美優14歳。「羞恥」…少女は口移しで咀嚼した果樹を彼の中へ。【中学編】

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【美優&優奈スピンオフ】美優14歳。「羞恥」…少女は口移しで咀嚼した果樹を彼の中へ。【中学編】ヒロさん公認作品

かんにんね。

病院の回やし、エッチなシーンは期待せんといて下さい。

もしかしたら、削除されてしまうかも。

それでも良ければ読んで下さい。

……………

いつものように、待ち合わせ場所にスキップして向かっていた。

あれ?いつも電信柱にお兄はんがいない。

はぁはーん、また、どっかに隠れてはるんやね。

何度か、騙されて、後から「ワッ」と驚かされたことがあった。

そう何度も引っかかるほどアホちゃいますえ。

でも、ウチは焦った振りをして、キョロキョロ辺りを見渡していた。

そろそろ、出て来はる頃やわぁ。

しかし・・・・

???

全く、出てくる気配がないんどす。

えっ?もしかして、ホンマに居ないの?

遅れてはるの?

それとも忘れてはるの?

それはあり得へん。

何故なら、お兄はんはとても時間には几帳面で全く遅刻などしたことがなかった。

それどころか、ウチより必ず先に来てくれていた。

「こんなとき、携帯があったらなぁ〜。」

ウチはコンビニ横の公衆電話から、お兄はんの携帯に電話をしてみた。

♪♪♪プルプル

♪♪♪プルプル

♪♪♪プルプル

「でーへんなぁ。」

ボソッと、一言が漏れてしまう。

急なバイトでも入ったんやわ。

初めてのことやったから、ちょっと焦ったけど、普通なら充分あり得る話なんやろね。

なんて、自分で納得して、一人置屋に向かった。

しかし、翌日もお兄はんは居なかった。

「・・・」

実は、昨晩、置屋から自宅へ向かう途中で電話をしたけど繋がらなかった。

めっちゃ、不安になった。

そしてまた翌日、いつも場所に

あっ!!人影が!

「えっ???」

そこに立ってはったのは、お兄はんの友人の原田さんやったんどす。

ウチは走って、原田さんの元へ駆け寄った。

「あ、美優ちゃん!」

「はぁはぁはぁ、は、原田さんご無沙汰どす。」

「そんなんええから、車に乗れやっ!」

そこには、草木さんが車の中で待ってはった。

「え、え、どこに?」

「病院や。」

「ヒロが大変やっ!」

「!」

とても寒い日やったのに、身体中がカッと熱くなった気がした。

病院に着くと、二人に連れられるように病室に行った。

個室の名札には「松木ヒロ」と。

えっ?ここにお兄はんが?

