悪友の後輩から、奥さんの貸出調教を依頼された件【2】一度壊れかけた夫婦の絆は、、

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〈前回の話〉

突然おかしな言動を取って、夫婦生活を拒否しだした悪友秋男の後輩の嫁、田仲香緒里ちゃん。俺(三月)は、旦那の直哉や俺の嫁の沙織の後押しを受けて香緒里ちゃんを抱いた。

明らかになる香緒里ちゃん大学時代の屑な元彼との約束、そして薬物犯罪。でも、全てが解決して良い方向に向かい始めた、、と思っていたんだけど。

〈プロローグ〉

香緒里「何かすみません、、また、こんなことになっちゃって、、」

「うん、、、」

香緒里「で、でもっ!元はと言えば、三月(みつき)さんも悪いんですよ!直哉さんの前で私に拘束とかクリキャップとか、、それで私が乱れるのを直哉さんに見せちゃうから、、、」

ん~香緒里ちゃんモジモジして可愛いな!!

だけど、まさか香緒里ちゃんと再び肌を合わせることになるとは、、、。

俺は今、香緒里ちゃんと二人で家から車で20分の最寄りラブホにいる。

沙織からのオーダー「優しく抱いてあげて」

、、、沙織、いつもは優しくないの?俺、

と言うか、、、俺、本当に香緒里ちゃん、抱いちゃって良いの!?

【ことのはじまり三月サイト】

香緒里ちゃんの釈放後、田仲夫婦は直哉の実家のある田舎に引っ越して新たな生活をはじめていた。一度、ゴールデンウィークを利用して、沙織や一人息子の優と田仲のところを訪ねたんだ。全てのしがらみから解放された香緒里ちゃんは晴れやかな表情で輝いていてね。沙織も交えて一悶着はあったんだけど、まあ、後は直哉とお幸せに!って感じで別れてたんだよね。

あれから四ヶ月、俺は外科病棟に移った秋男の病室を見舞いに訪れていた。

俺の公私ともの相棒で、俺と沙織の実質的な仲人の秋男。こいつの潰瘍性大腸炎は内科的治療では改善せず、この時は外科手術を行って「人工肛門もやっと慣れてきた」とか言っている時だった。

注)人の心配もいざ知らず、この転んでもタダでは起きそうにないこの男は、なんと内科の美人看護師をタラシ込み、生涯の伴侶を手に入れていたことを知ったのは、、ずいぶんと経ってからだった。

※別話、[内科病棟のジュリエット]参照。

【病室三月サイト】

「お~沙織からメールだ」

秋男「早見のやつ、見舞いに来てくれるのかな?」

「来るみたいよ、ほれ」

秋男「何これ、’パパ!緊急事態!今からそっちいく’って?何か心当たりある?」

「さあ、もしかしてあいつ急に三週間の海外出張が入ったとか、、言ってて何だが許せんな!!」

(ガチャ)沙織!?早!!

沙織「パパ大変!田仲のところ離婚の危機」

一同「またかよ~~?」

「’直哉さんに耐えられません、助けてください’、、このメール何?」

沙織「きっと、DVの相談よ!」

秋男「、、、、」

「、、、、」

秋男「田仲だろ?ありえんだろ、、、」

「あいつ、虫も殺せんだろ、、、何してんの?沙織」

沙織「メール。さっき声掛けた国見にさっさと来いって催促」

秋男「達也まで呼んだのか!?」

沙織「だってあいつ(国見達也、こいつも直哉たちと同期で沙織の元部下。今は興信所の所長)、こういうの得意でしょ?」

何故かどや顔の沙織。

沙織「それに香緒里、もうここに来ちゃうし」

「はあっ!?」

(ガチャ)

達也「ち~~っす!早見先輩~俺も一応事務所の所長なんすから忙しいんすよ!」

沙織「旧友田仲ん家の危機よ、大人しく力貸せ!」

達也「そう言えば、田仲から’香緒里を匿っているだろう、素直に返せ!’とか、変なメールが来てたんで、’知らんわボケ!’って返しといたんですけど何かあったんすか?」

沙織「ナイス国見GJ!」

(ガチャ)

香緒里「こ、、、こんにち、、は」

一同「香緒里ちゃん!?」

香緒里ちゃん再び。トラブルとともに。

【数時間後某ラブホテル三月サイト】

上半身ブラジャーのみで、心なしか震えている香緒里ちゃん。ふと、まだ外れきっていないブラ紐の横の真新しい痣傷に目をやる。やっぱりこれって麻縄の、、、。

香緒里ちゃんも俺の目線に気がついたようだ。

俺は痣傷の回りを円を描くようになぞりながら乳首を弾く。

香緒里「あっ、あん!そ、、そんなに、あん、目立ちます、か、、あん、あん、あん!」

「いや、、、香緒里ちゃんが秋男の病室に逃げ込んできた時の事、思い出してね。俺たち何にも知らないから簡単に”どうしたの!’って詰め寄ったけど、香緒里ちゃん答え難かったんだろうなあって(笑)」

香緒里「あっ、あっ!駄目!そ、、それは、あっ!そうです!あっあっ」

「だよね~」

夫のSM行為が激しくなって耐えられなくなりました。、、、なんてね。

【数時間前、秋男の病室、三月サイト】

一同「、、、、」

香緒里「あ、あの、、、(汗)」

沙織「、、まあ、一種のDVよね、、性的な」

ちょっと違うんじゃないか?、、沙織は簡単に「何とかするから身一つですぐにいらっしゃい」とか言っちゃったみたいだし、香緒里ちゃんもそれにすぐに乗って来たって事はそれなりに大変な状況なのかも知れないけど、これ、下手すると馬も喰わないタイプの夫婦間の小競り合いでは。

達也「そんなに酷いことされたの!?」

香緒里「あ、あの、その、、、」

沙織「あ~達也のボケはデリカシー無いな!お前と秋山先輩は喫茶室に移動!」

秋男「お、俺の病室、、、」

香緒里「く、クリキャップとかバイブで遊ばれるくらいなら良かったんです。毎日なのはちょっとでしたが。で、でも、そのうち縄の跡が残るくらい縛られたり、こんどは浣腸してアナル責めるとか言い出して、、、」

沙織「責めるとき、田仲何か言ってた?」

香緒里「そうですね、、印象に残ってるのは(なにか違う)とか(そうじゃないんだ)とか」

沙織「あっちゃ~」

「沙織?」

沙織「ん~とね、パパは、秋山先輩たちを呼んでくる!!」

「へいへい」

香緒里「早見先輩?」

沙織「逃げて正解!」

香緒里「あ、ありがとうございます?」

沙織「田仲、、性生活で男としての自信無くしちゃって、そういう方向に活路を見いだそうとしたんだな。香緒里の過去、、元彼とのセックス漬け期間の事もあるんだけど、今回は節操なくやることやっちゃったパパも悪いな!」

