今から2年前、わたしが高2のとき経験した恥ずかしい体験です。
当時わたしは水泳部に所属していたのですが、その年の夏休み期間中、学校で大規模な配管工事が行われることになりました。
工事中はプールの水も抜かれてしまうため、休みのあいだ部活が行えません。
ただ顧問の先生に抜かりはなく、休み期間中、市内にある中学のプールを使わせてもらう許可を取っていたようでした。
その中学にも水泳部があり、男女合わせて10人くらいの部員がいて、私たちと合同でプールを使用することになったのです。
とはいえ高校と中学ですから互いの壁は高く、特に交流とかはなかったですね。
練習時間は朝の9時から11時30分までで、中学の部員たちもそのくらいで部活を終えて帰宅しているみたいでした。
そんなある日、わたしは居残り練習をして、普段より遅くプールから上がることとなりました。
他の部員はおらず、わたしは一人で更衣室に入りました。
普段は着替え用ポンチョを利用しているのですが、今日は一人だけなので、気兼ねなく素っ裸になります。
それでシャワーを浴びているとき、外から声が聞こえてきました。
どうも中学水泳部の男子みたいで、これから男子更衣室の掃除を行うようなことを語っているようでした。
となると女子たちも掃除にくる可能性があり、わたしは急いで体を拭き、制服に着替えるためロッカーへ歩きました。
“ガラッ”と更衣室の戸が開いたのはそのときでした。
入ってきたのは中学水泳部の男子で、彼はわたしがいたことに驚いているようで、唖然とした表情をこちらに向けてきます。
驚いたのはわたしも同じで、予期せぬ事態に頭の中が真っ白になり、体を隠すことも忘れて暫く硬直していました。
「まだ使ってるって」
なんとか声を出す私。
「すいません」
更衣室から出て行く男子部員。
距離にして2メートル、時間にして10秒ほどは固まっていたわけで、その間わたしは男子中学生にバッチリと全裸を見られることとなりました。
すぐに着替えを終えて、逃げるように帰宅しましたが、その日は家についてからも恥ずかしさで呻いていました。
後で知ったのですが、どうも中学水泳部の面々は、わたしたちが帰宅したあと毎度更衣室を清掃していたそうで、その日はわたしが遅かったので運悪く鉢合わせてしまったらしかったです。
完全に事故のため、向こうを非難するわけにもいかず、わたしは一人見られ損を負ったわけです。
今となってはほろ苦い思い出で、当の男子に対しては、毎度掃除をしてくれていたことへのご褒美ということで、自分の中で折り合いをつけています。
わたしの恥ずかしい体験は以上です。
ちなみにですが、その男子とはその後も練習中に顔を合わせていたのですが、気まずさからかお互い声をかけることはありませんでした。