こんにちは、Kyokoと申します。
某会社で、現在は広報関係の仕事をしている30代後半の女です。
真面目さだけが取り柄みたいなもので・・・
一人身の寂しさを募らせながらも、毎日を地道に堅実に過ごしています。
そんな私にも、人には言えない秘密があります。
心の中で恥ずかしさに身を焦がす、そのどきどきの味を昔から知っていました。
本心では、そんな自分が嫌で嫌でたまらないのに・・・
(どきどきどき)
初めて訪ねてきた地方の宿泊施設です。
混浴の温泉に入るのが目的でした。
浴衣姿で廊下を進んでいきながら、すでに死にそうに緊張している自分がいます。
世間的には、30代の私はもう若いとはいえない年齢なのかもしれません。
でも、そんなことは私自身には関係のないことでした。
男女混浴のお風呂に入ることへの羞恥の気持ちは、何歳になっても変わりません。
後ろめたいことなど何もないと気持ちを奮い立たせました。
暖簾が見えてきます。
(もともと混浴なんだから、やましく思う必要なんてない)
わかっていても緊張で足がすくみそうになります。
(男の人がいたらどうしよう、恥ずかしすぎる)
その非日常のどきどきを味わうために来たはずなのに、男性がいたらイヤだというまったく矛盾した気持ちのほうが先に立ちます。
(やっぱり行けない、ぜったい無理)
それでも勇気をふりしぼります。
男からの注目を浴びるその瞬間・・・
素知らぬ顔をしながらも、そのとき私はその場の主役も同然です。
そういう内心の興奮を求めていました。
わかる人にしかわからない感情かもしれません。
(どきどきどき)
暖簾をくぐって、脱衣場に入りました。
誰もいません。
少しほっとしながらも、素早く目を走らせて状況を確認します。
(どきどきどき)
使用中のロッカーは2つでした。
この宿には、普通の男女別の大浴場もあります。
あえて男女混浴のこっちの温泉に来るのは、やはり圧倒的に男のほうが多いはずでした。
いま浴場内にいるのも、たぶんふたりとも男性でしょう。
(どきどきどき)
浴場への出入口となるサッシ戸に近づきました。
少しだけ「すっ」と開けて、顔だけを出すように中を見ます。
その瞬間、湯船にいた男性と目が合いました。
すぐに戸を閉めます。
(どきどきどきどきどき)
奥のほうにいたもうひとりも、やはり男性でした。
(いる・・・男の人がいる・・・それなのに、私・・・本当に入るの?)
会社の同僚たちの顔が脳裏をよぎりました。
彼らが知ったらどう思うことでしょう。
きっと信じてもらえないはずです。
職場ではいつも慎ましくしている私が、ひとりでこんなところに来ているなんて。
自分でこんなことを書くと批判されるかもしれませんが・・・
これでも外見の容姿だけは、多少自信のある私です。
(心臓が苦しい)
手近なロッカーをひとつ開けます。
浴衣の帯をほどきました。
下着姿になってブラを外します。
(どうしよう、本当に行くの?)
