「母さんはバイト?」
机に突っ伏しながら息子は訊ねました。
「まさか先方もクリスマスには予定があるでしょ、あなたは?」
「俺は友達と遊びに行くわ」
「ほどほどにしなさいよ」
息子は、ばつが悪そうに二階へ上がって行った。
夫は時おり赴任先から帰ってくるが、段々と帰ってくる回数も減り、いないことが当たり前になりつつあった。
私は時間を持て余し、友人からの紹介で家政婦兼家庭教師のバイトを始めていた。
「クリスマスかぁ…」
息子が小さい時は凝った料理を作り、部屋を飾り付けたけれど中○生になった途端にこんなものかと内心寂しくなった。
クリスマスの前日、一人のクリスマスだから豪勢に過ごそうと朝から買物を済ませて、料理の仕込みをしようとした時に携帯が鳴った。
私は表示された名前に一瞬戸惑った。
「もしもし…」
緊張感のせいか声が少しうわずってしまう。
「お、お久しぶりです…」
電話の相手も緊張しているようで、声がうわずっている。
「Aくんじゃないの?どうしたの?」
私は努めて、冷静に言葉を発する。
「あ、いや、その…声を聞きたくなって…」
「そ、そうなの…Aくんも元気?」
「ええ、まあ…」
それからはお互いたどたどしくも世間話を続けた。
するとAくんが不意に私にたずねてきました。
「クリスマスはどうするんですか?」
「えっ?まあ…夫も帰ってこないし、息子も外出するみたいだから…予定はないわね」
「そ、それなら…一緒に過ごしませんかっ!」
「えっ、えっ…でも彼女さん…いるんでしょ?」
唐突に非現実的な事を言われ、冷静に返答をしてしまいました。
「あの…その…クリスマスは彼女は家族で過ごすそうです」
「ふーん…彼女と過ごせないから、誘ってきたのね?」
私は少し拗ねたような口調で話し、電話口でしどろもどろになるAくんの反応を楽しんでいました。
「で?家に来る?」
「あ…いや家に招待しようと思いまして…」
「家?」
「一人暮らしを始めたんです」
「中○生で…大丈夫なの?」
「と言っても伯父…養父の経営してる近くのアパートなんですけど…」
どうやら秋頃に家を出るお願いをしたらしく、養父の伯父には反対されたが養母さんが支持してくれて近くのアパートで暮らしているそうです。
「オバサンの家のポストに鍵と地図を入れて置きますから…」
そうして私はAくんのアパートを訪ねることになったのです。
作った料理を詰め、簡単に作れる物の材料を持って私はAくんのアパートへむかった。
彼の住むアパートはしっかりした造りの三階建てで、エントランスもしっかりとしていた。
借りた鍵を差し込むと自動扉が開き、中に入り正面のエレベーターに乗り込む。
二階で降りて一番手前にある玄関のノブに手をかける。
鍵が掛かっていたので、鍵を差し込み、開けると何故かきょろきょろと周辺を見回し、人がいないかを確認してしまう。
人がいないことを確認すると、玄関へ素早く入り込んだ。
玄関は灰色の石造りで、壁紙は白色で、照明を付けると明るく照らし出された。
木で作られた床の上を進んでいくと手前にトイレ、お風呂場があり、扉をあけるとキッチンとリビングになっていた。
イスが二つのテーブルと二人掛けのソファと小さいテーブルにテレビが置いてある。
窓からはアパートが高台にあるからか二階でも比較的景色が良いが、西向きなのか少し夕日がキツク差し込んでいる。
もう一つの扉があるので、開けて入る。
ここはどうやら寝室のようで、ベッドと画材が少し置いてあった。
中○生のAくんが一人暮らしで心配だが、趣味の絵画をまた始められる環境だと思うと少し嬉しくなる。
