マルです。
3日で17回も無理矢理イキ狂わされた俺は田中さんの痴態をスマホに収め、復讐の足掛かりを掴みました。
俺は田中さんにふさわしい結末を考えていました。
(多分自分主導で男を攻めるのが好きな人なので、脅されながらヤラれるのは屈辱かもな…)
とか
(辱めを与えたいから、毎朝下着を没収してノーブラノーパンで働いてもらおうかな)
とか考えるのは楽しくてあっという間に時間を失っている事に気づきました。
そんな中、険悪モードになっていた鳴子さんからのお誘いを受けて俺の頭は鳴子さん一色になりました。
その日は、仲直りの意味も込めていきなり鳴子さんのマンションには行かず、社員バレする覚悟で地元の夜景の綺麗な海沿いのデートスポットを、少し歩きました。
お互いまだ少々バツが悪くてしばらく無言で歩きました。
俺が先を歩き、2メートルくらい後ろから鳴子さんは俯きながらついてきます。
無言で歩いていただけですが、お互いどう切り出したらいいのかを悩んでいる事はわかっていたと思います。
もう心の中では仲直りした事もお互い理解していましたけど、やっぱりカタチも俺たちの中では大切でした。
初めは俺が声をかけました。
「ベンチ…座ろうか…」
「うん…」
2人でベンチに腰掛けました。
2人の座った位置は、間に微妙な空間がありました。
「夜の海…いいよね…」
「そうだね…」
会話の間も微妙な感じでした。
すると鳴子さんから切り出してくれました。
「ねぇマル君…」
「鳴子…俺もごめん…」
このたったひと言ずつの会話で十分でした。
ふたりの距離は一気に縮まったのです。
2人ともお互いを理解しあっていて、いろんな会話のシミュレーションを頭でしていたからこそだと思います。
鳴子さんは俺に密着する様に座り直しました。
俺も鳴子さんの肩を抱き寄せました。
そして、熱いキスを交わしたのです。
ここには◯の内ホテルのスイートルームほどの上からの景色も、眩い夜景の光もありませんでしたが、特別な景色でした。
「ねぇ…行こ♪」
いつになく切なくも甘い声で鳴子さんが言いました。
「いいの?今日の俺は鳴子を壊しちゃう気がする♪」
「えぇぇ…いいよ♡」
恥ずかしそうに俯き、目線だけは上目遣いで俺に送りながら鳴子さんは答えました。
美人系の鳴子さんが可愛く見えました。
鳴子さんのマンションに移動すると、鳴子さんは玄関でいきなり俺に抱きつきキスをしてきました。
もちろん俺もそれに全力で応じます。
お互いの舌と舌を交換し合いながら鳴子さんの身体を強く抱き寄せると、鳴子さんはいつになく激しいキスで愛情を送り込んできます。
鳴子さんはそのまま俺のズボンのベルトを外しました。
「まだ洗ったないから汚いよ」
形式上の遠慮の言葉を言いましたが、俺のちんぽはすでに鳴子さんの口の中へ飛び込むのを期待していました。
「汚くないもん。これはマル君を怒らせちゃった私のお詫び。それに、マル君のモノならいつでも出来るよ」
「鳴子…それは俺だって悪かったんだから…俺は鳴子になにしてあげればいいかな?」
「うーん…わかんない。わかんないけど、して欲しいことはある♪」
「何?」
「言えないよそんなこと♪」
「言ってくれなきゃわかんないよ」
「ん〜…じゃああとでね♡」
「わかった」
とは言いつつも俺も大人ですから、鳴子の目を見れば、そしてこの流れから想像するに察しはつきましたが…。
鳴子さんは俺のズボンを下げて脚から抜くと丁寧に畳んで床におきました。
「いい?」
鳴子さんが俺のパンツに手をかけた状態で俺の目を見て尋ねてきます。
「好きな様にしていいよ」
と言うと鳴子さんは俺の目を見ながらパンツをずり下ろしていきました。
ゴムに俺のちんぽが引っかかって下に押しやられ、鳴子さんがその引っ掛かりを取ると、ビュンッ!と勢いよく跳ね上がりました。
鳴子さんは一瞬驚き、嬉しそうに潜めた声で、
