秀世ちゃんと美幸との別れ。そして春の桜吹雪の中で(完)

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【前回までのあらすじ】

寝取られちゃった元の恋人の美幸。不思議な縁で生活を共にする秀世ちゃん。二人は俺の家の玄関で鉢合わせ。一気に修羅場モードが始まったのだった。しかし、俺は何にも悪くないよね?なんでこんなに罪悪感に苛まれるのだろう。

秀世「お茶でもお入れしましょうか?」

美幸「結構です」

秀世ちゃんと美幸の直接対決は切って落とされた。

タイプの違う美少女同士の対決、と言いたいが、美幸は困惑顔。まあ相手の美少女が何なのか全く分からないのだからそりゃそうだよねって話だ。

そしてもう一方の秀世ちゃん。何故か怒ってるんだよね。

実は俺も探偵の達也さんから得られた情報から、美幸とはたとえこのまま別れるにしても話しておかなければならないことがある。

さあ、どう切り出すかな。

「鍵だよね。ちょっと待ってて」

美幸「優くん!、、あ、あの、、、」

「うん、待ってて」

美幸「はい」

一応、保険用意の時間が欲しいんだよね。

「はい、お前の部屋の合鍵だ。俺のも返しておいてくれ」

美幸「あ、あの、彼女、パートナーって何なの?優くんの新しい恋人なの?」

「それは」

ふいに秀世ちゃんが、俺の目の前に立ち塞がった。

秀世「何故、あなたにそれを言わなければならないのですか?」

美幸「え、、」

「秀世ちゃん、どうしたんだ、そんなに怒って。君らしくないよ」

秀世ちゃんが半分泣きそうな顔でこちらに振り向く。

秀世「幼馴染からのお付き合いから恋人になって」

「え?」

秀世「うらやましいですよ。私には優さまとは持ちえない時間です。中学の評判、高校の評判、非の打ちどころのないカップル。優さま、失礼ながら中学の時の優さまの起こした傷害事件も調べました。美幸さんの為だったのですね」

「違う!俺が!俺が勝手に!!」

秀世「うらやましいです、美幸さん。そして私はあなたとお話しするのを実は楽しみにしていました。昨日までは。」

美幸「え、、」

秀世「一昨日、あなたは何をしていたのですか?」

美幸「あ、、、」

秀世「一昨日の夜、あなたは何をしていたのかと聞いています」

美幸「ああっ!!」

秀世「言えないですよね、、、」

美幸「、、、、」

秀世「あれほど優さまと素敵なカップルだったあなたが、優さまに愛されていたあなたが、いくら優さまと別れたからと言って、あんな破廉恥な」

美幸「やめて!!」

「なんで秀世ちゃんが知っている?」

秀世「、、、、」

美幸「え、、優くん?」

秀世「達也さんの探偵事務所が一部始終を確認していた。美幸、君は市民公園の奥で、3人の男とセックスをしていた。全裸で目隠しをされて。周りには観客のような奴らがいっぱいいた。お前は気が付いていなかったかもしれないけど」

