「いっぱい食べてね。」
乳白色の声は空気と絡まって、鼓膜を揺らす。
声の主の見た目は少し、粗野ではある。
油が跳ね、染みがあるエプロン。
洗濯で落としきれなかった、黄ばみ、焦げ。
でも、そんな出立ちと対照的に、ダイヤモンドのように整った顔立ちが際立つ。
髪は絹のように柔らかく揺れる。
優奈だった。
26歳になる。
そして。
俺の嫁。
白い腕は力強い。
大皿を支え、手首には筋が浮き上がるのが見える。そして、忍足で一歩ずつ進み。ゆっくりと食卓に置く。
しゃがんで屈むことで、上から優奈を見下ろす形になる。
乳房の間には深い影が見え、底が見えない。
俺は鼻の下が伸びる。
しかし優奈の勘は動物並みにさえるのですぐ目をそらす。
移した目の先には盛り付けられた、唐揚げ。
狐色の衣はところどころ片栗粉の白い斑点があった。
白く登る湯気は換気扇に逃げようと束になる。
そこからわずかに漏れた匂いが鼻腔に突き刺さる。
ニンニクと脂の匂いだ。唾液で唇が濡れた。
少しだけ台所に目を移す。
手慣れて、身に染み付いた動作。無駄がない。
楽器を演奏するようにリズムを刻む、木と鉄の音が心地良い。
優奈はおかあさんになった。
出産のタイミングでトレードマークの長髪とは別れた。
今は、肩ぐらいまでのまっすぐのブラウンだ。
立ち振る舞いは落ち着いた。
そして、柔らかい笑顔が増えた。
でも、やっぱり優奈は変わらない。
結婚した今でも、緊張を覚える。
美人は3日で飽きるは嘘だ。
未だ更新される美貌は、着る服も選ばなくなっている。
ユニクロのピッチリした黒シャツ。
この普段着は胸の膨らみから、細い腰、それから丸いお尻までのラインをハッキリと浮かび上がらせた。
二千円弱機能性重視の服がかえって優奈のダイヤモンドみたいな肉体を鮮明に浮かび上がらせた。
いやしくも値踏みする夫の視線に優奈はすぐに気づいて、白い目で見る。
バツが悪いので、手ごろなサイズの唐揚げを箸でつまんで、口に持っていく。
手ごろに冷めていたので、集中して味わえる。
口に入れた瞬間、ニンニクのにおいが鼻を抜けて、唾液が潤滑した。
条件反射で上顎が落ち、嚙み潰す。
同時に油と肉汁がジュワッとはじけた。
その後にサクッカリッと、奥歯と衣が音を奏でる。
噛むほどに、ニンニクの芳醇な香りが口の中に広がり、若鶏のエキスが唾液と絡まる。
そこには、さりげなくショウガの存在があり、陰ながら味の輪郭を保っていた。
これは五感が唸る、唐揚げだ。
噛んで、臭って、見て、聴いて、味わって。
生まれた言葉は釣り合わないくらいシンプルで。
「ママ、うまい」
子供がいるのもあり、声を押さえながら言ってみる。
優奈は一瞬目を見開いて、口角を上げるもすぐに戻して、
「・・・ん。さんきゅ。」
と、顔を赤くしてうつむきながら、背を向けて台所で作業した。その顔は中学生のように幼く見えた。結婚して3年。未だに褒められるのに慣れていない。
少し肩が揺れて、茶色のショートヘアもゆらゆら揺れた。
少し味わうと、3歳になる娘の悠里には箸で3分割してよそった。
悠里は現在、テーブルマナーを習熟中だ。
別にそんなのは生きていくうちに勝手に覚えるだろうと俺は考えているのだが、優奈がそれを許さない。
ただ、おてんば娘の辞書に礼儀作法の文字はまだないようで、道具を用いての栄養摂取は非効率と判断し、本能にしたがって素手で掴み、乳歯でもちゃもちゃとほおばる。
口周りは脂と唾液でぬるりとテカり、小さい手はギトギトに光っていた、、
少し、嫌な予感がしたので周りに目を凝らす。
机周辺は無数の手形で光沢を放っていた。
父親ならば、ここは嗜めるべき場面だ。
しかし、
屈託のない笑顔。
優奈とうり二つの目と鼻。
とどめに自分の分の唐揚げを俺の口に運んでくれている。
(やはり素手で)
無理だ。
この天使に嫌われるのは。
濡れたふきんで汚れた所を拭きとり、ティッシュを3枚取って悠里の手と口を拭く。
こんなものでこの小悪魔がどうにかなるわけない。
じきにまた、脂まみれになるだろう。
それをしり目に俺はゆっくり立ち上がる。
そして、そそくさとコップを出して、冷蔵庫から麦茶を取り出すために忍び足で優奈の後ろを通った。
「おい。」
柔らかくも冷たい声。
ゆっくり、振り返る。
見ていた。
腕組みをして、台所にもたれかかりながら。
その眼光はナイフのように鋭い。
整った顔立ちが、怖さを増長させる。
急いで、冷蔵庫の中に目を逸らす。
「え~と、むぎちゃ、むぎちゃ。」
はあ…ため息を背中全体で受ける。
「麦茶、少ないのから使ってね」
「はい。」
短く、返事する。
それから、悠里に
「イチゴ、あるんだけどな。」
すぐして、食器とフォークがぶつかる音が聞こえた。
俺は見た。
あのおてんばが野菜サラダに手を付けているのを。。。
さっきまで見向きもしなかったのに。
「おいしー、おいしー」
ロボットみたいに繰り返す娘。
「そうそう。ゆーっくり食べてね。」
整った顔立ちは美しい菩薩のように深い愛情を見せた。
