幼馴染の恋人が、快楽調教に堕ちていた。④

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秋山のアパートへ向かうため、僕は美穂先輩と共に家を出た。

外は若干曇って日差しも無く、7月の頭にしてはだいぶ過ごしやすい天気だった。

途中電車を使って目的地まで30分と言ったところ。

美穂先輩はアパートへ向かう途中で、秋山に連絡をとるが繋がらないらしい。

「うーん……繋がらないわね。まぁ、私からの連絡なんて繋がった事はないけどね?」

「そんなものなんですか?」

僕は不思議そうに聞く。

「いつも決まった日に会ってたから。用事があれば秋山から呼び出してきたわ。そんな腐った関係よ。」

僕は二人の歪な関係を聞きながら、下を向いて歩いた。

駅を降りると歩いて大通りから少し外れた所、人通りの少ない道に入ると美穂先輩が指をさす。

「あの建物のはずよ。」

その指の先には入り口に〇〇ビルと書かれた看板あり、大学生が住まう場所にしては高級感のある建物だった。

電話も繋がらない中で、オートロックのこの建物では秋山に会おうと思ったところで会えないままだ。

「どうします?一応インターホン押してみますか?」

僕がそう提案すると、美穂先輩は首を横に振る。

「いいえ。部屋の番号は映ってなかったから、それは無理よ。」

「じゃあどうすれば……」

「とりあえず、待ちましょうか?その内に必ず出入りするんだから。」

そう言われて、近くのコンビニの外からマンションを見張る。

何とも不審者な行動だが二人で居ると心強い。

「とりあえず18時まで待ちましょう。君となら、あっという間だよ。」

美穂先輩は優しく笑うように言った。

僕は少し、照れながら時計を確認した。

……時計の針が13時を少し過ぎた所、僕はちょっとだけ青ざめた。

一一一一一一一一一一

それから1時間程経った頃だろうか。

美穂先輩がこれからの事について話し始める…。「七海ちゃん…無事だと良いわね。話をした後は…。その…どうするか決めてるの?」

少し言いにくそうに、美穂先輩は話かける。

「正直、まだ分かりません。ただ、とにかく七海と話をしてみるだけ。それ以上は何も望みません。」

僕は真っ直ぐ前を向いて答える。

「そう……ごめんなさいね。意地悪な質問だったよね。」

美穂先輩は少し俯いて表情を曇らせた。

「ありがとうございます。でも、どうしてこんな事までしてくれるんですか?美穂先輩にはメリットなんて…。」

「メリット?……それなら、ちゃんとあるじゃない。」

僕は不思議そうな目で美穂先輩をみつめる。

美穂先輩は少し考えて、そのまま続けて言った。

「君が、私だけをちゃんと見れるように…なることだよ。」

その表情は真剣そのものだった。

僕に対しての想い、特別な感情を感じるのには充分すぎるほどに。

「……。恥ずかしいですね。」

僕は顔を赤らめて俯いた。

しばらくの静寂が2人だけの時間を作った……。

それからはお互いの話をしながら時間が過ぎていった。

一一一一一一一一一一

そして、16時を回った頃。

「帰ってきたわ!」

美穂先輩が僕に知らせる。

僕達は慌てて身を隠した。

そして、秋山の姿を確認する。後ろに居るのは……、七海だろう。

「よしっ!行くわよ!!」

美穂先輩が勢いよく飛び出す。

僕はそれを追いかけた。

「秋山さん!!突然ごめんなさいね。……少し、良いよね?」

普段の美穂先輩の話口調とは大きく違う高圧的な雰囲気を纏って秋山に声を掛けた。

「あれ!?美穂じゃん!どうしてここに?」

家を特定されたにも関わらず相変わらず軽いノリで話す秋山。

後ろに隠れるようにしていた七海の手を強引に掴んで引っ張ってくる。

「もしかして、こいつの事かな?」

秋山は七海を引っ張り出すと、僕たちによく見えるように前に連れ出した。

「きゃっ!!」

フルフルと顔を振る七海を他所に、秋山は言う。

「お前さぁ、俺の女気取りとかやめてくんない?俺たちはそういうのじゃないだろぉ?調子乗ってると殺すぞ?」

ドスの効いた声で言う秋山にビクッと一瞬怯んだように見えた美穂先輩を、僕はただ見つめる。

「で、お前は何なワケ?七海の元カレか?」

秋山が僕に視線を向けると、空気がピリリと張り付く。

それにつられて七海が僕に一瞬視線を向けると肩を窄めて俯いた。

「そうですけど。今日は七海さんに話があって来ました。」

僕は声を振り絞って答えた。

「え…、嘘、なんで?どうして……。もぅ…。」

七海は驚きと戸惑いの声をあげる。

「フフッ。じゃぁ、来いよ。」

秋山はニヤっと顔を歪めて小さく鼻で笑うと、建物に足を運ぶ。

秋山は自身の居住に入るべく、堅固な扉の解錠を行った。

オートロックの向こうにあるエレベーターの戸が開くと、4人とも無言のまま乗り込むと、エレベーターはすぐに目的の階層に到着する。

扉が開くと綺麗目なフロアが広がると、僕たちは静かにエレベーターの外に出た。

「ここだ。」

エレベーターから降りた先の一室、その前に立つと秋山はカードキーで扉を開けて中へ入る。

僕も後に着いて、息を呑んでその室内に入った。

玄関を入ると、綺麗に整ったリビングがあり、その他にも更に数部屋ある様子で、目の前にあったソファに案内される。

「おい、七海。こっち来い。」

秋山に言われて七海が秋山の元へ行く。

その間に、僕の隣に座ると美穂先輩が小さく呟いた。

「しっかり気持ちを伝えるのよ。」

美穂先輩は僕にそう言うと背中をソッと撫でると、美穂先輩の優しい温もりを感じて背筋を伸ばした。

(大丈夫。ちゃんと話せる。)