美幸「いや、、いや、、」

「なんでお前がそんなことを」

美幸「嫌~~!!」

「しまった!」

突然美幸が玄関を飛び出していく、俺も秀世ちゃんもとっさのことに動けず、、、。

三月「こら、優!!あせりすぎだ」

「親父、、、」

そこには美幸を抱きかかえる親父とかーさんが。間に合った、、、。

三月「なんだよ~美幸ちゃん、ひどい顔だな。久しぶりに会ったのに美人さんが台無しだよ、ほれ涙を拭いて」

美幸「み、三月おじさま~~」

美幸が泣きじゃくる。

三月「大丈夫だよ?美幸ちゃんが進んでそんなことをする娘じゃないのはみんなわかっているんだよ?」

美幸「おじさま!おじさま!!」

「なんだ!美幸。鍵の回収くらいまだ終わんないのかよ」

「、、、、」

くだんのくそ野郎(八木君)が現れた。

なるほど外の車はこいつのか。くそ野郎が勝ち誇った顔をしながらこちらを見る。

くそ「へえ~寝取られ君は、お兄さんお姉さんを盾にいらっしゃるのか。自分のけつも自分で拭けないとは子供だな」

、、、いや、若く見えても親父とかーさんなんだけど、もっと恥ずかしいから言えない(汗)。

「お前!」秀世ちゃんがくそ野郎をにらみつける。

くそ「なんだなんだこんな可愛い子がこんな男のところにいてはいけないよ?腐っちゃうよ?」

秀世「大きなお世話です。優さまはあなたなんかよりもよっぽど素敵なお方です」

くそ「いや~一度俺に抱かれてみようよ。そこの美幸だってさ~。最初は抵抗して泣きまくっていたけど、いざ始まったら、さんざん潮をふいて逝きまくってさ~。あれからは俺のものさ」

美幸「嫌、、嫌、、」

くず「もう何でも言うことを聞く奴隷女の出来上がりだ。一昨日だって。」

美幸「嫌~~」

くそ「おら!美幸!お前なんでいつまでもそこのおっさんに抱かれてるんだよ!離れろ!」

思わず離れそうになる美幸を親父がしっかりと抱きしめる。

くそ「あ?おっさん!俺怒っちゃうよ、、ひいっ!!」

秀世「み、三月おとうさま?」

「親父?」

そこには息子の俺も今まで見たことも無かった親父の怒りの姿が。

三月「あ~ガキの喧嘩なんだから静観してようと思ったけどやめた!!」

「(メーデーメーデーお兄様!まずいです!!」、秀世ちゃんの切羽詰まった声が後ろで聞こえた。

三月「おまえ、、そもそも、ひとのもんに手を出すのはいけないことなんだよ、ぼうや」

くそ「な、何言って」

親父は、抱きしめた美幸に優しくささやく。

三月「美幸ちゃん、、君は誰の女なんだい?」

「あ」

沙織「あ」

それは、そのフレーズは俺とかーさんにはおなじみの、そして美幸には究極の言葉。

美幸「、、、おじさまのです!美幸はおじさまの女です!」

三月「いい子だ」

親父がほほ笑む。

くそ「美幸、お前何言って、、、」

三月「美幸ちゃん、こいつのセックスはそんなに良かったの?俺よりも?」

美幸「確かにいっぱい逝かされました、最後は気絶しました、、でもおじさまの足元にも及びません!!」

くそ「な!」

驚愕のくそ野郎に親父が満足げに笑う。

三月「じゃあ美幸ちゃんはなんでこの男に従ってるの?大丈夫、本当は全部分かってるし、何とかしてあげるから」

美幸「はい!はい!この男は、私の恥ずかしいところを動画に撮って私を脅して!」

「何だって?」

拳秀「いかん!優くん駄目だ!」

【秀世サイト】

静かになった。本当に静寂があたりを支配した。優さまの殺気があたりを支配して、周りの生き物がみんな息を潜めたんだ。私の懇願に応えていらっしゃったお兄様以外誰も優さまに声を掛けられない。

駄目!あの突き技が炸裂しちゃう。お兄様は遠い。三月お父様は美幸さんを抱えて動けない。

私では、、私が止めるには、、、これしか!

【優サイト】

血の登った頭に鈍い衝突音が響いて、俺の体に何かを潰してしまったような感触が広がった、、、。

「ひ、秀世ちゃん!!」

いきなり秀世ちゃんが俺の目の前に飛び出した。俺の突進を受けて吹き飛ぶ秀世ちゃん!

