その日は、職場には、体調が悪いと告げて早退しました。この辺は融通の利くところです。
私は帰宅し昼食をすませ部屋でゆっくりとしておりました。
その後、休みの日の風俗店帰りに東京のアンテナショップで買った自分の田舎の名産品を手に、玄関を出て階段を上がり402号室の前に立ちました。
いずみさんと話がしたかったので、ご主人や娘さんがいる時間帯ではなく、彼女一人のときを狙って訪問しようと考えたのです…
インターホンを鳴らしました。
「はい」いずみさんの美しい声がしました。
「〇〇です…」私は続けて用件を言おうとしたのですが、「あ、〇〇さん、お待ちになって…」といずみさんはすぐに言葉を継ぎ、玄関ドアにやって来るかすかな足音が聞こえました。
鍵を開け、チェーンロックを外す音がし、ドアが開きました。日中は一人なので、このあたりはやはり相当用心しているのでしょう…
彼女は微笑んで「こんにちは、今日はおやすみ?」と聞いてきました。
「ええ、学校の創立記念日で…」
「実家の兄からお中元でお菓子たくさんもらって…僕も一人なもんですから、多くて困ってるんですよ…」
「この間のお礼というわけではないんですが…よろしければご家族皆さんで召し上がっていただければと思って…」
「まあ・・すいません、何だかかえって悪かったわ…」
「いえいえ、ぼく昔から食べているので、正直飽きてるんです…でもこれすごくおいしいですよ」
「ありがとうございます・・うれしいわ・・」
彼女の美しい表情にしばらく見とれていました。
美しい女性の笑顔を、小説では「まるで、きれいな花が咲いたようだ」などと表現しますが、確かにその通りだと思いました。
「〇〇さん、よろしかったらお茶でもいかが?」「私いまちょうど一人で飲んでいたところなのよ」
思いもよらなかった展開に胸が鳴りました。
「あっ・・はい・・でも」
もちろんとてもうれしかったのですが、咄嗟のことでしたので、タジタジになりました。
「少しぐらいならよろしいでしょ・・」
いずみさんは微笑み「どうぞ」と招き入れてくれました。
「すいません・・では少しだけ・・失礼します」
私は、ドキドキ緊張しました。
憧れのいずみさんの自宅にお邪魔でき、いま二人きりでいるのです…
リビングに入り、テーブルの席をすすめられて座りました。
いずみさんがコーヒーを入れている間、部屋を見回しました。
絵画や刺繍もの、家族の写真などがセンス良く飾られ、人形やぬいぐるみなどが丁寧に置かれております。娘さんがおられるので、やはり女性のおうちという雰囲気です。
部屋全体はキンモクセイにも似た香りが漂っております。
いずみさんがコーヒーと小皿に入ったお菓子を運んで来てくれて私の向かいに座りました。
「ケーキありがとうございました、すごくおいしかったです。」
「あら、よかった・・お口にあって・・」
「お菓子習われていたんですか?とにかくおいしくてびっくりしちゃって…」
「若い頃少し・・これも作ってみたの・・召し上がってみて・・」
私は予定外の出来事にうれしさいっぱいでしたが、同時にいずみさんが家に招き入れてくれたことの真意を考えました。
まさか自分に好意を抱いているのかなど…
イケメンでもない私のような者でも、男はとかく自分に都合のいいように解釈しがちです…
しばらくして、いずみさんは少し真剣な表情になり私に話しかけてきました。
「〇〇さん、私たちここにきて半年になるんですけど・・周りの人たちとのことが・・」
彼女は、しばらくの間話し出し、私も相槌をうちながら聞いていました。
彼女の話を要約すると、親しい友人が出来ない、近所のおばさん方にも避けられている気がする、人間関係がうまくいかないというようなことでした。
後から冷静に考えてみると、彼女にとっては真剣な悩み事で、私に聞いて欲しかったために、わざわざ自宅に入れてくれたのでしょう…
私は、それはいずみさんが美人だからで、住居人のおばさん方は嫉妬すると同時に警戒しているのだ、よくあることで、心配することはない、いずれ友達もたくさんできる、というような感じで答えました。
いずみさんは、時折微笑んでくれ、うなずいてくれました。
私は、彼女の美しい表情、スカートから少し出たきれいな膝、薄いピンク色のマニキアを塗った白くしなやかな指先に見とれていました。
「もう一杯召し上がりません?」
彼女はコーヒーカップを取りキッチンの方へ向かいました。
私は座りっぱなしだったので、いったん立ち上がり、外を見てみようとベランダの窓の方へ少し移動しました。
すると、ベランダの下の方に女性の下着が干してあるではありませんか!