しばらくして、秋山と七海がソファに座ると秋山が口を開く。

「まぁ、互いに話したいことがあるって事だな?お前は、七海に。美穂は、俺に。」

美穂先輩は凛とした表情で秋山に向かう。

「そう言うことよ。さっそく話をしても良いのかしら?」

美穂先輩がそう言うと、秋山が続ける。

「俺は七海たちの話には興味が無いからな。別々に話したら良いだろう。互いに聴きたくない話もあるだろう?」

秋山は立ち上がると、ニヤりと笑って美穂先輩に視線をやる。

美穂先輩も秋山に目を向けると仕方なく立ち上がって後を着いていく。

「じゃあお前らは話し終えたら声かけてくれや。」

秋山はそう言うと、リビングの隣の部屋に二人で入っていった。

リビングに残された僕と七海はしばらく無言のまま、時間だけが流れた。

すると、七海が先に沈黙を破る。

「どうして来たの?私はもう……。あなたには会わないって伝えなかった?」

七海の目には涙が溜まっているように見える。

僕はそんな七海を見て心が苦しくなる。

それでも、僕としてもここで引く訳にもいかない。

「どうして、あんな急に……?」

僕は恐る恐る尋ねた。

「それは。だから……ごめんなさい。」

七海は俯いたまま、僕とは目を合わさずに謝罪の言葉を放った。

「動画……。見たんだよ。」

僕は意を決して伝えた。

「だいたいの事は想像はついてるんだ。僕のせいで、脅されて犯されたのが始まりなんだろう?」

七海は僕の話を聞きながらも視線を向ける事なく黙ってしまう。

そして、しばらくの沈黙の後、七海が語り始めた。秋山との関係の始まりを。

「動画、私は見てないから…知らないけど。6月に入ってすぐ、私が演劇サークルの付き合いで、動同会の飲み会に参加した日が最初だったわ。」

「話の流れで、演劇サークルの子を動画に撮りたいからって。秋山さんに誘われたのよ。私も、最初はあんな事になるなんて思ってなくて。」

多分、あの最初の一枚目の動画がその日なんだろう。

僕は動画の内容を思い返していた。

七海は話を続ける。

「飲み会の席の流れで、将吾の話になって…。将吾との出会いとか、エッチな話とか…。色々話たんだけど、そこから、あまり覚えて無いのよ。気付いたら、ここのベッドで縛り付けられてて。」

七海は淡々と話を続けていく。

「最初は演劇の練習だって言って。無理矢理身体を触られたわ。」

「私も嫌がって抵抗したけど、将吾がどうなっても知らないぞ?って脅されて。」

動画の内容と同じだった。

しかし、僕は七海の様子に違和感を感じる。

「嫌がっても、嫌がっても、秋山さんは辞めてくれなくて。イッたらダメだとか言って、ゲームさせられて。その内に将吾とじゃ、感じた事がないみたいな、ふわふわした感覚になっちゃって……。」

僕は血の気が引いていくのを感じた。

七海は今、秋山に犯された時の事を思い出して興奮している?僕は信じられない思いで七海の話を聞く。

「すごかったんだよ?あんなの、初めてで、身体がガクガクするの。何度も何度もガクガクしたの。私、ちゃんと我慢してたのに…。」

息が少し上がると、七海の頬が赤く染まっていく。

ミニスカートから伸ばす太ももを擦り合わせてモジモジとしている。

僕はその様子に釘付けになる。

「それからは、もうずっと秋山さんの玩具で。何回もイカされて、潮まで吹いて。イッちゃダメだったのに、何度も何度もイカされて。でも、次は気付いたらイキたくてもイかせて貰えなくて……。イキそうになったら止められて、寸止めって言うらしいんだけど、もぅおかしくなるほどモジモジしちゃって……私、もぅ変になりそうで……。」

七海が言っているのか?

僕は呆然としたままその話を聞かされる。

「私、エッチが気持ちいいなんて思ったことも無かったのに。秋山さんの大きなオチンポ、見ただけで怖かった。将吾も見たでしょ?あんなの入ってたんだよ?」

「私が今まで知らなかった事を、秋山さんは教えてくれたの。エッチなオチンポで私の事を女にしてくれたの。」

七海は熱を帯びた目で僕を見つめてくる。

僕は背筋がゾッとする。

「すごいの!秋山さんのオチンポが中に入って来た時、将吾と比べちゃったの。将吾がいっぱい入れてくれた所を通り越して、知らない所が広げられるの。」

何かを吐きそうなほど、胸が苦しい……。

しかし七海は続ける。

「奥まで押し込むと、ゆっくりゆっくり動いてくれるの。それだけで、気が狂いそうになるの…オチンポがドクドク動いてくれるたびに、背中が痺れて…。私の腰が勝手に動いて…頭が真っ白になって…。変な声も出ちゃうけど、我慢出来なくて……。何度も何度も、オチンポが私の奥にぶつかると、おしっこ出たみたいにシーツ汚しちゃうの。」

七海はどこかボーッと見つめながら、どんどん興奮していく。

「私、あまりにも気持ち良くて、秋山さんにおねだりしちゃったの。イカせてくださいって。そしたら秋山さん私の事イカせてくれて。一度イッちゃったらね、後はもうイッてもイっても止めてくれなくて、私のおまんこがバカになっちゃって、変なお汁でいっぱいになっちゃうの。」

七海はハァハァと呼吸を荒くして僕を見つめる。

「将吾がイカせてくれたら、よかったのにね。私のおまんこの中、秋山さんのオチンポがゴリゴリ擦れて、簡単に中で出されちゃったよ?」

息苦しい。僕も荒い呼吸のまま、七海の話を聞き続ける。

「私の汁と秋山さんの精液でドロドロのオチンポも舐めてると、すごく興奮するの。すぐにおまんこがヒクヒクして、何度も何度もエッチしたの。2回目からは中で出してってお願いもしたの。」