拳秀「秀世!!」

三月「秀世ちゃん!」

拳秀さんと親父が駆け寄る。

壁に激突した秀世ちゃんの華奢な身体はそのままぴくりとも動かなくなった。

「秀世ちゃん!!」

拳秀「あばらが何本か折れている。もしかすると腰の骨も」

「秀世ちゃん!秀世ちゃん!」

秀世「、、、大丈夫ですよ?優さま。大したことございませんから」

「なんで!なんでこんな無茶をした!」

秀世「どうしてですかね?美幸さんのために本気で怒ってる優さまにムカついたってことにしておいてくださいな」

「バカ!!」

三月「拳秀くん、最重要指示だ。大至急、秀世ちゃんを病院に」

拳秀「し、しかし、ポディガードが不在になります」

三月「大丈夫だよ。俺がマジになる」

拳秀「、、承知です」

三月「あ、今夜、秀美と親父さんのところには謝りに行くから」

拳秀「おじいさま、爆発しますぞ」

三月「大丈夫!俺も優は守るから」

拳秀「二大怪獣大激突ですな。私も参ります」

くず「話にならないな。美幸、行くぞ」

美幸「行きません」

くず「俺に逆らうとどうなるか分かっているのか」

美幸「知りません。最初からこうしておけば良かった。二度と会いません!」

くず「後悔するなよ!」

沙織「待ちなさいよ!」

三月「よせ、沙織、追わなくて良い」

沙織「でも美幸ちゃんの動画が」

三月「分かってる。こんな時のための周さんだ」

親父が携帯電話を取り出した。

三月「もしもし、周さん。状況は分かってると思うけど、美幸ちゃんのデータをこの世から消し去ってくれ。あんたには初めて頼む最重要指示だ。うん、人死にがでても構わない。任せた」

終わったのか?ぼーっとしている俺の肩を親父がどやしつける。

三月「しっかりしろ!優。落とし前をつけにいくぞ。まずは秀世ちゃんの安否確認。その後は、秀世ちゃんのじいさまのところに大魔王謁見だ」

「あ、ああ!何でもするよ!何すれば良い?」

三月「慌てるな。子供の尻拭いは親の仕事。安心してろ。沙織、美幸ちゃんを送っていってくれ。大丈夫、人知れずポディガードは付いているから(笑)」

沙織「分かった」

三月「優、行くぞ!」

「ああ!」

三月「、、ただな、お前はもう秀世ちゃんとは会わせて貰えなくなるかもしれない」

「、、、え?」

三月「それだけは覚悟してくれ」

結局、拳秀さんが危惧した二大怪獣大激突は起こらなかった。

何故なら、親父が責任を取って、劉グループ副会長の地位を辞職するとぶちまけたから。むしろ慌てて遺留してきたのは向こうだったが、親父は頑として引かず、いや、絶対狙ってやったんだろうと。