香緒里「、、、、」

沙織「夫婦なんてセックスだけがすべてじゃないんだけどな、、、、ねえ香緒里」

香緒里「はい」

沙織「私の大学時代の不倫の話しをしたの覚えてる?」

香緒里「、、はい、可愛い顔して大概だな、、とは思いましたが」

沙織「うるさいわね!あんたにだけは言われたくないわ、、、じゃなくって、結局、因果は回ってさ、私の場合は不倫時代に撮影された私のセックス動画を観た当時の婚約者くんがおかしくなっちゃってさ」

香緒里「、、、」

沙織「私に色々やろうとするのに耐えきれなくなって、逃げちゃった。そしたら破談」

香緒里「早見先輩、、」

沙織「まあ、私のは自業自得なんだけどね。今考えたら、距離をおいて話し合うとか色々やれたんじゃないかとか思うよ。、、ねえ?香緒里」

香緒里「はい」

沙織「田仲の頭が冷えるまで、ちょっと距離を置こうか?」

沙織「国見、悪いけどしばらく香緒里をあんたのところで働かせてやって!」

達也「はあ、田仲に黙って、、ですか?」

沙織「そうよ!パパは悪いんだけど、伝手で香緒里の住めるワンルームを探してくれる?」

達也「田仲、きっともうすぐ上京してきますよ?どうするんですか?」

沙織「私が説明する。付き添いは、、パパの言うことは今回は伝わらないだろうから、、秋山先輩付き合ってください」

秋男「俺、病み上がり、、、」

それと、、と沙織が可愛い顔を近づけてきて、俺の耳元でささやいた。

沙織「このまま香緒里を連れてホテルへ、、ちゃんと優しく抱いてあげてね?」

「、、それで香緒里ちゃんが俺に情を向けてきたらどうするんだよ?」

沙織「今はそれでも良いから」

まじかよ、、、

沙織「あ、、」

「まだ何か?」

沙織「あったり前だけど、パパは香緒里ちゃんに情を移したら駄目だかんね!!」

そう言って沙織は片目をつぶり、俺に一生追いかけたい!と思わせる魅力的な、、、その、、「あっかんべー」を披露した。

【数時間後某ラブホテル三月サイト】

香緒里「あ…か…はっ、はっ、ガ……あ、あ、あ、あ!!あ!!あ!!あ!!!ああ!!!ああっ!!あああっ!ああ!ああああ!!いやあ!いやーああああっ!!」

エロ漫画の様な声を上げながら全身ガクガクと痙攣する香緒里ちゃん。

俺は寝バックで、ずっと香緒里ちゃんの最奥をゴリゴリと。

清楚でおずおずと控えめな、いつもの可愛い香緒里ちゃんはもはやそこにはなく。

そのまま香緒里ちゃんの子宮口をイジメ倒すと香緒里ちゃんはとうとうごめんなさいと言いはじめ、助けてと懇願しだす。

俺がよりいっそう激しい子宮口苛めを続けると香緒里ちゃんは絶叫。

香緒里「あっ!あっ!!壊れちゃう!壊れちゃうよ~!ダメッ!ダメッ!ダメッ!ダメッ!逝っくうぅぅっ!!!!」

香緒里ちゃんの全身はビクンッッッッ!ビクンッッッッ!ビクビクッッッ!ビクンッッッッ!と大きく痙攣する。

そんな香緒里ちゃんの膣中の求愛を受けて、俺も大量の愛情を香緒里ちゃんの子宮の最奥に流しこむ。

香緒里「本当に色々酷いです!」

香緒里ちゃんが俺の腕の中で恨み言を呟く。

「な、、何がお気に召さなかったので」

香緒里「本当に色々です!」

香緒里ちゃんが半泣きの可愛い瞳で、俺をキッとにらみつける。

香緒里「まず、長いです!」

「えっ?もしかして痛くなっちゃった?」

香緒里「い、痛くはないです。と言うか、痛いかどうかなんて分かりません!」

香緒里ちゃんはやけくそのように大声を上げはじめて。

香緒里「あそこから身体中に電気流されたみたいになって、ずっと気が狂いそうだったんです!!」

そ、、それって気持ち良かったのでは?

香緒里「、、、私、途中からずっと、許して・助けて!って頼んでましたよね?」

うん、俺にはもっとやってとしか聞こえなかった。

香緒里「、、、三月さんって、早見先輩にも毎回こんな感じなのですか?」

「う~ん、もうちょっと、、これの五割増しくらい?」

香緒里「そ、そんなに先輩を苛めてるんですか!?」

「違うよ?」

俺はにっこりと言った。それだけは断固。

「苛めてるんじゃないよ。沙織を愛してるんだ。全身全霊でね」

香緒里ちゃんと一戦交えての、一服タイム。

香緒里ちゃんにお茶を持っていきなから、携帯電話を見ると沙織から次の指令が入っていた。

曰く、

・香緒里の当座のホテルを確保したから送ってあげてね。

・お泊まりは、嫌だかんね!

「、、、、」

香緒里「、、、」

「、、し、仕方ないね」

香緒里「はい、、、」

俺も香緒里ちゃんも沙織に逆らう気にはなれず、それからテキバキと用意を整え、香緒里ちゃんを車でホテルに送っていった。

(ホテルの部屋までトランクを届けての別れ際の香緒里ちゃんのしょんぼりした顔があまりにそそったので、思わずベッドに押し倒しちゃったのは内緒。)

