お久しぶりです。
前作を読んで下さった皆様
誠にありがとうございます。
大変永らくお待たせいたしました。
吹奏楽部の、個性豊かな部員の猥談です。
「女子に忍び寄る男子部員」
「男嫌いの黒髪同級生熊田さん」
「恥ずかしがり屋のGカップ三年伊東さん」
「健気な美人スレンダー後輩富士見さん」
の短編4本立てです。
久々の投稿ですが前回よりお色気要素は少なめなので予めご了承ください。
特に「男子部員」は女子が登場しない割りに長いので、読み飛ばしても構いません。(一応伏線はありますが)
個人的には「Gカップ伊東さん」
が書いていて楽しかったです。
一番おすすめです。
それではどうぞお楽しみください。
~~~
「#1男子部員」
うちの学校は吹奏楽部が有名な進学校で
全国大会の常連校だった。
部員の人数はかなり多かったがその殆どが女子だった。
前回ハメ撮りされていた「鴻上部長」など美人でスタイルも性格もイイ人が多く居て部活に来るだけで多幸感に包まれた。
しかし「男子部員」は合計で10人に満たないため
常に肩身を狭くしていた。
例によってこの話に関わる人のみを紹介する。
まずは「俺」。パートはトランペット。
一人っ子で、童貞。好きな人がいる。
男子と女子の仲を取り持つ中間管理職みたいな役割をやらされていた。
そして前回「鴻上部長」をハメ撮りした、
ヤリチン「佐藤」。パートはサックスだった。
ハメ撮りの件から分かるようにかなりの女好きでテクニシャン。
紹介した人以外にも佐藤に泣かされた女は数多くいた。
「こないだ野球部のマネージャーと部室でセックスしたわーw皆のアイドルとヤるのは最高だ!野球部の奴らはさぞ悔しかろうなwww」
「●組の委員長はマジで名器!おっぱいもけっこうデカかった。でも胸はお前のクラスの××とか□□の方がでかいなw」
「最近の一年生発育良さ過ぎね?見ろよ、アイツあんなチビなのにEカップだよ、陥没してっけどw」
・・・とこんな感じだった。
俺の好きな人が佐藤の口から出るんじゃないかと毎回ヒヤヒヤしながら聞いていた。
大変心臓に悪かった。
二人とも三年生なのだが三年男子は他にもう二人いた。
一人は「滝」。トロンボーン担当。
音大を志望する根っからの音楽屋。
プライベートも音楽一筋で彼女はゼロ。
楽器はトロンボーンだったが基礎スペックが段違いで他の楽器も出来る。
俺も佐藤も音楽のことは「滝」に教えられながら上達したのでまさに彼は学生時代の恩人だった。
もう一人は「加瀬」。ホルン担当。
彼は機械弄りが趣味だった。
俺は電子メトロノームを直してもらったり、
チューナーをメンテナンスしてもらったりと機械回りには有能な人だった。
「鴻上部長」のハメ撮りはてっきり佐藤がスマホで撮った物だ、と思っていたが違っていた。
どうも加瀬から二万で譲って貰った高性能のカメラ(マイク付き)で撮ったものらしい。
一度実際に使ってみて気に入ったらお金を払い取引する約束だったそうだ。
つまり鴻上さんのハメ撮りはカメラのテストを兼ねていたようだった。
確かにあの動画は画質も音質も良好だった。お蔭で動画には鴻上さんの瑞瑞しいハダカや「ぁ…んっ…」といった小さな喘ぎ声が隅々まで記録されていた。
なるほど、と納得した。
俺が佐藤に払った二万円の使い道が今やっと分かった。
そんな訳で三年生男子はギリギリながらも奇跡的なバランスを保っていた。
基本的に揉め事はなかった。
二年男子は3人で、そのうち一人は
「健気な美人スレンダー後輩富士見さん」