その後も七海は嬉々として秋山から受けた性行為の数々を話してくる。

最初の秋山との勝負の約束通り、毎日オナニーをさせられたこと。

自身のオナニーではイケなくて、秋山の指示通りに弄ると失神するまでイキ続けたこと。

街中での露出オナニーでは道端で失禁してしまうほど感じてしまったこと。

秋山と会う時はパンツを履いてはいけないこと。

自分だけで勝手にイってはいけないこと……。

そう言ったことの数々を僕に恥ずかしげもなく、むしろ悦びを感じながら教えてくれた。

「ねぇ、将吾?もう、私……壊れちゃったの。普通じゃないのっ!キモチイイこと、大好きになっちゃった…。」

そう言うと、七海は急に僕の手を掴むと、自身の胸に持っていく。

僕は驚いて七海の手を払ったが、七海は僕に身体を寄せて胸を押し当ててくる。

「なにをやってるんだよ…。なぁっ!!七海はそんな事する女の子じゃなかっただろ?」

僕は七海に対して言葉を続ける。

「僕に危害が及ばないように、秋山の言いなりになってるだけなんだろ?もぅ、無理しなくて良いんだよ!」

そぅ言い終わるかどうか、七海が僕の言葉に被せるように話し出す。

「私だって、本当は将吾とこうやってしていたかったもん…。でも…でも、あんなの教えられたら、もぅ将吾になんて戻れるわけないじゃんっ!!」

それはもう、決定打だった。

七海の口から発せられたのは、七海の意思。

七海は本当に変わってしまったのだ。

僕は頭の中が真っ白になる。

「ごめんね……。七海。」

僕はそう呟き項垂れる。

そんな僕をみて、七海は再び僕に身体を寄せる。そして、耳元に顔を持ってくると囁いた。

「将吾。私はずっと将吾の事が好きだったよ。今だって、ずっと変わらずに好きだよ…。頼りないところや、優しいところ。今日もこうやって来てくれた…。」

七海はそう言い終わるかどうかのタイミングで急に笑い始める。

「ふふっ……あははは。」

七海の異様な光景に背筋がゾクっとする。

「なにがおかしいんだ?」

「将吾、本当にお間抜けさんだね。」

僕はハッとした表情になる。

七海との会話を始めてもう1時間ほどになる……。

「美穂先輩たちは!?」

七海が指を指す。

「あの部屋で楽しんでるよ。」

僕はその一言で全てを察した。

「お前……なんで……。」

僕は七海が話を始めるより先に血の気が引く。

「私、ココに来た時から秋山さんと美穂先輩を二人きりにするためだけに、将吾に長々とお話してたんだよ?演劇サークルの実力だよね。」

七海はニコニコと笑いながら僕に言葉を放つ。

「まさか、同じマンションの中で仲間が犯されてるなんて思わなかった?このマンション高級でそれなりに防音性能も高いよねぇ。」

僕は七海を押し退けるとその扉へ向かう。

ガチャガチャとドアノブを回すが開かない。

中から鍵が掛かっているようだ。

「無駄だよ?秋山さんの鍵がなきゃ開けられないから。」

七海はそう言うと、ソファの方へ戻って行く。

「あっちが終わるまで暇だから、一緒にする?今なら将吾でもイケると思うんだけどなぁ」

そう言って七海はスカートを捲し上げると、パンツも履かずに丸出しの、綺麗に整えた陰毛を見せつける。

僕はそんな七海の姿もお構いなしに、扉のガラス越しから部屋の中を覗く。

しかしながら、ガラスの性質上部屋の中を全く確認出来ず、僕の焦りが更に募る。

「なによ。そんなにあの先輩が良いわけ?」

僕は扉をドンドンと数回叩いて中の二人にアピールをする。

扉に耳を当ててみるが中で小さな物音があるだけで声はほとんど聞こえない。

もう一度ガラス越しから中を覗こうとした、その時。

カチャンッ。

急に扉が開く。

中から秋山が出てくると、おもむろに僕の右手に手錠を嵌める。

「なっ!?何を?」

急な事でパニックになる僕だが、手錠を嵌めようとする動きに僕は抵抗を始める。

「暴れんなよ。」

僕は秋山に頭を掴まれ、床に押し付けられると、そこに七海も加勢することで、そのまま後ろ手に手錠を嵌められてしまった。

「っ……外してくれよ!!」

僕はそう言いながら立ち上がろうとしてはみるが、手錠のせいでうまく立ち上がる事も出来ない。

「…こっち、連れて来い。」

秋山はそう言って先の部屋に戻る。

七海は僕を起こして目配せをすると、秋山に着いて部屋へ入って行く。

僕は悪あがき程度に両手の手錠をどうにかしようと試みるが、どうにもならなかった。

とにかく美穂先輩の無事を確認すべく、七海の後から僕も部屋に入る。

すると、すぐに異様な光景が目に入る。