「すごぉい…」
と言いながらやっぱり俺の目を見ていました。
愛おしそうに反り返るちんぽを優しく撫でられ、俺は背中にゾクゾクするものを感じました。
今日の鳴子さんはほんの少し攻撃的でした。
舌を伸ばして裏筋をツーッと舐めながらも、俺の目を見て反応をじっと見据えているのです。
「鳴子。すっごいエッチな目…そんな目どこで覚えたの?まさか他の男に…」
「バカ…」
「嬉しいよ鳴子。すっごいドキドキする。」
「マル君の声もその顔もすっごく男らしくてエッチで好きだよ♪キュンキュンする…」
まだ洗っていない汚いちんぽを舐める鳴子さんにそんなこと言われたら男冥利に尽きると言うものです。
鳴子さんは丁寧に舌で舐め続けてくれました。
いつもはパクッと咥えながらシゴくのに、今日の鳴子さんはいつもと違います。
俺は鳴子さんの奉仕を受けながら聞きました。
「ね、ねぇ…やっぱりおかしい…いつもの鳴子さんじゃないみたい…」
「気持ち良くない?」
心配そうに俺に聞いてくる鳴子さんに俺は首を横に振りました。
「すっごい気持ちいい」
「クフッ♪よかった♡」
鳴子さんは顔をくしゃっとして笑いました。
「実はねぇ…私体調悪くて休んでたでしょ?その間にちょっと勉強してたんだよ♪」
「え?じゃあ仮病?」
「違う違う本当に体調悪かったんだけど、会社休んだ日にマル君の事考えてたの。マル君と仲直りしなきゃとはもうその日の午前中に結論出てたんだ。そしたらなんかすっきり体調良くなって♪」
「なにそれ?(笑)午後は仮病じゃんか!」
「んもぉ!細かいこと言わないの!それでね。マル君に許してもらうために、ネットで男を喜ばせるエッチについて勉強してたの。勃たせられなかったのは私のせいだから…」
「俺のメールは?見たでしょ?」
「うん。見たけど、お返事返したら会話が続いて会いたくなっちゃうから…少しは私の反省の時間を取らないといけないと思って…」
「なにそれ(笑)俺もずっと鳴子を失うんじゃないかと思ってドキドキしてたよ。返事来ないからもうダメかと思った…」
田中さん姉妹に犯されていたものの、これは本心でした。
「そっか…ゴメンね。でもあんな生々しいエッチな文章読んだの初めてだったから恥ずかしかったぁ♪」
「バカだなぁ。俺は鳴子がいてくれればそれでいいんだよ。気持ちいいエッチとかそんなの理屈じゃないんだから!」
「へへへ♪年下のくせに嬉しいこと言っちゃって♡」
「歳は関係ないだろ?」
「あ、それも嬉しい♪」
鳴子さんは舌を絡める様に鬼頭部分をローリングしてきました。
「うお!なにその技?」
「へへへぇ参ったか!これはすんごい練習したんだぞ♪」
「練習って!誰に!!」
俺は問い詰めました。
「…えっ?ハハハ……」
「ハハハって…」
「そうだよね誤解受けるよね。でも恥ずかしくて…あのね…お野菜…」
俺は意外な答えに思わず吹き出しました。
「ほら笑うぅぅぅ…だから言いたくなかったのに…」
「なに?バナナ?」
俺も悪ノリで聞きました。
「バナナだとすぐにもげちゃうから…きゅうり?」
俺はまた笑いました。
「ム〜…もういいよしてあげない!マルのバカ!」
鳴子さんがむくれました。
俺はしゃがんで鳴子さんと目線を合わせました。
「ありがとう鳴子。そんなにまで想ってくれていて俺は幸せだよ。それに初めて『君』なしで読んでくれた事も…」
俺は鳴子さんにキスをしました。
鳴子さんは顔を赤らめて言いました。
「もぉ!マルのバカ!!さっさと立ってよ!私の練習の成果でマルをお口だけでビンビンにしてイカしてやるんだから!!」
俺は可愛い鳴子を抱きしめたい気持ちを抑えて、立ち上がりました。
「そんなに意気込んできたら萎えちゃうぞ」
「え!うそうそ?ダメダメ!マルぅ愛してるぅ〜」
鳴子さんはまた柔らかい舌で俺のちんぽを舐めまわしました。
「鳴子ぉ!本当に気持ちいいよ。これは本当にイカされちゃうかも…」
