私の愛する妻は私の知らない男に寝取れていた(1)

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私が愛する妻、そして私を愛してくれる妻が浮気をした。その真実を知ったとき、私の中には不思議にも全身が熱くなるほどの嫉妬心は湧かなかった。むしろ、言葉ではうまく表現できない興奮の感情が生まれた。

性癖というものは時間経過とともに変化し、尖ってくるものである。私には妻よりも若い愛人がいる。職場の女の子だが、彼女とはもう3年間も関係が続いている。3年間という愛人との逢瀬の事実を妻はもちろん知らない。私は最初は迷って悩んだ。

彼女を食事に誘い、酔いにまかせて、いつのまにかホテルに誘っていた。彼女が上着のブラウスを脱ぐところを見ながら、すぐに妻の顔が思い浮かんだ。ここに来る前に彼女とこうなることが何となく見えていたけど、初めての浮気に私は自分自身の行動を許してしまった。そこには、明確な答えがあり、白昼の不倫となった。

私は妻も愛しているが、同じぐらい愛人への愛も持ち合わせている。しかし、2人への愛情の重さは単純には比較できない。なぜなら、その2つは全く異質のものだからである。

例えるならば、妻への愛情が、いつも行きつけの店で、いつも注文する大好きな定食を注文する感覚だとすれば、愛人への愛情は、安いフランス料理店だが、味も見た目も私の舌と視覚を満足せてくれる料理を注文する感覚に近い。つまり、この2つは相もって異なる別の異物と言わざるを得ない。

私の中には、私が愛人を抱いているところを妻に見せたいという欲求がある。そして、対照的に妻が私以外の男に抱かれているところを見たいという欲求がある。私には本来、寝とられ欲求というものはなかったはずだが、今はその欲求が私の中で明確に芽生えているのを実感している。生来持っている性癖ではないものが生まれる。これが性癖が尖るということなのだろう。

私は妻がたとえ、浮気をしたとしても、即に離婚状をたたきつけるようなことはしない。なぜなら、私自身が浮気をしているからだし、彼女は浮気をしても私のところに必ず帰ってくる自負はある。お互いに愛している、愛されてる感は多十分ある。なので、何があっても離婚なんてことは一ミリも考えたことはない。

なぜなら、2人の間には愛すべき子供たちがいるから。お互いに何となく、以前とは違う距離感を感じているはず。だが、夫に寄りそういい妻と、夫以外の男性に恋心を寄せる不貞な妻。そのはざまで葛藤する日々を悶々と過ごしてきた数か月が過ぎている。

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「美香、美香、起きろ」。土曜日の深夜、私はリビングのソファーでジャージ姿で寝ている妻の肩を揺らしながら声をかける。妻は細い目を益々細くして私を見つめながら、上半身を起こす。

「今日はどうだ。久しぶりにしようや。最近、してへんやん」

「ごめん。今日もだめ。眠いの。パパ、今までみたいに夜遅くエッチするのやめてさ~、今度、お昼にでもホテル行かない?」とつれない返事が返ってきた、

「ええ、美香、前もそういって、結局、ホテル行ってないだろう。あのときの理由って・・・なんだったっけ・・」

「パパ、生理。生理になったからでしょ。それに、毎週毎週セックスしなくても、私は平気よ。パパは我慢できないの?」

妻の名前は美香。私は今年で55歳、美香は8歳年下。お見合い結婚し、今年で結婚20年目になる。これまでは週1回のセックスは2人の間では当たり前だったが、私たちのセックスライフはこの2カ月で大きく変わった。なぜか、妻にセックスを断られるようになったからだ。

私にはある程度の稼ぎがあって、妻にだって贅沢させてあげることができる。夫婦生活には不満はない、というよりも、これまではなかったはずだか妻の様子が最近おかしくなった。私はたまらず私立探偵を雇った。

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探偵を雇ってから2週間後のある日の午後、喫茶店で私は目の前にいる男から写真を見せられていた。

