みぃが卒業し、就職をして遠距離になってからも、月一ペースでお互い逢いに行っていた。新社会人で慣れない仕事に追われるみぃと、就活と卒論に追われる俺にとって、2人で会う時間を作る事は難しかったが、それが叶った時の時間は何よりの癒しだった。
みぃの家に行って料理を作ったり、なるべく甘やかしてあげたり…みぃが明らかに疲れている時は家で過ごす事がほとんどだった。
遠距離で会う時間が限られている分、2人きりで過ごす時間を長く取れる事は俺も幸せだった。
みぃが忙しい中、こちらに遊びに来てくれる事もあった。時間もお金もかかるのに来てくれる、その気持ちだけでも嬉しかった。
インターホンが鳴り、鮮明でもないモニターにみぃが映る。その姿を見ただけで胸が高なったものだった。
玄関先で久々の再会(といっても月一だが)に喜び、抱きしめ合う。そしてそのままベッドへ連れ込み、裸になり抱き合う。どちらの家に行った時も、1日目は決まってこの流れだった。
会えなかった分、我慢していた触れ合いが解禁された時のカタルシスにお互い酔っていたのかも知れない。
大学生同士の恋愛なら、爛れた日々とよく言われるように、有り余る時間の中でセックスに没頭する事は容易いだろう。実際に俺にもそういう経験は、ある。だが、みぃとの恋愛はそんな日々を過ごすには遅すぎる始まりだった。
抱く事をせっかく許された仲になったのに、抱けない。とてももどかしかった。性欲も盛んな20代前半の欲望は、遠距離という状況下では溜まる一方だった。だからこそ、会えばすぐに抱きたがってしまう。みぃはそれに応えてくれた。
セックスが終われば、くっついて寝て、それでも時間があるなら気晴らしに近くに出かけて…月に2日あるかどうかの短い逢瀬をこうして過ごしていた。
身体を重ねる事はもちろん、何よりの幸せだった。一方で、初めて抱いた時に垣間見えたみぃの過去に対する嫉妬心から、抱く度に一歩引いた視点でみぃをついつい観察してしまう自分もいた。
みぃのセックスは、相手に尽くすセックスだった。こちらを気持ち良くさせる事に余念が無く、奉仕に没頭していた。
フェラひとつとってもそうだ。何も言わずとも、みぃは率先してフェラに移る。裸で抱き合ってキスをしていても、徐々に自分からリップをし始める。胸元へのリップから腹へ、移動する度にくすぐるような刺激で啄み、その流れで勃起して腹に付きそうな角度に反ったアソコを口に含み…そこで何とも言えない温かく柔らかな舌づかいで奉仕を始める。
みぃは基本的に俺がいいと言うまでフェラをやめなかった。だから少し試したい事があった。
やめろと言わなければどこまでフェラを続けるのか、だ。
俺は早漏ではあるが、フェラでイク事は少し忌避感があり、元々そっちではイキにくいタイプでもあった。さて、どこまでしてくれるのか。知りたいような知りたくないような、複雑な感情だった。
グチュッと音を立てながら、ゆっくりと咥え込んでいくみぃ。方やこちらはほぼ大の字で寝そべって甘んじて奉仕を受け続ける。
チュパ…チュパ…
その音に混ざりながら
「ん…はぁ…はぁ…ん…」
息継ぎと甘い声が聞こえる。甘ったるい吐息を下半身に感じながら、気持ちいいだけの時間が過ぎていく。
チュピッチュピッチュピッと音が変わり、今度は亀頭周辺に強い刺激を感じた。みぃは俺のアソコをぐっと根本まで握って舌先で亀頭を嬲り始めた。思わず「ウッ…!」と声が出てしまう。
「気持ち良い…?これ好き…?」
「気持ちいいよ…」
「♪〜」
こちらが気持ち良いと分かると嬉しそうに続ける。
具体的な時間は測ってはいないのだが、それなりに長い時間、奉仕は続いた。どれくらい経っただろうか、咥え込むフェラから、竿へのリップ、亀頭舐め、手を変え品を変えアソコがふやける程の責めに、さすがに我慢が出来なくなる。
フェラでイキにくいと思っていたものの、射精感はすぐそこまで来ていた。その矢先、みぃがアソコから顔を離す。さすがに疲れたのか、と内心安堵していたら、唾液塗れのアソコをヌルッとみぃの指が捕らえる。
