男前の彼氏がいる子からの謎のキス

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あれはもう4年ほど前で、俺が大学1回生の時。

体育会に入っていた俺はバイトをする時間があまりなく、近所のしかも先輩の御両親が営んでおられる居酒屋のオープンスタッフとして働いていた頃の話。

毎日決められたスケジュールをこなすのに必死だった。

部活は火曜日が休みで、その居酒屋のバイトも火曜日は毎週必ず入っていた。

こじんまりとした店はオープン以来常連客ばかりだった。

稀に近所の大学生が数人来る事もあった。

目立った産業や商業もない郊外の居酒屋と言えばこの店しかないのだ。

その中に、俺より2歳年上の希ちゃん(仮名)という名前の子がいた。

特に目立って可愛いという訳ではないし、希ちゃんが連れてくる友達も特別可愛いとかはまずなかった。

でも、希ちゃんの彼氏はズバ抜けて男前だった。

今思い出すと、三浦春馬に似ていた。

まぁとにかく男前。

話を戻して、仕事はと言うと、ドリンク作ったり出来る料理はした。

大半はカウンター越しに話したりする程度で、特に俺は年下から年配の人まで誰でも話を出来るタイプだったからか、希ちゃんとも自然と打ち解けた。

そんなある時、居酒屋オープンの1周年で近所のカラオケバーを貸し切る事となった。

スタッフの俺ももちろん参加し、常連客ばかりのおじさんやおばさんにドリンクを配ったり、歌のリクエストに応えていた。

開始から30分程遅れて、希ちゃん達5名が来た。

席に案内し、適当に呑み食いしてもらってた。

この時分かった事は、希ちゃんは彼氏の前ではタバコを吸わない事。

電話する振りをしながら外に出て吸っていた。

そして謎の始まり…そろそろお開きかと思い、休憩の為に勝手口から裏の駐車場に出てタバコに火をつけた時、希ちゃんが表から出てきた。

「今日はありがとうね〜」

とか話してたら、タバコ片手に思いっきりキスされた。

あまりの突然に一瞬身体が固まった。

しっかしまぁそのキスが上手かったのなんのって…舌が入ってきたのを合図に俺もそれに応えた。

心の中でも、店の中にいる彼氏の存在など全く気にせずに、

これが大人のキスか?なんて思って浸っていたのも束の間、思いっきり舌を噛まれた。

一瞬千切れたんちゃうか!?と思うような痛みだった。

希ちゃんはニッコリ笑うと、またキスしてきた。

俺はキスどころではない…舌の感覚が麻痺してる…正直、痛い事しか頭に残らないくらいだった。

あれは何やった?

これが正直な感想。

その後はと言うと、帰り道は希ちゃんら5名+俺で一緒に歩いて帰ったけど、彼氏の目を盗んでは後ろで手を握ってきたり、ホッペにキスしたりしてた。

それ以降何の進展もない。

あれ以来、そういう雰囲気にもならない。

希ちゃんから連絡も来ない。

俺からもしない。

特別可愛いくはないにしろ、年上という事もあり、若干期待してしまった自分…情けないなこれ…あのキスは一体何を意味してたの希ちゃん?

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