知らない人のを握ってた

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初めまして。

当時、私は都内のc学生で、電車通学でした。

普段は混むのが嫌で、早めに電車にのります。座れませんけどね。

その日は偶然、電車が遅延し、混雑していました。人混みをかき分けるように乗り込みました。

カバンやリュックを無茶苦茶に押し付けられます。対人間隔はマイナスでしょう。

しばらく耐えていると、後ろから折り畳み傘?を押し付けられているのに気付きました。

最初は先端が太ももにあったのですが、だんだん中央により、尾てい骨の下の辺りや、恥骨付近を電車の振動がある毎に触れていました。

制服のスカートごと押し入ってたんです。

後ろを振り向くスペースもなく、言える勇気もなく、変なことを考えてる負い目もあり、こっそり外そうとしました。

自分の後ろに手を回し、傘だと思っていた物に触れました。衣替え直後で夏服着ていました。

ズボンの感触です。ズボンの中に棒状の感触があり、それが傘だと思いました。(ポケットのが窮屈で押されてるんだな)

そう思い、ぐうっと下に押し下げました。たわむようにして、どうにも角度が変わりません。

ペンの太さではないし、軽く握ってみます。

布越しですが、弾力があり、ゴムのようでした。硬い風船というか。

「おっ、おっ、おぉ…」

手触りが面白く触っていると、後ろから男性の吐息が聞こえます。

「すみません…」驚いて小さい声で言いました。後ろに振り替えることもできない窮屈さです。肩越しに言いました。

手首を掴まれ、囁くように言われました。

「責任とれよ」

手元のものがぷくっと膨らんだ感触がしました。

そこで察しました。遅いですね。

性の知識はもちろん人並みにありましたが、現実のものだと思ったことありませんでした。

それが急に真後ろにあります。

異性は教師と父親くらいで、そういう目で見られたことなかったのに、そういう目で見られたんです。

パニック起こして硬直しました。

「…どうしたら良いですか?」

恥ずかしさと後悔と不安とちょっとした期待で、聞きました。

「しっかり握って」言われるがまま力を込めました。

「こすって」

無言で命令に従います。

特急でしばらく止まりません。

ホカホカになった男性のを、死にそうな思いでこすりました。

周りからどう思われたか、もうわかりません。必死でした。

男性の吐息が耳に囁くようにかかり、その度に背筋がゾクゾクとしました。

時折男性はピクリとし、ドンドン呼気が荒くなります。

自分でしてるときとは全く違う異常さでした。頭が暑くなります。

「ふっふーっふー」耳や首まで男性の息が通り抜け、暑いのに歯がカチカチと震えます。

「おっ」ガクガクと男性は震えて、男性のは心臓のように鼓動を打ちました。

余韻で動けずにいると、電車が到着しました。

手を引かれ、抵抗もできず降りました。

「携帯だして」

目の前が暗くなりました。

(終わらないんだ)

初めて顔を見ました。

色々と幻想を抱いてましたが、まるで違う若い男性です。

なのになんで素直にアドレス教えたのかわかりません。

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