ノックして部屋に入ると、

病室の真ん中のベッドの上で上半身だけ起き上がっていたお兄はんと

一人の男性と二人の女性がいた。

「お、お兄はんっ。」

この声にみんながこっちを向く。

「おう。美優か」

頭と左腕に包帯を巻いたお兄はんの痛々しい姿。

「お、お兄はん、それって・・・。」

「まぁ、そんなトコで立っとらんでこっちゃ来い。」

菅野)「美優ちゃん、久しぶりやなぁ。こっち来て、ここに座りっ」

菅野さんが椅子を差し出してくれた。

「おおきに。」

二人の女性に囲まれる場所で、思わずおふたりを見た。

桜庭)「ん?あっ、もしかして、あの時の子やね?」

「あ、バレーの時のお姉さんどすか?」

桜庭)「そうよ。」

皆はん、覚えてはる?バレーのサーブを教えてもろうた時にいはった、お兄はんのお友達のお姉さん達。桜庭さんと大野さん。もう一人は悪友の一人菅野さん。

でも今はこっち。

お兄はんの怪我の具合がとても心配。

「お兄はん、どないしはったん?」

「ハハ、すまん、すまん。ちょい事故ったや。」

「えっ?」

後から原田さんと草木さんも入ってきて

原田)「そうや、このバカ、深夜まで現場のバイトしてんねん。」

「深夜のバイト?」

草木)「アホやから、朝方バイトの帰りに原チャで事故りよったわぁ」

「じ、事故?え、え、大丈夫なん?グスン、グスン」

「おいおい、泣かんでもええやんかぁ。ほれ、足も付いとるし、お化けちゃうでぇ」

「グスン、グスン、グスン、そんなん…」

原田)「たまたま、俺もバイトが一緒やったから、事故った時は死んだかと思ったわぁ」

「原田さん、一緒やったんどすか?」

原田)「おう、そうやねん。何か、春休み中に沢山お金が欲しいみたいで、俺のバイト先を紹介したんや」

「そんなバイト、聞いてまへんよ」

「まぁ、短期間やしな。別に、美優に言うほどのことでもないし。」

「で、容態はどうなんどすか?頭に包帯なんて巻いてはるけど。」

「あー、医者のヤツ、大袈裟やねん。大丈夫、大丈夫。」

原田)「アホっ!頭ぶつけとるやんかぁ。」

菅野)「腕かて、ヒビ入っとんやろ?」

「ほれ、大丈夫やろ?」

お兄はんは腕をブラブラさせて見せてくれた。

しかし…

「い、いて、ててて。」

大野)「あーー、松木くん、あかんよぉ。」

原田)「ヒロ、おとなしゅーしとけっ!」

話をちゃんと聞くと、バイト帰りに疲れて、ボーと運転していたら、左折してきたトラックに巻き込まれて事故ったみたいどす。

腕を付いて、ヒビが入り、ヘルメットが飛んで、頭を撃って病院に担ぎ込まれたみたい。

「ほんまに、入院なんて大袈裟過ぎんでぇ。」

草木)「頭打ってやから、精密検査はちゃんとした方がええに決まってるやろう!」

どうやら、一週間ほど大事を取って入院しはるみたいでした。

「すまんなぁ、美優。連絡取りようが無かったから、原田と草木に迎えに行って貰ったんや。」

改めて、お二人に御礼を言った。

「原田さん、草木さん、ほんまにおおきに。」

「お姉さん達もおおきに。」

菅野)「俺は?」

菅野さんが戯けるように言わはった。

「あ、菅野さんも。」

菅野)「しかし、ヒロも美優ちゃんのためにバイト入れ過ぎやでぇ…無茶苦茶やぁ。」

「おいっ!菅野!」

お兄はんが菅野さんにそう言うとすかさず原田さんも菅野さんに言い放つ。

原田)「菅野っ、いらんこと言わんでええ。」

菅野)「あ、そうか、そうか。わりぃ。」

「なに、なに?ウチが関係してんの?」

「まぁ、デート代を稼いでただけや。」

そんな訳はなかった。

塾の講師も居酒屋もやってはるし、デートなんて言っても月に一ニ回。何より家でエッチばっかしてんのに、そんなにお金が掛かるわけおまへんもの。

でも、後々、理由を知ることになる。

ウチをディズニーランドへ連れて行くために、懸命に働いてくれてはったんどす。

その時はそんな事なんて想像もできひんかったんで、ウチはお兄はんに文句を言ってしまった。

「なんで、そんな無茶なことしてはるの!贅沢なデートなんて望んでまへん!お兄はんと逢えるだけでウチは満足どす。」

「まぁ、そうやな。心配かけてすまんかったわぁ」

怪訝な顔をしていた桜庭さんが

桜庭)「ねぇ、ねぇ、この子、お隣さんの子でしょ?」

「あー、まぁ、今は隣ちゃうけど。昔はな。」

大野)「その制服は、もう中学生になったのかな?」

「はい。今、中2どす。」

大野)「ふーーん。そうなんや。」

桜庭)「美優ちゃん、もう松木は私たちに任せて大丈夫だから、遅くなる前に帰りなさい。」

「えっ?」

桜庭さん達は、ウチを子供扱いして、帰宅させようと仕向けてきはった。

「アホ、桜庭達もけーれっ」

桜庭)「はいはい、リンゴでも食べる♡?」

そう言うと桜庭さんはリンゴを剥き始めた。

リンゴをフォークに刺すとお兄はんに食べさそうとしていた。

桜庭)「あーん、してよ。」

いやっ。そんなん食べんといて・・。

そう思っていたら、ちゃんと拒否してくれた。

「おい、ええって、重病人ちゃうわ。」

原田)「おい、桜庭、美優ちゃんの前でなにしてんねん。」

桜庭)「なによぉ〜、原田くん!」

草木)「空気読めんなぁ、お前ら。」

桜庭)「草木くんまでぇ。」

草木)「オマエ、まだヒロのこと好きなんか?」

菅野)「そうそう、今日も果物買って、速攻きたもんなぁ。」

桜庭)「ゼ、ゼミ仲間やし、当然やん!」

草木)「ゼミ仲間ね・・・。」

どうやら、桜庭さんはお兄はんのことが好きみたい。そういや、バレーの後の居酒屋でもお兄はんにベタベタしてはったわぁ。

綺麗な人やとは思うけど、ウチから見てもお兄はんのタイプちゃうと思いました。

一言でケバい!茶髪ロングに赤ルージュ。

ウチと真逆やん。

へへ、でも、ウチを選んでくれはってるもんね。

ウチの雰囲気を察しはったのか、いきなり絡まれた。

桜庭)「なんなん、この子っ!ただのお隣さんでしょ?」

「ウチ…ウチ…ウチは」

気の小さいウチは沢山のお兄さん、お姉さんに囲まれて萎縮していた。

お兄はん・・・何か言うて・・・。

「桜庭、色々すまんかったなぁ。」

桜庭)「ゼミの仲間やないのぉ」

「美優は、俺の彼女や。うん、確かに中学生やけど、俺の”れっきとした彼女”やねん。」

!!!!

れっきとした彼女!

言ってくれはったぁぁぁ!