しばらく優奈は、悠里のフォークさばきを見ながら、怪しいところがあると、横にしゃがんで、手ほどきしていた。
俺はお茶を注ぎ終わると、悠里の横に座り、
「ママ忙しいから、パパと一緒に食べよっか」
交代の意思を伝える。
償いにしては、少しムシがいい気がする。
これでいいのだろうか。少し、心配になる。
恐る恐る優奈を見てみると、(よろしい♪)と言いたげな、深い笑顔でうなづき、また自分の作業に手を付け始めた。
ほっと胸を撫で下ろす。
俺はひとしきり平らげて、キッチンの流しに立った。
そこにはサラダボウルと油でギトギトになった揚げ物鍋がある。
俺はジョイ君に手を伸ばして、やや多めにスポンジに垂らし、2,3回つぶして泡立たせる。
そして、比較的楽なサラダボウルから手を付けた。
優奈はそんな俺をちらっと見て、ニッと笑ってお尻に膝蹴りを入れてきた。
「優奈?何っ!?」
イチゴのへたを取ってジューサーに入れ、下を向きながら。
「ありがと!」
目を細めて、付き合いたての頃のような意地悪な笑みを見せる。
まじめな奥さんになったのだけど、こんな感じで少しやんちゃな部分も残していた。
夜の8時。
悠里と遊ぶ。
俺は絵本を読む。
少し難解なものを選んだ。
悠里はあぐらをかいた俺の膝に玉座のようにちょこんと座り、目を忙しなく動かしている。
物語ではなく、その1ページを丸ごと頭にインプットして楽しんでるように見える。そんなだから、俺はページをめくるのを悠里に任せた。
そのページを堪能したら、悠里は俺を見上げてくるのだ。それがページをめくってほしいのサイン。
でも、子供の知性は侮れない。知らない言葉があると追求してくる。
それもあるので、俺は、難しいだろうという言葉があると、「わかる?」と聞く。
悠里は首を4度振った。
説明した。
するとその言葉の中にもっとわからないことがあったらしく、より詳しく説明を求めた。
参った。
優奈はスマホのラインツムツムをし、足を組みながら俺の苦労をほくそ笑んでいた。
そんなやり取りも、8時35分ぐらいになると、終わりを迎える。
悠里は目で見てわかるぐらいに頭を前後させている。
眠りの時だ。
「ママ、歯磨き良い?」
「ちょっと待って」
とスマホをテーブルに置くと、あれよあれよと、悠里をあしらって歯磨きをした。
ジーンズの上に小さい頭がのっかって、沈む。ほっぺたから、歯磨きがぼこんと浮き上がる。
シャコシャコシャコという音に悠里の瞼が次第に重たそうになる。見計らうように
「終わり!!」
と、優奈が言って、ハッと目を開けた悠里を立たせ
「グチュグチュしよっか」
と、目線を合わせて言うと悠里はヨタヨタした歩きで洗面台に連行された。
まさしく、電光石火。
そうして、口の中を濯ぐと矢継ぎ早に二階に連れて行き、20分ぐらいして忍足で階段から降りてきた。
「寝ちゃったよ。」
優奈は寝かしつけモードが切れていないのか、耳打ちするような声で、俺に話しかけてくる。
「見てきていい?」
「ん~、寝付いた時に変に起きちゃうと延々寝れないから、ごめん。我慢して。」
優奈は目を落として、言う。
俺はちょっと残念に思ったけれど、子供を寝かしつけるのってすごい労力がいるのを知ってる。
そのほかにも俺が知らないところで、家事をハイレベルにこなしてる。
本当に頑張ってるよな。
ここまで働ける奥さんいないと思う。
だから、せめて
「いつもありがとう」
といった後、残った仕事がないか聞こうとする。
「ん~、」
そういって、優奈は大きな虹彩を左上に持っていった。
そこで、4秒考え込み、背中を向けて、ちょこんと座った。
「もんで。」
振り向きながら、白い歯を見せる。
髪の隙間からうなじが見える。
そして、見慣れた耳の形を見る。
じっくりとその体を見た後、俺は嬉々としてマッサージの体制に入った。
優奈はそんな俺のことなんてお見通しで、
「任せるよ。」
と、向こうを見たまま、笑った。
俺は正座して、親指でツボをさぐり、肩甲骨の隙間に突き立てた。
親指の関節が隠れる。しなやかな筋肉だ。
「あ~゛そこそこ~」
鼻にかかったような声は、付き合ったときには聞こえなかった声だ。
中年親父のようなだらしない声。
今はそれすらも可愛く思う。
俺は慣れていて上から下へと順を追って優奈のしなやかな筋肉をほぐしていった。
もむ位置によって、発する声が変わる。
そのどれもが、やっぱりおっさん味がした。
すぐに腰のやや下あたりになると優奈は
「骨盤、すき」
それだけを呟き、死体みたいうつぶせになった。
そして、お尻をグッと持ち上げてくる。
俺は骨盤の横にくっついた臀部の両筋肉を両親指で挟み込むように指圧した、とても柔らかくて親指全てが飲み込まれるような感触。
でも、そんな魅惑的なお尻の持ち主は
「うお゛~、きく~」
気持ちいらしく、おっさん度のました野太い声を出して、手を床にバンバンと叩きつけている。
思わず口が滑ってしまった。
「おっさんかよ」
ドン!