そこには真っ白なベッドの上に美穂先輩が全裸のままに両手足を縛られて貼り付けられていた。

その隣で秋山は美穂先輩の身体を撫でるようにさすり、僕に視線を送る。

「ぅんっ……しょーごくんっ……。」

美穂先輩はそう言うと、赤くなった顔を隠そうと顔を振る。

僕はそんな美穂先輩の姿を見て、秋山に怒りがこみ上げてくるが、そんな感情とは裏腹に、僕の身体は恐怖で震えていた。

「今日はお前の前で美穂をたっぷり犯してやるからよぉ!美穂も好きだもんなぁ!?」

秋山は美穂先輩にそう言いながら、乳首を軽く弾く。

「っ!!……。」

美穂先輩は秋山を睨むが、その瞳はすでに充分すぎるほど潤んでおり、それはこの1時間の間で秋山による責めが美穂先輩に与えた快楽の大きさを物語る。

「美穂先輩!大丈夫ですか!?」

僕は必死に美穂先輩に話しかけるが、美穂先輩は黙ったままだ。

「おい、美穂。返事してやれよ。もう半分以上堕ちてますってよぉ!」

美穂先輩は何も言わずに、ただ秋山を睨むだけだった。

「お前にはもっとお仕置きが必要だなぁ。」

秋山はそう言うと、美穂先輩の下腹部辺りを手のひらでゆっくりと押し込む。

途端に美穂先輩の顔が歪む。

「ぁっ、それっ……も、止めてぇ……。」

美穂先輩が弱々しく声を出す。

僕は美穂先輩の下に広がるシーツのシミを見て、目を背けたくなるような現実を目の当たりにする。

「お前は俺の女なんだからよ?わからせてやってんだよ。」

秋山はそう言って、下腹部を押し込みながら、その手を徐々に上へ移動させる。

「あ”っ……。」

美穂先輩は小さく悲鳴をあげる。

「ほら、これが気持ちいいんだろ?」

そう言いながら、移動させた手を再びゆっくりと元の下腹部へと移動させる。

「いっ……ぃやぁぁ……。」

美穂先輩は目に涙を浮かべながら、懇願するように声を上げる。

「ほら、イけよ。変態女がぁぁっ!!」

そう言って下腹部に沿わせた手のひらを、グッと押し込んだ瞬間、美穂先輩の秘部からプシュッという音と共に飛沫が上がると、ビクビクと痙攣を起こし始めた。

僕は目の前の光景を理解できないままでいた。美穂先輩は、陰部に触れられてもいないにも関わらず、潮を噴いて痙攣したのだが、僕は何をされたのかが分からないままだった。

「ふはっ…。どんだけ出すんだよ。これで少しは素直になったか?」

秋山はそう言いながら美穂先輩の縄を解く。

「あっ……うっ……。」

美穂先輩はもう力なく手足をダラリと脱力すると、呼吸を荒くしてぐったりとしていた。

それもそうだ、僕が見た美穂先輩のシーツに広がるシミは、既に水溜まりが出来る程になっていた。

たった1時間の責めで、美穂先輩は完全に消耗しきっていた。

僕は美穂先輩へ再び声をかける。

「先輩!しっかりしてください!!」

秋山がニヤりと笑いながら僕に言う。

「この変態女がどうやって喜ぶのかを教えてやろうか?」

そう言って秋山は、やたら細くぷつぷつのイボがある管を美穂先輩に見せつける。

美穂先輩はその管を見ると怯えるように首を振る。

「これはなぁ、美穂が大好きな道具なんだよ。お前みたいなガキじゃ分からないか?」

僕はその得体の知れない管を見て困惑する。

「これはなぁ?尿道に差し込んで、いつもと違う場所から直接快感を流し込む為のものだ。」

そう言いながら秋山は美穂先輩に近づくと、管の先端を美穂先輩の小さな穴に当てる。

「嫌っ!それ、もぅ、いやぁぁ……。」

美穂先輩は力無く抵抗の言葉を口にしたが、身体はグッタリとしたままだった。

「ずっとこれでヨガってただろ?今までもさんざん噴き上げてただろぅ?ちゃんと気持ちよくしてやってんだからよぉ!」

秋山はそう言って先端をグリグリと押し付けると、少しずつ中へと侵入させていく。

「いぁ……やめてっ……も、ツラいのぉ……。」

美穂先輩の声は既に弱々しく、立て続けの快楽に身体は陥落していた。

「ほら、すんなり入ったぞ?あとはこのスイッチを入れるだけだ!」

秋山はそう言ってリモコンを取り出すと、電源を入れた。

ブゥンと言う低い音と共に振動し始めると美穂先輩は目を見開いて身体を硬直させる。

側から見ても、その快楽に身体が侵食されているのが見て分かった。

「ひっ!あぁっ!!」

美穂先輩は小さな声で叫び声をあげると、腰を浮かせて震え始める。

「どうだ?これは、痛いのか?それとも気持ち良いのかなぁ!?言ってみろ!」

秋山がそう言いながら浮き上がった先輩の腰をベッドに押し付ける。そして先程同様に下腹部に手を沿わせると、ゆっくり押し込み小刻みに動かすと、不思議なくらいに美穂先輩の腰がヒクヒクと跳ねる。