の彼氏だった。(弦楽器担当)
一年男子は「滑川」一人だった。楽器は大型の管楽器、チューバだった。
中学校は帰宅部で
「肺活量がありそう」
という理由でチューバを任された滑川。
見た目を一言で表すなら
「チャーシューの脂身」だった。
160に満たない低身長ながらかなりふくよかで、少し動いただけで汗まみれになる。
「低身長癒し系一年生石原さん」
(第二話参照)が彼の事を話していた。
「なんかね、話掛けても無視されるの…」
どうやら一年生女子とは上手くいってないようだった。
やはりというか、性格は陰湿で無愛想。
ところが唯一の一年男子ということで女子の2、3年生からはよく可愛がられていた。
鴻上部長や同じ楽器パートの先輩は特に滑川の事を気にかけてくれた。
男子部員も彼に寄り添い指導に励んだ。
しかし彼はなかなか馴染めないでいた。
一応ほぼ毎日部活に来ていたが、かといって練習に熱心な訳でもない。
皆が早めに来て準備している中
時間ぴったりに部室に来て
「はよーございます…」
と辛気臭い声で挨拶する。
二年生や三年生が指導しても
「・・・」
返事もせず、適当に頷く。
かといって教えた事が出来ているわけでもない。
一年女子が残って練習している中、毎日何も言わず定時通り帰る。
ウチの学校は基本的に全員が何らかの
部活に所属しなければいけなかった。
それで、なんとなく楽そうな文化部に入ったのだろうな…
その時俺はこう思っていた。
そんな「滑川」を、俺は密かに見下していた。
音楽には全力を尽くしたい俺らにとって、
滑川のこの態度は受け入れられない。
こいつにとっては始めての年でも、
三年の俺にとっては最後の一年なのだ。
三年間の集大成。もし滑川に足を引っ張られたら貯まったものではない。
彼は、そんな俺の気持ちも知らずに今日も空っぽな様子で部室に、一人遅れてやって来る。
しかしそれは、ある1つの「目的」の為だったのだ。
この「目的」が俺の人間関係を大きく狂わせる。
なぜあの時俺は何も出来なかったのか。
思い出すだけで無力感と後悔でいっぱいになった。
当時の俺は、まだ何も知らなかった。
ーーー
「#2男嫌いの黒髪同級生熊田さん」
スタイル抜群の美女が揃った吹奏楽部の女子たち。
高校生ながらも色気は大人のそれで
青春の若々しさを兼ね備えた姿は正に
「淑女」そのものだった。
そんな部員の中から俺は第二話で特にお気に入りの部員を「5人」挙げた。
その内の一人が「熊田さん」だ。
ヤリチン佐藤と同じサックス担当。
伸長は普通くらい。染み一つない血色のいい肌だった。
白く細いしなやかな指が美しく手先が器用だった。
そのため「この手で手コキされたら気持ちイイだろうな~」とよく妄想していた。
乳は、服の上からは控え目(B~Cぐらいだろうか?)に見えた。
下着が透けていた事さえなく、隙が無い。
一度だけ着替え中に遭遇した(一瞬で「出ていけ!変態野郎!」と罵られた。しかも既に半ズボンを履き終えて後はスカートを上げるだけだったのに。)事を書く。
お尻は小さめながらもキュキュっと締まり
尻たぶはしっかりしていてたるむ事なく丸みを帯びる。
太ももはムラがなくキレイで、
小さな尻にむちむちの美白太ももという
ギャップは堪らない。
しかも運動部特有の筋肉の固さを感じさせるゴツゴツの股肉とは違う。
すべすべの柔肌に包まれたもっちり太もも。筋肉が少なく触り心地は抜群だろう。
女性らしいセクシーな股肉に悩殺される。
数々の男を惑わせるような肉体美だったが、