ちゃんと女性の前でも言うてくれた。

照れ屋のお兄はんは、女性の前やと、直ぐに「妹」やとか「お隣さん」みたいな事しか言わへんかったのに…。

桜庭)「ウソやん?マジで言うてんの?」

大野)「そ、そうなんやぁ。。。ちょっとビックリ。」

桜庭)「ホンマに?原田くん、ホンマ?」

原田)「おう、そうやで。ヒロは美優ちゃんが小学生の頃から付き合ってんやで。」

桜庭)「えっーーーー?!し、小学生?」

大野)「犯罪やん!松木くぅぅん!」

そりゃ、たまげた顔してはったわ。

世間の反応はこうなるんやね。

「へへへ、まぁ、ちゅーこっちゃ。」

「へ、へい。お兄はんの彼女どす。」

桜庭)「マジで…?」

大野)「ひぇーー。」

草木)「羨ましいわ、ほんまに。」

大野)「草木くん、あんたは、ただのロリやん!」

草木)「うるせぇ!言葉に気ーつけや、ロリちゃう、美少女マニアや!」

大野)「どこが違うのぉ」

「おい、病院やで。」

賑やかな病室でした。

お兄はんの人柄やと思いました。

結局、あまり納得していないお姉さん達と菅野さん達は原田さん、草木さんとウチを残して帰って行きました。

「すまんなぁ。美優を送ってやってくれよ。」

原田)「おう、分かっとるわ。」

草木)「後でデートしよっか?」

「アホ。」

「えへへ、おおきに。ウチ、一人で帰れますさかいに。」

「それに、もう面会時間終了や。」

「そうなん?」

「うん。だから、もう帰りや。」

「もっと居たいっ。」

「もう置屋に行かなあかんやろ?」

「そんなん、かまへんよぉ。お兄はんが大事やもん。」

「7時以降は身内以外はあかんねん。」

「み、身内?」

「ウチ、ウチ…居たい。」

「原田、付き添い人申請書取ってくれっ」

お兄はんは、申請書に何やら書き始めた。

『付き添い人…遠坂美優』

『続柄…婚約者』

えっーーーー♡♡♡

「これ、ナースセンターに出しといてくれ。」

草木)「やるなぁ、ヒロっ。」

「ウチ、ウチ。」

「ハハ、形式、形式っ。これで7時以降も居れるわ。」

軽く描いてくれはった文字にウチは脳みそが沸騰するほど嬉しくなったんどす。

婚約者美優、婚約者美優♡

原田)「しかし、この制服では、看護師さんもビックリすんでぇ。」

「ホンマやなぁ。美優っ!オマエ、今日から18歳ってことでOK?」

「お、お、けっー、かな?」

草木)「無理があんでぇ。まだ、あどけなさ過ぎるで、美優ちゃんは。」

「かまへん、かまへん。そんなん、警察ちゃうし、看護師さんもツッコまへんわ。」

こう言う、大胆というか、大らかなお兄はんが大好きな所。

気にせーへんというか、なんというか。

「美優、まぁ、今日は帰り。また今度、ゆっくり来たらええわ。」

「へい、ほな、そうします。」

と言う事で、今日は素直に草木さん達に送ってもらった。

車中で、原田さんが言った。

原田)「アイツ、目が覚めて開口一番、美優に連絡しなっ!美優に!」

「・・・」

原田)「美優ちゃん、めっちゃ愛されてんで。親兄弟より美優ちゃんやったからな…笑」

「お兄はん…が?」

原田)「まぁ、安心せぇや。アイツ身体は丈夫やし、頭もアホみたいな硬いし、あれ以上アホにはならんやろ…笑」

草木)「言えてる、言えてる。チンチンも元気なはずや…笑」

原田)「おい、草木っ、少女にチンチンはあかんやろ。」

「かまいまへん。お兄はんで慣れてますさかい。」

原田)「慣れてるって…アイツ、美優ちゃんに何教えてんねん…笑」

草木)「鬼畜、鬼畜。」

原田)「草木、鬼畜はオマエやっ」

置屋に付くと、明日以降のことでどうしたものかと悩んでいた。

着付けの手伝いをしながら、豆雪姐さんに相談した。

「お姐さん。ちょっとええですか?」

「ん?どないしたん?」

「実は、お兄はんが・・・」

事故の報告をした。

「そりゃ、大変やったなぁ。で、彼氏はん大丈夫なん?」

「多分。」

「そりゃ、良かったなぁ。」

「じゃあ、何悩んでんの?」

「遅くまで付き添いしたいんどすよぉ。」

「なるほどね。」

「お母さんにもお婆はんにもバレへんようにしたいんどす。」

「んーー。学校行事があるとか言うたらあかんの?」

「学校行事?」

「何か適当に、それらしい事を言うたらええよ。ワテらも合わしたあげるさかいに。」

「ウチ、部活も入ってへんしなぁ。」

横にいた豆千代姐さんが別案を出してくれた。

「ほな、あっこにお手伝いに行く事にしたら?」

豆千代姐さんが言うあっことは

「どこ?」

「南禅寺の社長はんのとこや。」

「あの社長はんの頼みなら、お母さんも断ることは出来ひんやろ?」

「そりゃ、ええわぁ。上得意さまやしね。」

お姐さん達も悪いお人やわ。

よりにもよって湯豆腐屋の社長はんを使うやなんて。

「そんなん社長はんに迷惑かけたら、あきまへんよ。」

「かまへん、かまへん。あの社長はん、美優ちゃんの事、娘みたいに可愛がってはるやん。二つ返事で引き受けくれはるわぁ」

めっちゃくちゃな事言わはるわぁ。

でも、適当な学校行事より余程、説得力があるわ。

豆千代姐さんはすぐに社長に電話を入れてくれた。

「へへへ、OKやっ!社長はん。喜んで乗ってくれはったでぇ。」

「ほれ、一発回答やったやろ。」

しばらくすると、ウチらの部屋にお母さんが入ってきた。

「美優、悪いけど明日から○○社長のトコ、お手伝いに行ってくれへん?」

はやっ!

もう社長はんからお母さんに電話があったみたいどす。

ウチも惚け(ほうけ)たふりをして

「なしてなん?お母さん。」

「今、南禅寺の湯豆腐は繁盛期やさかい、人手が足りんみたいやわぁ。あの狸親父のことやから、タダで使える子が欲しかったんちゃうのぉ。すまんけど、ちょっと行ってくれへん。」

「そうやねぇ。社長はんの頼みなら仕方あらへんね。ごめんな、ウチらお座敷あるさかい、行けへんし。美優ちゃんお願いできる?」

うわぁぁぁ、白々しいわぁ、お姐さん。

「へい。喜んで。」

なんや、めっちゃ簡単に事が運んだ。

今度、社長はんに御礼しなあかんね。

不謹慎やけど、病院に行けてウチはとても嬉しかった。

だって、時間いっぱい、お兄はんのそばに居れるやもん。

バスに乗って30分ほどで病院に着いた。

トントン…

「お兄はん、お加減は?」

「お、美優。学校終わったんか?」

「へい。」

「そうか、ほな、ここ座り。」

「婚約者、遠坂美優、座りまーす♡」

「あちゃー、アホなこと言うなっ。」

「じゃあ18歳遠坂みゆ…」

喋り終わる前にポコっと頭をこづかれた。

「もー、ええって!」

「手は大丈夫なん、ふふふ」

「右手で叩いわっ。ってか、オマエ、気持ち悪いなぁ、何で笑うてんねん。」

嬉しさが顔に出てしまっていたんどす。

「えへへへ、今日はギリギリまでお兄はんのそばにいんねんよぉ。」

「”いんねんよぉー”って、帰れっ!」

「大丈夫、大丈夫。」

置屋の話をしたら

「なぁ、そんなこと、せんでええし。」

「そもそも、動けるし、付き添いなんて要らへんわ。」

「ぶぅぶぅーぶぅぅぅー。」

フグみたに、何度も頬を膨らまし、すねっ子アピールをした。

「どうせ、拗ねたフリやろ。」

「ぶぅぅぅぅ!」

「そんな事してるとめっちゃ可愛い顔が不細工になんでぇ。」

めっちゃ可愛い??♡♡♡

「何か、そんな言い方されると怒れまへねぇ。」

楽しいなぁ。

病院やけど、何か個室って、いいなぁ。

「あっ、お兄はん、それっ?」

ベッドにはジャンプなどの雑誌に紛れてエッチな本まであった。

「ちゃうで、ちゃうで。アイツらがお見舞いで買うてきたんや。」

「お兄は、ん。エッチしたいん?」

「ん…ま、まぁ。下半身は何の損傷も無いしな。」

「ウチはかまへんえ。」

ウチはコートと制服の上着を脱いだ。

「ちょ、ちょい、待ちや。検温もあるし、看護師さんも来るし、アイツらも来るかもしれへんやろ。」

「うん。」

個室とはいえ、まだ、3時過ぎ。誰が来るか分からへん。お兄はんの言うことは当たり前やった。

今はたった二人の空間。

イチャイチャタイムの始まり。

リンゴを剥いて、お兄はんの口へ

「はい♡お兄はん、あーんして。」

「へへ、あーーん。」

昨日は、桜庭さんのリンゴは食べへんかったのに、ウチのは、おっきなお口を開けて食べはる。

「あ〜、何か硬いわぁ。」

「えっ?リンゴ硬かったん?」

どれどれと、ウチも一切れ食べてみた。

シャッギッ…

「ちょっと硬めやけど、ジューシーどすよ。」

「ん〜、頭打ったから、顎が弱くなったんやろかぁ…笑」

首は捻ってはるけど、顔は笑ってはる。

あっ?もしかして、そう言うことなん?

