お風呂を出た妻は一言も言わず目も合さず僕たちの寝室からスマホだけ持ってまたリビング戻っていきました
夜中の1時半頃にベッドに戻ってきて僕に背中を向けたまま一言も話さず寝入ろうとしてます
「あのさ、少しだけ、いい?」
「イヤよ」
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「あなたとは、もうしない」
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「それより少し話さないか?」
「イヤよ、もう寝たいの」
「大事な話なんだ」
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「なによ、言いたいことがあるならさっさと言って」
「その前に、あのお金なに?」
「バッグの中の。あの封筒は銀行とかじゃないよね」
「人のもの勝手に見ないで」
「ほんとサイテーね」
「今日の君、めちゃくちゃ綺麗でセクシーだったけど、酔って帰ってきて怪しい5万円を持ってたら旦那さんとしては気になるのは当然だろ」
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「気にしないで貰えるかな、、、」
「ちッ、旦那さんには言えないようなお金って事か」
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「怪しいってさ、そのお金がいつからバックにあったかなんて知らないクセに随分な言いがかりね」
「じゃ、教えてくださいよ」
「イヤよ、あなたにだけは教えないわ」
「は?それじゃ問題解決にならないけど」
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「もう一つ聞きたい事があるんだけど」
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「昨日僕が早く帰った時、偶然、君が脱いだパンティを見つけたんだ」
「それには男の精液がついていたんだけど、心当たりあるよね?」
「僕たちはいつSEXした?もう3週間以上もしてないよね。君、コンドームは持ってるようだけどそれも使わないで生中出しするっていったいどんな相手?君の何なの?」
「…」
「僕なんかよりよっぽどいい男なんだろ」
「僕なんかが夢すら見れない様な別世界のボンボンかな?」
「あなたがそう望むならそうしましょうか?」
「…」
「ここまで一緒にやってきたのにもし君が僕を裏切るなら、僕はもうここには住めないよ。その代わり、君とそいつにここのローンを全部払わせてやるからな!」
詰問しないでしばらく様子見しようと思ってはいたものの、それでも心に突き刺さったままのドでかい棘が僕の理性を奪い言葉を粗ぶらせました
ですが今の僕にはなんの勝算も自身もありません
ただただ破局に向かって突き進んでるに過ぎ無いのかも知れません
僕の頭の中にいる妻の新しい男に何一つ抗うこともできず、その男に妻を寝取られ、もし離婚ともなれば子の親権は母親に行くのが通例らしく僕の自慢で僕の誇りである妻と娘までをもそいつに奪われてしまう
このマンションを今売っても残るのはローンだけ、僕の完敗です
それもで僕はこの事を妻に言わなければ何も解決しないと思い、遂に口に出して妻を責めたのです
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妻の背中は大きな吐息と共に波立つように動いて居ましたが
10分ほどもしてから大きなため息をひとつつくと、嫉妬に焼け焦げた僕に現実を突きつけてきました
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「ふう、、、、」
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「言いたいことはそれだけ?」
「とても残酷な言い方をするのね」
「私がどんな思いをしてるかあなたは何も知らないのよ」
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「私が働かなければどうやって生活して行くの?」
「あなたのお給料は残業込みで手取りで28万円、ローンで毎月14万円、ボーナスは全額、あなたのお小遣いが5万円として残りが生活費、それでやっていけると思ってるの?」
「ボーナスだって前の方が良かったわ、実質賃金は当時より少ないのよ。だから私がアルバイトをすようになった」
「でもね、それぐらいじゃおっつかないわ」
「今の時代、あなたの会社だっていつどうなるかも分からないわ」
「だからどうだって言うんだ」
「私がお金をやり繰りしなきゃ、どうにもならないでしょ。あなたにやり繰りできる甲斐性があって?」
「それは、、、」
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一呼吸おいて妻は、逆襲するように、背中を向けたまま声高に喋り始めました
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「あなたに悪いけど、わたし、、、パパ活してるの」
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「ぇ、はあ?」
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「さっきのお金もそう」
「私が特別収入を稼がなきゃウチはやっていけないのよ。このマンションを売って見ても残るのはローンだけ。水商売は性に合わないし風俗は身バレした時にココに居づらくなるでしょ?だから、あとそれしかなかったのよローンのせいでね」
「咎めたければ咎めるといいわ、でも、わたしにはそれしかやっていく方法が無かったの;」