壁にはウォークインクローゼットになっていて、Aくんの匂いとともに服が幾つか吊るされていた。
そろそろ準備をしようと思っていた時に、閉めた玄関の鍵が開く音がして部屋に上がる足音がした。
私は何故かクローゼットの中に持っていた荷物とともに隠れた。
リビングをうろうろとしている足音が寝室の前で止まると、扉のノブが下へさがり、開かれた。
そこには制服をきた女の子が立っていた。
線は細く、襟に巻くマフラーから覗く顔は走ってきたからなのか赤くなっていたが、肌の白さを思わせる。
髪は黒く肩より長く毛先は揃えられていた。
「電気つけっぱなしなんて珍しいなぁ…」
ぽそっと喋る声からは頭の良さと育ちの良さを感じさせた。
女の子は抱えたバッグから携帯を取り出すと電話をかけはじめる。
「もしもし…今、あなたの家にいるんだけど」
話しながらリビングへ歩いて行った。
おそらくAくんに電話をしているようだった。
ただ声が遠くなってしまったので、何を話しているのか内容はわからなかった。
話し声が途絶えてから少しすると、室内に紅茶の香りが漂ってくる。
いい香りだなと思っていると少し慌ただしくドアの開く音がして、足音が入ってきた。
「ど、どうしたんだよ!」
声は聞きなれたAくんだったが、かなり驚いた声で女の子に話しかけていた。
「お義母さんに聞いたら、ここにいるんじゃないか?って言うから」
少し間の抜けたような返答をする女の子にAくんは少し溜息を吐いているようだった。
それは私と直接会わずにすんだからなのか、彼女の天然な返答にだったのかはわからない。
「きょ、今日は家族で過ごすって言ってたじゃない!」
「うん、でも時間ができたから」
抗議の意を込めて言うAくんをどこか気づかないふりなのか淡々と彼女は答える。
「会いたくなかったの?」
「い…いやそうじゃなくって…」
しどろもどろに答えるAくんをよそに彼女は彼に紅茶をすすめていた。
どうしようもできずにクローゼットの中で息をひそめて、時おり聞こえる二人の会話をボーっと中で聞いていると不意に二人がこちらへやってくる。
「ちょ、待って!勝手に入るなって!」
「何かあるのー?」
制止するAくんを尻目に彼女は室内に入ってきた。
追ってくる彼を待っているかのように彼女はいきなりスカートを外した。
私もAくんも彼女の行動に一瞬あっけにとられる。
スカートは床に無造作に落ち、彼女はブラウスに手をかけてボタンを既に外し終えた様だった。
「な、何してるの!」
目を手で覆いながら、必死に止めようとするAくんを無視して彼女は彼に抱きついた。
体を硬直させ、手を結んだり開いたりしている彼に彼女は胸に顔を埋めながら言った。
「ここからどうすればいいの?」
彼女の唐突なセリフは普段なら笑い出しそうなものだったが、声の奥にある決意がそうさせない雰囲気を持っていた。
「私は…あなたが好きよ」
腕をぐっとAくんの後ろに回しながら彼女は言った。
Aくんは胸に顔を埋める彼女を見ていて私からは彼の表情は伺いしれない。
「え、いや…えっと…ん!」
彼女はぶつぶつと呟くAくんの唇を自分の唇で塞いだ。
「私…キスするのはじめて…」
声に泣き声が混ざっていた。
「ねぇ…お願い」
そう懇願する彼女にAくんは彼女の肩に手を置いた。
「ごめん…」
そう言いながらAくんは開いていたブラウスを閉じるようにして彼女の顔を見る。
「もうちょっと時間が欲しい…」
「…ずるい…」
「…ごめん」
彼女はブラウスを閉じて、落ちたスカートを身に着けようとAくんに背を向ける。
こちらを向いた彼女の顔は今にも泣きそうでした…。