何となくお兄はんのして欲しいことを察したウチは一欠片をパクっと口に入れると少し咀嚼した。

ガリガリ…

「おにいふぁん、あ〜ん、して。」

やっぱ、そうや♡

お兄はんはおっきなお口を開けた。

ウチはお兄はんに口付けをすると、咀嚼したリンゴを全部彼の口の中に流し込んだ。

「モグモグっ、モグモグっ。」

「お兄はん、美味しい?」

「おいひぃ。モグっ」

甘えん坊なお兄はんにウチはきゅんきゅんしてしまう。

日頃の凛々しい姿とは正反対なお兄はん。

こう言うのが、母性本能をくすぐるって事なんやねぇ。

「もっと、食べはるん?」

「うん。」

ウチは何度もリンゴを咀嚼して、お兄はんのお口へと運んだ。

何度もやってる内に要領が分かり、舌で絡ますように運ぶとそのまま、二人で舌を絡まし合い、ディープキスをしていた。

「ぷっはぁっ……キスしてたら、味が分からへんよ。」

「美優の味が加わって、美味しかったわぁ」

「もう、お兄はんったら…」

可愛いお兄はんに思わず……

ベッドで寝ている彼に抱きついてしまった。

「お兄はん、今度はちゃんとしよっ。」

甘い甘い、リンゴ味のキス。

ブラウスのボタンを三つ外され、ブラの上から乳房も揉まれる。

「はぁっ……ん」

上の乗っかってるウチから舌を入れ、絡ませ始めるとブラの中に指が入ってきて、先端をクリクリと転がされた。

「あ、あっん、あかんよ。」

お兄はんと抱き合いながら、濃厚に舌を絡ませていると…。

ギィーーと、部屋の引き戸がノックも無しにいきなり開いた。

えっ??

