(やりまくるエロい話ではないです)
僕はまだまだマンションのローンが残るサラリーマン
妻や子どもを思うと取引先や上司のモラハラ・パワハラにも耐え
角が立たないように自分を殺して生きているのです
ストレス解消法は家族の笑顔だけ
いつもはサービス残業を強いられたあげく片道50分の電車に揺られて家路につき
駅から徒歩20分でやっと家にたどり着いた頃にはもう妻子は寝ている頃です
音を立てずにそっと家に入り音を立てずに寛いで、それからベッドに入る毎日です
ヘトヘトに疲れてしまった時はリビングのソファーで雑魚寝なんてこともよく有ります
翌朝早く起きてシャワーを浴び音を立てずに支度をします
6時半に妻のアラームがセットしてあり、その時間に僕は家を出ます
「おはよう」「行ってらっしゃい」
僅かな会話ですが2人はそれでも心は通じ合っていると思っています
ですが、そんな日常では当然セックスの回数は少なくなって
月1~2回程度といったところです
ある日、仕事で家の近くまで来ました
なにかもう会社に戻るのがめんどくさくなって直帰しようかな?
ふとそう思い、とりあえず我が家に立ち寄ってみることにしました
家には誰も居ません
リビングは朝出かけたままの散らかった状態、キッチンも汚れた食器が溜まり
寝室には脱いだパジャマや下着がそのままになっています
たまには疲れた妻をやさしく出迎えてやるか
そんな殊勝な気持ちを起こした僕は、部屋を片付けキッチンの洗い物をして
頃合いを見て会社に直帰の旨を告げてから寝室に行きベッドに寝っ転がって一息つきました
その誰もいない家
平日昼間の寝室のにおい
脱ぎ捨てたパジャマと妻の下着
意外にもこれらは我が家でありながら僕の知らない空間だったのです
においには化粧の香りなど女のにおいが混ざっていて、それは毛布にもシーツにも
枕にも染みついています、更には脱いだままの妻の下着が妙に淫靡な
雰囲気を演出しています
そう言えば最近してないな、ヨシ今夜は久しぶりに妻と合体しようか
そんな事を思いながらふと脱ぎっぱなしの妻の下着を手に取ってみると
タグにはハンキ○パンキーと書いてあります
総レース仕立てで肌触りと履き心地が実にいいのだそう
妻が愛用するブランドです
脱いであったのはコーラルローズのV-キニというタイプ
でもこの色を履いてるところを僕はまだ見た事がなかったです
いい歳したこの僕が、昼間に、妻の下着で興奮してるとかいつもならあり得ない事
少しばかり変態チックとの自覚はありましたが、僕は妻のにおいを嗅いでみたくなって
そっと鼻に近づけて妻のにおいを求めるように嗅いでみたんです
「ウエッ」
その時、予想外の異臭に驚いて思わずそれを放り投げてしまいました
僕がまだ見たことが無かったコーラルローズの総レースの妻の下着からは
あの独特の男のにおいが強烈に漂っていたのです
とたんに胸騒ぎを覚えました
恐る恐るもう一度手に取ってにおいを嗅いでみました
それはやはり女のにおいなどではなく明らかに精液のあの独特のにおいでした
小さな下着を広げて底部をみるとじっとりと湿って濡れていました
生乾きの男の体液が大量に染み込んでいるのでしょう
独特のあのにおいからその事は直ぐに分かりました
体内奥深くまで中出しされた精液が夜寝てる間に出てきて下着を濡らしたのだとしたら
妻は何もしないで寝てしまう程ヘトヘトになるまでセックスして帰ってきたという事か?
そう言えばおとといの朝に妻を見てから僕はまだ妻の顔を見ていない
おとといの朝「おはよう」と会話してから2日連続で帰宅が遅くなり
着替えもしないでソファーで寝てしまい朝6時半には家を出たが
昨日も今日も妻は起きては来なかった
もしかして
昨夜は帰ってきてないのか?
今朝僕が出かけてから帰宅し着替えだけ済ませて子どもを起こして出かけたのか?
家族の笑顔がストレス解消法とか言う割に僕は家族と会ってすらいなかった
家庭のために働いているのに家庭が壊れてることに気付いてなかった
僕の心は大いにザワザワして悶々として、とても冷静でいられそうもなく
冷蔵庫から缶ビールを持ってきてグイッと喉に流し込み
もしかして何か事件に巻き込まれて言い出せずにいるのかも知れない
そうとも考えられると思うように努めて
とりあえず可能な限り冷静に妻の帰宅を待つことにしました