優奈のかかとが俺の背中に突き刺さった。
「いたい!」
「ごめん。足が滑った。」
そういって冷たく微笑み、再び目をつぶって死体に戻った。
結局、愛する鬼嫁に頭のマッサージと足裏のマッサージまでさせられた。頭にツノはなかったので、よかった。でも、遠慮なく40分の破格のコースを堪能し、俺は手首がつりそうになった。
それを知るよしもなく鬼は大きく伸びた。白いお腹からだらしなくおへそがのぞく。
そのあと、背中を大きくひねる。
ボキボキボキ!!
乾いた音が部屋中に鳴り響く。
ものすごく気持ちよさそう、、、と思った反面、
(マジでおっさんじゃん)
と思った。
ただそのあとだった。
正座になって、一切目をそらさず。
「ん、とも、ありがと。まじ愛してる」
少し照れながら言ってきた甘い顔と落ち着いた声に深い愛情を感じて、俺の心臓はたやすく撃ち抜かれた。
鼻の下が伸びていたらしい。
「あれ~、だらしないかおしてる~」
と、ニターと笑ってほっぺたを摘んできた。
そんな時だった。
「ちょっ」
大きな胸が俺の胸筋でつぶれる感触。
柔らかい髪の毛がほっぺに当たる感触。
そして、細くてしなやかな腕が背中を締め付ける感触。
そんな、官能的感触とは対照的な
「ん、ともくん。」
猫なで声。
「ぎゅーってしてー」
・・・
始まった。
優奈はしっかり者になった。
その分の反動で甘えん坊になってしまった。
悠里がいないとき、よくこうして発散してくる。
甘えん坊になった時の事は鮮明に覚えている。
二人が同棲をした時だ。
決して大きくない部屋。
窓から月明かりが青白く照らす。
布団もかぶらず、浅く抱き合う。
優奈の髪の毛はまだ長くて、ウェーブがかかる。
顔の半分は隠れていた。
「いろいろあったけど・・・まあ、愛してるよ。」
長い髪で表情を隠しながら恥ずかしそうに告げてくれた。
そのあと、かすれた声で
「一生守ってね」
そう言って、俺の背中に腕を巻いてキツく締め付けた。
柔らかい体は沼のように俺の体を包み込んだ。
俺は負けないように必死で優奈を抱きしめた。
布団もかぶらないまま、深く抱き合い、眠った。
それ以降、たまに甘えてくる。
まるで、子供のように。
これは二人だけの秘密で。
そんな、部分をつきっきりでケアするのは、こんなお嫁さんをもらった代償としてはないに等しかった。
むしろ。
ご褒美だった。
覆いかぶさる形で、癒しを求めてくる。
ニコッと無邪気に笑う。
「いつものやって!」
子供みたいにいう優奈を抱っこして、体をゆすってあげる。
波に揺られるようにゆっくり体を揺らす。
その時、頭を掌で包んで、たまに撫でる。
「いつものだ・・・これ、すきー・・・」
目を深く閉じて、ゆすられていく。
・・・内緒だけど、筋肉質だからか意外と重たかったりする。
・・・その重さが好きだった。信頼として受け取れるから。
結局俺は優奈を上にのせて、延々と頭を撫でた。
優奈が筋肉の緊張を解いて、少しずつ重くなるのを感じる。
それでも、やさしくなで続けた。
しばらくしたら、部屋の中は衣が擦れる音しかしなくなっていて、優奈はすべての体重を俺に預け始めた。
応えるように俺は両腕で優奈の体を絞り上げ、がっちりと捕まえる。
黒いシャツに無数のシワが入る。
俺と優奈の間は衣以外何も無くなった。空気すらも追い出された。
やがて優奈もゆっくりと俺の背中に腕をまわし、ゆっくりと胸がつぶれる感触が走っていく。同時に心臓の鼓動が奥のほうから迫ってきて、大きくなってくる。限界まで抱きしめ合ったとき、鮮明に優奈の鼓動を把握できた。
そこから、少し、俺の心臓のリズムを合わせようと試みる。
息を止めてみたり、心を落ち着けたり、優奈の呼吸に耳を澄ませて、呼吸のタイミングを合わせたり。
そんな無駄な努力に時計の針が、進んだ。
長い時間が経って。
唇が触れ合う湿った音に。
細い指が俺のズボンに入っていた。
生ぬるい手が睾丸をきめ細かく、滑らかに、そして、甘く揉みしだいている。
俺の手は優奈の丸いお尻を口説くように、、、いやらしくなでていた。
優奈の呼吸は荒く、生暖かい吐息が決まったリズムで首をくすぐった。
それでも、しっかりと愛撫を続ける。
もう、お互いが言及することもない。
ただ、お互いのしてほしいことを無言のまま続ける。
そうして、ふとした時に優奈と目があった。
二人の視線はぶつかり、煙が出るぐらい火花を散らし、やがて甘く溶け合い。そして、意志を伝え合う。
言葉に工夫は凝らさない。
「お風呂いこっか」
俺が提案すると、優奈は三角座りに近い状態でちょこんと座った。
「ん。連れてって。」
頬を赤く染め、目を逸らしながら言う。
俺は、160強の乙女を持ち上げた。
優奈は、まるで小学生みたいにはしゃぐ。
そして、耳元で
「がんば!」
と言って、
「うおお!」
と俺は何とか前に進んだ。
湯気が濃い。
大人2人が入るには少し狭いお風呂。