【深夜の自宅三月サイト】

は、腹が減った、、、何も食ってない、、。

気がつけば、うちの前に着いたのは、日が変わるちょっと前。

当然真っ暗なんだけど、何か食べようとキッチンの電気をつけて、リビングのソファーに沙織がいることに気がついた。

「た、ただいま、、」

沙織「、、、、、」

「優は寝た?」

沙織「寝たわよ。何時だと思ってるの?」

沙織はソファーに腰掛けたままこっちを向いてくれない。

やれやれ、俺は隣に座って沙織の長い髪に手を伸ばし、その瞬間、沙織が振り向いた。

長いまつげに涙を貯めて。

「お前なあ、そんなに嫌なら、、、」

俺の言葉を遮るように沙織が抱きついてくる。

沙織「、、、だって、、」

「お前、、俺に似てきたな」

沙織「何が?」

「土壇場で一気に頭が回るところ」

これが一番良いって考えちゃったんだな。感情そっちのけで。

沙織「パパが香緒里と出て行ったあと、死ぬほど後悔した。気がついたらメール打っちゃった」

「お泊まりは嫌だかんね、、か?」

沙織「、、、バカ」

沙織は可愛い顔をぐりぐりと俺の胸に押し付けてくる。本当にこいつは、、、。

「なあ、、」

沙織「ん?」

「、、やろうか?」

沙織「、、できるの?」

いっぱいやってきちゃったんでしょ?と沙織。

「どうだろうな、、でも、、搾り取ってよ、奥さん!」

涙目で呆けていた沙織の顔が、パアッと笑顔になった。

沙織「うん!覚悟してね?みっちゃん!!」

翌朝、、、、うん、お互い有給休暇取っておいて良かった~と笑い合えるくらいには太陽が黄色に見える朝を迎えた俺たち。

優を保育園に送る際に久しぶりに二人で行ったんだけど、昨日の夜とは別人のように明るくなった嫁の可愛い顔を見て、寝不足になっても昨日沙織を愛して良かったと思う。

沙織は今日は秋男をお供に田仲と直接対決となった。

場所は秋男の入院する病院からほど近いホテルのラウンジ喫茶。

万が一の修羅場に備えて、病み上がりの秋男のバックアップで達也に少し離れたところでの待機を依頼した。

沙織「パパ大丈夫だよ!任せて!」

と笑う沙織とわかれて、俺は香緒里ちゃんとワンルーム探し。

達也の事務所から徒歩20分くらいの場所で折り合いを付けられた頃には、15時を回っていた。

そこから、知り合いのリフォーム業者に格安レンタルでお願いした新築マンションモデルルーム用の家具備品類をワンルームに運んで貰って、ベッド用の布団と既製品カーテンを購入して、香緒里ちゃんの寝床の確保を完了した。

沙織「大丈夫!田仲も納得して帰ったよ~しばらくは別居生活受け入れるって~」

と沙織は笑うんだけとさ。

秋男と達也の顔がえらい引き攣っててさ、、、、

秋男「よ~く分かった。早見は何年経っても早見のままだ。三月お前、あれとよく一緒に暮らしているな。尊敬するわ。」

達也「今のうちに言っておきますけどね、三月さんと早見先輩が決裂したら、俺は躊躇無く早見先輩に付きますんで。俺、負ける喧嘩はしない主義なんで」

とか、、、沙織のやつ、どんだけ田仲に言ったのやら、、、。

ともかく、沙織曰く、

□お互いの頭が冷えるまで、田仲と香緒里は期限を設けない別居生活にする。

□落ち着いたら、お互いメールや電話から接触をはじめる。

□香緒里ちゃんは達也のところで事務員として働く(田仲には伝えず)。

□一週間に一回、俺と香緒里ちゃんのセックス時間を作る。但し我が家と香緒里ちゃんの家ではH禁止。

□俺が香緒里ちゃんとセックスする従前従後に必ず沙織に内容を報告する。

□沙織の出張の際は、香緒里ちゃんが我が家に来て家事をする。泊まっても良いけどH無し。

と、まあそんな感じで、香緒里ちゃんの新生活は始まることになったんだ。

【第一週三月サイト】

俺と香緒里ちゃんの一週目の逢瀬にセックスは無かった(笑)。

何故なら、ノッケから沙織が5日間の出張になっちゃたので。

沙織「香緒里は私のベッド使って良いよ!但しセックスは絶対禁止だかんね!?」

達也に勤務開始を一週間延ばして貰って、香緒里ちゃんには5日間、うちでゆっくりと慣れた専業主婦を楽しんで貰うことにした。

優(うちのオスガキ)は保育園を午前中で帰ってきて香緒里ちゃんが居るので大喜び。

何でか聞いたら「パパの作る味の濃いご飯食べなくて良いから!」って(汗)。

大はしゃぎな優が早々におネムになり、沙織からのいつものTV電話で出張や会えない愚痴を聞いた後、俺は香緒里ちゃんと寝物語に話すことにした。

「悪いね、優の相手は疲れただろ?」

香緒里「いいえ?楽しかったですよ。」

「本当かな~」

香緒里「本当ですよ。多分、うちは子供は出来ないから、、」

「、、、、」

香緒里「子供のいる生活、憧れだったんです。」

「、、、、」

香緒里「早見先輩に感謝だな~」

「香緒里ちゃん、、」

香緒里「三月さん、うちも子供がいたら違ったのかな?」

香緒里「直哉さんと穏やかに暮らしていられたのかな?」

香緒里「でも、子供がいても今回の事件は起きちゃうか、、」

「あれは時限爆弾みたいな話だったから、、」

注)前作「悪友の後輩から、奥さんの貸出調教を依頼された件」参照。

香緒里「やっぱり、、やっぱり私は直哉さんと一緒になってはいけなかったんですね」

「香緒里ちゃん、まだだよ。今はまだ考えちゃだめ。今はまず自分の生活を作ること。働いてガムシャラに自分の生活を作って、まずは落ち着かせること。自分のことも田仲のことも見つめ直すのはそれからだよ。田仲にもだけど、その為に沙織は時間を作ったんだ」

香緒里「三月さん、、」

「大丈夫!俺たちを頼ってね!」

香緒里「三月さん、、も?」

「うん?」

香緒里「三月さんも助けてくれるの?」

「ああ!沙織から特別顧問を仰せつかったからね。身も心もフォローするよ(笑)」

香緒里「だったら、、だったら抱いてください!」

「香緒里ちゃん、、」

香緒里「寂しいんです、、寂しくて寂しくてたまらない、、、」

(ドンドンドンドン!!)

「パパ~おしっこ~」

「、、、、」

香緒里「、くすっ」

「、、ちょっと待ってね」

「優、今日は一緒に寝ようか?」

「わ~~、良いの!?」

注)普段は沙織が絶対寝室に入れない。

「ああ!パパと寝ようか?」

「パパ臭いからやだ」

こ、このガキ、、

「香緒里ちゃん、一緒に寝よ~」

香緒里「わ、、私?」

「うん!香緒里ちゃんママと同じ良い匂い~」

香緒里「三月さん、、」

「ごめんよ?眠れないかもしれないけど、良いかな?」

香緒里「はい!、、私で良ければ!、、優くん、、おいで?」

「わ~い、香緒里ちゃん抱っこ~」

このくそガキ!

「香緒里ちゃん!おっぱい吸って良い?」

「駄目に決まってんだろ!クソガキ!」

「え~~」

香緒里「三月さん、大人げないです、、、」

結局、優のやつは香緒里ちゃんと寝ることに味をしめて、毎日、寝室にやってきた。

5日目の最終日に至っては、何と香緒里ちゃんのバジャマをはだけさせて、乳首に取り憑いて寝ていて、香緒里ちゃんが微妙にアンアン言っているのを目の当たりにして、本当に我が子ながら、GJと言うか先が思いやられると言うか、、、。

その後出張から戻った沙織に、いつものように寝室から閉め出された優は、「ママのばか~」と大泣きしていたが、俺の浮気チェックを絶対やる~と息巻いていた沙織は決して優を寝室に入れることは無く、優はオネショで対抗して沙織を激怒させていた。

本音を言うと、どこか思い詰めたような香緒里ちゃんの表情が日に日に穏やかになっていったのは、、、優のおかげだと思っている。

それから、香緒里ちゃんは、達也の「国見達也探偵事務所」で働きはじめた。

事務員とは言え、興信所の事務員なんて何でも屋。元キャリアとは言え久しぶりの香緒里ちゃんは大変だと思うけど、よけいなことが考えられないくらい、日々の刺激を受けて欲しい。