挑発的なのは彼女の体だけではない。
顔はどこから見ても映えるキレイな形。
首は細くて長め。
僅かにつり上がった目と眉毛が微妙に
キツそうな印象を与える。
キッパリと黒いミドルロングの髪がチャームポイントで白いうなじが映える。
キューティクルのツヤが失われていない
サラサラの髪だった。
冒頭に「男嫌い」と書いたように、男子を露骨に毛嫌いしており
気の強い性格だった。
女子と楽しそうに会話していても男子に話掛けられると
「何か用?」
と不機嫌そうな声で返事をする。
佐藤と熊田は楽器パートが同じなのだが、
「いや~ゴメン、またミスった!」
「・・・」
「もう一回おんなじ所からお願い!」
「・・・また?」
「はぁ…」と、聞こえるような大きさで嘆息する。
「マジでゴメン」
気まずく半笑いで言う佐藤。
熊田さんは佐藤を一瞥するかのように睨みつけ、
「もういいから」
本心から嫌そうな顔でキッパリと言った。
女の扱いに馴れた佐藤さえもはね除けるガードの固さ。
うなじは髪でガード。
胸元はボタンをカッチリしめてガード。
正面どころか背中もブラが透けないようにガード。
座る時も風邪が吹いてもしっかりスカートを押さえて捲れないようにガード。
スカートも長めで、中身も半ズボンを履いて太ももとお尻をガード。
無地の白の長ソックスで、最後の希望、ふくらはぎも完全ガード…
正に難攻不落の「鉄の女」だった。
それどころか、目が合うとゴミを見るような目で睨んで、彼女から攻撃する始末。
常につり目で険しいが高校生特有の微妙に幼さを残した顔つき。
被虐趣味がある人にはきっと堪らないだろう鋭い眼差し。
その容姿は間違いなく美少女ではあった。
しかし彼氏はおろか男友達さえいない。
そんな男を知らない熊田さんがぴっちりと着こなした制服を剥かれて険しい表情を快楽でトロトロに溶かす…
そんな様子を一人虚しく想像する俺。
だが、熊田さんの痴態を、俺は「実際に」目の当たりにする。
さらに彼女の女体には、制服に隠された衝撃的な「秘密」があった・・・
当時の俺はまだ、何も知らなかった。
ーーー
「#3恥ずかしがり屋のGカップ三年伊東さん」
「伊東さん」はチューバ担当の三年女子。
ふっくらした童顔ながらもどこか母性を感じる顔で、涙ほくろと笑窪がチャームポイントだ。
推定Gカップで、部活一番の巨乳だった。
キレイな肌で尻や太ももの肉付きもいい。
恥ずかしがり屋だが打ち解けると割りと明るい可憐な感じだった。
「俺」とは三年間同じクラスだった。
第二話で、スク水姿の伊東さんを見た俺だったが、制服の時点でもう破壊力は抜群。
他の女子生徒と比べても大きく盛り上がった乳房。
制服越しでも歩く度に「ぷるんっ♪」と弾むのが分かる。
椅子に座って机に向かい、イスを引くと乳がちょうど机に乗っかる。
巨乳が少し持ち上がってしまう。
姿勢を変えると、おっぱいは苦しそうに
「むにゅぅ~…」と歪む。
鴻上さんよりも、机と乳の接地面が大きくて軟らかそうでエロかった。
肉々しい乳の重量感がブレザーの上からでも伝わってくる。
他の女子や男子からの視線を感じると腕を組んでさりげなく「ふにゅ」と隠す。
その仕草が堪らない。
あどけなさを残した童顔といやらしい巨乳とのギャップは最高だ。
俺は伊東さんとずっと同じクラスだったため体操着姿の伊東さんも見れることもあった。
これは二年の最初頃の体育の話。
彼女は体の線を出すのが嫌で暑くても長袖ジャージを着ていた。
乳房は厚い布地に覆い隠されてしまう。
だが、下は半パンのことが多く
