IT業界なので繁忙期は終電間際まで仕事ということも時々あるんだけど、俺の場合はビジネスパートナーという形で客先に常駐する機会が多かったので、最終退室者になることは出来ず、必ず社員が確認後、最終退出者として施錠してから帰宅という流れになる。
当時割と仕事の方が順調に片付いていたのだが、パートナーを組んだ客先の新人社員(2年目)の女の子が、ちょっとしたミスにより、急遽ヘルプを頼まれてしまった。
完全に無関係な仕事とも言えず、困っている様子の女の子を尻目に帰宅するのも忍びなかったので手伝い始めたのだが、蓋を開けてみたら完全にお尻に火が付いている状態で、終電間際までかかる仕事が連日続くというデスマーチに突入した。
その子は
「島田ゆり(仮名)」
というのだが、強いて例えるなら三浦春馬を女にして可愛くしたような雰囲気だ。
その仕事もようやく終了の目処が立ち、今夜頑張れば明日の土日出勤は無くなるという状況まで回復していた。
そもそも繁忙期とは外れた時期なのでフロアーにいる他の作業者は20時前後で全て退社していたので、それ以降の時間にフロアに残っているのは自分だけだ。
島田さんは社員なので別のフロアにいるのだが、彼女も終電間際のタイミングでは一人ぼっちで残務に追われていた。
23時を回ったころにようやく長きに渡る火消しが完了したので、島田さんの席を内線でコールする。
「あっ!終わりましたか。私の失敗で坂上さん(俺の名前だけど仮名)には大変ご迷惑をおかけしました」
「いえ、問題ないですよ。土日出勤せずに済んで本当に良かったです。本日も最終退室なので、施錠をお願いします」
「わかりました。すぐに伺います」
しばらくすると帰宅の用意を整えた彼女が入室して来た。
自分のフロアーは既に退室手順を終えたようだ。
「私のミスで坂上さんには大変ご迷惑をおかけしました。今週一週間は大変でしたよね?」
「いえいえ、まぁこの程度で済んで本当に良かったです。それに島田さんのせいではないですよ」
「ははは、本当にすみません。ところで業務時間外とか、こういう二人きりの時は『ゆり』で構いませんよ」
「そ、そうですか?だけどなんだか照れるな。ちょっと練習してもいい?」
「はい。どうぞ」
「ゆりちゃん」
「はい!」
「おぉ、良い返事だね。『島田さん』と呼んでた時よりも元気があってよろしい」
「ははは、そうですか?坂上さんにはなんとなく名前で呼んでもらいたかったんですよ」
「そうなの?しかし改めて『二人きり』とか言われるとちょっとドキドキしちゃうな」
「もぅ〜、坂上さんがそんなこと言い出すと、私まで意識しちゃうじゃないですか」
「若い男女が深夜のオフィスで二人きり。うひひひひ」
「うひひひひって…。私は若いですけどね〜」
「おいおい、そりゃないでしょ〜。君とは一回り離れてないんだよ?」
「冗談です。だけど坂上さんにはお礼とお詫びをいっぺんにしなければいけないですね。何が良いですか?」
「そうだなぁ〜、それじゃあ若いゆりちゃんのセクシー・ショーなんてどうだい?」
「ちょっとぉ〜、坂上さんってそういうことを言う人だったんですか?」
「ダメ?二人っきりだし誰も見てないから行けると思ったんだけどなぁ〜」
「………」
「???」
「あの…。裸はダメですよ?」
「な、なんだって?ひょっとして下着くらいは見せてくれるの?」
「う〜ん…。やっぱりやめようかな…」
「大丈夫!誰にも言わないから…。それに写メも撮らないよ?」
「当たり前です!そんなの撮られて流失したら、私、生きていけません…」
「それじゃあ下着姿でセクシーポーズ!これで決まりね!」
「うっ、やっぱりこんなこと言うんじゃなかった…。坂上さん目がキラキラしすぎ…」
「毎日終電。辛かったなぁ〜」
「わ・か・り・ま・し・たぁ〜」
そういうと
「絶対に触っちゃダメですよ!」
と念を押されてセクシー・ショーに突入。
体には触らなかったけど脱いだ服に触って、ついでにクンクン香りを嗅いでしまった。
ちょっと苦笑されてしまったけどね。
あまりエッチでなくて申し訳ない。
その後の展開とかも特に無かったんだ…。
ただ、職場で新人さんのエッチぃ姿を見られたのが嬉しかったのでね。