小さな寝室。
「ああ…オバサン!もうイッちゃいそう!」
影は四つん這いになる私と私を後ろから責めるAくんの影を置かれた灯りがカーテンや壁に映し出す。
「いいっ!いいのよっ!だ、出してっ!いっぱい出してっ!」
「イクっ!イクっ!出るっ!」
Aくんが腰を一突きする。
オ○ン○ンがアソコの奥に達し、アソコの奥が熱くなる感覚が満ちた。
ドクドクと放出される感覚を受ける度に背徳の快楽が体中を巡り、脳天へ達する。
「あんっ…こんなに出して…いっぱい出てくるわぁ…もうエッチなんだからぁ」
アソコからドロドロと垂れ出てくるAくんの精液を手で受け止めながら、アソコを指で栓をして、再び戻すように指を滑り込ませる。
そんな私を見るAくんの顔は満足そうな表情をたたえている。
私は精液と私の液で汚れたAくんのオ○ン○ンを咥える。
「ああっ!オ、オバサンっ!」
「んん、もうおっきくなってる…まだまだできるでしょ?今度は私が…」
Aくんを仰向けにすると彼のオ○ン○ンを愛撫する。
彼の纏わりついた精液を舐めとり、彼の味を感じる度に私のアソコはジンジンとさらに熱さを増す。
「ああ、きもち…いい」
「ふふ…いい?あん!大きいわぁ!入って…くるぅ」
Aくんのオ○ン○ンを手でリードして私のアソコへ導き、腰を沈める。
腰を沈めるほどに、オ○ン○ンが私の肉壁を押し開いて入ってくる。
私のアソコは覚えてしまったオ○ン○ンの形にぴっちりと包み込む。
「ふぁっ!ああ」
Aくんが気持ちよさそうな顔をする。
私は彼の表情とオ○ン○ンの感触でもうイッてしまいそうだった。
「ああ、すごいっすごいわぁ!わ、わたしイッちゃいそうよぉっ!」
「オバサンのアソコきもち、いいっ!オ、オッパイ揉んでいいっ?ああ、やわらかい…ああっ…ああ!」
「いいのよっ!乳首も吸って!あん!きもちいいわっ!いいっ!」
「オバサンぎゅってして!オバサンを抱きしめたい!オバサンの体を感じたいっ!」
「あんっ!んんっ…ああ、あん、やぁん…いい、いいわぁっ」
「オバサンの体、最高だよぉっ!きもちいいっ!」
「いいでしょっ、か、彼女は…こ、こんなことしてくれないでしょっ!」
「…う、うん!オバサンがいいっ!いいっ!」
私は快楽に任せて無意識にバカなことを言っていました。
先ほど、私は彼女を送るために出っていったAくんのアパートを一度出てることにしてボーっと街を歩いていた。
行きかう幸せそうな家族やカップル、飾られた街の景色がどこか浮世の景色に感じられる。
このまま家へ帰って一人で過ごそうとそう思っていた私にAくんから連絡がありました。
「会いたい」
私は一度、家へ向いた足をAくんのもとに返し、ともに過ごし、お互いに体を貪りあっているのです。
クローゼットから見た彼女は泣いていました。
私は同じ女同士として、大人として、身を引くべきなのです。
しかし私は彼女の表情にAくんを困らせる女…私はそんなことはしない…彼は私を選ぶというドス黒い感情を浮かべてしまったのです。
「あんっ!またイクっ!イッちゃうわぁっ!」
「イク!イッちゃうよぉっ!」
「いいのよっ!今夜はいっぱいしましょっ!私はあなただけのモノよっ!」
「ぼくもオバサンのものだよっ!」
「イクっ!イクッん!イクっ!イクっ!イッちゃうぅぅっ!」
「ああっ!イクっ!出るっ!ああっ!」
そんな感情を振り払うように私は快楽を貪り、お互いに同時に果てて、快楽の頂点に達しました。
ぼんやりと見渡す視線の先に、抱き合い一つになった私とAくんの影を見つけ、ただただぼんやりと眺めていました。