何度も見ている裸体に息をのんだ。
血管がうっすら見えようかという、白い肌。
鷲掴みしたくなるくびれ。
白桃のような胸。
そして、宝石のように整った顔立ち。
でもその体の魅力を引き出すのは、体の各所に見える幼さだった。
どことなく丸みを帯びる肩、キュッと引き締まるお尻。
小さなおへそ。
子供のように悪巧みを見せる生意気な笑顔。
その過度なまでの若さが
「まだまだ私はたくさんの子供を難なく産める」
とメスとしての強さ、生命力の説得力として物語る。
俺の性的な目線を全身に受けてなお、優奈はニタニタと笑う。むしろ、自分から受け止めた。
必死に我慢して、足場の少ない床に胡坐を組んで、優奈に背中を洗ってもらう。優奈の体が見えないおかげで気持ちは落ち着いた。
シャコシャコとざらついたタオルが肌の表面をこすりあげる。
垢がはがされる。
そんな感覚。
やがて、背中方面が終わるとおなか方面に行きついた。
タオルが俺の胸に当たるとき、優奈の息が聞こえ、同時に、背中に柔らかい感触が走った。
柔らかいそれは、まるでプリンのようにつぶれて、優奈の胸骨の固い感触が時折わかるぐらい。もう、洗うというより、がっちりつかまっている感じに近い。
そんな状態でも優奈は何も気にしてないように自然に洗う。
狭いお風呂場に口笛の高い音が響く。
でも、それで終わりじゃなくて徐々に、体全部がべったりとくっついてきて、溶けあうようにくっつく。
吸い付くような白い肌からはとてつもない精力が眠っているのを感じとれた。
そんな体がスライムみたいに俺の体を包み込んで、まるで胃の中で溶かされる感覚に陥る。
「ゆうなぁー、とけそぉー」
湯気の中に情けない声が反響すると、
「んふふ~、もーちょっと我慢してねー」
より一層、俺の体は包み込まれ、身動きが取れなくなった。
シャワーが床に当たる音と、立ち上る湯気しか目に入らない。
そんな拷問をしばらく受けて、俺はもう我慢できそうになく、それを告げようとした。
でも、お預けを食らってしまう。
優奈は壁に手をつきながら言った。
「私も洗って?」
濡れた茶色のショートヘアをオールバックにして、唇を柔らかく動かす。
その間からは白い歯が見える。
優奈の体を改めてみた。
Fカップのつんと上を向く乳房。
わしづかみしたくなるくびれ。
腰を打ち付けたくなる、大きなお尻。
それで。
俺はじっくりと洗った。
本当にじっくりと洗った。
ほくろの数を数えながら洗った。
数年前につけた、キスの跡を見ながら洗った。
固くしこりあげた濁ったピンク色の乳首を見ながら洗った。
胸の近くにタオルを当てたとき、優奈は腰をそらせながら俺の右手首を自らの胸にもっていく。
優奈は
「いいよ。して。」
鼓膜を甘く揺らしてくる。
俺は恐る恐る胸に手を当てる。柔らかくて指が食われると思った。
でも我慢し、重量感のあるそれを持ち上げる。
掌からそれが零れ落ちそうになるも、何とかもう片方のタオルで下乳を丁寧に洗う。
優奈は俺の耳元でチッチッチッと舌を鳴らす。
それを延々と。俺の股間にはいまだ報われないそれが、存在を主張していた。
優奈はわかっていながら、無視し続けた。
生き地獄でしかなかった。
洗い終わったあと。
俺は鼻の下を伸ばしながら、じっくり見た。
まるで思春期に戻ったかのように、アソコをおったてて。
今まで無視していたけれど、さすがにその時は
「変態。。。」
優奈は俺の股間に目を落として言う。
少しあきれたような顔で。
それでも、体全部をピンク色に染めて。
そこから。
ゆっくりと俺の背中に手をまわし、俺の体を引き寄せる。
固くなった乳首が俺の乳首に当たり、陰毛どうしで絡まり合う。
そして、固くなったアソコは優奈のお腹に包まれる。
そんな状態で、そっと耳打ちしてくる。
「そろそろ・・・しよっか、、、いいでしょ?」
俺はこくんとうなずく。
「私、今、死ぬほどしたいよ」
目をとろけさせて言う。
俺は、唾をごくりと飲み込んだ。
「な、なにを?」
「セックス♡」
俺のアソコは、血管を迷路のように張り巡らせた。
しっかりと体をふいた二人の体。
オレンジ色の豆電球が淡い影を作る。
しかし、思いのほか熱は冷めていた。
優奈は少し曇り気味で、顔に影が見えた。
「どうする?作る?2人目?」
眉間に皺を寄せる。
「二人目、、、ほしいって言ってたよね?」
そう。俺は、産んでほしいと思っている。
たまに二人目の話をほのめかしたりした。
冗談交じり、、でも優奈は鋭い。
簡単に見通してしまう。
あと、妊娠するのは優奈だ。
負担は平等と言えない。
その決定は任せるつもりだ。
また、悠里一人でも十分すぎた。
・・・動物の中には子を産むと、絶命するものがいる。
例えばタコのオスは交尾後、力尽きてしまう。
同じオスとして、その話を聞いたとき、
「かわいそうだな」
と、同情したのだが、いま、悠里という存在がいて思うのは、あながち、そんな人生も悪くない。