普段スカートに包まれた尻のボリューム感が感じられる。
大きく丸い「安産型」のヒップをふりふりと魅せながら走る姿はまるで男を誘惑しているかのようだった。
ジャージの中では乳房が暴れ回っており、時々服の上からブラのズレを直していた。
俺にはその女子にとっては何気無い仕草が物凄く卑猥に見えたのだ。
見られないように後ろを向いて下乳辺りに手を当てて反対側の手で横乳を中央に寄せるように「ぎゅむっ」と動かす。
ソフトボールくらいの乳房が揺れ動く。
ハリのいいGカップが強調されて指の形に沿って不規則に形を変えた。
なかなか上手く行かないのか、たまに「んしょ…」と鼻に掛かった声をだす。
運動した後なので、汗ばんでいて妙にセクシーだった。
恥ずかしがり屋の伊東さんが体の昂りに我慢できなくなって皆にバレないよう声を殺しておっぱいを揉み揉み。
蜜を漏らしながら湧き出る性欲をを慰める…
そんな不埒な妄想が掻き立てられる。
また、二年生一学期末の大掃除でもジャージ姿を拝むことが出来た。
その時は長袖長ズボンだった。
俺と伊東さんは二人で一階の離れ教室のガラス拭きを担当した。
けっこう大きい窓なので伊東さんが届かない所は俺が拭いた。すると、
「背伸びすれば届くから大丈夫だよ。ほら!」
と背伸びした。かわいい。
少しでも上に手を伸ばそうと思ってかガラスに体を寄せる。
伊東さんの横にいた俺はガラスに押し潰され溢れる横乳を見てた。
そこではっと閃く。
ガラスの反対側に回り込むと
ガラス越しに伊東さんと向かい合う形になった俺。
裏面を拭きながらチラ見する。
思った通り、伊東さんの綺麗に張った乳がガラス越しに「むにゅっ」と押し当てられていた。
押し潰された胸を正面から見る。ジャージ越しではあったが、アダルトビデオくらいでしか見ないようなエッチなシチュエーションにフル勃起。
お腹までガラスにつくほどキツく「ぎゅうっ・・・」とおっぱいは圧迫される。
服越しに下着の模様が浮かび上がる。花柄の刺繍が施されていて欲情をそそる。
細やかなディティールが伝わる。
普段は無地で、ブラのトップの線が一対透けるだけだった。
しかも伊東さんは、
背伸びをしたり止めたりで圧力が変わり、乳房の潰れ具合いもいやらしく変化する。
「ふにゃ…」「むにゅむにっ…」「むぎゅっ」「ぎゅむぅ~~~…」とGカップの柔らかさが視覚を通して伝わる。
ぴょんぴょんジャンプすると女子高生の胸が「ズリゅり…ズリゅり…」とパイズリ状態。
俺は更に閃く。伊東さんは上側に夢中で胸元のことはまるで気がついていない。
俺は気付かれないようコッソリと、
平らに潰れた双丘に窓を拭くフリをしてガラス越しに手をあてる。
この様子は今でも克明に記憶に残っている。
透明な一枚板を除けば手元には柔らかそうなおっぱいが。
歪曲するバストに合わせて指を動かす。
柔らかさをガラス越しに感じる気がした。
文字どおり手の届く場所には伊東さんの柔乳。
もうクラスの男子や佐藤への優越感で一杯だった。
今度は乳首を探し当てるように人差し指でぎゅうぎゅう潰れる胸の真ん中をこする。
気のせいだとは思うが、伊東さんの心臓の音や体の暖かみも伝わってきた。
まるで俺が伊東さんの胸を実際にいじくりまわしたように見えてこの上無く高揚した。
しかも、かわいらしい童顔がすぐ近くに見える。
たまに「ん…あとちょっと…」とか言ってて余計に気持ちが高ぶった。
俺は、このガラスの裏に回って伊東さんの胸をガシガシと揉みしだきたい!!
しゃぶりつきたい!!