(恥ずかしすぎるよ)
目が合ったほうのおじさん・・・
私の顔を見たあの瞬間、驚いたように目を見開いていました。
50代後半ぐらいの男の人です。
『もしかして、今からあの女が入ってくるのか?』
きっと今、そんなふうにそわそわしているだろうことが容易に想像できました。
もうひとり奥のほうにいたのは、80歳近くに見える、人畜無害そうなおじいさんです。
(どきどきどきどきどき)
不思議なものでした。
普段だったら、ブラウスに透けたブラのひもを見られるのだって嫌な私なのに。
ブラひもどころか、はだかで男の人のいるお風呂に入っていこうとしているのです。
まさに、非日常のシチュエーションでした。
(恥ずかしよう)
ここまで来たからには絶対に入ると決めています。
このどきどきを味わいたいがために・・・
貯まっていた有休を取得して、こんな田舎までわざわざ訪ねてきたのですから。
(だめだ、でもやっぱりむり・・・)
(どうしよう)
パンツも脱いでロッカーに放り込みました。
実際のことを言えば、混浴のお風呂に入るのはこれが初めてというわけではありません。
でも、決して慣れることのないこのすさまじいプレッシャー・・・
(ひいん、行けないよ)
(恥ずかしいよ)
私は痩せていて、からだに贅肉がありません。
そのぶん胸やお尻も小さめで、ボリューム感に欠けています。
それがすごくコンプレックスでした。
小さなタオルを腰に巻いて、落ちないようにしっかり横で留めます。
ロッカーを閉じて、鍵の輪を手首につけました。
混浴だとわかって来ている女なのに、極端におどおどしていたら逆に不自然です。
むしろ堂々と入っていくべきだと、無理やり気持ちを鼓舞しました。
(あっけらかんとしてるぐらいのほうがいい)
(そういう演技をしないと)
本心では足がすくんだまま、まだ葛藤しています。
背筋を伸ばしました。
行くぞ、
(どきどきどき)
行くぞ、行くぞ・・・
意を決してサッシ戸を開けます。
と同時に、(ひいっ)湯船のおじさんが強烈な視線を向けてきていました。
その、露骨にニヤけた表情・・・
(ひいいいい)
一瞬にして頭の中が真っ白になってしまいます。
浴場に踏み入った瞬間から、内心完全にどぎまぎしてしまっていました。
おじいさんもお湯の中からこっちを見ています。
(ひいいん)
やっぱり、あっけらかんになんて無理でした。
おどおどする気持ちを表に出さないようにするだけで精一杯です。
なんとか無表情を装っていました。
さりげなく腕で胸を隠しながら、震えそうになる足を必死に前に進めます。
重ねてあった桶をひとつ取りました。
湯船に近づいていきながら、心の中で悲鳴をあげています。
(きゃああ、恥ずかしいよ、きゃああああ)
プレッシャーで、全身がガクガクになっていました。
緊張してしまっている自分を意識すればするほど、ますます萎縮しそうになってしまいます。
かけ湯をしようとひざまずきました。
おじさんの無言の視線を跳ねのけたくて、お澄まし顔をつくります。
桶でお湯をすくいました。
「ざばあっ、ざばっ」
2度、3度とかけ湯をします。
おっぱいがまる見えでした。
おじさんがニヤニヤしているのを横目に見ながら、本当は泣きそうになっている自分がいます。
(いやあああ)
それでも懸命に平静を装おうとしている私でした。
胸を露わにしたまま、素知らぬ顔をしてみせています。
(やっぱり来なきゃよかった)
(混浴なんて来るんじゃなかった)
湯船のふちをまたいで・・・
腰のタオルを外すと同時に、からだをお湯に沈めます。
「じゃぼ」
恥ずかしすぎて、まともに目線を上げられませんでした。
心臓が爆発しそうに鼓動しています。
お澄まし顔を続けていました。
本当はすっかりどぎまぎしてしまって、まるで自分が自分でないかのようです。
容赦のないおじさんの視線に、すでに泣きべそ寸前の心境でした。
(こっち見ないで)
表面上は平然としたふりをして、静かに湯面をみつめている私です。
(ああ、だめだ)
(耐えられない)
気まずいなんてものではありませんでした。
肩までお湯につかったまま・・・湯船のすみで、小さく縮こまっている私です。
ちょっと目を上げると、こっちをじっと見ているおじさんと視線が合いました。
彫りが浅くてのっぺりした『平目顔』の男性です。
私に話しかけたそうな素振りでした。
でも、声をかけあぐねている感じです。
こっちに顔を向けたまま、あからさまに鼻の穴を膨らませていました。
(イヤあん中年おやじ)
(そんなふうに見ないで)
とにかく恥ずかしくて恥ずかしくて、両手で自分の顔を覆いたいぐらいです。