「ヒロぉおお、生きとるかぁぁ」

抱き合ってる状態でいきなりの来訪者。

もう、お兄はんに重なっているから、そのまんまの体制で、来客の方を振り向いた。

「と、トシさんっ?!」

「と、トシっ!?」

「おおおお、悪りぃなっ、セックスしてたんかぃ!」

何とトシさんが、お見舞いに来はった。いや、揶揄い来はったという方が正しい。

ウチはベッドから、飛び降り、急いでにボタンを留めた。

「ギャハハっ!いやあ〜、かんにん、かんにん。セックスの最中とは思わへんかったわぁ。」

セックス、セックスって連呼せんといてよぉ。恥ずかし過ぎて、声も出ない。まさに「羞恥」とはこの事。

ウチは俯いて黙ってしまった。

「・・・」

「ゴラッ!来んなら、電話ぐらいせぇーよっ!」

「はぁ〜っ、人が親切にお見舞いに来てやってんのにぃ。何やー、その言い草は!」

「ってか、ノックぐらいせぇーやっ」

「うきょきょっ、そんなん真っ昼間からセックスしとるなんて思わへんでぇ。」

「セックスなんかしてへんわぁー!チューだけや!」

「ちょ、お兄はんっ!」

「チューぐらい、見られてもええやんかっ。減るもんちゃうし。」

「開き直んなよ!」

「ホンマや。トシさん。ノックぐらいしてぇ。」

「すまん、美優ちゃん、ピンクのブラまで見せてもろうてぇ。」

「きゃーっ、もう、やっぱ見えたんやね。スケベっ!」

「こ、ゴラッ、てめぇー!美優のオッパイ見たんか!」

「ブラ、ブラジャーと、白くておっきな乳房がチョロっと見えただけや…うきょっ♡」

トシさん…もう、もう、もう。サイテーっ。

「何か昔もこんなんあった気がすんなぁ。」

「ん?昔?」

「愛たんと……おっと。」

「お、おいっ!」

「あいたん?」

「あー、ちゃうちゃう。何でもないわっ。」

二人の焦り方でロクでもない話であることは容易に想像できた。

それにトシさんが、”あい「たん」“って呼んでたし。年下の可愛い子だとも推測できてしまった。

どうせ、病室で”あいたん”さんとベタベタしてはったんでしょ。

イチイチお兄はんの過去で驚いとったら身が持ちません。

ちょっと膨れっツラをしていたウチにトシさんが

「美優たん。ケーキ買うて来たし、機嫌直してや。」

「ケーキ?」

「おー、めっちゃ美味しいケーキやで。」

「551の豚まん専門の貴様にしては気が効くやないか」

「アホ、どうせ美優たんがおると思ったんや。」

ウチのことも考えてはったんやぁ。

トシさんって意外と気が効くんどすよね。

「美優、コーヒー買うてきてくれ。」

「はい。」

「ほれ、トシ、小銭、小銭っ。」

「ワイが出すんかい!」

トシさんから、500円玉を貰うと、コーヒーを買いに行った。

出てすぐの所に自販機があったので購入して部屋に戻った。

ベッドの台の上には本当に美味しそうなケーキと雑誌、そして何やら見たことがない置物があった。

「み、美優、早いな。」

「すぐソコに自販機あったさかい。」

雑誌はよく見ると、全部エッチな雑誌。

「あやぁ〜、またこんな本買うて来てぇ。」

「美優たんも見るか?」

「見まへん!!」

「で、この変な置物は何どす?」

「あ、これかぁ〜。ギャハハ。わかるか?」

「美優、これ、俺使わんし、トシに返すとこやねん。」

「使うもんなん?」

焦っているお兄はん。

絶対ロクなもんちゃうわぁ。

形状はピンク色でコケシみたいで真ん中がウエストみたいに凹んでいる。銀色の線が4、5本入った不思議なモノ。白い文字で

「TENGA」と記されていた。

「何ぃ?これ。テンガって読むんどすか?」

「大正解!」

「何?何?なんなんそれ?」

「トシ、もうええ、持って帰れ〜」

お兄はんは、怒り気味やし、トシさんは相変わらず、笑ってはるし。

なんだか、よう分かりまへん。

トシさんはその”TENGA”という置物の凹んだ部分を握ると、上下に動かした。

「美優たん、これで何するもんか分かるか?」

「益々、分からへんよぉ。」

「はぁ〜、実践するしかないかぁ。」

「アホっ!ええ加減にせっ!」

「何でや、楽しい性教育や。」

性教育?やっぱ、エッチなことに関係あるんやわぁ。

お兄はんの態度とトシさんの表情で大体想像は付いていた。

でも、エッチなことって・・・。

「しゃーないなぁ。よー見とき」

トシさんは、そのモノをひっくり返すとシールを剥がして、蓋を取った。

「ほら、美優たん、底に穴空いてるやろ?ここにぶち込むねん。」

「こ、こ、ゴラッ、トシ、ヤメぇぇ!」

「ええやん、ええやん。知ってて損はないわ。それに美優たん、もう子供ちゃうやろ?」

「美優、もう、無視しとけ。」

「うひょひょひょーー!ここにチンチン入れんねん。」

えっーーーーーーーーーー!!!

ウチは絶句した。

「な、何どすかぁ?それ?」

「めっちゃ気持ちのいいオナホールや。」

「オナホール???」

トシさんは手を上下に動かしながら

「こうやってすること。オナニーの道具や」

何と、それは、男性が使うオナニーの道具TENGAという代物やったんどす。

生まれて初めて見た、男性の変な道具。

「ほらー、美優がドン引きしてるやんかぁ。」

「一家に一台やで。いや一人に一台かな……笑笑笑」

トシさん、入院してはる、お兄さんにとんでもないモノを差し入れしはったんどす。

「お兄はん、こんなん欲しいの?」

「ちゃう、ちゃう、トシのアホが持って来ただけや!」

「そーやなぁ。美優たんが処理してくれてんのやったら、いらんかぁ。」

「アホーーっ!トシさんのどスケベっ!」

「ギャハハ、男はみんなすんねん。」

「オマエ、もう帰れっ!」

ホンマにトシさんって・・・。

その後、ずっと不機嫌なまま、貰ったケーキを食べていた。

「美優たん、機嫌直してくれよお」

「無視、無視。」

思いっきり、ソッポを向きました。

トントン…

ノックをする音が

あれ?今度は誰が来たん?