という情動に何度も襲われた。
伊東さんは窓を拭き終え正面を見る。
「ふぅ~」
擬似乳首責めをしてた俺は咄嗟に手を引っ込めた。
おっぱいの件は幸いバレなかった。
しかし、互いの息でガラスが曇るくらいの至近距離で目が合う。
しばらくお互い見つめ合っていたが恥ずかしいのか顔を真っ赤にして目を逸らした。
カワイイ。心の底からそう思った。
当時は完全に「巨乳な同級生」位にしか見ていなかった俺だが、
三年生になると別のあるキッカケから恋に落ちてしまった。
それから俺は彼女を性欲の対象として見ることはなくなり純粋に伊東さんの人格に牽かれていった。
俺はそれから彼女にアピールを繰返した。
伊東さんも少しずつ打ち解けていった。俺と話すときは口数も多くなってよく笑ってくれた。
伊東さんとの仲の深まりを実感した。
たまらない多幸感に包まれた。
そのささやかな幸せに一陣の亀裂が入る。
これまで皆勤賞だった伊東さんは「その日」始めて学校を休んだ。
昨日まで一緒に話していたのにどうして突然休んだのだろうか。
当時の俺はまだ、何も知らなかった。
ーー
「#4健気なスレンダー後輩富士見さん」
「富士見さん」は同じ部活に彼氏がいる美人後輩。
身長は160を越すスラリとした長身。
北欧系のクォーターで肌は透き通るくらいの白。
高い鼻に大きい瞳。微妙に赤い黒髪のポニーテールがよく似合っている。にっこり笑ったときの白い歯がとても綺麗。
バストは日本人らしい慎ましやかなサイズ。Bカップくらいだろうか。
制服の上から見える下着は日によって刺繍や模様が大きく変わっていて結構大胆なんだなぁと思った。
しかし、ふわふわでムチムチのヒップラインは外国人を思わせる丸くしなやかな曲線美。
濃紺のスカートから透き通りそうな白い脚部がスラリと伸びる。
女子も認めるカワイイ系の美人。
顔立ちは部活で一番どころか学校全体でも比肩する者はいないくらいだった。
性格は健気で純粋。いつも機嫌が良さそうだった。
そんな「富士見さん」が彼氏持ちと判明したのは去年の年末頃。
俺は男子の「加瀬」と二人で悲しくクリスマスイブの街を歩いていた所だった。
「今のカップルって富士見さんじゃない!?」
まさかな…と思ったが本当だった。
隣の男とお揃いのマフラーを着けて腕を絡ませ幸せそうに歩く富士見さんが居た。
加瀬は、ちゃっかりしてるというか、改造カメラで盗撮しながらコッソリ後をつけていったようだ。
しかも男の方は俺たち男子部員の後輩ではないか。
部活では生真面目な富士見さんがべったり彼氏に甘える姿に思わず萌えてしまう。
気分がいいのかいつもより声が大きい。
クリスマスイブに美少女とデートだなんて…俺は彼氏がうらやましくて仕方がなかった。
そんな富士見さんと俺はよく一緒に練習をすることが多かった(楽器が同じなので)。
「あ、先輩!おはようございます!」
いつも見かけると挨拶してくれる。
身長的に、目線の高さがおなじになるので毎回ドキッとした。
彼女はトランペット担当なので当然マウスピースに口を付けて演奏する。
その時の仕草がなんというか、かなりエロく感じた。
ネットで調べて貰えれば分かって貰えると思うが、トランペットを吹く時唇はまるでキスするかのような形になる。
ぷるんと麗しい唇の柔らかさを想像した。
ハイトーンを吹く時は顔を真っ赤にして少し苦しそうな顔する。
練習が長い日は「ふぅ…ふぅ」と息が少し荒くなっていて艶やかな唇も湿り気を帯びていた。
気温が高くなると躊躇うことなくブレザーを脱いでカーディガン姿になり、さらに暑いとそれも脱ぐ。
ブレザー姿になると、普段の制服からは考えられないくらいに胸がわかる。
その時の下着は水色だったか。富士見さんの
清楚な印象通りの控えめな下着だった。
それでもレース模様がわかり清純なイメージとのギャップにやられる。