屈辱感に耳まで「かーっ」と熱くなっていました。
心臓のどきどきがとまりません。
羞恥の興奮をかみしめていました。
だって、私・・・こんなおじさんなんかに自分の胸を見られたのです。
本当に泣きそうでした。
非力な自分に打ちのめされながら、表面上はあくまでも平然とお澄まし顔をしてみせています。
(見るなよおやじ)
(こっち見るなぁ)
相手の様子からして、いつ話しかけてこられてもおかしくありません。
正直、会話したりするのは嫌でした。
そんな重たい空気を察することもなく(?)・・・
「どうしたの、大丈夫?」
意外にも、人懐っこく話しかけてきたのは右側のほうにいたおじいさんのほうでした。
うつむいたまま湯面に目を落としていた私に、すごくやさしく声をかけてきてくれます。
「混浴は初めて?」
本当は初めてというわけではないですが嘘をついている自分がいます。
「え・・あ・・・はい」
沈黙が破られたことで、張りつめていた空気が微妙にやわらかくなった感じがしました。
おかげで救われた気分です。
「お若いのに、勇気があるね」
私たちの会話のやり取りを、平目さんがじっと見ています。
「一生に1回ぐらい、記念に入ってみようかと思って・・・」
「でも、やっぱりちょっと緊張しますね」
おじいさんに言葉を返しながら、私は少し微笑んでみせました。
「大丈夫だよう、緊張なんかしなくても」
「慣れだよ、慣れ、慣れ」
おじいさんが、お湯につかったまま『すーっ』とこっちに近づいてきます。
「べっぴんさんだねえ」
「どこから来たの?」
「〇〇からです」
その後も会話が続きました。
連れはいないのかとか、仕事は何をやってんだとか・・・
人懐っこい笑顔を向けられながら、いつのまにか怒濤の質問ラッシュです。
そのうち気がつきました。
(このジイサン・・・)
こう見えて、実はかなりのスケベじじいです。
会話をしながら、湯中にゆらぐ私の胸を何度もみつめてきているのがわかりました。
こんなに高齢なのに、なにかにつけて私の肩や腕に触れてこようとします。
「肩、凝ってるでしょ」
(いやあだ)
(さわらないで)
最初のうちは、もしかしたら少し痴呆けているのかと思ったぐらいでした。
でも、そうではないようです。
「ほーら、凝ってる」
「細いのに腕もこんなに張ってるじゃないの」
正直、どうしたものか対応に迷いました。
私は全裸でお湯につかっているのです。
強引に肩を揉んできたりして、やってきていることは完全にセクハラでした。
でも、相手はよぼよぼのおじいさんです。
なかなか『やめて』と強い態度であたることができなくて・・・
「ありがとうございます」
「もういいです、だいじょうぶですから」
そんな私をニヤニヤ見ながら、平目さんが鼻の穴を膨らませています。
手に取るようにわかりました。
おじいさんに嫌々肩もみをされている私をみつめながら・・・
心の中で『ジイサンもっとやれ』、きっとそう思っているに違いありません。
(エロおやじ)
(むっつりすけべ・・・卑怯者・・・)
おじいさんに首まわりをなでなでされました。
(もうやめて、おじいさん)
(エロおやじが見てる)
顔の表面がかーっと熱くなっていました。
なんと表現すればいいのか・・・
自分自身で演じている、この楚々とした『彼女』が不憫でなりません。
(よかったね、平目さん)
(混浴に入ってきちゃった女がいて嬉しい?)
「ふうー、のぼせた」とか言いながら、おじいさんがお湯からあがっていきました。
洗い場のイスに座ってシャンプーをはじめています。
(これ以上は無理)
(帰ろう)
私としては、もう限界でした。
平目おやじが、さっきみたいにまた私に話しかけたそうにしています。
こっちをチラチラ見ていました。
でもやっぱり声をかけられずにいるようです。
(どうしよう)
(ちょっとあっち向いててくれないかな)
お湯から出るにも勇気が必要でした。
一生に1回ぐらいとか言って気軽に混浴に来てしまったことを、明らかに後悔している様子の『彼女』です。
まだ、来てわずか5,6分ですが・・・
この子がもう帰ろうとしていることは、その素振りからおじさんにも伝わっているはずでした。
(どきどきどきどき)
しかたない・・・「さっ」とあがるしかない・・・
湯船のふちに置いておいたタオルを取って、ざばっと立ちあがります。
すっぽんぽんでした。
平目おやじの強烈な視線を感じます。
その瞬間、まぎれもなくいま自分がこの場の『主役』になれていることを実感していました。
心の中で悲鳴をあげながら、お湯から出ます。
