大学時代、サークル合宿で混浴温泉に入ったことがあります。メンバーは男子が七人で女子が三人でした。
混浴なんて初めてだったのでどきどきしました。
穴場の旅館だったので、私たち以外の入浴客はいませんでした。知らない男性がいないと知って、私は少しホッとしました。
タオルを巻いているとは言え、知らない人の前でお風呂に入ることには抵抗があります。その点、サークルの男子たちなら信用できると思っていました。まあ、今となっては信用しすぎていたという気もしますが……。
脱衣所で服を脱ぎ、タオル一枚で露天風呂に出たときには緊張しました。男子たちは先に湯船に浸かっていました。
私たち女子もかけ湯をしてからお風呂に入りました。お湯は乳白色だったので、肌が見える心配はありません。私はリラックスして温泉を楽しみました。
問題が起きたのは、しばらく時間が経ってからです。
温泉のお湯はかなり熱かったので、時々は湯から出て体を冷ます必要があったのです。私は湯船のふちに腰掛けて、足だけを湯に浸けている状態になりました。
その時、男子が私に話しかけてきました。
「○○ちゃん(私の名前)って、意外と胸が大きいんだね」
彼は私の胸元をじっと見ていました。私はしっかりとタオルを巻いたのですが、ちょっとだけ胸の谷間が見えていたんです。
「きゃっ、ちょっとやめてよ」
私はタオルをぐっと上げて胸を隠しました。当時の私は男性と付き合ったことがなくて、下ネタに抵抗がありました。
「谷間見えそう、エロい!」
「だから見ないでよっ」
対面にいた男子がからかってくるので、私はさらにタオルを上げます。
その時でした。
「ちょっと、下! 見えてるから!」
と、女友達が慌てて叫びました。
下……? と不思議に思って視線を落とし、私は驚きました。
タオルを上げすぎたせいで、私の下半身が丸見えになっていたんです。
「わわっ!? きゃあっ!」
私は急いで湯船の中に避難しました。しかし、その時にはもうサークルの男子たちにあそこを見られてしまった後でした。
男子たちが胸のことばかり言ってきていたのは、私にタオルを上げさせて下半身を見るためだったのです。
そうとも知らずに、私は彼らの策にまんまとハマってしまいました。
誰にも見せたことがなかったのに、一度に七人もの男性にあそこを見られてしまうなんて思っていませんでした。本当にへこみましたし、泣きそうでした。
お湯から上がった後の飲み会でも男子たちから、
「いいもの見せてもらったよ、ありがとな」
「毛が薄いから丸見えだった」
などと言ってからかわれました。本当に散々な合宿でした。