ブラウスの第一ボタンを外してヒラヒラと動かすと中身の下着や白い肌が見えそうになった。辺りに漂う汗の甘い臭い。ふわっと鼻腔を満たした。
そんな彼女の一番の魅力は「女の子らしさ」である。「若々しさ」、「ポジティブさ」と言えるかもしれない。
喜怒哀楽が豊かで身ぶり手振りもハキハキしていてエネルギッシュ。なによりいつも幸せに満ちたその笑顔を見せてくれた。
誰よりも輝かしく青春を謳歌していた。学年に友だちも多くていつも笑っていた。
ガードが固い「鴻上部長」や「熊田さん」とは違う。
決してだらしがない訳ではない。男に過剰に警戒することなく誰にでも裏表のないスマイルを見せてくれる。
上手くなったじゃん、とか誉めてやると
「そうですか?ありがとうございます!」
と嬉しそうに言って小さくペコリとお辞儀をする。
「滑川」と違ってしっかり「はい」と返事をしてくれるしいつも雰囲気は明るい。
素直で従順だけど間違いがあれば
「先輩、先輩!ここ、間違ってますよ」
としっかり教えてくれる。
なんて気が利くのだろう。
俺が話すときは必ずメモを取り、
分からない所は「すみません、ここなんですけど…」と質問してくれる。
何度失敗しても
「ごめんなさい、もう一度お願いします」
と隠さず素直に謝る。
練習終わりには
「また明日もよろしくお願いします!」
と言ってくれる。
こういった、案外誰でも出来そうで実は結構難しい配慮や気配りの上手さが「できのよさ」を表していた。
また、部活を終えてから雑談や相談に付き合うこともあった。
「やっぱり数学って大変ですよね~。先輩はどうやって勉強してますか?」
「聞いてくださいよ、先輩~。今日忘れ物してしまって…」
などと、まあ他愛のない内容だったが、彼女のプライベートが垣間見えてなんだかうれしかった。
どんな内容でも楽しそうな身ぶり手振りで話すので、聞いてて飽きない。
俺は一人っ子だったので兄弟姉妹に憧れていたが、富士見さんと話しているとまるで出来のいい妹ができたみたいだった。
そんなモテない俺を「先輩、先輩。」と慕ってくれた「富士見さん」の存在が部活のモチベーションになった。
もし彼氏がいなかったら間違いなく手を出してしまっただろう。
臆病な俺は既に彼氏がいる富士見さんに告白する、ましてや横取りするということは到底出来なかった。
彼氏と手を繋いで帰る富士見さんを見てチクリと胸が痛む。嫉妬だった。
熱気にうながされたような、富士見さんの照れ顔。幸せそうに彼氏と話す。
ほっぺたがいつもより赤い。
体を大胆に彼にすり寄せ歩く。
俺の知らない富士見さんの姿だった。
俺は富士見さんに一方的な劣情を懐いているに過ぎないのだが、それを悟れるほど当時の自分は成長していなかった。
まだまだ半熟であった。
俺は「先輩」とは見てくれても「男」としてはカウントされていなかったのだ。
ハンマーか何かでガツンと殴られたかのような衝撃に襲われる…
そんな身勝手な喪失感を偲ばせ今日も富士見さんと練習する。
一方その頃、休憩中に富士見さんのデート盗撮画像を見せる「加瀬」。
「前からいいと思ってたんだわ、この子。まさか彼氏がいるなんてなぁ~」
「しかも彼氏も同じ部活じゃんwこれは…楽しみだな!」
ヤリチン「佐藤」は動画を見てそう宣う。
三年男子の劣情や野望の板挟みになる「富士見さん」。
従順で潔白な俺の後輩は、このあとどんな運命を辿ったのか。
当時の俺はまだ、何も知らなかった。
ーーー
次回、「健気なスレンダー美人の後輩が、音楽室で秘密の撮影」です。
「Gカップ伊東さん」や「男嫌い熊田さん」の話を気に入ってくれた皆さん、すみません。
相変わらず遅筆ですが、二人の話もいつかは必ず。
もしリクエストや詳しく聞きたい話があれば気兼ねなくコメント欄にてお教えください。
そしていつも評価ボタンを押してくださる皆様へ、本当にありがとうございます。
それではまた。