「これはどこか分かりますか?」

「妻の職場の薬局ですね」

「奥様はパートですか?正社員ですか?」

「パート勤務です。」

「事務職とかですか?」

「いいえ、薬剤師です。」

「薬剤師さんの仕事ってこんなに早く終わるんですか?」

「妻はパートタイマーなので、夕方には仕事が終わります。でも、この時間は普段の帰宅時間には早いですね」

次に男はスマホを取り出すと、そこに録画した動画を私に見せた。そこには店から出てくる妻が映っていた。

「この方は奥様で間違いないですか?」

「はい。妻です。もう私服に着替えてますね。」

妻は店を出て5分ほど歩くと、道端に止まっていた黒いSUVの助手席の扉を開けて、車に乗り込む様子が映っていた。

「この車、ご存知ですか?」

「いいえ、知りません」

「普段は奥様は職場までどうやって通われてますか?」

「自分の車です」

「この車とは違いますか?」

「妻の車は赤い外車ですので違います。」

「ここの日付を見て貰えますか?○月△△日。この日は奥様は車で出勤されてないんですか?」

「待ってください…えっと、この日は職場の飲み会の日ってことで、朝は近くのS駅まで送りました。」

「で、この日は実際はどうだったんですか?」

「飲み会ってことで夜遅く帰ってきました。」

次の動画が再生された。

「結論ですが、奥様は残念ながら…私の見解ですが、この男と浮気されています。私、ここからタクシーでこの車を追いかけたんです。それがこの映像です。」

そこには、黒い車がラブホテルに入る映像が映っていた。

「ここはラブホテルだと思いますが、どうですか?間違いないですか?」

「はい。間違いないです。」

「ここに車が入って3時間、同じ車は出て来ませんでした。そんな長い時間、ラブホテルで何をされるか…あれ以外、他に選択肢はないですよね」

「はい」

「そして、これが次に撮った映像です。この車、先程見た車に相違ないですよね。これは3時間後にホテルをこの車が出てくる映像です。助手席がちらっと見えますが、奥様ですか?」

「はい。間違いありません。」

「ご主人の今のご見解をお聞かせください。奥様は浮気されていると思われますか?」

「間違いないです。」

「あと、もう1つあるんです。これはご依頼人さんのご自宅ですよね」

「はい、そうです。」

遠目から撮影された映像。おそらく自宅近くの駐車場から昼間に撮られた映像だが、そこにははっきりと妻の愛車の赤いプジョーから私の知らない男が出て来て、その男と自宅に入っていく様子が映っていた。

「このマクドナルドのコーヒーを持っている男、ご存じですか?」

「いえ、知りません。」

「ご自宅の表には監視カメラが付いているので、少し離れた駐車場から、一応、2時間まで張り込みましたが、ここに映っている男はその間は出て来ませんでした。2時間以上はご自宅にいたのは間違いないですね。」

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「それでは、ここから先ですが、決定的証拠、つまり不貞行為の現場を掴みたいと思いますか?」

「是非、お願いします。」

「調べるといっても、ここからはご依頼人様にお願いしたいことがあります。これらをお貸ししますので、私の指示に従ってセットしてください。」

渡されたのは、車に取り付けるGPSセンサー、それと電源プラグの形をした盗聴機と、3台の小型の監視カメラだった。

「このGPSは奥様の車のマフラー近くの下につけて下さい。強力なマグネットがついてますので落ちることはありません。これとご主人のスマホを連動させれば、奥様が車を使ったときの動きが分かります。」

「それから、この盗聴機は私が言う場所に、カメラの1つはリビング、1つは浴室、そして…えっと、もう1つは…行為が行われそうな場所にセットしてください。場所はおまかせします。セットは簡単ですが、くれぐれも、決して、奥様にバレないようにセットしてください。バレないコツはこう…こうです。」と、男は紙に絵を描きながら説明した。

「盗聴機はデータはメモリーされないので、そのまま付けっぱなしで大丈夫ですが、カメラはほぼ1週間たつと、データが上書きされていくので、必要ならば1週間ごとにパソコンにデータを落としていってください。レンタル期間は1カ月ですが、延長も大丈夫ですし、購入もできます。そのときは言ってください。」