ニチュ…ニチュ…と音を立てて2、3擦りみぃの右手が上下する。
「待って…もう…!」
思わず止めようと起き上がるが、射精感がジワーッと上がってきた。バクンッと心臓が高鳴り、ビュルッと濃いザーメンが飛び出し始め、アソコはビクンビクンとみぃの手の中で脈打つ。
「えっ?えっ?あ…」
一瞬困惑するも、みぃはすぐにカプッとザーメンを噴射する亀頭を咥え込む。
「んー!んぅ〜…!」
鼠蹊部に散った白濁の水溜り。ビクンビクンとザーメンを吐き出す動きが収まってからもしばらく、みぃは咥え込んだまま動かなかった。
「プハッ…はぁ…はぁ…いっぱい出たねw」
最初の方は溢れたとはいえ、口でザーメンを受け止め、躊躇なく精飲をした。みぃは笑っていたが…咄嗟に出た行動が口で受け止める、という事に更に想像が膨らんでしまった。みぃの奉仕は俺が射精するまで、難なく続けられたのだった。そして少なくとも、口内射精に忌避感は無いという事もこの時分かった。
みぃに奉仕をしてもらう一方で、セックスの回数が増える毎に俺の失敗も増えていった。先程の暴発もそうだが、根本的な問題として俺は早漏だ。
説得力が無いかもしれないが、まだ前戯は耐えられる。しかし本番に死ぬほど弱い。一番恥ずかしい思いをしたのが、コンドームをつけて挿入しようとしている最中に暴発した事がある。挿れるという行為にどうしようもなく興奮してしまい、抑えが効かない事があるのだ。
度々暴発する俺はみぃに申し訳ないと謝る事も多かったが、みぃは
「だいじょ〜ぶ、またしようね♪」
と優しい言葉をかけてくれる。嬉しかったが、勝手に不安に思ってしまう。満足させられない事が歯痒く、劣等感が加速していく。
その想いを振り切るように、2回、3回とみぃを抱く事もあった。気持ち良くなるのが俺ばかりでは、申し訳が無い。みぃへの愛撫も何処が好きか、懸命に弱点を探した。
首筋が好き、おっぱいはそこまで、クンニは好き…試行錯誤をしながらみぃの事を知りたがった。
2回戦目は、さすがに早漏もマシにはなる。それでも早い事は早いのだが、ズコズコとピストンをする事も出来る。
パンッパンッパンッパンッ…
正常位で一定のリズムを保ちながら突く
「あっあっあっあっ…」
パンッパンッパンッ…グリッ…
「あっ…奥ぅ…」
これでもかと密着させ奥を刺激してみる。
2回目とはいえ、珍しく待っている。このまま突き続けられたら…と思いきや
「ね…後ろからちょうだい…?」
珍しくみぃがおねだりをする。
途中で抜くとみぃはおずおずと俺にお尻を向け、高く突き出したまま頭を垂れた。まるで土下座をして挿れて下さいとねだるような格好だった。
みぃとバックをするのは初めてだった。それでも、あえて聞く。
「バック好きなの?」
うつ伏せのまま視線をこちらに流し、みぃの唇から出た答えは
「…好きぃ…♪」
だった。
高く突き出したお尻はぱっくりと割れ目が広がり、挿入を待つみぃのアソコが光る糸を引いて待っていた。早漏の俺には、バックの経験は本当に少なかった。挿れるのも中々出来ず、ヌルッとみぃのアソコを擦る。そしてズニュッと深く入った時
「あっあぁぁぁぁん…!」
とみぃは歓喜の声をあげた。
パァン…パァン…パァン…!
慣れない腰つきでみぃを後ろから犯す。
「あっ…あっ…やん…!いやぁ…!」
丸見えのアナルと、深く挿れる度に波打ち弾ける尻肉…この光景を、みぃが好きと言うようになるまで何度も見た男がいる…それも、今は想像だが1人では無いかもしれない…
「やん…あん…!…くぅ…!ひっ…!あっあっあっ…激し…ダメ…!」
黒い嫉妬心は治らず一心不乱に腰を振り、2度目の射精を行った。みぃはハアハアとうつ伏せのまま息を乱していた。しかしそれも直ぐに起き上がり、コンドームを外しに来る。
それが教え込まれた習慣なのか、本人の性なのかは分からなかった。甲斐甲斐しいその姿に2回の射精で空っぽになりかけの性欲が、少しだけ湧き上がる。
こうして、身体を重ねては想像をし、少しずつ確信を得ながらみぃの過去を掘り下げていくのだった。