前回の投稿に、たくさんの評価をいただきました。
本当に、ありがとうございました。
予想外の展開に、正直、驚いています。
そこで、予定よりも早めに投稿することにしました。
ただ、今回もまた・・・
エッチはありません。
どうか、お許しください。
妻の知子と別れて、2年が過ぎました。
あゆみは小学校を卒業して、中学生になりました。
入学式の2週間前のこと。
あゆみの制服を購入するため、二人で指定された店に行きました。
「あっ、セーラー服だ。かわいい」
「本当だ。セーラー服に、3本の線があるよ」
「うれしい。どうしても、これが着たかったんだよ」
中学生となれば、男子よりも女子の方が成長が早いと聞いたことがありました。
だから、少しだけど大きめにしてもらいました。
もちろん、紺がメインの冬服と、白がメインの夏服です。
そして、いずれも襟から胸にかけて赤いスカーフが付いていました。
これが終わると違う店に行き、革靴も購入しました。
しばらくして、あゆみのセーラー服が届きました。
入学式の数日前のことです。
その日の夜。
あゆみはセーラー服を着て、私の前にやってきました。
膝丈のプリーツスカートです。
「あっ・・・あゆみ・・・」
「パパ・・・もうすぐ私も中学生になります。だけど・・・これからも、大切なパパと一緒に歩きたいと思います。どうか、よろしくお願いいたします」
そう言って、私の胸に飛び込んできたあゆみです。
「ダメだ・・・これでは・・・我慢だ」
そう思ったけど・・・
私は、あゆみを抱きしめていました。
「あゆみ。ごめんね。ツラい想いをさせて・・・」
「ううん。これからも、あゆみはパパと一緒だよ。絶対に、他の人を好きにならない。あゆみは・・・あゆみは・・・今日からママの代わりになる」
私は、思わず・・・
泣きそうになりました。
今から2年前。
まだ、あゆみが小学5年生だった頃、妻の知子は不倫をしました。
そして、妻は妊娠し、私たちの前から姿を消したのです。
去年の秋のことです。
地元にあるショッピングモールで・・・
元妻になった、知子を見ました。
あの頃のような、変わらないポニーテールでした。
真っ白な、膝丈のワンピース。
そして、白いパンプスでした。
だけど・・・
その隣には・・・
再婚相手の人が寄り添い、知子はまだ小さな女の子を抱いていました。
男性は、知子よりも20㎝くらい背が高く、二人は楽しそうな会話を交わしていました。
だけど・・・
良く見ると・・・
知子のお腹は、少しだけど膨らんでいました。
そう。
知子は、2人目を妊娠していたのでした。
最初はワンピースだと思っていましたが、マタニティでした。
2年前、知子から突然送られてきた離婚届け。
泣く泣く、それを書き、提出しました。
それから2~3か月が過ぎた頃、知子がアルバイトをしていたファミリーレストランに勤めていた、30代の女性が私の家を訪れ、事のいきさつを話してくれました。
知子は、接客担当だったみたいです。
知子がレストランでアルバイトを始めて2~3か月が過ぎたある日、知子は仕事でミスをしてしまい、落ち込んでいました。
とはいえ、42歳の割には若く見られ、とても人気があったそうです。
そんな知子を、店長だった男性が相談に乗り、少しずつ仲良くなって行ったそうです。
男性は、知子よりも5歳下。
だけど、二人が男女の関係になるまで、そんなに時間はかからなかったみたいです。
私には、不倫しているという気配さえ見せず・・・
ある日、偶然見てしまった・・・
二人の燃え上がる姿。
時が流れ、遠くに離れてしまった知子を見て、私は寂しさを感じていました。
出会った時も、結婚しても、離婚しても・・・
そして、今も変わらぬポニーテール。
「あなたが喜んでくれるなら、ずっと私はポニーテールにするね」
あの頃、知子が私に話してくれた・・・
今も忘れることのできない、告白でした。
悲しいけど、私は知子に声をかけることができませんでした。
ましてや、知子は大切な人とのかけがえのない命を宿していました。
一緒にいた、あの頃には・・・
戻ることはできないのです。