「はい、松木さん、検温ね。」

看護師さんが検温に来はった。

このお兄はんの担当の看護師さん。

結構綺麗な人。

そんなん、この人が見逃すはずもない。

「おひょ〜、看護師はん、お綺麗ですなぁ」

「ハハ、どーも。」

「なんや、なんや、冷たいでぇ。」

「おい、トシ。」

「何時に終わるんでっか?」

「松木さんの検温が終わったら、遅番の人と交代しますよ。」

「ウヒョー、ほな、この後、お茶でも。」

「ごめんなさい。予定があるので」

「ギャハハっ、10秒で振られとるわっ」

「では、また明日。」

何事も無かったように、看護師さんは戻って行った。

「トシさん、軽くあしらわれましたなぁ。」

「美優たん、アレは照れ隠しやで。」

「さすが究極のポジティブ野郎やな。」

ホンマにトシさんは誰にでも変わらぬ接し方で、スーパーコミュ力の持ち主やと思いました。

「かぁーっ、プリプリのええケツやったなぁ。タマランのぉ」

「おう、中々、綺麗な看護師さんやろ?」

「ケツとか触ったんか?」

「なんでやねん!」

「じゃあ、乳は?」

「触るかっー!」

「ほな、前戯なしでチンポコ入れたんかぁ〜、さすがヒロやなぁ。」

「そうそう、前戯なしで、ズッポシとな。」

「おい!ってか何で、ズッポシやねん!」

「レイプマンもビックリやぁ〜」

「ギャハハっ!ちびっ子美優たんを手篭めにしたクセに何いうてんねん!」

「もう、なんなん、手篭めって。」

お兄はんも、お兄はんやわ、トシさんと一緒になってアホな会話しはってぇぇ。

トシさん来ると一気に場がエロ会話一色になるんやからぁ。

そして、しばらく下らない会話をし、トシさんは帰ることになった。

「ほな、オマエらセックスしなあかんやろから、お邪魔みたいやし帰るわ。」

「もう!トシさん、そんな言葉しません!」

「おう、わざわざ、すまんかったな。」

「まあ、元気そうで安心したわ。」

「美優、出口まで送ったってくれ。」

「はい。」

病気の時間外出入口までトシさんを送ると

「すまんのぉ。シャレやシャレやないか。もうそんなに怒らんといてや。」

「怒ってまへん!」

また、いやらしい顔で

「ヒロの下半身の処理頼むでぇ♡」

「中学生にそんなこと言わんといて下さい。」

「ギャハハ、もう美優たんはヒロの女やし、これぐらい慣れてくれぇ。」

ヒロの女って言われて少し喜んでいた自分がいた。

「ほれ、これ。タクシーで帰りや。」

「えっ?こんなにいりまへんよ。」

トシさんは1万円札をウチに握らせた。

「お、間違えた!5千円のつもりやったのにぃ」

「えへへ。はい、お返しします…」

「もう、ええわっ。取っとき。」

「貰えまへんえ。」

「明日も来るんやろ?」

「うん。そのつもりどす。」

「ほな、取っとき。オッパイも見せてもろたし。見物料や。」

「もーー!エッチっ!」

「ハハハ、タク代や余ったらヒロに何かこうたってくれや。」

そう言って、帰って行きはった。

ホンマ、嵐のような人どすわぁ。

でも、ホンマに仲がいい二人。

中学時代からの悪友みたいやけど、ちょっと羨ましかった。

トシはんか・・・。

部屋に戻るともう夕飯が用意されていた。

ウチも一階にある売店で弁当を買って一緒に食べました。

夕飯の食器を看護師さんが回収に来はった時、

「面会時間終わりよ。」

ウチは、

「申請してある、遠坂美優どす。」

そう言うと、何かを確認され、

「あ、婚約者ね、えっ???」

「そ、そうどすえ婚約者どす。」

めっちゃ変な顔をされたけど、ツッコまれることもなく、面会時間以降もいれることになった。

「へへへ、婚約者って言うてもうたわぁ。」

「ノリノリで言うてたな。」

「何か嬉しくって。」

ウチはお兄はんには悪いけど、この入院で、よーけいい思いをさせてもらいました。

何をするって訳でもない。

二人きりの空間。

静か個室。

「こっちおいで。」

「うん。」

ベッドの横に潜り込んだ。

テレビを二人で並んで観ている幸せ。

本来なら、お姐さん達を送り出し、部屋の掃除や、稽古をしている時間。それが今は大好きなお兄はんと並んでテレビを観ている。

「お兄はん。」

「なんや?」

「好き。」

「ふっ。またかい。」

チュッとされる。

「てへへ♡」

幸せ。。。。

8時なると、部屋の電灯が消えた。

「あっ、消えた。」

「消灯時間やわ。」

「帰らなあかんの?」

「あ、申請してあるから10時まではおれるで。」

消灯時間が過ぎ、灯は頭の上のオレンジの電灯だけ。

「美優…」

顎をグイッとされると、

この雰囲気の中、静かに唇を合わせた。

お兄はんはゆっくり、ゆっくり舌を入れてきた。

スローペースが、逆にウチの興奮を誘う。

胸がキュンとした。

とうとう彼の舌の付け根近くまでがウチの中に入ってきた。

ちょっんと、舌先で触れると、ウチの舌を舐め始めた。

まずは舌の表面を撫でるように。さらに側面、裏と範囲を広げていく。

舌の裏側の血管の部分は、物凄く気持ちよかったんどす。

病院という、場所がよりそう思わせたのかもしれまへん。

「はぁぁぁんんっ……」

やがてお兄はんの舌はウチの舌を舐めるだけでなく、ねっとりと絡みついてきた。

舌同士がセックスをして、求め合うようなまとわりつくようなディープキス。

昂る自分がいた。

何、このキス。めっちゃ感じる…。

軽い気持ちで始めたキスやったけど、行為並みに感じていた。

「はあっ……あぁぁ、お兄はん」

隙間なく口付けをされ、唇の隙間から何とか息を吸う。

「ふぅ…はぁはぁ」

それさえ許さないというように、お兄はんの唇は追ってきた。

貪るように、しつこく、しつこく、追われてしまう。

だが、そのしつこさが心地いいんどす。

ウチの頬を包む彼の手にギュッと力が入った。

全然、痛くはない。

お兄はんのおっきな手の優しい圧迫感に陶酔しそう。。。

「美優、オマエが舌挿れてこい。」

「うん。」

お兄はんの口に舌を入れ、お兄はんの舌の動きのように、動かしてみる。

おっきめな舌を舐める。

表面はざらざらしていたが、側面と裏は柔らかくて、ぷにゅぷにゅして気持ちいい。

青い血管部分は、最初は慎重に先端で撫でるように舐めた。

徐々にに慣れてきて少し力を強めてみると、ウチはドンドン昂ってしまう。

舌裏に溜まった唾液を

じゅじゅっと

吸ってみると、先程食べたリンゴの風味がした。

なんか、甘い……。

お兄はんも同じように甘いと感じたんやろか?