「ひぎぃ……あっ……んぅ……はぁっ……。」

次第に美穂先輩の喘ぎ声が大きくなっていく。

秋山は下腹部をゆっくりと押し込むだけの緩慢な動きしかしていないのに対して、美穂先輩だけが激しく痙攣を続けるその光景は、とても異質なものに見えた。

「ほら、まだ出るんだろ?どうなんだ?」

秋山はそう言うと、更に手に力を込める。

「やめでぇ!!あ”ぁっ!壊れちゃうぅ!!」

美穂先輩が絶叫すると同時に、ビクンっと大きく腰を突き上げる。それと同時に、秘部からプシャァッと勢い良く潮を吹き出した。

「おーおー、派手にイったなぁ。じっくり育てた甲斐があったなぁ。」

秋山はそう言うと、美穂先輩の股間から伸びる管を引き抜く。

「はぁ……はぁ……。」

美穂先輩は肩を上下させて息をしていた。

僕はその光景を見て吐き気を催すと同時に、目の前の光景に激昂しつつある自分がいた。

あの優しい美穂先輩までもが、七海同様にこんな、こんな事があっていいはずがない……。

僕の中で怒りの感情と共に黒い感情が渦巻き始める。

「なぁ美穂?お前もそろそろ限界だろぅ?いつもみたいに、欲しいって言ってみろよ。」

秋山はそう言って美穂先輩の頬を優しく撫でた。

「あ……うっ……。」

美穂先輩が弱々しく返事をする。

「俺のこれ……欲しいか?」

そう言ってズボン越しでもわかるほど隆起した肉棒を見せつけながら、美穂先輩の秘部へとあてがう。

「や……だ……。」

美穂先輩はそう呟くと顔を背けた。

「ほ、ぅ…。そうか、なら……。」

秋山はそう言うと僕の方へ向き直り、口を開く。

「おい、お前の彼女が犯されるところ、しっかり見とけよ?」

僕は秋山を睨みながら、「フーッ、フーッ」と息が荒くなる。

秋山は構わず続けるが、明らかに苛立ちが混ざったこれまでに無い彼の様子だった。

「こいつは俺のペニスが好きだったからよぉ?久しぶりに奥の奥まで突いて、最後は中出しをキメて誰のものなのかハッキリさせといてやるよ!」

そう言うと再び美穂先輩の方に向く。

「なぁ、美穂?」

「ぁぅっ……はぁ……。」

美穂先輩は未だ肩で息をしていて、先刻の絶頂の余韻から抜け出せないでいる。思考も回らないのか、まともに答えられないようだった。

「聞こえねぇのか!こっち向け!!」

「きゃっ!?」

秋山は美穂先輩の脚を持ち上げ、無理矢理こちらを向かせる。

「それじゃぁ二度と逆らえないように、きっちりと躾てやるか!」

そう言って秋山は美穂先輩の両太腿を引き寄せると、一気に突き入れた。

「あ”ぁっ!!」

美穂先輩は口をパクパクとしながら苦しそうな悲鳴をあげると身体を仰け反らせる。

「ぐっ……相変わらず締まりの良いマンコしやがって……。」

秋山は眉間にシワを寄せながらも抽送を繰り返す。

「ぅあっ……やだっ……!抜いてぇっ!!」

美穂先輩が懇願するが、秋山は全く聞く耳を持たない。

「はっ!久々だから随分ときつくなったんじゃねーの?それとも、誰かさんのちんぽが少し小さかったのかぁ!?」

「ちがぁ!ふざ、ないでっ!!」

秋山の言葉を聞いた美穂先輩は涙を流しながら叫ぶ。

「ほら!こことかどうだ!?」

そう言って秋山が腰の動きを変える。

「あ”ぁっ!!そこ、ダメぇっ!!!」

美穂先輩が今まで以上に身体を大きく跳ねさせる。

「やっぱりなぁ!お前の好きな所は知ってるんだぞ?おらっ!もっと突いてやろうかぁ!?」

そう言うと秋山は腰を打ち付ける速度を上げる。パンッパンッとリズム良く音が響き渡る。

「ひぎぃっ!!いゃぁっ……あぁんっ!」

美穂先輩の声色が変わる。それは明らかに快感を得ている声になっていた。

「気持ち良いだろぅ?ほらほら、どうなんだ!?」

「うぅっ……!あんっ、やめてっ……あぁっ!!」

秋山が腰を振る度に美穂先輩が喘ぎ声をあげる。

「一度躾けらた身体は、もう逃げられねぇんだよ!!」

「やぁっ!だめっ!あ”ぁーーーーーーーー!!!」

美穂先輩が絶叫すると、秘部からブシャァッと音を立てて潮を吹き出した。

「ははははは!!またイったな?尿道アクメの後はチンポが欲しくなるんだよなぁ??どうなんだ!?」

「んはぁっ…、…ちがっ…はぁ……。」

美穂先輩は虚ろな目をしながら息を整えていたが、落ち着く隙など与えず秋山が姿勢を変える。

「おい、まだ終わってねぇんだから寝んなよ?」

そう言って美穂先輩のお尻を引き上げる。

「ひっ!」

美穂先輩は短い悲鳴をあげたが、抵抗する力も残っていないようでされるがままになっている。

「いい格好だぜ?お前の大好きな俺のモノが、これからお前の一番深くへ入るんだ。しっかり味わえよ?」

秋山はそう言うと、美穂先輩の背後から覆い被さるようにして挿入を始める。

「あぁっ……これっ…だっめ…。」

美穂先輩は弱々しく首を振ったが、秋山は構わずにピストンを続ける。

「はは、お前が一番感じる体位だもんなぁ?お前のマンコが俺のちんこの形になるまで、何度も何度も犯してやったからなぁ?」

そう言いながら秋山は美穂先輩の首筋を舐める。

「うぅっ……。」

美穂先輩の目からは涙が流れ出していた。僕はそれを見ている事しかできなかった。