ともあれ、香緒里ちゃんの新生活は始まったんだ。

【第二週、某ラブホテル、三月サイト】

香緒里「三月さん、、来て!お願い、、」

香緒里ちゃんは濡れそぼり、俺を受け入れる準備は整っている。俺は正常位で香緒里ちゃんを貫く。

香緒里「三月さん!あぁ!嬉しい、、、」

香緒里ちゃんは、昔の彼氏の仕込みで、挿れられたとたんに、別人のように妖艶になる。

香緒里「き、気持ちいい、、、奥が、、、奥が、、、」

香緒里「あああっっっ、、、大きい、、久しぶり」

香緒里ちゃんが、思い切り締め付けてくる。

一突き20秒くらいかけてゆっくり奥まで出し入れると俺の腕に香緒里ちゃんの爪が食い込んでくる。

香緒里「あぁ、そのまま、、、止まってください、、、凄く、、凄く敏感に、、、」

香緒里ちゃんが頭の上で枕を握りしめながら上半身を大きく仰け反らせている。

俺がピストンを弛めて乳首を舐めていると

香緒里「駄目、、、はああっ、、、逝っ、、、ちゃいそう」

俺をくっくって締め付けはじめて左右に体を捩らせる香緒里ちゃん。

そして、香緒里ちゃんは、俺を思い切り締め付けながら腰をびくびくさせて最初の絶頂をむかえた。

俺はゆっくりピストンを再開する。

香緒里「あ、、まだ、、、いっ、、、てる、、、、からあ」

香緒里ちゃんが悶えるのでピストンを止めて奥深くまで挿れて止める。

香緒里「だめ、、、奥まで届いてる、、、三月さん、、奥が、、、感じ、、、ちゃう」

そう、言いながら俺の怒号に膣奥が擦れる様に腰を勝手に上下に動かしている香緒里ちゃん。

俺は乳首をコリコリしてあげながら、右手ではじめて会ったときとは別ものの、直哉に苛められ続けて赤剥けたクリトリスをゆっくり撫でてあげる。

香緒里「三月、、さん!、、ダメ、、乳首もクリも中も、、変に、、変になっちゃう!」

香緒里ちゃんが自ら腰を前後に動かすスピードが速くなってくる。

俺はクリトリスを指で圧を掛けて上下に擦りあげる。

香緒里「あぁ、、中で逝きそうなのに、、、クリそんな風に、、あぁぁっ、、、三月さん、、もう、、もう、、」

って言いながら腰を前に突き出して俺を思い切り締め付けてくる。

ゆっくりクリトリスを圧をかけて撫で回してあげていると「あぁっ、、クリ、、、すっごい感じるっ、、、中も、、、あぁっ」

俺はクリをきゅるっと捻る。

香緒里「だ!、、いっ、、、逝っくうぅぅ」

腰をビクビクさせながら悶絶する香緒里ちゃんに追い打ちでゆっくりピストン。

香緒里「ひっ、、今度は中、、、凄い、、、感じ、、、るっ」

俺はピストンの速度を一気にあげる。

香緒里「逝く、、、また逝く、、、逝く逝く逝く、、変に、、変になっちゃうよう!」

そう言って香緒里ちゃんは大量の潮を吹いて俺の太腿をビッショリに濡らした。

香緒里「三月さん、、恥ずかしい、、」

香緒里ちゃんがシーツで顔を隠して、イヤイヤを繰り返す。

「どう?こんな感じなら、直哉にもやって貰えるでしょ?」

香緒里「、、、」

香緒里ちゃんが潤んだ瞳で顔を近づけてくる。俺たちは柔らかいキスを。

香緒里「今は直哉さんのことは言わないでください、、、三月さん、、あなたが好きです」

【第三週、病室三月サイト】

沙織「田仲と香緒里ちゃん、メールでやり取りはじめたって。」

良かった~って、沙織は可愛い笑顔を俺と秋男に向けてくる。

沙織「上手く落ち着いて欲しいなあ。私とたかしさんの時は、私逃げることしか出来なかったから、、、」

沙織の元婚約者が、沙織の元彼のセックステクニックに嫉妬し、沙織に酷いことをしようとして婚約破談になったことを、俺と秋男は知っている。

秋男「なんだ~、早見は三月捨てて、元サヤに戻りたい、、、」

沙織「そんなこと、言って無いじゃないですか~~!!」

「聞き捨てならんな」

沙織「ぱ、パパパ、パパ!私はパパに一途だよ!信じて!!」

「これは、今日の夜は、沙織の身体に根掘り葉掘り尋問するしか無いなあ」

「ひぃ~っ」と沙織が声にならない悲鳴をあげて

沙織「秋山先輩、責任取ってください!」

何で~と、今度は秋男の悲鳴。

沙織「病み上がりか知りませんが、今夜はパパを連れ出して酔い潰してください。命を掛けて!」

秋男「本当に命が無くなるわ!」

「まあ、それは置いておいて」

置いておくな!と騒ぐ二人。

「このままこの状況が続くと達也がなあ。」

秋男「ああ」

沙織「え?あいつの事務所ってそんな窮境なの?」

「違うって」

秋男「お前、腹心の部下だったのに気がついてなかったの?」

沙織「え?」

三月・秋男「達也は香緒里ちゃんが好きだったんだよ」

沙織「うそ!あいつ私のこと好きだったんじゃ」

秋男「最初はそうだったけど、結構早い時点で鞍替えされてるの!」

沙織「ぐぬぬ」

「お前、結婚しちゃったんだから仕方なくない?」

国見達也36歳独身。国見達也探偵事務所の所長として部下を引っ張る。

明るくて飄々としていて、実は度胸満点、機転も利く。

あいつと知り合ってすぐに思った。「頼りがいのあるやつ」と。

沙織にとっても長い間ツーマンセルを組んだ腹心の部下で「あいつ使えるんだよ?まるでミニみっちゃん!」とか言っていたけど、こと恋愛経験については、初恋相手には死別され、社会人初めての彼女には裏切られて臆病になっていた俺はあいつの足元にも及ばないのだと思う。