いずみさんのものです!
上の方では外から目につくので、見えないように配慮してのことなのでしょう。
私の目は、その一対のピンク色のブラジャー、パンティに釘付けとなりました。
「4階だと、だいぶ眺めは違います?」
キッチンの方からいずみさんの声がしました。
「ええ・・」
反射的に返答したのですが、私の中に何らかのスイッチが入ってしまったようでした。
ムクムクと股間が膨らんでいくのが自分でも分かりました。
テーブルにコーヒーカップを置くと、いずみさんはこちらの方へやって来てレースのカーテンを閉めました。
午後になり日差しが強くなっておりましたし、また下着のことが頭をよぎったのでしょう。
それ以後の私の行動は、理論立てて説明できるものではありません。
本能的にからだが動いていたのです。
私は後ろの方から彼女の腰に両手を回し、いずみさんの後頭部に顔を密着させました。
いつも漂ってくる何とも言えない香水の匂いと、花のようなシャンプーの香りを目いっぱい吸い込みました。
瞬間、いずみさんのからだはビクッと反応し、振り向きざまに目を大きく見開いた驚きの表情で私を見ました。
「ちょっ…何なさるの!」同時に私の手を払いのけようとしました。
私は手に力を入れ、今度は彼女の右肩をぐいとつかみ引き寄せました。もう後戻りはできません。
「やめて…離して!離してください!」
「いずみさん!」私はなおも力を入れ、顔を近づけようとしました。
「イヤッ…」いずみさんは顔をそむけ、私の顔との間に手のカベを作りました。それでも顔を近づけようとすると、彼女は私の頬をパシッと叩いたのです。
女性としては防衛本能の当然の行為だったのかもしれません。しかし、私は今までの彼女とのイイ関係が全部否定されたようで頭に血が上ってしまい、同じように彼女の頬を叩いて、力づくでソファーに押し倒しました。いずみさんの上にまたがるように乗り、彼女の両手をぐいと掴みました。
いずみさんは青白い顔をして唇をわなわなと震わせておりました。
私は右手で彼女の頬を撫でました。しかし、顔をくるっと90度真横に向けました。
息が上がってからだも少し震わせております。しかし、私もここまで来てしまっては、もはや後戻りすることは出来ません。
「ンン・・」私が無理やり口づけをすると、少し声を上げました。手を強く掴んでいるために、先ほどのように抵抗はしませんでした。
いったん口を離し、再び角度を変えて口づけをしました。舌を入れディープキスをしようとしました。
いずみさんは強く首を振り、足をバタバタしましたが、無理やり唇をこじ開け舌を入れました。
彼女の舌先に触れました。
柔らかく、そしてねっとりとした吐息が伝わってきました。
左手で髪を触りながら頭を抱え、柔らかくて形のいい唇をいやらしく舐めまわします。
チュウチュウと卑猥な音を立てていずみさんの唾液を舐めとりました。
やっとのことで、ゆっくりと唇を離しました。
こうして近くで見つめると、肌も多少皺などあり若い女性と比べると年齢は感じさせますが、私がよく行く人妻風俗店の女性のようなところはまったくなく、実に上品で清楚で美しい人妻です。
いずみさんは、先ほどのように抵抗したり、バタバタすることもありませんでした。やがて目を閉じましたが、目元のほくろのあたりに一滴の涙がこぼれていました。
夫以外の男に唇を奪われてしまった悔しさか、安易に家に入れてしまったことへの後悔でしょうか。
私は、いずみさんのフレアスカートをまくり上げました。
「アァ…」とため息にも似た鼻にかかった色っぽい声を上げました。
この日は家にいたためか、ストッキングを履いておらず、閉じた白い太腿と、ピンク色のパンティが美しくとても興奮しました。
(続きを書く予定です)