(きゃあああああ、恥ずかしいいい)
タオルを腰に巻きません。
全裸のまま、脱衣場へのサッシ戸へと歩いていきます。
私の意識の中で、何かがぷつんと切れた瞬間でした。
からだが勝手に動いています。
(やめてやめて)
サッシ戸の前で、いちど立ち止まりました。
手に持っていたタオルを、両手でぎゅっとしぼります。
(あああん、おやじが見てる)
(早く脱衣場にあがってよう)
脱衣場に足を踏み入れる前に、しぼったタオルでからだを簡単に拭いました。
一瞬とはいえ、
(だめえ、そんな格好しちゃだめえ)
前屈みになって、平目おやじのいる湯船のほうにお尻を突き出してやります。
無防備なその姿勢のまま「ささっ」と両方の脚も拭いてみせました。
(ひいいん)
とてもではないですが、後ろを振り向く勇気はありません。
目の前のサッシ戸をすっと開けました。
逃げるような気持ちで脱衣場に入ると、そこは相変わらずの無人です。
ほっと胸をなでおろしながらも(ああ、私・・・)
やはり私は、この興奮の虜でした。
赤の他人の前だからこそできた、全裸でのあんな格好・・・
日常では決して味わえないどきどきです。
(あんな・・・あんなおやじに、はだか見られた)
自尊心を掻きむしられるような思いでした。
ちょっと涙がにじみそうになってくるのをこらえながら、自分のロッカーを開けます。
夜になったら絶対にもういちど来ようと思いました。
それぐらい高揚して、またやってみたくなっている自分がいます。
興奮の余韻に心臓のばくばくがとまりません。
(どきどきどきどき)
そのときでした。
終わったと思ったのも束の間、後ろでサッシ戸が開いています。
浴場からあがってきた平目おやじ・・・
まだ終わってなどいなかったのです。
(ひいいい)
ぱっと目が合いましたが、私は無視するようにすぐ目線を外します。
反射的に演技をしていました。
お澄まし顔を決め込んだまま、ロッカーの中からバスタオルを取り出します。
あなたと関わるつもりはないという完全無視の態度でした。
その実、明らかに気持ちが昂ぶっている自分がいます。
(どきどきどきどき)
心臓が爆発しそうでした。
このエロおやじ・・・
はだかの私を見ようと自分もお風呂からあがってきたに違いありません。
自虐的な気持ちがわきあがっていました。
そう・・・これでも顔だけは美人(自分で言ってごめんなさい)な『私』なのです。
上手く説明することのできない不思議な感情でした。
自分で演じるこの女に意地悪することで、このおやじをもっと喜ばせてあげたくなります。
(だめ、だめ・・・恥ずかしいよ)
(早くパンツはかせて)
おやじが自分のロッカーを開けながら、じっとこちらを見ていました。
私は、相手の存在を意にも介していないふりをしています。
バスタオルを首にかけただけの姿で、ウォーターサーバーのところに行きました。
(ああん、見ないで)
備え付けの紙コップを1つ取って水を注ぎます。
強烈な視線でした。
下半身を凝視されているのがわかります。
私は痩せているうえに、もともとアンダーヘアが濃くありません。
普通に立っているだけですが、股の割れ目がそれなりに見えてしまっているのです。
(あああ、嫌あ・・・)
つんと素知らぬ顔をして、ゆっくり水を飲み干します。
屈辱の極みでした。
蛍光灯の明るさの下で、エロおやじにからだを見られまくりです。
首にバスタオルをかけているだけで、パンツすらはいていない私・・・
(ああん、すごい見てるよ・・・恥ずかしいよ・・・)
手で隠したいのを必死にこらえます。
同時に、悲劇のヒロインにでもなったかのような快感を覚えている自分がいました。
ふだんはいつも生真面目な私です。
そんな自分にさらに恥をかかせてやりたくなる、もうひとりの意地悪な私がいます。
お澄まし顔をしているこの女ですが・・・
左右の胸は、中学生みたいに貧弱な『この女』でした。
空になった紙コップを捨てます。
(やめて・・・だめえ)
首を右に傾けました。
あたかも耳に水が入ったかのように・・・
その場で片足とんとんをします。
おやじに見せてやりました。
私の控え目サイズな胸が、それでもけなげに揺れる光景を。
(あああん、恥ずかしい・・・見ないでえ)
おやじがニヤニヤしていました。
そのことに気づかないふりをして、私は壁にかかった温泉の効能表示に目をやっています。
羞恥に打ち震えそうな思いでした。
言われているような気がするのです。
小っちぇえおっぱいだなあ、俺様にまる見えだぞって。
(イヤあん、意地悪・・・もう許して・・・)
自然体を装っていました。