さらに、舌を絡めてもみる。

何度しても、自分から舌を絡ませるのは最初は恥ずかしい…。

お兄はんの舌がウチの舌に絡み返してきた。

今度は逆に逃げたりした。

もっともっと濃密にしたくなった。

攻める側になっていたウチは、

いつの間にかお兄はんの病院のパジャマの胸をきゅっと掴んでいた。

「興奮しとんのか?」

お兄はんはウチのうなじを掴むと、グイッと引き寄せさらに激しいキスを返してきた。

「んは……っ。ちゅっーっ、じゅーっ!」

お兄はんの舌はさっきのよう少しずつ差し込まれるのではなく、今度はニュルりと一息に奥まで入ってきた。。。

それも喉に届きそうなほど。

舌を入れられて、

掻き回され、

口の中まで愛撫され、

アソコはじゅんじゅんと濡れて……しまう…

今、触られたら、凄く濡れてるのがバレてしまう。

「んあ……っはぁ」

あまりの激しいキスに逃げるように弓なりに身体を逸らしてしまった。

「ん?止めるか。」

「ち、違うどす…激しかったから…」

うまく言葉にできないその答えを、ウチは小さく首を振る動作で表現した。

「じゃあ、続けんで。」

身体がさらに近づいて密着したのを、逃がさないとばかりに今度は肩を抱かれた。

生地の薄い入院着からはお兄はんの体温が感じられる。

お兄はん舌が、お兄はんの舌が…

まるでもウチはお兄はんのモノといわんばかりに侵入してくる。

「ふ、は、はぁぁんっ」

思わず喘ぎ声が出てしまった。

さっきよりさらに気持ちよかったんどす。

彼の情熱的な舌で愛撫したり、愛撫されたりすることを繰り返しているうちに、ウチはすっかり蕩けてしまっていた。

「気持ちええんか?」

お兄はんの目つきは熱気を帯び、いやらしくもねばっこくもなってきた。

獲物を狙う目みたい。

捕食されそうな勢い。

食べられちゃいそう。

下半身に熱を感じる。

ウチ、めっちゃ濡れてる……

愛撫の範囲は舌だけでなく、口の中全体に広がっていった。驚きもあって、感度がまた上がった気がした。

縦横無尽のお兄はんの舌は、上顎の下、下顎の上、口の側面の柔らかな部分まで這いずり回る。

身体がピクンと跳ねてしまう。

「ふああ、あっ……お兄はん…」

下半身が…

あっこが…

子宮が…

そのあたりがキュンと疼いてしまう。

こんなエッチなキスを続けていたら、逝ってしまいそう…

これ以上、続けたら、

いつのまにか、ブラウスの中にお兄はんの手が…

ブラの中に手が侵入してきた。

「お、お兄は、ん、ソコっ、あかんぇ」

キスだけでも……こんなに感じているのに。

乳房まで、こんなんされたら、ウチ…。

あかん、あかんと思うのに、腰が微かに動いてしまう。

お兄はんにも伝わっているかもしれへん。

すると、

「……っ!」

お兄はんはブラウスの隙間から、舌を差し込み、ブラをずらして舐めてきはった。

「あぁぁ、あかんぇ。看護師さん、来るよぉ」

背徳感の中、いつ看護師さんがノックしてくるかもと、ドキドキしながら、乳首への愛撫をされていた。

とても、気持ちよく、

とても、官能的で、

「あかん」とは言ったものの、実は、堪らなく感じまくっていたんどす・・・。

チュパ

チュウー

チュパ

チュウー

と、ウチの乳房を弄ぶ音だけ、病室に響いていた。

はぁっん…ウチはお兄はんには弱いなぁ。。。

翌日、学校では全校集会があった。

「ふわぁ〜、眠い、眠い。」

「遠坂っ、欠伸なんて珍しいやん。」

「ありゃ、見られてもうたわぁ」

「どうせ、遅まで勉強してたんやろ?」

「コラッ!こそっ、静かにしなさい!」

「あっ、先生っ、ごめんなさいっ!」

「はい、静かにしますぅ。」

「キララちゃん、叱られてしもうたね。」

「あんたが、大あくびなんかするからやん…笑」

二人で顔を見合わせて笑った。

こんな感じで、すっかりとキララちゃん達とも打ち解けていた。

人生で一番、学校が楽しかったときかもしれまへん。

昔は全校集会があっても、ウチは隅っこ静かにしてました。

先生達からも、「みんな遠坂を見習うように」なんて言われるぐらい何一つ私語なんてしなかったんどす。

今は、叱られたりして…ちょっとだけ悪い子になってもうたんどす。

友達にも恵まれて、格好いい彼氏もいて、このまま高校、大学と進みたかったなぁ〜。

全校朝礼が始まると、お決まりの校長先生の長い話。

何かいつも同じことばっか言うてはるわぁ。

ようやく、長い話が終わると。

校長先生は話しを続けはった。

何ねぇ?まだなん?

校長先生が話始める。

「あー、皆さん、嬉しいニュースがあります。毎年の青少年読書感想文コンクールで、文部科学大臣賞を受賞された生徒がいます。」

ふーん。凄いなぁ。。。

「はい、2年3組遠坂美優さん、壇上へ上がりなさい。」

えっ!???

周りがザワ付く。

「遠坂っ!スゲッ!」

「遠坂さん、早よ、壇上に行きやぁ」

ビックリ仰天やわぁぁぁ。

オドオドしながら、壇上に上がった。

表彰状を受け取り、拍手を浴びた。

「遠坂さん、おめでとう。凄いことだよ。」

「はい。おおきに、校長先生。」

「内閣総理大臣賞の次に偉い賞やで。」

「はぁ…そうなんどすね。」

何と、読書感想文コンクールで入選、それも、文部科学大臣賞という栄誉ある賞をもらってしまった。

どないしよう・・・・。

教室に戻るとみんなに祝福された。当然、担任の先生も喜んでくれはったんどす。

どうやら、学校はじまって二人目の快挙やったみたいで。でも文部科学大臣賞は初めてやったみたいどす。

しかし、これにはこころ苦しかったんどす。

ウチは読書は大好きやし、みんなが嫌がる感想文も苦にならへんかったんやけど、こんなおっきな賞をもろたのは初めて。

これには、訳があるんどす。

実は感想文が出来上がったモノをお兄はんに見て貰ったんどすよ。

そして、何度も何度も赤ペンで直して貰って、途中からお兄はんが書いたような読書感想文になってしもうたんどす。

だって、めっちゃ上手なんよぉ。

段落、句読点、末尾のですます調の合わせ方。

文章構成と、国語先生よりも余程分かりやすく教えてくれはったんどす。

最後はウチがお菓子を食べながら、お兄はんが書いてくれてはるのを見てたんどす(笑)

最初に書いたウチの物から、大きくグレードアップした感想文。確かにベースはウチが書いたものやったけど、もはや別物。。。

お兄はんの凄さは再認識させられたけど、心苦しさが残った。

病院行って、お兄はんに報告した方がええやろか?

せっかく表彰されたのに、何か、お兄はんには報告しづらいわぁ。

ウチはロッカーに賞状を隠すようにしまっておいた。

当然、学校が終われば病院へ直行!

バス停に行く前に

「あらっ、美味しそう♡」

ショーウィンドウに飾られてるオススメケーキに誘われて、ついつい洋菓子店に寄ってしまった。

せっかくトシさんにお小遣いもろうたし、ケーキでも差し入れしよう!

(これは、言い訳。キャッ♡ウチが食べたかったんどす。)

でも、結局、ウチの好きなケーキばっかになってしまった。

あかん子やね、美優は。

でも、この定番のイチゴのショートケーキはお兄はんも好きやったし、ええかっ。。。

バスに乗り込み、病院に向かう。

病院に着くと、お兄はんの病室に向かった。

どないしよう…。お兄はんにコンクールの事、言ったほうかええのかな?