ただ、さすがの親父も、秀美おばさんの涙には勝てず、親父の昔からの身内の地位の継続と、相談役として今後も親父が秀美おばさんを支えることになった。

ただ、俺やかーさんは劉家からは完全に外れることになってね。

だから、俺のボディガードの秀世ちゃんはいなくなったんだ。

次の日には、俺のアパートから、劉家の痕跡は無くなり、俺には秀世ちゃんの入院先どころか安否情報さえ入って来ることは無くなった。

、、、嘘です。安否は逐一教えて貰いました。拳秀さんに。

幸い秀世ちゃんの怪我はあばら骨だけで収まり(それでも大怪我だよ!?)、彼女は程なく日常に戻ったそうだ。

ただ、俺との生活には戻らなかっただけでね。

親父の言う通り、俺と秀世ちゃんが会うことは無くなったんだ。

美幸とは、あれから、何度も話し合った。

時には親父たちや達也さん夫婦にも入って貰って。

そうして、俺たちは別れることにした。

やっぱり、お互いの顔を見ると一番幸せだった時と一番不幸だった時が浮かぶんだ。

それはお互い耐えられなくてね。

美幸のカウンセリングは、達也さんの奥さんの香緒里ちゃんが一手に引き受けてくれて。

美幸は達也さんの自宅から大学に通う形で社会復帰を果たしたんだ。

「3年経ってもお互いフリーだったらまた付き合いを考えよう」

これが俺たちの最後の約束。

だけど、美幸は可愛いしね。

それに俺には、、、。

「優くん、待ってるだけじゃ駄目だよ!追いかけなきゃ!」これが美幸の最後の言葉。

大きなお世話!って言いたいけど、小学一年生からずっと姉であり恋人だった人の最後の言葉としてありがたく頂戴することにした。

変わらない関係もあった。

拳秀さんは、年の少し離れた友人として、今も俺のそばに居てくれる。

俺は、拳秀さんを、東歌舞伎町空手道場に誘って、西山さんを紹介した。

案の定二人は馬があって、今は三人で新しい跳び蹴りの開発に勤しんでいる。

西山さんの蹴りが、ライダー卍キックに変わるのに時間はかからないだろう(笑)。

変わらないと言えば、周さんは相変わらず、親父のそばにいる。

実は、ボディーガード最強の周さんには、別の人に付く話が来ていたんだけど、周さんは断固断ったそうだ。

俺の相談にも結構乗ってくれる周さんを、俺は達也さんに紹介した。

二人は協力出来るところは積極的に協力していくのだそうだ。

俺の大学にも、また春は回ってくる。

桜の季節に俺は新大学三年生として、花吹雪の中、校内を歩いていた。

不意に懐かしい風が吹いた。

微かな甘さを含んだ、爽やかな風が。

この風はどこで感じたんだっけ?

そんなことを考えていた俺は、不意に後ろから抱きつかれたんだ。

「この俺の背後を簡単に取るなんて、相変わらず人型最終兵器だな」

「久しぶりにお会いして、最初のお言葉がそれですか!?」

うん、だってそれが一番俺たちらしい。

俺たちは短い間だったけど、そうやってお互いの背中を支えあったんだ。

「だったら、私らしく要求します。劉家の総領姫をあれだけ傷つけたんです。一生責任取ってくださいな」

「ああ!喜んで!!」

「そ、即答はズルいですわ」

そんなの初めから決めてたんだ。頼まれなくたってお前は一生俺のものだ!!

「ねえ、顔を見せてよ」

「だ、駄目です!恥ずかしすぎます」

「え~~お預け~?」

「もう少し、もう少しだけお待ちくださいませ。私の心臓が整うまで」

ここまで待ったんだ。待つさ。

もう彼女はフォ○スの制服は纏っていない。

そのかわり、もうすぐ彼女は、少し大人びた新大学生の着こなしを俺に見せてくれるはずだ。

振り向いたとき、俺たちの新しい関係は始まるんだ。

一生ものの関係がここから始まるんだ!!

【おまけ】

本編、終了です。ここまでで良いかたはこれ以上は読まないで(笑)。

以下は、優と秀世の再会の夜。

「ああっ、ああっ!」

俺は秀世ちゃんの後ろから、彼女の乳首に取りついた。

思えば、朝方何度も見てきた桜色の彼女の乳首に、俺は触ったことがなかった。

「ああ!優さま、、つらいです!」

「どうしたの?」

「き、、気持ち良すぎてつらいです、、お願いです、、優さま!」

「どうして欲しいの?ちゃんと言わないと」

「、、、してください」

「ん?聞こえないよ?」

「犯してください!私を優さまのベニスて貫いてください!」

「だ~め」

「ああっ!いや~~」

俺は秀世ちゃんの弱点に、彼女の蜜壺の中に指を入れた。

あの時と違うのは、同時に俺の唇が彼女の乳首に取りついていることで、秀世ちゃんは一瞬で陥落した。

「い!逝きます!逝く逝く逝く、逝っくう~」

秀世ちゃんは、泣きながら逝き続ける。

焦点の有っていない瞳で、秀世ちゃんが懇願する。

「優さま、お願い、、犯してください、、私、、もう待てません。私、あなたのものになりたいです」

「もう、秀世ちゃんは俺のだよ」

「不安なんです。またいつこんな幸せが終わってしまうか」

「じゃあ、籍を入れちゃおうか、そして一緒に住んじゃおうか」

「優さま」

「昔。拳秀さんと約束したからね。秀世ちゃんの処女は初夜までは奪わない」

「優さま~」

「だから今日はこれで我慢して?」

「え、、あ!、、優さま~!!」

俺は、拳秀さんがさんざん開発した秀世ちゃんの潮でぬるぬるのクリトリスを摘まむ。

そして、押し潰すようにひねり上げ続けた。

100万ボルトの電流を流し込まれたように彼女は痙攣を続けて、そして彼女は音もなく気を失った。

「と、言ったんだけど、俺が我慢出来るのかな、、、」

俺は静かになった彼女を抱きしめてキスを。

でも、親父がかーさんを愛するように、俺も末長くこの娘を愛していこう。

「ん、、ん、優さま、、、」

吐息とともに彼女の可愛い寝言が俺の耳を擽った。

(終わり)

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