多分、あいつだけは大学時代の香緒里ちゃんに何かがあったことを薄々気がついていて、香緒里ちゃんにぴったり寄り添う田仲を応援していたんだ。自分の気持ちを押し殺して。

「あいつが本気で香緒里ちゃんに向かうなら、、、俺は止められない、、止めるべきかもわからないよ」

沙織「で、でもさ、、国見はずっとさ、、誰よりも田仲たちを応援して、、」

秋男「そんなバランス、、崩れる時は一瞬だ、、早見、何でモテる達也が未だに独身なんだと思う?」

沙織「、、、、」

「、、、、」

俺たちの誰よりも恋愛経験の高い達也が本気になったら、端からは絶対止められない。

そして、セックス経験はともかく、恋愛経験はうぶな香緒里ちゃんが、本気の達也にあっさり絡め取られるだろうことは容易に想像がついた。

今、達也は仕事帰りに、毎日、香緒里ちゃんを誘って夕食に行っていると、達也の事務所のやつから聞いている。

でも、、頭の良い達也がそれ以上踏み込む訳が無いだろうって、あの時の俺たちは無理にでも思おうとしていたんだ。

【3週目週末、国見達也探偵事務所、達也サイト】

沙織「国見ごめ~ん。電話でも話したけど、明日から10日間、香緒里貸してね~」

「本当に理不尽王女ですね?香緒里ちゃん仕事に慣れてきて、一気に事務所の中核戦力になりつつあるんですけど、それを’また家政婦で貸してね~”ですか」

沙織「本当ごめ~んって言いたいけど、ちょ~っと聞かせて!」

「く、口がすべった、、」

沙織「理不尽王女って何?」

「、、、(汗)」

沙織「言い出しっぺお前?」

ブンブンブン

沙織「じゃ誰?」

「、、(ダラダラダラ汗)」

沙織「、、ふ~ん?国見、首をちょっと振るだけで良いよ。言い出しっぺはうちのパパ?」

「、、(ダラダラダラダラ汗)」

沙織「うん!よく分かった!ありが、、」

「待って待って!俺たちは理不尽女王だって言ったんですよ!そしたら三月さんが’あいつは王女だ~’って」

沙織「、、、語るに落ちるとはこのことだなあ~達也!!」

、、、本当、この人には敵わない。華奢な女性で、仕事のプレゼンなんかとは別人なほど普段は隙だらけな言動なんだけど。

この人の笑顔には本当に救われてきたから。

この人は俺の目の前でどんどん変わっていった。まるで蛹が蝶に変わるみたいに、、、。

パートナーに恵まれると人はこんなに幸せになれるんだって、俺に身をもって教えてくれたんだ。

、、、俺じゃ誰も幸せに出来ない。

女性の心の奥の傷には敏感なのに、、、生来の性分ですぐ調べちゃうのに。

それを自分の欲望にしか使って来なかった俺には、、、。

早見先輩、、、新卒で入社して初めて会ったときから気に入った。

早見先輩の大学時代のこと、年配の男性との不倫話も婚約者との破談も全部調べた。それくらいあの頃の憂えている早見先輩は俺には魅力的だった。

大学の頃、何度もやってきたように、この情報で早見先輩を脅して犯して、写真撮って俺のセフレにしようと思った。

俺が入社した時には既に確立していた早見先輩の愛称「鶴姫」。早見先輩の端正な容姿はその名にふさわしい孤高の輝きに満ちていた。

直属で付き合っちゃうと、主にその性格からくる若干の子供っぽさが災いして、その雰囲気をやや中性的に感じてしまうけど、あの輝きは別格。

想像の中で早見先輩が喘ぐ。

沙織「た、達也!こんなこと、、こんなこと許されない!」

「今さら遅いですよ、先輩の写真コレクションは増えていくだけです。さあ、いつものように自分でやってみてください。俺の目の前でね」

沙織「こんな、、こんな、、悔しい、、う、、ああぁ~」

早見先輩が悔しそうに屈服して、俺の腕の中で可愛い喘ぎ声を奏でる、、何度妄想の中で先輩を犯しただろう。

早見先輩は、当時の俺には最高の獲物に見えた。

用意周到に準備を重ねてまさに実行しようとしたその時だった。

秋男「よう!ちょっと訳ありでさ~、早見の過去を調べているんだ。早見の婚約破談のあたりとその前の既婚者との交際のあたり、極秘で調べてくれよ。お前なら簡単だろ?」

秋男「、、あ、もちろん情報の守秘義務は守ってくれよ?早見にもな!」

、、、秋山先輩には本当に感謝しているんだ。あの人がいなかったら、俺は止まらなかった。そして、実行していたら、後に続くこんな仲間たちとのふれあいなんか一生出来なかっただろう。

そして、、三月さんは、俺の目の前で鮮やかに早見先輩をかっさらっていった。

三月さん、普段はお人好し丸出しの穏やかなだけに見える、でも交渉事ではキレッキレの別人のような姿を見せる、味方にするとこれ以上無い切り札。そして不思議なことに俺と同じ側の匂いを垣間見せる人。

俺が唯一、何を言われても素直に従っちゃう人。

「しっかし、これって早見先輩明日から10日間の出張ってことでしょ?三月さんがよく許しましたね。」

沙織「、、許してないわよ。毎日強烈な折檻エッチ続きで寝不足、、ねえ国見~今日はパパ飲みに連れ出して酔い潰してよ~」

また来たよ、、、この理不尽王女!

本当たまに「あんた今頃、俺のセフレだったんだよ!」とか思っちゃう。言えないけど。

「早見先輩、明日出発なんでしょ?三月さんが応じる訳無いじゃないですか、、、この際ですから先輩が徹底的に三月さんの折檻セックスを受けること期待してます」

こ、こいつ~と、顔を引き攣らせる先輩。

沙織「だ、大丈夫よ、国見が’香緒里の件で相談がある’って言えば、パパは必ず応じるよ」

「!!」

沙織「相談あるんでしよ?」

「先輩!俺は、、、、」

沙織「あるんでしょ?」

「、、、、、はい」

沙織「パパきっと待ってるよ?達也の相談」

【達也の回想過去の課の飲み会】

沙織「秋山先輩紹介のあの人、半年たっても全然私に手を出してくれないんです。私ってそんなに手を出しにくい雰囲気なんですか?」

秋男「そりゃそうだろ。少なくとも俺は金を積まれたってお前に手は出さんわ」

沙織「ひど!!先輩~~い(涙)」

秋男「あ~もう!三月だろ?泣きながらお前からベッドに押し倒しちゃえば良いんだよ。あいつ臆病なんだから。」

今思い出すと、早見先輩が俺たちに「まだ内緒だよ~」とか嬉しそうに婚約を報告してくる約2ヶ月ほど前、早見先輩は課の定例飲み会で、秋山先輩に絡み酒をかましていた。

もっとも、早見先輩の場合、顔が赤くなるのとは裏腹に超が付くほどのウワバミなことは課員にはバレバレだったので、これが結構真面目な相談なのは分かっていて。

「(マジかよ。三月さんって、あの早見先輩前にして半年もプラトニックやっちゃうくらい臆病なんだ。もったいね~。俺だったらあの可愛い唇にチンポぶっこんで、、、)」

「また早見先輩見てる」

「え?」

その時、隣に寄ってきたのが、

「そんなに早見先輩のことが好きなんだ」

いたずらっぽく笑う香緒里ちゃん。

【現在、三月への電話】

三月「や~だよ」

「はい?」

三月「俺は今日はやることあるの!お前の話なんか聞いてる暇ないの!」

「で、でも早見先輩が、、、あ、やば!」

三月「ふ~ん、沙織の差し金か、あんにゃろ~今日は普段の五割増しで寸止めセックスだな。明日の飛行機で爆睡させてやる!」

「あ、の、、出来れば俺からって話は内密に、、、、しませんよねあなたは、、」

三月「うん(笑)とある筋からのたれ込みって言っておく~」

「そんなの俺から確定じゃないですか」

ぶれない、、、本当、はじめて会ったときからこういう人だよ。穏やかで子供っぽさを隠さない、、でも今は確信している、、この人は間違いなく俺の同類。しかも桁違い。この人は、、、怖い。