「おい、見てみろアイツら。俺らのセックスを見て二人して股間あつくしてんぞ?」

秋山がそう言って僕と七海の方を指差す。僕はズボン越しでも分かるほどペニスを隆起させてしまっていた。

「なぁ、ヘタレ彼氏に見られて、今どんな気分だ?」

秋山がニヤニヤと美穂先輩の顔を見る。しかし、美穂先輩は何も答えなかった。

「ちっ、だんまりか……。まぁ、そっちの方がこっちとしてはやりやすいけどな。」

秋山が再び腰を動かす。

「んぁっ……やっ!」

美穂先輩は小さく声をあげるが、やはり何も答えようとしない。

「なぁ、アイツらに俺らが繋がってるところ、しっかり見せてやれよ!」

秋山が勢いよく腰をうちつけると、結合部がグチュッという音を立てる。

「ふぁっ……いやぁ……。」

美穂先輩が弱々しい声で答える。

「ほら、足あげるぞ。」

秋山が美穂先輩の両膝裏に手を当て持ち上げる。

「あっ……やめてぇっ!!いやだぁっ!」

美穂先輩は必死に抵抗するが、先程から激しく責められ、成されるがままに体位を変えられる。手も足もぐったりとしたまま力が入らないようだった。

「ほら、ちゃんと見てもらえって!」

そう言って更に大きく足を開かせる。美穂先輩は秋山に抱えられながら、僕らの方へ秘部を見せつけるような体勢になる。

「おぉ!やっぱ最高だなぁ!?お前のマンコは!!」

秋山は興奮した様子で腰を振り続ける。美穂先輩は必死で顔を背けようと頭を左右に振るが、この格好ではなんの抵抗にもならない。

「いゃぁっ!見ないでぇっ!!」

美穂先輩は必死で叫ぶが、一突き一突きされるたびに、ほぐされて濡れそぼったおまんこからは厭らしい愛液が散っていた。

「はは!!もっと叫んでもいいんだぞ!?ほら、アイツらも喜んでるみたいだぜ!?」

秋山の言葉通り、僕の身体はどんどん熱を帯びていた。こんな光景を見せられたら、誰だってそうなってしまうだろう。

となりで見ていた七海も、恍惚の表情を浮かべて太ももをモジモジと擦り合わせている。

「やぁっ!ダメっ!あ”あ”ーーっ!!」

美穂先輩の声が一際大きくなると、秘部から透明な液体を激しく吹き出す。それと同時に秋山のモノが美穂先輩のマンコからブルンっと勢い良く抜け出ると、その男の象徴は猛々しく反り返り未だにビクンビクンと脈打っていた。

「はぁっ……はぁっ……。」

美穂先輩はぐったりとした様子だったが、すぐに秋山によってベッドへ降ろされる。

「おい、休んでる場合じゃねぇぞ?次は俺が気持ち良くなる番だからな?」

秋山が美穂先輩の脚を掴む。そしてそのまま自分の方へと引き寄せると、腰をしっかり掴んで再び挿入を始めた。

「んぁっ……もう、許してっ……。」

美穂先輩は力なく懇願するが、もちろんそんな事は受け入れられず、秋山はそのまま激しいピストンを繰り返す。

「オラァッ!!」

秋山の怒声と共に美穂先輩の身体が大きく跳ね上がる。

「ひぃぐぅっ!」

美穂先輩が苦悶の表情を見せる。

「ああぁっ!!すごいっ……!私もっ!!」

隣の七海が感嘆の声をあげる。

「どうだ?俺のちんこは?気持ちいいだろ?」

秋山が勝ち誇ったような顔で言う。

「はぁっ……んぁっ…はぁっ……。」

美穂先輩は苦しそうに息を荒げているが、秋山は構わず腰を打ち付ける。

「おい、何か言えよ?それともアレか?お前は俺よりアイツの方が良いのか?」

秋山はそう言って僕の方を指差す。僕はその言葉を聞いて胸の奥がズキンと痛む。

美穂先輩は何も言わないが、その姿を見るだけで答えは明らかだった。

秋山の腰を動かすスピードが徐々に早くなっていく。

美穂先輩の片足だけを持ち上げ、もう片方の手を股間の突起を摘み上げる。

「あぁっ!だめぇっ!!」

美穂先輩が叫び声をあげると、秋山はニヤリと笑いながら腰の動きを早めていく。

「うぅっ!ィッ、イクゥッ!!イッグゥゥッ!!」

美穂先輩がビクンと大きく痙攣する。しかし秋山は腰を止める事もなく、さらに快感をその秘部へ送り込む。

「おい、俺がまだイってないだろうが。勝手に一人で満足すんなよ!」

そう言って更に腰を振る激しさを増していく。

「やぁっ!も、やっ!またイッちゃうっ!」

美穂先輩が再び身体を震わせる。

「くそっ……締まるっ!そろそろ出そうだっ!しっかり受け止めろよっ!」

秋山がラススパートをかける。パンッ、パンッという音が部屋中に響き渡る。

「あ”っ!ダメェっ!イグッ!イグゥッ!!」

美穂先輩が叫ぶと同時に、彼女の秘部からもぅ何度目かも分からない飛沫がプシッと吹きあがる。

美穂先輩の絶頂を感じると、秋山もピークに達する。

「ぅおぉっ!俺もっ!イクぞっ!!」

秋山は声をあげると、美穂先輩の中に射精をしたのだろう。秋山の低い唸り声と共に腰が少しだけ痙攣するが、美穂先輩の身体は秋山とは対照的に大きくビクンビクンと脈打っていた。

「くっ…ふぅ……。」

しばらくの沈黙の後、秋山がゆっくりとペニスを引き抜き、脚を離すと美穂先輩はベッドに沈み込むようにグッタリと脱力する。秘部からは精液が流れ出し、すでにビショビショになったシーツに白く染みを作っていた。