ということで。
で、その話をしたら、優奈は
「馬鹿じゃない」
と、一瞬あきれるように笑って。
「だめ。」
と言って、裸の俺を裸の体で締め上げた。
「タコのまねー」
と言いながら、両手両足を複雑に絡み合わせて、
「死ぬときは一緒だから」
と、口をタコみたいにして唇を催促してきた。
「ほら、誓いのキス」
「出して、唇」
「早く。」
半ば無理やり奪ってきたその時の唇は柔らかく、でも少し寂し気に乾いていた。
さて。
出産における最大の問題点、経済面は二人で始めた副業が1年前から軌道に乗っている。
たぶん、、、問題ない、、はずだ。
つまり、
【優奈しだい。】
ということだ。
俺は意志を固め、
{産んでほしい}
と言おうとした。
瞬間。
優奈が俺の口をふさいで、言った。
「私は産みたい。」
真剣な顔。
「いっぱいぎゅーってしてもらって、死ぬほど痛い思いして、また強くて元気な赤ちゃん産みたい。」
優奈はハッキリと言った。
その声はまったくよどみなく本心に思えた。
俺は溶岩のように体が湯立つのを感じて、アソコは鉄のように固く、叫びあげるようにそそり立った。それはへそにつくぐらいだ。
俺はこみあげてきた熱いものを飲み込んで
「俺も、産んでほしい。」
と、いった。
優奈はニコッと笑顔を作って。
「いいよ。」
と、頷いた後
「ちゃんといえたね。えらいえらい」
と、俺の頭を撫でた。
俺はしばらく優奈に身を預けて、やがて胸に頭を沈めた。
優奈はよりもっと引き付けて抱きしめて、撫でてくれた。
それから少し、、咳払いした後、俺の顔を持ち上げて、両手で頬をもって見つめてくる。
お互いの視線が甘く絡まり合った。
しばらくの沈黙から優奈は
「じゃあ、しよっか・・・子作り・・・。」
と切り出した。
真っ白な布団に仰向けになり、股を拡げた。
広げた股の間に、自分の両手をもっていって、陰部を広げ、中を見せる。
すごかった。
ぐちゃぐちゃに濡れそぼり、サーモンピンクの入り口はパクパクと開け閉めを繰り返し、奥に行くにつれてグネグネとうごめいている。
そのせいで粘液の太い糸が絡み合っては重さで切れる。
そんな恥部を見せながら。優奈は一切目をそらさず、はっきりと言った。
「つくろっか。2人目♡」
薄いオレンジ色に照らされた部屋。
俺が上で、優奈が下。
いつもと真逆の関係。
部屋には大人のやり取りが繰り広げられていた。
「ゆうなー。ここ?ここでいい?」
「あ~ん!とも~、いいよ、そこそこ、もっときて。」
優奈の中は愛液にあふれ、ピストン運動を助ける。
膣肉は溶岩みたいに熱くて、沼のように柔らかい。
でも、たまに厳しく締めあげてくる。
その締め付けは根っこから亀頭にかけて。
思わず、うおおお~・・・・という情けない声が漏れてしまう。
歯を食いしばり、優奈を見る。
すると、困り顔でごめんねと目くばせをして、中はやさしく波打つ。
26歳という年齢からは考えられない、緩急のつけ方。
俺は情けなく果てそうになる。
それでも、喘ぐたびに優奈は俺の目を見つめて、やさしく微笑む。
とてつもない美貌とそれに見合った自信あふれるたたずまい。そしてその女に子供を作ることを許されている。
その事実に、オスの生殖本能がくすぐられ、睾丸がきゅっと締まる。
自然と腰振りがゆっくりに。。。
「優奈、ごめん、気持ちよくて・・・」
「ん~ん、大丈夫。大丈夫。」
「せっかく久しぶりなのに。」
「へへ、久しぶりだからじゃない。」
優奈はいつにもましてやさしい。でも、付け加えるように
「でも、ちょっと、情けないかも。」
その一言で、俺は落ち込んだ。
それを察したみたいだった。
その状態で優奈はちょっと考えて、少し照れ臭そうに言った。
「ぎゅーしない・・?」
優奈の中はきつく締めあげるのをやめた。
その代わり根っこから亀頭まで、ピタッと寄り添うようにくっついてきて。血管一つ一つをやさしく包み込んだ。そこから、愛液を今日一番、分泌させる。
さらに、その状態で、あま~く体を包み込んでくる。
力任せではなく、安心させるために肌全体でまったり隙間なく。
肌から愛情が伝わってくるのは間違いないが、腰に回されたやわらかい太ももが骨の隙間に入りこむのが余計にそう感じさせる。
当然、俺も必死に抱きしめる。
けど、どれだけ強く抱いても、軽くいなされて、頭を撫でられたり、ほっぺにキスされたりで、結局主導権は握られていて、今の俺は肉食動物に首根っこを押さえつけられた獲物のような状態に思えた。
やがて、優奈はささやいた。
プリンみたいに甘い声が俺の鼓膜をやさしく揺らす。
「ともはさぁ、何人ほし~?」
「赤ちゃん?」
「うん。」
「3人。。。」
優奈はやさしく笑う。
「えー、そうなんだぁ。。。」
「優奈は?」
「ふへへ、、何人でしょう?当ててみて?」
「え~、ちょっと、腰動かしたいんだけど・・・」
「だめ。当てるまでお預け。」
意地悪に笑う。