昔から思ってた、、もし早見先輩が浮気とかで、自ら三月さんを裏切ったら、この人の秘めたる刃は早見先輩を壊すだろう。先輩が廃人になるまで。

「あ~あ、本当に香緒里ちゃんのこと相談あったのにな~気が削がれましたっ!」

三月「そんなの俺ん中では二の次」

「はは」

三月「だからさ達也」

「はい」

三月「明日、うちに来なよ。沙織はいないけど、うちで飲もうぜ?泊めてやるよ」

明日から、香緒里ちゃんは三月さんの家。

「三月さん、、はい!」

【達也の回想②過去の課の飲み会】

香緒里「たっちゃん、早見先輩の貞操、風前の灯みたいよ?先輩に告らなくて良いの?」

香緒里ちゃん、同期。日本人形みたいな子、良くも悪くもね、、、まったく面白くもない。

こんな子に、実は早見先輩レイプするの諦めました、、なんて言えないよ。

「うるさいわ、夫婦者は黙ってろ」

同じ同期の田仲とは大学からの周知の仲。

香緒里「酷い、、花の独身OLに、、」

「さっさと田仲と結婚しろ!」

香緒里「、、そうなるのかな、、本当に」

「え?」

香緒里「何でもな~い」

その時だ、何気ない香緒里ちゃんの表情の中に今まで全く見えていなかった闇が、、香緒里ちゃんの闇が垣間見えた気がしたんだ。

多分、あの秋山先輩でさえも気がついていない闇、、、。

この日、この瞬間から俺の興味は香緒里ちゃんに移ったんだ。

初めから俺は傍観者で良かったんだ。

早見先輩がそうなったように、田仲が香緒里ちゃんを幸せにしてくれれば。

でも、婚約しても結婚しても、香緒里ちゃんの闇は無くならなくて。

それは痛恨の失敗だった。俺はあまりにも長く香緒里ちゃんを見つめ過ぎたんだ。

俺は香緒里ちゃんに、俺が女の子に持ってはいけない感情を持ってしまったんだ。

いつしか俺は、、、香緒里ちゃんを本当に好きになってしまった。

【四週目、三月さんの自宅への道達也サイト】

つ、疲れた、、、本当にあの理不尽王女には絶対仕返しの嫌がらせを仕掛けてやる、、と愚痴りたくなるくらいは仕事終了間際の事務処理には手を焼いた。香緒里ちゃんのおかげで最近は事務処理が19時以降にずれ込むなんてなかったのに、、、。

香緒里ちゃんが来るまで、21時前に仕事が終わるなんて珍しかった。(それだけ仕事が途切れないくらいは業界内で信用がある、、と自画自賛。)

香緒里ちゃんがほんの勤務数日目から、魔法のようにてきぱきと18時には事務処理終わらせてくれるようになって、所員がみんな感動の眼差しを香緒里ちゃんに向けて、俺こそが感激して思わず言ったんだ。

「香緒里ちゃん、夕飯奢るよ!もうなんでも奢っちゃう!」

その日から、一緒に夕飯を食べるようになって、初めはぎこちなかった香緒里ちゃんも、昔のように俺を「たっちゃん!」って呼びはじめて。

、、懐かしくて嬉しくて、、俺は、、間違えた、、、俺は、、香緒里ちゃんに、、仕掛けた。

香緒里ちゃんは俺の手に墜ちたんだ。

半分仕事を投げ出して、所員たちの色々と恨みがましい視線に見送られて、何とか20時に到着した俺を迎えてくれたのは、、。

「久しぶりですね!この三人で飲むの」

秋男「俺は飲まないよ!絶対!」

俺が唯一尊敬する二人、秋山先輩と三月さん。

三月「まあまあ、達也。お疲れ~。ほら秋男、乾杯~。」

秋男「バカやろう!本当に死ぬわ!」

「マジな話、大丈夫っすか?」

秋男「大丈夫な訳無いだろ?大腸まるまる無くなったんだぜ?まあ、香緒里が俺の意向を汲んでおつまみ作ってくれたから、食べはするけど」

テーブルには既に数々の料理が、、。

三月「本当、こればっかりは沙織じゃこうはいかないよな~」

秋男「早見じゃ殺されかねん、、」

あはは、、と笑うしかないですよ、、早見先輩!

考えたこともなかったけど、早見先輩の料理か、、、怖いわ!

「香緒里ちゃんは?」

三月「悪い!うちのくそガキが気に入っちゃって離さない。でも、呼んでこようか?」

「いや、、いいっすよ。この三人の飲み会、良いじゃないっすか。」

本当にこの三人なら楽しい。相談もしやすい。この人たちの心からのアドバイスなら、俺は素直に頷ける。

、、、と、思ってたんだけど(汗)。

三月「いや~、俺は達也に一票!達也で良いじゃん。いっそ田仲から香緒里ちゃんを分捕れ~」

秋男「黙れ三月!この酔っぱらい!本当に土壇場以外はボンクラだな。ちんちんで物事考えやがって。田仲と香緒里の別居を勧めた早見が死ぬほど気にするだろうが!」

三月「手順を踏めば良いんだよ。しっかし相変わらず辛辣な突っ込みだな~ありがとう~、てめ~ふざけんなよ!!」

三月さんが酒弱いの忘れてた(汗)。

三月「だいたいさ~、田仲のバカは、最初から’三月さんに香緒里を満足させて貰って、普段は香緒里を返して貰う’だったんだせ~。それをさりげなく断ったら、香緒里ちゃん縛るわアナル攻めとか、、、アナル攻めとか俺だって、俺だって沙織にやったらぶち切れられて大変、、、」

「、、、やったんすか?」

三月「やらしてくれる訳ないだろ!仕掛けただけでめちゃくちゃ怒られたわ!!」

「そりゃ、早見先輩相手じゃ自殺行為、、」

三月「その点、達也はそんな気は全くないんだろ~?俺に抱かせる気なんか微塵も」

「はい、、、三月さん!!」

俺は今から三月さんに仁義を切る。順番逆になっちゃったけど、三月さんならきっと。

三月「ん~?」

「お願いがあるんです」

三月「ん~~?なんだい?」

「、、もう、香緒里ちゃんを抱かないでください」

三月「、、、、、、、」

秋男「、、おまえ、、まさか香緒里を抱いたのか?」

「、、、、、はい」

三月「そっか~手を出しちゃったんだ。香緒里ちゃんからは聞いてないな~、そっか~」

「三月さん?」

三月さんが、ん~と伸びをして言った。

三月「分かったよ。お前がそう言うなら香緒里ちゃんはこれ以上抱かない。」

「三月さんありが、、」

三月「ただし、、」

穏やかな三月さんの表情が一瞬無表情になったのを俺は見逃さなかった。

三月「もうここまでだな」

「それってどういう、、、」

秋男「あ~もう!酔っぱらいは一旦退避!少しベッドで寝てこい!」

三月「そうする~後はよろしく相棒~」

「三月さん!あの!」

三月「うちでこそ大丈夫~。香緒里ちゃん抱いたら沙織に殺される~お休み~」

「三月さん?、、、」

秋男「何回、香緒里を抱いた?」

「ここ3日毎日、、」

秋男「最初は大変だったろ」

「え?」

秋男「用意周到にアプローチして、完璧に墜としたと思って、それでもいざベッドって時にびっくりするくらい拒否られただろう」

「な、、なんで知って」

最初はレイプに近くなってしまった。突然跳ね起きた香緒里ちゃんが泣きながら逃げ惑って。でも、無理やり挿入したら香緒里ちゃん狂ったように喘ぎだして。それからは毎日、何度も、、。