これは、鳴子さんを気遣っての言葉ではありません、俺の本心です。
ノッた鳴子さんは鬼頭の裏もチロチロと舌で刺激してきました。
「うへッ!やっばい!そんな事まで?」
「参ったか♡」
「もっと先端もシテ♪」
「こぉ?」
「のあぁ気持ちいい…もう鳴子に挿れたい!!」
「らめぇぇ♪男は焦らして焦らしてって書いてあった♪」
「嘘だろ?鳴子!それ書いたやつは間違ってるって!」
俺の悶絶を見て鳴子は楽しそうでした。
「でもマル気持ちよさそうだよ?レロレロ…チュパ!」
「いや気持ちいいよ。気持ちいいけど、焦らすどころかイッちゃうよ!!」
「いいよ♪イッて♪」
「鳴子ぉそんなこと言うなよ〜。鳴子が俺にして欲しいってこういう事?」
鳴子さんはチンポの先をパクッと咥えて首を横に振りました。
それが返事なのか、攻めなのかよくわかりませんでした。
「あぁぁ…ちんぽ咥えてそんなに動かしたら…」
鳴子は天邪鬼の様に首を振り、ちんぽの根本から刺激を加えてきました。
「折れる!折れるって!!」
「へへへ。ほら出したくなったら出していいんだよ。全部お口で受け止めてあげるから!」
「本当にイッちゃうよ?本当だよ?」
「いいよ♡」
「あ!ヤバイ!!イッグ!!」
俺は鳴子さんの口の中に放出しました。
鳴子さんはしばらくちんぽを咥えたまま扱きながら、根元から精子を搾り出しました。
俺は思わず身震いしてしまいました。
鳴子はそのままゴックンと俺の精子を飲み込んでしまいました。
「あぁ…」
「へへへ。マルの精子美味しかった♪ご馳走様でした♡」
と両手を合わせていました。
「そんな汚いの吐き出しなよ!!」
「汚くない!!男性は飲んでもらえると嬉しいんでしょ?」
「そ、それは…嬉しいけどさ。好きな女性に無理して欲しくないよ」
「無理してなーい♪」
鳴子さんは心の中から溢れ出る喜びを隠しきれない様子でした。
2人でシャワーを浴びて洗いっこをし、ベットに裸のまま移動して俺が腕枕をして寝そべりました。
「ねぇマル。改めてゴメンね。マルだって人間だもんね…シたくない時もあるよね…私マルに捨てられるのが怖くてあんな事…」
「捨てないよ!絶対に!鳴子は俺の宝物だよ」
俺は鳴子さんを強く抱きしめました。
鳴子さんも強く抱き返してきました。
2人でベッドの上で全裸のまま抱き合いながら突然ポロっと寂しげな声で鳴子さんは言いました。
「…でも、もしマルに他に好きな子が出来たらちゃんと言ってよね…私…マルの重荷になりたくないからさ…」
鳴子さんは俺の胸のあたりにおでこを押し付けていました。
多分泣いていたと思います。
鳴子さんの頭を撫でながら言いました。
「鳴子…大丈夫。俺は昼間の仕事熱心な鳴子から、俺に甘えてくれる夜の鳴子まで全部大好きだよ。鳴子を捨てたりしないよ。」
鳴子さんが目を充血させて俺の顔を見上げました。
「若くて、私よりも綺麗な女の子が現れても?」
俺は出来る限りの穏やかな笑顔で
「うん。容姿も性格も全部ひっくるめて鳴子以上の子なんてこの世にいない。鳴子は俺が一生幸せにする」
と伝えました。
「それって…」
「うん。そのつもりだよ。でも今はまだ言えない。だからもう少し待ってて。俺を信じて待っててくれる?」
「うん…。お婆ちゃんになるまで待ってる…」
「ハハッ!そんなに待たさないよ。もうすぐ。もうすぐだよ。」
「もうすぐ何があるの?」
「もうすぐ…ん〜俺の中で決着がつくの!」
「私とじゃ不安?」
「いいや。仕事がひと段落するから待ってて。」
鳴子は首を傾げながら
「今なんかおっきな仕事やってたっけ?」
と言いました。
「いいや。俺の中でのひと区切りだよ。」
「そっか…」
もちろん田中さんの事です。
田中さんをどうにかしなくては鳴子さんと結婚できませんでした。
でも鳴子さんは何も問い詰める事なく待ってるといってくれたのでした。