首にかけていたバスタオルを頭の上にもっていきます。
プライドをかなぐり捨てました。
両脇をあけるように左右のひじを上げて、濡れた髪をもしゃもしゃ拭く彼女・・・
コンプレックスの胸がふるふる揺れます。
(ああああん)
赤っ恥でした。
すぐそこに男がいるのに、おっぱいが小刻みにふるふるふる・・・
内心、そんな不憫な自分に興奮していました。
私のこんな姿を見られるなんて、このおじさんは幸せ者です。
(もうだめ・・・でも、もっと。。。)
髪を拭きながら、自分のロッカーのところに戻っていきます。
おやじはもう浴衣をまとっていました。
一息つくかのようにチェアに腰かけています。
そんなおやじが見ている前で、私はまだ全裸でした。
さして広くもない脱衣場です。
それでも、相手とは4~5メートル離れているでしょうか。
素知らぬ顔のまま、あたりまえにからだを拭いてみせます。
(あああ・・・こんなの恥ずかしすぎる・・・超見てる・・・)
私は、お澄まし顔を崩しません。
心臓のばくばくが尋常ではありませんでした。
からだを拭きながら、本当の『私』が泣きそうになっています。
(お願い、早く・・・もうパンツはかせてよう)
演技している自分がいます。
たまたま、ふと・・・という感じで横を見ると・・・
おやじと目が合いました。
少し視線が気になったかのように、からだの向きを変えます。
無意識な感じで背中を向けてみせました。
(だめえ、だめえ・・・)
細身の私は、お尻も小さいのです。
たまたま相手に背を向けてしまったのが、この彼女の運の尽きでした。
浴場のときとは照明の明るさが違います。
(自然体でいいんだよ)
(早く脚を拭けよ・・・前屈みになって拭けよ・・・)
ちょうど真後ろから、男が容赦なく見ているのです。
それなのに、それなのに・・・
無造作に前屈みになっていました。
(ひいいいい。。。)
文章だと長くなってしまいますが、実際には数秒のことにすぎません。
バスタオルであたりまえに脚を拭いている自分がいます。
(恥ずかしいぃぃ。。。)
あくまでも自然体でした。
前屈みのこの子の股間が、後ろのおやじにまる見えです。
私なのに、職場ではあんなに淑やかで知られている私なのに・・・
目の保養をさせてあげました。
縁もゆかりもないこの男を喜ばせてやろうと、あそこが見えやすくなるように意識します。
そんな自分が快感で、頭の中がふわーっとなりそうでした。
(見ちゃだめえ・・・)
おもむろにからだを起こします。
そこに男はいるけれど・・・
私の演じているこの『彼女』に、見られていたという自覚はさほどありません。
ちょうどそこに他人が居合わせているという程度の感覚です。
そんなふうに装っていました。
近くにあった藤の丸イスにバスタオルを置いて、パンツをはきます。
素知らぬ顔でブラもつけました。
(ばくばくばくばく)
正直、もう興奮しすぎて自分で自分を抑えられません。
われながら完璧な演技でした。
そもそも私は、人から咎められるようなことは何ひとつしていません。
お風呂上がりに水を飲んだりからだを拭いたり、あたりまえのことをしているだけでした。
そういう意味では・・・
脱衣場で他の人をじろじろ観察しているあのおやじのほうがマナー違反なのです。
(私は何も悪くない)
むしろ『かわいそう』な立場でした。
頭の中でそう自分を正当化させながら、ポーチを手に取ります。
(もういちど・・・もういちどだけ)
浴衣はまだ身につけず、ブラとパンツだけの下着姿でした。
簡素なパウダーコーナーがあります。
腰かけているおやじの近く、すぐ横の場所でした。
その鏡の前に行きます。
(ばくばくばく)
イスを使わず、立ったまま顔に化粧水と乳液をつけていました。
鏡を見ながらおやじに背を向けています。
(ばくばくばく)
続けて保湿用のボディクリームを適量手に取りました。
腕や肩、おなかに伸ばしていきます。
私は、鏡越しに背後のオヤジの様子を窺っていました。
真横(こっち)に顔を向けて、じーーっと私の後ろ姿を見ています。
感情の昂ぶりを抑えられませんでした。
(ばくばくばく)
前屈みになります。
太もも、ふくらはぎにもまんべんなくクリームを伸ばしていきました。
たかだか2~3メートルの近さで、おやじが後ろから見ているのに・・・
大胆にお尻を後ろに突き出しているポーズです。
パンツをはいていなかったらどんなにあられもない光景だろうと思わずにいられませんでした。
心の内で相手に語りかけます。
(エロおやじ・・・)
(あとで私を思い浮かべてオナニーしたりするんでしょ?)
