴんだ。旦那さん拙者にお流れをいただいてもよろしいでしょうか?貧乏長屋暮らしでとんと夜鷹もご無沙汰だもんで、ひひひ」
「ふん!貧乏浪人か!そうだな二人で車懸かりというのも良いだろう!ワシの馬前で存分に働いてみせよ!」
「美奈、四つに這へ!犬のようにな!浪人もの!こやつの尻を貫いてやるがいい!私は口で奉仕してもらうとしよう」
「ほら美奈さんとやら、旦那様の竿を奥まで咥えこむんだ。」
雲は美奈の顎を掴んで笹川のイチモツをしゃぶらせた。
何たる卑しい心根の男だろうか昨日の睦言が嘘のように私を弄び、悪党の幇間のような真似をしている。
「それでは拙者は帆掛け舟と参りましょう」男が立ち上がり男の左手に回った。
「おう、まいれ、車懸かりじゃ、ろうに、、ん!ぐげぇーーーーーーーー!」
浪人ものが居合いで笹川の左の腕を肩先から切り落とした。ブシューーーーと血しぶきがとぶ
しかしさすがは腕におぼえのある笹川、残った右手で刀の柄に手をかけた。浪人危うし!そこへ
「美奈殿、彼奴のイチモツを噛みちぎれ!」力強い浪人者の声。
美奈は渾身の力を込めて笹川の逸物にかみついた、固い餅でもかみちぎるかのような感触。
美奈の口に生臭い血の味が広がった。「ぐぎゃーーーーーーーーーー!」
あまりのことに股間を抑える笹川主膳!
「美奈殿、仇討ちの助太刀をするぜ!」と浪人ものは見事な正眼の構えを見せた。
「ぐふうう、お主、できるな、、しかし、かくも卑怯な手口、武士の風上にもおけぬやつ」
「お前に武士うんぬんと言われたくはないな!痩せ浪人もの業前を味わってみるがいい」
「えい!」「とぅ!」お互いが間合いを詰めて必殺の一撃を放つ。浪人ものはすんでのところで笹川の突きをかわし
乳下からしたたかに突いた!「ぐはぁーーーーーーー!」笹川は苦悶の表情も凄まじく絶息した。
倒れた笹川の懐から男が財布を引き出す。「この悪侍ずいぶんため込んだものだぜ」
絹の財布からは15両もの小判がでてきた。浪人はそこから12両抜き取り美奈に渡した。3両は笹川に戻す。
「これで国本に帰るなり小商いでもすればいい。」浪人は笑顔で言った。
そして、竹蔵の 半分に斬られた竹槍を拾って笹川の体に突き刺した。、そして笹川の遺骸の上に竹蔵を被せた。
そして腰に下げた貧乏徳利を逆さにしてその上からどばどばと酒をかける。
「ふーこれで目明しどもはこの侍とじいさんが争って共倒れになったと思うだろう。
竹蔵さんには申し訳ないがあんたに類が及ばないためにはこれしかないんだ。」
浪人ものは慣れた手つきでこれらのことを瞬く間に片付けた。
美奈はこの呑気な男の裏にある何かを感じ取った。
時は幕末、多くの男たちが人に言えぬ志と秘密を持った時代である。
2人は足早に竹林から離れた。そして人心地ついたところで、浪人ものは情けない顔で美奈に頼み込んできた。
「実は昨日の蕎麦屋からうちの女房の清女に疑われておるんだ。
清女が嫉妬に狂って今は清姫もかくやという有様。
きよめの文字を鬼嫁と変えた方が良いのじゃないかとさえ思える。
そこで美奈殿、拙者が仇討ちの相談に乗って助太刀をしたことにしてくれぬか?
仔細についてはぼかしたまで構わぬ、
今日は何かうまい昨日の言い訳をお主に頼もうとお主を探していたのじゃ、私も朝まで励んでしもうたでの
まさかこんなとんでもないことになるとは思わなんだがのぉ」
「先ごろ鬼神のような働きを示したお武家様が鬼嫁を恐れるなど、お可愛いこと」美奈の頬がゆるんだ。
そして2人は清女のまつ屋敷へと帰った。
玄関の見える縁側で山の神、お清はほうじ茶をすすりまんじゅうを食べていた。
そこへ浮気相手とおぼしき女を連れて主人が帰ってきたんだからさぁ大変、2人は客間に正座させられ、
お清の吟味を受ける仕儀となった。
「きりきりと白状しろい、お上にも情けってもんがあらぁな」と東山の金さんのノリだ
最初は疑わしげにに聞いていたお清だったが「笹川 主膳」の名が出た瞬間に
真剣な眼差しで2人を見つめた。「播磨の笹川主膳、その名に間違いは無いのでござりますな、、、。」
突然、彼女の両眼から涙があふれ、それはとめどなく彼女の頬をつたった。
そして夫の胸に飛び込んだ。
「主様、主様はお清の神様でございます。ありがとうございます。お清は笹川の事は諦めておりました。私の無念を晴らしてくださり、お礼のしようもございません。。一生かけてお仕え申し上げます。」
雲の浪人に抱きついて離れないお清。美奈はしばらくお清の面差しを眺めていたが、思い出したように声をかけた
「奥様は姉川の清女様ではありますまいか?」城下町の小間物屋の隣の美奈でござります。
「おお、あの美奈殿がすっかり大きくなって」「清女様のご家族の不幸、私も心を痛めておりました。そしてまさか、当家にも笹川の毒牙が及ぶとは思ってもおりませんなんだ」
2人は手を取り合って涙を流した。
そしてしばらくして女たちは立ち上がる
「美奈殿、今宵は「なんどごと料理」とまいりませう」
「それは良いですねぜひそういたしましょう」
女たちの明るい笑いが小さな屋敷の台所に響いた。
美奈はその後、12両を元手に神田の竹やぶとなっていた荒れ果てた地所を買い求め、蕎麦屋を始めた。
薮蕎麦と言われ、最近は常連の客もついたと言う。