鳴子さんが言いました。
「でもさ、マルを責めるのも楽しかったけど、やっぱり女はMなんだなぁと思った。マル君に責められる方が気持ちいいもん♪」
「責められる方が気持ちいい…責められると弱い…」
「ん?」
それを聞いた時に、頭の中で田中さんへの復讐が一本の線になりました。
何だか頭がすっきりしました。
「マルどうしたの?」
「鳴子…シヨ♪」
「え?え?どうしたの?」
「エッチしようって言ったの!」
「エッチ?うん。シテ♡」
俺は鳴子さんに覆いかぶさり、カラダを弄りました。
鳴子さんも下から応戦してきました。
舌やカラダを絡め合わせる中で、鳴子さんが吐息まじりに言いました。
「ねぇ…マル?ンフン…」
「なに?チュパチュパ…」
「今日は中に出していいよ…」
俺はあまりの唐突な言葉にビックリして思わずカラダを起こして鳴子さんを見ました。
「え?今なんて?」
「アン…二度も言わせないでよ恥ずかしいんだから…だから中に出していいよって言ったの♪」
「で、でも…」
「いいの♪生で中にいっぱい出して欲しいの♡」
鳴子さんは下から俺を引き摺り込む様に抱きついてきて、俺のカラダを倒しました。
「もしかして…それが俺にして欲しい事?セックスだけじゃなくて?」
「そっ♡」
俺は鳴子さんにむしゃぶりつきました。
鳴子さんも器用に手を伸ばして、俺のちんぽを優しくシゴいてくれました。
「ねぇ…もう挿れて…欲しくなっちゃった…」
鳴子さんが欲しがります。
「本当にいいのね?中に出させれば男が喜ぶとかネットに書いてあったとかなら、無理しなくていいよ?」
俺は念のため確認しました。
「んもぉ用心深いなぁ…私がマルを欲しいの!中に出して欲しいの!そんな事女の子に言わせないでよぉ」
どうやら本気だと思いました。
俺は鳴子さんに抱きつき、そのまま生でちんぽを鳴子さんの中にズブリと差し込み、腰を振りました。
最愛の鳴子さんに中に出していいと言われて、腰を振るといつも以上の快感が込み上げてきました。
それは田中さんに搾り取られた時のそれとは全くの別物でした。
俺はカラダを倒して鳴子さんに密着させたまま必死に腰だけを振りました。
鳴子さんも脚を俺の腰に巻きつけて離れない様にしてきます。
ベットがギシギシと音を立てて軋みました。
「アンアンアンアン…あぁあたってる。マルのおちんちんが私の中で暴れてるよぉ」
「鳴子。もう俺は止まらないぞ?後で嫌がっても中に出しちゃうからな」
「気持ちィィィぃ!!嫌がらないもん!欲しいもん!マルの精子全部欲しいもん!マルの子供欲しいもんアァァァァン…」
「あぁ鳴子気持ちよすぎるよ。最後まで全力で突くからね」
「アァァァァ突いて!もっと突いて!!」
2人の呼吸がどんどん荒くなっていきました。
「鳴子!そんなに締めたらいっちゃうよ!」
「いいよイッて!!」
「イヤだよ。もっと鳴子の中を掻き回したい…」
「いいよ。今日は何回でもしてあげるからハッハッハッハン♡」
「ダメだよ。初めての事なんだから、この1回に全て思いも込めて出したいよ」
「アァァァァ嬉しい…嬉しいよぉ〜マルぅ」
喧嘩明けのセックスは気持ちいいとは言いますが、ここまで気持ちいいものかと思いました。
俺は全身全霊を込めて腰を鳴子さんの太腿に打ち付けました。
「アァァァァ…ダメ…マル…私が…先に…ハァァァン♡」
「いいよイッても!」
「イヤ…一緒じゃなきゃイヤ!!私ひとりだけ遠くに飛ばされるなんてイヤァァァァ…」
「じゃあ一緒にイこう!」
「ホント?付いてきてくれる?私だけ飛ばさない?」
「もちろんだよ。一緒にイクから、少し我慢して!!」
「アンアンアン…わかった我慢するぅ〜…でもそんなにもたないかもォォォォ!!!」
俺はカラダを起こして鳴子さんのくびれた腰を持ち、全力で腰を打ち付けました。
パンパンパンパン!
ギッギッギッギッ!!