ちっ、っと秋山先輩が舌打ちする。

秋男「早見のバカが!あいつは自分こそ身体に刻み込まれているはずなのに。いくら緊急事態とは言え、香緒里の精神安定の為に三月に抱かせるなんて下策も下策だ!!」

「な、にを言って」

秋男「田仲は昔の屑彼氏の幻想に脅かされたが、、達也!お前がこれから相手にするのは、昔の屑彼氏どころじゃない!三月の影だ!!」

「パパ~なんで~?」

二階の寝室から、優くんと香緒里ちゃんの声がする。

三月「あ~、優。香緒里ちゃんお迎えが来ちゃってさ~。」

香緒里「み、、三月さん?どうして?これから10日間はここでお二人のお世話を」

三月「あ~、達也から聞いたんだけどさ、もう事務所が香緒里ちゃんいないと回らないみたいなんだ~、だからこっちは良いから」

「三月さん!?何を!?」

香緒里「そ、それにしたって、明日からでも、、今日は三月さんと優くんと一緒に」

三月「あ~、やっぱりはっきり言わないと駄目か!!」

秋男「三月!!」

三月「香緒里ちゃん、達也と付き合いはじめたんでしょ?」

香緒里「あ、、」

三月「達也に抱かれたんでしょ?」

香緒里「あ!、、あ!!」

三月「しかもそれを俺に言う気は無いんでしょ?」

三月さんの無表情な笑い顔。香緒里ちゃんが目を大きく見開いて驚愕の表情を。

三月「それってさ、巷では俺は香緒里ちゃんを達也に、、」

秋男「やめろ!三月!!」

三月「寝取られたって言うんだよね」

ガタガタと震える香緒里ちゃんにニッコリ笑う三月さん。

三月「ま、俺は君の旦那でも何でもないんだけどね。俺、、駄目なんだわ、こういうの」

香緒里「ま!、、、」

三月「優、寝るぞ~、秋男悪いな、、」

香緒里「待って!三月さん聞いて!!」

もう、三月さんは香緒里ちゃんなんかいないかのように寝室に戻っていった。

秋男「達也、、香緒里ちゃん連れて帰れ」

「なんで?、、、俺、三月さんを敵に回した?、、、」

秋男「香緒里ちゃんも早く帰る準備を」

香緒里「あ、、あ、、せめてテーブルの片付けを、、」

そう言う香緒里ちゃんの手は震えて、食器をガタガタと揺らす。

秋男「良いから!、、二人はここにいちゃいけない」

秋男「あ~早見か悪いな。いや三月も優くんも元気なんだけどさ、、三月がな、、いや!怪我とかした訳じゃないんだよ、でも、何とかすぐに帰ってこれないかな?うん、はっきり言えば非常事態、、、」

もう先輩は俺たちなんかいないかのように早見先輩と電話で話しはじめた。

「秋山先輩、、、」

秋男「おう!久しぶりだな!達也。元気か?」

「俺は何とか、、、」

【数ヶ月後、福島の田舎町、達也サイト】

数ヶ月ぶりだ。秋山先輩はいよいよ身体の関係で会社を辞めて、実家のある福島に戻った。そこで親の代からのアパート管理や株で生計を立てているという。

「三月さんたちが見つからないんです」

秋男「うん」

「三月さんだけじゃない。早見先輩も優くんも。」

秋男「、、、」

「二人とも会社も辞めてしまって、優くんの保育園も、、」

秋男「達也」

「秋山先輩は知ってるんでしょ?三月さんたちの行方を。教えてください!」

秋男「なぜだ」

「香緒里ちゃんが精神病院に入院したって田仲から、、」

三月さんの家から、俺の家まで逃げるように帰った俺たち。

翌日から香緒里ちゃんは、事務所の仕事に戻ってくれたけど、もう二度と俺に抱かれることは無くなって、いつしか仕事以外の会話も無くなって。

その日々にあまりにも辛くなった俺は、彼女との肉体関係を隠して、彼女を田仲の元に返したんだ。

そこで、早見先輩にお礼の電話をしようとした田仲が異変に気がついた。

もう、三月さんにも早見先輩にも、俺たちの知ってる連絡先では通じなくて。

香緒里ちゃんは田仲にも何もしゃべらなくなって、もちろん身体の関係なんか持たせてくれるはずもなく。

つい先頃、香緒里ちゃんは重度のうつ病で入院した。

「俺のやったことは、そんなに、そんなに三月さんを傷付けたんですか?」

秋男「どちらかと言うとお前じゃない。むしろ三月はお前を応援しようとしていただろ?」

「じゃあなんで!?」

秋男「香緒里ちゃんだ」

「、、、、」

秋男「三月は、超人じゃない。お前らは頼りすぎた。あいつは誰よりも女性に恋愛に臆病なんだよ。お前らの知らない昔、本当に色々あったんだ。あいつがお前らの知ってるあいつなのは早見がそばにいるからだ。じゃなきゃ今頃あいつはただの女の敵だ。」

俺は、早見先輩が一方的に三月さんに救われたんだと思っていた。でも本当のあの二人はお互いを。

秋男「結果的にお前らは三月のトラウマを一番弱いところを刺激した」

「、、、」

秋男「今は早見が三月にピッタリ寄り添って、自分は絶対に裏切らないからと三月に一生懸命吹込んでいる。早見は薬物レイプに有っても三月の元に真っ直ぐ帰りついた女だ。三月も少しずつ元に戻っていってる」

