小学生の頃から毎週土曜日書道教室に15年通っていた。
19歳浪人時代の話です。
自宅を改良して、作ったアットホームな書道教室だった。
大きな部屋に沢山の長机を置き、空いた場所で課題の習字をする。お昼の部は小学生以下、夕方以降は中学生以上のルールはあったが、家族経営をしてるため、結構いい加減だった。
子供の時から習っている子の殆どは中学に上がれば大体辞めていく。部活やら勉強が忙しくなるからだ。
俺は何となく続け、6段まで段位を取ったので、ここまで来たら師範代まで取得しようと頑張って通っていた。
あ〜めんどくさいな…。浪人中なのにお習字かよ。と思いながら、今日も夕方から教室へ。
席に着いて、課題をやっていると、俺の斜め前に眼鏡を掛けた女の子が…。この時間帯だから中学生か?高校生か?
しかし、童顔すぎるやろ?
でも、かなり可愛い…いや相当な美少女だな。
育ちが良さそうな感じで、長い黒髪のロングに、黄色のワンピ…似合ってる。夏帆のデビュー頃にそっくりだ。
ちょっとジロジロ見てたら、気づかれた。
ヤバっ
少女と目が合い、少女が軽く会釈。
俺もあたふたしながら会釈した。
ちょっと斜め前の少女が気になったが、俺も黙々と筆を走らせていた。
「先生、出来ました!」少女が手を挙げると
「五月ちゃん、出来たの?見せて。」
と、先生がやってきて、半紙を持ち上げた。
俺もその子の作品を見て、おっ!中々上手だ。
思わず
「綺麗に書けてるね。」
と声を出してしまった。
少女は驚いた表情で俺の方を向き、
「ありがとうございます。」
と返事をしてくれた。
先生もウンウンと頷きながら、
「今日は合格ね。」
少女は
「やったー♪」
「今日は早く帰れる♪」
と言った。
ただ、ある情報を入手できた。
少女の完成した作品には6年早○五月と。
やっぱり、小学生か〜。小学生にしては大人ぽいかな?その時はそれぐらいの感覚しかなかった。
五月ちゃんは習字箱を片付け始
習字箱には6年○組早○五月と名札が貼ってあった。間違いないな。小学生だな。
五月ちゃんは、鞄を持ち、すくっと立ち上がり、先生に会釈すると
「ありがとうございました。」
と、教室を後にした。
俺はワンピのミニスカートから伸びた、綺麗な脚、以外を大きなふっくらとしたお尻をしっかり見た。
綺麗な子だったな〜。こんな子居たんだ…。
先程も書きましたが、小学生と大人では教室時間が分かれているので基本的には小学生に会うことはまず無かったからだ。
俺もゆっくり作品を完成させ、先生に品評をお願いした。
「先生、さっきの子、小学生ですか?」
「五月ちゃんのことかな?」
「名前は知らんけど、俺の前に座ってた子。」
「五月ちゃんね。松○くん、ごめんね。あの子、他にも習い事をすることになって、夜の部しか来れないのよ。騒ぐような子じゃないし大目に見てね。」
「俺は全然、気にしませんよ。ただ、いきなり子供がいたら驚いただけです。」
と可憐な美少女と毎週会えると思い。ちょっと書道教室が楽しみになった。
まさかあんなことになるとは、この時は全く想像だにしなかった。