俺は
「5?」
あてずっぽうに言う。
「ぶ~」
「ええ?6?」
「ちがーう」
「へ?多くない?10?」
優奈は首を振る。
そして、俺の顔をじっくり見てえへへと笑って言った。
「100人♡」
・・・
俺のアソコは優奈の中を今迄にないぐらいに拡張した。
それに反応して、優奈の中も3回キュッとしまった。
「ふふふ、お互い・・・スケベだね・・」
もう、無理だ。
「ゆうなぁ・・・」
俺は情けなく腰をへこへこと前後する。
優奈はギュ~と抱きしめたあと
「いいよ。これからが本番だよ。」
そういった後、俺の唇を奪って。
「子作りしよっか♡」
俺は優奈を必死に捕まえた。
出来上がった体位は俺の手を優奈の肩に回し、がっしり持って、俺の股間を優奈の股間に密着。
大きな胸はつぶれて二人の体からはみ出るようになっていて、優奈に逃げ場はない。
優奈はそんな状況で
「OK?」
と余裕たっぷりに聞く。
俺はうなずくと優奈は下から腰を、クイ、クイと動かす。
明らかに挑発している。
俺はそこから、自分を保つように心がけた。
いきなりに飛びついたのがいけなかったと自戒する。
こういうのは順序が全部なのだと、言い聞かせる。
最初は亀頭で奥をほぐす。
コリ、コリ、という感触が伝わる。
開発に開発を重ねた、子宮。
宝石みたいに完璧な優奈でも、逆らえない。
最初は遠慮していたのだけど、この怪物を仕留めるにはそんなことを言ってられない。
だから、容赦なく責める。
やっぱり、触れるたびに腰が浮く。小さく
「あ。あっ!あん。」
という吐息に近い嬌声が聞こえてくる。
少しポイントをずらそうとするけど、俺が押さえつけているので、逃げられない。
そうだ。
今この時。
結婚していても、めったにない機会じゃないか。
最高の女を壊して、優越感に浸る、それこそ男に生まれた意味だろう。
「優奈、どんなことがあっても、顔そらさないで、ずっと俺の体を抱きしめてて。」
そんな提案をした。
優奈は少し戸惑った顔で
「う、うん。OK」
というものの、その声は震えていた。
状況が変わったのを察したのだろう。
俺の股間を押し付けた。
すぐに亀頭にムニっという感触が走った。
「はうん!!」
優奈がのけぞろうとした。
でもこらえた。
俺の目をしっかり見てる。
(その程度?)
と言わんばかりに口元は余裕をたっぷり含んでいた。
この女~!
すぐ優奈の子宮口に尿道を据えて、グリグリと揉みしだいた。
柔らかい子宮は何度も形を変えて、亀頭の接吻を受ける。
それでも優奈の鉄壁は崩せなかった。
快楽に反応して、俺の体が何度も持ち上がるものの、依然、堀の深い顔立ちは堂々と、俺の顔を見据えて、半笑いだ。
完全に火がついた。
俺は、ねっとりと腰を回転させ、子宮を口説くように押し付けては離す。
ネチョ、ネチョという感触が亀頭に伝わってきて、やっと
「う、お、お、」
とそれらしい声が聞こえる。
でも、優奈は俺のことを余裕たっぷりに抱きしめる。
それならと別の手に出る。
「優奈、いつもありがとうな。。。」
そんなありきたりなセリフに合わせて、子宮をグッと押す。
「ひゃん!!」
優奈は飛び上がるように跳ねた。
やっぱり、言葉で攻めると弱いな。
ここだ、と思ってグリグリグリと亀頭と子宮を密着させながら揉みしだき、
「マジでずっとかわいい。。。」
ストレートに気持ちを伝える。
この時、俺の声が上ずる。実は本音をそのまま伝えた。
それが優奈にも伝わったみたいで、白い体は茹で上がるみたいに真っ赤になった。
「やめてよ・・・」
と、目をそらす。
やっぱり、褒められるの弱い嫁に燃えた。
より過激に甘い言葉とねちっこい子宮攻めを繰り返す。
「優奈、愛してる」
「マジで大好き」
「一生離れないから」
まるで、直接、脳に届けるようにいう。
「ちょぉ!マジで恥ずかしいから!」
と、優奈は必死に首を振るけれど、そうしたら、子宮を深く揉みしだく。
「んああ!」
と、体が跳ねその隙に、甘い言葉を繰り返しささやく。
いよいよ逃げ場がない優奈、けれど容赦はない。
「まじで、とも、だめ!」
そうして限界を迎えそうになったタイミングで、
「優奈。一生俺の女だからな。」
と、見つめて、頭を押さえつける。
「おお、おおう!おおう!!」
部屋にパンパンパンとという音が鳴り響く。
極めつけに無理やり唇を奪い、子宮を激しく突き上げる。
瞬殺だった。
今までも鉄壁ぶりが嘘に思えるように
「イク!!」
要塞が崩れ落ちた。
そのあと、膣が津波みたいにビックンビックンと波打ち、俺のアソコをもみくちゃにした。
不規則な刺激がアンバランスに伝わってきて、俺も思わずあえいでしまう。
果ててしまいそうだったので、一旦、腰を休めて優奈を見下ろす。
驚いた。
目は泳いでいるものの、たまに焦点を合わせて、俺を見つめ返していた。
互いの目線がぶつかって火花が走ると、再び、ニコッと笑う。すぐに口を開いて、