それから、探偵は「行為の場所はほとんどがホテルだと思いますので、ご自宅で証拠をつかむのはラブホテルよりは難しいと思いますが、まずは試しにご自宅で証拠をあげれるかやってみましょう。人も動かないので、料金もお安くできます。」と言った。

私は自宅に戻り、妻の目を盗みつつ、探偵から手渡されたモノを、彼から言われた通りに妻の車、そして自宅の各場所にセットした。盗聴器は電話の受話器の中、カメラはリビングのシャンデリアの中、浴室と寝室には置物の裏に隠して置いた。

「本当にこんなことしていいんだろうか?」。一瞬の迷いがあったが、その気持ちを振り切って、その時が来るのを待つことにした。

*********

私は日曜日を除いて出勤し、世の為に仕事は休まない主義にしている。特別な場合以外、有休も取らないが、加えて出張が多く家を空けることが多い。正直、家族サービスというと満足なことは出来ていないと思う。

あれから1週間が過ぎた。GPSの動きをスマホでチェックしている限り、特に妻の動きに違和感はなかった。妻は車で色々な場所へ行くタイプではない。どこかに行くとすれば、食材を買いに近くの商店街に行くか、近くのイオンに行って、食材を買ったり、昼間にスタバでコーヒーを飲みながら買った本を読むというパターンがほとんどだった。

GPSには車が30分以上駐車した場所がドットで示されているが、そのほとんどが商店街かイオンだった。だが、そのうちの1つが、自宅から車で10分程度の某電気屋に停まったことを示していた。曜日は土曜日。妻は仕事は休みだが、私はその日も仕事で夜遅くに帰宅した。帰宅したときには妻は自宅にいたが、妻から電気屋に行って何かを買ったという話は聞いていない。

「何の用事だろう?でも、電気屋に何しに行ったなんて聞けないしな」

このとき電気屋のことは特に気にもせず、すぐに忘れてしまった。また、監視カメラには何もそれらしい映像は記録されてなかったが、次の週、私は決定的な証拠を掴んでしまった。

それは妻が仕事が休みの木曜日。仕事の昼休みにGPSをチェックして思わず息を飲んだ。ドットは1号線のある場所を示していた。そこは紛れもなく、1号線沿いのラブホテルだった。時刻を見ると、13時過ぎに行ったことになっていた。

1号線は良く走るので、このホテルのことは知っている。洋風のお城のような外観の、いかにもラブホテルって感じの目立つ建物だ。

「妻が寝とられている。」。私はその思いで一瞬、息が詰まる思いがしたが、その思いと同時に「俺以外の男とどんなセックスをしてるんだ?」という強い興奮感を覚えた。

その週は土曜日に例の電気屋、次週の木曜日にはやはり場所こそ変えてはいるが、ラブホテルに行っている。

喫茶店に入りエスプレッソを注文する。目の前には探偵の男が座っている。コーヒーを口に運びながら男が喋り始めた。

「奥さんの浮気の証拠はほぼとれましたね。ところで、ご主人さん、お仕事は休めないですか?」

「すいません。私、これまで一度も休んだことないので。休めませんね。」

「そうですか、それでは私がご主人さんに変わって調べて欲しいことはありますか?」

「あの~、分からないのですが、妻はなぜ電気屋に行くのでしょうか?電気屋には何も用事はないはずですが・・・」

「これは私の予想ですが、そこが待ち合わせの場所になっていて、そこで奥さんは男の車に乗ってどこかへ行ってるんじゃないでしょうか。」

「そうなんですね」

「ご主人さん、ラブホテルでの決定的な証拠はとれません。行ったという弱い証拠だけです。これではいくらでも言い逃れはできます。欲しいのは浮気現場の映像です。それをご自宅で取りたいのです。ですので、一度だけでいいです。

出張で泊まりとかって嘘をついて、一度、お仕事を休んでもらえませんか?そのときに奥さんが動いて、自宅で決定的な証拠が取れればベストです。もし、それでも取れなければ、今後難しいですね。そのときはまた考えましょう。」

(続)

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