「、、、」

秋男「早見は後悔していた。自分の選択を、香緒里ちゃんたちを安易に別居に至らせたことを。でも今、あいつは三月で手一杯なんだ。あいつは三月を第一にして割り切った」

「早見、、先輩」

秋男「だから!お前らに三月たちの行方は教えない。俺にはお前らよりもあいつらの方が大事だ」

「でも、、でも、このままじや香緒里ちゃんは回復しないんです!」

秋男「それは、お前が!田仲が!責任持って何とかする話だ。早見は一生掛けて三月を支えると言った。お前はどうするんだ!?」

「、、、、」

秋男「香緒里ちゃんの中の三月の影を追い出すんじゃないのか?お前の全てで!!」

そうして、三月さんたちは、俺たちの前から忽然と消えて、うつ病の香緒里ちゃんと、何も出来ない、田仲と俺が取り残されたんだ。

【数年後、花畑の綺麗な気持ちの良い場所、達也サイト】

「国見のおじさん!」

「ゆ、、優くんか!?」

それは偶然、、神様の気まぐれ。

小学二年生になったという優くんは、「そりゃ’鶴姫’とまで言われた早見先輩の血を半分継げば、これくらいにはなるよね」と言う器量の良さを身に纏いつつ、お供に同い年くらいにしてはノッポの男の子を連れて、ニコニコと駆け寄ってきた。

「だ、駄目だよ優くん!知らないおじさんに話しかけちゃ」

「大丈夫だよみっちゃん!知ってる人~」

みっちゃん、、みっちゃんか、、懐かしいけど心にズキンと来る愛称だ。もう会えないと話すことも出来ないと思っていた人の愛称と一緒、少なくとも昨日までは。

「僕たち、学童保育の遠足で来てるんだ~、おじさんはどこに行くの?」

「ん~おじさんは病院」

病院と聞いて、優くんの顔が曇る。優しい子だ。

「どなたか病気なの?」

「香緒里がね。でももうすぐ退院なんだ」

「香緒里ちゃんがいるの!?」

「ああ!」

色んなことが変わった。香緒里の病状は一進一退だったが、比較的病状の良い時に香緒里と話して、俺は田仲に事の顛末を話した。もちろん俺が香緒里と身体の関係を持ってしまったことも。

結果、田仲と香緒里は離婚することになった。

「三月さんとの身体の関係は良くても、俺だけは駄目って、、、まあ、田仲の気持ちもわからないではないか、、、」

離婚条件でふっかけられたらと身構えていたが、香緒里が病院から離れられない状況だったのを受けて、条件はほとんど付かなかった。こちらの有責がはっきりすれば良いとのことで、合わせて50万円の慰謝料の支払いで終わった。

田仲「なあ、、国見、、俺たち、どうすれば良かったんだろうな。俺、どこで間違えたんだろう。俺、香緒里と穏やかに暮らしていければ良かったはずなのに」

これが田仲の最後の言葉。

あれから田仲とは会っていない。

香緒里は今の病院に転院した。

春の空気が清々しい花畑が綺麗な場所。

皮肉にも田仲との離婚で、香緒里の容態は好転に向かった。

香緒里「三月さんに、、達也と付き合ったら良いよって、、言われていたんだ、、」

でも、三月さんの許可が無いからって、俺には決して身体を許すことは無くて。

俺は、一年以上の間、一時間半ほど掛けて、探偵事務所と病院を往復している。

「香緒里ちゃんに会いたいな!」

「ちょっと!優くん!!」

ノッポくんが慌てて引率の先生を呼んできた。

俺は先生に優くんとの関係を説明した、、だけど、まあ分かっては貰えないよな、、と思った瞬間だった。

「もしもし~パパ?」(電話)

止める間も無く、、、ずっと望んでいた、恐怖の瞬間がやってきた。

三月「達也?」(電話)

「三月さん」

三月「元気か?」(電話)

「三月さん!!(涙)」

三月「なんだよ~泣くなよ~」(電話)

「三月さん、ごめんなさい、ごめんなさい、、、」

三月「あ~もう!優に戻せ!」(電話)

「三月さん、、」

三月「これも運命の神様の思し召しかもな」

【病院達也サイト】

香緒里「優くん!?優くんなの!?」

「香緒里ちゃん~」

香緒里「優くん!!」

優くんはノッポくんをお供に早速、香緒里の

病室を訪ねてくれた(三月さんが電話で引率の先生を説得してくれた)。

「香緒里ちゃん!顔色悪い~!寝てばっかいないで、ちゃんと外で遊ばないと駄目だよ~」

香緒里「優くん、、うん!早く退院して外で遊ぶ!」

「絶対だよ~」

香緒里ちゃんの泣き笑い。あんな嬉しそうな香緒里ちゃんは本当に本当に久しぶり、、。

香緒里「うしろのお供さんは彼女?」

、、、え?ノッポくんって女の子なの!?

「ううん?僕の親分!」

ノッポちゃん「ち、ちょっと優くん!」

「なんだよ~初めて会ったときに自分が言ったんじゃん!’今日からお前は子分だ’ってさ~」

ノッポちゃん「親分辞める!!友達!君とは友達だから!!」

「香緒里ちゃん、こいつ友達!!」

香緒里「あはは!!」

ノッポちゃんが顔真っ赤。ちびっこの恋だけど、こりゃ優くんに惚れてるな。親子して本当に強烈な血統だよ。

香緒里「優くん、お願いがあるんだ。良いかな?」

「な~に?」

香緒里「優くんのパパに、優くんのパパとママに伝言して欲しいんだ。ごめんなさいって」

「許すって」

香緒里「え?」

「え?」

「香緒里ちゃんが謝ってきたら伝えなさいって。」

香緒里「あ、、あ!」

「まだあるんだよ?え~とね、たつやにみもこころもしあわせにしてもらいなさい、って、、合ってるかな、難しいや~」

香緒里「~~~!~~~!」

「香緒里ちゃん泣いちゃ駄目~パパのバカ~」

香緒里「違うよ!違うよ優くん、、、ありがとう三月さん、、、(涙)」

香緒里ちゃんは、本当に、、本当に急速に回復した。

そして、我が国見達也探偵事務所には、また敏腕の事務員さんが帰ってきた。

俺たちはやっと、やっと、ささやかな幸せの第一歩を迎えることが出来たんだ。

《エピローグ》

【国見達也探偵事務所香緒里サイト】

優くんは、ノッポちゃんを連れて、たまに国見達也探偵事務所に遊びに来る。

優くんの訪問は、私たちの幸せの象徴。

私もたっちゃんも大歓迎!

時は流れて中学も二年になると、優くんの身長はノッポちゃんを完全に越してきて。

達也「もうノッポちゃんとは呼べないな~」

「そもそも女の子にノッポちゃんとかいつまでも言わないでください!達也さん(怒)」

すっかり女の子らしくは、、なってないな(笑)いかにもバスケ部ですという、高身長に長い手足、ショートカットの端正な小顔。制服は似合ってるけどいかにも女子にモテそうな「ノッポちゃん」改めて、、、あれ?

香緒里「でも、優くん、彼女に’みっちゃん’って愛称は言うけど、私たちに名前は教えてくれないよね?」

「優くん!ひど~い(怒)」

そうだったっけ~と優くん。

「んじゃ改めて!こいつは美幸(みゆき)、俺の彼女だよ!!」

この直後だった。

優くんが美幸ちゃんを庇って(優くんは決して認めなかったけど)、傷害事件を起こして空手を辞めたのは。

優くん最初の挫折、でもこれはまた別の話。

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