「とも。負けないから。おいで。逝かせたげる。」
まったく、折れてない。
気が付けば、さっきまで逃げようとしていた体も、全身で締め上げてきている。
「かかってこい」
と言っているように感じた。
率直に思った。
負かしたい。
結婚してるなんて、関係ない。
女を磨き上げて、美の絶頂にいる今のこいつを。。。
オスとして、負かしたい。
子を産むことをせがませたい。
唇を合わせて、優奈を見た。
「優奈、絶対、男として認めさせるから」
優奈はニヤッと笑って、
「うん。いいよ。負けたら、宣言してあげる」
「何を?」
「女として、一生逆らわないって」
もう、無理だ。
俺は無我夢中で優奈を捕まえ、弱点をえぐった。
子宮口を尿道でほじくる。
「のああ!!!!」
野太い声が反響する。
さっきまでの自信が笑えるぐらい優奈は派手にイッた。
膣内はヒクヒクヒクと小刻みに痙攣し、愛液もねっちょりしたものになってきていた。
でも、呂律の回らない唇で
「まら、まら、全然、たいしたことないから~!」
と、俺を挑発する。
そこで一旦腰の動きを緩めた。
ゆ~っくり、膣の形を確認する動き。
さっきとは違い、トン、トン、トンという甘く、雛が餌をせがむみたいにつつく。
「うえ~・・・」
そういって、優奈は頭をのけぞらせる。
それでも、堕ちない。両手両足でしがみついて、負けを認めない。
いつの間にかムキになっていた。
肩に回してた腕も、背中に回して、ぎゅっと抱き寄せ、股間はしっかり押し付けて逃がさない形。
そんな状態で、耳たぶに唇を添えて息を吹きかける。
「優奈、結婚してても、ずっと女として見てたから。」
そういって、亀頭の先を子宮口に食い込ませる。
そして、ゆっくりと離して、
「俺いまだに、優奈と一緒にいて、緊張するし。」
またゆっくりと子宮の内側に、亀頭を忍ばせる。で、名残惜しく、出ていく。
それを、延々と繰り返す。
亀頭が女の子の部屋に出入りするたびに優奈は
「ひぃ!」
とか、
「うにぃ!」
とか、声を上げる。
腰が何度も波打つ。
けど、もう、許さない。
とどめを刺してしまおうと思った。
「優奈。もう無理だから、いくよ。堕とすよ?」
そういって、ラストに向かって、腰を小刻みに動かす。
「ちょ、ちょっとダメ!」
それが、最後の言葉。
部屋には延々と、肉と肉の弾ける音がこだまする。
音に合わせて
「うええ!!!」
「んああ!!」
と言って、痙攣を繰り返す。
完璧な顔はもうすでに、崩れている。
唇の端からよだれを垂らし、目は天井のどこか一点を眺めている。
「優奈?負けで良い?」
「まだぁ、まだぁ、、、」
消え入るような声。
もうかれこれ、3回目のやり取り。
俺は、自分が果ててしまわないように、時折調整しつつも、優奈が休まる場面を与えない。
的確に弱点をえぐる。
「優奈、もう無理でしょ?」
そういって、クイっクイっと子宮を持ち上げる。
「おあ!イク!」
そういって、今日12度目の絶頂を迎えた。
俺は優奈の目が白目をむくのをはっきり見た。
でも、優奈は頑なに負けを認めやしない。
やっぱり、これしかないか。
そう思って、再び、優奈の顔を見つめた。
もう、涙と鼻水でぐでぐでになった顔。
それをやさしくなでる。
放心している目をやさしく見つめると、優奈の目にわずかに光がともった。
「優奈、負けたら、一生逆らわないって言ったよね」
「・・・・ぅ、ん、いった、いった」
「そんなんいらんから」
大きな目にたまった涙が今にもあふれそうだ。
「今の優奈が好きだから」
そういって、唇を奪って、すぐ目を見つめる。
その瞬間、優奈の目から、だばー、と涙があふれた。
「一生俺の最高の奥さんでいてほしい」
「あなだぁ~、」
「ゆうな。。。」
「きてぇ・・・!出して、奥に。。。!」
優奈は聞いたことのない、だみ声で叫んだ。
ラストスパートに向けて、必死に腰を振った。
部屋は揺れに揺れた。
「あなたー!!あなたぁ!!!すき~、だいしゅきー!」
調子外れの下品な声が何度も響く。
それがこの上ないぐらい愛おしい。
「優奈、俺、マジで愛してるから!!」
「あ~、だめ、来る、言わないで、耳元で!」
膣肉が何度も波打って、射精をせがんだ。
そして俺も、わかった。
溶岩みたいに煮えたぎった精子が、外に出たいと訴えかけているのを。
「ゆうな、でそう!、精子出そう!」
「・・・っ!、うん!!もう出して、出して!、出してぇ!」
最高の女の、敗北ともとれる発言。
ピストンは早まる。
お互いに聞き取れないぐらいの大声で叫んで、絶頂に向かう。
そうして、膣肉でこすりあげた亀頭。
最後は一番奥でピタッと止まり、やさしく子宮の内側に顔を出した。
「優奈!!出る、でる!」
「ともぉ~゛゛・・・・赤ちゃん、うまぜでぇ~゛゛・・・」
優奈の太ももが力強く、俺の腰に巻き付いた。
柔肌の下に眠った筋肉がここぞとばかりにギチギチと締め上げた。
ぴゅっ!