腰を打つ音とベットの軋み音がリンクします。
「もうすぐだよ鳴子!」
「もぉダメ…あぁ!!ダメダメダメダメ…イックゥーーッ!!」
「あぁ!!!イクッ!!!」
2人の声がリンクしました。
鳴子さんの中に差し込んだ俺のちんぽから精子が発射され、鳴子さんはまるでピストルに打たれたかの様にカラダを弓形にしてそれを体内で受けました。
俺は全て出し終えると、中に挿れたまま鳴子さんに覆いかぶさるように倒れ込みました。
鳴子さんは肩で息をしながらも俺を抱きしめてくれました。
2人の荒い息がしばらく続きました。
お互い疲れ果てた表情で見つめ合い、唇を重ねました。
「最ッ高に気持ちよかった…」
俺が言うと鳴子さんはニコッと笑いながら愛おしそうに俺の顔を見て奇妙な笑い方をしました。
「きひひひ!まだ繋がってるね♪」
「うん。まだ抜いてない。ずっとこうしてたいよ」
「そうだね♪」
「赤ちゃんできちゃうかもね…」
「イヒ!そうだねー♡」
ピルで避妊をした田中さんと比べて鳴子さんの覚悟は本気でした。
俺はこの幸せがいつまでも続けばいいと思いました。
俺はその晩は鳴子さんの家にそのまま泊まりました。
さて、翌日。
俺は鳴子さんより早く出て先に会社に向かいました。
案の定また田中さんに待ち伏せされます。
「マル君。画像を消しなさい。消さないと今度は満子と私とで本気であなたを刈るわよ…あなた達を完膚なきまでに終わらせるから!」
そこにしっとりとした大人の色気の田中さんの姿はありませんでした。
俺は答えました。
「田中さんはお立ち場がよくおわかりでない様で…」
俺には余裕がありました。
「あ、あなたこそ…立場をお忘れなんじゃありません?」
あくまで強気で押し通すつもりの様でした。
「さて?なんのことでしょう?」
「え…」
田中さんは俺の答えに戸惑っていました。
結婚したら鳴子には仕事を辞めて家庭を守ってもらうつもりでした。
そこに田中さんの大嫌いな斎藤さんが出勤してきました。
「よう!おはようマル君!」
「え?マル『くん』?」
田中さんはキョトンとしました。
いつも呼び捨ての斎藤さんが俺に『くん』づけでしたから。
斎藤さんは田中さんの方を向くと、
「田中さん、今日俺とホテルでセックスしましょうよ。もちろんOKですよね?」
と言って携帯画面を見せました。
田中さんは下唇を震わせながら俺を睨みつけました。
「やってくれたわね…」
俺は斎藤さんに頭を下げて、
「じゃああとはご自由になさってください」
と言ってその場を去りました。
そうです。
昨日の晩、鳴子さんが寝たあとに俺は田中さんの恥ずかしい画像を数枚斎藤さんに送っていたのです。
『この女の性欲、取扱注意です』
と言うコメントと一緒に。
まぁ十中八九斎藤さんは田中さんにヘロヘロにされるだろうとは思いながら…。
それでも田中さんに嫌いな男に脅されて従わされるという罰を与えたかったのです。
この日、斎藤さんは人が変わった様に俺に優しくなり、仕事へのやる気が満ち溢れていました。
(きっと今晩田中さんの性欲と技術に翻弄されて、明日は魂抜けてるんだろうな…)
と思うとおかしくなってきてしまいました。
「おいマル。何ニヤついてんだよ。気持ち悪りぃぞ」
事もあろうに一番鼻の下が伸びている斎藤さんに言われてしまいました。
「あ、すいません…そう言う斎藤さんこそ…」
と言うと、斎藤さんは
「やめろマル。仕事中だぞ」
と言ってわざとらしくキリッとするものですから、笑いが止まらなくなり、俺はトイレに行きました。
その日は朝方シた鳴子さんとのセックスの余韻と田中さん問題の終焉の喜びとで一日中笑っていた気がします。
そして次の日。
「おはようマル君!」
駅で颯爽と歩いてきた斎藤さんに声をかけられました。
(あれ?元気だ…)
と思い、やんわりと聞いてみました。
「き、昨日どうでした?」
「おお!お前の『性欲取扱注意』のアドバイスのおかげで、田中さんを何十回も昇天させてやったよ♪」
「え!!マジっすか!!」
俺は驚きました。
「まぁ最初は手こずったけど、電マをマンコに当て続けてやったら、ヒンヒン言いながら爆イキ!飛び跳ねすぎてベットが壊れるかと思ったぜ!一回イッたらありゃ止まらねぇタチだな。」
「セ、センパイすげぇっす!」
「これからは俺の地元の悪友も混ぜて、毎日調教してやるんだよ。姉妹合わせてな。いい玩具ありがとうな。今度見にくるか?」
「い、いやいいっす!」
「んじゃビデオ撮ってお前に逐一報告してやるよ」
「はは…」
ちょっと田中さんにはムゴイことしたかなと思いながらも、あの田中さんがイキ狂う姿を想像してしまうのでした。
斎藤先輩の背中が男らしくカッコよく見えました。
《全7話ひとまずおしまい》