思い出していました。
湯船にいたとき、おじいさんとの会話をぜんぶ聞かれていたということを。
この人は、私が〇〇のOLだと知っています。
(私は悪くない・・・なにも悪くない・・・)
からだを起こして、真っ直ぐ鏡を見ます。
つけていたブラを、ぱっと胸の上までずらし上げました。
おっぱいをまる出しにしてクリームを伸ばします。
角度的におやじは真後ろにいるので、鏡越しに胸が見えているかどうかはわかりません。
ぱっとブラを戻します。
(ばくばくばく)
間髪を入れずに、今度はすっとパンツをひざまで下ろしました。
気分はもう、一世一代の大勝負です。
じろじろ見ている男の前で、私のお尻がまる出しでした。
鏡越しに私に見返されているなんて、まったく気づいていない様子のおやじです。
(ひいいい、恥ずかしい。。。)
手のひらに多めにクリームを足します。
自然体の『彼女』に、躊躇いの素振りなど一切ありませんでした。
左右のお尻に手早くクリームを伸ばしています。
そして、
(だめえ・・・だめえ・・・)
手に残ったクリームがもったいないと、そのまま前屈みになるこの子・・・
もういちど脚に塗っていました。
両ひざのあいだで、下ろしたパンツがぴーんと張っています。
(ひいいいん)
何しろ真後ろ、この近さでした。
さっきと違って、今度はパンツを下ろしたままこの前屈ポーズです。
さすがにこの子がかわいそうでした。
むっつりすけべのおやじの眼前で・・・
これでもかと言わんばかりに股の割れ目がお披露目状態です。
(イヤあああ・・・だめえ・・・)
そんな女を演じている自分が快感すぎて、もはや脳みそがとろけそうでした。
股間だけじゃありません。
お尻の穴までまる見えの格好でした。
そんなとこ人に見られたら、私は死んでしまいます。
(真面目ぶってんじゃねえよ)
心の声が意地悪してきました。
恥ずかしさを噛みしめます。
クリームを足首まで伸ばしながら、ひざを曲げ気味にしていました。
このエロおやじの旅の記念になるように・・・
彼女のお尻の穴を目に焼きつけさせてやります。
〇〇で広報の仕事をしていると言っていた、けっこう美人のこの女でした。
その肛門は、こんな色かたちをしています。
(いやんいやん、見ないでえ)
脚にクリームを塗りながら、たぶん10秒ぐらい前屈みになっていたと思います。
すっとからだを起こすと同時にパンツを引っ張り上げました。
(死にたい・・・もう死にたい・・・)
何事もなかったかのようにポーチを持ちます。
とんでもない姿を見られたという背徳的な気持ちに、ものすごく興奮していました。
自分のロッカー前に戻ります。
(見るな・・・こっち見るなあ)
けっきょく、最後までお互いに無言でした。
浴衣をまとって帯を結びます。
私は、もちろん平然としてみせていました。
正直、1秒でも早くこの場を去りたいという思いです。
素っ気なくそっぽを向いているふりをしているおやじをその場に残して・・・
本当は羞恥に耐えながら、脱衣場から出ていく『私』でした。
(PS)
長文にお付き合いくださってありがとうございました。
それなりの評価をいただけるようなら、夜にもういちど行ったときのことを書きますね。
ではでは。