もちろん、このことを・・・
あゆみに話すことはありませんでした。
私が離婚して、しばらくした、ある日の夜のこと・・・
「パパ。寂しいから、一緒に寝てもいいですか?」
そう言って、私の部屋に入ってきました。
実は、今も・・・
ずっとあゆみと一緒に、風呂に入っています。髪を洗ってあげたり、体を洗ったりしていました。
料理も、二人で作りました。
「あゆみは、パパと一緒の方が楽しいよ」
失意の中、あゆみの笑顔が・・・
私の
【癒し】
でした。
この2年の間、あゆみの笑顔に・・・
どれだけ私は救われたでしょうか。
ツラいことがあっても、気持ちが切れそうになっても・・・
「パパ。お帰りなさい」
その一言で、一瞬で忘れることができました。
あゆみが、中学校に入学する前の夜。
私の部屋に、あゆみは思いがけない姿でやってきました。
そう。
中学校の制服。
セーラー服を着て、私のベッドに入ってきました。
「パパ。大好き」
そして、私に抱きついていました。
「あ・・・あゆみ・・・」
「パパ。抱いて・・・あゆみを・・・抱いて・・・」
「ダメだよ・・・あゆみ。親子じゃないか」「」
「私・・・パパが・・・好きなの・・・パパを・・・好きになってしまったの・・・」
「あゆみ・・・」
押し問答は、しばらく続きました。
結局、根負けしてしまった私は・・・
あゆみの
【ファーストキス】
を、奪ってしまいました。
キスが終わると、あゆみは安心してしまったのか、そのまま寝てしまいました。
最初の頃、あゆみは寝る前のキスだけで満足していたのです。
私も疲れていたけど、あゆみにはゆっくり休んでほしい。
そんな気持ちでした。
朝になり、あゆみが中学校の入学式を迎えました。
私は、あゆみと一緒に中学校に行きました。
そして、中学校の校門の前で・・・
二人仲良く、ツーショットの写真を撮ってもらいました。
写真を撮る前から、あゆみは私に寄り添っていました。
「はい。チーズ」
パシャリ(シャッターの音)
あの写真は、今も玄関に飾られています。
幸せいっぱいで、ピースサインをするあゆみ。
片や、私の顔は引きつっていました。
あれから3年が過ぎましたが、今もそのことで、あゆみに猛烈な
【ツッコミ】
を受けています。
ところが・・・
あの日からずっと寝る時は・・・
必ずと言っていいほど、セーラー服を着ていました。
そんな日々が1か月続きました。
「パパ。私たち、もう恋人同士だよね。今日から、毎日4回キスをしようよ。おはようのキス。行ってきますのキス。お帰りなさいのキス。そして、おやすみのキスだよ」
そう言って、私に抱きつき、私の胸に顔を埋めました。
6月のある日。
あゆみが、中学校に向かう日です。
あゆみの友達が迎えにきました。
「パパ。行ってきます」
「気を付けるんだよ」
「はぁい」
ところが、あゆみが革靴を履き、玄関を出ようとした時でした。
「あっ、パパ。行ってきますのキスは?」
「あっ、ごめん」
「もう・・・」
そして、ゆっくりと抱き合いキス。
家の外には、あゆみの友達が待っていました。
それなのに・・・
あゆみは4~5分もキスを続けました。
そして・・・
「パパ、大好き。行ってきます」
「あゆみ。気をつけてね」
「はい・・・」
ドアを開け、あゆみは友達のところに向かいます。
私も、外に出てみました。
セーラー服を着た女の子が、5人いました。
「あゆみ。遅いよ」
「ごめんね。ちょっと寝過ごしちゃった」
「もう・・・やっぱりあゆみだわ。本領発揮ね(笑)」
彼女たちは、その後、私を見て
「おはようございます」
と、声をかけてくれました。
「みんな、気をつけてね。今日も、あゆみをよろしくお願いいたします」
「ありがとうございます」
そして、あゆみと友達は中学校に向かいます。
私は、あゆみたちの姿を、ずっと見えなくなるまで見ていました。
時々聞こえてくる笑い声。
そんな平穏な日々も、1年あまりで変わっていくのです。
あゆみが中学2年の秋。
私たちは、ついに
【超えてはいけない壁】
を、超えることになるのです。
そのことは、次の機会でお話ししようと思います。