コン、コン…

「はい」

病院の真っ白な個室のドアを、軽くノックすると向こう側から聞き慣れたお兄はんの声。

その声を確認してから入室すると、病室の真ん中、ベッドの上でお兄はんが片腕を上げて出迎えてくれる。

毎日来てるけど、やっぱり、顔を見るとホッとした。

事故った時は冷や汗をかいたけど、もう元気そうで安心した。

「へへっ、お兄はん、お加減は?」

「毎日、毎日、来てんのやから、分かるやろ?」

「だってぇぇ。」

ベッドの隣に置いてある椅子に座ると、お兄はんはニコッと笑った。

お兄はんの話によると、もう退院できるみたい。

どうやら、精密検査の結果、脳には異常が無かったみたいどす。

ホンマにホッとしました。

「もう、気をつけて下さいね。心配したさかいに…」

「すまん、すまん。でも、毎日来ーへんでもええぞ。」

「ウチが来たいから、来てるだけどすよ。」

「そうかぁ。」

落ち着いた所でようやくあの件を話し始めた。

「あの〜、お兄はん。ウチな、読書感想文、手伝ってもろうたやんかぁ」

「あっ、あれかぁ。何か黒人留学生との交流を描いたヤツやったっけ?」

「そうそう。あれ、な、実はコンクールに提出したんよぉ。」

「おう、ええやん、ええやん。」

「で、な、入選してもうたん。」

「えっ?!に、入選かっ!」

やっぱ驚きはった。でも意外と普通なお兄はん。

「良かったやないかぁ〜、スゲ〜な美優。」

「いや、あれはお兄はんが。」

「ハハハ、相変わらず、クソ真面目やのぉ。」

「みんな、大なり小は、手伝って貰っとるで。多分。」

「えっ?そうなん。」

「そうや、弟のコウやヒデなんて、夏休みの読書感想文、俺が全部描いてやってたわ。」

優しいお兄ちゃんやったんやね。

少しだけ気が楽になった。

「でも、入選だけやなくて、文部科学大臣賞やったんですよ。」

「ほおー、そりゃスゲ〜な。総理大臣賞の次やんか。」

「お兄はん、知ってはるの?」

「おう、俺も読書感想文で入選したことあるでぇ。」

「えっ、そうなん?」

「まぁ、俺の場合は県知事賞やったけどな。」

「凄ーい。」

お兄はんは戯けながら言う。

「ハハハ、天才やねん。感想文のプロって呼んでくれ。」

「うん、天才、天才。」

ホンマにお兄はん…底がしれへんわぁ。

不良やって、野球やって、お勉強ができて、読書感想文まで・・・。

こういう人を天は二物を与えてるってことなんやね。

「殆ど、お兄はんが描いたものやさかい。」

「アホやのぉ。ちょっとだけ、手直ししただけやで。おまえの文章もよう書けてたわ。ヒデなんて一行も書かへんかったしな。笑笑笑」

「でも、でも。」

ウチは頭を撫でられながら、お兄はんはこう言ってくれた。

「おめでとう、美優。やっぱお前は中学で終わるべきちゃうなぁ。」

「お兄はん。おおきに。」

「ほれ、ご褒美や。。。チュッ♡」

オデコにキスをされた。

とっても嬉しいご褒美やったんどす。

少し照れながら、お兄はんの胸に顔を埋めて、ヨシヨシをして貰いました。

いい匂い・・・。

そして素直に喜ぶことに決めました。

素敵なお兄はん。

優しいお兄はん。

大好きなお兄はん

愛しています。。。。

「おい、何か良さそうなモン、持ってるやないか?」

早速、見つけはったね。

「あ、これ…ケーキ買ってきたけど食べはる?」

「何やっ、美優の好きなやつばっかやん…笑」

「そう、ここに来る途中に寄ったんどす。昨日、トシさんに貰ったお金で…笑」

「ほぉー、トシからかぁ。ヤツにしては気が効くのぉ。じゃあ一緒に食べるか」

「そうしましょ。フォークフォーク…」

ガサガサと、袋を漁ってプラスティック製のフォークを2本取り出して片方をお兄はんへ手渡す。

しかし、彼はそれを受け取らず、代わりに怪我をした腕に、ちらりと視線を向けた。

…まさか。

リンゴとおんなじ??

「もちろん、食べさせてくれるんやろ?」

こういう時しかできないし、と続けてお兄はんは笑った。

出逢ってもう数年経つのに、いつまでも恋人同士のような甘い時間を大事にしてくれるお兄はん。

そんな所が好きなんやけど、こうして面と向かって言われると、どうしても照れてまうわぁ。

でも、甘えてくれるのも、とても嬉しかったんどす。

こんな時ぐらいしか、甘えてくれへんやろし。。。

「ほら、お兄はん…口開けて?」

「ん…」

お兄はんの好きなイチゴの乗ったショーケーキを一口サイズに掬って口元に運ぶ。

大きく口を開いたお兄はんがちょっと可愛い。

「やっぱ、ちょっと照れんなぁ。」

「お兄はんが言い出しはったんでしょ。ほら最後まで食べて下さい。」

「そうやけどなぁ」

ぼと…っ

口元に運んだフォークが滑って、白い生クリームが彼の服の内側に入り込んでしまった。

「あ〜!もう、お兄はんが動くから…」

「悪かったって…あ〜結構下まで落ちてもうたなぁ〜。はぁ…ベトベトになるわっ」

襟元をぐい、っと伸ばし中を覗き込んでボヤくと、お兄はんは結んだ入院服を外し始める。

ガバッと服を開くと程よく引き締まった胸板が晒される。

そんな彼の体の中心辺りに肌を滑ったであろう生クリームの跡が下へ伸びていて、思わず見惚れてしまった。

…なんか、ちょっと…変な感じ。

「ちょっと待って下さい。拭くもの…何か無いかな…」

そう言って辺りを見回すと、ベットサイドにウエットティッシュがあるのを見つけて、反射的に手を伸ばした。

グイっ…

「え…?」

ティッシュ箱に伸ばした手を掴まれ、思わず声が出てしまう。

「お兄はん…?」

「なぁ、美優…これ舐めて取ってよ。」

あれあれ?

この後、どないなんの?

つづく

………………

ここまでは、ストックがあったので、早目の更新ができました。

なんか、あれやねぇ。

中々、読んでくれる人は増えへんね。

やっぱ、子供の体験談なんて、大人の人にはお飯事程度にしか映らんのやろね。

でも、安定したファンも獲得できたし、投稿したことは良かったと思ってますさかい。

事故、どうやった?

ウチはめっちゃビックリしたわ。

お兄はんを見た瞬間、泣いてもうたし。

でも、大事に至らなくて安心しました。

今は、こうして元気にしてはるし、良かったどす。

エッチ描写が無くてかんにんね。

ない袖は振れへんし。かんにんして下さい。

運営さんに削除されるやろか?

ウチが描きたかったのは、お兄はんが端折った事故の話と読書感想文コンクールの話。

自慢になりそうなエピソード。こんな読書感想文の件なんて絶対書かへんもんね。

ウチのためにバイトして事故ったなんてのも、端折らはるわ。

ウチは、そんなトコを見つけては、暴露するのが使命やと思ってます!!

怒らんといてね、お兄はん♡♡♡♡

♡マーク付けたし許して下さいね。

結局、前回お一人だけ新規さんがコメくれはったけど、まだ、まだ、ロムってはる方いはるでしょ?

「そこのお兄さん、ウチと会話しまへんか?」

待ってます。

美優

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