遠距離になって疎遠になりかけていた彼女との最後の逢瀬

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23才の時の話です。

大学の時から付き合っていた彼女とは仕事の関係で遠距離恋愛となってしまい、結婚の話まで出ていました。

ただやはり遠距離恋愛というのは難しく、いつの間にか疎遠となり、連絡が次第に途切れかかっていた時、彼女から

「逢いたい」

という電話が来ました。

その時俺は

「逢ったらお前に何をするか分からないぞ」

と言うと

「それでもいいから逢いたい」

と言ってきたので逢いに行った。

その時、ふと彼女に

「もしかしたらお前誰かと結婚するんじゃないのか?」

と聞いた、けど

「分からない!」

としか答えなかった。

そのままホテルへ行って久しぶりにお互いを貪り合うかのように求め合った。

それから2ケ月後の、10月10日に彼女が結婚したと聞きました。

それから4ケ月後、彼女の母親からいきなり俺の家に電話があり、

「うちの娘死んじゃったの!海で波にもまれて、遺体が次の日に海岸に上がったの!」

と泣きながら電話をしてきました。

あれが最後だったんだと思うと忘れられない。

葬儀には行けなかったし、知らなかったけど、3回忌とかはそっと彼女の実家に行ったりしました。

今でも墓参りには行ってます(今の妻には内緒で)。

彼女の死因は事故です。

湘南の海で友達とサーフィンをしていた時に急に姿が見えなくなり、警察とかで捜査もしたらしいのですが、遺体が流されていてその日は見つからなかったそうです。

死んでしまうと良い事ばかりしか思い出せない。

お母さんも半年くらいは気が動転して変になってしまったみたいですが、今はもう落ち着いているらしいです。

以前3回忌の時に彼女のお母さんが

「○○(自分の名前)さんだったら娘を海に遊びに行かせなかった?」

って繰り返し聞かれました。

涙出たよ。

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