私が後輩である一樹の家に行った時の話。
出会って数ヶ月、お互い嫌な経験(一樹は元カノに逆レイプされ私は好きでもない男友達に抱かれ…)を済ませてしまったせいで「好きが分からない」状態が続いていた。
一樹の部屋は正直広くは無く、フローリングの床に敷布団を敷くと足の踏み場が無いくらいに横幅が狭かった。
「ここ、座りなよ。」一樹にそう言われるがまま布団に座り、2人でテレビを見ていた。
しばらくして、テレビを見ているうちに横から微かな寝息が聞こえてきた。
私はテレビを消して起こさないように一樹の横に寝転んだ。その瞬間、
-チュッ…
不意に唇が当たってしまった。それに気づき一樹も起きてしまった。
まずい、と思いすぐに起きようとしたが手を引かれそのままもう一度キス。
「一樹、んっ、どうして…」
「花恋さん…、花恋が悪い…。」
そのキスは本当に長くて、やっと離れた頃にはお互い顔が火照ってしまっていた。
「花恋、可愛い…。こんな顔するんだ…」
「…!!やめてよ、好きな人とキスなんてした事ない…。」
手を振り解こうとした時、一樹の股間に手が触れてしまった。
「え、かたい…」
心の声がそのまま出てしまい一樹の方を向いた。
その瞬間、両腕を捕まれ一樹が私に覆いかぶさってきた。
「花恋が悪い。俺、我慢してたのに…」
そう言ってキスをしてきた。
完全に私はとろけてしまい脱力してしまった。
そして着ていた服を次々と脱がされていった。
「やる気、全くなかったけど…ごめん、無理」
もちろん、感じやすくなっていた私の体はすんなり一樹を受け入れた。
ズプッ、
「ああぁっ、はいって…、おっきいのぉ…」
「んっ、花恋の中やばい。きもちっ…」
「あっ、あぁっ、ふぁぁ…無理、イき…そ、んっ」
「くっ、花恋ごめん、…出るっ」
…終わってから、私と一樹はずっと抱き合っていた。荒い息遣いをしながら。
「…ごめんなさい、俺、人としてクズだ…」
「ううん、こっちこそ、ごめんね…」
お互いに泣きながら謝っていた。
「でも、私は幸せだよ。好きな人に抱かれて…。人の体温ってこんなに、あったかいんだね。」
「俺も、本気で好きな人とするの、初めてだからすごい、気持ちよかったし、幸せだった…。
あ、ごめん。抜くね…。」
ドプッ、
「すごい、いっぱい出たね。ていうかいつの間につけてたの?ソレ。」
「勃ってすぐくらい。ほら、あのクズ(元カノ)の時無理やり生でやらされたから。」
私のセフレは避妊はしてくれても行為の後すぐ着替えて撤収、という相手だったので最後まで優しく抱いてくれた一樹に完全に心を奪われてしまった。(笑)
こうして私達はお互い好きだ、という事に気づけた。
「俺、花恋が好きだ。でもつい最近まで彼女がいた事、花恋を無理やり犯してしまったこと。
俺が好きになる資格はない…」
「それでも、私は一樹が好きだよ?」
結局、付き合うことにはならず、「友達以上恋人未満」という関係になった。
[続く]