最初は勢いよく少量の精子が出た。
それが、子宮の奥壁に当たったのか。
優奈は一瞬、
「あん!」
と、叫ぶ。
そこから栓を切ったように、クリームみたいな精液が出てきた。
尿道を目一杯広げて、ビュ、ビュ、ビュっと次から次へと出てくる。
それが何度も、優奈の中を汚した。
「お゛、お゛、お゛」
精子が送るたびに、声を上げ、腰が跳ねるのを感じる。
俺は一人、白目をむいていた。
気持ち良すぎて、睾丸に痛みすら感じる。止めようとしても、次から次に出てくる精液。
そんな俺を優奈は太ももと両手で挟み込み、腰をくねらせる。
背中には優奈の長い爪が刺さり、鋭い痛みが走る。
少し気が逸れたのもあり、射精は何とか収まってくる。
しかし優奈は腰の動きを変える。
小刻みにクイ、クイっと振って、より多くの精子を吐き出させようとし始めた。
「ゆうな~、ちょっと、、だめ、しぬ。」
必死に訴えかける。
「あ~、あなた~、すき~。産むの~、二人のかわいい赤ちゃん。。。ともの赤ちゃん。。。産むのー。ぎもぢいー。もっときてぇ。」
全然、聞こえてない。
、、、だめだ。話し合いは無理だ。
必死に逃げようとした。
でも、両手、両足は俺の筋肉や骨に届くぐらい食い込んでいる。
逃げようがなかった。
最後の手段で、俺は優奈の頭をタップした。
「ギブ!ギブ!」
それも、むなしく終わった。
途中で優奈に唇を奪われ、声を上げることすら許されず、俺は人知れず痙攣しながら、失神するまで追い詰められた。
睾丸はすでに空っぽ。
でも、俺のペニスは
「この女に自分の子を産ませるんだ」
と必死に波打った。
睾丸は悲鳴を上げる。
それでも、容赦なく次の精液を要求した。
後押しするみたいに、優奈の膣内はいまだ、絶妙な力加減でくねってくる。
俺の背中は何度も暴れるも、優奈は余計にきつく締めあげてきて、身動きが取れない。
俺は必死で唇を離して、言った。
「ゆうなぁ。もう無理、許してください。。。」
息も絶え絶えに。
それが、届いたのだろうか。
優奈は
「あなた~、すきぃー、、、」
と言いながら、力が緩めてくれた。
やっと解放された。
俺は大の字になって、天井をぼんやりと見た。
そこから、1時間弱ぐらいだろうか。
「とも、、、ごめんね!まじで、ごめん!」
そういって、放心状態の俺に優奈は何度も謝る。
「むり。。。まじで、死ぬかと思った。。」
そうすると手が回ってきた。
「へへ、じゃあ、もっかいしてみる?」
俺は背中を向ける。
「むり!」
冗談じゃなかった。
そういうと、優奈は悲しそうに
「私のこと嫌い?」
俺は何も言わずに、優奈のほうを向いて、ゆっくりと背中に手をまわした。
「すき。」
優奈は嬉しそうに
「かわいいやつめ~」
と言って、俺を柔肌に引きずり込んで、飲み込んだ。
俺は、ぬくもりに溢れた柔肌で眠りに落ちた。
月曜日の朝日が休日を溶かした。
厳しい嫁が帰ってきた。
優奈の髪の毛は蛍光灯を反射し、その目は厳しい。
「パパ、だらしないな~。はい、おべんと。燃えるゴミも。」
いつもの光景だった。尻を叩かれる。
被害は俺だけじゃない。
「悠里、ちゃんと噛まないと!トムとジェリー見せないよ!」
暴君が家庭にむちを打つ。
俺は、一刻も早く、避難しようと
「行ってきます。」
ドアの外へ。
そうすると、すぐに家の内側からドアノブが回った。
なんだろう、忘れ物か?
「とも、、、」
優奈がドアの間から顔を出す。
そうして、自分の体を外にもってきて、一旦ドアを閉める。
どうしたのだろうか。まさか、何か悪いことをしたか?でも身に覚えがない。
しばらく、おっかない顔で、俺のことを見つめる優奈。
沈黙する俺。
外に取り残された二人を、月曜の太陽が照らす。
優奈は足をもじもじと動かして、
「私のことちゃんと好き?」
唐突な切り出し。
「へ?」
俺は
「愛してる」
と、やや反射的に言う。
すると、小学生みたいな笑顔で
「私も愛してる。」
と、恥ずかしそうに笑った。
女って本当に、難しい。
でも、いいな。と思った。
俺は内側にたまった気持ちを全部吐き出さずに、優奈の頭をちょっと撫でて
「行ってくるよ」
と、背を向けた。
一瞬唇を構えた優奈が見えたけど、まさか外でそんなことはできない。
だから、たまったこの思いはまたどこかで、伝えようと思った。