「ぁはぁっ、はぁっ……。」

美穂先輩は肩で息をしながら虚ろな目で天井を見つめている。

秋山が僕の方へ近づいてくる。

僕と目が合うと、ニヤリと笑って言った。

「次はお前の番だぞ。そこの元彼女としてみろよ。」

秋山は七海に目配せをしながら、嘲笑うように指示する。

先に困惑したのは七海だった。

「えっ!?…はい……。」

七海は一瞬だけ戸惑って返事をすると、すぐに白のブラウスのボタンへ手を掛けた。

きっと秋山のペニスを入れてもらえると思っていたのだろう、それが僕になったための落胆の表情が露わになっていた。

僕は秋山を睨んだが、彼は余裕の表情で僕の視線を受け止めるだけだった。

「七海…やめて……。」

力なく呟いた僕の言葉は、七海の耳には届かなかったようだ。

彼女は無表情のまま淡々と服を脱いでいく。

ブラジャーをスッと外すとスカートだけの姿で僕に擦り寄る。

僕は後ろ手に拘束されたままの為、七海の抱擁をかわす事ができない。

「ごめんね、こんな事したくないんだけど……命令だから。」

七海が耳元で囁く。その吐息がくすぐったくて思わず身じろぎしてしまう。

「私と、先輩とどっちがイイのかな?」

「それは……!」

僕は言い淀んでしまう。

「まあ、良いわ。せっかく久しぶりにするんだから、楽しみましょう?」

そう言うと、七海は僕の股間へと手を伸ばしてズボンの上から刺激し始めた。

「やめろっ……。」

僕は身を捩るが、七海の手は止まらない。そのままベルトをカチャカチャと弄ぶように外していく。

「あはっ。将吾、もう硬くなってるじゃない?」

七海が嬉々として言う。

「くっ、やめ…。」

僕は恥ずかしさのあまり目を逸らす。

「ほら、苦しそうだから外に出してあげようね?」

そう言って、パンツを少しズラしてペニスを露出させる。七海はそれを手で優しく包み込むと、ゆっくり上下に動かし始める。

「……うっ。」

僕は歯噛みするが、体は正直に反応してしまう。

「ん?気持ちいいの?」

七海が僕の顔を覗き込んでくる。

僕は恥ずかしさと情けなさでいっぱいだった。しかし、彼女の手の動きは徐々に激しくなっていく。

「将吾?まさか、もうイキそう?」

七海はそう言うと両手を使って一気に僕のモノを扱いていく。

「うっ、ぐぅ……。」

我慢しようとしたが、その限界はすぐに訪れようとしていた。しかし、そんな事はお構いなしと言った様子で七海が扱き続けると僕はあっさりと、それは呆気なくイカされてしまう。

「ダメだっ!出る!」

そう叫んだ瞬間、七海は僕のモノを口に含んでいた。

「んくっ!」

ビュクッと勢いよく射精した感覚があったが、七海はそのまま僕のペニスを吸い上げる。そして尿道に残った精子まで全て搾り取ると、ゴクリと喉を鳴らした。

「んふーっ。ちょっと早すぎるよ?」

七海は笑みを浮かべながら、口の端についた精液を指で拭って舐める。

付き合っていた時はフェラチオさえもしたことが無かった七海が、今、僕の精液を飲み干したのだ。

七海はそのまま僕を床に仰向け寝かせるとスカートを捲り上げて、その秘部を見せつける。

「じゃあ、続きをしましょう。」

そう言って、今射精したばかりの陰茎を刺激すると、情けなくも僕のペニスはヒクヒクと起き上がるのだった。

七海は僕の上に跨るとゆっくりと腰を降ろす。

「やめろ……。」

僕は力なく抵抗したが、七海は美穂先輩にニヤリと視線をやりながら、ゆっくりと挿入していく。

そして、勝ち誇った顔で言い放つ。

「ふふんっ、将吾は誰でもイイんだね。幻滅しちゃった。」

そしてゆっくりと根本まで僕のペニスを飲み込むと腰を動かし始める。

「くっ……。」

暖かくて、滑りのある陰部の感触がペニスを包み込む。

「どう?私の中は?」

七海が腰を前後に擦り合わせるたびにぴちゃぴちゃと卑猥な音が響く。

「やめ、て…くれ。」

そぅ言って抵抗するのでいっぱいだった…。

「嘘つき。こんなにガチガチにしておいて、説得力ないよ?」

七海は笑いながら、さらにペースを上げる。パンッパンッという音と共に七海の身体が激しく揺れる。

「あっ、ぅああぁっ……。」

「何その声?可愛いんだけど。」

七海はニヤリと笑うと、僕を抱きしめるように覆い被さってきた。

「ねぇ、キスしてあげようか?」

そう言って僕の唇を奪う。舌を入れてきたかと思うと、今度は首筋へと移動させ、強く吸う。何度も何度も恋人のようにそれを繰り返した。

「はむっ、ちゅぱ……。将吾?感じてるんでしょ?」

「くっ……、そんな、こと……。」

七海の赤く染まった顔を見ると、懐かしい思い出が蘇ってくる…。

「強がっちゃって。こんなにビクビクさせて、本当は嬉しいんでしょ?ずっと私の事想ってたくせにっ!」

七海の言ったことに、僕は図星だった。本当に僕は七海のことをひたすら思っていた。来る日も来る日もこんな事嘘だと、何度も思っていた。しかし…。

七海は腰を浮かせてピストン運動を再開する。僕の思考はだんだんと麻痺していく。ただ、されるがままに快楽に溺れそうになる。

「くぅっ……。」

「ほら、イキそうなんでしょう?イケば?私の中に出していいわよ?」

付き合っていた当時には、ゴムなしでの行為、ましてや中出しなど絶対に許すはずがなかった七海が、こんなに率先して射精を促すなんて……。

僕はそう思うと、なんとも言えない気分のまま射精感に襲われる。

「あ、七海っ…やめっ…。」

「んっ、私もイクから一緒にイこ……?」

七海の腰の動きが激しくなる。

白く綺麗な肌が真っ赤に染まっていく。

「くそぉっ……。」

僕はなす術もなく、七海の中で果ててしまった。

「あぁぁっ!私もイクッぅぅ!!」

七海はその刺激で体を震わせ一際高い声で喘ぐと、僕に被さって脱力する。

「はぁっ、はぁ……。将吾の、中でドクンドクンいってる……。」

七海はうっとりとした表情で言うと、ゆっくりとペニスを引き抜いた。

「ふふっ、いっぱい出たね。」

そう言って七海は僕の頬に軽くキスをすると、僕から離れていく。

「ごめんなさい、美穂先輩?将吾くん食べちゃいました。」

そう言うと七海は再びスカートを捲り上げ、太ももを伝い垂れる白濁液を見せつける。

僕の位置からではベッド上にいる美穂先輩が見えない。

いったいどんな顔をしているのだろうか?

きっと幻滅しているだろう…。

僕は美穂先輩を裏切ってしまった気持ちで胸が苦しくなる。

「これは傑作だなぁ!おぃっ!美穂?お前の彼氏の顔見てみろ!」

七海はクスクスと笑いながら、僕の上体を美穂先輩に見えるように起こして見せる。

「……さ…ないわ。」

美穂先輩が小さく呟いていたが、それに対して秋山が大声で威圧する。

「…はぁ!?聞こえねぇよっ!」

美穂先輩は秋山の言葉を無視してゆっくりと起き上がり僕の元に近付く。

そのままスッと僕を抱きしめ、先輩の手が僕の拘束具に伸びると手が自由になる。

手錠が解錠されたのだ。

そのまま美穂先輩は静かに言葉を発した。

「七海さん、私は貴方を許さないわよ……。」

その声は、今まで聞いた美穂先輩のどの声とも大きく違う。怒りのこもった声だった。

「えっ。私、嫌われちゃったかな?せっかく生セックスまでしてあげたのに。」

七海はキョトンとした顔で美穂先輩に視線を向けたが、彼女はすでに七海を視界には入れていなかった。

「秋山くん?約束通り将吾は返してもらうわよ…。」

美穂先輩は秋山にも冷たい視線を向けると、僕の手を握り引っ張って立ち上がらせる。

すると秋山の顔が大きく歪む。

「好きにしやがれっ!クソがっ!」

秋山はそう言うと、美穂先輩の服を投げつけて、引き攣る様に話を続ける。

「まぁ、また機会があればよろしく頼むぜ。…七海っ!こっちに来いっ!」

七海はそう言われて、頭に「?」を浮かべながらトコトコとベッドに上がると、シーツのシミをみて声をかける。

「しかし、すごいイキ潮ですね。ただのど変態じゃないですか。」

七海は美穂先輩を執拗に罵っては嘲笑う。

「そんな開発されてて、よく平気でいられますね。ずっとイキっぱなしだったくせにっ!」

そんな七海の言葉を無視して、美穂先輩は僕に向き直ると優しく微笑んだ。

「将吾……。助けるのが遅くなってごめんなさいね…。」

そう言って僕を再び抱きしめた。

「……先輩、どうして?」

「帰りながら、話しましょう?」

そう言うと、美穂先輩は僕の手を引くと、玄関に向かい歩き出した。

「ちょっと二人とも待ちなさいよ!」

七海が大声で叫ぶが、すぐに秋山に静止される。

「うるさいぞ、七海。」

「……はい。」

そんな言葉を背中で聞きながら僕たちは秋山のマンションから無事抜け出した。

すでに外はすっかり夜の街になっていた。

美穂先輩は安心からか、涙をポロポロ流しながら僕を抱き寄せてキスをした。

「んっ……。」

「んぅ……。」

「怖かった……」と言いながら何度も口付けをする。僕もそれに答えるように、先輩を強く抱き締めた。

しばらくすると落ち着いたのか、少し恥ずかしそうにして、僕の耳元で囁いた。

「ごめんなさい……。私もね、本当は嫉妬していたの……。将吾くんも興奮してたんでしょ?」

「えぇ……。」

僕は正直に答えた。あれだけ激しく秋山に行為をされたのだ。感じてしまって当然だろう……。

「だからね……私も我慢できなくなっちゃって……。」

「すみません……。」

僕には何も言う資格はないのだ。ただ、美穂先輩に対して不甲斐ない姿を見せた自分がツラかった。

「いいの……。だから……帰ったら、抱いてくれる?」

美穂先輩は顔を赤くして、ニコりと笑ってきた。

「はい。もちろんです。」

僕は即答した。

「ふふっ、ありがとう。じゃあ行きましょうか。」

そう言うと、美穂先輩は僕の腕に絡みつくようにして密着してくる。

「先輩?あの……。」

「ん?なぁに?」

僕は単純な疑問を投げかけた。

「どうして、美穂先輩が手錠の鍵を?」

すると、美穂先輩は秋山との事の顛末を話し始めた。

秋山との関係から順に。

「お金の、貸し借りの話でね。私が秋山からお金を借りてたの。その流れで……私は秋山から借金がある内は、言いなりになる事を秋山から命じられてたの。」

美穂先輩は淡々と語り始める。

話の筋としては、一年ほど前に友達の借金を肩代わりする事になり関係を持ち始めたと言うことらしい。

「毎月返済のたびにセックスをしたわ。全身隅々まで快楽を叩き込まれた…。でも、毎月きちんと返して、やっと今月全額返済したのよ?」

その額は50万。毎月5万の返済を一年間きっちり続けて、今日で12ヶ月。

高利な気はするが、そう言った経緯が今回の裏の話だった。

「だから…今日のセックスは私への戒め。これで君に嫌われたなら、それが私への罰だと思うの。」

あまりに一方的な戒めで、僕は納得は行かなかった。…罰を受けるべきは美穂先輩ではなく、その友達であるべきなのに。

「秋山は私に対する最後の命令に、私と貴方を互いにセックスさせ合うことで、私を傷つけて解放したわけよ。」

美穂先輩は一通り話し終えて、僕を見た。

「だから謝るべきは将吾くんじゃなくて、私。私の都合で今日、君を巻き込んだのよ。」

僕はこの顛末があまりに理不尽な話だと怒りが沸くが、それは秋山と美穂先輩との個人的な話だ。僕なんかが、この件にとやかく言うのは筋違いだが、やはり聞いてしまった。

「そんなの、踏み倒せば良かったじゃないですか。いつまた脅されるかも分かったものじゃない!」

美穂先輩は僕の意見に頷き答えた。

「いいえ。後腐れがない方が、何かと良いでしょ?ケリはちゃんとつけないとね。」

そう言うと、美穂先輩は笑いながら僕の頭を撫でた。

「…ところで、七海さんとはお話出来たのかな?」

覗き込むように僕を見る美穂先輩に、僕は少し笑顔で答えた。

「とりあえず……ケリはついたと思います。」

僕のそんな表情を見て、美穂先輩はやっといつもの優しい笑顔を見せると

「それなら、良いんだ。」

と笑って言った。

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